JPH09301224A - 車体のルーフ構造 - Google Patents

車体のルーフ構造

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Publication number
JPH09301224A
JPH09301224A JP14359396A JP14359396A JPH09301224A JP H09301224 A JPH09301224 A JP H09301224A JP 14359396 A JP14359396 A JP 14359396A JP 14359396 A JP14359396 A JP 14359396A JP H09301224 A JPH09301224 A JP H09301224A
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JP
Japan
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roof
vehicle body
panel
vehicle
rail
Prior art date
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Pending
Application number
JP14359396A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Soga
清 曽我
Toshihiro Miyamoto
敏浩 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体ルーフの造形上の自由度を確保し、簡単
な製造装置を用いて組み立て可能であって、車体造形の
バリエーションにも容易に対応することのできる車体の
ルーフ構造を提供する。 【解決手段】 車体のルーフ5は、ルーフ主体部49と
ルーフフロント50、及びルーフリヤ51で構成され
る。ルーフ主体部49は、車体前後方向に長尺状である
複数のルーフパネル54を、車幅方向に複数枚連結して
構成されている。各ルーフパネル54は、アルミ製の押
し出し成形材であって、外板と内板とを一体に有する中
空状のパネルからなる。ルーフ主体部49の前端部に
は、チャンネル部材59とルーフフロント50の後端部
が固着されている。ルーフ主体部49の後端部には、チ
ャンネル部材60とルーフリヤ51の前端部が固着され
ている。ルーフフロント50とルーフリヤ51とは、プ
レスにより三次元曲面を有する形状に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワンボックスカー
やバス等の比較的多数の乗員席を有する車体のルーフ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体のルーフ構造としては、図1
8、19に示すものが提案されている(実開平7−22
888号公報参照)。この車体のルーフ101は、車体
前後方向に延在する複数のルーフパネル102を、車幅
方向にいおいてリベット103により連結して構成され
ている。各ルーフパネル102は、アルミ製の押し出し
成形材であって外板104の端部がユ形とこのユ形に対
向するクランク形に形成され、垂直面108と水平板面
106が一体的に形成されており、該水平板面106が
互の接合部として用いられ、かつ、該水平板面106の
下面側は、リベット105により車幅方向に延在するル
ーフボウ107の上面107aに結合されている。ま
た、両側部のルーフパネル102、及びルーフボウ10
7の側端部は、ルーフサイドレール108を介して、車
体の側部に支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来構造にあっては、外板104を有する押し出し
成形材からなるルーフパネル102により、ルーフ10
1の外観が形成される。したがって、該ルーフ101の
外観は、平板状であって二次元的とならざるを得ず、車
体におけるルーフの造形上の自由度が抑制されてしま
う。
【0004】また、ルーフ101の幅や前後長が異なる
バリエーションの車体を製造するに際しては、ルーフパ
ネル102の結合枚数や幅及び前後長を変更すれば、外
板104の幅や前後長を当該バリエーションに対応させ
ることは可能である。しかし、さらに別部材であるルー
フボウ107の長さを変更しなければならないことか
ら、バリエーションへの対応が必ずしも容易ではない。
【0005】さらに、ルーフパネル102は外板104
の端部に垂直面108と水平板面106が一体に形成さ
れているが、大部分は外板104のみを有する板状の部
材であり、板厚を厚くしないとそれ自体姿勢維持能力を
有してはいない。したがって、ルーフ101の組み立て
に際しては、板状であってそれ自体姿勢維持能力を有し
ていない各部材を治具により姿勢保持しつつ結合作業を
行わなければならない。このとき、内板106はルーフ
101の全面に亙る大型の部材であることから、この大
型を部材を組み付けに用いられる治具等の製造装置が大
