JP7289380B1 - 縦型包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】占有スペースを小さくできる縦型の製袋包装機を提供すること。【解決手段】本発明の縦型包装機1は、被包装物Tが投入された袋状の包装体を製袋して包装する包装部10と、包装部10を回動可能に支持する架台60と、を備える。本発明の包装部10は、第1位置P1において被包装物Tを受け取り、第1位置P1よりも水平方向Hに対する角度が大きい第2位置P2において、被包装物Tを包装する。包装部10は、シート状のフィルムを筒状に形成するフォーマ機構20と、上流USから被包装物Tを受け取るとともに下流DSに位置するフォーマ機構20に被包装物Tを受け渡す導入機構40と、を備えることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、連続して供給される筒状の包装体に被包装物を投入したのちに袋を作製して製袋する縦型包装機に関する。
従来から、袋を作製しながらその袋内に被包装物を包装する製袋包装機として、包装材の送りおよび被包装物の供給を縦方向、一例として鉛直方向の下向きに行う縦型包装機が使用されている。縦型包装機は、一例として、シート状の包装材から上側が開口された筒状包装体を成形する製袋ステップと、開口を通じて筒状包装体に被包装物を投入してから開口をシールして閉じることで被包装物を包装する包装ステップと、を実行する。製袋ステップにおいては、縦方向に送られるシート状の包装材を製袋筒の外周面に沿って案内することにより筒状とされた包装材の合わせ目をシールするのに加えて、袋底部をシールすることで筒状包装体が形成される。包装ステップにおいては、製袋筒の内部を通路として被包装物が投入されるのに加えて、開口がシールされた部分で切り離して包装する。以上の製袋ステップと包装ステップを繰り返すことで、複数の袋包装製品が連続的に製造される。
縦型包装機の中で、例えば特許文献1に開示されるように、製袋筒を鉛直方向から傾斜させて製袋ステップおよび包装ステップを行うものがある。この傾斜可能とされる縦型包装機は、所定の角度に傾いた製袋筒の傾斜した内周面に案内されながら被包装物が滑り降りることによって、筒状包装体に被包装物が投入される。したがって、この種の縦型包装機は、製袋筒が鉛直方向に沿う縦型包装機に比べて被包装物の降下速度が低く、筒状包装体へ投入されるときの衝撃が小さいため、被包装物が損傷するのを防ぐことができる。特許文献1を含めた従来の傾斜可能とされる縦型包装機は、傾斜角度を固定して製袋ステップおよび包装ステップを行っている。
特開2014-234165号公報
発明は、被包装物の損傷をより軽減できる縦型の製袋包装機を提供することを目的とする。
本発明の縦型包装機は、被包装物が投入された袋状の包装体を製袋して包装する包装部と、包装部を回動可能に支持する架台と、を備える。
本発明における包装部は、第1位置において被包装物を受け取り、
第1位置よりも水平方向に対する角度が大きい第2位置において、被包装物を包装する。
本発明の縦型包装機において、包装部は、シート状のフィルムを筒状に形成するフォーマ機構と、上流から被包装物を受け取るとともに下流に位置するフォーマ機構に被包装物を受け渡す導入機構と、を備える。そして、好ましくは、導入機構における被包装物の搬送方向が水平方向に対する角度をθ1とし、フォーマ機構における被包装物の通過方向の水平方向に対する角度をθ2とすると、θ1<θ2が成り立つように、搬送方向と通過方向が交差する。
本発明の縦型包装機において、搬送方向は、包装部が第1位置にいるときに、水平方向に対して平行をなすことが好ましい。
本発明の縦型包装機において、導入機構は、上流から受け取った被包装物をフォーマ機構に向けて搬送するコンベアを備えることが好ましい。
本発明の縦型包装機において、第1位置は角度θ1が一定に固定されるが、第2位置は、被包装物に応じて、角度θ2が選択されることが好ましい。
本発明の縦型包装機において、架台は、被包装物を受け取る上流とは反対側の下流に位置することが好ましい。
本発明によれば、第1位置において被包装物を受け取り、第1位置よりも水平方向に対する角度が大きい第2位置において、被包装物を包装する。この構成を採用することにより被包装物の損傷を防ぐのに有利である。
