JP3853336B2 - 産業車両用コントロール弁 - Google Patents

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Description

本願発明は、塵芥収集車等の産業車両における各種アクチュエータを制御するための産業車両用コントロール弁に関する。
従来より、各種産業車両に電気−油圧制御の電磁コントロール弁が設けられ、各機器のアクチュエータが油圧制御されている。
例えば、この種のコントロール弁として、電気−油圧制御のバッテリーフォークリフト等の産業車両に適した産業車両用電磁制御弁に係る発明を本出願人が先に出願した(特許文献1)。図5はこの産業車両用電磁制御弁の油圧回路図である。
図示するように、この発明は、タンク111から油圧ポンプ100によって供給される圧油でフォークリフトのフロントフォークを上下動作をさせるリフトシリンダ101とティルト動作をさせるティルトシリンダ102とを駆動制御するように構成されている。
リフトシリンダ101を制御するメインスプール103とティルトシリンダ102を制御するメインスプール104は、ポンプポートPとタンクポートTとをつなぐバイパス通路105上に配置されており、両メインスプール103,104が中立位置でポンプポートPとタンクポートTとが連通状態となる。
また、上流側に位置するメインスプール103よりも上流側のバイパス通路105から、それぞれのメインスプール103,104を駆動するパイロット弁112〜115の1次側に接続されるパイロット通路106が設けられ、このパイロット通路106に減圧弁107が設けられている。
そして、それぞれのメインスプール103,104の制御ポートに接続されたシリンダ101,102からの戻り油を下流側のメインスプール104の下流でバイパス通路105に合流させるタンク通路108を設け、このタンク通路108とバイパス通路105との合流点109よりも上流側でメインスプール104よりも下流側に、圧油が流れることによってその上流側にスプール103,104を駆動するためのパイロット圧の1次圧を発生させる1次圧発生弁110を設けている。
特開2002−68696号公報(第3−9頁、図2)
ところで、前記電磁制御弁の油圧回路の場合、各メインスプール103,104が中立位置にあるときにポンプ100からバイパス通路105に油が流れてくると、1次圧発生弁110はバイパス通路105上の1次圧発生弁直前の圧力が1次圧発生弁復帰スプリングにより予め設定された設定圧力となるように作動する。この設定圧力は、パイロット弁112〜115がメインスプール103,104を切換えることができる必要最低圧力に設定されている。また、この時のポンプポートPの圧力は、1次圧発生弁110が発生させる圧力にポンプポートPから1次圧発生弁110までのバイパス通路105で生じる通路抵抗分が付加された圧力になる。
そのため、バルブ連数を増やしてバイパス通路105が長くなった場合や、中立状態でのバイパス通路105に流れる流量が増えた場合には、図6に示す流量と圧力との関係を模式的に示すグラフのように、バイパス通路105での圧力損失が増えて、ポンプポートPの圧力(アンロード圧力)はパイロット弁112〜115がメインスプール103,104を切換えるための必要最低圧力(一次圧発生弁110の設定圧力)にバイパス通路105で発生する圧力損失分が付加されて非常に高くなってしまう。
前記したバッテリーフォークリフトに適した電磁制御弁の場合、各アクチュエータ101,102を作動させるレバー操作を行わない限り油圧ポンプ駆動用電動機は作動しないので、制御弁バイパス通路105には油が流れない。そして、各アクチュエータ101,102を作動させるレバー操作を行った時には電動機が作動し油圧ポンプが油を吐出してバイパス通路に油が流れるが、それと同時にメインスプール103,104が動いてアクチュエータ101,102に油が流れるので、1次圧発生弁部を流れた時のアンロード圧力が高くても問題はない。
しかしながら、エンジンでポンプを駆動するような一般産業車両(塵芥収集車や脱着ボディ車等)の場合には、各アクチュエータ101,102を作動させていないスプール103,104が中立状態にある時でも、常に油がバイパス通路105を流れている。しかも、一般産業車両では、オプション機器の増加によって制御対象のアクチュエータが増加する場合があり、そのような場合にはスプール数(バルブ連数)が増加するので前記したようにバイパス通路105内の圧力損失は更に増える。また、産業車両によってはバルブ中立状態で流量を多く設定してあるものもあり、その場合にもバイパス通路105における圧力損失は大きくなる。
