JP3849960B2 - 自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の前後方向の傾斜(以下、ピッチ角という)に基づいてヘッドランプの光軸をピッチ角相当相殺する方向に自動的に傾動調整(以下、オートレベリングという)する自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置に係り、特に、主として停止時の車両のピッチ角に基づいてヘッドランプの光軸を上下に自動調整するオートレベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のヘッドランプでは、例えば、光源を挿着したリフレクターがランプボディに対し水平傾動軸周りに傾動可能に支持されるとともに、アクチュエータによってリフレクター(ヘッドランプ)の光軸が水平傾動軸周りに傾動できる構造となっている。
【0003】
そして、従来のオートレベリング装置としては、ピッチ角検出手段や車速センサーやこれらからの検出信号に 基づいてアクチュエータの駆動を制御する制御部等を車両に設けて構成され、ヘッドランプ(リフレクター)の光軸が路面に対し常に一定の状態となるように調整するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のオートレベリング装置では、車両の走行、停車時を問わず、走行中の加減速による車両姿勢の変化や停車中の荷物の積み降ろしや乗員の乗り降り等による荷重変化に対し、リアルタイムでレベリングするように構成されている。このため、アクチュエータの作動回数が非常に多く、消費電力がかさむ上に、モータ,ギア等の駆動機構構成部品に多大な耐久性が求められ、コスト高の原因になっていた。
【0005】
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、アクチュエータの駆動頻度を減らすことで、安価にして長期の使用可能な自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】
前記目的を達成するために、請求項1に係わる自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置においては、アクチュエータの駆動により光軸が車体に対し上下に傾動するヘッドランプと、車両の速度を検出する車速検出手段と、車両のピッチ角を検出するピッチ角検出手段と、前記車速検出手段からの信号に基づいて車両が停車中か走行中かを判別するとともに、前記ピッチ角検出手段により検出されたピッチ角に基づいて、ヘッドランプの光軸が路面に対し常に一定の傾斜状態となるように前記アクチュエータの駆動を制御する制御ユニットと、を備えた自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置であって、
前記制御ユニットは、停車中であって、ヘッドランプの点灯時にアクチュエータの駆動を1回制御し、その後、停車中は、アクチュエータの駆動開始後所定時間が経過しているか否かを判別し、少なくとも、1回のレベリングに必要なアクチュエータの最大駆動時間よりも長い所定時間が経過している場合に、一定のインターバルでアクチュエータの駆動を制御するように構成したものである。
停車中におけるアクチュエータの駆動の制御は、点灯を条件に開始され、しかも1回目のアクチュエータの駆動開始後、少なくとも、1回のレベリングに必要なアクチュエータの最大駆動時間よりも長い所定時間が経過している場合に一定のインターバルでアクチュエータの駆動の制御が行われるというように、アクチュエータの駆動のインターバルが従来例に比べて大きいので、それだけアクチュエータの作動回数が少なく、消費電力が節約され、駆動機構構成部材の摩耗が少ない。
また、先の制御と次の制御間のインターバルがアクチュエータの最大駆動時間よりも短いと、アクチュエータは、目標値に達する前に次の動作に移ることとなって、アクチュエータの駆動頻度が多く、アクチュエータの寿命が低下するおそれがあるが、請求項1では、先の制御によりアクチュエータが確実に目標値に達した後に、次の制御によりアクチュエータが駆動し、アクチュエータの駆動頻度がそれだけ少なく、前記した問題が解消される。
また、アクチュエータの駆動のインターバルを大きくすることで、先の制御後、次の制御に至るまでのインターバル内におけるピッチ角の変化をアクチュエータの駆動を伴うことなく省略できるので、即ち、インターバル間の動作がすべて次の制御におけるアクチュエータの駆動に集約されるので、それだけアクチュエータの駆動頻度が少なくなる。
請求項2においては、請求項1に記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置において、前記アクチュエータの駆動の1回目の制御をヘッドランプの点灯と同時に行うようにしたものである。
