JP3854614B2 - 押圧成型乾燥食材の製造方法 - Google Patents

押圧成型乾燥食材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3854614B2
JP3854614B2 JP2004198595A JP2004198595A JP3854614B2 JP 3854614 B2 JP3854614 B2 JP 3854614B2 JP 2004198595 A JP2004198595 A JP 2004198595A JP 2004198595 A JP2004198595 A JP 2004198595A JP 3854614 B2 JP3854614 B2 JP 3854614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
air drying
food material
excipient
minutes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004198595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005218442A (ja
Inventor
利男 佐久間
政和 松田
Original Assignee
日本エフディ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本エフディ株式会社 filed Critical 日本エフディ株式会社
Priority to JP2004198595A priority Critical patent/JP3854614B2/ja
Priority to US10/888,548 priority patent/US7208188B2/en
Priority to PCT/JP2004/015147 priority patent/WO2005036974A1/ja
Priority to CN2004800301408A priority patent/CN1867262B/zh
Publication of JP2005218442A publication Critical patent/JP2005218442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3854614B2 publication Critical patent/JP3854614B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B7/00Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
    • A23B7/02Dehydrating; Subsequent reconstitution
    • A23B7/024Freeze-drying, i.e. cryodessication or lyophilisation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B7/00Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
    • A23B7/02Dehydrating; Subsequent reconstitution
    • A23B7/0205Dehydrating; Subsequent reconstitution by contact of the material with fluids, e.g. drying gas or extracting liquids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B7/00Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
    • A23B7/02Dehydrating; Subsequent reconstitution
    • A23B7/0215Post-treatment of dried fruits or vegetables
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B7/00Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
    • A23B7/02Dehydrating; Subsequent reconstitution
    • A23B7/022Dehydrating; Subsequent reconstitution with addition of chemicals before or during drying, e.g. semi-moist products
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L19/00Products from fruits or vegetables; Preparation or treatment thereof
    • A23L19/03Products from fruits or vegetables; Preparation or treatment thereof consisting of whole pieces or fragments without mashing the original pieces
    • A23L19/05Stuffed or cored products; Multilayered or coated products; Binding or compressing of original pieces

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Edible Seaweed (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

本発明は、常温保管が可能で、復元したときにボリューム感の感じられる良好な復元性を備え、かつ、優れた風味、色調、及び食感を有する、型崩れしない成型乾燥食材に関する。
現在、市場では即席麺や即席スープ等の即席食品が多く流通しており、これら即席食品の具材として主に用いられる乾燥食材の需要の伸びには著しいものがある。この需要の伸びとともに、今日の消費者の本物志向に起因して、本物により近い風味や食感といった品質を有する乾燥食材が求められるようになってきている。
ここで、従来用いられていた乾燥食材は、熱風乾燥法、あるいは凍結乾燥法により水分8%以下、または5%以下に乾燥したものである。しかしながら、前者の方法により得られた熱風乾燥品は、熱風乾燥によって褐変が生じてしまい、食材本来の色調を保持できてはいない。また、熱風乾燥では脱水の工程で植物組織内の遊離状態の水分のみならず、植物組織を構成しているいわゆる結合状態の水分をも除去してしまうため、植物組織に隙間がない状態になっている。従って、喫食に際して復元に供した場合、数分ないし十数分の時間を要してもほとんど元の状態に復元することはなく、歯ごたえも堅いものとなってしまっている。
一方、凍結乾燥品は、熱風乾燥品と比較すると褐変はある程度抑えることができるが、復元して喫食するとやや柔らかいものとなってしまい、食材本来の食感を失っている。これは、凍結乾燥では食材の初期水分含有率が高い場合には凍結の工程で氷結晶が大きくなり、植物組織に損傷をきたすため、復元して喫食すると柔らかい、いわゆる歯ごたえのないものとなってしまうからである。また、一定体積当たりの重量を意味する「かさ比重」が非常に小さいため、軽量であるがゆえに、小単位の包装、例えば1食当りの小袋包装に際してはその扱いに苦慮する。
特に、初期水分含有率が高い食材の場合、例えば葉もの野菜等の場合には、乾燥して水分をほぼ全て除去すると、初期重量の1/10〜1/20の重量となって非常に軽量なものとなる。この軽量さは、小単位にパックして使用する場合にはかなりの障害となる。形状を保持して乾燥品とする場合には、軽量さに加えて空隙の大きいものとなり、「かさ比重」の小さいものとなってしまう。この状態は凍結乾燥に供した製品では著しいものとなる。この状態のまま小単位の包装をする場合には、乾燥品が包装工程で浮遊状態となったり、静電気による包装材料への付着やシール時の噛み込みのトラブルといった製造工程上の不具合を生ずる結果となる。
