JP3856597B2 - 縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置 - Google Patents

縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は縦形製袋充填包装機の運転停止時や運転の再開時等において、包材の縦シールに使用されるヒートシーラの作動開始タイミングや作動停止タイミングを適切に設定するための縦シール制御装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】
この種の縦シール制御装置は例えば特開平9-58623号公報及び特公平5-75616号公報にそれぞれ開示されている。前者の縦シール制御装置は、物品の投入の有無に起因して包装機が運転停止されたり、または、その運転が再開されるとき、包材の繰出しユニット及びヒートシーラのうち、その一方への通電タイミングを包材の縦シールに必要な時間だけずらしている。具体的には、包装機の運転停止時には、先ず繰出しユニットへの通電が停止された後、所定の遅れを存してヒートシーラへの通電が停止される。一方、包装機の運転再開時にあってはヒートシーラへの通電が開始されてから所定の遅れを存して繰出しユニットへの通電が行われる。
【0003】
このような前者の縦シール制御装置によれば、包装機の運転停止時や運転再開時、包材の両側縁を重ね合わした継ぎ目部分の加熱不足が解消され、その縦シールの一部に溶着不足が生じるのを避けることができる。
一方、後者の縦シール制御装置の場合にあっては、包装機の運転停止から運転再開までの時間、つまり、包材の停止状態から包材の繰出しが開始されるまでの繰出し待機期間とヒートシーラのオフ(開)作動及びオン(閉)作動に要する応答遅れ時間とを比較し、応答遅れ時間が繰出し待機期間よりも短ければ、ヒートシーラのオフ・オン作動を許容し、逆に応答遅れ時間が繰出し待機時間よりも長ければヒートシーラのオン・オフ作動を禁止して、ヒートシーラをオン作動の状態に維持するようにしている。
【0004】
このような後者の縦シール制御装置によれば、包材の繰出し状態に応じてヒートシールのオフ・オン作動が自動的に制御されるので、包材の繰出し停止状態にてヒートシーラがオン作動のままに維持されることはなく、包材における継ぎ目部分の熱損を防止できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した前者の縦シール制御装置にあっては縦シールに生じる溶着不足を解消できるものの、包材の継ぎ目部分の一部はヒートシーラにより2重に加熱され、その縦シール部分が過溶着になってしまう。このような縦シールの過溶着はそのシールラインの美観を損ない、包装品の外観品質を悪化させる大きな要因となる。
【0006】
また、包装機の運転停止時や運転再開時、包材の減速及び加速は可能な限り緩やかに行い、その縦シールに皺を発生させないようにするのが望ましいが、このことは包材の加熱時間が増加することを意味し、縦シールの過溶着を招く結果となる。
【0007】
本発明は上述の事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは溶着不足や過溶着を招くことなく、外観品質に優れた縦シールを安定して得ることができる縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的は本発明により達成され、本発明の縦シール制御装置(請求項1)は、物品の投入の有無に応じて包材の繰出しを制御する繰出し手段と、包材の継ぎ目部を加熱して縦シールを実施するヒートシーラと、繰出し手段による包材の繰り出しに応じてヒートシーラの作動を制御する制御手段とを備えており、制御手段はヒートシーラにおける作動開始タイミング及び作動停止タイミングを、繰出し手段による包材の繰出しが物品の投入を受けて停止状態から定速繰出し状態に達するまでの加速モード及び物品の投入無しを受けて定速繰り出し状態から停止に至るまでの減速モードにある間の所定時点にそれぞれ設定している。
【0009】
縦形製袋充填包装機が運転中にあるとき、上述の縦シール制御装置によれば、物品の投入が無く、これに起因して包材の繰り出しが定速繰り出し状態から減速モードに移行すると、制御手段は、減速モードの間の所定時点、即ち、作動停止タイミングからヒートシーラの作動を停止させ、そして、この後、物品の投入を受け包材の繰り出しが停止状態から加速モードに移行すると、制御手段は、加速モードの間の所定時点、即ち、作動開始タイミングからヒートシーラの作動を開始させる
【0010】
好ましくは、加速モード及び減速モードの期間は、包装機が定常運転中にあるときの1包装品の成形に要する1包装サイクル期間にほぼ一致しており(請求項)、この場合、加速モード及び減速モードにて実施される包材の加速及び減速は、包装機の包装能力を大幅に低下させることなく緩やかに行われる。
【0011】
前述の加速モード及び減速モードはその期間中に、包材の繰出し速度を等速に保持する保持域を有するものであってもよい(請求項)。この場合、包材の加速モード及び減速モードでは包材の加速及び減速がそれぞれ2段階にて実施される。
更に、加速モード及び減速モード中の保持域にて、包材は同一の繰出し速度にて繰り出されるのが望ましく、この場合、減速モードから加速モードへの移行は、物品の投入無しが連続しない場合、減速モードの保持域から加速モードの保持域に直接に移行する形態をとることができる(請求項)。ここで、物品の投入無しが連続しない場合とは、所定の間隔で実施される物品投入が1回だけ抜けるような状況であり、このような状況にあっては、減速モードにて包材の繰出しが完全に停止されることなく、この後、包材は加速モードを経て定速繰出しに迅速に復帰される。
【0012】
前述したように加速モード及び減速モードで包材の加速及び減速が2段階で実施される場合、制御手段は、ヒートシーラの作動開始タイミングを加速モード中、その保持域の終了後に設定し、一方、ヒートシーラの作動停止タイミングを減速モードの保持域内に設定するのが望ましい(請求項)。
この場合、加速モードの期間には前述した1包装サイクル期間以上を確保し、そして、減速モードの期間は1包装サイクル期間以下にするのが望ましく(請求項)、このようにすれば、包材のより安定した繰出しが確保される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1を参照すると、縦形製袋充填包装機は充填チューブ2を備え、充填チューブ2は上下方向に延びている。充填チューブ2の上端にはロアホッパ4が一体的に接続されている。ロアホッパ4はシャッタ7を介してアッパホッパ8に接続されており、アッパホッパ8の上部に計量器6が接続されている。計量器6内には充填包装すべき多数の物品が蓄えられている。物品は計量器6にて計量された後、アッパホッパ8を通じてシャッタ7に移送され、そしてロアホッパ4を介して充填チューブ2内に投入される。この際、計量器6は投入信号を出力する。
【0014】
充填チューブ2の上端部は包材成形器いわゆるフォーマ10により囲まれている。包材ロールRから繰り出された包材Fはフォーマ10を介して充填チューブ2に導かれ、そして、充填チューブ2に沿って下方に更に引き出されている。ここで、包材Fは熱溶着可能なフィルムであり、フォーマ10を通過する際、充填チューブ2を囲むような円筒状に成形され、そして、包材Fの両側縁は後述するラップユニットより所定の形態で重ね合わされる。
【0015】
図2に示されているようにラップユニット12はフォーマ10の直下に配置され、一対の折り込みガイド14,16を有している。これら折り込みガイド14,16は充填チューブ2の外周面から所定の間隙を存して離間し、包材Fの両側縁を所定の形態に重ね合わせ、継ぎ目部分を形成する。具体的には、ラップユニット12はフィンシール又はラップシールを目的とした継ぎ目部分を形成する。
【0016】
上述した充填チューブ2、フォーマ10及びラップユニット12は,水平な取付け盤18にそれぞれ取り付けられ、取付け盤18自体は包装機のフレーム20に左右の支持/ロック機構19を介して脱着可能に取り付けられている。なお、充填チューブ2、フォーマ10及びラップユニット12は、包材Fの幅寸法、即ち、包装品の大きさに応じて交換される部品である。