ヘッドランプの点灯動作がレベリングのスイッチとして機能するので、レベリングのためのスイッチを別途設ける必要がない。
請求項3においては、請求項1または2に記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置において、前記アクチュエータの駆動制御中にヘッドランプを消灯させたり車両を走行させたりした場合には、前記アクチュエータは、ヘッドランプ消灯状態や車両走行状態となる直前の制御ユニットからの制御量相当だけ駆動を継続するように構成したものである。
アクチュエータの駆動中に、消灯状態となったり、車両が走行状態となる等して、アクチュエータの駆動を制御しない非制御状態となったとしても、アクチュエータは途中で停止することなくピッチ角に対応する所定位置まで駆動されるので、ヘッドランプの光軸が意図せぬ位置となることがない。
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置において、前記制御ユニットは、点灯、非点灯時を問わずピッチ角検出手段が検出したそのときのピッチ角を記憶する記憶部を備えており、前記アクチュエータの駆動の1回目の制御が点灯直後である場合は、記憶部に記憶されている点灯直前のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動を制御するように構成したものである。
ヘッドランプの点灯がレベリング開始の条件であるが、前記アクチュエータの駆動の1回目の制御が点灯直後である場合は、まず、点灯直前のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動が制御されるので、点灯直後のレベリングに要す時間が短くて済む。
請求項5においては、請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置において、停車中、所定時間にわたって前記車速検出手段から制御ユニットに信号が入力されない場合には、前記制御ユニットは、アクチュエータの駆動制御を中止するように構成したものである。
停車中において車速検出手段から制御ユニットに所定時間以上にわたり信号が入力されない場合としては、車速検出手段が壊れてうまく作動しない場合と、実際に長時間停車中の場合とがあるが、いずれの場合も、アクチュエータの駆動制御が不要な状態であるので、制御ユニットが、アクチュエータの駆動制御を中止し、アクチュエータの無意味な駆動を回避する。
請求項6においては、請求項5に記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置において、前記制御ユニットは、点灯、非点灯時、走行、停車時を問わずピッチ角検出手段が検出したそのときのピッチ角を記憶する記憶部を備えており、前記アクチュエータの駆動制御中止状態中に、前記車速検出手段からの信号が制御ユニットに入力したときは、前記制御ユニットは、前記アクチュエータの駆動制御中止状態を解除するとともに、前記記憶部に記憶されている最新の停車時ピッチ角に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御するように構成したものである。
長時間の停車状態から走行状態に移行する場合のように、アクチュエータの駆動制御の中止状態中に、車両走行状態となる場合もあるので、このような場合は、速やかにアクチュエータの駆動制御中止状態を解除し、アクチュエータの駆動制御を再開する。そして、再開当初は、点灯、非点灯時、走行、停車時を問わずピッチ角検出手段が検出したそのときのピッチ角を記憶する記憶部に記憶されている最新の停車時ピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動を制御するので、アクチュエータの駆動制御の再開と同時に、空白時間のない適正なレベリングができる。
請求項7においては、請求項1〜6のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置において、前記制御ユニットは、走行中は、安定走行時の車両のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動を制御するように構成したものである。
安定走行時の車両姿勢は停車時の車両姿勢とほぼ同一で、検出が容易で、しかもそのピッチ角は、停車時のピッチ角とほぼ同一であるため、安定走行時のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動を制御しても、全く問題ない。また、停車時のピッチ角は、車両が縁石に乗り上げた状態で停車している場合には、誤ったピッチ角が検出されることになるが、走行時に、停車時のピッチ角を安定走行時のピッチ角で補正する(安定走行時のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動を制御する)ことで、停車時の誤ったピッチ角データに基づくレベリングが回避される。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