また、これらの熱風乾燥品及び凍結乾燥品は、復元に供された場合であっても乾燥状態と同等の大きさ、あるいはやや膨潤する程度である。しかも、従来よりこれらの製品は何らの型崩れ防止処理も施していないので非常に脆いものとなっている。従って、これらをバルク包装して輸送に供したときには型崩れを生じやすく、成型処理を施した場合であっても形状を保持することができない。さらには、常温保管が困難である等、多くの課題を抱えている。
以上述べたように、熱風乾燥法あるいは凍結乾燥法単独では、常温保管が可能であって、良好な復元性を備えた型崩れのない成型乾燥食材を得ることはできていない。また、これらの手法により得られた乾燥食材は、消費者の嗜好を満足させ得る風味、色調、及び食感を有しているとは言えない。従って、常温保管が可能であって、良好な復元性を備えるとともに、優れた風味、色調、及び食感を有する型崩れしない成型乾燥食材の開発は当業者に課せられた課題となっている。
このような課題に取り組んだものとして、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示された発明が挙げられる。これらの特許文献に開示されている発明はいずれも、熱風乾燥法と凍結乾燥法とを組み合わせた発明である。より詳しくは、野菜等の食材に対して熱風乾燥処理を施した後に凍結乾燥処理して得られた乾燥食材に関するものであり、良好な復元性を備えるとともに、優れた風味、色調、及び、食感を有する乾燥食材の開発を目的としたものである。
また、特許文献4では、糊料を用いて食材を成型した後に凍結乾燥された成型乾燥食材に関する発明が開示されている。この発明によれば、一旦成型された状態を保持することが可能であり、型崩れをある程度抑制することができる。
さらには、特許文献5では、食材に砂糖等の糖質物質を混和した後、乾燥処理して得た乾燥物を圧縮成型した成型乾燥食材に関する発明が開示されている。この発明によれば、色調、食感、風味に優れた成型乾燥食材を提供することができる。
特開平10−309161号公報 特開平6−153782号公報 特許第2902231号公報 特開平6−261679号公報 特開平3−172152号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2及び特許文献3に開示されている乾燥食材は、いずれも近年の消費者の嗜好にマッチするまでの風味、色調、及び食感を有するまでには至っていないうえに、型崩れの防止処理や成型処理は何ら施されてはおらず、消費者の要求を満たしているとは言えない。
また、特許文献4に開示されている成型乾燥食材は、風味や色調等の改善を目的としたものではないうえに、圧縮、押圧等せずに成型されたものであるため、良好な復元性を備えているとは言えない。
さらには、特許文献5に開示されている成型乾燥食材は、およそ200kg/cmもの圧力で圧縮成型するものであるため、植物組織が破壊され、熱湯を注いでも数分以内での素早い復元が期待できない。加えて、圧縮成型後は何らの処理も施さないものであるため、成型状態の保持の点で不十分であると言える。
このように、常温保管が可能であって良好な復元性を備え、かつ、優れた風味、色調、及び食感を有する型崩れしない成型乾燥食材というものは、これまでのところ存在しない。従って、このような乾燥食材を消費者に提供することは、当業者に課せられた火急の課題である。
以上のような課題に鑑み、本発明者らは、熱風乾燥と凍結乾燥の最適な組み合わせ条件を追求するとともに、「乾燥による折り畳み性の付与」という、これまで見出されていなかった技術的思想、及び、「成型状態の保持」という観点に着目して鋭意研究を重ねた。その結果、最適な熱風乾燥と凍結乾燥との組み合わせ条件を確立し、常温保管が可能で優れた風味、色調、及び食感を有する乾燥食材を得るとともに、さらに、凍結乾燥の前に賦形剤を添加して押圧成型処理を施すことにより、良好な復元性をも備えた型崩れしない成型乾燥食材が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、より具体的には以下のようなものを提供する。
(1) 乾燥食材の製造方法であって、対象となる食材にブランチ処理を施して、ブランチ処理済み食材を得るブランチ工程と、このブランチ処理済み食材に賦形剤を混合して、賦形剤混合済み食材を得る賦形剤混合工程と、この賦形剤混合済み食材の重量が20%以上70%以下に減少するまで熱風乾燥処理を施して、熱風乾燥処理済み食材を得る熱風乾燥工程と、この熱風乾燥処理済み食材に押圧成型処理を施して、押圧成型処理済み食材を得る押圧成型工程と、この押圧成型処理済み食材に凍結乾燥処理を施して、凍結乾燥処理済み食材を得る凍結乾燥工程と、を含み、前記押圧成型処理は、前記凍結乾燥処理済み食材を復元に供したときに、十分に復元が可能な程度の圧力で押圧するものである乾燥食材の製造方法。
(2) 前記圧力は、0.05kg/cm以上0.50kg/cm以下である(1)記載の乾燥食材の製造方法。
(3) 前記対象となる食材は、嵩高く水分含有率の高い食材である(1)又は(2)記載の乾燥食材の製造方法。
(4) 前記対象となる食材は、野菜、きのこ、及び、海藻よりなる群から選択される少なくとも一つである(1)から(3)いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
(5) 前記賦形剤は、糖類である(1)から(4)いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
(6) 前記賦形剤の混合量は、前記対象となる食材の重量の1%以上10%以下である(1)から(5)いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
(7) 前記熱風乾燥工程は、前記賦形剤混合済み食材を揉捻しながら行われるものである(1)から(6)いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
(8) 前記押圧成型工程は、枠で小単位に分画された容器に入れて行われるものである(1)から(7)いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
(9) (1)から(8)いずれか記載の乾燥食材の製造方法により製造される乾燥食材。
(10) 乾燥食材の単位体積当たりの復元後の重量が1.4g/cm以上5.0g/cm以下である乾燥食材。
(11) 乾燥食材の製造において、食材に賦形剤を混合して押圧成型処理を施すことにより、乾燥食材の型崩れを防止する方法。
(12) 乾燥食材の製造において、食材に賦形剤を混合して押圧成型処理を施すことにより、乾燥食材に大きな、単位体積当たりの復元後の重量を付与する方法。
(13) ある食材に賦形剤を付した後、この賦形剤が付された食材に対して熱風乾燥処理を施し、前記賦形剤が付された食材が押圧成型処理が可能な柔らかさになった時点で前記熱風乾燥処理を解除し、押圧成型処理を施した後、凍結乾燥処理を施して、乾燥食材を得る方法。
(14) ある食材に賦形剤を付した後、この賦形剤が付された食材に対して熱風乾燥処理を施し、前記賦形剤が付された食材が押圧成型処理が可能な柔らかさになった時点で前記熱風乾燥処理を解除し、押圧成型処理を施した後、凍結乾燥処理を施して、運搬に供する方法。
本発明は、従来から見られるブランチ工程、熱風乾燥工程、及び凍結乾燥工程の3工程の組み合わせからなる乾燥食材の製造方法において、最適な製造条件を確立するとともに、さらに、賦形剤混合工程及び押圧成型工程を組み合わせた乾燥食材の製造方法である。即ち、対象食材に対してブランチ処理を行って喫食可能な状態にした後、賦形剤を混合する。そして、熱風乾燥に供し、植物組織内のいわゆる遊離状態にある水分を除去した後、熱風乾燥を中止して一定量の大きさの成型容器に入れ、押圧して凍結に供し、凍結乾燥を行なうものである。以下、本発明に係る乾燥食材の製造方法について詳しく説明する。
<対象食材>
本発明においては、対象となる食材は特に限定されないが、嵩高く水分含有率の高い食材であることが好ましい。本発明の目的が良好な復元性を備えた乾燥食材の開発であるため、嵩高く水分含有率の高い食材においてこそ、本発明の効果が十分に発揮されるからである。具体的には、キャベツ、ほうれんそう、こまつな、チンゲンサイ、野沢菜等のいわゆる葉もの野菜類、あるいはもやし、豆苗などの幼芽状態の野菜、カリフラワーやブロッコリーなどの花芽植物などが例として挙げられる。ブロッコリーやカリフラワーなどの花芽植物の場合においては、従来の乾燥食材では花芽の部分が剥離、落下してしまう問題があったが、本発明ではほぼ付着した状態を維持できる。また、場合によっては、野菜の他にきのこや海藻を好適に使用することができる。なお、これらの食材は適宜、トリミングして洗浄した後、食材の種類に応じて20〜50mm×20〜50mmの大きさにカットされ、乾燥食材の製造に供される。