掛かりになって、設備コストが増大する一因となる。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、車体ルーフの造形上の自由度を確
保し、簡単な製造装置を用いて組み立て可能であって、
車体造形のバリエーションにも容易に対応することので
きる車体のルーフ構造を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、車体のルーフを、前端部分と後端
部分とを除く部分からなるルーフ主体部と、前記前端部
分を形成するルーフフロント、及び前記後端部分を形成
するルーフリヤとで構成し、前記ルーフ主体部を車体前
後方向に延在し内板と外板とを一体に有する中空状の押
し出し成形材からなるルーフパネルを連結して構成する
とともに、前記ルーフフロントと前記ルーフリヤとを金
型を用いた成形法により形成してある。
【0008】かかる構成において、押し出し成形材から
なるルーフパネルは内板と外板とを一体に有しており、
よって、それ自体姿勢保持能力を有している。したがっ
て、この押し出し成形材を連結してルーフ主体部を組み
立てる際、姿勢保持するための複雑且つ大型の製造装置
は不要となる。また、ルーフ主体部を構成するルーフパ
ネルの連結枚数や幅あるいは長さを増減させることによ
り、幅及び前後長が異なる車体を容易に製造することが
できる。
【0009】一方、ルーフフロントとルーフリヤとは、
プレス等の金型を用いた成形法により形成されることか
ら、板状であって姿勢保持能力を有してはいない。しか
し、ルーフフロントとルーフリヤとは、ルーフの前端部
分と後端部分を構成する小型の部材であることから、ル
ーフ主体部への組み付け時に、必要となる姿勢保持する
為の治具等からなる製造装置も小型であって、大型の製
造装置が必要となることはない。また、車体のルーフに
おいては、その前端部分と後端部分とが目につき易く、
ルーフの造形上最も重要視される部分である。したがっ
て、このルーフの造形上最も重要視される部分であるル
ーフフロントとルーフリヤとが、金型を用いた成形法に
よって複雑な形状に形成可能であることにより、ルーフ
主体部が押し出し成形材を連結した単純な形状であって
も、造形上の自由度を確保して、三次元曲面を重要視さ
れる部分を有するルーフを得ることが可能となる。
【0010】また本発明は、前記ルーフ主体部の両側部
に、車体前後方向に延在する中空状の押し出し成形材か
らなるルーフサイドレールを結合するようにした。よっ
て、車体の前後長を増減させた際、これに応じた長さに
ルーフレールを切断して組み付ける簡単な製造工程によ
り、車体前後長の変更に対応することができる。また、
標準ルーフの車両以外にハイルーフタイプの車両を生産
する場合、車体の左右ボディサイドは、上端部がやや車
体の中心方向に傾倒していることから、左右ボディサイ
ドの上下寸法を増大させるに従って、ルーフの全幅を僅
かに減少させる必要がある。このときには、標準ルーフ
時に用いたものよりも幅寸法が僅かに少ないルーフサイ
ドレールを用いる簡単な設計変更により、標準ルーフか
らハイルーフへの対応が可能となる。
【0011】さらに本発明は、前記ルーフパネルの内板
に、内装部品を装着するための係止リブを一体に形成す
るようにした。よって、別途ブラケットを用いず部品点
数の削減を図りつつ、ルームランプ、スピーカ、クーラ
ダクト等の内装部品の取り付けが可能となる。また、一
体的に形成された係止リブが補強リブとしても機能する
ことにより、ルーフパネルの剛性が更に高められ、ルー
フボウを用いることなく、所定のルーフ剛性が確保され
る。
【0012】また本発明は、前記ルーフフロントとルー
フリヤとを、プレス成形されたパネルを接合して閉断面
形状に形成してある。したがって、ルーフフロントとル
ーフリヤとが、ルーフの前部と後部の骨格部材であるフ
ロントレールとリヤレールとに兼用されることとなり、
部品点数の削減を図りつつ所要の剛性が確保される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1に示すように、この実施の形態
にかかる車体1は、バス型であって、車体1の床面を形
成するフロア部2と、車体1の左右側面を形成する左右
ボディサイド3,4、及び車体1の上面を形成するルー
フ5、車体1の前壁を形成するボディフロント6、及び
後壁を形成するボディリヤ7とにより、客室8が隔成さ
れる。
【0014】前記フロア部2は、車体前後方向に延在す
る左右一対のサイドメンバ9,9と、車幅方向に延在す
る複数のクロスメンバ10・・・等で構成されている。
また、左側部には、ステップ11、収納庫12,12が
設けられており、各メンバ9,10上には図示しないフ
ロアパネルが敷設される。
【0015】前記左ボディサイド3は、前記ステップ1
1に対応する部位に、図2に示すように、乗降用開口部
13が設けられているとともに、複数の下窓部14・・
・と上窓部15・・・とが上下に設けられている。下窓
部14・・・の下部には、乗降用開口部13を挟んで前
後に延在する左ボディサイド主体部16が設けられてい
