JP3852784B1 - 鉄筋保持スペーサおよびそれを用いた法枠形成工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属板を用いて構成されることで高い変形強度を有するとともに、法面上で安定して自立する脚体を備え、尚且つ法面上に既に枠状に配されている鉄筋に対して容易に装着でき、作業性に優れた鉄筋保持スペーサ、および法枠形成工法を提供せんとする。
【解決手段】略中心線上に鉄筋を受け入れて下から支える凹部が形成され、左右一方の側方より凹部に連通し、鉄筋を当該側方から凹部に案内するための切欠き案内部21が設けられる。脚体3は、スペーサ本体の下端部より下方に突出する第一脚部と、該第一脚部から上方に向け、スペーサ本体を略コ字状にくり抜いて形成される左右一対の第二脚部からなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、法枠を形成するための鉄筋を所定高さ位置に保持するための鉄筋保持スペーサ、およびそれを用いた法枠形成工法に関する。
法面に網体を敷設し、この網体表面に格子状に鉄筋を配してモルタルやコンクリートを吹付け、現場打ちで法枠を形成する工法が行われており、モルタル等の吹付け前に予め鉄筋と法面との間に複数の鉄筋保持スペーサを装着しておき、鉄筋を設計高さ位置に保持して吹付け圧等による不測の鉄筋ずれを防止している。
この種の鉄筋保持スペーサとしては、たとえば法面上側に配置されることになる底部部材と、この底部部材に対して接することなく交差して位置し、前記法枠の上面外形と略同様に湾曲または折曲した頂部部材と、これらの頂部部材と底部部材との各両端を連続させて前記法面上側に配置されることになる連続部材とを有したものとして、閉曲線状のものに形成し、前記底部部材または頂部部材の少なくともいずれか一方に、前記法枠を構成する鉄筋が係合される係合凹所を少なくとも1箇所形成してなり、とくに枠部材は、これを一本の線材を湾曲または折曲することにより形成され、底部部材と連続部材との中央を、それぞれ上方に湾曲または折曲させることにより、前記底部部材と連続部材との連続部分が脚部となって前記法面上に当接するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、このような線材を湾曲または折曲して構成された鉄筋保持スペーサでは、モルタル吹き付け時や工事作業者が作業中に鉄筋を踏み付けた際に加わる外力によって、スペーサ自体が容易に変形し、これにより鉄筋が移動してしまい、設計鉄筋位置を保持出来ていたとは言いがたかった。このように鉄筋位置がずれると形成される法枠強度の点で問題が生じる。
一方、より高い変形強度が期待できる金属板から構成される鉄筋保持スペーサとしては、例えば外周に前記吹付け予定枠の幅方向断面とほぼ同様な半円状の外形線を持ち、外周略中央に第二の鉄筋を下から支えるようにして保持する第二の保持溝が形成され、また内周略中央には第一の鉄筋を上から位置決めして結束等により保持するための第一の保持溝が形成されたものが提案されている(例えば、特許文献2、3参照。)。
しかしながら、このような鉄筋保持スペーサでは第一の鉄筋は上から位置決めして結束しているだけであるので、モルタル吹き付け時の圧力や工事作業者が作業中に鉄筋を踏み付けた際に鉄筋が移動してしまう懸念がある。また、既に法面上に配置されている鉄筋に対して下から支える保持溝に装着するためには、当該金属板からなる鉄筋保持スペーサを法面上に既に配されている鉄筋の下をくぐらせるといった困難な作業が伴い、スペーサの脚部を設けるにしてもできるだけ小さくして、鉄筋下にスペーサを装着する際に前後に倒して鉄筋下にくぐらせることができるように構成しているため、斜面である法面上では前後に倒れやすく不安定であり、結果的に鉄筋の位置がずれてしまうといった問題があった。
特開平11−43948号公報 特開平11−323946号公報 特開平11−148133号公報
