JP3838025B2 - スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スイッチやコンセントのような配線器具あるいは照明器具などにおいて、器体に設けた電線挿入孔を通して器体に導入された電線を接続するために速結端子と称する端子装置が広く用いられている。例えば図42に示すスイッチでは、器体1に収納され電線挿入孔12を通して器体1に導入された電線2に接触する端子板3と、端子板3との間で電線2を挟持する鎖錠ばね4とを備えている。鎖錠ばね4は板ばねであって、鎖錠ばね4に設けた接触片4aおよび鎖錠片4bと端子板3との間に電線2を挟持することによって電線2を保持するように形成されている。つまり、器体1に設けた電線挿入孔12を通して電線2を器体1に導入すると、電線2が接触片4aおよび鎖錠片4bを端子板3から引き離す向きに撓ませ、接触片4aおよび鎖錠片4bに生じるばね力によって電線2が端子板3と鎖錠片4bとの間に挟持されるように構成されている。ここに、電線2が端子板3と接触片4aおよび鎖錠片4bとの間に挟持された状態では、接触片4aおよび鎖錠片4bの端縁が電線2に弾接し、電線2の一部に鎖錠片4bが食い込むことによって電線2の抜け止めがなされる。
【0003】
上述のスイッチは、器体1に揺動自在に枢支された形で器体1に装着された反転ハンドル50の前面側に、反転ハンドル50の前面を覆う反転ハンドル50に比べて操作面の面積が大きな操作ハンドル60が取り付けられる。操作ハンドル60の後面には反転ハンドル50に設けた結合爪53に係合する結合脚61が突設され、結合脚61の先端部(後端部)には結合爪53の後面に係合する脚爪61aが形成されており、操作ハンドル60の後面に突設した押え突起62と脚爪61aとの間で反転ハンドル50が保持され、結果的に操作ハンドル60が反転ハンドル50に固定されている。なお、操作ハンドル60を反転ハンドル50に取り付ける際には、図43に示すように、反転ハンドル50の左端部が右端部よりも後方(図における下方)に位置する状態で右端部の結合爪53に操作ハンドル60の結合脚61の脚爪61aを係合させた後、操作ハンドル60の中央部を器体1側に押圧して反転ハンドル50の左端部の結合爪53に操作ハンドル60の結合脚61の脚爪61aを係合させている。
【0004】
ところで、器体1の長手方向の両端部には器体1の前面から突出する当てリブ25がそれぞれ突設され、各当てリブ25の外側面には各一対の取付爪26が突設されており、図44に示すように配線器具用の取付枠たるプレート枠80に設けた保持溝87a,87bに係合することによって器体1をプレート枠80に保持させることができるようになっている。ここに、当てリブ25は器体1をプレート枠80に取り付けた時にプレート枠80に設けた当接部84d,85dの裏面側に当接することになり、操作ハンドル60は両当てリブ25の間に配置され、施工状態において器体1と操作ハンドル60との間に形成される隙間が外部から見えにくくなっている。
【0005】
また、図45に示したスイッチでは、端子装置として、器体1に収納され電線挿入孔12を通して器体1に導入された電線2に接触する端子板3’と、端子板3’に挿通された端子ねじ5と、端子ねじ5の先端部に螺着された矩形板状のナット6とを備えるものが知られている。この端子装置では、電線挿入孔12を通して器体1に電線2を挿入し、器体1の側壁に設けられた操作孔7を通してマイナスドライバの先端部で端子ねじ6を締め付けるように回すことにより、ナット6と端子板3’の主片3a’との間の距離が小さくなって電線2が挟持されるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図42に示したスイッチに用いられている端子装置は、芯線が単線である電線を接続することを想定しており、芯線が撚り線である場合には鎖錠片による抜け止めの効果を充分に得ることができないという問題を有している。つまり、図42に示す端子板3のように電線との接触部位である主片3aが平板である端子板3を用いると、芯線が撚り線であると端子板3と鎖錠片4bとの間に導入したときに撚り線を構成する各線がばらばらに広がるから、鎖錠ばね4と端子板3の主片3aとの距離が小さくなって鎖錠ばね4による充分な接触圧を得ることができず、電線2が脱落してしまうという問題がある。
【0007】
また、図44に示したスイッチに用いられている端子装置は、芯線が単線である電線を1本接続した場合、芯線が撚り線である電線を1本接続した場合、同じ種類の電線で同じ素線径同士の組み合わせで接続した場合には問題ないが、ナット6との間に電線2を挟持する相手側面(つまり、端子板3’の主片3aにおけるナット6との対向面)は平面状であるから、例えば図46に示す複数種類の適用電線のなかから異径電線や異種電線を組み合わせて接続した場合に十分な強度で電線を保持することができず、電線が脱落するという問題があった。
【0008】
なお、上述の図42に示したスイッチを図44に示すようなプレート枠80に取り付ける際に、プレート枠80に器体1を取り付けた後に操作ハンドル60を反転ハンドル50に取り付けるが、プレート枠80に取着された器体1の反転ハンドル50に取り付けた操作ハンドル60の両端部(図44における左右両端部)とプレート枠80の当接部84d,85dとの間の隙間が小さいので、操作ハンドル60を取り外すことができず、器具の交換ができないという不具合があった。
【0009】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その主目的は、異径電線および異種電線を組み合わせて用いる場合でも電線を十分な強度で保持することができる端子装置を備えたスイッチを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、可動接点とともに接点装置を構成する固定接点を一体に備える端子装置が器体内に収納されたスイッチであって、端子装置は、器体に取り付けた環状の端子枠と、端子枠の周壁に貫設されたねじ孔に螺合し電線を端子枠との間に接続保持する端子ねじとを備え、端子枠において端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面から離れる向きへ膨らむように湾曲する保持面が形成されてなることを特徴とするものであり、端子枠において端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面から離れる向きへ膨らむように湾曲する保持面が形成されているので、芯線が単線である電線、芯線が撚り線である電線などの径や種類によらず、異径電線および異種電線を組み合わせて用いる場合でも電線を十分な強度で保持することができるから、例えば、1つの端子枠に芯線が単線である電線と芯線が撚り線である電線とを同時に接続する場合、1つの端子枠に芯線が単線である電線を2本接続する場合など、多様な接続形態に対応することができる。
【0011】
また、請求項1の発明では、端子枠は、ねじ孔が貫設されたねじ側端子板と保持面が形成された受け側端子板との2部材をかしめて結合することにより形成され、電線の挿入深さを規制する電線ストッパ片をねじ側端子板に一体に設け、固定接点を保持した接点保持片を受け側端子板から延長した連結片の先端部に設けてあるので、電線の挿入深さはねじ側端子板に一体に設けられた電線ストッパにより規制されるから、例えば電線の挿入長さが長過ぎるような場合に連結片や接点保持片が電線の影響を受けず、固定接点の位置がずれるのを防止することができ、また、ねじ側端子板と受け側端子板との2部材がかしめて結合されているので、端子ねじを締め付けてもねじ側端子板が変形しにくく、端子ねじの締め付けに対して強いから、結果的に電線を強固に保持することができる。
【0012】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記ねじ側端子板は、上記ねじ孔の周縁外周部にカウンタシンクが一体に形成されているので、カウンタシンクを設けていない場合に比較すると端子枠と端子ねじとの螺合量を大きくとることができ、端子ねじを強固に締め付けることができるから、結果的に電線を強固に保持することができる。