実施形態に係る縦型包装機の概略構成を示す側面図である。 実施形態に係る縦型包装機の概略構成を示す正面図である。 実施形態に係る縦型包装機の概略構成を示す側面図であって、フォーマユニットの動作を示す図である。 実施形態に係る縦型包装機における包装部の回動動作を示す図である。 実施形態に係る縦型包装機の包装動作の経緯を示す側面図であり、(a)は搬入路が包装物を受けとったときを示し、(b)は受け取った包装物が包装体まで搬送されたときを示している。 図4に続いて実施形態に係る縦型包装機の包装動作の経緯を示す側面図であり、(a)は包装物を受け取った包装体の開口をシールするときを示し、(b)は切り離された包装体が搬出路を搬送されるときを示している。 図5に続いて実施形態に係る縦型包装機の包装動作の経緯を示す側面図であり、次の包装物を搬入路が受け取ったときを示す図である。 実施形態に係る縦型包装機の効果を説明するための図である。 実施形態に係る縦型包装機の効果を説明するための他の図である。 実施形態に係る縦型包装機の効果を説明するための他の図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態に係る縦型包装機1は、図1に示すように、被包装物T(図示省略)が投入された袋状の包装体を製袋するとともに被包装物を包装する包装部10と、包装部10を時計回りおよび反時計回りに回転、つまり回動可能に支持する架台60と、縦型包装機1の動作を制御する制御部71を収容する電装筐体70と、を備える。包装部10は、図4に示される第1位置P1において被包装物Tを受け取る。また、包装部10は、図4に示される第1位置P1よりも水平方向Hに対する角度が大きく傾斜する第2位置P2において、被包装物Tを包装する。縦型包装機1は、第2位置P2において被包装物Tを包装すると、包装部10は第1位置P1に戻り次に包装する被包装物Tを受け取り、以後は第2位置P2において被包装物Tの包装、第1位置P1に戻り被包装物Tの受取りの動作を繰り返して被包装物Tの包装を行う。以下、縦型包装機1の構成、動作を順に説明する。
[縦型包装機1の構成:図1~図4]
以下、縦型包装機1の構成について、図1、図2、図3および図4を参照して包装部10、架台60、電装筐体70の順に説明する。以下の説明では、前後方向X、幅方向Yおよび高さ方向Zを図1および図2に示すように定義するとともに、上流USおよび下流DSを図1に示すように定義する。上流USおよび下流DSは、被包装物Tが搬送される向きに基づいて定められる。また、水平方向Hは前後方向Xと同義である。
[包装部10]
包装部10は、包装部10の主体をなすフォーマ機構20と、上流USから被包装物Tを受け取るとともにフォーマ機構20に被包装物Tを受け渡す導入機構40とを備える。また、包装部10はフォーマ機構20および導入機構40を保持するとともに、架台60に対して回動可能に支持される支持フレーム50とを備える。
[フォーマ機構20:図1,図2,図3]
フォーマ機構20は、図1、図2および図3に示すように、搬送されてくるシート状フィルムSFを筒状フィルム包装体TFに形成するフォーマ21と、フォーマ21を支持するとともに、投入された被包装物Tがその内部の通路を落下して搬送される製袋筒23とを備える。加えて、フォーマ機構20は、製袋筒23の上端部に設けられ、導入機構40から被包装物Tを受け取るホッパ25を備える。さらに、フォーマ機構20は、図3に示すように、シート状フィルムSFを保持するとともにフォーマ21にシート状フィルムSFを供給するフィルム供給部27を備える。
なお、図1および図2にはフォーマ機構20の一部だけが記載されており、図1および図3に記載されていない部分は図3に記載されている。
フォーマ21は、フィルム供給部27から搬送されるシート状フィルムSFを、シート状フィルムSFの左端縁と右端縁を重なるように曲げて筒状の筒状フィルム包装体TFに成形する。フォーマ21は、例えば、金属板を折り曲げ等して所定の形状に形成されているか、樹脂材料を射出成形して一体成形されている。ホッパ25および製袋筒23も同様である。