【0017】
充填チューブ2の左右両側には、包材Fの繰出しユニット21がそれぞれ配置されており、繰出しユニット21の詳細は図3に示されている。左右の繰出しユニット21は充填チューブ2を挟んで対称な構成を有しているので、一方の繰出しユニット21についてのみ説明する。
繰出しユニット21は無端状のサクションベルト22を有している。サクションベルト22は上下に離間したギヤプーリ23間に掛け回され、上下方向に延びている。ギヤプーリ23はユニットベース25に回転自在に軸支されており、一方のギヤプーリ23、即ち、下側のギヤプーリ23はそのプーリ軸がサーボモータ27に連結されている。従って、サクションベルト22はそのサーボモータ27の回転により、一方向に連動して走行する。更に、ユニットベース25にはサクションボックス29が取り付けられており、サクションボックス29は上下のギヤプーリ23間に配置され、上下方向に延びている。サクションボックス29はその内部がサクション室(図示しない)として形成され、そして、充填チューブ2側の面にサクションベルト22の走行を案内し且つサクションベルト22に所定のサクション力を付与するガイド溝(図示しない)を有する。つまり、サクションボックス29はサクション供給孔31を有し、サクション供給孔31はサクションホースを介して負圧源に接続されている。図中、サクションホース、負圧源及びその空圧制御回路は省略されている。
【0018】
ユニットベース25は上下一対の水平ロッド33に取り付けられ、これら水平ロッド33上を摺動自在である。各水平ロッド33はその両端がサイド板37に支持されており、これらサイド板37はクロスプレート39に取り付けられている。クロスプレート39は水平に延び、その両端が包装機のフレーム20に連結されている。
【0019】
上下の水平ロッド33の両端部には固定板41がそれぞれ摺動自在にして取り付けられており、これら固定板41はハンドルを有するロック機構43により、下側の水平ロッド33に固定されている。
そして、ユニットベース25の背面にはエアシリンダ45が取り付けられており、エアシリンダ45のピストンロッドはその先端が固定板41に連結されている。図3に示す状態からエアシリンダ45のピストンロッドが伸長されると、繰出しユニット21、つまり、サクションベルト22は充填チューブ2に向けて移動し、充填チューブ2を囲む包材Fに近接することができる。この近接状態にて、サクションベルト22にサクション力が供給されていると、サクションベルト22は包材Fを吸着することができる。この後、サクションベルト22が走行されると、サクションベルト22は円筒状包材Fを吸着しながら充填チューブ2に沿って下方に繰り出す。この繰出しに伴い、充填チューブ2の上部では前述したフォーマ10により包材Fが連続して円筒状に成形され、そして、ラップユニット12により包材Fの両側縁は継ぎ目部分として形成される。
【0020】
図1及び図2に単にブロックで示すように、充填チューブ2の近傍には縦ヒートシーラ24が配置されている。縦ヒートシーラ24は前述したラップユニット12の下方に位置し、円筒状包材F(以下単に包材Fと称する)がラップユニット12を通過した後、その継ぎ目部分を加熱溶着、つまり、縦シールする。
図4に示されているように縦ヒートシーラ24は旋回アーム34を備えており、旋回アーム34は充填チューブ2の手前側を水平に横断している。旋回アーム34の基端部は旋回軸36を介してスライダブロック38、より詳しくはスライダブロック38から突出したブラケット40に取り付けられている。従って、旋回アーム34は水平面内を旋回自在となっている。
【0021】
旋回アーム34の基端部にはロックハンドル42を有するロック機構(図示しない)が内蔵されており、このロック機構はロックハンドル42の回動操作により、ブラケット40に対する旋回アーム34の締付けや、その締付けを解除する機能を有する。
旋回アーム34の先端には取っ手44が設けられている。ロック機構による締付けが解除され、そして、旋回アーム34が実線の閉位置と2点鎖線の開位置との間にて旋回されるとき、この旋回は取っ手44を把持して行うことができる。
【0022】
なお、ブラケット40には旋回アーム34の閉位置及び開位置をそれぞれ規定するフック部46が備えられており、これらフック部46の一方に前述したロック機構のロック軸48が抜き差し可能に受け入れられ、これにより、旋回アーム34は閉位置又は開位置の一方に選択的に固定される。
スライダブロック38は上下一対の支持ロッド50に摺動自在に取り付けられており、これら支持ロッド50は充填チューブ2の軸線と直交する方向に水平に延び、その基端が包装機のフレーム20に支持されている。スライダブロック38にもロックハンドル52を有したロック機構(図示しない)が内蔵されており、このロック機構はロックハンドル52の回動操作により、支持ロッド50に対するスライダブロック38の締付けや、その締め付けの解除をなす機能を有する。
【0023】
スライダブロック38の締付けが解除されているとき、スライダブロック38は上下の支持ロッド50上を摺動することができ、これにより、閉位置にある旋回アーム34と充填チューブ2との間の距離が充填チューブ2の径に応じて調整される。なお、スライダブロック38の摺動には取っ手54が利用され、この取っ手54はスライダブロック38に取り付けられている。
【0024】
旋回アーム34の先端部にはその内面にブラケット56を介してサポートプレート58が取り付けられており、サポートプレート58は充填チューブ2に沿って上下方向に延びている。サポートプレート58からは上下一対のガイドロッド60が突出し、これらガイドロッド60は充填チューブ2に向けて水平に延びている。各ガイドロッド60は、サポートプレート58と対向する取付けプレート62を貫通しており、取付けプレート62は上下のガイドロッド60上に摺動自在に支持されている。
【0025】
取付けプレート62には、ヒータを内蔵したヒータブロック66が取り付けられており、ヒータブロック66は充填チューブ2の軸線方向に垂直に延びている。また、取付けプレート62にはエアシリンダ76もまた取り付けられている。エアシリンダ76は上下のガイドロッド60間に位置し、そのピストンロッド78は取付けプレート62を貫通し、その先端にてサポートプレート58に固定されている。なお、ヒータブロック66の給電線70への給電回路、また、エアシリンダ76のための空圧回路は省略されている。
【0026】
なお、充填チューブ2の外面には包材ガイド(図示しない)が取り付けられており、この包材ガイドはヒータブロック66の先端と対向し、充填チューブ2に沿って延びている。
図4に示す状態からエアシリンダ76のピストンロッド78が収縮されると、取付けプレート62はヒータブロック66を伴い、上下のガイドロッド60に案内されながらサポートプレート58に向けて移動し、これにより、ヒータブロック66は充填チューブ2側から後退することができる。逆に、エアシリンダ76のピストンロッド78伸長されると、ヒータブロック66は充填チューブ2に向けて前進し、充填チューブ2に近接することができる。このような近接状態にて、包材Fの継ぎ目部分はヒータブロック66の先端と包材ガイドとの間にて挟持される。このとき、ヒータブロック66が所定の温度まで加熱されていれば、ヒータブロック66は包材Fの継ぎ目部分が通過する際、継ぎ目部分を良好に加熱して溶融させ、その縦シールを連続的に実行することができる。
【0027】
なお、旋回アーム34の内面からはヒータブロック66及びエアシリンダ76等を囲むようにして複数のガードロッド72が延びており、これらガードロッド72の先端にガードプレート74が取り付けられている。これらガードロッド72及びガードプレート74はヒータブロック66への不用意なアクセスを防止するものであるが、ガードプレート74にはアパーチャが形成されており、このアパーチャを通じて、充填チューブ2に対するヒータブロック66の接離が可能となっている。
【0028】
図2に示されているように充填チューブ2の下端には左右一対の拡開フィン28が取り付けられており、これら拡開フィン28は包材Fの縦シール後、充填チューブ2から抜け出た包材Fを横方向に押し広げ、扁平な円筒状に成形する。