このため、前記電磁制御弁の油圧回路では、常に油がバイパス通路105を流れているような使用条件ではアンロード圧力が高くなって無駄なエネルギーを消費し、かつ作動油の温度も上昇してしまう。
そこで、前記課題を解決するために、本願発明は、バイパス通路上に配置した複数のアクチュエータ用メインスプールの中立位置でポンプポートとタンクポートとが連通状態となるように構成し、前記メインスプールの最上流スプールの上流側のバイパス通路から、各メインスプールを制御するパイロット弁の1次側に接続されるパイロット通路を設け、該パイロット通路に減圧弁を設け、各メインスプールの制御ポートに接続されたアクチュエータからの戻り油を最下流スプールの下流側のバイパス通路に合流させるタンク通路を設けた産業車両用コントロール弁において、前記最下流スプールの下流側のバイパス通路上で、前記タンク通路とバイパス通路との合流点より上流側に、圧油が流れることによりその上流側にメインスプール制御用のパイロット弁の1次圧を発生させる1次圧発生弁を設け、該1次圧発生弁に制御圧力を導く導圧通路を前記バイパス通路の最上流スプールよりも上流側に接続している。これにより、1次圧発生弁の制御圧力として、常に最上流スプールよりも上流側の圧力を得ることができる。
また、この産業車両用コントロール弁において、前記導圧通路を、前記パイロット通路よりも上流側に接続すれば、連数や流量が増えた場合においても、ポンプポートの圧力は一次圧発生弁で設定された一定の圧力となる。
本願発明は、以上説明したような手段により、1次圧発生弁の制御圧力を常に一定圧力で確保して無駄なエネルギー消費を抑止できるコントロール弁を構成することが可能となる。しかも、バルブ連数や流量が変化しても常に一定のポンプポートの圧力(アンロード圧力)を安定して得ることができるコントロール弁を構成することができる。
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態を示す産業車両用コントロール弁を示す油圧回路図である。この実施形態では、バルブ連数(この明細書及び特許請求の範囲の書類中において「バルブ連数」とは、各アクチュエータを駆動する「アクチュエータ用メインスプール」をそれぞれ備えた「バルブ」の連数をいう。)が4連のコントロール弁を例にし、説明中で図示する左側の上流側から第1,第2,第3,第4を付す場合がある。
図示するように、この実施形態の産業車両用コントロール弁1は、タンク2内の油が油圧ポンプ3によってポンプポートPからバイパス通路4へ供給され、このバイパス通路4の最下流のタンクポートTを介してタンク2へと戻るように構成されている。バイパス通路4には、複数のアクチュエータ用メインスプール5〜8が直列に設けられている。これらのアクチュエータ用メインスプール5〜8は各バルブ9〜12(図2参照)に独立的設けられており、それぞれ異なったアクチュエータを駆動するように構成されている。
また、最上流のアクチュエータ用メインスプール5の上流側には、全てのスプール5〜8のパイロット弁一次圧を一定にする減圧弁13の一次側が接続されている。この実施形態では、減圧弁13を設けることによってスプール5〜8を操作するパイロットラインの圧力を常に一定圧力に保っている。
さらに、この減圧弁13の一次側と同様に、最上流のアクチュエータ用メインスプール5の上流側に、バイパス通路4内の圧力が上昇した場合に圧油をタンク通路14へ逃がすリリーフ弁15が設けられている。
また、この実施形態では、最上流のアクチュエータ用メインスプール5(第1スプール)には、バイパス通路4から分岐した分岐通路16によって単独で圧油が供給されている。他の3連のアクチュエータ用メインスプール6,7,8(第2,3,4スプール)には、バイパス通路4から分岐したパラレル通路17によってそれぞれに圧油が供給されている。
前記分岐通路16は、チェック弁18を介して第1スプール5の入口ポート19と接続されている。前記パラレル通路17は、それぞれチェック弁20,21,22を介して第2〜第4スプール6,7,8の入口ポート23,24,25と接続されている。この実施形態では、バイパス通路4から第1スプール5と第2〜第4スプール6,7,8とに別系統で圧油を導くように構成しているが、この構成は一例であり、アクチュエータの種類等に応じて他の組合わせにしてもよい。
これらのアクチュエータ用メインスプール5〜8を介して駆動されるアクチュエータ(図示略)としては、油圧ジャッキや油圧モータ等であり、ポートA1〜A4とポートB1〜B4のいずれかが供給側、いずれかが排出側に接続される。