る。該左ボディサイド主体部16は、図3に示すよう
に、下部ボディサイドパネル17と上部ボディサイドパ
ネル18とを、相対向する上下端部に設けられた嵌合部
19にて結合させて構成されている。この両ボディサイ
ドパネル17、18は、アルミ製の押し出し成形材から
なり、外板20と内板21とを一体に有する中空状のパ
ネルからなる。
【0016】下部ボディサイドパネル17の下端部に
は、一般部よりも大きな容積空間を有する厚肉部22が
その全長に亙って形成されており、該厚肉部22を前記
フロア部2の側部に固定されたブラケット23にボルト
固定することにより、左ボディサイド3は、フロア部2
の左側部に結合されて起立している。上部ボディサイド
パネル18には、その上端部に、ロアスライドガラス3
1を摺動自在に支持するサッシュ溝24が形成されてい
るとともに、内板21の上部に一対の係合溝25a,2
5bが全長に亙って平行に形成されている。該係合溝2
5a,25bには、ウェストレール26に設けた係合爪
が係着されているとともに、該係合溝25a,25bに
は接着剤が充填され、ウェストレール26が内板21の
上部に固着されている。該ウェストレール26もアルミ
製の押し出し成形材からなり、上面には、適宜の間隔を
おいて挿入穴29が設けられ、各挿入穴29には、下窓
部14と上窓部15の前側縁又は後側縁を形成する連結
部材30の下端部が挿入固定されている。
【0017】また、図2に示すように、この左ボディサ
イド3の前端部と後端部には、上下方向に延在するフロ
ントエンドピラー40とリヤエンドピラー41が結合さ
れており、乗降用開口部13の前縁部と後縁部には、同
様に上下方向に延在する一対のセンターピラー42,4
2が結合されている。これら各ピラー40,41,42
もアルミ製の押し出し成形材からなり、上端部において
は前記連結部材30と同一高さであり、上部はフロア部
2の側部に図外のブラケットを介して結合されていると
ともに、下端部は前記下部ボディサイドパネル17の下
縁よりも下方に延設されている。
【0018】前記センターピラー42,42の下端部に
は、サイドシル33が架橋され、各連結部材30と各ピ
ラー40,41,42の上端部には、この左ボディサイ
ド3の全長に亙って前後方向に延在するルーフサイドレ
ール34が結合されている。該ルーフサイドレール34
もアルミ製の押し出し成形材からなり、図6にも示すよ
うに、客室8の中央方向に湾曲した中空部35を有す
る。そして、客室8側の端部には段部36とフランジ3
7とが一体に形成され、また、下端部の外部側にはサッ
シュ溝38が形成されている。
【0019】また、内部側には凸条66が形成されてお
り、該凸条66には所定の間隔をおいて組み付け穴65
が設けられている。そして、対応する組み付け穴65に
連結部材30又は各ピラー40,41,42の上端部を
差し込んで、図示しないボルトで固定することにより、
各連結部材30と各ピラー40,41,42の上端部
は、ルーフサイドレール34に結合されている。
【0020】なお、フロントエンドピラー40は、ルー
フサイドレール34および後述のフロントレール62
に、図17に示すように、コーナジョイント90を介し
てボルトで固定しても良い。該コーナジョイント90
は、下方向、車体中心方向、後方向に突出延在し、フロ
ントエンドピラー40の上開口端、フロントレール62
の左右開口端、ルーフサイドレール34の前開口端に挿
入される固定部91,91,91が形成されている。リ
ヤエンドピラー41も同様なコーナジョイントによっ
て、ルーフサイドレール34と後述のリヤレール64に
ボルト固定しても良い。92はボルト挿通穴、93は車
室内側からフロントエンドピラー40とフロントレール
62を結合するブラケットである。
【0021】さらに、ルーフサイドレール34の下部に
は、図2、図3に示すように、これと平行に延在する中
間サッシュ39が配置されている。該中間サッシュ39
は、各連結部材30と両センターピラー42,42の車
室外面に結合されているとともに、フロントエンドピラ
ー40の後面とリヤエンドピラー41の前面とに図外の
固定部材を介して結合されている。この中間サッシュ3
9の下面と上面とには、各々サッシュ溝43a,43b
が形成されている。そして、下面側のサッシュ溝43a
と前記上部ボディサイドパネル18に形成されたサッシ
ュ溝24とに、下窓部14を開閉するロアスライドガラ
ス31が摺動自在に支持され、上面側のサッシュ溝43
bと前記ルーフサイドレール34に形成されたサッシュ
溝38とに、上窓部15を開閉するアッパスライドガラ
ス44が摺動自在に支持される。
【0022】また、下部ボディサイドパネル17の下端
部であって、フロントエンドピラー40と前部のセンタ
ーピラー42との間、及び後部のセンターピラー42と
リヤエンドピラー41との間には、各々スカート部材4
5,45が取り付けられており、各スカート部材45,
45にはホイルアーチ部46が形成されている。スカー
ト部材45の一部は前記収納庫12の扉45a,45a
として機能するように、前記フロア部2に開閉可能に取