フォーマ21は、製袋筒23を周方向に取り囲むように配置されており、フォーマ21により成形された筒状フィルム包装体TFは、フォーマ21よりも下方において製袋筒23の外周面に巻き付くように案内され、製袋筒23に巻き付いた状態で下方に搬送される。
製袋筒23は、軸線方向の両方(上方および下方)の端部が開口した円筒状の部材からなる。製袋筒23は、ホッパ25を介して受け渡される被包装物Tは、その上端部の開口から受け入れるとともに、通路24を下向きに通る。製袋筒23の通路24を通過した被包装物Tは、製袋筒23の下部の開口から筒状フィルム包装体TFの内部に投入される。本実施形態における製袋筒23は一例として、軸線方向にわたって開口径が等しく設定されるが、本発明はこれに限らず、軸線方向にわたって開口径が変動するように設定されてもよい。
ホッパ25は、製袋筒23の上端(先端)に設けられ、先端側ほど開口径が大きくなるように形成されている。
フィルム供給部27は、図3に示すように、シート状のシート状フィルムSFが巻き回されたフィルムロールFRを保持する。後述する搬送ベルト31を作動させることで、フィルムロールFRからシート状フィルムSFが繰り出され、繰り出されたシート状フィルムSFは、複数のローラ29に案内されて、フォーマ21を通って製袋筒23へと搬送される。
フィルム供給部27は、製袋筒23の周囲に搬送ベルト31、縦シール機33および横シール機35を備える。フィルムロールFRから引き出されたシート状フィルムSFは、搬送ベルト31により搬送される。シート状フィルムSFは、複数のローラ29にガイドされ、フォーマ21まで搬送されると、筒状に成形され、筒状フィルム包装体TFとなる。筒状フィルム包装体TFは、搬送ベルト31により下方に向けて搬送され、フォーマ21より下方であって製袋筒23に対向する縦シール機33により筒状フィルム包装体TFの円周方向の両縁の重なり部分が縦方向にシールされる。縦シール機33により縦方向にシールされた筒状フィルム包装体TFは、搬送ベルト31によりさらに下方に向けて搬送され、縦シール機33の下方に配置された横シール機35により、筒状フィルム包装体TFの搬送方向と直交する横方向にシールされる。さらに、横シール機35では、筒状フィルム包装体TFの横シール部分が、筒状フィルム包装体TFの搬送方向における中央部で横方向に切断され、上下端の封止された筒状の包装体PBが製袋される。なお、包装体PBとなる筒状フィルム包装体TFの内部には、横シール機35による筒状フィルム包装体TFの封止前に、フォーマ機構20の製袋筒23の通路24を通って被包装物Tが供給される。その結果、縦型包装機1では、被包装物Tが収容された包装体PBが作製される。
縦型包装機1は、一対の搬送ベルト31を有する(図2および図3)。一対の搬送ベルト31は、筒状フィルム包装体TFの左側および右側にそれぞれ配置される。搬送ベルト31は、フィルムロールFRから引き出されるシート状フィルムSFをフォーマ21へと搬送する。また、搬送ベルト31は、フォーマ21で成形された筒状フィルム包装体TFを横シール機35へ搬送する。搬送ベルト31は、一例として無端状ベルト、駆動ローラおよび従動ローラにより構成される。
搬送ベルト31は、縦型包装機1が運転される前においては、製袋筒23との間に微小な隙間を設けて配置される。縦型包装機1が運転される時には、一対の搬送ベルト31は製袋筒23を幅方向Yの外側から挟み込む。この状態において搬送ベルト31が駆動されると、無端状のベルトが筒状フィルム包装体TFを圧接しながら筒状フィルム包装体TFを下向きに搬送する。
縦シール機33は、一例として、図示が省略されるヒータと、筒状フィルム包装体TFの重なり部分に接触するヒータブロックと、ヒータブロックを駆動する駆動機構と、を有する。この縦シール機33は、加熱されたヒータブロックで、筒状フィルム包装体TFの重なり部分を所定の圧力で製袋筒23に押しつけることで、筒状フィルム包装体TFの重なり部分を縦方向に熱シールする。
横シール機35は、縦シール機33による縦シール後の筒状フィルム包装体TFを、筒状フィルム包装体TFの搬送方向と交差する幅方向Yに筒状フィルム包装体TFをシールするとともに切断する機能を備える。
[導入機構40:図1,図2,図4]
導入機構40は、上流USから被包装物Tを受け取るとともに、下流DSに位置するフォーマ機構20に受け渡す。