図1に概略的に示されているように充填チューブ2の下方には横ヒートシーラ26が配置されている。横ヒートシーラ26は、包材Fの繰出しに連動して作動し、縦シール後の包材Fをその繰出し方向に所定の間隔を存して横シールするとともに、その横シール部の中央にて包材Fを切断し、包材Fから個々の袋を連続的に成形する。ここで、上述の横シール及び切断は、充填チューブ2、つまり、包材F内への物品の投入と交互に実施され、これにより、個々に物品が充填された袋、即ち、包装品が成形される。
【0029】
図5を参照すると、横ヒートシーラ26の動きがより具体的に示されている。横ヒートシーラ26はヒータブロック80及び受けブロック82を有し、これらブロック80,82は包材Fの繰出しに連動し、上下運動及び接離運動を行う。つまり、横ヒートシーラ26は昇降運動及び開閉運動を同時に行うことができる。また、ヒータブロック80及び受けブロック82内の一方には可動刃(図示しない)が凸没可能にして設けられており、その他方には可動刃のための逃げが設けられている。可動刃は包材Fの横シールが実施された後、その横シール部にて、包材Fを切断する。
【0030】
図5中実線で示されているように横ヒートシーラ26が閉じ、ヒータブロック80及び受けブロック82が互いに近接すると、これらブロック80,82間にて包材Fが挟持される。このとき、横ヒートシーラ26は既に下降過程にあり、その下降速度は包材Fの繰出し速度に一致している。この下降過程にて、充填チューブ2、即ち、包材F内への物品の投入が実施されるとともに包材Fの横シールが実施される。
【0031】
横ヒートシーラ26が下限位置の近傍に到達すると、可動刃が包材Fに向けて突出し、包材Fは横シール部にて切断される。この後、横ヒートシーラ26が開かれ、ヒータブロック80及び受けブロック82は離間する。横ヒートシーラ26の開作動を受け、包装品P(図5参照)は解放され、そして、横ヒートシーラ26は上限位置に向けて上昇される。横ヒートシーラ26は上述の動作を繰り返し、これにより、横ヒートシーラ26からは包装品Pが連続的に投下される。
【0032】
図1に示されているように横ヒートシーラ26の下方にはシュート30を介してベルトコンベア32が配置されており、ベルトコンベア32は横ヒートシーラ26からシュート30を介して個々の包装品Pを受取り、そして、受け取った包装品Pを箱詰め機(図示しない)に向けて搬送する。
上述の縦形製袋充填包装機は、一対の繰出しユニット21及び縦ヒートシーラ24の作動を制御するためのコントローラ84を備えている。図6に示されているようにコントローラ84は、マイクロプロセッサ、入出力インタフェース、RAM及びROMの記憶装置及び周辺回路等を搭載したマイクロコンピュータからなる。
【0033】
コントローラ84の入出力インタフェース86には前述した計量器6、一対の繰出しユニット21及び縦ヒートシーラ24それぞれ電気的に接続されている。マイクロプロセッサは計量器6からの前述した投入信号Sを、入出力インタフェース86を介して受け取り、逆に、計量器6に入出力インタフェース86を介して運転待機信号Sを出力することができる。また、マイクロプロセッサは入出力インタフェース86を介して一対の繰出しユニット21に制御信号を出力し、この制御信号に基づきサクションベルト22へのサクション圧の供給やサーボモータ27の駆動を制御する。なお、図6には繰出しユニット21のサーボモータ27の駆動を制御するための駆動信号Sのみが示されている。一方、サーボモータ27からは包材Fの繰出しが停止されたことを示す停止信号Sが入出力インタフェース86を介してマイクロプロセッサに供給される。
【0034】
更に、マイクロプロセッサは入出力インタフェース86を介して縦ヒートシーラ24に制御信号を出力し、この制御信号に基づきヒータブロック66内のヒータへの通電や、そのエアシリンダ76を作動させる電磁方向切換え弁(図示しない)の切換えを制御する。図6中には縦ヒートシーラ24のエアシリンダ76、即ち、その電磁方向切換え弁の切換えを制御するための切換え信号SCのみが示されている。
【0035】
図6に示されているようにマイクロプロセッサは入出力インタフェース86に電気的に接続された制御演算部88に加え、投入チェック信号発生部90、加減速チェック信号発生部92、減速タイマ94及び加速タイマ96を備えており、これら発生部90、92及びタイマ94,96は制御演算部88に電気的に接続されている。なお、前述したRAM及びROMもまた制御演算部88に電気的に接続されており、制御演算部88はROMに記憶された縦シールのための制御プログラム、そして、RAMに記憶された初期値等を読み出し、その制御プログラムを実行し、この実行の際、必要なデータをRAMに一時的に記憶させる。
【0036】
投入チェック信号発生部90は計量器6からの物品投入の間隔、即ち、投入信号SRの出力周期と同期して投入チェック信号SRCを周期的に出力する。具体的には、計量器6はその作動が正常であり、計量器6から充填チューブ2内に一定の間隔毎に物品が投入されている場合、計量器6から出力される投入信号SRは図7に示されるように周期的なパルス信号となる。このような投入信号SRに対し、投入チェック信号発生部90は投入信号SRの出力周期と同一の周期で且つ投入信号SRの出力期間中に、投入チェック信号SRCを発生する。なお、投入チェック信号SRCは投入信号SRの出力の有無とは無関係に発生される。
【0037】
一方、加減速チェック信号発生部92は投入チェック信号SRCの出力周期と同一の周期にて加減速チェック信号SACを発生するが、加減速チェック信号SACの発生タイミングは投入チェック信号SRCの発生タイミングの間に設定されている。ここで、加減速チェック信号SACの発生周期は、前述した包装機が定常運転中にあるときの1包装品Pの成形に要する1包装サイクル期間SPに設定されている。
【0038】
包装機が既に運転されているとき、コントローラ84の制御演算部88は図8示す縦シールの制御ルーチンを所定の制御サイクル毎に繰り返して実行する。つまり、制御演算部88は以下に説明する物品投入チェックルーチンS1、繰出しユニット制御ルーチンS2及び縦ヒートシーラ制御ルーチンS3を順次繰り返して実行する。
【0039】
物品投入チェックルーチン
物品投入チェックルーチンの詳細は図9に示されている。先ず、制御演算部88は投入チェック信号発生部90から投入チェック信号SRCが発生されたか否か、つまり、その有無を判別する(ステップS10)。ここでの判別結果が真(Yes)の場合、制御演算部88は計量器6から投入信号SRが出力されているか否か、つまり、その有無を判別する(ステップS11)。ここでの判別結果もまた真の場合、制御演算部88は投入有フラグをセットする。
【0040】
ステップS11の判別結果が偽(No)の場合、制御演算部88は投入有フラグをリセットし(ステップS13)、そして、運転停止フラグをセットする(ステップS14)。
上述したようにして投入有フラグがセット又はリセットされると、制御演算部88は物品投入チェックルーチンS1を終了し、次の繰出しユニット制御ルーチンS2を実行する。
【0041】
ここで、包装機が定常運転状態にあるとき、ステップS11の判別結果は常に真となるから、図9から明らかなように投入有フラグは常にセットされた状態に維持される。これに対し、例えば計量器6内の物品の蓄積量不足等を原因として計量器6の作動が正常に行わない場合には計量器6から充填チューブ2内への物品の投入、つまり、計量器6からの投入信号SRの出力が無くなる(図7の投入信号の出力パルス中、破線の部分を参照)。
【0042】
この場合、ステップS11の判別結果が偽になり、この時点で、図9に示されるように投入有フラグはセットからリセットに切り換えられ、そして、運転停止フラグがセットされる。運転停止フラグのセットを受け、制御演算部88は前述した運転待機信号STを計量器6に出力する。運転待機信号STを受け取ると、計量器6は製品の投入動作を停止する。従って、この後、計量器6からの製品の投入は無くなり、ステップS11の判別結果は常に偽となる。この結果、投入有フラグはリセット状態に維持され、そして、運転停止フラグはセット状態に維持される。
【0043】
繰出しユニット制御ルーチン
繰出しユニット制御ルーチンは図10及び図11に示されている。