り付けられている。
【0023】一方、前記右ボディサイド4は、図4に示
すように、前部にドライバー用の乗降用開口部47が設
けられているとともに、複数の下窓部14・・・と上窓
部15・・・とが設けられている。下窓部14・・・の
下部には、乗降用開口部47より後方に延在する右ボデ
ィサイド主体部32が設けられている。該右ボディサイ
ド主体部32は、前述の図3に示した左ボディサイド主
体部16と同様の構成からなる。また、右ボディサイド
4の前端部と後端部には、同様に上下方向に延在するフ
ロントエンドピラー40とリヤエンドピラー41が結合
されており、乗降用開口部47の後縁部にはフロントピ
ラー48が配置されている。そして、右ボディサイド主
体部32は、後端部においてはリヤエンドピラー41の
前面に結合され、前端部においては、フロントピラー4
8の後面に結合されている。
【0024】すなわち、右ボディサイド4は、前述した
左ボディサイド3とは、乗降用開口部13,47が設け
られている位置が車体前後方向において異なるのみであ
り、これに伴ってピラーの構成や連結部材30の数、あ
るいはスカート部材45の形状が異なる。しかし、他の
構成は左ボディサイド3と同様であって、ウェストレー
ル26、ルーフサイドレール34、中間サッシュ39等
が設けられている。
【0025】他方、ルーフ5は、図5に示すようにルー
フ主体部49とルーフフロント50、及びルーフリヤ5
1等で構成される。ルーフ主体部49は、図6に明示す
るように、車体前後方向に長尺状である複数のルーフパ
ネル54を、車幅方向に複数枚連結して構成されてい
る。各ルーフパネル54は、アルミ製の押し出し成形材
であって、外板52と内板53とを一体に有する中空状
のパネルからなり、嵌合部55にて相互に結合されてい
る。したがって、ルーフパネル54の剛性を高め、ルー
フ主体部49の剛性が高められ、左右のルーフサイドレ
ール34,34間に配されるルーフボウを用いることな
く、所定のルーフ剛性を確保することができる。さら
に、いずれかのルーフパネル54に損傷が生じた場合に
は、当該損傷が生じたルーフパネル54のみ交換すれは
よいことから、修繕を容易且つ短時間で行うことも可能
となる。また、両側端部に位置するルーフパネル54に
は、前記ルーフサイドレール34の段部36とフランジ
37とにボルト結合される固定片57,58が形成され
ている。
【0026】さらに、各ルーフパネル54の内板53に
は、前記客室8側に配置されるルームランプ、スピー
カ、クーラダクト等の内装部品や内張りを装着するため
係止リブ56が一体形成されている。よって、別途ブラ
ケットを用いず部品点数の削減を図りつつ、ルームラン
プ、スピーカ、クーラダクト等の内装部品や内張りの取
り付けが可能となる。また、一体的に形成された係止リ
ブ56が補強リブとしても機能することにより、ルーフ
パネル54の剛性延いてはルーフ主体部49の剛性が高
められ、ルーフボウを用いることなく、所定のルーフ剛
性を更に高めることができる。
【0027】また、ルーフ主体部49の前端部には、図
7に示すように、アルミ製の押し出し成形材からなるチ
ャンネル部材59が嵌合されて、ボルト&ナット70に
より係止リブ56に固定されている。該チャンネル部材
59及び外板52には、前記ルーフフロント50の後端
部がリベット71により固着されている。このルーフフ
ロント50は鋼板からなり、プレスにより三次元曲面を
有する形状に形成されている。さらに、ルーフ主体部4
9の後端部にも、図8に示すように、アルミ製の押し出
し成形材からなるチャンネル部材60が嵌合されて、ボ
ルト&ナット70により係止リブ56に固定されてい
る。該チャンネル部材60及び外板52には、前記ルー
フリヤ51の後端部がリベット71により固着されてお
り、このルーフリヤ51も鋼板からなり、プレスにより
三次元曲面を有する形状に形成されている。
【0028】なお、該チャンネル部材59,60は、閉
断面に形成された中空部59a,60aの後面にチャン
ネル形状に開口する嵌合溝59b,60bとが形成さ
れ、嵌合溝59b,60bでルーフパネル54の端部と
当接し、組付時、組付後もルーフパネル54,54相互
のズレ(動き)を押さえ、位置決めの作用を有するとと
もに、その左右両端がルーフサイドレール34,34に
固定され、従来のルーフボウが持つ作用を有し、車幅方
向の力を支えるとともにルーフ5を支える部材として、
ルーフ主体部49を更に補強し形状保持、強度向上に寄
与する。
【0029】前記ボディフロント6は、図9に示すよう
に前部パネル61とフロントレール62とで構成され
る。前部パネル61は、鋼製であってプレス成形されて
おり、両端部は前記左右ボディサイド3,4のフロント
エンドピラー40,40に結合される。フロントレール
62は、アルミ製の押し出し成形材からなり、図7に示
したように、その前面上部62aに前記ルーフフロント
50の前端部がリベット71により固定され、左右両端
部はフロントエンドピラー40,40の上端部に結合さ
れる。
【0030】ボディリヤ7は、図10に示すように後部
パネル63とリヤレール64とで構成される。後部パネ
