JP3846648B2 - 映像送出装置 - Google Patents

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【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題(図20)
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
(1)実施例によるテレビジヨン放送システムの全体構成(図1)
(2)CMインサーシヨン装置の構成(図2)
(2−1)エンコード処理部の構成(図3及び図4)
(2−2)プレイアウト部の構成(図5及び図6)
(2−3)モニタリング部の構成(図7)
(2−4)プレイリスト作成用コンピユータの構成(図8)
(3)イーサネツトによる遠隔操作(図9〜図17)
(4)実施例の動作
(5)実施例の効果
(6)他の実施例(図18及び図19)
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像送出装置に関し、例えばCATV(Cable Television)放送において番組の合間にコマーシヤル(CM)映像を挿入するCMインサーシヨン装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、CMインサーシヨン装置においてはCM用のビデオソースをMPEG規格に基づいてエンコードしてハードデイスクに保存しておくと共に、番組間にどのようなCM映像を放送するかを予めプログラムしておく。
従つて、CMインサーシヨン装置は送出プログラムに従つてCM映像をハードデイスクから読み出して出力するだけでよく、スイツチヤによつて番組とCM映像とが切り換えられて放送されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図20に示すように、CMインサーシヨン装置101はエンコード処理部102及びCM映像/音声信号を出力するプレイアウト部103から構成され、エンコード処理部102のコンピユータ104とプレイアウト部103のコンピユータ105とがイーサネツトバスEBを介して接続されている。
エンコード処理部102は、コンピユータ104の制御によつてVTR106でビデオテープに録画された所望のCM映像/音声信号をエンコーダ107によつてエンコードする。
【0005】
また、コンピユータ104はエンコードしたCM映像/音声データをプレイアウト部103のコンピユータ105に送出するための指示信号をイーサネツトバスEBを介して送出し、当該コンピユータ105からCM映像/音声データの受入れ準備が整つたという情報が得られたときに、エンコーダ107によつてCM映像/音声データをビデオサーバ108を介してハードデイスク109に送出し保存する。
【0006】
プレイアウト部103のコンピユータ105はハードデイスク109から各種CM映像/音声データを読み出し、各チヤンネルごとにCM送出プログラムリスト(以下、これをプレイリストと呼ぶ)を予め設定して内蔵のハードデイスク(図示せず)に記録する。
コンピユータ105はプレイリストの順番に基づいてビデオサーバ108でCM映像データをデコードし、番組の終了を知らせるタイミング信号GPI1 〜GPI6 に基づいて各チヤンネルからCM映像/音声信号を出力するようになされている。
【0007】
ところでかかる構成のCMインサーシヨン装置101においては、プレイアウト部103のコンピユータ105の画面表示を用いてプログラムを作成したり、あるいはCM映像放送中に新たなCM映像データをプレイリストに書き加える等の編集作業を行つたり、さらには放送中のプレイリストの放送状態をモニタしていた。このために、オペレータは使用目的に応じてコンピユータ105の表示画面を切り換えながら使用せざるを得なかつた。
【0008】
また、CMインサーシヨン装置101においては、CM映像の放送中に緊急でプレイリストの編集作業を行わなければならなくなつたときに、現在プレイリストの放送状態をモニタしていたら、オペレータはモニタリングを中止してプレイリストの編集用画面に切り換えなければならず、同時に2つ以上の処理を並行して実行することができなかつた。
このように、CMインサーシヨン装置101においては使用目的に応じて表示画面を切り換えなければならないために同時に2つ以上の処理を並行して実行することができず、使い勝手が悪いという問題があつた。
【0009】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、画面を切り換えることなく各種処理を同時に並行して実行し得る使い勝手の良い映像送出装置を提案しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、所定の放送プログラムに従つて所定の映像を複数接続された出力チヤンネルごとに送出する映像送出装置において、送出プログラムの内容表示、当該送出プログラムの編集及び新規作成機能を有する第1の制御手段と、第1の制御手段と同じ機能を有する第2の制御手段と、第1の制御手段と上記第2の制御手段との間にネツトワークを構築する接続手段とを設けるようにする。
これにより、第1の制御手段だけでなく第2の制御手段においても送出プログラムの内容表示、当該送出プログラムの編集及び新規作成を実行できるので、各種処理を同時に並行して実行することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0012】
(1)実施例によるテレビジヨン放送システムの全体構成
図1において、1は全体として本発明を適用したCATV用のテレビジヨン放送システムを示し、複数チヤンネル分(この実施例では6チヤンネル分)のカートマシン2〜7、各カートマシン2〜7にそれぞれ対応させて設けられた制御部8〜13、及びCM(コマーシヤル映像)インサーシヨン装置14から構成されている。
【0013】
制御部8〜13は、予め入力された番組編成プログラムに沿つて各カートマシン2〜7に制御信号C1 〜C6 をそれぞれ供給する。
各カートマシン2〜7においては、制御部8〜13からそれぞれ供給される制御信号C1 〜C6 に基づいて、番組放送時間中は指定されたビデオテープから指定された番組の映像/音声信号VA1 〜VA6 を再生し、内蔵されたスイツチヤ(図示せず)を介して各チヤンネルから出力するようになされている。
【0014】