<製造工程>
[ブランチ工程]
先ず、本発明に係る乾燥食材の製造方法においては、対象となる食材にブランチ処理を施して、ブランチ処理済み食材を得るブランチ工程が含まれる。ブランチ工程では、トリミング、洗浄後に所定の大きさにカットされた食材に対して、加熱処理または冷却処理等の前処理が施される。このブランチ処理工程により、各食材が喫食可能な状態となる。
[賦形剤混合工程]
ブランチ処理工程の後には、ブランチ処理によって喫食可能な状態になった食材に賦形剤を混合して、賦形剤混合済み食材を得る賦形剤混合工程が行われる。ここで、混合される賦形剤としては、糖類が好ましい。具体的には、ブドウ糖や乳糖の他、果糖等の単糖類やショ糖等の二糖類でもよいが、2種以上を併用することが好ましい。賦形剤の種類の選択に当たっては、対象とする食材により選択するのが好ましく、これら賦形剤の混合量も適宜調整される。好ましい賦形剤の混合量は、食材の重量の1%以上10%以下であり、さらに好ましくは、食材の重量の1%以上6%以下である。ただし、賦形剤の混合量が食材の重量の1%以下であったり、10%以上であっても、本発明と同等の効果がある限り、均等物として解釈されるべきである。これら賦形剤を添加して均一な状態になるまでよく混合し、熱風乾燥に供する。
[熱風乾燥工程]
賦形剤混合工程終了後には、賦形剤混合済み食材に対して熱風乾燥処理を施して、熱風乾燥処理済み食材を得る熱風乾燥工程が行われる。この熱風乾燥工程に供される食材は、水分含有率の高い状態の食材であり、比較的高温下で乾燥を実施しても蒸発水分量も多く、製品自体の温度が上昇することがない。また、熱風乾燥の初期段階では、食材の付着水及び植物体組織内の遊離状態にある水分が、組織内を移動して組織の表面、多くは切断面に達したところで蒸発が起こる。この遊離状態の水分の除去は比較的容易に行うことができ、植物体自体に与える組織的損傷も少なく、効率的な乾燥を行うことができる。一方、この遊離状態の水分除去の段階を超えて熱風乾燥を継続した場合には、組織を構成している成分としての水分、いわゆる結合状態にある水分を除去することになるので、不可逆的な変化をもたらすだけでなく、かなりのエネルギーを要することになる。
従って、大きな組織的損傷のない状態を維持するためには、この遊離状態の水分除去の段階が終了する前に熱風乾燥を中止しなければならない。本発明では、このような点に着目して、植物組織体内に遊離状態の水分が幾分残存している状態、即ち、植物組織としての不可逆的な変化が生ずる前に、熱風乾燥工程を中止して次工程の押圧成型工程及び凍結乾燥工程に移行するものである。このような製造方法で製造された乾燥食材は、植物体組織に大きな損傷がないため、復元性が良好であり、食材本来の食感を保持することが可能となるのである。具体的に本発明では、熱風乾燥工程に供される賦形剤混合済み食材の重量が、好ましくは20%以上70%以下、さらに好ましくは、20%以上40%以下に減少するまで熱風乾燥が行われる。賦形剤混合済み食材の重量が70%以上までしか減少していない場合には遊離状態の水分が多く残存し、後の凍結乾燥工程において氷結晶が生成して植物体組織に損傷を与える可能性が高い。また、賦形剤混合済み食材の重量が20%以下にまで減少してしまった場合には、結合状態にある水分をも除去してしまうことになるため、良好な復元性を得ることが不可能となる。ただし、熱風乾燥工程に供される賦形剤混合済み食材の重量が、20%以下にまで減少してしまったり、70%以上までしか減少していない場合であっても、本発明と同等の効果がある限り、均等物として解釈されるべきである。
なお、熱風乾燥工程に供される賦形剤混合済み食材の重量が20%以上70%以下に減少するまでに要する時間は、熱風乾燥単独の乾燥食材を得るサイクルのほぼ半分である。従って、この熱風乾燥工程において、比較的乾燥が容易である遊離状態の水分を除去した後、凍結乾燥工程に移行することはコスト的にもメリットがあると言える。
また、この熱風乾燥工程は、熱風乾燥工程に供される賦形剤混合済み食材を揉捻しながら行われるものであってもよい。賦形剤混合済み食材を揉捻しながら乾燥を行った場合には、乾燥が促進されるうえに、食材が巻縮されて、より良好な復元性を付与することが可能となる。
[押圧成型工程]
次に、熱風乾燥済み食材に押圧成型処理を施して、押圧成型処理済み食材を得る押圧成型工程が行われる。この押圧成型という処理は、乾燥食材の製造においてはこれまで見られなかった処理であり、「乾燥による折り畳み性の付与」という新たな技術的思想に着目して採用されたものである。具体的には、熱風乾燥済み食材をモールドトレーと呼ばれる成型加工用の容器内に入れた後、押圧処理が行われる。押圧処理の際に食材にかける圧力は、0.05kg/cm以上0.50kg/cm以下の範囲内であることが好ましく、0.11kg/cm以上0.23kg/cm以下の範囲内であることがさらに好ましい。圧力が0.05kg/cm以下の場合には、乾燥後の製品の成型状態の維持が困難であり、押圧処理の効果を発揮することができない。一方、圧力が0.50kg/cm以上の場合には、乾燥後の製品は固い成型状態を保ってはいるものの、使用に際して復元に供したときに数分以内での素早い復元が期待できない。さらには、野菜の組織が強く圧迫された状態のまま良好に復元せず、いわゆる「シャキッ」としたテクスチャーを得ることができない。また、この押圧成型工程に供される熱風乾燥済み食材は、幾分残存している遊離状態の水分に賦形剤混合工程で添加した賦形剤が溶解して粘性を帯び、接着性を有している。しかも、かなりの柔軟性を有していることから、押圧成型処理に十分に耐えて成型された状態を維持することができる。従って、このような熱風乾燥処理済み食材を押圧成型工程に供することにより、その後の凍結乾燥工程を経ても、成型された形状を保持することができる。即ち、乾燥食材に加工性の良さという付加価値を付与することができる。
なお、この押圧成型工程において使用される成型加工用容器としては、枠で小単位に分画された容器であることが好ましい。成型加工用容器は、消費者の使用にも供されるものであるため、枠で小単位に分画された容器を用いることにより、少量単位での乾燥食材の使用が可能となり、扱い易いものとなる。
[凍結乾燥工程]
最後に、押圧成型済み食材に凍結乾燥処理を施して、凍結乾燥処理済み食材を得る凍結乾燥工程が行われる。この凍結乾燥工程に供される押圧成型済み食材は、水分含有率はほぼ20〜40%であり、賦形剤も存在していることを考慮して、−30℃くらいの凍結で十分である。この凍結乾燥工程では、一般的な食材に採用している真空条件よりもやや高真空条件下で行われ、食材が凍結状態を十分に維持できる70〜30Paの条件下で行うのが好ましく、凍結乾燥工程中の製品温度は45℃を上限として行われる。
この凍結乾燥工程に供される押圧成型済み食材は、熱風乾燥工程において遊離状態にある水分は既に除去されているため、凍結乾燥単独の乾燥食材を得るサイクルより短時間で凍結乾燥が完了できるうえに、氷結晶が生成して植物体組織に損傷を与える可能性も少ない。即ち、本発明では、熱風乾燥と凍結乾燥とを最適な条件で組み合わせることにより、両者のメリットを最大限利用するとともに、相互の欠点を補うものであると言える。また、押圧成型処理を施した後にこの凍結乾燥処理を行うことによって、成型状態を長く保持することができ、型崩れをより効果的に防止することができる。
以上のような工程を経て得られた成型乾燥食材は、図1に示したような外観をなしており、適度な堅さを有したコンパクトな形状であって、比較的重量感もあり型崩れを生じない。水分含有率は2〜3%ほどであり、食材本来の良好な風味、色調、及び食感を保持している。また、熱湯で復元すると1〜2分の間に迅速に復元して、成型状態の数倍の拡がりを見せ、いわゆるボリューム感を感じさせるものとなる。当然、栄養成分に変化はない。さらに、低水分含有率の状態にあるので、常温での保管が可能であり、遮光・密閉して保存すれば2年以上もの間、品質変化がないなど、取り扱い易いものとなっている。
<乾燥食材単位体積当たりの復元後の重量>
本発明に係る製造方法により製造される乾燥食材は、非常に大きな単位体積当たりの復元後の重量を有している。具体的には、本発明で製造される乾燥食材の単位体積当たりの復元後の重量は、1.4g/cm以上5.0g/cm以下である。ここで、乾燥食材単位体積当たりの復元後の重量は、以下の数式1により求められる。
Figure 0003854614
<乾燥食材の運搬方法>
本発明に係る製造方法により製造された乾燥食材は、上述したように、非常に大きな単位体積当たりの復元後の重量を有している。従って、この乾燥食材の特徴を生かして、この乾燥食材を運搬に供することにより、大量運搬が可能な乾燥食材の運搬方法を提供することができる。この運搬方法によれば、非常に効率的な運搬が可能となる。