ル63は、鋼製であってプレス成形されており、左右両
端部は前記左右ボディサイド3,4のリヤエンドピラー
41,41に結合される。リヤレール64は、アルミ製
の押し出し成形材からなり、図8に示したように、その
後面上部64aに前記ルーフリヤ51の後端部がリベッ
ト71により固定され、両端部はリヤエンドピラー4
1,41の上端部に結合される。
【0031】以上の構成にかかる本実施例において、こ
の車体1を製造するに際しては、各々の組立ステーショ
ンにて、フロア部2、左ボディサイド3、右ボディサイ
ド4、ルーフ5を組み立てる。このとき、左右ボディサ
イド3,4の組立ステーションにおいては、スカート部
材45および窓ガラス、ドアを除く全ての部材を結合し
て、乗降用開口部13,47、下窓部14、上窓部15
を有する左右ボディサイド3,4を完成させる。
【0032】また、ルーフ5の組立ステーションにおい
ては、複数のルーフパネル54を嵌合部55にて接着
剤、シール材を付与し、嵌合して連結することにより、
ルーフ主体部49を組み立てる。このとき、ルーフパネ
ル54は、中空状のアルミ製押し出し成形材からなり、
それ自体姿勢保持能力を有していることから、連結に際
して各ルーフパネル54を姿勢保持するための複雑且つ
大型の製造装置は不要となり、設備コストの低減を図る
ことができる。
【0033】そして、各ルーフパネル54を連結してル
ーフ主体部49を組み立てたならば、該ルーフ主体部4
9の後端部と前端部とにチャンネル部材59,60を接
着剤、シール材を付与し嵌合して、係止リブ56側にて
ボルト&ナット70にて固定する。
【0034】このようにして、各々の組立ステーション
で、フロア部2、左ボディサイド3、右ボディサイド
4、ルーフ5の組み立てが完了したならば、左ボディサ
イド3、右ボディサイド4、ルーフ5を、フロア部2の
組立ステーションに移送する。そして、予めフロア部2
の側部に固定されているブラケット23に、下部ボディ
サイドパネル17の下端部に形成された厚肉部22をボ
ルトし、且つ各ピラー40、41、48の下部を固定す
ることにより、フロア部2と左右ボディサイド3、4と
を結合する。これにより、左右ボディサイド3、4は、
フロア部2の両側部に立設される。
【0035】次に、ルーフ5を吊り下げ支持して、起立
状態にある左右ボディサイド3、4上に載置し、ルーフ
サイドレール34の段部36とフランジ37上に、ルー
フ主体部固定片57,58を合致させ、両者をボルト結
合する。この際、ボルト結合の前に、接着剤、シール材
を段部36に、接着剤をフランジ37に付与する。これ
により、車体1は、フロア部2、左ボディサイド3、右
ボディサイド4、ルーフ5が連結されて、四面を有する
角筒状となって、姿勢保持可能な状態となる。
【0036】引き続き、フロントレール62の両端部を
フロントエンドピラー40,40の上端部に固定すると
ともに、リヤレール64の両端部をリヤエンドピラー4
1,41の上端部に固定する。次に、ルーフフロント5
0の前端部をシール材を介入させリベット71にて、チ
ャンネル部材59とともに外板52に固定し、フロント
レール62にルーフフロント50の前端部をリベット7
1にて固定する。さらに、ルーフリヤ51の前端部をシ
ール材を介入させリベット71にてチャンネル部材60
とともに外板52に固定し、リヤレール64にルーフリ
ヤ51の後端部をリベット71にて固定する。なお、ル
ーフフロント50の前端部のリベット71固定部、ルー
フリヤ51の後端部のリベット71固定部は、それぞれ
フロントガラス72、リヤガラス73を接着固定する際
のフィニッシャーで覆われてシールされる。
【0037】このとき、ルーフフロント50とルーフリ
ヤ51とは、プレスにより形成されることから、板状で
あって姿勢保持能力を有してはいない。しかし、ルーフ
フロント50とルーフリヤ51とは、ルーフ5の前端部
分と後端部分を構成する小型の部材であり、さらに、姿
勢保持能力を有して、その外形の形状一定であって、ボ
ルト、リベット等の挿通穴位置が定位置となるルーフ主
体部49、チャンネル部材59、60とフロントレール
62、リヤレール64間に固定することから、ルーフ主
体部32への組み付け時に、必要となる姿勢保持する為
の治具等からなる製造装置も小型であって、大型の製造
装置が必要となることはない。
【0038】また、ルーフ5においては、その前端部分
と後端部分とが目につき易く、ルーフの造形上最も重要
視される部分である。したがって、このルーフ5の造形
上最も重要視される部分であるルーフフロント50とル
ーフリヤ51とがプレス成形によって複雑な形状に形成
可能であることにより、ルーフ主体部32が押し出し成
形材を連結した単純な形状であっても、造形上の自由度
を確保して三次元曲面を重要視される部分に有するルー
フ5を得ることが可能となる。
【0039】そして、前部パネル61と後部パネル63
の両端部を、各々フロントエンドピラー40,40と、
リヤエンドピラー41,41とに結合させる。しかる
後、スカート部材45を装着し、ロアスライドガラス3