導入機構40は、図1、図2および図4に示すように、無端状に形成されるコンベアベルト41と、コンベアベルト41の一方端を支持する駆動ローラ43と、コンベアベルト41の他方端を支持する従動ローラ45とを備える。導入機構40は、支持コラム47により支持フレーム50に支持される。
導入機構40は、コンベアベルト41で被包装物Tを受け取るとともに、駆動ローラ43の回転駆動によりコンベアベルト41を走行させることで、被包装物Tをフォーマ機構20に向けて搬送しフォーマ機構20のホッパ25に受け渡す。搬送方向D41が走行する向きは、図1および図4(下側の図)に矢印で示されている。コンベアベルト41は、包装体PBを連続的に作製する際に、連続的に走行することができるし、間欠的に走行することもできる。
導入機構40は、コンベアベルト41における被包装物Tの搬送方向D41が製袋筒23における被包装物Tの搬送方向D23と交差するように設けられる。つまり、導入機構40における被包装物Tの搬送方向D41が水平方向Hに対する角度をθ1とし、フォーマ機構20における被包装物Tの搬送方向D23の水平方向Hに対する角度をθ2とする。そして、θ1<θ2が成り立つように、搬送方向D41と搬送方向D23が角度θ3をなして交差する。導入機構40のコンベアベルト41とフォーマ機構20の製袋筒23とをこのように交差させることによる作用、効果は追って言及する。
[支持フレーム50:図1、図2、図4]
支持フレーム50は、包装部10(フォーマ機構20および導入機構40)を支持するとともに、図4に示すように、架台60に対して回動可能に支持される。つまり、支持フレーム50は、フォーマ機構20および導入機構40を、図5(a)に示される第1位置P1と図6(a)に示される第2位置P2の間を往復して回動可能に支持する。導入機構40が水平方向Hに沿う第1位置P1において被包装物Tを受け取り、水平方向Hに対する角度が大きい第2位置P2において、フォーマ機構20が被包装物Tを包装する。
支持フレーム50は、図1および図2に示すように、フォーマ機構20および導入機構40を支持する支持ビーム51と、支持ビーム51が上流USに向けて張り出すとともに、架台60に回動可能に支持されるフレーム53と、を備える。フレーム53は、幅方向Yの両側に設けられる一対の支持プレート54と、一対の支持プレート54の下流側を繋ぐ連結プレート55と、を備える。一対の支持プレート54のそれぞれには、幅方向Yの外側に向けて延びる支持軸56が固定されており、この支持軸56は後述する支持プレート63を貫通して軸受57で支持されている。一方の支持軸56には電動モータ58が軸着されており、電動モータ58が時計周りまたは半時計周りに回転することにより、フォーマ機構20および導入機構40が回動動作を行うことができる。また、フレーム53の下流DSの側の下方は切欠き59が形成されている。
[架台60:図1,図2]
架台60は、支持フレーム50を回動可能に支持するのに加えて、必要な位置に水平方向Hに移動する機能を備える。
架台60は、図1および図2に示すように、偏平なベース61と、ベース61から高さ方向Zに立ち上がる一対の支持プレート63とを備える。ベース61の下面には、キャスタ65が四隅に設けられており、縦型包装機1を必要な位置に移動できるようになっている。支持プレート63は、側面視してU字状の切り込みが形成されているが、あくまで一例に過ぎない。
一対の支持プレート63の双方には支持フレーム50の支持軸56が貫通しており、それぞれの支持プレート63の幅方向Yの外側面において軸受57で支持されている。一方の軸受57を貫通する支持軸56は、一方の支持プレート63に支持される電動モータ58の図示を省略する駆動軸に接続される。
ベース61の上には、電動モータ68で駆動される搬出コンベア67が設けられている。搬出コンベア67は、フォーマ機構20において作製された包装体PBを下流DSに向けて搬送する。
架台60は、被包装物Tを受け取る上流USとは反対側の下流DSに位置しているが、この位置による作用および効果は後述される。
[電装筐体70:図1,図2]
電装筐体70は、制御部71およびその他の電装品を収容する。