また、各カートマシン2〜7はCMの挿入開始予定時刻の1秒ないし2秒前になると、タイミング信号GPI1 〜GPI6 をCMインサーシヨン装置14に供給することにより、各チヤンネルごとに予め設定されたCM送出プログラムリスト(以下、これをプレイリストと呼ぶ)に沿つたCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 をCMインサーシヨン装置14によつて開始時刻から再生させ、当該CM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 をスイツチヤを介して外部に送出するようになされている。
【0015】
また、カートマシン2〜7はCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 の送出終了時における次の番組の映像/音声信号VA1 〜VA6 の開始時間も管理しており、CM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 が終了するタイミングでスイツチヤを切り換えて次の番組の映像/音声信号VA1 〜VA6 を出力するようになされている。
【0016】
このように、テレビジヨン放送システム1はカートマシン2〜7によつて各チヤンネルごとに予め設定された番組編成プログラムに沿つて、番組の映像/音声信号VA1 〜VA6 とCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 とを順次切り換えながら送出することにより、番組の合間にプレイリストに沿つたCMを放送し得るようになされている。
【0017】
(2)CMインサーシヨン装置の構成
図2に示すように、CMインサーシヨン装置14はCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 をMPEG(Moving Picture Experts Group)規格で符号化し、多重化してエンコードデータD1として出力するエンコード処理部15と、エンコードデータD1を記録して保存すると共に当該エンコードデータD1を各チヤンネルごとに予め設定されたプレイリストに従つて再生し出力するプレイアウト部16と、及びCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 の送出状態をモニタリング、かつ必要に応じてプレイリストの作成、再生及び編集を行うモニタリング部17とを設けて構成されている。
各エンコード処理部15、プレイアウト部16及びモニタリング部17はイーサネツトバスEBを介してネツトワークに結ばれている。
【0018】
エンコード処理部15においては、コンピユータ18の制御によつてVTR19でビデオテープに録画されたCM映像/音声信号CVAをエンコーダ部21でエンコードする一方においてデコードし、モニタ20によつてデコードされたCM映像/音声信号CVAを実際にモニタしながら、エンコードしたいCM映像/音声信号CVAの放送時間範囲をタイムコードを用いて「秒」単位で指定すると共に、ライブラリユニツト22やストリーマ23等の記録手段に記録するようになされている。
コンピユータ18は、この指定された放送時間範囲のCM映像/音声信号CVAをエンコードする指示信号S1をエンコーダ部21に供給する。
【0019】
エンコーダ部21は指示信号S1に基づいて指定された放送時間範囲のCM映像/音声信号CVAをMPEG規格に従つてエンコードする。
実際上、エンコーダ部21は指定された時間範囲の各CM映像/音声信号CVAにIDナンバを付して「クリツプID」という送出単位に変換し、複数のクリツプIDからなる「エンコードリスト」を作成する。
【0020】
そして、エンコーダ部21は「エンコードリスト」に基づいてそれぞれのクリツプIDを一括してエンコードし、エンコードデータD1としてライブラリユニツト(ハードデイスク)22に保存すると共に、プレイアウト制御部16のビデオサーバ25にも10[Mbps]の転送レートで送出する。
このとき、エンコード処理部15においてはエンコードしたクリツプIDの映像状態(画質等)をモニタ20に映し出すようになされている。従つて、オペレータはエンコードしたクリツプIDの映像状態をモニタ20上に映し出すことにより確認し得るようになされている。
【0021】
また、コンピユータ18はライブラリユニツト22に保存されたエンコードデータD1を読み出してストリーマ23に送出し記録するようになされている。これにより、CMインサーシヨン装置14はエンコード処理部15でエンコードデータD1の記録されたストリーマテープを持ち運びすることができ、離れた箇所に設けられたプレイアウト部16のストリーマ27でエンコードデータD1を読み出し得るようになされている。
【0022】
また、プレイアウト部16においては、エンコード処理部15のコンピユータ18からイーサネツトを介して与えられる制御信号に基づいて、コンピユータ24がエンコード処理部15のエンコーダ部21から送られて来たエンコードデータD1をビデオサーバ25を介して指定されたメデイアユニツト26のいずれか(メデイアユニツト26A〜26G)に保存する。
ストリーマ27は、エンコード処理部15のストリーマ23により記録されたストリーマテープを再生することによつても、エンコードデータD1を読み出し得るようになされている。
【0023】
さらに、プレイアウト部16は各メデイアユニツト26A〜26Gに保存されたエンコードデータD1の各クリツプIDの付加情報(ID No.、Title 等)に基づいてCM送出プログラムリストである「プレイリスト」を作成してコンピユータ24内のハードデイスク(図示せず)に記録して再生し得ると共に、必要に応じてプレイリストを編集し得るようになされている。
尚、ビデオサーバ25は各カートマシン2〜7から各チヤンネルごとに対応したタイミング信号GPI1 〜GPI6 が送られて来ると、「プレイリスト」にプログラムされた順番に従つてクリツプIDを順次デコードし、番組が終了するタイミングでプログラム通りの順番にCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 をカートマシン2〜7(図1)を介して指定されたチヤンネルから出力するようになされている。
【0024】
一方、モニタリング部17はモニタリング用のコンピユータ28〜33を有し、ビデオサーバ25から各チヤンネルに対応して送出されるCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 の「プレイリスト」内容(CM送出プログラムリスト)をコンピユータ画面上で確認し得るようになされている。
これにより、モニタリング部17においては各コンピユータ28〜33に対してそれぞれ専用のオペレータが配置され、各オペレータがCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 の放送状況を各チヤンネルごとにモニタするようになされている。
【0025】
また、モニタリング用のコンピユータ28〜33は立ち上げた最初の状態として順に「1」〜「6」チヤンネルのプレイリストを表示するが、スイツチを切り換えることによつて任意のコンピユータ28〜33で所望チヤンネルの「プレイリスト」内容を表示し得るようになされている。
さらに、モニタリング用のコンピユータ28〜33はプレイアウト部16のコンピユータ24と同じ機能を有し、プレイリストの作成及び再生、並びにプレイリスト再生中のクリツプIDの編集(クリツプIDの差し替え等)も実行し得るようになされている。
【0026】
さらに、CMインサーシヨン装置14は外部にオフラインでプレイリストの作成及び編集のためのプレイリスト作成用コンピユータ34が設けられている。
プレイリスト作成用コンピユータ34は、プレイリストの作成及び編集作業を実行する機能を有し、作成したプレイリストをフロツピデイスク(図示せず)に記録するようになされている。
従つて、プレイアウト部16のコンピユータ24によつて、このフロツピデイスクに記録されたプレイリストを読み出すことにより、当該プレイリストに従つてCM映像/音声信号CVA1 〜CVA6 をビデオサーバ25から出力し得るようになされている。
【0027】
(2−1)エンコード処理部の構成
図3に示すように、エンコード処理部15のエンコーダ部21においては、ペリフエラルデバイス制御部41、音声データエンコード部42、映像データエンコード部43、多重化部44及びMPEG2ビツトストリームデータデコード部45並びに各ブロツクを接続するシステムバス46から構成されている。
【0028】
ペリフエラルデバイス制御部41は、コンピユータ18からの指示信号S1に基づいてタイムコードで指定された放送時間範囲のCM映像/音声信号をVTR19によつて再生し、音声信号A1を音声信号エンコード部42に供給すると共に、映像信号V1を映像信号エンコード部43に供給する。
【0029】
また、ペリフエラルデバイス制御部41は音声信号エンコード部42、映像信号エンコード部43、多重化部44及びMPEG2ビツトストリームデータデコード部45を制御しており、音声信号エンコード部42によつて音声信号A1をMPEG1規格、Layer2に準拠した音声符号化データAE1にエンコードすると共に、映像信号エンコード部43によつて映像信号V1をMPEG2規格、MP@MLに準拠した映像符号化データVE1にエンコードしてそれぞれ多重化部44に供給する。
【0030】
多重化部44は音声符号化データAE1及び映像符号化データVE1を多重化してビツトストリームデータD2を生成する。ペリフエラルデバイス制御部41はシステムバス46を介してビツトストリームデータD2をMPEG2ビツトストリームデータデコード部45に送出する。
また、ペリフエラルデバイス制御部41はビツトストリームデータD2をビデオサーバ25へ送出し、当該ビデオサーバ25を介してメデイアユニツト1〜7に保存し得るようになされている。
【0031】
さらに、ペリフエラルデバイス制御部41はビツトストリームデータD2をライブラリユニツト22に一旦保存し、このライブラリユニツト22に保存したビツトストリームデータD2をストリーマ23によつてストリーマテープに記録しておくことができる。
【0032】
MPEG2ビツトストリームデータデコード部45は、ペリフエラルデバイス制御部41の制御に基づいてビツトストリームデータD2をデコードしてCM映像信号V2とCM音声信号A2を取り出し、CM映像信号V2を映像確認用モニタ20に出力すると共に、CM音声信号A2をオーデイオアンプ47を介して増幅しスピーカ48から音声として出力するようになされている。
これにより、オペレータは実際にエンコードしたクリツプIDのCM映像信号V2をモニタ20上に確認すると共に、スピーカ48を介して音声を出力することにより、エンコードしたクリツプIDの画質及び音質をチエツクするようになされている。
【0033】
次に、図4に示すように、エンコード処理部15におけるコンピユータ18は、コンピユータの制御部であるCPU(Central Processing Unit) 51A、メインメモリであるROM(Read Only Memory)52A及びRAM(Random Access Memory)53A並びに画像表示用のメモリであるVRAM(Video Random Access Memory)54Aがシステムバス55Aを通じて接続されている。
さらにCPU51A及びメインメモリには、入出力手段や外部記憶手段等の周辺装置がシステムバス55Aを介して接続されている。
【0034】
ROM52Aは、コンピユータ18を立ち上げるときにハードウエアのシステムを初期化するため基本動作プログラムであるであるBIOS(Basic Input/Output System) を記憶している。またRAM53Aは、OS(Operating System)やアプリケーシヨンソフトウエアの実行プログラムに対するCPU51Aの作業領域として用いられる。さらにVRAM54Aは、コンピユータ18に設けられたモニタ56A上に画面表示する画像表示用データを書き込むためのメモリとして用いられる。
【0035】
ここで、電源投入によつてROM52Aから読み出されるBIOSによつてコンピユータ18が立ち上げられると、CPU51AはSCSIインターフエース58Aを介してハードデイスク57AからOSを読み出してRAM53Aにロードする。これによりコンピユータ18は、OSを介したCPU51Aによる制御によつて動作させられるようになる。
【0036】
CPU51Aは、CM映像/音声信号をエンコードする場合、エンコードに関する各種処理を実行するためのエンコーデイングコントロールソフトウエアをSCSIインターフエース58Aを介してハードデイスク57Aから読み出してRAM53Aにロードし、OSを経由してエンコーデイングコントロールソフトウエアの画像表示用データをVRAM54A上に書き込む。
【0037】
コンピユータ18は、エンコーデイングコントロールソフトウエアを用いてエンコード処理に関する各種処理を実行するときに用いられるメニユ画面やキーボード60Aによつて入力されるテキスト等の画像表示用データを、OSを経由してVRAM54A上に書き込み、これらの画像表示用データをCPU51Aによつて定期的に読み出すことによつて画面表示する。
【0038】
この場合コンピユータ18は、入力手段であるキーボード60A又はマウス62Aによつて入力される入力情報をそれぞれキーボードインターフエース59A又はマウスインターフエース61Aを介して入力し、OSを経由してエンコーデイングコントロールソフトウエアに引き渡すようになされている。
【0039】
ここでエンコード処理に関するメニユ画面や作業画面をCRTモニタ56A上に画面表示する場合は、CPU51Aの制御によつてVRAM54Aから画像表示用データを読み出してD/A(Digital/Analog)コンバータ63Aに送出し、当該D/Aコンバータ63Aによつてデイジタル映像信号をアナログ映像信号に変換してCRTモニタ56Aに出力する。
またコンピユータ18には、プリンタ64Aがパラレルインターフエース65A及びバス55Aを介して接続されており、このプリンタ64Aを用いてCRTモニタ56A上に表示される表示画面内容をプリントアウトし得るようになされている。
【0040】
さらにエンコード処理部15のコンピユータ18には、プレイアウト部16のコンピユータ24とモニタリング部17のコンピユータ28〜33とがイーサネツトバスEB及びイーサネツトインターフエース67Aを介して接続されている。これによりエンコード処理部15のコンピユータ18、プレイアウト部16のコンピユータ24及びモニタリング部17のコンピユータ28〜33間でコマンド及びデータの送受信ができるようになされている。
この場合、エンコード処理部15のエンコーダ部21には、プレイアウト部16のビデオサーバ25がイーサネツトを介して接続されており、エンコーダ部21あるいはビデオサーバ25との間においてエンコーデイングコントロールソフトウエアによる処理のための各種コマンドを送受信できるようになされている。
【0041】
(2−2)プレイアウト部の構成
図5に示すように、プレイアウト部16のビデオサーバ25はコンピユータ24からのコマンドをシステム制御部71が受け取り、当該システム制御部71がコマンドに基づいてプレイリストの作成、編集及び再生を実行するようになされている。
システム制御部71はビデオサーバ25全体を制御するようになされており、カートマシン2〜7から送出されてきたタイミング信号GPI1 〜GPI6 に基づいて、HDD制御部72〜78によつてメデイアユニツト26A〜26Gに保存されているエンコードデータをそれぞれ読み出させ、データバス79を介して時分割多重制御部80に送出する。
【0042】
時分割多重制御部80はエンコードデータを時分割多重し、ビツトストリームデータD3としてデータバス81を介してそれぞれのチヤンネルに対応したA/Vデコード部82〜87に送出する。
A/Vデコード部82〜87は、ビツトストリームデータD3をデコードし、アナログのCM映像信号及び音声信号CVA1 〜CVA6 として出力するようになさてれている。
【0043】
また、データ入力部88はエンコード処理部15のエンコーダ部21から送られてくるエンコードデータD1を入力するためのものであり、当該エンコードデータD1をA/Vデコード部82〜87に送出し、当該A/Vデコード部82〜87によつてエンコードデータD1をデコードしてアナログのCM映像信号及び音声信号CVA1 〜CVA6 として出力するようになされている。
【0044】
また、図4との対応部分の同一符号に添字「B」を付して示す図6において、プレイアウト部16のコンピユータ24は、コンピユータ18のハードデイスク57Aに記録されているエンコーデイングコントロールソフトウエアとは異なるプレイアウトコントロールソフトウエアがハードデイスク57Bに格納されている点と、イーサネツトインターフエース67Bを介してエンコード処理部15のコンピユータ18及びモニタリング部17のコンピユータ28〜33と接続されている点を除いてコンピユータ18と同様に構成されている。
【0045】
プレイアウトコントロールソフトウエアはプレイリストの作成、編集及び再生等の各種処理を実行するためのものであり、コンピユータ24においてはプレイアウトコントロールソフトウエアに基づいて各種処理を実行し得るようになされている。
【0046】
(2−3)モニタリング部の構成
図4との対応部分の同一符号に添字「C」を付して示す図7において、モニタリング部17のモニタリング用コンピユータ28〜33においても、コンピユータ18のハードデイスク57Aに記録されているエンコーデイングコントロールソフトウエアとは異なるプレイアウトモニタリングソフトウエアがハードデイスク57Cに格納されている点と、イーサネツトインターフエース67Cを介してプレイアウト部16のコンピユータ24と接続されている点と、シリアルインターフエース66Bを有しておらずコンピユータ24とだけ接続されている点を除いてコンピユータ18と同様に構成されている。
【0047】
プレイアウトモニタリングソフトウエアはプレイアウトコントロールソフトウエアと全く同等の機能を有したプログラムであり、CRTモニタ56C上にプレイリストの内容及び送出状態をモニタするだけでなく、プレイリストに対してクリツプIDの変更をかけたり、クリツプIDの差し替えを行う等の編集作業、及びプレイリストの再生を実行し得るようになされている。
【0048】
このように、コンピユータ28〜33においてはコンピユータ18と同様の機能を有しているが、通常はコンピユータ18が機能を優先するように設定されている。従つて、コンピユータ28〜33においてはオペレータの操作によつてコンピユータ28〜33の機能を優先する権限をコンピユータ18から与えられたときに限つて、プレイリストの作成、再生及び編集を実行し得るようになされている。
【0049】
(2−4)プレイリスト作成用コンピユータの構成
図4との対応部分の同一符号に添字「D」を付して示す図8において、プレイリスト作成用コンピユータ34においては、コンピユータ18のハードデイスク57Aに記録されているエンコーデイングコントロールソフトウエアとは異なるプレイリストクリエーシヨンソフトウエアがハードデイスク57Dに記録されている点と、シリアルインターフエース、パラレルインターフエースを有していない点と、イーサネツトインターフエースを有しておらず他のコンピユータと接続されていない点を除いてコンピユータ18と同様に構成されている。
【0050】
プレイリストクリエーシヨンソフトウエアはプレイリストの作成及び編集機能を有したプログラムであり、プレイリスト作成用コンピユータ34において作成したプレイリストをフロツピーデイスク等に記録し、コンピユータ24及び28〜33によつて記録したプレイリストデータを読み出し得るようになされている。
【0051】
(3)イーサネツトによる遠隔操作
かかる構成のCMインサーシヨン装置14においては、通常モニタリング部17のコンピユータ28〜33のモニタ画面28A及び33A上で各チヤンネルごとのプレイリストの内容及び送出状態をモニタしているが、プレイアウト部16のコンピユータ24から機能優先の権限を与えられた場合に限つてプレイリストの作成、再生及びプレイリストの編集処理を実行し得るようになされている。
【0052】
ここで、本発明のプレイアウトコントロールソフトウエアにおいて、プレイアウト部16の第1の制御手段としてのコンピユータ24からモニタリング部17の第2の制御手段としてのコンピユータ28〜33に対して機能優先の権限を与えるときの表示画面の構成を図9に示す。
【0053】
図9に示すように、プレイアウトコントロールソフトウエアにおいては、メインメニユ画面91を最上位画面として、その下位画面に送出プログラムであるプレイリストを作成するためのプレイリストクリエーシヨン用画面群92、プレイリストの送出状態及びプレイリストの編集用画面群93、クリツプIDのコピー処理等を行うためのクリツプ管理用画面群94、及びユーテイリテイ画面95を有し、各種処理を実行し得るようになされている。
【0054】
ユーテイリテイ画面95は下位画面にリモートエデイテイング画面96を有し、当該リモートエデイテイング画面96においてコンピユータ24からコンピユータ28〜33に対して機能優先の権限を与えられるようになされている。
次に、モニタリング用コンピユータ28〜33においてプレイリストの作成、及び送出中のプレイリストを編集するために、プレイアウト部16のコンピユータ24がモニタリング用コンピユータ28〜33の機能を優先させる権限を付与するときの処理手順を実際のモニタ画面を確認しながら説明する。
【0055】
実際上、CMインサーシヨン装置14においては、まずコンピユータ24を立ち上げるとCPU51Bがハードデイスク57BからOSを読み出してRAM54Bにロードする。これにより、OSは自動的に立ち上がる。
【0056】
CPU51BはOS上のアプリケーシヨンソフトウエアのうちプレイアウトコントロールソフトウエアを読み出してRAM54Bにロードし、当該プレイアウトコントロールソフトウエアを立ち上げる。
続いて、CPU51BはOSのプログラムを経由してプレイアウトコントロールソフトウエアのメインメニユ画面の内容を表す画像表示用データをVRAM54Bに書き込む。CPU51BはVRAM54B上に書き込まれた画像表示用データを定期的に読み出し、D/Aコンバータ63Bによつてアナログの映像信号に変換して送出することによりCRTモニタ56B上にメインメニユ画面を表示するようになされている。
【0057】
この場合、図10に示すようにメインメニユ画面には「CLIP MANAGEMENT 」ボタン200、「PLAYLIST MANAGEMENT 」ボタン201、「CHANNEL STATUS」ボタン202、「UTILITY 」ボタン203が表示される。オペレータは、「UTILITY 」ボタン203を選択してカーソルを合わせてクリツクする。
これにより、CPU51Bは「UTILITY MAIN MANU 」画面をCRTモニタ56B上に表示する。
【0058】
図11に示すように、「UTILITY MAIN MANU 」画面には各種処理を行うための「MEDIA UNIT/STREAMER FORMAT」ボタン204、「SYSTEM CONFIG 」ボタン205、「DIAG」ボタン206、「AS RUN LOG FILE MANAGEMENT」ボタン207、「PLAYLIST EXCHANGE 」ボタン208、「REMOTE EDITING」ボタン209が表示される。
オペレータは、「REMOTE EDITING」ボタン209にカーソルを合わせてクリツクする。これにより、CPU51Bは「REMOTE EDITING」画面をCRTモニタ56B上に表示する。
【0059】
図12に示すように、「REMOTE EDITING」画面においてオペレータは「Remote Editing Enable (遠隔操作可能)」が「Yes 」にクリツクされた状態で「OK」ボタン210にカーソルを合わせてクリツクする。これにより、CPU51Bはイーサネツトインターフエース67Bを介してコンピユータ28〜33の各CPU51Cに対して機能優先の権限を与え、機能の主体をモニタリング部17のコンピユータ28〜33に移す。
【0060】
すなわち、プレイアウト部16のコンピユータ24において、プレイリストの作成、再生及びプレイリスト送出中の編集作業等を実行することはできなくなる。また、「REMOTE EDITING」画面においては「Cancel」ボタン211によつて機能優先の権限をプレイアウト部16のコンピユータ24に戻し得るようになされている。
【0061】
次に、図13に示すように本発明のプレイアウトモニタリングソフトウエアにおいてはメインメニユ画面215を最上位画面として、その下位画面にプレイリストを作成するためのプレイリストクリエーシヨン用画面群216、プレイリストの送出状態及び編集のためのプレイリスト送出状態モニタ及び編集用画面群217、クリツプIDのコピー処理等を行うためのクリツプID管理用画面群218、及びユーテイリテイ画面219を有し、各種処理を実行し得るようになされている。
【0062】
プレイリスト送出状態モニタ及び編集用画面群217は、所定チヤンネルにおけるプレイリストの内容及び送出状態を表示するチヤンネルステータス画面220を有し、下位画面に送出中のプレイリストに対する編集を行うためのエデイツトプレイリスト(キー入力)画面221、複数のチヤンネルにおけるプレイリストを1画面中に全て表示するマルチチヤンネルステータス画面222、プレイリストを選択するための一覧表を表示するプレイリストテーブル223を有している。
【0063】
また、エデイツトプレイリスト(キー入力)画面221は下位画面にマウスによつて編集作業を行うエデイツトプレイリスト(マウス入力)画面224を持ち、さらに下位画面に編集作業を行う際にクリツプIDのリストを見やすく並べ変えるためのサーチ画面225を有している。
【0064】
本発明におけるプレイアウトモニタリングソフトウエアにおいては、チヤンネルステータス画面220から送出中のプレイリストの内容を確認し、エデイツトプレイリスト(キー入力)画面221によつてプレイリストのクリツプIDを編集し、また必要に応じてエデイツトプレイリスト(マウス入力)画面224によつてクリツプIDを編集し得るようになされている。
【0065】
次に、機能優先の権限を与えられたコンピユータ28〜33において送出中のプレイリストに対してクリツプIDの編集を行う編集処理手順を実際のモニタ画面を確認しながら説明する。
CMインサーシヨン装置14においては、モニタリング部17のコンピユータ28〜33を立ち上げるとCPU51Cがハードデイスク57CからOSを読み出してRAM53Cにロードする。これにより、OSは自動的に立ち上がる。
【0066】
CPU51CはOS上のアプリケーシヨンソフトウエアのうちのプレイアウトモニタリグソフトウエアを読み出してRAM53Cにロードし、当該プレイアウトモニタリグソフトウエアを立ち上げる。続いて、CPU51CはOS上のプログラムを経由してプレイアウトモニタリグソフトウエアのメインメニユ画面の内容を表す画像表示用データをVRAM54Cに書き込む。
CPU51CはVRAM54C上に書き込まれた画像表示用データを定期的に読み出し、D/Aコンバータ63Cによつてアナログの映像信号に変換して送出することにより、CRTモニタ56C上にメインメニユ画面を表示するようになされている。
【0067】
この場合、図14に示すように、メインメニユー画面には「CHANNEL STATUS」ボタン230及び「UTILITY 」ボタン231が表示される。オペレータは「CHANNEL STATUS」ボタン230にカーソルを合わせてクリツクする。
これにより、CPU51Cは「CHANNEL STATUS」画面をCRTモニタ56C上に表示する。
【0068】
図15に示すように「CHANNEL STATUS」画面がCRTモニタ56C上に表示される。オペレータは「CHANNEL STATUS」画面上の「VSR OUT 」欄250及び「Playlist ID 」欄251内の表示を確認することにより、IDナンバ「9602241a」のプレイリストが「1」チヤンネルに送出中であることを認識できる。
また「CHANNEL STATUS」画面においては、表示部252の左端部分にチエツクマークの付いた「Event 」の「004 」番までのクリツプIDがすでに放送済みであり、斜線で示された「005 」番のイベントであるクリツプID「00000013」が現在放送中であることを示している。
【0069】
また、「Count Down」欄253は「001 」イベントのプログラム映像(PGM)と「007 」イベントのプログラム映像(PGM)間における「002 」〜「006 」までのクリツプIDの合計時間からカウントダウンした現在の放送残り時間を表示しており、この場合は「00:02:30」からカウントダウンがスタートし、現在の放送残り時間が「38」秒となつた状態である。さらに、「Date」欄254は現在の放送日を表示している。
【0070】
従つて、オペレータは「Event 」ナンバ、「Start (放送開始予定時刻)」、「Clip ID 」、「Title 」、「Description 」、「Duration(放送時間)」、「Total Duration(プログラム映像とプログラム映像との間に放送予定のクリツプIDの総合計放送時間)」を確認することにより、「1」チヤンネルに放送中のプレイリスト「9602241a」の内容及び送出状態を把握する。
【0071】
ちなみに、画面左上に設けられた「ACT 」ボタン255は表示されているプレイリスト「9602241a」を再生するためのものであり、現在の画面には送出中の状態が表示されている。「Stop」ボタン256は再生中のプレイリスト「9602241a」を中止させるためのものであり、「Multi Status」ボタン257は現在の表示画面から1画面中に全てのチヤンネルのプレイリストを表示するマルチチヤンネル表示画面に切り換えるためのものである。
【0072】
また、「Playlist Table」ボタン258は現在放送中のプレイリスト「9602241a」を変更するときに使用するプレイリストテーブル(プレイリストの一覧表)を開くためのものであり、「Edit Playlist 」ボタン259は現在放送中のプレイリスト「9602241a」を編集するためのものである。最後に、「Main Manu 」ボタン260は1つ前の「Main Manu 」画面に戻すためのものである。
さらに、画面表示の右端にはスクロールするための上下方向の矢印ボタン261、262及びスクロールバー263が設けられ、画面上に隠れているクリツプIDを表示させるときに画面をスクロールさせるためのものである。
【0073】
オペレータは、急な要求を受けて現在送出中のプレイリストの内容を変更(クリツプIDの挿入及び差し替え等)し、変更後のプレイリストに基づいてCM映像を送出しなければならない場合がある。
このような場合、オペレータは「Edit Playlist 」ボタン259をクリツクする。このとき、CPU51Cはキー入力方式の「Edit Playlist (Key In)」画面をCRTモニタ56C上に表示する。
【0074】
図16に示すように、「Edit Playlist (Key In)」画面は、キーボード60Cからのキー入力によつて所望のクリツプIDを任意の順番位置に挿入するための操作画面であり、表示欄300に設けられた「Event 」欄301、「Clip ID 」欄302、「Start 」欄303、「Description 」欄304、及び「Duration」欄305にキー入力用の空欄が設けられている。
【0075】
オペレータは、表示欄300中に所望のイベントナンバ、クリツプID、放送開始予定時刻、記述事項、及び放送時間をキー操作によつて入力し、「Overwrite 」を選択した状態でキーボード60C上の実行キー(図示せず)を入力すると、CPU51Cはキー入力によつて指定されたイベントナンバの位置に入力したクリツプIDを上書きするようになされている。
すなわち、「017 」イベントに「00000036」クリツプIDのCM映像データが登録される。
【0076】
また、オペレータは、表示欄300中に所望のイベントナンバ、クリツプID、放送開始予定時刻、記述事項、及び放送時間をキー操作によつて入力し、「Insert」を選択した状態でキーボード60C上の実行キー(図示せず)を入力すると、CPU51Cはキー入力によつて指定されたイベントナンバ「017 」の位置に「00000036」のクリツプIDを登録し、以降のクリツプIDを順次ずらしていく。
さらに、クリツプIDを消去したいときには、少なくてもイベントナンバ及びクリツプIDをキー入力して「Delete」ボタン306をクリツクすると、CPU51Cは指定されたクリツプIDを消去し得るようになされている。
【0077】
このようにして編集作業が終了すると、オペレータは「Previous」ボタン307をクリツクする。このとき、CPU51Cは画面を1つ前の「CHANNEL STATUS」画面(図15)に戻すと同時に、先程編集した内容のプレイリストに基づいて送出を続けるようになされている。すなわち、「CHANNEL STATUS」画面によつてオペレータが確認し得るプレイリストの内容及び送出状態は、先程編集された新たなプレイリストに基づくものである。
この場合、編集したプレイリストはあくまでコンピユータ28〜33内のRAM53C上での編集であり、ハードデイスク57Cに特別セーブされることはなく、プレイリストのデータとしては保存されない。従つて、編集前のプレイリストはハードデイスク57C内にそのまま格納されている。
【0078】
ちなみに、「Cancel」ボタン309は編集した後のプレイリストを一旦白紙に戻して編集前のプレイリストに戻すためのものであり、「Print 」ボタン310はプレイリスト「9602241a」の内容をプリントアウトするためのものである。
【0079】
ところで、「Edit Playlist (Key In)」画面において、キー入力ではなくマウスによつてクリツプIDを編集したい場合、オペレータは「Edit (Mouse)」ボタン311をクリツクする。
これにより、CPU51Cは「EDIT PLAYLIST(Mouse)」画面をCRTモニタ86C上に表示する。
【0080】
図17に示すように、「EDIT PLAYLIST(Mouse)」画面は、オペレータの操作するマウスによつて所望のクリツプIDを所望の順番位置に挿入するための操作画面である。
「EDIT PLAYLIST(Mouse)」画面においては、表示部330に編集元となるクリツプIDのリストあるいはプレイリストを表示し、表示部331に編集先となるプレイリストの内容を表示するようになされている。
現在、表示欄330においては「Clip List 」が選択された状態であるため、クリツプIDの一覧が表示されている。
【0081】
この場合、オペレータは表示欄330のクリツプIDのタイトルを確認し、所望のクリツプIDが見つかつたら、マウス62Cによつて所望のクリツプIDをクリツクする。このとき、CPU51CはクリツクされたクリツプIDの横一列全てを赤色で表示する。
これにより、オペレータは指定したクリツプIDが間違いないかを視覚上で確認することができる。
【0082】
ところが、オペレータが表示欄330のクリツプIDのタイトルだけでは確認し得ないことがある。この場合、オペレータは「Preview 」ボタン332あるいは「Browse」ボタン333をクリツクすれば良い。このとき、CPU51Cは「Preview 」ボタン332がクリツクされたと認識すると、指定されたクリツプIDのCM映像を指定された「VSR OUT 」チヤンネル(1CH〜6CH)のモニタ(図示せず)に映し出すようになされている。
【0083】
また、CPU51Cは「Browse」ボタン333がクリツクされたと認識すると、指定されたクリツプIDのCM映像を指定された「VSR OUT 」チヤンネルのモニタから最初の5秒間だけ再生するようになされている。
ちなみに、「Stop」ボタン334は「Preview 」及び「Browse」中に再生を中止するためのものである。
【0084】
実際上、オペレータは挿入したいクリツプIDをクリツクし、→矢印アイコン335をクリツクする。
このとき、CPU51Cはオペレータによつて→矢印アイコン335がクリツクされたことを認識すると、指定されたクリツプIDを表示部331最下列に登録すると共に、登録したクリツプIDの横一列全てを赤色で表示する。
これにより、オペレータは指定したクリツプIDが間違いなくプレイリスト「9602241a」に登録されたことを視覚上で確認することができる。
【0085】
ところで、CPU51Cはオペレータによつて指定されたクリツプIDを横一列全て赤色(斜線領域)で表示した後、再度オペレータによつて表示部331の所望のイベントナンバをクリツクしてから→矢印アイコン335がクリツクされると、指定されたイベントナンバの位置に指定されたクリツプIDを登録すると共に、登録したクリツプIDの横一列全てを赤色で表示し、登録前に指定されたイベントナンバにあつたクリツプIDを一段ずつ下にずらす。
このとき、消去したいクリツプIDについてはマウス62Cによつてクリツクした後に「Delete」ボタン336をクリツクすれば良い。ちなみに、「Undo」ボタン337は直前に実行した処理を取り消して実行前の状態に戻すためのものである。
【0086】
CPU51Cは、このようにして登録された後にオペレータによつて「Previous」ボタン338がクリツクされると1つ前の「Edit Playlist (Key In)」画面に戻し、当該「Edit Playlist (Key In)」画面において再度オペレータによつて「Previous」307がクリツクされると、さらに1つ前の「CHANNEL STATUS」画面に戻して編集したプレイリストに従つてCM映像を送出し続けるようになされている。
このように、モニタリング部17のコンピユータ28〜33に機能優先の権限が与えられると、送出中のプレイリストに対して編集することが可能となる。
【0087】
(4)実施例の動作
以上の構成において、CMインサーシヨン装置14はプレイアウト部16のコンピユータ24と、モニタリング部17のコンピユータ28〜33との間にイーサネツトを介してネツトワークを構築すると共に、コンピユータ28〜33においてコンピユータ24と同様の機能を有するプレイアウトモニタリングソフトウエアによつてプレイリストの作成、再生及び編集作業を行えるようにした。
【0088】
これにより、コンピユータ28〜33はコンピユータ24から機能優先の権限が与えられた場合にのみ、各コンピユータ28〜33が各チヤンネルに対応してプレイリストの作成、再生及び編集作業を行つて遠隔操作し得ると共に、複数チヤンネル分のプレイリストを同時に編集しなければいけなくなつた場合においても各コンピユータ28〜33によつて並列して編集作業することができる。
【0089】
(5)実施例の効果
以上の構成によれば、CMインサーシヨン装置14はプレイアウト部16のコンピユータ24とモニタリング部17のコンピユータ28〜33との間でイーサネツトを介してネツトワークを構築するようにしたことにより、どちら側のコンピユータからもプレイリストの作成、再生及び編集作業を実行することができる。かくして、CMインサーシヨン装置14は1台のコンピユータだけを用いて各種処理を実行していた場合に比べて、複数台のコンピユータを用いるようにしたことにより、画面を切り換えることなく各種処理を並行して実行することができる。
【0090】
(6)他の実施例
なお上述の実施例においては、エンコード処理部15のコンピユータ18、プレイアウト部16のコンピユータ24及びモニタリング部17のコンピユータ28〜33を全てイーサネツトを介してネツトワークを構築するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図18に示すようにプレイアウト部16のコンピユータ24とモニタリング部17のコンピユータ28〜33とだけをイーサネツトを介してネツトワークを構築するようにしても良い。この場合、エンコード処理部15においては、コンピユータ18の制御に基づいてエンコードしたCM映像/音声データをライブラリユニツト22に一旦保存した後に、ストリーマ23によつてストリーマテープ23Aに記録し、当該ストリーマテープ23Aを直接プレイアウト部16のストリーマ27によつてCM映像/音声データを読み出すことができる。
【0091】
また上述の実施例においては、図19に示すようにエンコード処理部15においてエンコードしたCM映像/音声データを記録しておく記憶媒体を設けず、全て直接プレイアウト部16のメデイアユニツト26に記録するようにしても良い。この場合も、プレイアウト部16のコンピユータ24とモニタリング部17のコンピユータ28〜33とはイーサネツトを介してネツトワークが構築されており、どちらのコンピユータにおいてもプレイリストの作成及び編集を実行することができる。
【0092】
さらに上述の実施例においては、接続手段としてイーサネツトバスEB及びイーサネツトインターフエース67A〜Cを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、LAN(Local Area Network)を構築できれば他の種々の接続手段を用いるようにしても良い。
【0093】
さらに上述の実施例においては、本発明の映像送出装置をCM映像を送出するCMインサーシヨン装置14に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CM映像に限らず他の種々の映像を送出する映像送出装置に適用するようにしても良い。
【0094】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、所定の放送プログラムに従つて所定の映像を複数接続された出力チヤンネルごとに送出する映像送出装置において、送出プログラムの内容表示、当該送出プログラムの編集及び新規作成機能を有する第1の制御手段と、第1の制御手段と同じ機能を有する第2の制御手段と、第1の制御手段と上記第2の制御手段との間にネツトワークを構築する接続手段とを設けるようにする。
これにより、第1の制御手段だけでなく第2の制御手段においても送出プログラムの内容表示、当該送出プログラムの編集及び新規作成を実行できるので、各種処理を同時に並行して実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるテレビジヨン放送システムの全体構成を示す略線的ブロツク図である。
【図2】CMインサーシヨン装置の構成を示すブロツク図である。
【図3】エンコード処理部におけるエンコーダ部の構成を示すブロツク図である。
【図4】エンコード処理部におけるコンピユータの構成を示すブロツク図である。
【図5】プレイアウト部におけるビデオサーバの構成を示すブロツク図である。
【図6】プレイアウト部におけるコンピユータの構成を示すブロツク図である。
【図7】モニタリング部におけるコンピユータの構成を示すブロツク図である。
【図8】プレイリスト作成用コンピユータの構成を示すブロツク図である。
【図9】プレイアウトコントロールソフトウエアにおける表示画面の構成を示す略線図である。
【図10】CRTモニタに表示されたプレイアウトコントロールソフトウエアにおけるメインメニユ画面を示す略線図である。
【図11】CRTモニタに表示されたプレイアウトコントロールソフトウエアにおけるユーテイリテイメインメニユ画面を示す略線図である。
【図12】リモートエデイテイング画面を示す略線図である。
【図13】プレイアウトモニタリングソフトウエアにおける表示画面の構成を示す略線図である。
【図14】CRTモニタに表示されたプレイアウトモニタリングソフトウエアにおけるメインメニユ画面を示す略線図である。
【図15】CRTモニタに表示されたプレイアウトモニタリングソフトウエアにおけるチヤンネルステータス画面を示す略線図である。
【図16】CRTモニタに表示されたプレイアウトモニタリングソフトウエアにおけるエデイツトプレイリスト(キー入力)画面を示す略線図である。
【図17】CRTモニタに表示されたプレイアウトモニタリングソフトウエアにおけるエデイツトプレイリスト(マウス入力)画面を示す略線図である。
【図18】ライブラリユニツトを用いないCMインサーシヨン装置の構成を示すブロツク図である。
【図19】データ転送にストリーマを用いたCMインサーシヨン装置の構成を示すブロツク図である。
【図20】ネツトワークを構築したCMインサーシヨン装置の構成を示すブロツク図である。
【符号の説明】
1……テレビジヨン放送システム、2〜7……カートマシン、8〜13……制御部、14……CMインサーシヨン装置、15……エンコード処理部、16……プレイアウト部、17……モニタリング部、21……エンコーダ部、25……ビデオサーバ、41……ペリフエラルデバイス制御部、71……システム制御部。

Claims (2)

  1. 所定の放送プログラムに従つて所定の映像を複数接続された出力チヤンネルごとに送出する映像送出装置において、
    上記送出プログラムの内容表示、当該送出プログラムの編集及び新規作成機能を有する第1の制御手段と、
    上記第1の制御手段と同じ機能を有する第2の制御手段と、
    上記第1の制御手段と上記第2の制御手段との間にネツトワークを構築する接続手段と
    を具えることを特徴とする映像送出装置。
  2. 上記第1の制御手段は、当該第1の制御手段の機能を優先した場合に上記第2の制御手段の機能を無効にし、上記第2の制御手段の機能を優先した場合に上記第1の制御手段の機能を無効にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の映像送出装置。
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