1、アッパスライドガラス44を組み付け、フロンガラ
ス72、リヤガラス73を接着固定し、乗降用開口部1
3,47にドアを配置する等の必要部品の組み付けを行
って、車体1を完成させる。なお、前記ルーフフロント
50、ルーフリヤ51の取付、前部パネル61の取付、
あるいはフロントガラス72、リヤガラス73の取付
は、ルーフ下に設ける空調ユニット、車体前部に設ける
計器盤はペダル装置の取付後に行って良い。
【0040】かかる完成された車体1にあっては、ルー
フ5においてスポット痕がないことから、高層ビルから
見下ろした際等において品質感のある外観が得られる。
また、ルーフパネル54は中空状であって外板52と内
板53との間に空気層が介在することから、該空気層に
よる断熱効果が得られ、室温維持や結露防止に有効とな
る。
【0041】また、この種バス型車両にあっては、標準
タイプとともに、短尺タイプ、長尺タイプ、幅狭タイ
プ、幅広タイプ、ハイルーフタイプ、図示した下窓部1
4と上窓部15とを有するハイデッカータイプ等のバリ
エーションが生産される。そして、標準タイプを生産す
る場合には、各ピラー40,41,42及び連結部材3
0の上方向の長さを、図示した中間サッシュ39までと
するとともに、該中間サッシュ39を用いることなく、
当該位置にルーフサイドレール34を横設する。これに
より、上窓部15がなく、下窓部14のみがある標準タ
イプの車体が得られる。
【0042】また、引違い窓ではないタイプ、例えば接
着またはウエザーストリップによる固定窓や一端がヒン
ジにより回動可能に取り付けられ他端が開閉されるヒン
ジ窓あるいは下窓部14が引違い窓で上窓部15が固定
窓のように、各種タイプの窓にする場合も、上部サイド
パネル18、ルーフサイドレール34のそれぞれ上端形
状、下部形状および中間サッシュ39の有無あるいは中
間サッシュ39の形状を変えたものに変更することによ
り対応することができる。したがって、本実施の形態の
引違い窓に限らず、固定式やヒンジ開閉式窓の車体にも
用いることができる。
【0043】また、短尺タイプ及び長尺タイプの車両を
生産する場合には、車体前後方向に延在する下部ボディ
サイドパネル17、上部ボディサイドパネル18、中間
サッシュ40、ルーフパネル54となる押し出し成形材
を、短尺タイプ及び長尺タイプに対応する長さに切断し
て用いればよい。さらに、幅狭タイプ及び幅広タイプの
車両を生産する場合には、ルーフパネル54の連結枚数
を増減させ、あるいは幅(車体の幅寸法)を増減させる
ことにより、あるいはルーフサイドレール34の幅(車
体の幅方向)寸法を増減させることにより、容易に対応
することができる。
【0044】さらに、ハイルーフタイプの車両を生産す
る場合には、ボディサイドパネル17,18の枚数を増
加させ、あるいは幅(車体上下方向寸法)を増大させ、
若しくは各ピラー40,41,42と連結部材30の長
さ(車体上下方向寸法)を増大させることにより、容易
に対応することができる。
【0045】しかし、車体1の左右ボディサイド3,4
は、上端部がやや車体1の中心方向に傾倒していること
から、左右ボディサイド3,4の上下寸法を増大させる
に従って、ルーフ5の全幅を僅かに減少させる必要があ
る。このときには、図11に示すように、標準ルーフ車
NRに用いた幅寸法LHからなるルーフサイドレール3
4よりも僅かに少ない幅寸法LNからなるルーフサイド
レール34を、ハイルーフ車HRに用いる簡単な設計変
更により、ハイルーフ車HRへの対応が可能となる。
【0046】なお、このとき、ルーフサイドレール34
は同じ部材を用い、車体中央に位置するルーフパネル5
4に、僅かに少ない幅の押し出し成形材を用いることで
対応しても良い。
【0047】図12は、本発明の第2の実施の形態にか
かるルーフパネル54の嵌合部55の構成を示すもので
ある。すなわち、ルーフパネル54の一側部には、凹部
75が形成され、他側部にはこの凹部75と嵌合する凸
部76が形成されているとともに、凹部75の下片部7
5aを受容する溝77が形成されている。さらに、ルー
フパネル54,54の内板53は、凹部75と凸部76
とが嵌合し下片部75aが溝77に受容された状態で、
相互に接面するフランジ78,78が形成され、該フラ
ンジ78,78にボルト79を挿通し、該ボルト79に
ナット80を螺合することにより、隣接するルーフパネ
ル54が結合されている。かかる実施の形態によれば、
隣接するルーフパネル54が凹部75と凸部76との嵌
合、下片部75aと溝77との嵌合、及びフランジ7
8,78での締結によって、複数の要素により結合され
ることから、ルーフパネル54の結合強度を高めること
ができる。
【0048】なお、75b,75aは互に係合する係合
爪であり、凹部75と凸部76の間には接着剤、シール
材を付与し、嵌合する。
【0049】図13、14は、本発明の第3の実施の形
態にかかるルーフフロント50の構成を示すものであ
る。この実施の形態にかるルーフフロント50は、プレ
スにより後端縁が直線状に、前端縁が湾曲状に形成され
ており、前端部の下部には断面略クランク状のブラケッ