電装筐体70は、図1および図2に示すように、一方の支持プレート63の幅方向Yの外側に設けられる。制御部71は、この電装筐体70の内部に配置され、縦型包装機1の動作、具体的には導入機構40の電動モータ49および支持フレーム50の電動モータ58の回転および回転の停止を制御する。電動モータ58の回転の制御については、回転の向きを特定することをも含んでいる。
[縦型包装機1の動作:図5,図6,図7]
次に、図5、図6および図7を参照して縦型包装機1の動作を説明する。なお、図5、図6および図7は、縦型包装機1の包装動作の一つの周期を順に示しており、図5(a)は包装動作の一周期目(n周期目)の始まりの状態を示し、図7は包装動作の一周期目(n周期目)の終わりの状態を示している。ただし、図7は包装動作の二周期目(n+1周期目)の始まりの状態をも示している。
縦型包装機1は、包装動作を開始するときには、図5(a)に示すように、導入機構40のコンベアベルト41が水平方向Hに対して平行をなすように、支持フレーム50が位置決めされる。この位置は、包装部10の第1位置P1である。
包装部10が第1位置P1にあるときに、導入機構40のコンベアベルト41は上流USから被包装物Tを受け取る。ここでは、一例としてコンベアベルト41は停止しているものとして説明する。
なお、フォーマ機構20においては、前述した手順により製袋動作が行われている。
コンベアベルト41で被包装物Tを受け取ると、支持フレーム50が時計回りに傾転するように電動モータ58が駆動されるとともに、被包装物Tをホッパ25に向けて搬送するように電動モータ49が駆動される。電動モータ58および電動モータ49の駆動は、制御部71の指示により行われる。そうすると、図5(b)に示すように、被包装物Tは導入機構40からフォーマ機構20に移送され、具体的には被包装物Tはホッパ25を通って製袋筒23の通路24に投入される。
図6(a)に示すように、従前よりも支持フレーム50が時計回りに傾転されると、被包装物Tは筒状フィルム包装体TFの底部に至る。そうすると、横シール機35が動作することにより、包装体PBが筒状フィルム包装体TFから切り離される。切り離された包装体PBは、架台60の搬出コンベア67に落下し、図6(b)に示すように、搬出コンベア67の駆動に伴って下流DSに搬送される。このときのフォーマ機構20、支持フレーム50などの位置が、包装部10の第2位置P2に該当する。なお、図6(a)におけるフォーマ機構20が、縦型包装機1の動作の過程で水平方向Hに対して最も大きい角度をなす。
包装体PBが切り離されると、図7に示すように、支持フレーム50が第1位置P1に戻るまで電動モータ58が駆動される。支持フレーム50が第1位置P1に戻ると、次に包装されるべき被包装物Tを導入機構40のコンベアベルト41で受け取る。以後は、図5(a)からの説明で示した手順で、次の被包装物Tの包装が行われる。
ここでは、第1位置P1と第2位置P2の双方がそれぞれ定まった位置として説明した。しかし、本実施形態において、第1位置P1は同じ位置、つまり水平方向Hに対する角度は一定に固定されるものとするが、第2位置P2は異なる位置、つまり水平方向Hに対する角度は被包装物Tに応じて選択できるものとする。例えば、被包装物Tの摩擦抵抗により製袋筒23の通路24を通過しやすいか否かで第2位置P2を変えることができる。つまり、被包装物Tが通路24を通過しやすい場合には、製袋筒23が水平方向Hに対する角度を小さくし、被包装物Tが通路24を通過しにくい場合には、製袋筒23が水平方向Hに対する角度を大きくすることができる。これについて詳しくは、図9を参照して後述する。
[効 果]
縦型包装機1が奏する効果を説明する。
<第1効果:前後方向Xの省スペース化;図8>
縦型包装機1は、フォーマ機構20を含め包装部10を回動可能にすることにより、前後方向Xの寸法を短くできる。ここで、図8(a)は本実施形態に係るフォーマ機構20が回動する様子を示し、図8(b)は回動せずに位置が固定されるフォーマ機構120を示している。なお、フォーマ機構120は、本実施形態に係るフォーマ機構20に導入機構40を加えた搬送方向の寸法を有している。また、フォーマ機構120は、被包装物Tを供給する縦型包装機1に対する上流側の装置としてのコンベア121が必要となる。このコンベア121は、フォーマ機構20の回動による高さ方向Zの寸法Z1と同じ高さZ1を有しているものとする。