本発明によれば、常温保管が可能で、復元したときにボリューム感の感じられる良好な復元性を備え、かつ、優れた風味、色調、及び食感を有する型崩れしない成型乾燥食材を得ることができる。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例1]
生鮮キャベツ2kgについて、最外皮及び芯部を除去した後、平均30mm×25mmの大きさにカットして洗浄した。洗浄後、太めの葉脈部や短時間の加熱処理では熱の伝わりにくい部分を除去したキャベツ1640gを得た。次いで、98℃、100秒のブランチ処理を行った後、水冷して20℃以下にし、遠心脱水を2分間行って1430gのブランチ処理済みキャベツを得た。このブランチ処理済みキャベツの重量の2%量に相当するブドウ糖28.6g及び乳糖28.6gずつを加えてよく混合し、30分間静置して1470gの賦形剤混合済みキャベツを得た後、熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載40kg/m(換算量)、70℃の条件下で行った。ときおり攪拌しながら熱風乾燥を進め、100分後、初期重量のほぼ30%に相当する440gの重量に達したところで熱風乾燥を打ち切り、全体の水分分布が均等になるように30分静置した。次いで、開口部の大きさが30mm×30mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレーに、1個の枠あたり15gずつを充填した後、厚さが15mm程度になるように食材を強く押圧した。押圧して得られた押圧成型処理済みキャベツを−30℃での凍結に供した。凍結完了後、60Paの真空条件下で凍結乾燥し、1個の大きさがおよそ26mm(縦)×26mm(横)×14mm(高さ)、平均重量3.7g、水分含有率2.1%の成型乾燥食材を得た。
実施例1により得られた乾燥食材は、色調が鮮やかで、しっかりした成型状態を保持しており、熱湯を注ぐと約1分の短時間で復元してボリューム感のあるものになり、復元後の食感も「シャキッ」とした歯ごたえのあるものであった。なお、この乾燥食材は復元時には5〜10倍の体積となり、乾燥食材1gは生キャベツ約20gに相当する。
[実施例2]
生鮮ブロッコリー3kgについて、花芽部より下部15mmのところで茎部を除去して1510gの花芽部を得た。次いで、これを洗浄して90℃、120秒のブランチ処理を行った後、水冷してから2分間の遠心脱水を行い、1500gのブランチ処理済みブロッコリーを得た。このブランチ処理済みブロッコリーの重量の2%に相当するブドウ糖30g及び乳糖30gずつを加えてよく混合し、30分間静置して1540gの賦形剤混合済みブロッコリーを得た後、熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載30kg/m(換算量)、70℃の条件下で行った。ときおり攪拌しながら熱風乾燥を進め、45分後、初期重量の約38%量の585gに達した時点で熱風乾燥を打ち切り、30分間静置して水分分布を均等にした。次いで、開口部の大きさが30mm×30mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレーに、1個の枠あたり15gずつを充填し、厚さが15mm程度になるように食材を強く押圧した。押圧して得られた押圧成型処理済みブロッコリーを−30℃での凍結に供した。凍結完了後、60Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、1個の大きさがおよそ26mm(縦)×26mm(横)×14mm(高さ)、平均重量3.4g、水分含有率3.0%の成型乾燥食材を得た。
実施例2により得られた乾燥食材は、鮮やかな緑色を呈しており、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、約1.5分の短時間で花が開くように復元した。また、花芽の小部分の剥離はごくわずかあり、食感も「シャキッ」とした十分に歯ごたえのあるものであった。
[実施例3]
約30cmに生育した生鮮ほうれんそう3kgについて、赤い根の部分より上部1cmのところでカットして根の部分を除去し、さらにその他の非可食部を除去したほうれんそう2610gを得た。次いで、これを洗浄して3cmにカットし、98℃、120秒間のブランチ処理を行った。その後、水冷してから2分間の遠心脱水を行い、2200gのブランチ処理済みほうれんそうを得た。このブランチ処理済みほうれんそうの重量の5%量に相当するブドウ糖110g及び乳糖110gずつを添加してよく混合し、約40分静置して2380gの賦形剤混合済みほうれんそうを得た後、熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約10kg/m(換算)、70℃の条件下で行った。ときおり攪拌しながら熱風乾燥を進め、約35分後、初期重量の55%量の1300gに達した時点で熱風乾燥を打ち切り、30分間静置して水分分布を均等にした。次いで、開口部の大きさが30mm×30mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレー(8×10面構成:面積はほぼ880cm)に、1個の枠あたり16gずつ秤量して充填した。充填後、食材全体に150kgの重石を載せて(圧力:150kg/880cm=0.17kg/cm)押圧し、2分間静置した。押圧して表面を均等にした後、−25℃での凍結に供した。凍結完了後、90Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、1個の大きさがおよそ27mm(縦)×27mm(横)×18mm(高さ)、平均重量5.1g、水分含有率3.0%の成型乾燥食材を得た。
実施例3により得られた乾燥食材は、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、ほぼ2分で喫食可能な状態になった。また、復元後は即席面1食分として十分な量と考えられる程度の広がりを見せ、歯ざわりの良いほうれんそうに復元した。
[実施例4]
ごく一部に開きかけのものがある以外は、そのほとんどが蕾の状態の花芽を有する生鮮菜の花(アブラナ科の野菜で花芽部が発生した可食状態のもの)を準備した。この菜の花を、葉部を含めてほぼ25cmの長さにカットし、カット済みの生鮮菜の花2.8kgを得た。このカット済みの菜の花について、切り口部を含む下部1cmを切り捨て、さらにその他の非可食部分を除去した2460gの菜の花を得た。花芽部を長さ3cmのところでカットして葉・茎部とに分け、それぞれを洗浄した後、さらに葉・茎部を3cmにカットした。これらを分けた状態で98℃、150秒間のブランチ処理を行なった後、水冷して2分間の遠心脱水を行い、ブランチ処理済みの菜の花の花芽部260g及び葉・茎部1950gを得た。次いで、このブランチ処理済みの菜の花の花芽部に、その重量の5%量に相当するブドウ糖13g及び乳糖13gずつを添加してよく混合した。また、ブランチ処理済みの菜の花の葉・茎部にも、その重量の5%量に相当するブドウ糖97.5g及び乳糖97.5gずつを添加してよく混合した。混合後、これらを約45分間静置して賦形剤混合済みの菜の花の花芽部280g及び葉・茎部2100gを得て熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載12kg/m(換算量)、70℃の条件下でときおり攪拌しながら行った。約40分後、花芽部が初期重量の61%量の170g、葉・茎部が初期重量の59%量の1240gに達した時点で熱風乾燥を打ち切り、40分間静置して水分分布を均等にした。水分分布を均等にした後、開口部の大きさが36mm×40mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレー(8×7面構成:面積はほぼ880cm)に、1個の枠あたり花芽部と葉・茎部合わせて25gを秤量して充填した。その際、いずれの枠の中にも花芽部が1個以上入るように調整した。次いで、食材全体に150kgの重石を載せて(圧力150kg/880cm=0.17kg/cm)2分間静置し、表面を均等化してから−25℃での凍結に供した。凍結完了後、80Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、1個の大きさがおよそ34mm(縦)×38mm(横)×18mm(高さ)、平均重量6.1g、水分含有率2.8%の成型乾燥食材を得た。