【0008】
図1〜図3は、本発明の一実施例を示すもので、図1は、本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置の全体構成図、図2は、同装置の制御ユニットによるフローチャートを示す図、図3はインターバル制御ステップの詳細なフローを示す図である。
【0009】
図1における符号1は、自動車用ヘッドランプで、ランプボディ2の前面開口部には、前面レンズ4が組付けられて灯室Sが画成されている。灯室S内には、光源であるバルブ6を挿着した放物面形状のリフレクター5が、水平傾動軸(図1における紙面と垂直な軸)7周りに傾動するように支持されるとともに、アクチュエータであるモータ10によって傾動調整できるように構成されている。
【0010】
そして、ヘッドランプ1のオートレベリング装置は、ヘッドランプ1の光軸Lを上下方向に傾動調整するアクチュエータであるモータ10と、ヘッドランプ1の点灯スイッチ11と、車両の速度を検出する車速検出手段である車速センサー12と、車両のピッチ角検出手段の一部を構成する車高センサー14と、車速センサー12や車高センサー14からの信号に基づいて、車両速度や車両のピッチ角を演算するとともに、ヘッドランプの点灯と消灯を判別し、予め設定されている条件に従ってモータ10を駆動させるための制御信号をモータドライバ18に出力する制御ユニットであるCPU16と、モータ10の駆動するタイミングを設定するためのインターバルタイマ17とから構成されている。なお、CPU16は、演算した車両ピッチ角データ等を記憶する記憶部であるRAMを備えている。
【0011】
CPU16では、車速センサー12からの信号が入力すると、この入力信号に基づいて、車両速度および加速度を演算し、車両が停車しているか走行しているかを判別し、また走行中であれば、予め入力されている条件に基づいて安定走行時か否かを判別する。
【0012】
また、CPU16では、車高センサー14からの信号が入力すると、サスペンションの変位量に相当するこの信号から、車両の前後方向の傾斜(ピッチ角)を演算する。なお、車両のピッチ角は、車高センサーが前輪および後輪の双方に設けられている2センサー方式の場合には、前後の車高の変位量と車両のホイールベース間距離から求まり、前輪または後輪の一方にのみ設けられている1センサー方式の場合には、車高の変化量から推測できる。そして、CPU16は、このピッチ角を打ち消す方向に、光軸Lを所定量傾動させるべくモータドライバ18に出力する。
【0013】
また、CPU16は、車高センサー14からの信号を検出する際に、停車中では、比較的速いサンプリングタイムで演算を行い、走行中では、外乱を排除するために、車速が基準値以上で、加速度が基準値以下で、しかもこの状態(車速が基準値以上で、加速度が基準値以下の状態)が一定時間以上継続している場合にのみ、車両のピッチ角を演算するようになっている。
【0014】
即ち、路面の凹凸等といった外乱となる要素の多い悪路では、30km/h以上の速度では走行できず、車両の姿勢が変わる急加減速を除くためには、0.5m/s2以下の加速度に限定することが適切である。したがって、速度30km/h以上で、加速度0.5m/s2以下という状態が3秒以上継続することを条件に、車両のピッチ角を演算することで、突発的な異常値が検出されたり、その影響を受けにくいようになっている。
【0015】
また、CPU16は、点灯スイッチ11がONかOFFかを判別し、停車中では、点灯スイッチ11がONされている場合に限り、モータ10を駆動するべくモタドライバ18に出力する。
【0016】
また、CPU16は、インターバルタイマにおいて設定されている所定のインターバルタイムを経過している場合に限り、モータ10を駆動するべくモタドライバ18に出力する。
【0017】
即ち、ヘッドランプ1の光軸の傾動可能範囲は定まっており、したがって一回のレベリングに必要なモータ10の最大駆動時間も決まっている。そして、モータ駆動のインターバル(タイム)が一回のレベリングに必要なモータ10の最大駆動時間よりも短いと、人の乗り降りに伴う車両姿勢(ピッチ角)の変化に逐次追従してモータ10が頻繁に駆動することとなって、光軸L(モータ10)が目標位置まで到達することなく正転、逆転、停止を繰り返すこととなり、寿命の低下につながり、好ましいことではない。
【0018】
そこで、モータ駆動のインターバルを、一回のレベリングに必要なモータ10の最大駆動時間よりも長い時間に設定することで、レベリング動作中(モータの駆動中)に光軸の目標位置が変わらないようになっている。
【0019】
次に、制御ユニットであるCPU16によるモータ10の駆動の制御を、図2に示すフローチャートに従って説明する。
【0020】
まず、ステップ100では、車速センサー12からの信号によって、停車時か否かが判別され、YES(停車時)であれば、ステップ102において、停車時のピッチ角θ1(θ11)が演算される。そして、ステップ104において、点灯スイッチ11からの信号によって、ヘッドランプが点灯しているか否かが判別され、YES(点灯中)であれば、ステップ106に移行し、ピッチ角の演算がはじめてか否か判別される。即ち、ステップ106では、ステップ102におけるピッチ角の演算処理が1回目か否かが判別され、YES(1回目)であれば、ステップ108において、この停車時のピッチ角θ1(θ11)に基づいて、モータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ100に戻る。
【0021】
一方、ステップ106において、NOの場合(ステップ102におけるピッチ角の演算処理が2回目以上の場合)には、ステップ107に移行し、インターバルタイマー17からの信号によりモータ10の駆動開始後所定時間(例えば5秒)が経過しているか否かが判別される。そして、NO(所定時間経っていない)場合には、ステップ100に戻り、一方、YES(所定時間経っている)場合には、ステップ108に移行して、その時のステップ102で演算したピッチ角θ1(θ11)に基づいてモータ10制御させるべくモータドライバ18に出力し、即ち、ステップ100に戻る。
【0022】
図3は、このステップ(インターバル制御ステップ)107におけるフローチャートを示している。
【0023】
即ち、まず、ステップ107−1においてインターバルタイマ17がカウントを開始し、ステップ107−2において、インターバルタイム(5秒)経過か否か判別される。NOの場合(5秒経過していない場合)には、ステップ100に戻る。一方、ステップ107−2において、YESの場合(5秒を経過している場合)には、ステップ107−3において、インターバルタイマ17をリセットするとともに、ステップ108に移行するようになっている。
【0024】
また、図2におけるステップ100において、NO(走行時)であれば、ステップ110において、走行時にピッチ角を補正したか否かが判別される。そして、ステップ110において、NO(走行時にピッチ角を補正していない場合)であれば、ステップ112において、車速が基準値(30km/h)を越えているか否かが判別され、YES(30km/hを越える場合)であれば、ステップ114において、加速度が基準値(0.5m/s2)未満か否かが判別される。ステップ114において、YES(0.5m/s2未満)であれば、ステップ116において、車速が30km/hを越え、かつ加速度が0.5m/s2未満の状態が所定時間(3秒)以上経過しているか否かが判別される。そして、ステップ116において、YES(この状態が3秒以上経過している場合)であれば、ステップ118に移行し、安定走行時のピッチ角θ2が演算され、ステップ108において、この安定走行時のピッチ角θ2に基づいてモータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ100に戻る。
【0025】
また、ステップ110においてYESの場合(既に、ステップ108において走行時のピッチ角θ2に基づいてアクチュエータを駆動させた場合のように、走行時にピッチ角を補正している場合)や、ステップ112、114、116においてそれぞれNOの場合(車速が基準値30km/h以下の場合、加速度が基準値0.5m/s2以上の場合、この状態が3秒以上経過していない場合)には、いずれもステップ100に戻る。
【0026】
図4は、本発明の第2の実施例であるヘッドランプのオートレベリング装置の要部である制御ユニットのフローチャートを示す図である。
【0027】
この第2の実施例が前記第1の実施例と異なる点は、安定走行時のピッチ角θ2と停車時のピッチ角θ1の差が所定基準値以下の場合には、検出したこの走行時のピッチ角θ2を制御データとして使用し、一方、ピッチ角の差(θ2−θ1)が所定基準値以上の場合には、さらに2回にわたって安定走行時のピッチ角を検出するとともに、これらを平均または多数決した値(ピッチ角)を、制御データとして使用するように構成されている点である。
【0028】
即ち、ステップ200,202,204,206,207,208は、ステップ100,102,104,106,107,108とそれぞれ同一で、ステップ210,212,214,216,218は、ステップ110,112,114,116,118とそれぞれ同一であり、これらのステップについての重複した説明は省略する。
【0029】
そして、ステップ218からステップ220に移行すると、ここでは、ステップ218における安定走行時のピッチ角の演算処理がはじめてか否かが判別される。そして、YESの場合(はじめての場合)は、ステップ222に移行し、安定走行時のピッチ角θ2と停車時のピッチ角θ1(θ1n)の差が所定基準値(0.1度)以上あるか否かが判別される。そして、NO(0.1度未満)であれば、ステップ208において、この安定走行時のピッチ角θ2に基づいて、モータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ200に戻る。
【0030】
また、ステップ222においてYESの場合(安定走行時のピッチ角θ2と停車時のピッチ角θ1nの差が0.1度以上ある場合)には、ステップ224に移行し、この安定走行時のピッチ角θ2(θ21)を記憶部(RAM)に記憶するとともに、ステップ300に戻る。また、ステップ220において、NOの場合(ステップ218において安定走行時のピッチ角の演算処理がはじめてでない場合)には、ステップ226に移行し、ステップ218における安定走行時のピッチ角の演算処理が2回目か否かが判別される。このステップ226において、YESの場合(2回目の場合)には、ステップ228に移行し、この安定走行時の第2のピッチ角θ22を記憶部(RAM)に記憶するとともに、ステップ200に戻る。
【0031】
一方、ステップ226において、NOの場合(2回目でない場合)は、ステップ230に移行し、ステップ218における安定走行時のピッチ角の演算処理が3回目か否かが判別される。このステップ230において、YESの場合(3回目の場合)には、ステップ232に移行し、この安定走行時の第3のピッチ角θ23を記憶部(RAM)に記憶するとともに、ステップ200に戻る。また、ステップ230において、 NOの場合(3回目でない場合、即ち4回目の場合)は、ステップ234に移行し、記憶部(RAM)に記憶されている第1〜第3の安定走行時のピッチ角θ21,θ22,θ23の平均値または多数決値を最適ピッチ角として選択し、ステップ204に移行する。そしてステップ208では、この最適ピッチ角に基づいて、モータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ200に戻る。
【0032】
また、ステップ210において、YESの場合(走行時にピッチ角を補正している場合)や、ステップ212、214、216においてそれぞれNOの場合(車速が基準値以下の場合、加速度が基準値以上の場合、所定時間経過していない場合)には、モータ10を駆動させることなく、いずれもステップ200に戻る。
【0033】
図5は、本発明の第3の実施例であるヘッドランプのオートレベリング装置の要部である制御ユニットのフローチャートを示す図である。
【0034】
前記第1の実施例では、停車時と安定走行時に限り、モータ10の駆動を制御するようになっていたが、本実施例では、停車時と走行中にヘッドランプのスイッチ11がONになった時に限り、モータ10の駆動を制御するようになっている。
【0035】
そして、本実施例では、制御ユニットであるCPU16は、点灯・非点灯時、走行・停車時を問わず常に車両のピッチ角を演算するとともに、この演算したピッチ角を記憶部であるRAMに記憶するように構成されている。
【0036】
そして、モータ10の駆動制御中に消灯させたり、或いは走行させたりすると、CPU16によるモータ10の駆動制御は停止状態となるが、光軸の制御が途中で止まることは安全上好ましくないので、たとえモータ10の駆動制御は停止状態となったとしても、モータ10(光軸L)は予め記憶部であるRAMに記憶されている目的位置まで駆動するようになっている。
【0037】
次に、制御ユニットであるCPU16による制御フローを図5を参照しつつ説明する。
【0038】
まず、ステップ300において、車高センサ14からの信号に基づいて、CPU16により車両のピッチ角が演算される。さらに、ステップ302において、ヘッドランプが点灯しているか否かが判別され、NO(消灯時)の場合は、ステップ304に移行し、車速センサ24からの信号に基づいて停車中か走行中かが判別される。そして、YES(停車中)の場合には、ステップ306に移行し、ステップ300で検出されたピッチ角が記憶部であるRAMに停車時のピッチ角として記憶され、ステップ300に戻る。また、 NO(走行中)の場合には、何もすることなくステップ300に戻る。
【0039】
一方、ステップ302において、YES(点灯時)の場合には、ステップ308に移行し、このルーチンの下で点灯スイッチ11をONにしたかが判別され、YESの場合(点灯スイッチをONにした場合)には、ステップ310において、停車中か走行中かが判別される。ステップ310で、YES(停車中)の場合は、ステップ312に移行し、ステップ300で検出されたピッチ角が停車時のピッチ角としての記憶部であるRAMに記憶され、そして、ステップ314において、モータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ300に戻る。モータ10は、ステップ312でRAMに記憶されたピッチ角相当だけ駆動されることで、レベリングされる。
【0040】
また、ステップ310において、NO(走行中)の場合には、ステップ316に移行し、RAMに記憶されている最新の停車時ピッチ角を呼び出し、ステップ314において、呼び出したこのピッチ角に基づいてモータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ300に戻る。モータ10は、RAMに記憶されている最新の停車時ピッチ角相当だけ駆動されることで、レベリングされる。
【0041】
一方、ステップ308において、 NO(このルーチンの下で点灯スイッチ11がONでない)の場合には、ステップ318に移行し、停車中か走行中かが判別される。このステップ318でYES(停車中)の場合は、ステップ320において、インターバルタイマ17がカウントを開始し、ステップ322において、インターバルタイム(5秒)経過か否か判別される。このステップ322において、YESの場合(5秒を経過している場合)には、ステップ324において、インターバルタイマ17をリセットするとともに、ステップ326に移行し、ステップ300で検出されたピッチ角(停車時のピッチ角)がRAMに記憶され、そして、ステップ314において、モータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ300に戻る。モータ10は、ステップ326でRAMに記憶されたピッチ角相当だけ駆動されることで、レベリングされる。
【0042】
一方、ステップ318において、NOの場合(走行中の場合)や、ステップ322において、NOの場合(5秒経過していない場合)には、ステップ300に戻る。
【0043】
図6および図7は、本発明の第4の実施例であるヘッドランプのオートレベリング装置を示し、図6は同装置の全体構成図、図7は同装置の要部である制御ユニットのフローチャートを示す図である。
【0044】
この第4の実施例においても、停車時に限り、モータ10の駆動を制御するようになっているが、図6に示すように、制御ユニットであるCPU16には、停車時間検出タイマ19が接続された構造で、停車中、所定時間にわたって車速センサ12からCPU16に信号が入力されない場合には、これを停車時間検出タイマ19によって測定し、モータ10の駆動制御を中止するとともに、このモータの駆動制御中止状態中に車速センサ12からCPU16に信号が入力された場合には、速やかにモータ10の駆動制御を再開するようになっている。
【0045】
停車中において車速検出手段からCPU16に所定時間以上にわたり信号が入力されない場合としては、車速センサー12が壊れてうまく作動しない場合と、実際に長時間停車中の場合とがあるが、いずれの場合も、アクチュエータであるモータ10の駆動制御が不要な状態であるので、 CPU16が、モータ10の駆動制御を中止し、モータ10の無意味な駆動を回避する。
【0046】
また、長時間の停車状態から走行状態に移行した場合は、速やかにモータ10の駆動制御中止状態を解除するとともに、モータ10の駆動制御を再開する必要がある。しかし、車両停車中しかレベリングできないので、モータ10の駆動制御を再開したとしても、実質的にレベリングが困難である。そこで、モータの制御再開当初は、記憶部に記憶されている駆動制御再開状態直前又は走行検出状態直前のピッチ角に基づいてモータ10の駆動を制御することができるように構成することで、モータ10の駆動制御の再開と同時に、空白時間のない適正なレベリングができるようになっている。
【0047】
即ち、ステップ400において、車高センサ14からの信号に 基づいて、CPU16により車両のピッチ角が演算される。さらに、ステップ402において、ヘッドランプが点灯しているか否かが判別され、NOの場合(消灯時)には、ステップ400に戻り、 YESの場合(点灯時)は、ステップ404に移行し、停車中か走行中かが判別される。
【0048】
ステップ404において、YES(停車中)の場合は、ステップ406に移行し、 ステップ400で検出されたピッチ角(停車時のピッチ角)をRAMに記憶させ、ステップ420,ステップ422,ステップ424から構成されたインターバル制御ステップを経て、ステップ426に移行する。即ち、ステップ420において、インターバルタイマ17がカウントを開始し、ステップ422において、インターバルタイム(5秒)経過か否か判別される。NOの場合(5秒経過していない場合)には、ステップ400に戻る。一方、ステップ422において、YESの場合(5秒を経過している場合)には、ステップ424において、インターバルタイマ17をリセットし、ステップ426に移行する。
【0049】
ステップ426では、停車時間検出タイマ19が停車時間のカウントを開始する。そして、ステップ428において、停車時間が所定時間(例えば1分)を経過しているか否かが判別される。 そして、NOの場合(1分経過していない場合)は、ステップ430に移行し、ステップ406においてRAMに記憶したピッチ角を呼び出して、ステップ440に移行し、この呼び出したピッチ角(停車時のピッチ角)に基づいて、モータ10を制御させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ300に戻る。一方、ステップ428において、YESの場合(1分経過している場合)には、モータ10の駆動を制御することなく、ステップ300に戻る。
【0050】
また、ステップ404において、NO(走行中)の場合は、ステップ442に移行し、停車時間検出タイマ19をリセットするとともに、ステップ444に移行する。ステップ444では、このルーチンの下で停車から走行に移行したか否かが判別され、YES(停車から走行に移行した場合)には、ステップ446において、RAMに記憶されている最新の停車時ピッチ角を呼び出し、ステップ440において、モータ10を駆動させるべくモータドライバ18に出力し、ステップ400に戻る。モータ10は、呼び出された最新の停車時ピッチ角相当だけ駆動されることで、レベリングされる。
【0051】
また、ステップ444において、NOの場合(停車から走行に移行していない場合、即ち走行継続中の場合)には、 モータを駆動させることなく、ステップ400に戻る。
【0052】
なお、前記第1〜第4の実施例において、アクチュエータのインターバル(タイム)が5秒として説明され、前記第1、第2の実施例において、安定走行のピッチ角を検出するための条件として、速度30km/h以上、加速度0.5m/s2以下、これらが3秒以上継続することを要求しており、前記第4の実施例において、停車時間検出タイマを用いたアクチュエータの駆動制御中止条件が1分として説明されているが、これらの数字は例示であって、これに限られるものではない。
【0053】
また、前記実施例では、車体に固定されるランプボディ2に対しリフレクター5が傾動可能に設けられているリフレクター可動型のヘッドランプにおけるオートレベリングについて説明したが、車体に固定されるランプハウジングに対しランプボディ・リフレクターユニットが傾動可能に設けられているユニット可動型のヘッドランプにおけるオートレベリングについても同様に適用できる。
【0054】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1に係る自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置によれば、停車中、点灯時にオートレベリングが開始され、しかもオートレベリングによるアクチュエータの駆動のインターバルが大きいので、アクチュエータの作動回数は少なく、消費電力も節約され、駆動機構構成部材の摩耗も少ないことから、安価にして的確に作動するオートレベリング装置が提供される。
また、アクチュエータの駆動頻度が低いので、長期にわたり的確に作動するオートレベリング装置が提供される。
請求項2によれば、ヘッドランプの点灯動作がレベリングのスイッチとして機能するので非常に便利である。
請求項3によれば、アクチュエータの駆動中に、非制御状態となったとしても、アクチュエータは目的とする所定位置まで駆動して、ヘッドランプの光軸を適正位置に保持するので、安全上何ら問題がない
請求項によれば、点灯直後、瞬時にレベリングされるので、安全である。
請求項によれば、停車中のアクチュエータの無意味な駆動が回避されるので、それだけアクチュエータの寿命が延びる。
請求項によれば、長時間の停車後に、走行を開始した場合には、速やかにアクチュエータの駆動制御が再開され、しかも直ちにレベリングされるので、安全上、何ら問題はない。
請求項によれば、走行時に、停車時のピッチ角が安定走行時のピッチ角で補正される(安定走行時のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動が制御される)ので、適正なオートレベリングが達成される。
また、走行時のアクチュエータの駆動は安定走行時に限られるので、それだけアクチュエータの作動回数は少なく、消費電力も節約され、駆動機構構成部材の摩耗も少ないことから、安価にして的確に作動するオートレベリング装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置の全体構成図
【図2】同装置の制御ユニットのフローチャートを示す図
【図3】インターバル制御ステップの詳細なフローを示す図
【図4】本発明の第2の実施例である自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置の要部である制御ユニットのフローチャートを示す図
【図5】本発明の第3の実施例である自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置の要部である制御ユニットのフローチャートを示す図
【図6】本発明の第4の実施例である自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置の全体構成図
【図7】同オートレベリング装置の要部である制御ユニットのフローチャートを示す図
【符号の説明】
1 ヘッドランプ
L ヘッドランプの光軸
S 灯室
2 ランプボディ
4 前面レンズ
5 リフレクター
6 光源であるバルブ
10 アクチュエータである駆動モータ
12 車速検出手段である車速センサー
14 ピッチ角検出手段の一部を構成する車高センサー
16 制御ユニットであるCPU
17 インターバルタイマ
19 停車時間検出タイマ
θ1 停車時のピッチ角
θ2(θ21,θ22,θ23) 安定走行時のピッチ角

Claims (7)

  1. アクチュエータの駆動により光軸が車体に対し上下に傾動するヘッドランプと、車両の速度を検出する車速検出手段と、車両のピッチ角を検出するピッチ角検出手段と、前記車速検出手段からの信号に基づいて車両が停車中か走行中かを判別するとともに、前記ピッチ角検出手段により検出されたピッチ角に基づいて、ヘッドランプの光軸が路面に対し常に一定の傾斜状態となるように前記アクチュエータの駆動を制御する制御ユニットと、を備えた自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置であって、
    前記制御ユニットは、停車中であって、ヘッドランプの点灯時にアクチュエータの駆動を1回制御し、その後、停車中は、アクチュエータの駆動開始後所定時間が経過しているか否かを判別し、少なくとも、1回のレベリングに必要なアクチュエータの最大駆動時間よりも長い所定時間が経過している場合に、一定のインターバルでアクチュエータの駆動を制御することを特徴とする自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置。
  2. 前記アクチュエータの駆動の1回目の制御は、ヘッドランプの点灯と同時に行われることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置。
  3. 前記アクチュエータの駆動制御中にヘッドランプを消灯させたり車両を走行させたりした場合には、前記アクチュエータは、ヘッドランプ消灯状態や車両走行状態となる直前の制御ユニットからの制御量相当だけ駆動を継続することを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置。
  4. 前記制御ユニットは、点灯、非点灯時を問わずピッチ角検出手段が検出したそのときのピッチ角を記憶する記憶部を備えており、前記アクチュエータの駆動の1回目の制御が点灯直後である場合は、記憶部に記憶されている点灯直前のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動を制御するように構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置。
  5. 停車中、所定時間にわたって前記車速検出手段から制御ユニットに信号が入力されない場合には、前記制御ユニットは、アクチュエータの駆動制御を中止することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置。
  6. 前記制御ユニットは、点灯、非点灯時、走行、停車時を問わずピッチ角検出手段が検出したそのときのピッチ角を記憶する記憶部を備えており、前記アクチュエータの駆動制御中止状態中に、前記車速検出手段からの信号が制御ユニットに入力したときは、前記制御ユニットは、前記アクチュエータの駆動制御中止状態を解除するとともに、前記記憶部に記憶されている最新の停車時ピッチ角に基づいて前記アクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項5に記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置。
  7. 前記制御ユニットは、走行中は、安定走行時に限り、安定走行時の車両のピッチ角に基づいてアクチュエータの駆動を制御することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の自動車用ヘッドランプのオートレベリング装置。
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