ト81が溶接されている。一方、フロントレール62
は、ルーフフロント50の前端縁に沿った湾曲状であっ
て、中空状のアルミ製の押し出し成形材からなり、後端
面には水平状に突出する支持片82が形成されている。
【0050】そして、ルーフフロント50は、後端部に
おいては、前述の実施の形態と同様に、シール材を挟ん
でチャンネル部材59とともに、リベット71によりル
ーフパネル54の外板52に固定され、前端部において
は前記ブラケット81にて、フロントレール62の支持
片82にボルト&ナット70により固定されている。ま
た、ルーフフロント50の前端部とフロントレール62
との間には、該フロントレール62に形成された段部6
2a上に載置され、且つルーフフロント50の前端に形
成された垂下フランジ50aを受容したシール材83が
介挿されている。
【0051】かかる実施の形態のように、ルーフフロン
ト50の前端縁の曲率に応じて、フロントレール62を
湾曲状に押し出し成形することにより、車体の前端部が
湾曲上の造形を採用する場合であっても、これに対応す
ることができる。
【0052】図15、16は、本発明の第4の実施の形
態にかかるルーフフロント50の構成を示すものであ
る。この実施の形態にかるルーフフロント50は、各々
プレス成形されたアウタパネル85とインナパネル8
6、及びチャンネルパネル87を結合して閉断面形状に
形成されている。このルーフフロント50は、チャンネ
ルパネル87をルーフパネル54の前端部にシール材を
介挿して嵌合させるとともに、チャンネルパネル87と
インナパネル86との接合フランジ89をボルト&ナッ
ト70で、係止リブ56に固定することにより、ルーフ
パネル54に後端部を結合されている。また、前端部に
設けられたアウタパネル85とインナパネル86との接
合フランジ88に、前記フロントガラス72の上端部が
接着固定される。すなわち、この実施の形態において
は、ルーフフロント50が前記フロントレール62を兼
用する構成であり、これにより、フロントレール62を
不要にして部品点数の削減を図ることができる。
【0053】なお、図13、14及び図15、16に示
した第3及び第4の実施の形態においては、ルーフフロ
ント50に適用した場合を示したが、同一の構成をルー
フリヤ51に適用できることは勿論である。また、各本
実施の形態においては、ルーフフロント50、ルーフリ
ヤ51、前部パネル61、後部パネル63を鋼製であっ
てプレス成形したものを示したが、樹脂を用いて射出成
形するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、車体ルー
フの前端部分と後端部分とを除く部分からなるルーフ主
体部を、内板と外板とを一体に有する中空状の押し出し
成形材からなるルーフパネルを連結して構成し、前端部
分と後端部分を構成するルーフフロントとルーフリヤと
を、金型を用いた成形法により形成するようにした。よ
って、ルーフパネルはそれ自体姿勢保持能力を有してい
ることから、このルーフパネルを連結してルーフ主体部
を組み立てる際、姿勢保持するための複雑且つ大型の製
造装置は不要となり、これにより設備コストの低減を図
ることができる。また、ルーフ主体部を構成するルーフ
パネルの連結枚数や幅あるいは長さを増減させることに
より、幅及び前後長が異なる車体を容易に製造すること
ができ、車体のバリエーションに容易に対応することが
できる。また、各ルーフパネルは中空状であって外板と
内板との間に空気層が介在することから、該空気層によ
る断熱効果が得られ、室温維持や結露防止に有効とな
る。
【0055】一方、ルーフフロントとルーフリヤとは、
金型を用いた成形法により形成されることから、板状で
あって姿勢保持能力を有してはいないが、これらは小型
の部材であることから、ルーフ主体部への組み付け時
に、必要となる姿勢保持する為の治具等からなる製造装
置も小型であって、大型の製造装置が必要となることが
ない。また、ルーフの造形上最も重要視される部分であ
るルーフフロントとルーフリヤとが金型を用いた成形法
によって複雑な形状に形成可能であることにより、ルー
フ主体部が押し出し成形材を連結した単純な形状であっ
ても、造形上の自由度を確保して三次元曲面を重要視さ
れる部分を有するルーフを得ることが可能となる。
【0056】また本発明は、ルーフ主体部の両側部に、
車体前後方向に延在し内板と外板とを一体に有する押し
出し成形材からなるルーフサイドレールを結合するよう
にした。よって、車体の前後長を増減させた際、これに
応じた長さにルーフレールを切断して組み付ける簡単な
製造工程により、車体前後長の変更に対応することがで
きる。また、標準ルーフの車両以外にハイルーフタイプ
の車両を生産する場合、ルーフの全幅を僅かに減少させ
る必要があるが、標準ルーフ時に用いたものよりも幅寸
法が僅かに少ないルーフサイドレールを用いる簡単な設
計変更により、標準ルーフからハイルーフへの対応が可
能となる。
【0057】さらに本発明は、押し出し成形材からなる
ルーフパネルの内板に、内装部品を装着するための係止
リブを一体に形成するようにした。よって、別途ブラケ