【0013】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記ねじ側端子板においてカウンタシンクの周辺で両側縁から側方へ突出する張出片が設けられ、上記受け側端子板には上記張出片が挿入される位置決め孔を設けてあるので、端子枠の組立時に張出片と位置決め孔とを利用して上記ねじ側端子板を上記受け側端子板に仮固定でき、上記ねじ側端子板と上記受け側端子板との結合作業が容易になり、また、カウンタシンクの強度を高めることができる。
【0014】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記端子枠は、上記器体の内面に突設されたリブを挟み込む一対の突出片を上記連結片に設けてあるので、端子ねじを締め付ける際の電線の反力による端子枠のがたつきを防止でき、固定接点の位置がずれるのを防ぐことができるから、安定した接点圧を得ることが可能になる。
【0015】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体に揺動自在に枢支された形で上記器体に装着され上記接点装置を開閉する反転ハンドルと、反転ハンドルに取り付けた表示灯とを備え、上記端子枠は、上記電線ストッパ片の両側縁に取付突起が突設され、表示灯への通電経路となる金属板よりなる接触子から延設された延設片に設けた係合部へ取付突起が係合することによって接触子とねじ側端子板とが結合され、取付突起には接触子側ほど電線ストッパ片からの突出量を小さくする傾斜面が形成されているので、表示灯への通電経路となる接触子を組立時にねじ側端子板と簡単に結合することができる。
【0016】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体は箱状であって、前面開口した合成樹脂製のボディと、ボディの前面側に配設されるカバーとからなり、ボディの幅方向における両側面にはボディの長手方向に離間して各一対の組立突起が突設され、カバーの後端縁からは組立舌片が後方に突設され、組立舌片に設けた組立孔に組立突起が係合することによってボディとカバーとが結合され、ボディの長手方向における上記組立突起の幅をボディの両側面で異ならせてあるので、組立時にカバーとボディとを簡単に結合することができ、しかも、カバーとボディとの逆組を防止することができる。
【0017】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体は箱状であって、前面開口した合成樹脂製のボディと、ボディの前面側に配設されるカバーとからなり、ボディの幅方向における両側面にはボディの長手方向に離間して各一対の組立突起が突設され、カバーの後端縁からは組立舌片が後方に突設され、組立舌片に設けた組立孔に組立突起が係合することによってボディとカバーとが結合され、上記長手方向の両端部において上記ボディと上記カバーとの対向面の一方にリブを設け、他方にリブが嵌る凹部を設け、両端部において上記リブの幅を異ならせてあるので、組立時にカバーとボディとを簡単に結合することができ、しかも、カバーとボディとの逆組を防止することができる。
【0018】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記長手方向の両端部において上記ボディと上記カバーとの対向面の一方にリブを設け、他方にリブが嵌る凹部を設け、両端部において上記リブの幅を異ならせてあるので、カバーとボディとの逆組をより確実に防止することができる。
【0019】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体に揺動自在に枢支された形で上記器体に装着され上記接点装置を開閉する反転ハンドルと、反転ハンドルの前面側に着脱自在に取り付けられる操作ハンドルと、埋込型の配線器具用の取付枠に取り付けるための取付部とを備え、上記取付枠に取着された状態で操作ハンドルを反転ハンドルから外すための切欠部を操作ハンドルの後端縁に設けてあるので、上記器体が上記取付枠に取着され反転ハンドルに操作ハンドルが取り付けられた状態でも切欠部にマイナスドライバなどの先端部を差し込んで操作ハンドルが反転ハンドルから外れる向きの力を作用させることにより操作ハンドルを反転ハンドルから外すことができる。
【0020】
請求項10の発明は、請求項の発明において、操作ハンドルと反転ハンドルとの互いの対向面それぞれに反転ハンドルへの操作ハンドルの取付方向を規定方向のみに規制する逆組み防止リブを突設してあるので、反転ハンドルに対する操作ハンドルの取付方向を規制でき、反転ハンドルに対する操作ハンドルの逆組みを防止することができる。
【0021】
請求項11の発明は、請求項の発明において、操作ハンドルと反転ハンドルとの互いの対向面に操作ハンドルの取付方向を指示するマークを表示してあるので、反転ハンドルへの操作ハンドルの取付方向を容易に確認できる。
【0022】
請求項12の発明は、請求項の発明において、上記器体は、短手方向の外形寸法が、中央部に窓孔を有した矩形枠状に形成され一方向に2ないし3組の器具取付手段を備えた埋込型の配線器具用の取付枠に当該取付枠の器具取付手段の組の数まで連設可能とする寸法に形成され、上記操作ハンドルは、上記窓孔の前面側の開口面を2個で覆う程度の大きさに形成され、上記一方向を左右方向とするときに左右両側に上記反転ハンドルを着脱可能としてあるので、上記一方向に2組の器具取付手段を備えた取付枠と3組の器具取付手段を備えた取付枠とで上記操作ハンドルの共通化を図ることができ、取付枠毎に専用の操作ハンドルを用意する場合に比べて低コスト化を図ることができる。
【0023】
請求項13の発明は、請求項の発明において、上記操作ハンドルの後面には、上記反転ハンドルに形成された鍔片の一部に係止される結合脚が突設され、上記反転ハンドルにおいて鍔片には結合脚を誘導する誘導溝が設けられているので、上記反転ハンドルへの上記操作ハンドルの取付時に結合脚が誘導溝に沿って案内されるから、上記反転ハンドルへの上記操作ハンドルの取付作業が容易になる。
【0024】
請求項14の発明は、請求項12の発明において、上記反転ハンドルに表示灯を備え、操作ハンドルの後面には、表示灯の光を操作ハンドルの表示部へ導光するレンズが配設され、当該レンズは上記左右両側それぞれにおいて表示灯に対応する部位に跨る大きさに形成されているので、上記窓孔の前面側の開口面を2個で覆う程度の大きさに形成された操作ハンドルにおいて上記左右方向の左右両側のいずれに反転ハンドルを取り付けた場合でも表示灯の光を操作ハンドルの表示部へ導光することができる。
【0025】
請求項15の発明は、請求項の発明において、上記取付枠が施工面に埋込配置された埋込ボックスに取り付けるためのボックスねじが挿通される取付孔が形成されたものであって、上記操作ハンドルにおいて上記器体の短手方向の両側壁の後端縁には、上記器体を上記取付枠に取り付けた状態でボックスねじの干渉を防止する凹部よりなる逃げ部が設けられているので、上記器体を上記取付枠に取り付けた状態でボックスねじの干渉を防止する凹部よりなる逃げ部が上記操作ハンドルに設けられていることによって、上記操作ハンドルの操作時にボックスねじが上記操作ハンドルに干渉するのを回避することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態のスイッチは、図1ないし図3に示すように、前面が開口した直方体状の合成樹脂成形品のボディ10と、矩形枠状に形成されボディ10の前面側に結合される合成樹脂成形品のカバー20とにより構成される器体1を備える。ボディ10の幅方向における両外側面にはボディ10の長手方向に離間して各一対の組立突起11が突設され、カバー20の後端縁からは組立舌片21が後方に延設され、組立舌片21に設けた組立孔21aに組立突起11が係合することによってボディ10とカバー20とが結合される。
【0027】
ここにおいて、本実施形態では、図4に示すボディ10の一方の外側面(図6(b)の下面)における組立突起11の幅をW1とし、図5に示すボディ10の他方の外側面(図6(b)の上面)における組立突起11の幅をW2とするとき、W1とW2とを異ならせてある(つまり、ボディ10の長手方向における組立突起11の幅をボディ10の両外側面で異ならせてある)。これに対して、図4に示すカバー20の一方の外側面(図6(a)の上面)と同一平面上に形成された組立舌片21における組立孔21aの幅W1’はW1よりもやや大きな幅に形成され、図5に示すカバー20の他方の外側面(図6(a)の下面)と同一平面上に形成された組立舌片21における組立孔21aの幅W2’はW2よりもやや大きな幅に形成されているが、W2,W1の大小関係と同様に、W2’とW1’とを異ならせてある。しかして、組立時にカバー20とボディ10との逆組を防止することができる。