実施例4により得られた乾燥食材は、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、ボリューム感のあるものになり、復元後の食感も「シャキッ」とした歯ごたえのあるものであった。また、形を整えて盛り付けおひたしとして供することができた。
[実施例5]
生鮮しいたけ、ひらたけ、えのきたけ、及び、加工された水煮状態のしめじ(各きのこの名称は市販品での名称を使用)を準備した。しいたけについては、柄の部分は使用しないため除去し、直径5cm〜7cm程度の生鮮しいたけのいわゆる傘部のみを洗浄した。洗浄後、ほぼ円形の傘部を半裁して直角に4mm〜5mm巾にスライスした。ひらたけについては、高さ7cm〜10cm程度の生鮮ひらたけを使用し、いしづき部分を除去して洗浄し、最長5cmの長さになるようにほぼ半分に切断して、方向は特に定めずに4mm〜5mm巾にスライスした。えのきたけについては、全長およそ15cm〜18cm、直径6cm〜8cm程度の生鮮えのきたけを使用した。この生鮮えのきたけの下部より5cmくらいのところでカットして根の部分を除去し、上部をほぼ半分にカットして4cm〜5cmの長さとし、バラバラの状態にほぐした。水煮しめじについては、傘の部分の直径が6mm〜7mm、全長30mm以内の大きさの水煮しめじを使用し、金網ザルで水切りした。以上4種のきのこを洗浄、水切りした後、洗浄・水切り後の重量比が同一となるような割合でこれらを混合して、2000gのきのこミックスを得た。各きのこの原料としての使用量は、しいたけが680g、ひらたけが550g、えのきたけが650gであった。このきのこミックスに対して、98℃、45秒間のブランチ処理を行った後、取り扱いがし易いように軽く水冷して3分間の遠心分離を行い、1650gのブランチ処理済みきのこミックスを得た。次いで、このブランチ処理済みきのこミックスの重量の3%量に相当するブドウ糖49.5g及び乳糖49.5gずつを添加してよく混合した。混合後、40分間静置して、このきのこミックス1730gを網目が1mm程度の布を敷いて固定した状態で熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約20kg/m(換算量)、70℃の条件下で行った。45分後、初期重量の69%量の1200gに達した時点で熱風乾燥を打ち切り、水分分布を均等化するために、約60分間静置した。なお、熱風乾燥はときおり攪拌しながら行ったが、えのきたけが他のきのこにからみつくような状態であった。次いで、このきのこミックスを15gずつ秤量し、1個の枠あたりに全ての種類のきのこが入るように調整しながら、開口部の大きさが30mm×30mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレー(8×10面構成:面積はほぼ880cm)に充填した。充填後、食材全体に150kgの重石を載せて(圧力150kg/880cm=0.17kg/cm)2分間静置し、表面を均等にしてから−25℃での凍結に供した。凍結完了後、80Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、1個の大きさがおよそ28mm(縦)×28mm(横)×19mm(高さ)、平均重量3.1g、水分含有率2.8%の成型乾燥食材を得た。
実施例5により得られたきのこミックス成型乾燥食材は、他の葉もの野菜類の乾燥食材と比較するとやや劣るものの、十分な保型性を有していた。90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、全体が広がるようにして2分以内に喫食できる状態になった。また、良好な歯ざわりを有し、各種スープ類の具材、又は、ラーメンの具材として利用できる状態のものであった。
[実施例6]
通常に収穫した生鮮こまつなについて、根の部分より2cm上のところでカットし、枯葉、変色葉、虫食い等の非可食部分を除去して洗浄に供した。次いで、40mm×30mmの大きさにカットし、98℃、180秒のブランチ処理を行った後、水冷して3分間の遠心脱水を行ってブランチ処理済みこまつなを得た。このブランチ処理済みこまつなの重量の5%量に相当するブドウ糖及び乳糖をそれぞれ添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約30kg/m、80℃の条件下でときおり攪拌しながら行い、約50分後、初期重量の68%量に達した時点で熱風乾燥を打ち切り、30分以上静置して水分分布の均等化を図った。一方、通常に収穫した生鮮青ねぎ(一般的な九条細ねぎ系の原料)について、根の部分の2cm上のところでカットし、枯葉、変色葉、虫食い等の非可食部分を除去して洗浄に供した。次いで、繊維方向と直角に巾4mm〜5mmにカットし、98℃、30秒のブランチ処理を行った後、水冷して3分間の遠心脱水を行い、ブランチ処理済み青ねぎを得た。このブランチ処理済み青ねぎの重量の3%量に相当するブドウ糖及び乳糖をそれぞれ添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約20kg/m(換算量)、70℃の条件下でときおり攪拌しながら行い、約30分後、初期重量の61%量に達した時点で熱風乾燥を打ち切り、30分間以上静置して水分分布の均等化を図った。さらに、通常に収穫して葉部を除去し、軽く洗浄したにんじんについて、頂部および毛根等の非可食部を除去した後、洗浄に供した。次いで、標準の大きさ3mm×3mm×30mmの千切り状にカットした後、1%濃口しょうゆ及び0.05%のビタミンCの混合液中で、98℃、150秒間加熱し、引き上げた。その後、水冷せずに放置冷却して遠心脱水を2分間行ない、ブランチ処理済みにんじんを得た。このブランチ処理済みにんじんの重量の5%量に相当する砂糖を添加してよく混合し、40分静置して均等化した。次いで、積載約20kg/m(換算量)、70℃の条件下で熱風乾燥に供し、35分後に初期重量の68%量に達した時点で熱風乾燥を打ち切り、30分間の静置を行なって水分分布の均等化を図った。以上のようにして得られたこまつなを15g、青ねぎを5g、にんじんを3gの他、市販の乾燥わかめチップ(復元時の大きさ:標準20mm×20mm)0.5gを秤量して混合し、合計23.5gを開口部の大きさが36mm×40mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレー(8×7面構成:面積はほぼ880cm)に充填した。充填後、食材全体に150kgの重石を載せて(圧力150kg/880cm=0.17/cm)2分間静置し、表面を均等にしてから−25℃での凍結に供した。凍結完了後、70Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、1個の大きさがおよそ34mm(縦)×37mm(横)×18mm(高さ)、平均重量6.8g、水分含有率2.6%の成型乾燥食材を得た。
実施例6により得られた乾燥食材は、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、十分な広がりを見せて復元し、ほぼ2分で喫食可能な状態になった。復元後は、野菜類の歯ざわりが良好であるとともに、緑と赤の鮮やかな彩りを有し、即席みそ汁1食分の具材として使用できるものであった。
[実施例7]
通常に収穫した生鮮ブロッコリーについて、白い花芽部分その他変色した花芽部分を除去し、花芽部分の下1cmくらいのところで花芽の巾が2cm〜3cmとなるようにカットして洗浄に供した。次いで、98℃、60秒の1次ブランチ処理を行って水冷した後、柔らかくなったブロッコリーの花芽の中の異物選別処理を行った。選別処理後、98℃、180秒の2次ブランチ処理を行った後、水冷して2分間の遠心脱水を行い、ブランチ処理済みブロッコリーを得た。このブランチ処理済みブロッコリーの重量の2%量に相当するブドウ糖及び乳糖をそれぞれ添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約40kg/m、70℃の条件下で行い、ときおり攪拌しながら乾燥を進めた。約50分後、初期重量の68%量に達したところで熱風乾燥を打ち切り、40分間以上静置して水分分布の均等化を図った。一方、通常に収穫した生鮮キャベツについて、最も外側の葉及び変色部を除去し、葉を1枚ずつはがして巾が15mm以上の葉脈部及び芯部を除去して洗浄を行った。次いで、40mm×30mmの大きさにカットし、98℃、180秒のブランチ処理を行った後、水冷して2分間の遠心脱水を行ない、ブランチ処理済みキャベツを得た。このブランチ処理済みキャベツの重量の5%量に相当するブドウ糖及び乳糖を添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約35kg/m、80℃の条件下で行い、ときおり攪拌しながら乾燥を進めた。約45分後、初期重量の68%量に達したところで熱風乾燥を打ち切り、30分間以上静置して水分分布の均等化を図った。水分の分布状態がほぼ均等になったブロッコリー9.5g及びキャベツ6gを秤量し、合計15.5gを小皿上で適宜混合し、開口部の大きさが30mm×30mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレー(8×10面構成:面積はほぼ880cm)に充填し、食材全体に150kgの重石を載せて(圧力150kg/880cm=0.17kg/cm)、2分間静置し、表面を均等にして−30℃での凍結に供した。凍結完了後、60Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、成型状態がしっかりした、1個の大きさがおよそ28mm(縦)×28mm(横)×19mm(高さ)、平均重量4.3g、水分含有率3.8%の成型乾燥食材を得た。