先ず制御演算部88は、加減速チェック信号発生部92から加減速チェック信号SACが発生されているか否か、つまり、その有無を判別し(ステップS20)、ここでの判別結果が真の場合、投入有フラグの状態、つまり、投入有フラグのセット(SET)又はリセット(RESET)を判別する(ステップS21)。
【0044】
ステップS21にて投入有フラグがセットされていると判別された場合、制御演算部88は包材Fの繰出し状態、つまり、包材Fが定速繰出し(op)の状態にあるか、又は、包材Fの繰出しが停止(HLT)状態にあるかを判別する(ステップS22)。ここでの判別結果が定速繰出しの状態にあるとき、つまり、投入有フラグがセットに維持されている状態とは、包装機が定常運転中にあることを示している。この場合、制御演算部88は次のステップS23をバイパスし、図11のステップS26を実施する。しかしながら、ステップS22の判別結果が包材Fの繰出し停止を示す場合、制御演算部88はステップS23にて加速フラグをセットした後、ステップS26を実施する。ここで、包材Fの繰出しが停止状態にあるか否かは、前述した繰出しユニット21からの停止信号SKの有無により判別可能である。
【0045】
一方、ステップS21にて投入有フラグがリセットされていると判別された場合、制御演算部88はステップS22での場合と同様に包材Fの繰出し状態を判別する(ステップS24)。ここで、包材Fの繰出しが停止状態にある場合、つまり、投入有フラグがリセットされ、且つ、包材Fの繰出しが停止されている状態は包装機の運転停止を示している。この場合、制御演算部88は次のステップS25をバイパスしてステップS26を実施するが、これに対し、包材Fがまだ繰出し状態にあるときにはステップS25にて減速フラグをセットした後、ステップS26を実施する。
【0046】
図11のステップS26にて、制御演算部88は加速フラグがセットされているか否かを判別し、ここでの判別結果が偽の場合、減速フラグがセットされているか否かを判別する(ステップS27)。ここでの判別もまた偽の場合、つまり、包装機が定常運転状態にあるか、または、その運転停止状態にある場合、制御演算部88は繰出しユニット制御ルーチンS2を終了し、次の縦ヒートシーラ制御ルーチンS3を実施する。
【0047】
しかしながら、ステップS27での判別結果が真、つまり、減速フラグがセットされている場合、制御演算部88は前述した駆動信号SMにより、各繰出しユニット21のサーボモータ27、即ち、包材Fの繰出しを所定の減速率で減速する(ステップS28)。ここで、ステップS28でのサーボモータ27の減速開始時点では、投入有フラグがリセットされた状態、つまり、計量器6から充填チューブ2内への物品の投入が無いにも拘わらず、包材Fは未だ定速で繰り出されている状態にある。
【0048】
図7に示されているように包材Fの減速は、投入有フラグがセットからリセットに切換えられた後、最初の加減速チェック信号SACの発生時点から開始され、そして、その減速率は次の加減速チェック信号SACが発生された時点で、包材Fの繰出し停止が完了すべく設定されている。つまり、包材Fの減速モードは定速繰出し状態から加減速チェック信号SACにおける発生周期、即ち、前述した1包装サイクル期間の全域を使って緩やかに減速される。
【0049】
次に、制御演算部88は、包材Fの減速を受けて包材Fが停止されたか否かを判別し(ステップS29)、ここでの判別結果が偽の場合、減速タイマをオン(ステップS30)した後、次の縦ヒートシーラ制御ルーチンS3を実施する。ここで、減速タイマのタイムアップ時間は加減速チェック信号SACの発生周期、即ち、減速モードの期間(図7参照)の例えば約半分程度に設定されている。
【0050】
ステップS28が繰り返して実施され、そして、ステップS29の判別結果が真になると、つまり、包材Fの繰出しが停止されると、制御演算部88は減速フラグをリセットし(ステップS31)、そして、運転停止フラグをリセットする(ステップS32)。このようにして運転停止フラグがリセットされると、制御演算部88は計量器6への運転待機信号STの出力を停止し、これにより、計量器6はその作動の再開が許容される。
【0051】
一方、ステップS26の判別結果が真の場合、つまり、加速フラグがセットされると、制御演算部88は各繰出しユニット21のサーボモータ27、即ち、包材Fを所定の加速率で繰り出す(ステップS33)。ここでの包材Fの加速開始は、計量器6から充填チューブ2内への物品の投入再開に伴い、包材Fが停止状態から加速されることを示している。
【0052】
なお、包材Fの繰出しが定速繰出しから減速モードに一旦移行した状況にあっては前述したように計量器6からの物品投入は、運転停止フラグのリセットを条件として再開される。
図7に示されているように包材Fの加速は、投入有フラグがリセットからセットに切換えられた後、最初の加減速チェック信号SACの発生時点から開始され、そして、その加速率は次の加減速チェック信号SACが発生される時点で、包材Fの定速繰出しが完了すべく設定されている。つまり、包材Fの加速モードはその停止状態から加減速チェック信号SACの発生周期、即ち、1包装サイクル期間の全域を使い緩やかに加速される。
【0053】
次に、制御演算部88は、包材Fが定速繰出しに達したか否かを判別し(ステップS34)、ここでの判別結果が偽の場合、加速タイマをオン(ステップS35)した後、次の縦ヒートシーラ制御ルーチンS3を実施する。ここで、加速タイマのタイムアップ時間は、加減速チェック信号SACの発生周期、即ち、加速モードの期間(図7参照)の例えば半分程度に設定されている。
【0054】
ステップS33が繰り返して実施され、そして、ステップS34の判別結果が真になると、つまり、包材Fが定速繰出しに至ると、制御演算部88は加速フラグをリセットし(ステップS36)、縦ヒートシーラ制御ルーチンS3を実施する。
縦ヒートシーラ制御ルーチン
縦ヒートシーラ制御ルーチンは図12に示されている。
【0055】
先ず制御演算部88は、加速タイマがオンされているか否かを判別し(ステップS37)、ここでの判別結果が偽の場合、減速タイマがオンされているか否かを判別する(ステップS38)。ここでも、その判別が偽となる場合、制御演算部88は縦ヒートシーラ制御ルーチンを終了して、前述の物品投入チェックルーチンS1に戻り、このルーチンS1以降を繰り返して実施する。つまり、縦ヒートシーラ制御ルーチンでは、加速タイマ及び減速タイマの何れもオンされていない限り、縦ヒートシーラ24の作動制御を行うことはなく、この場合、縦ヒートシーラ24は包材Fの縦シールを実施するオン作動の状態に維持される。
【0056】
ステップS38の判別結果が真となり、包材Fの繰出しが定常繰出しから減速モードに移行すると、制御演算部88は減速タイマがタイムアップしたか否かを判別する(ステップS39)。ここでの判別結果が偽の場合、制御演算部88は次のステップS40,S41をバイパスし、縦ヒートシーラ制御ルーチンを終了する。つまり、制御演算部88は、たとえ包材Fの繰出しが減速モードに移行しても、その直後に縦ヒートシーラ24の作動制御を行うことはない。
【0057】
包材Fの減速モードが実行されているとき、減速タイマがタイムアップし、ステップS39の判別結果が真になると、制御演算部88はステップS40にて、縦ヒートシーラ24のオフ作動させる。具体的には、縦ヒートシーラ24のヒータブロック66はエアシリンダ76により充填チューブ2から離され、そして、制御演算部88はステップS41にて減速フラグをリセットするとともに、減速タイマをオフする。
【0058】
即ち、図7に示されているように包材Fにおける減速モードの実施中、減速タイマがタイムアップし、オフに切換えられた時点で、縦ヒートシーラ24による包材Fの縦シール、つまり、縦ヒートシーラ24のオン作動が停止される。ここで、充填チューブ2に対するヒータブロック66の接離はエアシリンダ76の切換え作動により実施されるから、図7から明らかなように減速タイマがタイムアップしても、縦ヒートシーラ24のオン作動が直ちにオフ作動に切り換えられるものではないが、そのオフ作動は減速モード中に完了する。それ故、縦ヒートシーラ24のオフ作動後に、包材Fの繰出しは完全に停止される(ステップS29参照)。
【0059】
一方、ステップS37の判別結果が真となり、包材Fの繰出し状態が停止状態から加速モードに移行した場合、制御演算部88は加速タイマがタイムアップしたか否かを判別する(ステップS42)。ここでの判別結果が偽の場合、制御演算部88は次のステップS43,S44をバイパスし、縦ヒートシーラ制御ルーチンを終了する。ここで、包材Fが停止状態から加速モードに移行するような状況にあっては、前述の減速モードが既に実施されているので、縦ヒートシーラ24はオフ作動の状態、つまり、そのヒータブロック66が充填チューブ2から離れた状態にある。
【0060】
この後、包材Fの加速モードの実行中、加速タイマがタイムアップし、ステップS42の判別結果が真になると、制御演算部88はステップS43にて、縦ヒートシーラ24をオン作動させる。従って、そのヒータブロック66が充填チューブ2に近接し、包材Fの縦シールが再開される。この後、ステップS44にて、制御演算部88は加速フラグをリセットするとともに加速タイマをオフする。
【0061】
包材Fの加速モードが開始されても、縦ヒートシーラ24が直ちにオン作動するのではなく、加速タイマがタイムアップした時点で縦ヒートシーラ24はオン作動に切り換えられる。ここでも、図7に示されるように縦ヒートシーラ24はオフ作動からオン作動に直ちに切り換えられるものではないが、オン作動は加速モードの期間中にて完了し、この後、包材Fの繰出しが定速繰出しに復帰する(ステップS34参照)。
【0062】
なお、図7には前述した横ヒートシーラ26の上下運動及びその開閉運動のタイミングをも併せて示されている。
上述したように包材Fが定速繰出しの状態から物品投入無しを受けて減速されるような減速モードにあっては、この減速モードの開始から所定時間の遅れを存して縦ヒートシーラ24がオフ作動される。それ故、ヒータブロック66による包材Fの縦シール時間T1は図13中の(A)で示すように変化する。つまり、包材Fの定速繰り出し中にあっては、その縦シール時間T1は一定であるものの、減速モードが開始されると、縦シール時間T1は一旦増加した後、縦ヒートシーラ24のオフ作動を受けて徐々に減少する。また、縦ヒートシーラ24のオフ作動後にあっても、包材Fの繰出しは継続されているから、ヒータブロック66の領域にて停止した包材Fの継ぎ目部分にはヒータブロック66の上端から所定の長さに亘り縦シールを受けないノンシール部分Nが存在する。
【0063】
この後、包材Fが停止状態から定速繰出しまで加速されるような加速モードにあっては、この加速モードの開始から所定時間の遅れを存して縦ヒートシーラ24がオン作動されるから、包材Fの縦シール時間T2は図13の(B)で示すように変化する。この場合、加速モードの開始後、ヒータブロック66の領域にある包材Fの継ぎ目部分はヒータブロック66の下端から所定の距離に亘って加熱を受けず、この後の縦ヒートシーラ24のオフ作動を受けて、その縦シール時間T2は徐々に増加し、包材Fの繰出しが定速に達したときに一旦減少してから一定となる。
【0064】
従って、包材Fの繰出しが停止から定速繰出しに復帰する際、ヒータブロック66の領域内にて停止していた包材Fの継ぎ目部分は全体として図13の(C)に示されているように、縦シール時間T1,T2を合計した縦シール時間Tを受けることになる。この場合、縦シール時間T1,T2が合計されても、縦シール時間T1,T2は共に短いので、この合計により縦シール時間Tが過度に長くなることはない。この結果、包材Fの停止状態からその定速繰出しが再開されても、包材Fの継ぎ目部分にて溶着の過不足が生じることはないし、そのシールラインの美観が損なわれることもない。なお、縦シール時間T1,T2は合計されることを考慮し、それぞれ適切に設定されるものであることは言うまでもない。
【0065】
縦シールの剥離強度についてみれば、図14に示されているように上述の縦シール時間T,Tが合算される縦シール部分、つまり、ヒータブロック66の長さに相当する縦シール部分での剥離強度はその前後の縦シール部分に比べ、極端に増加することはない。この点、包材Fの加速開始と縦ヒートシーラ24のオン作動とが同時行われたり、また、包材Fの加速に先立ち、縦ヒートシーラ24がオン作動されると、縦シールに過溶着な箇所が生じ、この部分の剥離強度は図14中2点鎖線で示すように、その前後の縦シール部分での剥離強度に比べて極端に増加してしまう。
【0066】
更に、包材Fの減速モード及び加速モードでは、包材Fの減速や加速は前述したように緩やかに実施される。それ故、図15中実線で示すようにサーボモータ27の回転速度が上昇しても、この場合の上昇率は小さく、この上昇に対し1点鎖線で示すように包材Fの加速繰出しは良好に追従でき、包材Fの縦シールに皺を発生させることはない。これに対し、図15中破線で示すようにサーボモータ27の回転速度上昇が大であると、2点鎖線で示すように包材Fの繰出しに乱れが生じ易く、その縦シール部に皺を発生させる原因となる。なお、包材Fの減速モードにあっても同様な理由から縦シールでの皺の発生を効果的に防止できることになる。
【0067】
上述した包材Fの減速モード及び加速モードは、包装機の1包装サイクル期間にて完了するので、包装機の運転停止時やその運転再開時、不良の包装品Pが発生することもない。
本発明は上述の一実施例に制約されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば一実施例のように包材Fの減速モード中に縦ヒートシーラ24をオフ作動させる一方、包材Fの加速モード中に縦ヒートシーラ24をオン作動させるのが最も好ましいが、発明の実施にあたっては減速モード中及び加速モード中の一方のみにて、縦ヒートシーラ24のオン作動又はオフ作動を行ってもよい。
【0068】
また、上述の一実施例では、物品の投入が1回抜けると、包材Fの繰出しを定速繰出しから一旦完全に停止し、その後の物品投入の再開を受けて定速繰出しに復帰させている。このため、減速モード中及び加速モード中における包材Fの繰出し速度は、停止状態と定速繰出し状態との間にて線形的に制御されるだけであるが、減速又は加速モード中、包材Fの繰出し速度を段階的に制御するようにしてもよい。
【0069】
この場合、縦シール制御装置のコントローラ84は図6の構成から図16の構成に変更され、図16のコントローラ84は前述した加減速チェック信号発生部92、減速タイマ94及び加速タイマ96に代えて、第1減速タイミング信号発生部100、第2減速タイミング信号発生部102、第1加速タイミング信号発生部104、第2加速タイミング信号発生部106、縦シール開始タイミング信号発生部108及び縦シール停止タイミング信号発生部110を備え、これらタイミング信号発生部100〜110は図17に示すようなタイミングにて、対応するタイミング信号を同一の1包装サイクル期間SP内にて、それぞれ出力する。
【0070】
より詳しくは、1包装サイクル期間SPを初期、中期及び後期に区分してみたとき、その初期の区分にて投入チェック信号が生成される場合、第1加速タイミング信号発生部104はその初期の区分にて投入チェック信号に引き続いて第1加速タイミング信号を生成し、そして、第2減速タイミング信号発生部102はその初期の区分の終端にて第2減速タイミング信号を生成する。第2加速タイミング信号発生部106はその後期の区分の終端にて第2加速タイミング信号を生成し、第1減速タイミング信号発生部100はその中期の区分の略中央にて第1減速タイミング信号を生成する。
【0071】
また、縦シール開始タイミング信号発生部108はその初期の区分にて投入チェック信号と同一のタイミングで開始タイミング信号を生成し、そして、縦シール停止タイミング信号発生部110はその初期の区分にて、開始タイミング信号に先立ち、停止タイミング信号を生成する。
そして、この実施例の場合、制御演算部88は前述した運転停止フラグを使用せず、それ故、計量器6に運転待機信号STを出力することもない。
【0072】
そして図16のコントローラ84は繰出しユニット制御ルーチン(S2)が図18に示すように繰出し制御ルーチンS2’と、加速モード判定ルーチンS2’’との2つのサブルーチンからなり、これら繰出し制御ルーチンS2’及び加速モード判定ルーチンS2’’に関しては以下に詳細に説明する。
繰出し制御ルーチン