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、金属板を用いて構成されることで高い変形強度を有するとともに、法面上で安定して自立する脚体を備え、尚且つ法面上に既に枠状に配されている鉄筋に対して容易に装着でき、作業性に優れた鉄筋保持スペーサ、および法枠形成工法を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、格子状に配される鉄筋を法面との間で所定高さ位置に保持し、吹き付けられるモルタル又はコンクリートに鉄筋とともに埋設される法枠形成用の鉄筋保持スペーサであって、法面に対して起立する金属板からなるスペーサ本体と、該スペーサ本体の下端部よりスペーサ本体前面側及び後面側に延びる脚体とより構成し、前記スペーサ本体が、上端縁を略円弧状に形成するとともに、略中心線上に鉄筋を受け入れて下から支える凹部を形成し、左右一方の側方より前記凹部に連通し、鉄筋を当該側方から前記凹部に案内するための切欠き案内部を設けてなり、前記脚体が、前記スペーサ本体の下端部より下方に突出する第一脚部と、該第一脚部から上方に向け、前記スペーサ本体を略コ字状にくり抜いて形成される左右一対の第二脚部とよりなり、該第二脚部の一方を前記切欠き案内部の付近まで上方に延設するとともに、他方をスペーサ本体上端の付近まで上方に延設し、前記スペーサ本体の下端部に対して、前記第一脚部をスペーサ本体前面側又は後面側のうち前後一方向に折り曲げ、かつ第二脚部を他方向に折り曲げて第一脚部と第二脚部をスペーサ本体に略直角な同一平面状に位置させてなることを特徴とする鉄筋保持スペーサを構成した。
ここで、前記凹部および前記切欠き案内部を、それぞれ前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部に設けたものが好ましい。
また、鉄筋を受け入れて下から支える凹部を前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部および上端縁に開放されないスペーサ本体の略中央部の二箇所にそれぞれ設け、前記切欠き案内部を左右一方の側方より略中央部の凹部に連通する略U字状の横溝としたものが好ましい。
また、前記切欠き案内部の下端縁は、前記鉄筋を受け入れる側方に向けて下方に傾斜させて構成される。
そして、前記第一脚部と第二脚部よりなる脚体のスペーサ本体前面側及び後面側に向けた前後方向の最大長さ寸法は、スペーサ本体の高さ寸法よりも大きく設定される。また、前記第一脚部のスペーサ本体前面側又は後面側に向けた前後方向の最大長さ寸法は、10〜50mmに設定される。
また、本発明は、法面に網体を敷設した後、この網体上に鉄筋を格子状に配し、上記の鉄筋保持スペーサを、前記鉄筋に対して側方の切欠き案内部から鉄筋を凹部まで導き入れることにより、間隔をおいて複数設置し、各鉄筋保持スペーサにより鉄筋を所定高さ位置に保持させた後、該鉄筋に沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて法枠を形成することを特徴とする法枠形成工法をも提供する。
さらに、法面に網体を敷設した後、この網体上に一段目の鉄筋を格子状に配し、前記凹部を前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部および上端縁に開放されないスペーサ本体の略中央部の二箇所にそれぞれ設け、前記切欠き案内部を左右一方の側方より略中央部の凹部に連通する略U字状の横溝とした鉄筋保持スペーサを、前記一段目の鉄筋に対して側方の切欠き案内部から鉄筋を略中央部の凹部まで導き入れることにより、間隔をおいて複数設置し、前記一段目の鉄筋の上側に、二段目の鉄筋を各鉄筋保持スペーサの上端部の凹部に係合させつつ同じく格子状に配し、各鉄筋保持スペーサにより一段目および二段目の鉄筋をそれぞれ所定高さ位置に保持させた後、これら鉄筋に沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて法枠を形成する法枠形成工法とすることができる。
以上にしてなる本願発明に係る鉄筋保持スペーサおよびこれを用いた法枠形成工法によれば、金属板を用いて構成されることで高い変形強度を有するとともに、略中心線上に鉄筋を受け入れて下から支える凹部を形成し、左右一方の側方より前記凹部に連通し、鉄筋を当該側方から前記凹部に案内するための切欠き案内部を設けたので、既に配置されている鉄筋に対して本鉄筋保持スペーサを横方向から、当該切欠き案内部に鉄筋を挿通させながら該鉄筋が凹部に嵌まり込む位置まで差し込むことにより容易に装着することができ、前後に倒して鉄筋の下をくぐらせるといった困難な作業が不要であり、脚体が邪魔になることもなく、作業性に極めて優れている。そして、凹部に装着された鉄筋は下から確りと保持され、吹き付け圧や作業者の踏み付けによっても位置がずれる問題は生じない。
また、脚体は、スペーサ本体の下端部より下方に突出する第一脚部と、該第一脚部から上方に向け、前記スペーサ本体を略コ字状にくり抜いて形成される左右一対の第二脚部とよりなり、該第二脚部の一方を前記切欠き案内部の付近まで上方に延設するとともに、他方をスペーサ本体上端の付近まで上方に延設し、前記スペーサ本体の下端部に対して、前記第一脚部を前後一方向に折り曲げ、かつ第二脚部を他方向に折り曲げて第一脚部と第二脚部をスペーサ本体に略直角な同一平面状に位置させたものであるので、長い脚部を形成でき、傾斜した法面上でも該スペーサを安定して自立させることができ、倒れによる鉄筋保持位置のずれも未然に防止される。また、各脚部には接地面積を確保できる為、作業員がうっかり踏んだ場合等でも当該鉄筋保持スペーサが地山にめり込むといった不都合を防止できる。
また、前記凹部および前記切欠き案内部を、それぞれ前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部に設けたので、当該上端部に鉄筋を安定して保持でき、既に配されている鉄筋に対する装着も横方向から容易に装着できる。
また、鉄筋を受け入れて下から支える凹部を前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部および開放されない略中央部の二箇所にそれぞれ設け、前記切欠き案内部を左右一方の側方より略中央部の凹部に連通する略U字状の横溝としてなるので、鉄筋が上下2段の場合にも、まず下段の鉄筋を切欠き案内部を通じて略中央部の凹部に導き安定して保持でき、その装着も横方向から容易に装着できる。さらに、上段の鉄筋も上端部の凹部で安定保持できる。
また、切欠き案内部の下端縁を前記鉄筋を受け入れる側方に向けて下方に傾斜させて構成したので、鉄筋をスムーズに凹部に導くことができ、装着時の作業性が向上する。
また、第一脚部と第二脚部よりなる脚体の前後方向の最大長さ寸法を、スペーサ本体の高さ寸法よりも大きく設定し、特には第一脚部の前後方向の最大長さ寸法を、10〜50mmに設定したので、鉄筋を保持するスペーサ本体が倒れることなくより安定して自立させることができる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る鉄筋保持スペーサを用いて施工される法枠を示す説明図であり、図1〜5は第1実施形態、図6〜10は第2実施形態を示し、図中符号1は鉄筋保持スペーサ、2はスペーサ本体、3は脚体、8は鉄筋、9はモルタルをそれぞれ示している。
本発明の鉄筋保持スペーサ1は、格子状に配される鉄筋8を法面Gとの間で所定高さ位置に保持し、吹き付けられるモルタル9等に鉄筋8とともに埋設される法枠形成用の部材であり、その構造は、図2に示すように、法面に対して起立する金属板からなるスペーサ本体2と、該スペーサ本体2の下端部より前後に延びる脚体3とからなっている。
まず、図1〜5に基づき、第1実施形態にかかる鉄筋保持スペーサおよびこれを用いた法枠形成工法について説明する。
スペーサ本体2は、好ましくは防錆加工を施した厚さ1〜3mm程の金属板、たとえばモルタルとの相性のよい(熱膨張率がモルタルに近い)鉄板を加工してなり、図2及び図3に示すように、上端縁2aが吹付け法枠の断面形状に相似する略円弧状に形成され、略中心線上に鉄筋8を受け入れて下から支える凹部20が形成されるとともに、左右一方の側方より前記凹部20に連通し、鉄筋8を当該側方から前記凹部20に案内するための切欠き案内部21が設けられている。このスペーサ本体2の大きさは構築する法枠の寸法等に応じて数種類が予め設定される。
凹部20および切欠き案内部21は、スペーサ本体2の上端縁2aに開放する上端部に設けられており、切欠き案内部21に沿って導き入れた鉄筋8を頂上付近の凹部20で支持することとなる。凹部20の形状は、本例では略U字状とされているが、V字状など鉄筋8を保持できる形状であればよい。
切欠き案内部21は、後述するように、既に配置されている鉄筋8に対して本鉄筋保持スペーサ1を横方向から、当該切欠き案内部21に鉄筋8を挿通させながら該鉄筋8が凹部20に嵌まり込む位置まで差し込んで装着するため、できるだけスムーズに鉄筋8を受け入れることができるよう、下端縁21cが鉄筋8を受け入れる側方に向けて下方に傾斜し、鉄筋8と法面Gとの間に当該鉄筋保持スペーサ1を装着しやすいように設計されている。
この下端縁21cの脚体3の設置面(水平面)に対する傾斜角θは、好ましくは5〜20°に設定される。なお、この切欠き案内部21の形状は、本例のように一定の角度で傾斜するもの以外に、傾斜角0°の水平な切欠きとしたり、なだらかな曲線状に構成しても良い。
脚体3は、図4に示すように、スペーサ本体2の下端部2bより下方に突出する第一脚部30と、該第一脚部30から上方に向け、前記スペーサ本体2を略コ字状にくり抜いて形成される左右一対の第二脚部31,32とからなり、左右一方の第二脚部31を切欠き案内部21の付近まで上方に延設するとともに、他方の第二脚部32を上端縁2aの付近まで上方に延設し、スペーサ本体下端部2bに対して第一脚部30を後方に折り曲げ、かつ第二脚部31,32をそれぞれ前方に折り曲げることにより、第一脚部30と第二脚部31,32がスペーサ本体2に略直角な同一平面状に位置されている。
すなわち、本例の鉄筋保持スペーサ1は、弓形のスペーサ本体2と矩形の第一脚部30とを含むキノコ型に切断加工した金属板に、第二脚部を形成するための切り込みを入れ、第1脚部30と第二脚部31,32に対してスペーサ本体2の部分を折り曲げ加工により起立させて構成したものである。なお、第一脚部30は矩形に限定されず、弓形その他の形状に構成してもよい。
第一脚部30と第二脚部31,32よりなる脚体3の前後方向の最大長さ寸法Lmaxは、スペーサ本体2の高さ寸法Hよりも大きくなるように設定されている。特に、第一脚部30の前後方向の最大長さ寸法L1は、10〜50mmに設定され、法面上で安定して自立できるように構成されている。
本例の第一脚部30は略長方形であり、その突出長さ(L1)は略25mmに設定されている。また、第二脚部31は、先端が切欠き案内部21の下端縁21cまで約5〜10mm残す位置まで延び、その長さは略35mmに設定されている。また、第二脚部32は、先端側に切欠き案内部21が存在しない分、第二脚部31よりも長く、上端縁2aまで約5〜10mm残す位置まで延び、その長さは略50mmに設定されている。したがって、前記Lmaxは25mmと50mmの合計で75mmとなる。そして、スペーサ本体2の高さ寸法Hは略60mmであり、上記の条件を満たしている。
スペーサ本体2には、第二脚部31,32をくり抜いた後のくり抜き穴22,23が形成されるが、当該くり抜き穴22,23の間、および各くり抜き穴の外側の部位にも、それぞれ金属板をくり抜いてなる貫通穴24,25,26が形成され、これらの穴を通じて前後のモルタルの連続性が維持されることとなる。
以下、図1及び図5に基づき、本実施形態の鉄筋保持スペーサ1を用いた法枠形成工法について説明する。
本発明に係る法枠形成工法は、型枠を用いない現場打ちの法枠形成工法である。まず、法面G上に図示しないラスピン等を用いて網体7を敷設し、この網体7上のモルタル吹き付け予定位置に沿って、鉄筋8を格子状に配設する。ここでは、まだ上記鉄筋保持スペーサ1は用いられず、各鉄筋8の交差部位に打ち込まれる図示しないアンカーの突出部に各鉄筋8を結束線にて結束することにより所定高さ位置において格子状に配されている。
次に、鉄筋保持スペーサ1を、鉄筋8によって形成された格子枠の各辺にそれぞれ単または複数ずつ装着する。この装着は、図5(a)〜(c)に示すように、鉄筋8と法面上の網体7との間に、横方向から鉄筋保持スペーサ1を差し込み、側方の切欠き案内部21から該鉄筋8を凹部20まで導き入れることにより容易に行うことができ、これら各鉄筋保持スペーサ1によって鉄筋8が所定高さ位置に確りと安定保持されることとなる。
なお、各鉄筋保持スペーサ1の脚体3を網体7の上に載置させても良いし、網体7に脚体3を差し込んで法面G上に直接載置させてもよい。また、第一脚部と第二脚部のいずれを斜面下側に向けてもよい。また、本例では格子枠の各辺の中央位置に一つづつ鉄筋保持スペーサ1を装着させているが、構築する法枠Sの大きさや法面の傾斜の大きさなどによっては、各辺において所定間隔をおいて複数のスペーサが適宜設置される。
そして、これら鉄筋保持スペーサ1により保持された格子状の鉄筋8に沿って、吹付機によりモルタル9等を吹き付けて法枠Sが形成される。この吹き付けの際には、鉄筋保持スペーサ1の上端縁1aが目安として均等に吹き付ければよく、鉄筋8に対してモルタル9等を設計どおりの幅および高さに正確に吹さ付けることができ、鉄筋が正しい位置に埋設された設計どおりの強度を有する法枠Sが形成される。
なお、モルタル9等の吹き付けの際には、吹付けるモルタル等が枠内に入らないようにマスキング用のシートが敷設され、吹き付け後に取り除く作業が行われる。本例では、さらにモルタル等よりなる法枠S内に、植生剤の吹き付けや植生マットの付設が行われ、法面の緑化が図られている。
次に、図6〜10に基づき、第2実施形態にかかる鉄筋保持スペーサおよびこれを用いた法枠形成工法について説明する。
本実施形態の鉄筋保持スペーサ1は、図6に示すように、格子状に設けられる鉄筋を上下平行に二段構成で配した法枠、すなわち鉄筋8A,8Bを上下に2本平行に配する法枠に使用されるものである。
その構造は、図7および図8に示すように、鉄筋8A,8Bを受け入れて下から支えるための凹部20A,20Bが、それぞれスペーサ本体2の上端縁2aに開放する上端部、および開放されない略中央部の二箇所に設けられ、切欠き案内部21として、左右一方の側方より略中央部の凹部20Bに連通する略U字状の横溝が形成されている。
すなわち、U字状の横溝からなる切欠き案内部21の底に下方に落ち込んだ凹部20Bが形成されており、当該鉄筋保持スペーサ1を予め法面上に配された鉄筋8Bに対して横方向から差し込んで装着する際、この切欠き案内部21に沿って導き入れた鉄筋8Bを底部の凹部20Bに落とし込んで支持することとなる。
この切欠き案内部21は、上記第1実施形態と同様、下端縁21cが鉄筋8Bを受け入れる側方に向けて下方に傾斜し、鉄筋8と法面Gとの間に当該鉄筋保持スペーサ1を装着しやすいように設計されており、脚体3の設置面(水平面)に対する傾斜角θは、好ましくは5〜20°に設定される。なお、下端縁21cが一定の角度で傾斜するもの以外に、傾斜角0°の水平な切欠きとしたり、なだらかな曲線状に構成しても良いことは第1実施形態と同様である。
凹部20Aには、切欠き案内部が設けられていない。これは鉄筋8Aが鉄筋保持スペーサ1を鉄筋8Bに対して装着した後に、上から載せるようにして配することから切欠き案内部を設ける必要がない為であるが、予め鉄筋8A,8Bを法面上に配した後に、鉄筋保持スペーサ1を装着するのであれば、凹部20Aにも第1実施形態と同様の切欠き案内部を設けることが好ましいことは勿論である。
脚体3は、第1実施形態と同様であり、図9に示すように、左右一方の第二脚部31を切欠き案内部21の付近まで上方に延設するとともに、他方の第二脚部32を上端縁2aの付近まで上方に延設し、スペーサ本体下端部2bに対して第一脚部30を後方に折り曲げ、かつ第二脚部31,32をそれぞれ前方に折り曲げることにより、第一脚部30と第二脚部31,32がスペーサ本体2に略直角な同一平面状に位置されている。本例においても第一脚部30と第二脚部31,32よりなる脚体3の前後方向の最大長さ寸法Lmaxが、スペーサ本体2の高さ寸法Hよりも大きくなるように設定され、第一脚部30の前後方向の最大長さ寸法L1については、10〜50mmに設定される。
本例の第一脚部30は略長方形であり、その突出長さ(L1)は略30mmに設定されている。また、第二脚部31は、先端が切欠き案内部21の下端縁21cまで約5〜10mm残す位置まで延び、その長さは略35mmに設定されている。また、第二脚部32は、先端側に切欠き案内部21が存在しない分、第二脚部31よりも長く、上端縁2aまで約5〜10mm残す位置まで延び、その長さは略95mmに設定されている。したがって、前記Lmaxは35mmと95mmの合計で130mmとなる。そして、スペーサ本体2の高さ寸法Hは略110mmであり、上記の条件を満たしている。
スペーサ本体2には、第二脚部31,32をくり抜いた後のくり抜き穴22,23が形成されるとともに、当該くり抜き穴22,23の間、各くり抜き穴の外側の部位、切欠き案内部21の上側部位にも、それぞれ金属板をくり抜いてなる貫通穴24,25,26,27が形成され、これら穴を通じて前後のモルタルの連続性が維持されることとなる。
その他の構造については、基本的には第1実施形態の鉄筋保持スペーサと同様であるため、同一構造には同一符号を付してその説明は省略する。
次に、図6及び図10に基づき、本実施形態の鉄筋保持スペーサ1を用いた現場打ちの法枠形成工法について説明する。
網体7上のモルタル吹き付け予定位置に沿って、下段の鉄筋8Bが先ず格子状に配設される。具体的には交差部位に打ち込まれる図示しないアンカーの突出部に各鉄筋8Bを結束線にて結束することにより所定高さ位置において格子状に配されている。
次に、鉄筋保持スペーサ1を、鉄筋8Bによって形成された格子枠の各辺にそれぞれ単または複数ずつ装着する。この装着は、図10(a)〜(c)に示すように、鉄筋8Bと法面上の網体7との間に、横方向から鉄筋保持スペーサ1を差し込み、側方の切欠き案内部21から該鉄筋8Bを凹部20Bまで導き入れることにより容易に行うことができ、各鉄筋保持スペーサ1によって鉄筋8Bが所定高さ位置に確りと安定保持されることとなる。
次に、図10(c)〜(d)に示すように、二段目の鉄筋8Aを、各鉄筋保持スペーサ1の凹部20Aに係合させながら、鉄筋8Bに対して平行に同じく格子状に配設する。
そして、これら鉄筋保持スペーサ1により保持された格子状の鉄筋8A,8Bに沿って、吹付機によりモルタル9等を吹き付けて法枠Sが形成される。その他の詳細についは、上記第1実施形態と基本的には同様である。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の第1実施形態に係る鉄筋保持スペーサを用いた法枠の構造を示す説明図。 同じく第1実施形態の鉄筋保持スペーサの斜視図。 (a)は同じく正面図、(b)は同じく平面図。 (a)は脚体の折り曲げ加工前の状態、(b)は加工後の状態を示す斜視図。 同じく鉄筋保持スペーサを用いた法枠形成工法の手順を示す説明図。 本発明の第2実施形態に係る鉄筋保持スペーサを用いた法枠の構造を示す説明図。 同じく第2実施形態の鉄筋保持スペーサの斜視図。 (a)は同じく正面図、(b)は同じく平面図。 (a)は脚体の折り曲げ加工前の状態、(b)は加工後の状態を示す斜視図。 同じく鉄筋保持スペーサを用いた法枠形成工法の手順を示す説明図。
符号の説明
1 鉄筋保持スペーサ
1a 上端縁
2 スペーサ本体
2a 上端縁
2b 下端部
3 脚体
7 網体
8,8A,8B 鉄筋
9 モルタル
20,20A,20B 凹部
21 切欠き案内部
21c 下端縁
22,23 くり抜き穴
24,25,26,27 貫通穴
30 第一脚部
31,32 第二脚部
G 法面
S 法枠
θ 傾斜角

Claims (8)

  1. 格子状に配される鉄筋を法面との間で所定高さ位置に保持し、吹き付けられるモルタル又はコンクリートに鉄筋とともに埋設される法枠形成用の鉄筋保持スペーサであって、
    法面に対して起立する金属板からなるスペーサ本体と、該スペーサ本体の下端部よりスペーサ本体前面側及び後面側に延びる脚体とより構成し、
    前記スペーサ本体が、上端縁を略円弧状に形成するとともに、略中心線上に鉄筋を受け入れて下から支える凹部を形成し、左右一方の側方より前記凹部に連通し、鉄筋を当該側方から前記凹部に案内するための切欠き案内部を設けてなり、
    前記脚体が、前記スペーサ本体の下端部より下方に突出する第一脚部と、該第一脚部から上方に向け、前記スペーサ本体を略コ字状にくり抜いて形成される左右一対の第二脚部とよりなり、該第二脚部の一方を前記切欠き案内部の付近まで上方に延設するとともに、他方をスペーサ本体上端の付近まで上方に延設し、前記スペーサ本体の下端部に対して、前記第一脚部をスペーサ本体前面側又は後面側のうち前後一方向に折り曲げ、かつ第二脚部を他方向に折り曲げて第一脚部と第二脚部をスペーサ本体に略直角な同一平面状に位置させてなることを特徴とする鉄筋保持スペーサ。
  2. 前記凹部および前記切欠き案内部を、それぞれ前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部に設けた請求項1記載の鉄筋保持スペーサ。
  3. 鉄筋を受け入れて下から支える凹部を前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部および上端縁に開放されないスペーサ本体の略中央部の二箇所にそれぞれ設け、前記切欠き案内部を左右一方の側方より略中央部の凹部に連通する略U字状の横溝としてなる請求項1記載の鉄筋保持スペーサ。
  4. 前記切欠き案内部の下端縁を前記鉄筋を受け入れる側方に向けて下方に傾斜させて構成した請求項1〜3の何れか1項に記載の鉄筋保持スペーサ。
  5. 前記第一脚部と第二脚部よりなる脚体のスペーサ本体前面側及び後面側に向けた前後方向の最大長さ寸法を、スペーサ本体の高さ寸法よりも大きく設定してなる請求項1〜4の何れか1項に記載の鉄筋保持スペーサ。
  6. 前記第一脚部のスペーサ本体前面側又は後面側に向けた前後方向の最大長さ寸法を、10〜50mmに設定してなる請求項1〜5の何れか1項に記載の鉄筋保持スペーサ。
  7. 法面に網体を敷設した後、
    この網体上に鉄筋を格子状に配し、
    前記請求項1〜6の何れか1項に記載の鉄筋保持スペーサを、前記鉄筋に対して側方の切欠き案内部から鉄筋を凹部まで導き入れることにより、間隔をおいて複数設置し、各鉄筋保持スペーサにより鉄筋を所定高さ位置に保持させた後、
    該鉄筋に沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて法枠を形成することを特徴とする法枠形成工法。
  8. 法面に網体を敷設した後、
    この網体上に一段目の鉄筋を格子状に配し、
    前記請求項1〜6の何れか1項に記載の凹部を前記スペーサ本体の上端縁に開放する上端部および上端縁に開放されないスペーサ本体の略中央部の二箇所にそれぞれ設け、前記切欠き案内部を左右一方の側方より略中央部の凹部に連通する略U字状の横溝とした鉄筋保持スペーサを、前記一段目の鉄筋に対して側方の切欠き案内部から鉄筋を略中央部の凹部まで導き入れることにより、間隔をおいて複数設置し、
    前記一段目の鉄筋の上側に、二段目の鉄筋を各鉄筋保持スペーサの上端部の凹部に係合させつつ同じく格子状に配し、各鉄筋保持スペーサにより一段目および二段目の鉄筋をそれぞれ所定高さ位置に保持させた後、
    これら鉄筋に沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて法枠を形成することを特徴とする法枠形成工法。
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