実施例7により得られた乾燥食材は、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、ほぼ2分で十分な広がりを見せて復元し、喫食可能な状態であった。復元後においても鮮やかな緑色を有しており、全体は柔らかめだがしっかりとした歯ざわりのあるものであった。また、即席のやや濃厚なスープの中でも十分に広がって復元するものであった。
[実施例8]
通常に収穫した生鮮こまつなについて、根の部分より2cm上のところでカットし、枯葉、変色葉、虫食い等の非可食部分を除去し、洗浄に供した。次いで、40mm×30mmの大きさにカットし、98℃、180秒のブランチ処理を行った後、水冷して3分間の遠心脱水を行ない、ブランチ処理済みこまつなを得た。このブランチ処理済みこまつなのの重量の5%量に相当するブドウ糖及び乳糖をそれぞれ添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約30kg/m、80℃の条件下で行い、ときおり攪拌しながら乾燥を進めた。約50分後、初期重量の68%の重量に達したところで熱風乾燥を打ち切り、30分間以上静置して水分分布の均等化を図った。一方、通常に収穫した生鮮キャベツについて、最も外側の葉、及び変色部を除去し、葉を1枚づつはがして巾が15mm以上の葉脈部、芯部を除去して洗浄を行なった。次いで、40mm×30mmの大きさにカットし、98℃、180秒のブランチ処理を行った後、水冷して2分間の遠心脱水を行い、ブランチ処理済みキャベツを得た。このブランチ処理済みキャベツの重量の5%量に相当するブドウ糖及び乳糖をそれぞれ添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約35kg/m、80℃の条件下で行った。ときおり攪拌しながら乾燥を進め、約45分後、初期重量の68%の重量に達したところで熱風乾燥を打ち切り、30分間以上静置して水分分布の均等化を図った。水分分布状態がほぼ均等になったこまつな及びキャベツをそれぞれ8gずつ秤量し、合計16gを小皿上でよく混合し、開口部の大きさが30mm×30mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレー(8×10面構成:面積はほぼ880cm)に充填し、食材全体に150kgの重石を載せて(150kg/880cm=0.17kg/cm)2分間静置し、表面を均等にしてから−30℃での凍結に供した。凍結完了後、60Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、成型状態がしっかりした、1個の大きさがおよそ28mm(縦)×28mm(横)×19mm(高さ)、平均重量4.6g、水分含有率3.6%の成型乾燥食材を得た。
実施例8により得られた乾燥食材は、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、ほぼ2分で十分な広がりを見せて復元し、喫食可能な状態であった。復元後においても鮮やかな緑色を有し、全体は柔らかめだがしっかりした歯ざわりのあるものであった。また、即席のやや濃厚なスープの中でも十分に広がって復元するものであった。
[実施例9]
通常に収穫した生鮮こまつなについて、根の部分より2cm上のところでカットし、枯葉、変色葉、虫食い等の非可食部分を除去し、洗浄に供した。次いで、40mm×30mmの大きさにカットし、98℃、180秒のブランチ処理を行った後、水冷して3分間の遠心脱水を行ない、ブランチ処理済みこまつなを得た。このブランチ処理済みこまつなの重量の5%量に相当するブドウ糖及び乳糖をそれぞれ添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約30kg/m(換算量)、80℃の条件下で行い、ときおり攪拌しながら乾燥を進めた。約50分後、初期重量の68%量に達したところで熱風乾燥を打ち切り、30分以上静置して水分分布の均等化を図った。一方、長さがほぼ7cm以下、さやの中の豆が未熟状態の生鮮きぬさや(さやえんどうあるいはきぬさやえんどう:以下、きぬさやと称する)について、すじ及び両端を5mmほどカットして除去し、ほぼ半分のところで斜めにカットした。カット後のきぬさやの重量は、初期重量の86%であった。次いで、洗浄を行って、98℃、90秒のブランチ処理を行った後、水冷して3分間の遠心脱水を行ない、ブランチ処理済みきぬさやを得た。このブランチ処理済みきぬさやの重量の3%量に相当するブドウ糖及び乳糖をそれぞれ添加してよく混合し、45分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥は、積載約20kg/m(換算量)、70℃の条件下で行い、ときおり攪拌をしながら乾燥を進めた。35分後、初期重量の67%の重量に達したところで熱風乾燥を打ち切り、30分間静置して水分分布の均等化を図った。水分分布が均等化したこまつな及びきぬさやを、開口部の大きさが36mm×40mmで、深さが20mmの大きさの成型用モールドトレー(8×7面構成:面積はほぼ880cm)に、こまつな17g、きぬさや8gをそれぞれ秤量しよく混合し、充填した。充填の際には、きぬさやが多く偏った部分等は乾燥状態での保型性が弱くなってしまうことを考慮して、こまつなときぬさやの配置が偏よることなく均等になるように調整した。次いで、食材全体に150kgの重石を載せて(圧力150kg/880cm=0.17kg/cm)2分間静置し、表面を均等化してから−25℃での凍結に供した。凍結完了後、80Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、1個の大きさがおよそ34mm(縦)×38mm(横)×18mm(高さ)、平均重量6.5g、水分含有率2.6%の成型乾燥食材を得た。
実施例9により得られた乾燥食材は、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、ほぼ2.5分で十分な広がりを見せて喫食可能な状態に復元した。復元後においても、歯ざわりは良好であり、特にきぬさやの歯ざわりは優れたものであった。みそ汁の具材や即席麺の具材として好適なものであった。
[実施例10]
苗床に栽培して全体がほぼ8cm〜10cmほどに生育した豆苗(えんどうまめの苗状のもの)について、根の部分より約2cm位上のところでカットし、さらに長さ半分のところでカットし、3cm〜4cmの豆苗850gを得て、洗浄に供した。次いで、98℃、60秒間のブランチ処理を行った後、水冷して2分間の遠心脱水を行ない、ブランチ処理済み豆苗720gを得た。このブランチ処理済み豆苗の重量の2%量に相当するブドウ糖14.4g及び乳糖14.4gずつを添加してよく混合し、40分間静置して均等化を図ってから熱風乾燥に供した。熱風乾燥に供した豆苗の重量は740gであり、熱風乾燥は積載約20kg/m(換算量)、70℃の条件下で行い、ときおり攪拌しながら乾燥を進めた。約30分後、初期重量の65%量の480gに達したところで熱風乾燥を打ち切り、30分間以上静置して水分分布の均等化を図った。水分分布が均等化した豆苗を、開口部の大きさが30mm×30mmで、深さが20mmの成型用モールドトレー(8×10面構成:面積はほぼ880cm)にそれぞれ12gずつ秤量して、充填した。食材全体に150kgの重石を載せて(圧力150kg/880cm=0.17kg/cm)2分間静置し、表面を均等にしてから−25℃での凍結に供した。凍結完了後、90Paの真空条件下で凍結乾燥を行い、1個の大きさがおよそ28mm(縦)×28mm(横)×19mm(高さ)、平均重量3.6g、水分含有率2.4%の成型乾燥食材を得た。