図8(a)と図8(b)を比較すれば分かるように、回動可能とされた本実施形態のフォーマ機構20は、位置が固定されるフォーマ機構120に比べて、前後方向Xの寸法が短く占有スペースを小さくできる。なお、図8(a)には導入機構40を示したが、前後方向Xの寸法を短くできる効果は、導入機構40を備えていなくても得られる。以下で示される第2効果~第5効果も同様である。
<第2効果:被包装物Tの損傷防止;図8>
図8(b)に示される位置が固定されるフォーマ機構120の場合、フォーマ機構120の水平方向(H)に対してなす角度が大きい。したがって、フォーマ機構120の場合、受け入れる被包装物Tはフォーマ機構120の内部を勢いよく滑り落ち、筒状フィルム包装体TFの底部に相当の速度で突き当たるので、被包装物Tによっては損傷を受けるおそれがある。
以上に対して、図8(a)に示されるフォーマ機構20は、被包装物Tを受け入れる時点ける水平方向(H)に対してなす角度は相対的に小さく、その後に当該角度は連続時に大きくなる。したがって、フォーマ機構20において、受け入れた被包装物Tが筒状フィルム包装体TFの底部に突き当たる速度を、フォーマ機構120に比べて小さくできるので、被包装物Tに損傷が生じるのを防止できる。
<第3効果:上流側の受け渡し装置の簡略化;図9>
縦型包装機1は、図9に示すように、第1位置P1は同じ位置に固定され、第2位置P2は異なる位置とすることができる。これによれば、第2位置P2に関わらず、第1位置P1における導入機構40は同じ位置にある。したがって、上流USから被包装物Tを受け渡す装置は、第1位置P1における導入機構40に対応して一定の位置に設定されればよく、その構成を簡略化できる。
一方で、例えば被包装物Tが通路24を通過しやすい場合には、製袋筒23が水平方向Hに対する角度の小さい第2位置P2-1とされ、被包装物Tが通路24を通過しにくい場合には、製袋筒23が例えば水平方向Hに対する角度の大きい第2位置P2-2または第2位置P2-3とされる。
<第4効果:被包装物Tの包装の容易性>
縦型包装機1は、フォーマ機構20が回動可能とされ、フォーマ機構20が図6(a)に示される最大角度まで傾転され鉛直方向に近づくことができる。したがって、被包装物Tが製袋筒23の通路24を滑りにくい材質であっても、通路24を通過して筒状フィルム包装体TFまで容易に搬送される。
<第5効果:フォーマ機構20を含めた包装部10の回動確保;図4>
縦型包装機1は、包装部10(フォーマ機構20および導入機構40)の回動動作の妨げになり得る架台60が、被包装物Tを受け取る上流USとは反対側の下流DSに位置する。つまり、縦型包装機1は、導入機構40よりも上流USの側に包装部10の回動動作の妨げになり得る要素が存在せず、空隙が確保されている。しかも、支持フレーム50を構成するフレーム53の下流DSの側であって下方に切欠き59が設けられているので、図4に示すように、包装部10が回動する過程で支持フレーム50が架台60に衝突するのを回避できる。
<第6効果:縦型包装機としての前提;図10>
縦型包装機1は、導入機構40のコンベアベルト41とフォーマ機構20の製袋筒23との間に角度θ3を備える。この構成により、フォーマ機構20における縦型包装機としての機能を確保できる。ここで、図10(a)は本実施形態に係るフォーマ機構20と導入機構40が地面UG、つまり水平方向Hに対する位置関係を示し、図10(b)は直線状に構成されるフォーマ機構120が地面UGに対する位置関係を示している。なお、フォーマ機構120は、本実施形態に係るフォーマ機構20に導入機構40を加えた搬送方向の寸法を有している。また、フォーマ機構20とフォーマ機構120は、被包装物Tを受け入れる地面UGからの高さ方向Zの寸法Z3を同じに設定している。
図10(a)と図10(b)を比較すれば、フォーマ機構120の地面UGに対してなす角度θ4がフォーマ機構20の地面UGに対してなす角度θ2より小さい(θ2>θ4)。縦型包装機として機能するためには、被包装物Tが製袋筒23の内部の通路24を滑り落ちるのを確保するために、フォーマ機構20が水平方向Hに対してなす角度が大きいことが望まれる。したがって、水平方向Hに対する角度θ2の大きいフォーマ機構20は縦型包装機としての機能を備える上で好ましい。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
例えば、以上で説明した導入機構40においては、好ましい形態としてコンベアベルト41を備えているが、被包装物Tの摩擦が小さい場合には、コンベアベルト41を設けることなく駆動することのない偏平な板材にすることもできる。
また、以上で説明した導入機構40においては、好ましい形態として導入機構40がフォーマ機構20に対して角度θ3を持って交差させているが、フォーマ機構20と導入機構40が直線状をなしていてもよい。
1 縦型包装機
10 包装部
20 フォーマ機構
21 フォーマ
23 製袋筒
24 通路
25 ホッパ
27 フィルム供給部
29 ローラ
31 搬送ベルト
33 縦シール機
35 横シール機
40 導入機構
41 コンベアベルト
43 駆動ローラ
45 従動ローラ
47 支持コラム
49 電動モータ
50 支持フレーム
51 支持ビーム
53 フレーム
54 支持プレート
55 連結プレート
56 支持軸
57 軸受
58 電動モータ
59 切欠き
60 架台
61 ベース
63 支持プレート
65 キャスタ
67 搬出コンベア
68 電動モータ
70 電装筐体
71 制御部
D23 搬送方向
D41 搬送方向
SF シート状フィルム
FR フィルムロール
TF 筒状フィルム包装体
P1 第1位置
P2,P2-1,P2-2,P2-3 第2位置
PB 包装体
T 被包装物
US 上流
DS 下流
X 前後方向
Y 幅方向
Z 高さ方向

Claims (5)

  1. 被包装物が投入された袋状の包装体を製袋して包装する包装部と、
    前記包装部を回動可能に支持する架台と、を備え、
    前記架台により回動が可能に支持される前記包装部は、
    フォーマ機構と、上流から前記被包装物を受け取るとともに下流に位置する前記フォーマ機構に前記被包装物を受け渡す導入機構と、を備え、
    前記フォーマ機構は、
    搬送されてくるシート状フィルムを筒状フィルム包装体に形成するフォーマと、前記フォーマを支持するとともに、受け渡された前記被包装物がその内部の通路を落下して搬送される製袋筒と、前記製袋筒の上端部に設けられ、前記導入機構から前記被包装物を受け取るホッパと、を備え、
    前記導入機構は、上流から受け取った前記被包装物を前記フォーマ機構の前記ホッパに向けて搬送するコンベアを備え、
    前記製袋筒および前記コンベアは、水平方向に対する角度が相対的に小さい前記回動における第1位置から、前記角度が前記第1位置よりも相対的に大きい前記回動における第2位置まで連続的に回動し、
    前記第1位置において前記コンベア前記被包装物を受け取り、
    前記第1位置から前記第2位置までの連続的な回動の過程において、前記被包装物が前記コンベアから前記製袋筒に受け渡され、かつ、受け渡された後に前記製袋筒の中を滑り落ち、
    前記第2位置において前記被包装物を前記製袋筒で包装することを特徴とする縦型包装機。
  2. 前記第2位置において、
    前記導入機構の前記コンベアにおける前記被包装物の搬送方向の前記水平方向に対する角度をθ1とし、
    前記フォーマ機構の前記製袋筒における前記被包装物の通過方向の前記水平方向に対する角度をθ2とすると、
    θ1<θ2が成り立つように、前記搬送方向と前記通過方向が交差する、
    請求項1に記載の縦型包装機。
  3. 前記搬送方向は、
    前記包装部が前記第1位置にいるときに、水平方向に対して平行をなす、
    請求項2に記載の縦型包装機。
  4. 前記第1位置は前記角度θ1が一定に固定され、
    前記第2位置は、前記被包装物に応じて、前記角度θ2が選択される、
    請求項2または請求項3に記載の縦型包装機。
  5. 前記架台は、
    前記被包装物を受け取る上流とは反対側の下流に位置する、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の縦型包装機。
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