ットを用いず部品点数の削減を図りつつ、ルームラン
プ、スピーカ、クーラダクト等の内装部品の取り付けが
可能となる。また、一体的に形成された係止リブが補強
リブとしても機能することにより、ルーフパネルの剛性
が高められ、ルーフボウを用いることなく、部品点数を
削減しつつ所定のルーフ剛性を更に高めることが可能と
なる。
【0058】加えて本発明は、ルーフフロントとルーフ
リヤとを、プレス成形されたパネルを接合して閉断面形
状に形成するようにしたことから、これらルーフフロン
トとルーフリヤを、ルーフ前後部の骨格部材であるフロ
ントレールとリヤレールとして機能させることができ、
その結果フロントレールとリヤレールとを不要にして、
部品点数の削減を図りつつ所要の剛性確保が可能とな
る。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】左ボディサイドを示す斜視図である。
【図3】図1のa−a線に相当する断面図である。
【図4】右ボディサイドを示す斜視図である。
【図5】ルーフを示す分解斜視図である。
【図6】図1のb−b線に相当する断面図である。
【図7】図5のc−c線に相当する断面図である。
【図8】図5のd−d線に相当する断面図である。
【図9】ボディフロント部の構成を示す斜視図である。
【図10】ボディリヤ部の構成を示す斜視図である。
【図11】標準ルーフ車とハイルーフ車のルーフサイド
レールの関係を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態におけるルーフパ
ネルの連結構造を示す断面図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す車体の前部
平面図である。
【図14】図13のe−e線に沿う断面図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態を示す車体の前部
平面図である。
【図16】図15のf−f線に沿う断面図である。
【図17】フロントエンドピラー、ルーフサイドレー
ル、フロントレールの結合例を示す分解斜視図である。
【図18】従来の車体ルーフ構造を示す垂直断面図であ
る。
【図19】図18のP部拡大図である。
【符号の説明】
1 車体 5 ルーフ 49 ルーフ主体部 50 ルーフフロント 51 ルーフリヤ 54 ルーフパネル 56 係止リブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフを、前端部分と後端部分と
    を除く部分からなるルーフ主体部と、前記前端部分を形
    成するルーフフロント、及び前記後端部分を形成するル
    ーフリヤとで構成し、前記ルーフ主体部を車体前後方向
    に延在し内板と外板とを一体に有する中空状の押し出し
    成形材からなるルーフパネルを連結して構成するととも
    に、前記ルーフフロントと前記ルーフリヤとを金型を用
    いた成形法により形成したことを特徴とする車体のルー
    フ構造。
  2. 【請求項2】 前記ルーフ主体部の両側部に、車体前後
    方向に延在する中空状の押し出し成形材からなるルーフ
    サイドレールを結合したことを特徴とする請求項1記載
    の車体のルーフ構造。
  3. 【請求項3】 前記ルーフパネルの内板に、内装部品を
    装着するための係止リブを一体に形成したことを特徴と
    する請求項1記載の車体のルーフ構造。
  4. 【請求項4】 前記ルーフフロントとルーフリヤとを、
    プレス成形されたパネルを接合して閉断面形状に形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の車体のルーフ構造。
JP14359396A 1996-05-14 1996-05-14 車体のルーフ構造 Pending JPH09301224A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002234460A (ja) * 2001-02-08 2002-08-20 Kobe Steel Ltd アルミニウム合金製自動車ルーフパネル
JP2004130985A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Kobe Steel Ltd 自動車ルーフ取り付け構造
JP2006240543A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Kobe Steel Ltd 自動車のクロスメンバー及びそれを用いたフレーム構造
KR101253336B1 (ko) * 2011-12-28 2013-04-10 주식회사 울트라 버스용 루프패널
CN105857404A (zh) * 2015-02-11 2016-08-17 通用汽车环球科技运作有限责任公司 用于交通运输工具的车顶区段和用于制备车顶区段的方法

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