【0028】
また、図6(a)に示すように、カバー20の長手方向の両端部における後面側には後方に向かって突出するリブ27がカバー20の幅方向に沿って形成され、図6(b)に示すように、ボディ10の長手方向(左右方向)の両端部における前面側には組立時に上記リブ27が位置決めされる凹部16が形成されているが、カバー20の長手方向の一端部(図での左端部)におけるリブ27の幅をW3とし、他端部(図での右端部)におけるリブ27の幅をW4とするとき、W3とW4とを異ならせてあるので、このことからも組立時にカバー20とボディ10との逆組を防止することができる。
【0029】
ボディ10には、ボディ10の後壁に設けた電線挿入孔12を通して器体1に挿入される電線2を接続する2個の端子装置30a,30bと、端子装置30a,30bの間の電路を開閉する接点装置40とが収納される。一方、カバー20の中央部の開口窓22には合成樹脂成形品の反転ハンドル50がカバー20に対して揺動自在に枢支された形で装着され、この反転ハンドル50の揺動に伴って接点装置40が開閉される。反転ハンドル50の前面側にはカバー20の前面に重複する合成樹脂成形品の操作ハンドル60(図15参照)が着脱可能に結合され、操作ハンドル60を操作部として揺動させることにより、反転ハンドル50が揺動して接点装置40が開閉されるようにしてある。
【0030】
ボディ10の内側面には、端子装置30a,30bおよび接点装置40を位置決めするための保持溝14(図3参照)および保持リブ13がそれぞれ複数形成されている。端子装置30a,30bはボディ10の長手方向の両端部内に配置され、接点装置40はボディ10の長手方向の中央部内に配置される。
【0031】
端子装置30a,30bは、器体1に取り付けた環状の端子枠100a,100bと、端子枠100a,100bの周壁に貫設されたねじ孔35に螺合し器体1の後壁に設けた電線挿入孔12を通して端子枠100a,100b内に導入された電線を端子枠100a,100bとの間に接続保持する端子ねじ34とを備えている。すなわち、端子装置30a,30bは、環状の端子枠100a,100bに貫設されたねじ孔35に端子ねじ34を螺合させて、端子ねじ34の先端面43aと端子枠100a,100bとの間に電線を挟持することにより、電線を機械的に保持しかつ電気的に接続するものである。
【0032】
端子枠100a,100bにおいてねじ孔35の周縁外周部には、カウンタシンク36をバーリング加工により形成してある。したがって、端子枠100a,100bにおいて、端子ねじ34が螺合するねじ孔35にカウンタシンク36を設けているから、カウンタシンク36を設けていない場合に比較すると端子枠100a,100bと端子ねじ34の螺合量を大きくとることができ、端子ねじ34を強固に締め付けることができる。
【0033】
端子枠100a,100bにおいて端子ねじ34の先端面34a(図1および図8参照)との間に電線を挟持する部位には端子枠100a,110bの開口面に沿った断面が端子ねじ34の先端面から離れる向きへ膨らむように湾曲する保持面31b,32bが形成されている。
【0034】
端子枠100a,100bは、ねじ孔35が貫設されたねじ側端子板33,33と上記保持面31b,32bが形成された受け側端子板31,32との2部材を結合することにより形成されている。ここに、両端子枠100a,100bにおいてねじ側端子板33は共通化してあるので、コストを低減することができる。
なお、ねじ側端子板33,33および受け側端子板31,32はそれぞれ板金を曲成することにより形成されている。
【0035】
ねじ側端子板33,33は、図10に示すように、L字状に形成されており、ねじ孔35およびカウンタシンク36が形成された主片33aと、主片33aに略直交し電線の挿入深さを規制する電線ストッパ片33bとを有している。すなわち、図7に示すように、電線2の先端が電線ストッパ片33bに当接することで電線2の挿入深さが規制されることになる。
【0036】
一方、受け側端子板31は、ボディ10の長手方向の一端部(図3における左端部)付近で操作溝15の内周面に設けた保持溝14に両側部に突設した張出部33c(図11参照)が挿入保持される主片31aと、ボディ10の長手方向の中央部に配置され固定接点41が固着された接点保持片31dと、主片31aの前端縁と接点保持片31dの前端縁とを連続一体に連結するようにボディ10の開口面に沿って延長された連結片31c,32cとを備える。すなわち、受け側端子板31には連結片31cから延長されて先端部に固定接点41を備える接点保持片31dがボディ10の長手方向の中央部に向かって斜め後向き(図2の下向き)に延設される。
【0037】
また、受け側端子板32は、上記保持面32bが形成された断面U字状の主片32aの後端縁からボディ10の長手方向の中央部に向かってボディ10の後面に沿う形で支持片32dが延設され、支持片32dの先端部にはへ字状に曲成された支点突起32eが形成されている。支点突起32eにはコ字状の導電板からなる開閉素子43の中央片43aの後面が当接する。
【0038】
接点装置40は、コ字状に形成され支点突起32eに中央片43aの後面が当接する開閉素子43を備えている。開閉素子43は、中央片43aの両端縁から側片43b,43cが延設されており、支点突起32eを中心としてボディ10の長手方向の中央部内に揺動自在に配置される。ボディ10の中央部は、ボディ10の幅方向の両側壁の内面から保持リブ13,13が突設されており、リブ13,13によってボディ10の幅方向への開閉素子43の移動が規制される。開閉素子43の側片43bの側縁には突起43dが突設されており、この突起43dが保持リブ13に当接することにより、開閉素子43の揺動範囲が規制される。
【0039】
開閉素子43は、上述の接点保持片31dに対向するように配置され、一方の側片43bには接点保持片18dに設けた固定接点41に離接する可動接点42が設けられる。つまり、開閉素子43が支点突起32eを中心として回動することにより、可動接点42が固定接点41に接離し、端子装置30aと端子装置30bとを電気的に接続する状態と分離する状態とが選択される。要するに、本実施形態の接点装置40は、固定接点41と可動接点42とを1個ずつ備えた単極単投に用いる単極スイッチ(いわゆる片切スイッチ)の接点を構成している。 開閉素子43と反転ハンドル50との間にはコイルスプリングからなる反転ばね44が保持されており、反転ばね44の一端部は開閉素子43の中央片43aと両側片43b,43cとで囲まれる空間に収められ、他端部は反転ハンドル50内に収められる。
【0040】
器体1の幅方向における反転ハンドル50の両側面には支点突起51が突設され、各支点突起51は前端部が先細りとなる形状に形成されている。カバー20の長手方向の中央部であって幅方向の両側部には開口窓22の周縁から前方に突出する一対の軸受突片23が突設され、両軸受突片23の対向面には反転ハンドル50の支点突起51が挿入される軸受凹所24が形成される。軸受凹所24は少なくとも前端部において支点突起51を揺動可能に枢支する。反転ハンドル50の長手方向の両端面には操作ハンドル60を反転ハンドル50に結合するための結合爪53がそれぞれ突設される。
【0041】
なお、カバー20の長手方向の両端部にはカバー20の両端部側縁に沿ってカバー20の前面から突出する当てリブ25がそれぞれ突設され、各当てリブ25の外側面には各一対の取付爪26が突設される。ここでは詳しく説明しないが、取付爪26は配線器具用の取付枠に設けた取付孔に係合することによって器体1を取付枠に保持させるために設けてあり、壁面などの施工面に器体1の一部を埋め込む形で施工する際に、施工面に固定される取付枠への器体1の結合作業が容易になっている。また、当てリブ25は器体1を取付枠に取り付けたときに取付枠の裏面側に当接することになる。操作ハンドル60は両当てリブ25の間に配置され、操作ハンドル60は揺動時において当てリブ25に干渉しないように形成される。このように当てリブ25をカバー20に突設し当てリブ25に取付爪26を設けたことによって、当てリブ25を設けない場合に比較すると操作ハンドル60を後方に位置させることが可能になり、施工状態においてカバー20と操作ハンドル60との間に形成される隙間が外部から見えにくくなる。
【0042】
操作ハンドル60は、図15に示すように、反転ハンドル50の前面を覆い、操作ハンドル60の後面には反転ハンドル50に設けた結合爪53に係合する結合脚61が突設される。結合脚61の先端部(後端部)には結合爪53の後面に係合する脚爪61aが形成され、操作ハンドル60の後面に突設した押さえ突起62と脚爪61aとの間で反転ハンドル50が保持され、結果的に操作ハンドル60が反転ハンドル50に固定されることになる。
【0043】
しかして、上述したスイッチの動作を簡単に説明すれば、図2のように反転ハンドル50の右端部が左端部よりも後方(図の下方)に位置する状態では反転ばね44は中間部が両端部よりも左側に膨らんだ状態になり、反転ばね44によって可動接点42が固定接点41に押圧されて接点圧が付与される。一方、この状態から図示しない操作ハンドル60の左端部を後方に押すと、反転ばね44の前端部が右側に移動することにより反転ばね44は圧縮された後に急速に伸長して中間部が両端部よりも右側に膨らんだ状態になり、このとき開閉素子43を右側に倒して可動接点42を固定接点41から引き離す。
【0044】
ところで、上述した電線挿入孔12は、端子枠110a,100bのねじ側端子板33,33と受け側端子板31,32との間に対応する部位に形成され、電線挿入孔12を通して器体1に電線2を挿入した状態で端子ねじ34を締め付けると、電線2の先端部が端子ねじ34の先端面34aと受け側端子板31,32の主片31a,32aの保持面31b,32bとの間に挟持され、電線2が主片31a,32aに接触して端子装置30a,30bと電線2とが電気的に接続され、電線2が器体1から抜けないように機械的に保持される。
【0045】
ボディ10の長手方向の両側壁には端子枠100a,100bに対応する部位に操作溝15が形成されている。操作溝15はマイナスドライバの先端部のような工具が器体1内に挿入可能となる形状を有し、工具を操作溝15に挿入して端子ねじ34を締め付けると、端子ねじ34の先端面34aが受け側端子板31,32の主片31a,31bの保持面31b,32bに近づくようにしてある。逆に、端子装置30a,30bに電線2を接続した状態で操作溝15に工具を挿入して端子ねじ34を緩めれば、端子ねじ34の先端面34aが電線2から離れるように保持面31b,32bとの距離が大きくなって電線2の機械的保持が解除され、電線2を器体1から引き抜くことが可能になる。
【0046】
本実施形態における端子装置30a,30bに結線する電線としては撚り線や単線を用いることができ、多様な接続形態に対応することができる。例えば図8に示すように、単芯線の芯線2aと撚り線の素線2bとを同時に接続することや、例えば図9に示すように、2本の単芯線の芯線2aを同時に接続することも可能である。ここにおいて、端子ねじ34の先端面34aに対向する受け側端子板31,32の保持面31b,32bが弧状であるから、撚り線の素線2bを端子ねじ34の先端面34aと端子板31との間で素線2bが広がらないように挟持することが可能になるのである。
【0047】
なお、端子枠100a,100bの内周面と端子ねじ34の側面との間の隙間は撚り線の素線2bの直径よりも小さく設定されており、端子ねじ34の先端面34aと保持面31b,32bとの間に素線2bを挟持したときに、素線2bが端子枠100a,100bの内周面と端子ねじ34との間に挟まって端子ねじ34にからみつくことが防止され、端子ねじ34を締め付ける際に素線2bが断線するのが防止されている。
【0048】
ところで、ねじ側端子板33の主片33aの両側縁には図10に示すように各一対の結合突起33d,33dが電線の挿入方向に離間して形成され、受け側端子板31,32の主片31a,32aには各結合突起33d,33dに対応した部位に結合孔38(図11および図参照)が貫設されている。また、ねじ側端子板33の主片33aにおいてカウンタシンク36の周辺で両側縁から側方へ突出する張出片33cが設けられ、受け側端子板31,32の主片31a,32aには張出片33cが挿入される位置決め孔37(図11参照)を設けてある。ねじ側端子33の主片33aにおいて、各一対の結合突起33d,33dは電線の挿入方向において張出片33cの両側に位置しており、また、張出片33cの突出寸法は結合突起33dの突出寸法よりも長く設定されている。
【0049】
ここで、端子枠100aの組立工程について説明すれば、結合する前のねじ側端子板33の主片31aは図11(a)に示すように、先端側が拡開されており、この開いている状態から図11(b)に示すようにねじ側端子板33の張出片33cの一部を受け側端子板31の主片31aの位置決め孔37に挿入することでねじ側端子板33を受け側端子板33に仮固定し(図12参照)、その後、図11(c)に示すように、受け側端子板31の主片31aがU字状となるように先端側を近づけ(主片31aを閉じ)ることにより、張出片33cを位置決め孔37に挿通させるとともに結合突起33dを結合孔38に挿通させ、続いて、結合突起33dの先端部をかしめることにより、ねじ側端子板33と受け側端子板31とが結合される。なお、端子枠100bについても、ねじ側端子板33は端子枠100aと共通部品であり、受け側端子板32の主片32aの形状は主片31aの形状と略同じであるから、端子枠100bについても端子枠100aと同様の工程で組み立てることができる。
【0050】
しかして、端子枠100a,100bの組立時に張出片37と位置決め孔38とを利用してねじ側端子板33を受け側端子板31,32に仮固定でき、ねじ側端子板33と受け側端子板31,32との結合作業が容易になる。しかも、ねじ側端子板33に張出片37を設けたことにより、カウンタシンク36の強度を高めることができる。
【0051】
ところで、本実施形態の端子枠100aでは、図7に示すように上述の電線ストッパ片33bをねじ側端子板33に一体に設け、固定接点41を保持した接点保持片31dを受け側端子板31から延長した連結片31cの先端部に設けてある。これに対して、図13に示すように固定接点41を保持した接点保持片31dをねじ側端子板33から延長した連結片31cの先端部に設けることも考えられるが、図13に示す構成では電線2の挿入長さが長過ぎる場合などに連結片31cが変形して固定接点41の位置がずれてしまう恐れがある。また、図14に示すように、ねじ側端子板33の主片33aを受け側端子板31の主片31aで挟持するとともに、主片33aから電線ストッパ片33bを延設した構成も考えられるが、図14に示す構成では電線2の挿入長さが長過ぎるような場合に、端子ねじ34を締め付けると主片31aが同図中に二点鎖線で示すように変形して電線2にトルクがかかりにくいという問題がある。
【0052】
一方、本実施形態の端子枠100aでは、電線2の挿入深さはねじ側端子板33に一体に設けられた電線ストッパ片33bにより規制されるから、例えば電線の挿入長さが長過ぎるような場合に連結片31cや接点保持片31dが電線2の影響を受けず、固定接点41の位置がずれるのを防止することができ、また、ねじ側端子板33と受け側端子板31との2部材がかしめて結合されているので、端子ねじ34を締め付けてもねじ側端子板33が変形しにくく、端子ねじ34の締め付けに対して強いので、結果的に電線2を強固に保持することができる。
【0053】
上述したスイッチ装置を壁面のような施工面に取り付けるには、図25および図26に示すプレート9を用いる。プレート9は、器体1を保持する取付枠たるプレート枠80と、プレート枠80を覆う化粧プレート90とからなる。
【0054】
プレート枠80は合成樹脂製であって絶縁性を有し、上下一対の枠片83a,83bの左端部同士および右端部同士をそれぞれ横片82で連続一体に結合することによって、操作ハンドル60の前面を露出させる長方形状の窓孔たる開口窓81を中央部に備えた矩形枠状に形成されている。開口窓81の長手方向に沿った両側縁の後面側にはそれぞれ帯板状の固定梁部84(図15参照)と可動梁部85(図15参照)とが互いに対向する形で設けてある。
【0055】
固定梁部84および可動梁部85において開口窓81に臨む一面には、器体1の両側面に各一対ずつ突設された取付爪26と凹凸係合する器具取付手段としての4個の取付孔たる保持溝87a,87b(図15参照)が等間隔で設けられる。したがって、取付爪26を各保持溝87a,87bに凹凸係合させると、操作ハンドル60の前面を開口窓81から露出させた形でプレート枠80に器体1を取着することができる。また、器体1がプレート枠80から前方に抜け落ちないように、固定梁部84および可動梁部85の基部には器体1のカバー20に突設された当てリブ25に当接する当接部84d,85d(図15参照)が形成されている。つまり、器体1の当てリブ25の前面が当接部84d,85dに当接し、取付爪26の後面が保持溝87a,87bに係止されることによって、器体1がプレート枠80に取着される。ここで、固定梁部84と可動梁部85との開口窓81に臨む一面における各先端部分には、器体1の取付爪26をプレート枠80の後面側から保持溝87a,87bに導入する際に、各取付爪26を保持溝87a,87bに誘導するために、先端側ほど互いの距離を広げるように傾斜した傾斜面となった誘導部87c,87dが設けてある。
【0056】
しかるに、プレート枠80にスイッチの器体1を取り付けるには、器体1をプレート枠80の後方から挿入して器体1の長手方向の一側面に突設した取付爪26を固定梁部84の保持溝87aに係合させておき、器体1をプレート枠80に対して前方に押し込むと、器体1の他側面に突設した取付爪26が可動梁部85を撓ませ、取付爪26を保持溝87bに容易に係合させることができる。
【0057】
一方、固定梁部84の基部には隣接する各一対の保持溝87aの間でプレート枠80の表裏に貫通する器具外し孔84cが穿設してあり、器体1をプレート枠80に取着した状態で、ドライバや取外し専用の治具等の先端部分を器具外し孔84cに挿入し、治具の先端部分で器体1を可動梁部85側へ押すと梃子の原理によってわずかな力で可動梁部55を撓ませることができ、固定梁部84側の保持溝87aと器体1の取付爪26との係合状態を解除してプレート枠80から器体1を取り外すことができるようになっている。
【0058】
ところで、プレート枠80は固定梁部84と可動梁部85とにそれぞれ2対の保持溝87a,87bを有し、器体1は各側面に一対ずつの取付爪26を有している。器体1に設けた取付爪26の間隔は、固定梁部84と可動梁部85とにおいて隣接する保持溝87a,87b間のピッチに一致しており、図1に示した器体1は上述したプレート枠80に対して2個まで取り付けることが可能になるように寸法が設定されている。つまり、図25および図26に示したプレート枠80は2個用であって、器体1は2個用のプレート枠80に2個まで取り付けることが可能になっている。そこで、このような寸法の器体1を単位寸法の器体1と呼ぶことにする。
【0059】
器体1とプレート枠80との相対的な取付寸法を上述のように規定しておくことによって、プレート枠80には単位寸法の器体1を1〜2個の範囲の任意個数で取り付けることが可能になる。
【0060】
器体1を取り付けたプレート枠80を壁面等に取り付けるために、プレート枠80の各横片82には、壁面に埋め込まれた埋込ボックス(図示せず)にプレート枠80を取り付けるためのボックスねじ110を挿通するボックス用孔88aを設けた延設片82aが延設されている。また、プレート枠80の枠片83a,83bにはプレート枠80を壁面等の施工面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔88bとが設けてある。
【0061】
また、プレート枠80の4隅には、化粧プレート90の後面から突設した係止突起(図示せず)を係止する化粧プレート係止孔89が設けてあり、化粧プレート係止孔89に係止突起を挿入係止することでプレート枠80の前面を覆う形で化粧プレート90を着脱自在に取り付けることができるようになっている。
【0062】
化粧プレート90は、絶縁性を有する合成樹脂を用いて形成されたものであって、プレート枠80の前面を覆う矩形状の前面板91と、前面板91の周縁から全周に亙って後方に突出する側壁92とを連続一体に形成した略箱形に形成される。プレート枠80に結合するための上述した係止突起は前面板91の後面側の4隅に突設してある。また、前面板91の中央部には、プレート枠80に取り付けた器体1の前面(操作ハンドル60)を露出させる開口窓91aが設けてある。
【0063】
化粧プレート90の側壁92のうちの各対向面間の距離は、それぞれプレート枠50の対応する部位の幅寸法よりも大きくしてある。すなわち、施工面に配設したプレート枠80の前面側に化粧プレート90を取着したとき、プレート枠80が化粧プレート90の内側に収まり、化粧プレート90の側壁92の後端縁が施工面にほぼ当接する。その結果、プレート枠80と化粧プレート90との突き合わせ面が施工面よりも前方へ出ることがなく、両者の突き合わせの線が側面からはほとんど見えなくなり外観が向上する。
【0064】
ところで、操作ハンドル60としては、図24および図25に示すように開口窓81の前面側を2つで覆う程度の大きさに形成されたもの(以下、2個用の操作ハンドル60と称す)や、図26に示すように開口窓81の前面側を1つで覆う程度の大きさに形成されたもの(以下、1個用の操作ハンドル60と称す)を反転ハンドル50に取り付けることができるようになっている。
【0065】
ここにおいて、各操作ハンドル60には、器体1をプレート枠80に取り付けた状態でボックスねじ110の干渉を防止する凹部よりなる逃げ部668図21参照)が設けてある。しかして、操作ハンドル60の操作時にボックスねじ110が操作ハンドル60に干渉するのを回避することができる。
【0066】
また、各操作ハンドル60には、プレート枠80に取着された状態で操作ハンドル60を反転ハンドル50から外すための切欠部65を操作ハンドル60の後端縁に設けてある。ここに、切欠部65は上述の結合脚61に対応した位置に設けてあり、器体1がプレート枠80に取着され反転ハンドルに操作ハンドルが取り付けられた状態でも切欠部にマイナスドライバなどの先端部を差し込んで操作ハンドル60が反転ハンドル50から外れる向きの力を作用させることにより操作ハンドル60を反転ハンドル50から外すことができる。
【0067】
また、図18および図20に示すように、操作ハンドル60と反転ハンドル50との互いの対向面それぞれに反転ハンドル50への操作ハンドル60の取付方向を規定方向のみに規制する逆組み防止リブ55,68を突設してあるので、反転ハンド50に対する操作ハンドル60の取付方向を規制でき、反転ハンドル50に対する操作ハンドル60の逆組みを防止することができる。さらに、操作ハンドル60と反転ハンドル50との互いの対向面に操作ハンドル60の取付方向を指示するマークたる矢印57,67を表示してあるので、反転ハンドル50への操作ハンドル60の取付方向を容易に確認することができる(視認することができる)。
【0068】
なお、反転ハンドル50において鍔片たる結合爪53には結合脚61の脚爪61aを誘導する誘導溝53aを設けてある。したがって、反転ハンドル50への操作ハンドル60の取付時に結合脚61の脚爪61aが誘導溝53aに沿って案内されるから、反転ハンドル50への操作ハンドル60の取付作業が容易になる。
【0069】
ところで、器体1は、当該器体1と同じ外形寸法の器体を3個連設して取り付けることができるように器具取付手段を3組備えた図27に示すプレート枠80にも取り付けることができる。言い換えれば、器体1は幅方向(短手方向)の外形寸法が、中央部に窓孔たる開口窓81を有した矩形枠状に形成され一方向に2ないし3組の器具取付手段を備えた埋込型の配線器具用の取付枠に当該取付枠の器具取付手段の組の数まで連設可能とする寸法に形成されている。
【0070】
また、2個用の操作ハンドル60は、開口窓81の前面側の開口面を2個で覆う程度の大きさに形成されている。ここにおいて、2個用の操作ハンドル60は、上記一方向を左右方向とするときに図22ないし図24に示すように、左右両側に反転ハンドル50を着脱可能とするように、一対の結合脚61を左右両側に設けてある。しかして、上記一方向に2組の器具取付手段を備えた取付枠と3組の器具取付手段を備えた取付枠とで操作ハンドル60の共通化を図ることができ、取付枠毎に専用の操作ハンドル60を用意する場合に比べて低コスト化を図ることができる。
【0071】
(実施形態2)
本実施形態では、単極双投型のスイッチ(いわゆる3路スイッチ)を以下に示す。3路スイッチでは、図28および図29に示すように、3個の端子装置30b,30c,30dを用いる。端子装置30bは上述した実施形態1の単極単投スイッチと同構成であって、単極単投スイッチに用いた端子装置30aに代えて2個の端子装置30c,30dを用いる。各端子装置30c,30dはそれぞれ端子枠100c,100dを備え、各端子枠100c,100dは、ねじ側端子板33と受け側端子板45,46とを実施形態1と同様に結合して形成されている。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0072】
受け側端子板45,46は、端子ねじ34の先端面34aとの間に電線を挟持する保持面45b,46b(図30参照)が形成された主片45a,46aと、主片45a,45bの前端縁から連続一体に延長された連結片45c,46cと連結片45c,46cから延設され先端部にそれぞれ固定接点41a,41bを設けた接点保持片45d,46dとが設けられる。
【0073】
両端子装置30c,30dの接点保持片45d,46dの先端部は互いに対向するように配置され、固定接点41a,41bは対向する。また開閉素子43は厚み方向の両面に可動接点42a,42bを備え、開閉素子43の回動に伴って各固定接点41a,41bに各可動接点42a,42bが選択的に接触するようにしてある。つまり、固定接点41aに可動接点42aが接触している間は可動接点42bは固定接点41bから離れ、固定接点41bに可動接点42bが接触している間は可動接点42aは固定接点41aから離れる。
【0074】
ここにおいて、端子装置30dの受け側端子板46では主片46aと接点保持片46dとの間の距離が比較的大きいので、図31に示すように、連結片46cの側縁から保持リブ13を挟み込む一対の突出片46eを突設してある。このため、端子ねじ34を締め付ける際の電線の反力による端子枠100dのがたつきを防止でき、固定接点41bの位置がずれるのを防ぐことができるから、安定した接点圧を得ることが可能になる。なお、突出片46eを設けていない図32に示すような受け側端子板46を用いた場合には、電線の反力によって接点保持片46dが前方(図中の矢印の向き)へ浮きあがってしまう恐れがある。
【0075】
端子装置30c,30dはボディ10の長手方向における同じ側(図30における左側)に配置されており、ボディ10には端子装置30c,30dの端子ねじ34に対応して操作溝15が形成されている。
【0076】
ところで、図33および図34に示すようにネオンランプからなる位置表示灯71を配置して、反転ハンドル50の長手方向の一端部に位置表示灯71からの光を透過させるための透孔52を設けたものを用いてもよい。なお、位置表示灯71は、図36および図37に示すような形状の金属板よりなる接触子47を介して端子装置30aと端子装置30bとの間に挿入される。
【0077】
このような場合、各ねじ側端子板33の電線ストッパ片33bに導電性の金属板からなる接触子47を結合すればよい。各接触子47は位置表示灯71が実装された回路基板に弾接するように弾性が付与されており、反転ハンドル50の揺動にかかわらず接触子47がつねに回路基板に弾接するようにしてある。回路基板には位置表示灯71と抵抗(図示せず)との直列回路が実装され、この直列回路の各一端にそれぞれ接触子47が接触する。この種の3路スイッチは階段灯の点灯・消灯に用いられることが多く、階上と階下とにそれぞれ3路スイッチを配置して階段灯の点灯・消灯とを階上と階下とのいずれにおいても操作可能とすることができる。したがって、両固定接点41a,41bの間に位置表示灯71と抵抗との直列回路を挿入しておけば、階段灯の消灯時に位置表示灯71を点灯させることができる。この種の回路の接続関係は周知であるから説明を省略する。また、3路スイッチの他の構成は単極単投型のスイッチと同様である。
【0078】
ここに、接触子47は、長手方向の一端部における両側縁から後方に向かって延設片48が延設されており、上述の電線ストッパ片33bの両側縁に突設した取付突起33eが延設片48に設けた係合溝49に係合することによって接触子47とねじ側端子板33とが結合される。ここに、取付突起33eには接触子47側ほど電線ストッパ片33bからの突出量を小さくする傾斜面33fが形成されているので、位置表示灯71への通電経路となる接触子47を組立時にねじ側端子板33と簡単に結合することができる。
【0079】
ところで、位置表示灯71を備えた反転ハンドル50を用いる場合、操作ハンドル60としては、図33ないし図35に示すように、操作ハンドル60の後面に位置表示灯71の光を操作ハンドル60の表示部63へ導光するレンズ64を操作ハンドル60の後面に配設すればよい。ここに、レンズ64は反転ハンドル50が左右両側いずれの位置に取り付けられた場合にも位置表示灯71に一部が重なるような大きさに形成されている(つまり、位置表示灯71に対応する部位に跨る大きさに形成されている)ので、2個用の操作ハンドル60において上記左右方向の左右両側のいずれに反転ハンドル50を取り付けた場合でも位置表示灯71の光を操作ハンドル60の表示部63へ導光することができる。
【0080】
ところで、端子装置30a,30b,30c,30dでは、図38ないし図41に示すように、主片31a,32a,45a,46aに上述の位置決め孔37および結合孔38を設け、ねじ側端子板33を共通化できるようにしてあるので、低コスト化を図ることができる。
【0081】
【発明の効果】
請求項1の発明は、可動接点とともに接点装置を構成する固定接点を一体に備える端子装置が器体内に収納されたスイッチであって、端子装置は、器体に取り付けた環状の端子枠と、端子枠の周壁に貫設されたねじ孔に螺合し電線を端子枠との間に接続保持する端子ねじとを備え、端子枠において端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面から離れる向きへ膨らむように湾曲する保持面が形成されてなるものであり、端子枠において端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面から離れる向きへ膨らむように湾曲する保持面が形成されているので、芯線が単線である電線、芯線が撚り線である電線などの径や種類によらず、異径電線および異種電線を組み合わせて用いる場合でも電線を十分な強度で保持することができるから、例えば、1つの端子枠に芯線が単線である電線と芯線が撚り線である電線とを同時に接続する場合、1つの端子枠に芯線が単線である電線を2本接続する場合など、多様な接続形態に対応することができるという効果がある。
【0082】
また、請求項1の発明では、端子枠は、ねじ孔が貫設されたねじ側端子板と保持面が形成された受け側端子板との2部材をかしめて結合することにより形成され、電線の挿入深さを規制する電線ストッパ片をねじ側端子板に一体に設け、固定接点を保持した接点保持片を受け側端子板から延長した連結片の先端部に設けてあるので、電線の挿入深さはねじ側端子板に一体に設けられた電線ストッパにより規制されるから、例えば電線の挿入長さが長過ぎるような場合に連結片や接点保持片が電線の影響を受けず、固定接点の位置がずれるのを防止することができ、また、ねじ側端子板と受け側端子板との2部材がかしめて結合されているので、端子ねじを締め付けてもねじ側端子板が変形しにくく、端子ねじの締め付けに対して強いから、結果的に電線を強固に保持することができるという効果がある。
【0083】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記ねじ側端子板は、上記ねじ孔の周縁外周部にカウンタシンクが一体に形成されているので、カウンタシンクを設けていない場合に比較すると端子枠と端子ねじとの螺合量を大きくとることができ、端子ねじを強固に締め付けることができるから、結果的に電線を強固に保持することができるという効果がある。
【0084】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記ねじ側端子板においてカウンタシンクの周辺で両側縁から側方へ突出する張出片が設けられ、上記受け側端子板には上記張出片が挿入される位置決め孔を設けてあるので、端子枠の組立時に張出片と位置決め孔とを利用して上記ねじ側端子板を上記受け側端子板に仮固定でき、上記ねじ側端子板と上記受け側端子板との結合作業が容易になり、また、カウンタシンクの強度を高めることができるという効果がある。
【0085】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記端子枠は、上記器体の内面に突設されたリブを挟み込む一対の突出片を上記連結片に設けてあるので、端子ねじを締め付ける際の電線の反力による端子枠のがたつきを防止でき、固定接点の位置がずれるのを防ぐことができるから、安定した接点圧を得ることが可能になるという効果がある。
【0086】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体に揺動自在に枢支された形で上記器体に装着され上記接点装置を開閉する反転ハンドルと、反転ハンドルに取り付けた表示灯とを備え、上記端子枠は、上記電線ストッパ片の両側縁に取付突起が突設され、表示灯への通電経路となる金属板よりなる接触子から延設された延設片に設けた係合部へ取付突起が係合することによって接触子とねじ側端子板とが結合され、取付突起には接触子側ほど電線ストッパ片からの突出量を小さくする傾斜面が形成されているので、表示灯への通電経路となる接触子を組立時にねじ側端子板と簡単に結合することができるという効果がある。
【0087】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体は箱状であって、前面開口した合成樹脂製のボディと、ボディの前面側に配設されるカバーとからなり、ボディの幅方向における両側面にはボディの長手方向に離間して各一対の組立突起が突設され、カバーの後端縁からは組立舌片が後方に突設され、組立舌片に設けた組立孔に組立突起が係合することによってボディとカバーとが結合され、ボディの長手方向における上記組立突起の幅をボディの両側面で異ならせてあるので、組立時にカバーとボディとを簡単に結合することができ、しかも、カバーとボディとの逆組を防止することができるという効果がある。
【0088】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体は箱状であって、前面開口した合成樹脂製のボディと、ボディの前面側に配設されるカバーとからなり、ボディの幅方向における両側面にはボディの長手方向に離間して各一対の組立突起が突設され、カバーの後端縁からは組立舌片が後方に突設され、組立舌片に設けた組立孔に組立突起が係合することによってボディとカバーとが結合され、上記長手方向の両端部において上記ボディと上記カバーとの対向面の一方にリブを設け、他方にリブが嵌る凹部を設け、両端部において上記リブの幅を異ならせてあるので、組立時にカバーとボディとを簡単に結合することができ、しかも、カバーとボディとの逆組を防止することができるという効果がある。
【0089】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記長手方向の両端部において上記ボディと上記カバーとの対向面の一方にリブを設け、他方にリブが嵌る凹部を設け、両端部において上記リブの幅を異ならせてあるので、カバーとボディとの逆組をより確実に防止することができるという効果がある。
【0090】
請求項の発明は、請求項1の発明において、上記器体に揺動自在に枢支された形で上記器体に装着され上記接点装置を開閉する反転ハンドルと、反転ハンドルの前面側に着脱自在に取り付けられる操作ハンドルと、埋込型の配線器具用の取付枠に取り付けるための取付部とを備え、上記取付枠に取着された状態で操作ハンドルを反転ハンドルから外すための切欠部を操作ハンドルの後端縁に設けてあるので、上記器体が上記取付枠に取着され反転ハンドルに操作ハンドルが取り付けられた状態でも切欠部にマイナスドライバなどの先端部を差し込んで操作ハンドルが反転ハンドルから外れる向きの力を作用させることにより操作ハンドルを反転ハンドルから外すことができるという効果がある。
【0091】
請求項10の発明は、請求項の発明において、操作ハンドルと反転ハンドルとの互いの対向面それぞれに反転ハンドルへの操作ハンドルの取付方向を規定方向のみに規制する逆組み防止リブを突設してあるので、反転ハンドルに対する操作ハンドルの取付方向を規制でき、反転ハンドルに対する操作ハンドルの逆組みを防止することができるという効果がある。
【0092】
請求項11の発明は、請求項の発明において、操作ハンドルと反転ハンドルとの互いの対向面に操作ハンドルの取付方向を指示するマークを表示してあるので、反転ハンドルへの操作ハンドルの取付方向を容易に確認できるという効果がある。
【0093】
請求項12の発明は、請求項の発明において、上記器体は、短手方向の外形寸法が、中央部に窓孔を有した矩形枠状に形成され一方向に2ないし3組の器具取付手段を備えた埋込型の配線器具用の取付枠に当該取付枠の器具取付手段の組の数まで連設可能とする寸法に形成され、上記操作ハンドルは、上記窓孔の前面側の開口面を2個で覆う程度の大きさに形成され、上記一方向を左右方向とするときに左右両側に上記反転ハンドルを着脱可能としてあるので、上記一方向に2組の器具取付手段を備えた取付枠と3組の器具取付手段を備えた取付枠とで上記操作ハンドルの共通化を図ることができ、取付枠毎に専用の操作ハンドルを用意する場合に比べて低コスト化を図ることができるという効果がある。
【0094】
請求項13の発明は、請求項の発明において、上記操作ハンドルの後面には、上記反転ハンドルに形成された鍔片の一部に係止される結合脚が突設され、上記反転ハンドルにおいて鍔片には結合脚を誘導する誘導溝が設けられているので、上記反転ハンドルへの上記操作ハンドルの取付時に結合脚が誘導溝に沿って案内されるから、上記反転ハンドルへの上記操作ハンドルの取付作業が容易になるという効果がある。
【0095】
請求項14の発明は、請求項12の発明において、上記反転ハンドルに表示灯を備え、操作ハンドルの後面には、表示灯の光を操作ハンドルの表示部へ導光するレンズが配設され、当該レンズは上記左右両側それぞれにおいて表示灯に対応する部位に跨る大きさに形成されているので、上記窓孔の前面側の開口面を2個で覆う程度の大きさに形成された操作ハンドルにおいて上記左右方向の左右両側のいずれに反転ハンドルを取り付けた場合でも表示灯の光を操作ハンドルの表示部へ導光することができるという効果がある。
【0096】
請求項15の発明は、請求項の発明において、上記取付枠が施工面に埋込配置された埋込ボックスに取り付けるためのボックスねじが挿通される取付孔が形成されたものであって、上記操作ハンドルにおいて上記器体の短手方向の両側壁の後端縁には、上記器体を上記取付枠に取り付けた状態でボックスねじの干渉を防止する凹部よりなる逃げ部が設けられているので、上記器体を上記取付枠に取り付けた状態でボックスねじの干渉を防止する凹部よりなる逃げ部が上記操作ハンドルに設けられていることによって、上記操作ハンドルの操作時にボックスねじが上記操作ハンドルに干渉するのを回避することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上においてカバーを取り外した状態の正面図である。
【図4】同上の要部説明図である。
【図5】同上の要部説明図である。
【図6】同上を示し、(a)はカバーの背面図、(b)はボディの正面図である。
【図7】同上に用いる端子装置の下面図である。
【図8】同上に用いる端子装置の使用例を示し、電線を接続した状態の正面図である。
【図9】同上に用いる端子装置の使用例を示し、電線を接続した状態の正面図である。
【図10】同上を用いるねじ側端子板を示し、(a)は下面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図11】同上に用いる端子装置の組立工程の説明図である。
【図12】同上に用いる端子装置の組立工程の説明図である。
【図13】同上に用いる端子装置の比較例を示す下面図である。
【図14】同上に用いる端子装置の比較例を示す下面図である。
【図15】同上を取付枠に取り付けた状態の断面図である。
【図16】同上における反転ハンドルへの操作ハンドルの取り付け方の説明図である。
【図17】同上に用いる1個用の操作ハンドルの斜視図である。
【図18】同上における1個用の操作ハンドルへの反転ハンドルの取り付け方の説明図である。
【図19】同上に用いる2個用の操作ハンドルの斜視図である。
【図20】同上における2個用の操作ハンドルへの反転ハンドルの取り付け方の説明図である。
【図21】同上の要部説明図である。
【図22】同上における2個用の操作ハンドルへの反転ハンドルの取り付け方の説明図である。
【図23】同上における2個用の操作ハンドルへの反転ハンドルの取り付け方の説明図である。
【図24】同上のスイッチをプレート枠に取り付けた状態の正面図である。
【図25】同上をプレート枠に2個取り付ける場合の分解斜視図である。
【図26】同上をプレート枠に1個取り付ける場合の分解斜視図である。
【図27】同上のスイッチを他のプレートに取り付けた状態の正面図である。
【図28】実施形態2を示す分解斜視図である。
【図29】同上の断面図である。
【図30】同上においてカバーを取り外した状態の正面図である。
【図31】同上の要部説明図である。
【図32】同上の比較例の要部説明図である。
【図33】同上の他の構成例における要部断面図である。
【図34】同上の他の構成例における2個用の操作ハンドルへの反転ハンドルの取付位置の説明図である。
【図35】同上の他の構成例における操作ハンドルの下面図である。
【図36】同上の他の構成例に用いる接触子を示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図37】同上の他の構成例における接触子と端子装置との関係説明図である。
【図38】同上における受け側端子板を示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図39】同上における受け側端子板を示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図40】同上における受け側端子板を示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図41】同上における受け側端子板を示し、(a)は正面図、(b)は下面図である。
【図42】従来例を示す断面図である。
【図43】同上を取付枠に取り付けて操作ハンドルを取着した状態の断面図である。
【図44】同上における操作ハンドルの取り付け方の説明図である。
【図45】他の従来例を示す断面図である。
【図46】適用電線の説明図である。
【符号の説明】
1 器体
12 電線挿入孔
30a,30b 端子装置
35 ねじ孔
36 カウンタシンク
100a,100b 端子枠
45,46 端子板

Claims (15)

  1. 可動接点とともに接点装置を構成する固定接点を一体に備える端子装置が器体内に収納されたスイッチであって、端子装置は、器体に取り付けた環状の端子枠と、端子枠の周壁に貫設されたねじ孔に螺合し電線を端子枠との間に接続保持する端子ねじとを備え、端子枠において端子ねじの先端面との間に電線を挟持する部位には端子枠の開口面に沿った断面が端子ねじの先端面から離れる向きへ膨らむように湾曲する保持面が形成されてなり、端子枠は、ねじ孔が貫設されたねじ側端子板と保持面が形成された受け側端子板との2部材をかしめて結合することにより形成され、電線の挿入深さを規制する電線ストッパ片をねじ側端子板に一体に設け、固定接点を保持した接点保持片を受け側端子板から延長した連結片の先端部に設けてなることを特徴とするスイッチ。
  2. 上記ねじ側端子板は、上記ねじ孔の周縁外周部にカウンタシンクが一体に形成されてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  3. 上記ねじ側端子板において上記カウンタシンクの周辺で両側縁から側方へ突出する張出片が設けられ、上記受け側端子板には上記張出片が挿入される位置決め孔を設けてなることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  4. 上記端子枠は、上記器体の内面に突設されたリブを挟み込む一対の突出片を上記連結片に設けてなることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  5. 上記器体に揺動自在に枢支された形で上記器体に装着され上記接点装置を開閉する反転ハンドルと、反転ハンドルに取り付けた表示灯とを備え、上記端子枠は、上記電線ストッパ片の両側縁に取付突起が突設され、表示灯への通電経路となる金属板よりなる接触子から延設された延設片に設けた係合部へ取付突起が係合することによって接触子とねじ側端子板とが結合され、取付突起には接触子側ほど電線ストッパ片からの突出量を小さくする傾斜面が形成されてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  6. 上記器体は箱状であって、前面開口した合成樹脂製のボディと、ボディの前面側に配設されるカバーとからなり、ボディの幅方向における両側面にはボディの長手方向に離間して各一対の組立突起が突設され、カバーの後端縁からは組立舌片が後方に突設され、組立舌片に設けた組立孔に組立突起が係合することによってボディとカバーとが結合され、ボディの長手方向における上記組立突起の幅をボディの両側面で異ならせてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  7. 上記器体は箱状であって、前面開口した合成樹脂製のボディと、ボディの前面側に配設されるカバーとからなり、ボディの幅方向における両側面にはボディの長手方向に離間して各一対の組立突起が突設され、カバーの後端縁からは組立舌片が後方に突設され、組立舌片に設けた組立孔に組立突起が係合することによってボディとカバーとが結合され、上記長手方向の両端部において上記ボディと上記カバーとの対向面の一方にリブを設け、他方にリブが嵌る凹部を設け、両端部において上記リブの幅を異ならせてなることを特徴とする請求項1記載のスイッチ。
  8. 上記長手方向の両端部において上記ボディと上記カバーとの対向面の一方にリブを設け、他方にリブが嵌る凹部を設け、両端部において上記リブの幅を異ならせてなることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  9. 上記器体に揺動自在に枢支された形で上記器体に装着され上記接点装置を開閉する反転ハンドルと、反転ハンドルの前面側に着脱自在に取り付けられる操作ハンドルと、埋込型の配線器具用の取付枠に取り付けるための取付部とを備え、上記取付枠に取着された状態で操作ハンドルを反転ハンドルから外すための切欠部を操作ハンドルの後端縁に設けてなることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  10. 操作ハンドルと反転ハンドルとの互いの対向面それぞれに反転ハンドルへの操作ハンドルの取付方向を規定方向のみに規制する逆組み防止リブを突設してなることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  11. 操作ハンドルと反転ハンドルとの互いの対向面に操作ハンドルの取付方向を指示するマークを表示してなることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  12. 上記器体は、短手方向の外形寸法が、中央部に窓孔を有した矩形枠 状に形成され一方向に2ないし3組の器具取付手段を備えた埋込型の配線器具用の取付枠に当該取付枠の器具取付手段の組の数まで連設可能とする寸法に形成され、上記操作ハンドルは、上記窓孔の前面側の開口面を2個で覆う程度の大きさに形成され、上記一方向を左右方向とするときに左右両側に上記反転ハンドルを着脱可能としてあることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  13. 上記操作ハンドルの後面には、上記反転ハンドルに形成された鍔片の一部に係止される結合脚が突設され、上記反転ハンドルにおいて鍔片には結合脚を誘導する誘導溝が設けられてなることを特徴とする請求項記載のスイッチ。
  14. 上記反転ハンドルに表示灯を備え、操作ハンドルの後面には、表示灯の光を操作ハンドルの表示部へ導光するレンズが配設され、当該レンズは上記左右両側それぞれにおいて表示灯に対応する部位に跨る大きさに形成されてなることを特徴とする請求項12記載のスイッチ。
  15. 上記取付枠が施工面に埋込配置された埋込ボックスに取り付けるためのボックスねじが挿通される取付孔が形成されたものであって、上記操作ハンドルにおいて上記器体の短手方向の両側壁の後端縁には、上記器体を上記取付枠に取り付けた状態でボックスねじの干渉を防止する凹部よりなる逃げ部が設けられてなることを特徴とする請求項記載のスイッチ
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