実施例10により得られた乾燥食材は、90℃以上の熱湯を注いで復元に供すると、からまった状態がほぐれ、ほぼ2分で喫食可能な状態であった。即席麺1食分として十分な量と考えられる程度に復元し、しゃきっとした良好な歯ざわりを有するものであった。
[比較例1〜3]
生鮮キャベツ2kgについて、実施例1と同様のブランチ処理を施した後、熱風乾燥単独により得られた乾燥食材を比較例1とし、凍結乾燥単独により得られたものを比較例2、熱風乾燥と凍結乾燥の併用により得られたものを比較例3とした。
[評価]
食材としてキャベツを用いた実施例1及び比較例1〜3により得られた各乾燥食材について、水分、かさ比重、復元比率、乾燥食材単位体積当たりの復元後の重量、触感、風味、色調、及び、型崩れの有無について評価の比較を行った結果を表1に示す。
Figure 0003854614
水分%については、4000パスカル(約0.04気圧)以下で70℃、5時間の減圧加熱乾燥法により測定を行った。かさ比重については、実施例により得られた乾燥食材については、その重量を秤量した後、体積を計測して算出した。これに対して、比較例により得られた乾燥食材については、500ml容のビーカーに入れて秤量することにより求めた。復元比率については、各乾燥食材を秤量した後、十分な量の熱湯を注いで3分後に網杓子で水切りし、10分間静置した後、秤量して数式2により求めた。
Figure 0003854614
また、乾燥食材単位体積当たりの復元後の重量については、上述した通り、数式1により求めた。
表1の結果から明らかであるように、実施例1により得られた乾燥食材は、比較例1〜3と比較して、常温保管が可能で、復元したときにボリューム感の感じられる良好な復元性を有し、かつ、風味、色調、及び食感を有する型崩れしない成型乾燥食材であることが確認された。
本発明に係る乾燥食材の斜視図である。
符号の説明
1 乾燥食材
2 容器

Claims (7)

  1. 乾燥食材の製造方法であって、
    対象となる食材にブランチ処理を施して、ブランチ処理済み食材を得るブランチ工程と、
    このブランチ処理済み食材に賦形剤を混合して、賦形剤混合済み食材を得る賦形剤混合工程と、
    この賦形剤混合済み食材の重量が20%以上70%以下に減少するまで熱風乾燥処理を施して、熱風乾燥処理済み食材を得る熱風乾燥工程と、
    この熱風乾燥処理済み食材に押圧成型処理を施して、押圧成型処理済み食材を得る押圧成型工程と、
    この押圧成型処理済み食材に凍結乾燥処理を施して、凍結乾燥処理済み食材を得る凍結乾燥工程と、を含み、
    前記押圧成型処理は、前記熱風乾燥処理済み食材を0.05kg/cm以上0.50kg/cm以下の圧力で押圧するものである乾燥食材の製造方法。
  2. 前記対象となる食材は、嵩高く水分含有率の高い食材である請求項1記載の乾燥食材の製造方法。
  3. 前記対象となる食材は、野菜、きのこ、及び、海藻よりなる群から選択される少なくとも一つである請求項1又は2記載の乾燥食材の製造方法。
  4. 前記賦形剤は、糖類である請求項1から3いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
  5. 前記賦形剤の混合量は、前記対象となる食材の重量の1%以上10%以下である請求項1から4いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
  6. 前記熱風乾燥工程は、前記賦形剤混合済み食材を揉捻しながら行われるものである請求項1から5いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
  7. 前記押圧成型工程は、枠で小単位に分画された容器に入れて行われるものである請求項1から6いずれか記載の乾燥食材の製造方法。
JP2004198595A 2003-10-16 2004-07-05 押圧成型乾燥食材の製造方法 Expired - Fee Related JP3854614B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198595A JP3854614B2 (ja) 2003-10-16 2004-07-05 押圧成型乾燥食材の製造方法
US10/888,548 US7208188B2 (en) 2003-10-16 2004-07-08 Method of producing a press-molded dried food material
PCT/JP2004/015147 WO2005036974A1 (ja) 2003-10-16 2004-10-14 押圧成型乾燥食材の製造方法
CN2004800301408A CN1867262B (zh) 2003-10-16 2004-10-14 挤压成型干燥食物材料的制作方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003356603 2003-10-16
JP2004000642 2004-01-05
JP2004198595A JP3854614B2 (ja) 2003-10-16 2004-07-05 押圧成型乾燥食材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005218442A JP2005218442A (ja) 2005-08-18
JP3854614B2 true JP3854614B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=34468313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004198595A Expired - Fee Related JP3854614B2 (ja) 2003-10-16 2004-07-05 押圧成型乾燥食材の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7208188B2 (ja)
JP (1) JP3854614B2 (ja)
CN (1) CN1867262B (ja)
WO (1) WO2005036974A1 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006029467A1 (en) * 2004-09-16 2006-03-23 Btf Pty Ltd Rapid freeze drying process
JP4684989B2 (ja) * 2006-01-16 2011-05-18 日清食品ホールディングス株式会社 乾燥成型具材の製造方法及び乾燥成型具材
US20070212465A1 (en) * 2006-03-13 2007-09-13 Visram Shahzar A Methods and apparatus for processing food
US20080113070A1 (en) * 2006-11-15 2008-05-15 Mansour Nagi A Fresh ready onion and spice mix
JP4624432B2 (ja) * 2008-01-21 2011-02-02 キム,ジュ−イル 椎茸の凍結乾燥法
JP2012085607A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Kirin Kyowa Foods Co Ltd 調理感付与剤およびその製造方法
JP6113086B2 (ja) * 2012-02-16 2017-04-12 大塚食品株式会社 乾燥野菜ブロック及びその製造方法
CN102599566B (zh) * 2012-03-12 2013-11-13 中国海洋大学 压缩速食紫菜汤食品及其制备方法
CN103082226A (zh) * 2013-03-05 2013-05-08 万世凤 一种青菜加工方法
US20180228189A1 (en) 2017-02-14 2018-08-16 Kraft Foods Group Brands Llc Process for maintaining freshness of vegetable pieces
JP7029982B2 (ja) * 2018-03-08 2022-03-04 エースコック株式会社 葉物野菜の乾燥方法
USD903226S1 (en) * 2018-05-23 2020-12-01 The Paget Group, Inc. Frozen raw meat product