また、これらのアクチュエータ用メインスプール5〜8は、全てを中立位置としてバイパス通路4を連通状態とすると油圧ポンプ3からの圧油をタンク2へ戻してポンプ圧力をアンロードするように構成されている。この実施形態のアクチュエータ用メインスプール5〜8は、中立位置で全てのポートA1〜A4,ポートB1〜B4をブロックするように構成しているが、中立位置で一方をタンクに逃すような構成もあり、メインスプール5〜8の構成はアクチュエータの種類や条件によって決定すればよい。また、この実施形態ではスプール5〜8を全て同一の構成で示しているが、これらのメインスプール5〜8はアクチュエータの種類や使用条件等に応じたもので構成される。
これらのアクチュエータ用メインスプール5〜8は、所定のパイロット圧で制御されるスプール駆動用パイロット弁26〜33によってストロークさせられる。これらのパイロット弁26〜33は、減圧弁13に接続されたパイロット通路34からの圧力を1次圧とし、各パイロット弁26〜33のコイルを励磁することによりパイロット弁26〜33に2次圧が発生して、アクチュエータ用メインスプール5〜8が中立位置からストロークさせられる。35はドレン通路である。
アクチュエータ用メインスプール5〜8を中立位置とした状態では、全アクチュエータ用メインスプール5〜8のパイロット弁26〜33のコイルは励磁されておらず、各アクチュエータ用メインスプール5〜8のポートA1〜A4、ポートB1〜B4をブロックした状態が保たれる。
また、これらのアクチュエータ用メインスプール5〜8の図示する上側のスプール駆動用パイロット弁26,28,30,32を励磁すると、各メインスプール5〜8は図の下向きにストロークさせられて上側ファンクションに切り換わる。これらのメインスプール5〜8が上側ファンクションに切り替ると、バイパス通路4が全閉となり、入口ポート19,23,24,25がポートA1〜A4と連通し、タンク通路14がポートB1〜B4と連通する。逆に、これらのアクチュエータ用メインスプール5〜8の図示する下側のスプール駆動用パイロット弁27,29,31,33を励磁すると、各メインスプール5〜8は図の上向きにストロークさせられて下側ファンクションに切り換わる。これらのメインスプール5〜8が下側ファンクションに切り替ると、バイパス通路4が全閉となり、入口ポート19,23,24,25がポートB1〜B4と連通し、タンク通路14がポートA1〜A4と連通する。
このような油圧回路において、バイパス通路4の最下流側アクチュエータ用メインスプール8の下流側で、全アクチュエータ用メインスプール5〜8から圧油をタンク2へ戻すタンク通路14とバイパス通路4との合流点36より上流側に、パイロット弁26〜33を駆動するための1次圧を発生させる1次圧発生弁37が設けられている。
この1次圧発生弁37は、バイパス通路4の圧油の流れを制御することによって、減圧弁13の1次側に所定の圧力を発生させ、この減圧弁13で減圧された油によって、各アクチュエータ用メインスプール5〜8を電磁制御弁(電磁操作弁,電磁比例弁、共に含む)として動作させるためのパイロット圧を確保している。
そして、この1次圧発生弁37を動作させるための導圧通路38が、前記減圧弁13に通じるパイロット通路34とバイパス通路4との接続部よりも上流側のバイパス通路4に接続されている。このように導圧通路38の上流端をポンプポートPと減圧弁13に通じるパイロット通路34の接続部との間に設けることにより、ポンプポートPの直後の圧油を1次圧発生弁37まで直接導いている。なお、この1次圧発生弁37のスプリング側には、パイロット通路34に連通する圧力検出経路39が接続されている。
このようにポンプポートP直後の圧油圧力を1次圧発生弁37の制御圧力として導くことにより、1次圧発生弁37はバイパス通路4内での圧力損失の影響を受けることなく常にポンプポートPの圧力を一定にすることができる。つまり、ポンプポートP直後から1次圧発生弁37を制御するための圧力を導いているので、バイパス通路4で発生する圧力損失とは無関係にポンプポートPの圧力を1次圧発生弁37の設定圧力とすることができる。
なお、この実施形態では、導圧通路38をパイロット通路34よりも上流側に接続しているが、この導圧通路38を最上流スプール5よりも上流側に接続して常に最上流スプール5よりも上流側の圧力を1次圧発生弁37の制御圧力として得るようにしても、バルブ連数を増やしてバイパス通路4が長くなった場合の圧力損失の影響を受けることなくポンプポートPの圧力を常に一定に制御することができる。
図2は図1に示す産業車両用コントロール弁の主要部を示す縦断面図であり、図3は図2に示すIII−III断面図である。図2の左側がポンプポート側ブロック40であり、図の右側がバイパス通路下流側ブロック41である。図では主要部の構成のみを示している。前記図1と同一の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
これらの図に示すように、産業車両用コントロール弁1としては、ポンプポート側ブロック40と、前記複数のアクチュエータ用メインスプール5〜8を備えた各バルブ9〜12と、バイパス通路下流側ブロック41とが一体的に連結されたものである。
そして、各バルブ9〜12を貫通するように前記導圧通路38が設けられている。この導圧通路38は、ポンプポート側ブロック40のポンプポートPに形成された油室53のバイパス通路4よりも上流側からバイパス通路下流側ブロック41に設けられた導圧室42まで連通するように設けられている。
このバイパス通路下流側ブロック41には、図の上下方向にスライド穴43が設けられている。このスライド穴43には、上部から、前記導圧室42と、前記バイパス通路4と連通する作動室44と、前記タンクポートTと連通する排油室45と、減圧弁13の2次側からの圧力が圧力検出経路39を介して導かれるスプリング室46とが設けられている。
このスライド穴43内には上下方向にスライドする1次圧発生弁スプール47が設けられている。このスプール47の下側は、スプリング室46に設けられたスプリング48によって上向きに付勢されている。このスプリング48の付勢力によって、スプール47の上端はスライド穴43の上端に設けられたプラグ49に当接している。
この1次圧発生弁スプール47には、前記導圧室42と作動室44との間のシール部50と、排油室45とスプリング室46との間のシール部51と、作動室44と排油室45との間の閉鎖板52とが形成されている。この閉鎖板52により、スプール47がスプリング48によって上向きに付勢された状態では作動室44と排油室45との間を閉鎖し、スプール47がスプリング48に抗して下向きにスライドした時には作動室44と排油室45とを連通させる。
これにより、導圧通路38から導圧室42に導かれる圧力がスプリング48の力とスプリング室46に作用する圧力(圧力検出経路39からの圧力)との合力よりも大きくなると、スプール47が下向きにスライドする。このスプール47が押し下げられると閉鎖板52が下がって作動室44と排油室45とが連通し、作動室44の圧油が排油室45からタンクポートTへ排出される。
つまり、導圧通路38から導圧室42に作用する圧力が、1次圧発生弁37の設定圧(例えば、1次圧発生弁37のスプリング力相当圧力+減圧弁13の2次圧力)よりも高くなると、1次圧発生弁37のスプール47が下向きにスライドしてポンプポートP側とタンクポートT側とを連通させるので、ポンプポートPより流入した圧油はタンクポートTからタンク2へと戻される(図1)。この状態では、減圧弁13の1次側圧力は常に減圧弁設定2次圧力以上になるため、メインスプールを駆動するための減圧弁13の2次圧力は常に確保される。
また、メインスプール5〜8の切換時において、スプール駆動用パイロット弁26〜33を作動させると、メインスプール5〜8がストロークするが、その過渡状態でバイパス通路4がメインスプール5〜8により全閉となるまではポンプポートPより流入した作動油の一部がバイパス通路4を経て1次圧発生弁37を通過するため、中立状態と同様に、メインスプール5〜8を駆動するのに必要なパイロット圧は確保することができる。このバイパス通路4がメインスプール5〜8により完全に閉止された場合には、ポンプポートPから流入した油はアクチュエータに全量流れる。この時、アクチュエータを駆動するのに必要な圧力がポンプポートPに発生するが、通常、この圧力は減圧弁13の設定圧力(2次圧力)以上であるため、スプール駆動圧は確保される。
従って、前記産業車両用コントロール弁1によれば、塵芥収集車のように多くのアクチュエータが設けられ、それらのアクチュエータのいずれかに圧油が常に供給されているような使用条件であっても、ポンプポートPより流入した圧油はバイパス通路4を経由して1次圧発生弁37の作動室44に流れるとともに、このポンプポートPの圧力が導圧通路38から導圧室42に導かれ、一方、スプリング室46には、減圧弁13の2次圧が圧力検出経路39を介して導かれるので、アクチュエータ用メインスプール5〜8が中立位置と作動位置との間のどの位置にあっても、ポンプポートPの圧力(作動室44の圧力)は「1次圧発生弁スプリング力相当圧力+減圧弁2次圧力」に上昇して減圧弁13の1次圧が確保され、常にパイロット弁26〜33を正常動作させるために必要なパイロット圧力を確保することができる。
これにより、図4の流量と圧力との関係を模式的に示すグラフのように、1次圧発生弁の制御圧力を常に一定圧力で確保して無駄なエネルギー消費を抑止できるコントロール弁を構成することが可能となる。
しかも、この実施形態では、減圧弁13の2次圧力を圧力検出経路39で1次圧発生弁37のスプリング室46へ導いているので、この1次圧発生弁37を減圧弁13の設定圧に応じて調圧することができる。この圧力検出経路39は必ずしも設ける必要はなく、減圧弁13の設定圧以上の1次圧をスプリングのみで発生させる弁を設けるようにしてもよい。
また、この実施形態における1次圧発生弁37は、ポンプポートP直後から導圧通路38を介して導圧室42に導いた圧油で所定圧力を得ているため、流量又はバルブ連数が増えることによりバイパス通路4の部分での圧力損失が変化しても、1次圧発生弁37によって減圧弁13の1次圧力として必要な最低圧力を保つことができるので、アンロード圧力が高くなるのを抑止して無駄なエネルギー消費を抑止することができる。
その上、前記産業車両用コントロール弁1によれば、各アクチュエータ用メインスプール5〜8の中立状態においてポンプポートPの圧力を一定に保つことにより、大流量時には1次圧発生弁37の制御圧力(絞り量)が相対的に小さくなるので、1次圧発生弁37を流体が通過する時に生じる流体音(騒音)も少なくなる。
なお、前記実施の形態では、4連のバルブ連数を例に説明したが、4連バルブに限定されるものではなく、バルブ連数は上述する実施形態に限定されるものではない。
また、前述した実施形態は一例を示しており、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は前述した実施形態に限定されるものではない。
本願発明に係る産業車両用コントロール弁は、塵芥収集車等のようにアクチュエータに常時圧油が供給させる産業車両において有用である。
本願発明の一実施形態を示す産業車両用コントロール弁を示す油圧回路図である。 図1に示す産業車両用コントロール弁の主要部を示す縦断面図である。 図2に示すIII−III断面図である。 本願発明の産業車両用コントロール弁における流量と圧力との関係を模式的に示すグラフである。 従来の産業車両用コントロール弁を示す油圧回路図である。 従来の産業車両用コントロール弁における流量と圧力との関係を模式的に示すグラフである。
符号の説明
1…油圧ポンプ
2…タンク
3…油圧ポンプ
4…バイパス通路
5〜8…アクチュエータ用メインスプール
9〜12…バルブ
13…減圧弁
14…タンク通路
15…リリーフ弁
16…分岐通路
17…パラレル通路
18…チェック弁
19…入口ポート
20〜22…チェック弁
23〜25…入口ポート
26〜33…スプール駆動用パイロット弁
34…パイロット通路
35…ドレン通路
36…合流点
37…1次圧発生弁
38…導圧通路
39…圧力検出経路
40…ポンプポート側ブロック
41…バイパス通路下流側ブロック
42…導圧室
43…スライド穴
44…作動室
45…排油室
46…スプリング室
47…1次圧発生弁スプール
48…スプリング
49…プラグ
50,51…シール部
52…閉鎖板
53…油室
P…ポンプポート
T…タンクポート

Claims (2)

  1. バイパス通路上に配置した複数のアクチュエータ用メインスプールの中立位置でポンプポートとタンクポートとが連通状態となるように構成し、前記メインスプールの最上流スプールの上流側のバイパス通路から、各メインスプールを制御するパイロット弁の1次側に接続されるパイロット通路を設け、該パイロット通路に減圧弁を設け、各メインスプールの制御ポートに接続されたアクチュエータからの戻り油を最下流スプールの下流側のバイパス通路に合流させるタンク通路を設けた産業車両用コントロール弁において、
    前記最下流スプールの下流側のバイパス通路上で、前記タンク通路とバイパス通路との合流点より上流側に、圧油が流れることによりその上流側にメインスプール制御用のパイロット弁の1次圧を発生させる1次圧発生弁を設け、該1次圧発生弁に制御圧力を導く導圧通路を前記バイパス通路の最上流スプールよりも上流側に接続した産業車両用コントロール弁。
  2. 請求項1記載の産業車両用コントロール弁において、
    前記導圧通路を、前記パイロット通路よりも上流側に接続した産業車両用コントロール弁。

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