繰出し制御ルーチンS2’は図19〜図27に示されている。先ず図9のフローにて、コントローラ84の制御演算部88は包材Fの繰出しに関し、停止しているか否か(ステップS100)、第1加速中にあるか否か(ステップS200)、加速中断中にあるか否か(ステップS300)、第2加速中にあるか否か(ステップS400)、定速に維持されているか否か(ステップS500)、第1減速中にあるか否か(ステップS600)、減速中断中にあるか否か(ステップS700)、第2減速中にあるか否か(ステップS800)を順次判別し、これらの判別結果が全て偽の場合には、繰出しユニット21に異常が発生していると判定し、包材Fの繰出しを異常停止させる(ステップS1000)。
【0073】
今、包装機が定常運転中にあるとき、つまり、包材Fが定速で繰り出されている状態に維持されていると、ステップS500の判別結果は真となり、この場合、図20のフローが実施される。
なお、定常運転状態にあっては1包装サイクル期間SP中にて繰り出される包材Fの長さが1包装品Pの長さ寸法に一致し、その繰出し長さは1包装サイクル期間SPと包材繰出し速度との積で表される。
【0074】
図20のフローでは、先ず投入有フラグがセットされているか否かが判別され(ステップS51)、ここでの判別結果が真の場合、図8の縦シール制御ルーチン、即ち、そのメインルーチンに復帰する。従って、定常運転中、繰出し制御ルーチンではステップS500,S51の判別のみが繰り返して実施される。
一方、ステップS51の判別結果が偽になると、つまり、物品の投入が無く、投入有フラグがリセットされていると、前述した第1減速タイミング信号が生成されたか否かが判別され(ステップS52)、ここでの判別結果が真になった時点で、包材Fの第1減速が実施される(ステップS53)。この第1減速の実施にて、包材Fは所定の第1減速度でもって減速され、図17に示されるように包材Fの減速モードが開始される。
【0075】
包材Fが第1減速に移行すると、図19のフローにてステップS600の判別結果が真になるから、図21のフローが実施され、この場合には第1減速が終了したか否かが判別される(ステップS61)。具体的には、ステップS61では第1減速の開始から所定時間TDが経過したか否かが判別される。ここで、所定時間TDは、第1減速タイミング信号と第2加速タイミング信号の生成間隔よりも短い時間に設定されている。ステップS61での判別が真になると、この時点で、第1減速が中断され、図17に示されるように包材Fはその中断時点での繰出し速度に維持される。ここで、第1減速中断時での包材Fの低速繰出しはその定速の約1/5〜2/5である速度VLに設定される(図17参照)。
【0076】
この後、図19のフローではステップS700の判別結果が真になるから、図22のフローが実施されることになり、ここでは先ず、投入有フラグがセットされているか否かが判別される(ステップS71)。ここでの判別が偽であると、図17から明らかなように物品の投入無し(投入信号の破線参照)が連続するような状況であり、この場合には、次に第2減速タイミング信号が生成されたか否かが判別される(ステップS72)。ここでの判別結果が真になるまで、包材Fの減速は中断された状態に維持され、その判別が真になった時点で、包材Fの第2減速が実施される(ステップS73)。ここでの第2減速にて、包材Fは前述の第1減速度よりも小さい第2減速度でもって減速される。
【0077】
このようにして第2減速が実施されると、図19のフローでは、ステップ800の判別結果が真になるから、次に図23のフローが実施されることになり、ここでは第2減速が終了したか否かが判別される(ステップS81)。具体的には、ステップS81では包材Fの繰出し速度が0であるか否かが判別され、この判別結果が真になると、包材Fの停止処理が行われ(ステップS82)、この時点で、減速モードが完了する。
【0078】
包材Fの繰出しが停止されると、図19のフローではステップS100の判別結果が真になるから、この場合には、図24のフローが実施される。このフローでは先ず、投入有フラグがセットされているか否かが判別され(ステップS111)、ここでの判別結果が偽に維持されている限り、包材Fは停止状態に維持される。しかしながら、物品投入の再開に伴い投入有フラグが再びセットされ、そして、ステップS111の判別結果が真になると、次に第1加速タイミング信号が生成された否かが判別され(ステップS121)、この判別結果が真になった時点で、包材Fの第1加速が実施される(ステップS131)。つまり、投入有フラグがリセットからセットに切り換えられた後、次の第1加速タイミング信号の生成を待って包材Fの第1加速が実施され、この第1加速にて、包材Fは所定の第1加速度でもって繰り出され、図17に示されるように包材Fの加速モードが開始される。
【0079】
このようにして第1加速が実施されると、図19のフローではステップS200の判別結果が真になるから、この場合には図25のフローが実施される。このフローでは先ず、第1加速が終了したか否かが判別される(ステップS211)。具体的には、ここでは第1加速の開始から所定時間TA(図17参照)が経過したか否かが判別され、所定時間TAは前述した所定時間TDよりも短く、そして、第1加速度は所定時間TAの経過後、包材Fの繰出し速度が前述した第1減速中断時での速度VLに達するべく設定されている。
【0080】
ステップS211の判別結果が真になると、包材Fの第1加速が中断され(ステップS222)、従って、その繰出し速度は速度Vに維持される。
このようにして包材Fの第1加速が中断されると、図19のフローにて、ステップS300の判別結果が真になるから、この場合には図26のフローが実施される。このフローでは先ず、投入有フラグがセットされているか否かが判別される(ステップS311)。ここで、図26のフローが最初に実施されるときにはステップS311の判別結果は図17から明らかなように必ず真となり、そして、次に、後述する加速移行フラグがセットされたか否かが判別される(ステップS90)。この時点では、加速移行フラグはセットされていないので、ステップS90の判別結果は偽となり、そして、第2加速タイミング信号が生成されたか否かが判別される(ステップS321)。ここでの判別結果が真になると、包材Fの第2加速が実施され(ステップS331)、このステップにて、包材Fは所定の第2加速度でもって加速される。第2加速度と第1減速度とをその絶対値で比較した場合、第2加速度は第1減速度よりも小さな値に設定されている。
【0081】
このようにして包材Fの第2加速が実施されると、図19のフローにてステップS400の判別結果が真になるから、この場合には図27のフローが実施される。このフローでは先ず、包材Fの繰出し速度が定速に達したか否かが判別され(ステップS81)、ここでの判別結果が真になると、包材Fの定速繰出しが安定したか否かが判別される(ステップS82)。具体的には、ステップS82では包材Fの繰出し速度が定速に到達した後、所定期間TSが経過した否かが判別される。ここで、所定時間TSは包材Fの繰出しが定速に到達してからその安定に要するまでの最小の時間である。より具体的には、所定時間TSは図17中の加速モードにて、包材Fの繰出し速度が定速に到達した時点から第1減速タイミング信号が生成されるまでの時間であり、例えば1包装サイクル期間SPの約1/6程度の時間である。
【0082】
ステップS82の判別結果が真になると、この時点で、加速モードは完了し、例えばこの時点にて、前述した包材Fの横シール及び切断が実行され、包装機は定常運転状態に復帰する。ここで、前述した第1減速度及び第2加速度は減速モード及び加速モードにて繰り出される包材Fの長さが1包装品の長さに一致すべくそれぞれ設定されている。
【0083】
なお、包材Fの横シール及び切断は必ずしも包材Fの定常繰出し状態にて実行されるものでなく、包材Fの減速モード中、即ち、その第1減速中に実行することも可能である。この場合には、包材Fの減速に応じ、横ヒートシーラ26の下降速度が制御されることになる。
図17から明らかなように加速モードは、第1加速タイミング信号の生成から開始され、そして、包材Fの繰出しが定速にて安定したときに完了するものであり、1包装サイクル期間SP以上の期間を使用して実施される。これに対し、減速モードは第1減速タイミング信号の生成から開始されて、次の第1減速タイミング信号の生成までに完了しており、減速モードの期間は包装サイクル期間SP以下となっている。
【0084】
一方、第2加速の実施中、図26のフローにてステップS311の判別結果が偽になると、即ち、物品の投入が再開された直後に物品投入が無くなると、この場合には、第1減速タイミング信号が生成されたか否かが判別される(ステップS341)。ここでの判別結果が真になると、前述した包材Fの第1減速が実施(ステップS351)されるから、図19のフローにてステップS600の判別結果が真となる。従って、図21のフロー以降のステップが繰り返して実施され、これにより、前述した減速モードが再び開始されることになる。この状態は、図17中の包材Fの繰出し速度に関し、1点鎖線で示されており、この場合には図17から明らかなように加速モードの終了に引き続き減速モードが開始されることになる。ここで、物品の投入の有無が交互に現れるような状況にあっても、包材Fの繰出しは一旦定速状態まで加速された後に減速されることになる。
【0085】
一方、前述した図22のフローが繰り返して実施されているとき、つまり、包材Fの繰出しが減速モード中の減速中断域にあるとき、ステップS71の判別結果が真になると、加速移行フラグがセットされ(ステップS91)、そして、図25におけるステップS221と同様な第1加速中断処理が実施されることで(ステップS92)、この後は図19のフローのステップS300が前述したように実施される。ここで、ステップS71の判別結果が真になる状況とは、包材Fの繰出しが減速モードに入った後、即ち、物品の投入が1回だけ抜け、そして物品の投入が直ちに再開されたことを示し、この場合には、前述の第2減速(ステップS73)を実施することなく、ステップS91,S92及びステップS300(図1)を経て図26のフローが実施される。即ち、図28に示されるように包材Fの繰出しは減速モードの減速中断域から加速モードの加速中断域に直ちに移行するものとなる。この結果、図28から明らかなように包材Fの減速モードから加速モードへの移行は包材Fの繰出しを停止することなく実施される。
【0086】
このようにして図26のフローが実施される際には前述のステップS90の判別結果が真となり、この場合には、ステップS321,S331ではなく、ステップS93以降のステップが実施される。ステップS93はステップS321と同様に第2加速タイミング信号が生成されたか否かを判別し、ここでの判別結果が真になった時点にて、包材Fの第2加速が実施される(ステップS94)。このステップS94でも包材Fの第2加速度が改めて設定され、そして、次に加速移行フラグがリセットされた後(ステップS95)、図19のステップS400、即ち、図27のフローが実施される。ここで、ステップS94にて設定される第2加速度はステップS33にて設定される第2加速度とは異なる。ステップS94にて設定される第2加速度は包材Fの繰出しが継続されることを考慮し、その減速モード及び加速モードでの包材Fの繰出し長さが1包装品Pの長さに一致すべく設定されることになる。
【0087】
加速モード判定ルーチン
加速モード判定ルーチンは図29のフローにて示されている。このフローは、前述の繰出し制御ルーチンS2'を経て実施され、ここでは先ず、加速モードフラグがセットされているか否かが判別され(ステップS101)、この判別結果が偽の場合には、包材Fの繰出しに関し、前述した第1加速が開始されたか否かが判別される(ステップS102)。ここでの判別結果が真の場合、加速モードフラグがセットされ(ステップS103)、このルーチンから抜ける。このようにして加速モードフラグがセットされる状況とは、図17から明らかなように包材Fの繰出しが停止状態から加速モードに移行した状態を示す。
【0088】
この後、図29のフローが繰り返して実施されると、ステップS101の判別結果は真となり、次に包材Fの繰出しに関し、第2加速が終了したか否かが判別され(ステップS104)、この判別結果が真になった時点で、加速モードフラグはリセットされる(ステップS105)。従って、加速モードフラグは、包材Fの繰出しが停止状態から加速モードに移行した時点でセットされ、そして、その加速モードが終了した時点でリセットされる。このような加速モードフラグのセット及びリセットは図17に示されている。
【0089】
一方、ステップS101,S102の判別結果が共に偽の場合には、包材Fの繰出しに関し、加速モードがまだ開始されていない状況を示し、このような状況にあっては、前述したような減速中断であるか否か(ステップS106)、投入有フラグがセットされているか否か(ステップS107)、第1加速中断中であるか否か(ステップS108)が順次判別され、これらステップS106〜S108の何れかの判別結果が偽の場合、このルーチンを終了し、次のルーチン、即ち、縦シートシーラ制御ルーチンに進む。
【0090】
しかしながら、ステップS106〜ステップS108の判別結果が全て真になると、加速モードフラグがセットされる(ステップS109)。このようにして加速モードフラグがセットされる状況とは、前述した加速移行フラグがセットされる状況(図22のステップS91参照)、即ち、包材Fの繰出しが減速モードの減速中断から加速モードの第1加速中断に直接に移行したことを示す。従って、このような加速モードへの移行の際にも、図28に示されているように加速モードフラグがセットされ、このセット状態は、その加速モードが終了、次にステップS104の判別結果が真となるまで維持される。
【0091】
縦ヒートシーラ制御ルーチン
上述の加速モード判定ルーチンからは、図30に示す縦ヒートシーラ制御ルーチンが次に実施され、ここでは先ず、包材Fの繰出しに関し、その繰出しが停止状態にあるか否かが判別される(ステップS141)。ここでの判別結果が偽の場合、包材Fの繰出しは定速繰出し、減速モード又は加速モードの何れかにある。
【0092】
ステップS141の判別結果が真の場合、次に、前述した加速モードフラグがセットされているか否かが判別され(ステップS142)、この判別結果が真の場合には包材Fの繰出しが加速モードにあることを示す。ここで、定常運転状態を経て包材Fの繰出しが加速モードにあるとことは既に減速モードが実施されており、この減速モード中にて、後述するように縦ヒートシーラ24は既にオフ作動されている。
【0093】
加速モードにある場合、次に包材Fの繰出しが第2加速にあるか否かが判別され(ステップS143)、そして、前述した縦シール開始タイミングが生成されたか否かが順次判別される(ステップS144)。ここで、ステップS144の判別結果が真になる状況とは、包材Fの繰出しが第2加速に移行した後、最初に縦シール開始タイミング信号が生成された時点であり、この時点にて、図17及び図28に示されるように縦ヒートシーラ24はオフ作動からオン作動に切換えられる(ステップS145)。
【0094】
一方、ステップS142の判別結果が偽の場合には、包材Fの繰出しに関し、減速モードの減速中断中であるか否かが判別され(ステップS146)、そして、縦シール停止タイミング信号が生成されたか否かが順次判別される(ステップS147)。ここで、ステップS147の判別結果が真になる状況とは、包材Fの繰出しが減速中断中に移行した後、最初に縦シール停止タイミング信号が生成された時点であり、この時点にて、図17及び図28に示されるように縦ヒートシーラ24はオン作動からオフ作動に切換えられる(ステップS148)
【0095】
この実施例の場合でも、図17及び図28から明らかなように縦ヒートシーラ24のオフ作動は包材Fの繰出しが減速モード中にあるとき、より詳しくはその減速中断中にあるときに実行され、そして、縦ヒートシーラ24のオン作動は包材Fの繰出しが加速モード中にあるとき、より詳しくはその第2加速中にあるときに実行される。
【0096】
図17に示す包材Fの繰出し状況にて、縦ヒートシーラ24の作動がオンからオフ、そして、オフからオンに切換えられる場合、包材Fの継ぎ目部分が受ける縦シール時間はそのモード毎に図31の(A),(B)にて斜線を施した領域で示され、そのトータルシール時間は図31の(C)で示される。
一方、図28に示す包材Fの繰出し状況にて、縦ヒートシーラ24の作動がオンからオフ、そして、オフからオンに切換えられる場合、包材Fの継ぎ目部分が受ける縦シール時間はそのモード毎に図32の(A),(B),(C),(D),(E)にて斜線を施した領域で示され、そのトータルシール時間は図32の(F)で示される。
【0097】
図31の(C)中に示された2点鎖線は、減速モードの終了や加速モードの開始と同時に縦ヒートシーラ24がオフ及びオン作動された場合でのトータルシール時間を示し、そして、図32中に示された2点鎖線は減速モード及び加速モード中、縦ヒートシーラ24のオン作動が維持される場合でのトータルシール時間を示す。従って、この実施例の場合にも、包材Fの継ぎ目部分に過不足のない縦シール時間を付与することができ、包装品Pの外観品質の維持を図ることができる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置(請求項1〜6)によれば、包装機の運転停止時やその運転再開時での包材の繰出しに関し、包材が加速モード及び減速モードにあるときに、ヒートシーラの作動停止タイミング及び作動開始タイミングをそれぞれ設定してあるから、包材における継ぎ目部分での溶着不足や過溶着が防止され、包装品の外観品質を維持することができる。
【0099】
また、包材の繰出しに関し、その減速モード及び加速モードの期間がほぼ1包装サイクル期間に設定されていると(請求項)、包装機の包装能力を大幅に低下させることなく、減速及び加速モードでの包材の減速及び加速を可能な限り緩やかに行え、継ぎ目部分での皺の発生を効果的に防止できる。これに対し、包装品の品質維持が重要である場合には、加速モードの期間に1包装サイクル期間以上を確保する一方、減速モードの期間を1包装サイクル期間以下に制限すれば(請求項)、加速モード及び減速モードでの包材の繰出しをより安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦形製袋充填包装機を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の包装機の一部を拡大した正面図である。
【図3】包材の繰出しユニットを示した詳細図である。
【図4】包材の縦ヒートシーラを示した平面図である。
【図5】横ヒートシーラの運動を示した図である。
【図6】縦シール制御を行うコントローラの概略構成図である。
【図7】包材の繰出し状態に関し、縦ヒートシーラの作動状態を示したタイミングチャートである。
【図8】縦シール制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図9】図8の物品投入チェックルーチンを示したフローチャートである。
【図10】図8の繰出しユニット制御ルーチンの一部を示したフローチャートである。
【図11】繰出しユニット制御ルーチンの残部を示したフローチャートである。
【図12】図8の縦ヒートシーラ制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図13】包材の減速モード及び加速モードの実施に伴う縦シール時間を示した図である。
【図14】包装機の運転が停止状態から再開された直後における縦シールの剥離強度を示すグラフである。
【図15】サーボモータの繰出し速度と包材の繰出しとの関係を示したグラフである。
【図16】コントローラの変形例を示して概略構成図である。
【図17】包材の繰出し状態に関し、縦ヒートシーラのオンオフ作動のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図18】変形例の繰出しユニット制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図19】図18の繰出し制御ルーチンの詳細を示したフローチャートの一部である。
【図20】図19のフローチャートに続く部分である。
【図21】図18のフローチャートに続く部分である。
【図22】図19のフローチャートに続く部分である。
【図23】図19のフローチャートに続く部分である。
【図24】図19のフローチャートに続く部分である。
【図25】図19のフローチャートに続く部分である。
【図26】図19のフローチャートに続く部分である。
【図27】図19のフローチャートに続く部分である。
【図28】包材の繰出し状態に対し、縦ヒートシーラのオンオフ作動のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図29】図18の加速モード判定ルーチンの詳細を示したフローチャートである。
【図30】図18の縦ヒートシーラ制御ルーチンの詳細を示したフローチャートである。
【図31】縦ヒートシーラのオンオフ作動が図17に示すタイミングで実施されたときの縦シール時間を示したグラフである。
【図32】縦ヒートシーラのオンオフ作動が図28に示すタイミングで実施されたときの縦シール時間を示したグラフである。
【符号の説明】
21 繰出しユニット(駆動手段)
22 サクションベルト
27 サーボモータ
24 縦ヒートシーラ
66 ヒータブロック
76 エアシリンダ
84 コントローラ(制御手段)
88 制御演算部
90 投入チェック信号発生部
92 加減速チェック信号発生部
94 減速タイマ
96 加速タイマ
100 第1減速タイミング信号発生部
102 第2減速タイミング信号発生部
104 第1加速タイミング信号発生部
106 第2加速タイミング信号発生部

Claims (6)

  1. 定常運転中、充填チューブの外側に円筒状に成形された包材を前記充填チューブに沿って定速で繰出し、この繰出し過程にて前記包材の両側縁を互いに重ね合わして得た継ぎ目部を連続的に縦シールしながら、前記包材内への物品の投入と前記包材の横シール・切断を交互に行い、包装品を連続的に成形する縦形製袋充填包装機において、
    前記物品の投入の有無に応じて前記包材の繰出しを制御する繰出し手段と、
    前記包材の継ぎ目部を加熱し、前記縦シールを実施するヒートシーラと、
    前記繰出し手段による前記包材の繰り出しに応じて前記ヒートシーラの作動を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は前記ヒートシーラにおける作動開始タイミング及び作動停止タイミングを、前記繰出し手段による前記包材の繰出しが物品の投入を受けて停止から定速繰出し状態に達するまでの加速モード及び物品の投入無しを受けて定速繰り出し状態から停止に至るまでの減速モードにある間の所定時点にそれぞれ設定していることを特徴とする縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置。
  2. 前記加速モード及び前記減速モードの期間は、前記包装機が定常運転中にあるときの1包装品の成形に要する1包装サイクル期間にほぼ一致することを特徴とする請求項に記載の縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置。
  3. 前記加速モード及び前記減速モードはその期間中に、前記包材の繰出し速度を等速に保持する保持域を有することを特徴とする請求項に記載の縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置。
  4. 前記加速モード及び前記減速モード中の保持域にて、前記包材は同一の繰出し速度にて繰り出され、
    前記減速モードから前記加速モードへの移行は、物品の投入無しが連続しない場合、前記減速モードの保持域から前記加速モードの保持域に直接に移行する形態をとることを特徴とする請求項に記載の縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記ヒートシーラの作動開始タイミングを前記加速モード中その保持域の終了後に設定し、一方、前記ヒートシーラの作動停止タイミングを前記減速モード中その保持域内に設定していることを特徴とする請求項3又は4に記載の縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置。
  6. 前記包装機が定常運転中にあるときの1包装品の成形に要する期間を1包装サイクル期間とすると、前記加速モードの期間は前記1包装サイクル期間以上であり、前記減速モードの期間は前記1包装サイクル期間以下であることを特徴とする請求項に記載の縦形製袋充填包装機の縦シール制御装置。
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