USD943236S1 (en) 2018-05-23 2022-02-15 Swift Beef Company Frozen raw meat product
USD942736S1 (en) 2018-05-23 2022-02-08 Swift Beef Company Frozen raw meat product
USD919226S1 (en) * 2018-05-23 2021-05-18 Swift Beef Company Frozen raw meat product in packaging
CN113347888A (zh) * 2018-12-20 2021-09-03 联合利华知识产权控股有限公司 咸鲜组合物
MX2021007403A (es) * 2018-12-20 2021-07-15 Unilever Ip Holdings B V Composicion salada.
IT201900012522A1 (it) * 2019-07-22 2021-01-22 Barilla Flli G & R Procedimento per la produzione di un prodotto alimentare a forma di nido comprendente strisce di un vegetale essiccato e relativo prodotto

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4088790A (en) * 1970-03-10 1978-05-09 Lever Brothers Company Reducing reconstitution time of dehydrated vegetables with phytate
SE422399B (sv) * 1974-09-05 1982-03-08 Ando Momofuku Sett att framstella snabbkokande ris
JPS5524543A (en) * 1978-08-11 1980-02-21 Kuri Kagaku Sochi Kk Manufacture of concentrated and dried powder from solution or dispersion
JPS55165758A (en) 1979-06-08 1980-12-24 Aaru Raaman Abudaru Production of dried compressed food
JPS6342664A (ja) * 1986-08-07 1988-02-23 Osaka Gas Co Ltd 圧縮食品の製造法
IT1219823B (it) 1988-01-27 1990-05-24 Agrofil Coop Sarl Procedimento per la produzione di prodotti alimentari compressi disidratati
CN1020062C (zh) * 1988-07-25 1993-03-17 黑龙江商学院智力科技开发公司 黑木耳压缩成型方法
JPH02312575A (ja) * 1989-05-25 1990-12-27 Asahi Shokuhin Kogyo Kk 調理用固形食品の製造法
JPH0724562B2 (ja) * 1989-06-14 1995-03-22 宮坂醸造株式会社 即席用食品類の固型化方法
JPH03172152A (ja) 1989-12-01 1991-07-25 Asahi Shokuhin Kogyo Kk 調理用固形食品の製造方法
JP2902231B2 (ja) 1992-11-18 1999-06-07 ハウス食品株式会社 乾燥食品の製造方法
JPH06261679A (ja) 1993-03-17 1994-09-20 Nissin Food Prod Co Ltd 成型乾燥具材の製造方法
EP0757894A1 (en) * 1994-08-30 1997-02-12 Unilever N.V. Food product
JPH10309161A (ja) 1997-05-13 1998-11-24 Nippon Jifuii Shokuhin Kk 乾燥野菜の製造方法およびその方法により製造される乾燥野菜
CN1240111A (zh) * 1998-06-18 2000-01-05 杨汉宁 一种脱水绿叶蔬菜的制备方法
CN1408259A (zh) * 2001-09-27 2003-04-09 深圳市开心族实业有限公司 一种蔬菜休闲食品及其制作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005218442A (ja) 2005-08-18
US20050084576A1 (en) 2005-04-21
WO2005036974A1 (ja) 2005-04-28
CN1867262B (zh) 2010-09-29
US7208188B2 (en) 2007-04-24
CN1867262A (zh) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3854614B2 (ja) 押圧成型乾燥食材の製造方法
JP6949807B2 (ja) ココナッツ果肉を原料とする組成物及びフィルムの調製における改善された方法
JPS58179473A (ja) インスタントスープ又はソース
KR101589410B1 (ko) 군고구마 페이스트 말랭이 제조방법
KR100676297B1 (ko) 근채류 또는 과채류의 가공 식품 제조 방법
KR101942830B1 (ko) 풋사과분말의 제조방법
Rahman et al. Effects of post-drying methods on pomelo fruit peels
Mohammed et al. Golden apple (spondias dulcis forst. syn. spondias cytherea sonn.)
KR101589411B1 (ko) 치즈를 함유한 군고구마 페이스트 말랭이 제조방법
KR101589898B1 (ko) 견과류 등을 함유한 군고구마 페이스트 말랭이 제조방법
CN103330163A (zh) 一种南瓜干的制备方法
Mohammed et al. Postharvest physiology and storage of golden apple (Spondias cythera sonnerat or Spondias dulcis forst): a review
JP2015039339A (ja) 冷凍野菜およびその製造方法
KR101718600B1 (ko) 매생이 전병 제조방법
KR101907680B1 (ko) 생대추를 이용한 대추과자 제조방법 및 그 물품
JP6771107B2 (ja) 野菜・果物パルプクリスプ
CN112493429A (zh) 一种冲泡型高纤维低热量方便菜花饭及其制备方法
Mohammed et al. Breadnut (Artocarpus camansi blanco)
JP2002521013A (ja) 改良されたクイック−クック用脱水野菜
US20060083828A1 (en) Method for dehydrating peppers or other products and puffing for food
JP4045583B2 (ja) 切干大根及び切干大根の製造方法
JP4226763B2 (ja) 冷凍葉物野菜及びその冷凍方法
JP2019146494A (ja) 凍結乾燥青果の製造方法
US20220386658A1 (en) Method for producing fried vegetable food product and fried vegetable food product
JP4350795B1 (ja) 乾燥生姜及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060829

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060908

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3854614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090915

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130915

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees