JP3837319B2 - 水平対向型内燃機関の吸気装置 - Google Patents

水平対向型内燃機関の吸気装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,クランク軸を支承するクランクケースの左右両側に,クランク軸挟んで互いに水平方向で対向する第1バンク及び第2バンクを連設した水平対向型内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水平対向型内燃機関の吸気装置としては,第1及び第2バンクの頭部上面に開口する吸気ポートに全体として上下方向に延びる吸気マニホールドの分岐管を接続し,この吸気マニホールド上部の分配室に気化器あるいはスロットルボディを接続し,さらにエアクリーナを接続して構成したものが一般に広く実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが,上記のような吸気装置は,第1及び第2バンクの上方に集約して構成されることから,機関の全高が高くなるため,第1及び第2バンクを水平に配置して機関の全高を低くし得るという水平対向型内燃機関の本来のメリットを半減させることになる。
【0004】
本発明は,かゝる点に鑑みてなされたもので,水平対向型内燃機関の本来の前記メリットを損じることを回避することができ,しかも出力性能の向上に寄与し得る水平対向型内燃機関の吸気装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために,本発明は,クランク軸を支承するクランクケースの左右両側に,クランク軸挟んで互いに水平方向で対向する第1バンク及び第2バンクを連設した水平対向型内燃機関において,第1及び第2バンクの頭部に第1及び第2吸気ポートを形成する一方,クランクケースの後方に,クランク軸の後端に水平方向で隣接するエアクリーナを,その上端部をクランクケースの上面より高く突出させて配設すると共に,このエアクリーナの前記上端部の前壁に,第1及び第2吸気ポートに対応する第1及び第2吸気分配口を水平方向に配列して設け,第1及び第2吸気ポートと第1及び第2吸気分配口とを,クランクケースの上面に沿って配設される第1及び第2吸気管を介してそれぞれ個別に接続し,これら第1及び第2吸気管の各上流部に,各吸気管内の吸気量を制御するスロットル弁を設けたことを第1の特徴とする。
【0006】
この第1の特徴によれば,エアクリーナ内では第1及び第2吸気管への空気の均等分配が行われ,それらが第1及び第2シリンダに個別に供給されることにより,各シリンダ間の吸気干渉を防ぎつゝ,充填効率を高め,機関の出力性能の向上を図ることができる。
【0007】
しかも,クランク軸の後端に水平方向で隣接して配設されるエアクリーナや,クランクケースの上面に沿って配設される第1及び第2吸気管は,機関の全高に大きな影響を及ぼすことがないので,機関の全高を低くし得るという水平対向型内燃機関の本来のメリットは確保される。
【0008】
また本発明は,第1の特徴に加えて,第1及び第2バンクが複数の第1及び第2シリンダと,それら第1及び第2シリンダに対応する複数の第1及び第2吸気ポートとを備え,それら第1及び第2吸気ポートに対応してエアクリーナに設けられる複数の第1及び第2吸気分配口を,クランク軸の近傍でそれと平行する中心線に関して対称的に配置し,エアクリーナに近い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に近い内側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,エアクリーナに遠い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に遠い外側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,これら第1及び第2吸気管の上流部に設けられるスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結したことを第2の特徴とする。
【0009】
この第2の特徴によれば,各バンクにおいて,前後の吸気ポートとエアクリーナとの各間の距離が相違するにも拘らず,第1吸気管同士,並びに第2吸気管同士の有効管長の均等化を図り,各吸気管で吸気の慣性効果や脈動効果を等しく発揮させて,各シリンダの充填効率を効果的に高め,出力性能の更なる向上を図ることができる。
【0010】
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,第1及び第2バンクが複数の第1及び第2シリンダと,それら第1及び第2シリンダに対応する複数の第1及び第2吸気ポートとを備え,それら第1及び第2吸気ポートに対応してエアクリーナに設けられる複数の第1及び第2吸気分配口を,クランク軸の近傍でそれと平行する中心線に関して対称的に配置し,エアクリーナに近い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に遠い外側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,エアクリーナに遠い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に近い内側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,外側の第1及び第2吸気分配口に接続した第1及び第2吸気管の上流部に設けられるスロットル弁を,内側の第1及び第2吸気分配口に接続した第1及び第2吸気管の上流部に設けられるスロットル弁よりもエアクリーナ寄りに配置したことを第3の特徴とする。
【0011】
この第3の特徴によっても,第1吸気管同士,並びに第2吸気管同士の有効管長の均等化を図り,各吸気管で吸気の慣性効果や脈動効果を等しく発揮させて,各シリンダの充填効率を効果的に高め,出力性能の更なる向上を図ることができる。
【0012】
さらにまた本発明は,第3の特徴に加えて,エアクリーナに近いスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結し,またエアクリーナに遠いスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結したことを第4の特徴とする。
【0013】
この第4の特徴によれば,エアクリーナに近いスロットル弁の弁軸と,エアクリーナに遠いスロットル弁の弁軸との平行配置が可能となる。
【0014】
さらにまた本発明は,第3の特徴に加えて,第1吸気管のスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結し,また第2吸気管のスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結したことを第5の特徴とする。
【0015】
この第5の特徴によれば,第1吸気管のスロットル弁の弁軸と,第2吸気管のスロットル弁の弁軸との互換性を図ることができる。
【0016】
さらにまた本発明は,第1〜第5の特徴に何れかに加えて,第1バンクを第2バンクに対してクランク軸の軸線に沿ってエアクリーナと反対側にオフセットすると共に,前記中心線をクランク軸の軸線から第1バンク側にオフセットしたことを第6の特徴とする。
【0017】
この第6の特徴によれば,第1及び第2バンク相互のオフセットによる第1吸気管と第2吸気管との管長差を少なくし,それらの有効管長の均等化に寄与し得る。
【0018】
また本発明は,第1〜第6の特徴の何れかに加えて,クランクケースの上面に沿って配設される第1及び第2吸気管と,クランクケースの後方に配設されるエアクリーナとを,それらの上面に沿わせたカウルで覆うと共に,エアクリーナの底壁に空気入口を設けたことを第7の特徴とする。
【0019】
さらに本発明は,第7の特徴に加えて,飛行機の機体の前部に支持フレームを介して内燃機関を支持すると共に,カウルを,飛行機の機体の前部に取付けられて内燃機関及び支持フレームを収容するように構成し,支持フレーム内にエアクリーナを配設したことを第8の特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0021】
図1は本発明の第1実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図,図2は同内燃機関の側面図,図3は本発明の第2実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図,図4は本発明の第3実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図,図5は上記各実施例の内燃機関を飛行機に搭載した場合の側面図,図6は図5の6−6線断面図,図7は図5の7−7線拡大断面図である。
【0022】
先ず,図1及び図2に示す本発明の第1実施例の説明より始める。図1において,符号Eは,本発明を適用した車両用水平対向型4気筒内燃機関を示す。この内燃機関Eは,クランク軸1を車両の前後方向に向けて配置される。このクランク軸1は,車両前方から1番クランク21 ,2番クランク22 ,3番クランク33 ,4番クランク24 を備えており,1番クランク21 と4番クランク24 ,2番クランク22 と3番クランク23 はそれぞれ互いに同位相に配置されると共に,第1及び第4クランク21 ,24 と,第2及び第3クランク22 ,23 との間には180°の位相差が付与される。1番及び3番クランク21 ,24 にはコンロッド5Lf,5Lrを介して前後一対の第1ピストン4Lf,4Lrがそれぞれ連接され,2番及び4番クランク22 ,24 にコンロッド4Rf,4Rrを介して前後一対の第2ピストン4Rf,4Rrがそれぞれ連接される。そして第1ピストン4Lf,4Lr及び第2ピストン4Rf,4Rrは,クランク軸1の軸線Aを挟んで左右に対向して配置される。而して,第1ピストン4Lf,4Lrは,第2ピストン4Rf,4Rrに対して,1番クランク21 及び2番クランク22 間,並びに3番クランク23 及び4番クランク24 間の軸方向距離Sだけクランク軸線Aに沿って前方にオフセットして配置されることになる。そのオフセット距離Sが後述する第1及び第2バンク7L,7R間のオフセット距離に相当する。
【0023】
またクランク軸1は,1番クランク21 の前側に前部ジャーナル3fが隣接して形成され,2番及び3番クランク22 ,23 の中間部に中間ジャーナル3mが形成され,4番クランク24 の後側に後部ジャーナル3rが隣接して形成されており,これらジャーナル3f,3m,3rはクランクケース6によって回転自在に支承される。
【0024】
そのクランクケース6の左右両側には,クランク軸1を挟んで互いに水平方向で対向する第1及び第2バンク7L,7Rが連設される。これら第1及び第2バンク7L,7Rは,それぞれ前後一対の第1及び第2シリンダ8Lf,8Lr;8Rf,8Rrを備えており,第1シリンダ8Lf,8Lrに第1ピストン4Lf,4Lrが,第2シリンダ8Rf,8Rrに第2ピストン4Rf,4Rrがそれぞれ嵌装される。
【0025】
第1及び第2バンク7L,7Rの頭部には,それぞれのシリンダ8Lf,8Lr;8Rf,8Rrに対応する第1及び第2吸気ポート9Lf,9Lr;9Rf,9Rrが該頭部上面に開口するように設けられる。
【0026】
図1及び図2に示すように,クランクケース6の後方には,クランク軸1の後端に水平方向で隣接するエアクリーナ10が配設される。このエアクリーナ10は,左右方向に長く且つ上端部をクランクケース6の上面より高く突出させた箱形をなしており,このエアクリーナ10の,クランクケース6上面より高く突出した上端部の前壁には,第1及び第2バンク7L,7Rの第1及び第2吸気ポート9Lf,9Lr;9Rf,9Rrに対応する第1及び第2吸気分配口12Lf,12Lr;12Rf,12Rrがクランク軸1と平行な中心線Yを境にして左右対称的に,且つ水平方向に配列して設けられる。これら第1及び第2吸気分配口12Lf,12Lr;12Rf,12Rrは,エアクリーナ10に突入するファンネル状に形成される。エアクリーナ10の底壁には,クランクケース6の底面と略同一高さ位置を占める空気入口11が設けられる。
【0027】
前記中心線Yは,クランク軸1の軸線Aから第1バンク7L側に,第1バンク7Lの第2バンク7Rに対する前方オフセット距離Sに対応した距離Lオフセットして配置される。
【0028】
そして,エアクリーナ10に近い後方の第1及び第2吸気ポート9Lr,9Rrと,中心線Yに近い内寄りの第1及び第2吸気分配口12Lb,12Rbとがそれぞれ第1及び第2吸気管13Lr,13Rrを介して接続され,エアクリーナ10に遠い前方の第1及び第2吸気ポート9Lf,9Rfと,中心線Yに遠い外寄りの第1及び第2吸気分配口12La,12Raとがそれぞれ第1及び第2吸気管13Lf,13Rfを介して接続される。この場合,第1吸気管13Lf,13Lr同士は中間部で相互に交差し,また第2吸気管13Rf,13Rr同士は中間部で相互に交差することになる。また第1及び第2第1及び第2吸気管13Lr,13Rrは全体として機関Eの上面に沿って配設される。
【0029】
上記第1及び第2吸気管13Lf,13Lr;13Rf,13Rrの上流部には,各吸気管内の吸気量を個別に制御するバタフライ型のスロットル弁14La,14Lb;14Ra,14Rbが第1及び第2吸気分配口12Lf,12Lr;12Rf,12Rrの配列方向に並んで設置され,これらスロットル弁14La,14Lb;14Ra,14Rbの弁軸15La,15Lb;15Ra,15Rbは相互に同軸状に連結される。図示例の場合,長い共通1本の弁軸によって構成され,その一端には,操作ワイヤ17が接続されるスロットルドラム16が固着される。
【0030】
次に,この第1実施例の作用について説明する。
【0031】
機関Eの運転中,エアクリーナ10内では第1及び第2吸気管13Lf,13Lr;13Rf,13Rrへの空気の均等分配が行われ,それらが第1及び第2シリンダ8Lf,8Lr;8Rf,8Rrに個別に供給されるので,各シリンダ8Lf,8Lr;8Rf,8Rr間の吸気干渉を防ぎつゝ,充填効率を高めることができる。
【0032】
特に,エアクリーナ10に近い後方の第1及び第2吸気ポート9Lr,9Rrと,中心線Yに近い内寄りの第1及び第2吸気分配口12Lb,12Rbとがそれぞれ第1及び第2吸気管13Lr,13Rrを介して接続され,エアクリーナ10に遠い前方の第1及び第2吸気ポート9Lf,9Rfと,中心線Yに遠い外寄りの第1及び第2吸気分配口12La,12Raとがそれぞれ第1及び第2吸気管13Lf,13Rfを介して接続され,且つ第1及び第2吸気管13Lf,13Lr;13Rf,13Rrの上流部には,第1及び第2吸気分配口12Lf,12Lr;12Rf,12Rrの配列方向に並ぶスロットル弁14La,14Lb;14Ra,14Rbが設置されるので,各バンク7L,7Rにおいて,前後の吸気ポート9Lf,9Lr;9Rf,9Rrとエアクリーナ10との各間の距離が相違するにも拘らず,第1吸気管13Lf,13Lr同士,並びに第2吸気管13Rf,13Rr同士の有効管長の均等化を図ることができる。
【0033】
さらに,第1及び第2吸気分配口12Lf,12Lr;12Rf,12Rrは,全体的に第1バンク7L側に,第1バンク7Lの第2バンク7Rに対する前方オフセット距離Sに対応した距離Lオフセットしてあるので,第1及び第2バンク7L,7R相互のオフセットによる第1吸気管13Lf,13Lrと第2吸気管13Rf,13Rrとの管長差を少なくすることができる。
【0034】
その結果,各吸気管13Lf,13Lr;13Rf,13Rrにおいて,吸気の慣性効果や脈動効果を等しく発揮させて,各シリンダ8Lf,8Lr;8Rf,8Rrへの充填効率を効果的に高め,機関出力の向上を図ることができる。
【0035】
しかも,エアクリーナ10は,クランク軸1の後端に水平方向で隣接して配設され,第1及び第2バンク7L,7Rの頭部上面に開口する第1及び第2吸気ポート9Lf,9Lr;9Rf,9Rrとこのエアクリーナ10との間を接続する第1及び第2吸気管13Lf,13Lr;13Rf,13Rrは,機関Eの上面に沿って配管されることから,これら吸気管13Lf,13Lr;13Rf,13Rr及びエアクリーナ10が機関の全高に大きな影響を及ぼすことがない。したがって,機関の全高を低くし得るという水平対向型内燃機関Eの本来のメリットを充分に活かすことができる。
【0036】
次に,図3に示す本発明の第2実施例について説明する。
【0037】
この第2実施例では,エアクリーナ10に近い第1及び第2吸気ポート9Lr,9Rrと,エアクリーナ10における中心線Yに遠い外側の第1及び第2吸気分配口12La,12Raとが第1及び第2吸気管13Lr,13Rrを介してそれぞれ接続され,エアクリーナ10に遠い第1及び第2吸気ポート9Lf,9Rfと,前記中心線Yに近い内側の第1及び第2吸気分配口12Lb,12Rbとが第1及び第2吸気管13Lf,13Rfを介してそれぞれ接続される。そして外側の第1及び第2吸気分配口12La,12Raに接続した第1及び第2吸気管13Lr,13Rrの上流部に設けられるスロットル弁14La,14Raが,内側の第1及び第2吸気分配口12Lb,12Rbに接続した第1及び第2吸気管13Lf,13Rfの上流部に設けられるスロットル弁14Lb,14Rbよりもエアクリーナ10寄りに配置される。後側のスロットル弁14La,14Raの弁軸15La,15Raは,内側の第1及び第2吸気管13Lf,13Rfを貫通するようにして同軸状に相互に連結される。図示例では長い共通1本の弁軸によって構成され,その一端には,操作ワイヤ17aが接続されるスロットルドラム16aが固着される。また前側のスロットル弁14Lb,14Rbの弁軸15Lb,15Rbは同軸状に相互に連結される。図示例では長い共通1本の弁軸によって構成され,その中間部には,操作ワイヤ17bが接続されるスロットルドラム16bが固着される。上記両操作ワイヤ17a,17bは,図示しない共通のスロットル操作部材に接続され,同時に操作されるようになっている。尚,前後の弁軸15Lb,15Rb及び15La,15Raをリンク機構を介して相互に連結すれば,その操作系を一方の弁軸15Lb,15Rb又は15La,15Raに設けるだけで足りる。
【0038】
その他の構成は,前記第1実施例と同様であるので,図3中,第1実施例との対応部分には同一の参照符号を付して,その説明を省略する。
【0039】
この第2実施例の構成によっても,各バンク7L,7Rにおいて,前側の吸気ポート9Lf,9Rfと前側のスロットル弁14Lb,14Rb間を結ぶ吸気管13Lf,13Rfの有効管長と,後側の吸気ポート9Lr,9Rrと後側のスロットル弁14La,14Ra間を結ぶ吸気管13Lr,13Rrの有効管長との均等化を図り,各吸気管13Lf,13Lr;13Rf,13Rrにおける吸気の慣性効果や脈動効果を等しくさせて,各シリンダ8Lf,8Lr;8Rf,8Rrへの充填効率を効果的に高め,機関出力の向上を図ることができる。また上記構成では,エアクリーナ10に近い後側の弁軸15La,15Raと,エアクリーナ10に遠い前側の弁軸15Lb,15Rbとの平行配置が可能となる。
【0040】
最後に,図4に示す本発明の第3実施例について説明する。
【0041】
この第3実施例は,スロットル弁14La,14Lb;14Ra,14Rbの弁軸15La,15Lb;15Ra,15Rbの配置において図3の第2実施例と相違するので,その相違点のみについて以下に説明する。即ち,第1バンク7L側で前後に配置されるスロットル弁14La,14Lbの弁軸15La,15Lbが同軸状に相互に連結される。図示例では長い共通1本の弁軸によって構成され,その一端には,操作ワイヤ17Lが接続されるスロットルドラム16Lが固着される。
【0042】
また第2バンク7R側で前後に配置されるスロットル弁14Ra,14Rbの弁軸15Ra,15Rbが同軸状に相互に連結される。図示例では長い共通1本の弁軸によって構成され,その一端には,操作ワイヤ17Rが接続されるスロットルドラム16Rが固着される。
【0043】
このような構成の結果,第1バンク7L側のスロットル弁14La,14Lbの弁軸15La,15Lbと,第2バンク7R側のスロットル弁14Ra,14Rbの弁軸15Ra,15Rbとは,平面視でハの字状に配置されることになる。上記両操作ワイヤ17L,17Rは,図示しない共通のスロットル操作部材に接続され,同時に操作されるようになっている。尚,左右の弁軸15La,15Lb及び15Ra,15Rbをフレキシブルジョイントを介して相互に連結すれば,その操作系を一方の弁軸15La,15Lb又は15Ra,15Rbに設けるだけで足りる。
【0044】
上記構成によれば,第1バンク7L側のスロットル弁14La,14Lbの弁軸15La,15Lbと,第2バンク7R側のスロットル弁14Ra,14Rbの弁軸15Ra,15Rbとの互換性を図ることができる。またスロットル弁14La,14Lb;14Ra,14Rbの配置は第2実施例と同様であるから,第2実施例と同様の作用効果を発揮することができる。
【0045】
尚,図4中,前記第2実施例との対応部分には同一の参照符号を付す。
【0046】
ところで,上記各実施例の内燃機関Eが,図5で示すように,飛行機150に搭載される場合には,機体151の前部に取付けられるカウル152内に,クランク軸1の軸線を前後方向に沿わせるようにして内燃機関Eが収容され,カウル152内に配置される支持フレーム153に内燃機関Eが弾性的に支持される。
【0047】
カウル152の前方には,複数枚のプロペラ154…を有するスピナー155配置されており,内燃機関Eのクランク軸1がスピナー155に同軸に結合される。
【0048】
図6を併せて参照して,内燃機関Eの左右バンク7L,7Rの上面から突出する吸気管13Lf,13Lf;13Rf,13Rfは後方に延出し,そして内燃機関Eの後方に配設されたエアクリーナ10に接続される。エアクリーナ10の下部には,内燃機関Eの下方を前方側に延びる吸い込み管158が接続されており,該吸い込み管158の前端は,カウル152の前端下部に設けられるスクリーン159に臨んで開口する。
【0049】
内燃機関Eの下部の左右両側にはラジエータ160,160が配置される。これらのラジエータ160,160は,前上がりに延びる一対の第1エアダクト161,161内に収納され,両第1エアダクト161,161の下端はカウル152内で斜め後方に向けて開口する。また両第1エアダクト161,161の上端には,第2エアダクト162が共通に接続される。この第2エアダクト162は,前記スクリーン159に臨んだ空気取入れ口163を前端中央部に有して内燃機関Eの前部の下方で左右に延びる共通ダクト部162aと,該共通ダクト部162aの左右両端部から後ろ上がりに延びて前記第1エアダクト161,161の上端に接続される一対の分岐ダクト部162b,162bとを備える。
【0050】
すなわち,内燃機関Eの下部の左右両側に配置されるラジエータ160,160は,カウル152の前端のスクリーン159から空気取入れ口163にプロペラ154…から圧送された空気が,第2エアダクト162から左右の第1エアダクト161,161に分かれて流通することにより冷却される。
【0051】
支持フレーム153は,たとえば複数のパイプ部材を組み合わせて,前記内燃機関Eを後方から抱持するように形成される。一方,内燃機関Eのクランクケース6における後部のたとえば4箇所には,後方側に向かうにつれて相互間の距離が大となるように傾斜した取付け腕164,164…が,たとえばクランク軸1の軸線に直交する平面内において該軸線を中心とした仮想直角四辺形の各角部に位置するようにして設けられており,それらの取付け腕164,164…が,弾性マウント165,165…を介して支持フレーム153に取付けられる。
【0052】
図7を併せて参照して,弾性マウント165は,円筒状のカラー166と,該カラー166を同軸に囲繞するとともに支持フレーム153に固着される円筒状の支持筒167と,内,外周をカラー166の外周および支持筒167の内周に焼き付けてカラー166および支持筒167間に介装されるマウントゴム168とから成り,カラー166の両端は支持筒167の両端から突出する。
【0053】
一端を取付け腕164に当接せしめたカラー166の他端には,押さえ板169が当接される。而して,押さえ板169の外面に係合する拡径頭部170aを有して押さえ板169およびカラー166に挿通されるボルト170が,内燃機関Eの取付け腕164に螺合され,ボルト170を締付けることにより,取付け腕164すなわち内燃機関Eが支持フレーム153に弾性的に取付けられることになる。
【0054】
本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨の範囲を逸脱することなく種々の設計変更が可能である。例えば,本発明の水平対向型内燃機関は,6気筒あるいはそれ以上の気筒を持つ内燃機関にも適用可能であり,さらにクランク軸を車両の中心線に沿って配置することにより,自動車用のみなず,自動二輪車用としても有効に使用することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば,クランク軸を支承するクランクケースの左右両側に,クランク軸挟んで互いに水平方向で対向する第1バンク及び第2バンクを連設した水平対向型内燃機関において,第1及び第2バンクの頭部に第1及び第2吸気ポートを形成する一方,クランクケースの後方に,クランク軸の後端に水平方向で隣接するエアクリーナを,その上端部をクランクケースの上面より高く突出させて配設すると共に,このエアクリーナの前記上端部の前壁に,第1及び第2吸気ポートに対応する第1及び第2吸気分配口を水平方向に配列して設け,第1及び第2吸気ポートと第1及び第2吸気分配口とを,クランクケースの上面に沿って配設される第1及び第2吸気管を介してそれぞれ個別に接続し,これら第1及び第2吸気管の各上流部に,各吸気管内の吸気量を制御するスロットル弁を設けたので,各シリンダ間の吸気干渉を防ぎつゝ,充填効率を高め,機関の出力性能の向上を図ることができる。しかもクランク軸の後端に水平方向で隣接して配設されるエアクリーナや,クランクケースの上面に沿って配設される第1及び第2吸気管は,機関の全高に大きな影響を及ぼすことがないので,機関の全高を低くし得るという水平対向型内燃機関の本来のメリットを確保することができる。
【0056】
また本発明の第2の特徴によれば,第1及び第2バンクが複数の第1及び第2シリンダと,それら第1及び第2シリンダに対応する複数の第1及び第2吸気ポートとを備え,それら第1及び第2吸気ポートに対応してエアクリーナに設けられる複数の第1及び第2吸気分配口を,クランク軸の近傍でそれと平行する中心線に関して対称的に配置し,エアクリーナに近い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に近い内側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,エアクリーナに遠い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に遠い外側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,これら第1及び第2吸気管の上流部に設けられるスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結したので,各バンクにおいて,前後の吸気ポートとエアクリーナとの各間の距離が相違するにも拘らず,第1吸気管同士,並びに第2吸気管同士の有効管長の均等化を図り,各吸気管で吸気の慣性効果や脈動効果を等しく発揮させて,各シリンダの充填効率を効果的に高め,出力性能の更なる向上を図ることができる。
【0057】
さらに本発明の第3の特徴によれば,第1及び第2バンクが複数の第1及び第2シリンダと,それら第1及び第2シリンダに対応する複数の第1及び第2吸気ポートとを備え,それら第1及び第2吸気ポートに対応してエアクリーナに設けられる複数の第1及び第2吸気分配口を,クランク軸の近傍でそれと平行する中心線に関して対称的に配置し,エアクリーナに近い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に遠い外側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,エアクリーナに遠い第1及び第2吸気ポートと,前記中心線に近い内側の第1及び第2吸気分配口とを第1及び第2吸気管を介してそれぞれ接続し,外側の第1及び第2吸気分配口に接続した第1及び第2吸気管の上流部に設けられるスロットル弁を,内側の第1及び第2吸気分配口に接続した第1及び第2吸気管の上流部に設けられるスロットル弁よりもエアクリーナ寄りに配置したので,この場合も第1吸気管同士,並びに第2吸気管同士の有効管長の均等化を図り,各吸気管で吸気の慣性効果や脈動効果を等しく発揮させて,各シリンダの充填効率を効果的に高め,出力性能の更なる向上を図ることができる。
【0058】
さらにまた本発明の第の特徴によれば,エアクリーナに近いスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結し,またエアクリーナに遠いスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結したので,エアクリーナに近いスロットル弁の弁軸と,エアクリーナに遠いスロットル弁の弁軸との平行配置が可能となる。
【0059】
さらにまた本発明の第の特徴によれば,第1吸気管のスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結し,また第2吸気管のスロットル弁の弁軸を相互に同軸状に連結したので,第1吸気管のスロットル弁の弁軸と,第2吸気管のスロットル弁の弁軸との互換性を図ることができる。
【0060】
さらにまた本発明の第6の特徴によれば,第1バンクを第2バンクに対してクランク軸の軸線に沿ってエアクリーナと反対側にオフセットすると共に,前記中心線をクランク軸の軸線から第1バンク側にオフセットしたので,第1及び第2バンク相互のオフセットによる第1吸気管と第2吸気管との管長差を少なくし,それらの有効管長の均等化に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の第1実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図,図2は同内燃機関の側面図,図3は本発明の第2実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図,図4は本発明の第3実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図である。
【図1】 本発明の第1実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図。
【図2】 同内燃機関の側面図。
【図3】 本発明の第2実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図。
【図4】 本発明の第3実施例に係る吸気装置を備えた水平対向型内燃機関の平面図。
【図5】 上記各実施例の内燃機関を飛行機に搭載した場合の側面図。
【図6】 図5の6−6線断面図。
【図7】 図5の7−7線拡大断面図。
【符号の説明】
A・・・・・・クランク軸の軸線
E・・・・・・内燃機関
Y・・・・・・第1及び第2吸気分配口間の中心線
1・・・・・・クランク軸
6・・・・・・クランクケース
7L・・・・・第1バンク
7R・・・・・第2バンク
8Lf,8Lr・・・第1シリンダ
8Rf,8Rr・・・第2シリンダ
9Lf,9Lr・・・第1吸気ポート
9Rf,9Rr・・・第2吸気ポート
10・・・・・エアクリーナ
11・・・・・空気入口
12La,12Lb・・・第1吸気分配口
12Ra,12Rb・・・第2吸気分配口
13Lf,13Lr・・・第1吸気管
13Rf,13Rr・・・第2吸気管
14La,14Lb,14Ra,14Rb・・・スロットル弁
15La,15Lb,15Ra,15Rb・・・弁軸
8Rf,8Rr・・・第2シリンダ
150・・・・飛行機
152・・・・カウル
151・・・・機体

Claims (8)

  1. クランク軸(1)を支承するクランクケース(6)の左右両側に,クランク軸(1)挟んで互いに水平方向で対向する第1バンク(7L)及び第2バンク(7R)を連設した水平対向型内燃機関において,
    第1及び第2バンク(7L,7R)の頭部に第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Lr;9Rf,9Rr)を形成する一方,クランクケース(6)の後方に,クランク軸(1)の後端に水平方向で隣接するエアクリーナ(10)を,その上端部をクランクケース(6)の上面より高く突出させて配設すると共に,このエアクリーナ(10)の前記上端部の前壁に,第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Lr;9Rf,9Rr)に対応する第1及び第2吸気分配口(12La,12Lb;12Ra,12Rb)を水平方向に配列して設け,第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Lr;9Rf,9Rr)と第1及び第2吸気分配口(12La,12Lb;12Ra,12Rb)とを,クランクケース(6)の上面に沿って配設される第1及び第2吸気管(13Lf,13Lr;13Lf,13Rr)を介してそれぞれ個別に接続し,これら第1及び第2吸気管(13Lf,13Lr;13Lf,13Rr)の各上流部に,各吸気管(13Lf,13Lr;13Lf,13Rr)内の吸気量を制御するスロットル弁(14La,14Lb;14Ra,14Rb)を設けたことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
  2. 請求項1記載の水平対向型内燃機関の吸気装置において,
    第1及び第2バンク(7L,7R)が複数の第1及び第2シリンダ(8Lf,8Lr;8Rf,8Rr)と,それら第1及び第2シリンダ(8Lf,8Lr;8Rf,8Rr)に対応する複数の第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Lr;9Rf,9Rr)とを備え,それら第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Lr;9Rf,9Rr)に対応してエアクリーナ(10)に設けられる複数の第1及び第2吸気分配口(12La,12Lb;12Ra,12Rb)を,クランク軸(1)の近傍でそれと平行する中心線(Y)に関して対称的に配置し,エアクリーナ(10)に近い第1及び第2吸気ポート(9Lr,9Rr)と,前記中心線(Y)に近い内側の第1及び第2吸気分配口(12Lb,12Rb)とを第1及び第2吸気管(13Lr,13Rr)を介してそれぞれ接続し,エアクリーナ(10)に遠い第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Rf)と,前記中心線(Y)に遠い外側の第1及び第2吸気分配口(12La,12Ra)とを第1及び第2吸気管(13Lf,13Rf)を介してそれぞれ接続し,これら第1及び第2吸気管(13Lf,13Lr;13Rf,13Rr)の上流部に設けられるスロットル弁(14La,14Lb;14Ra,14Rb)の弁軸(15La,15Lb;15Ra,15Rb)を相互に同軸状に連結したことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
  3. 請求項1記載の水平対向型内燃機関の吸気装置において,
    第1及び第2バンク(7L,7R)が複数の第1及び第2シリンダ(8Lf,8Lr;8Rf,8Rr)と,それら第1及び第2シリンダ(8Lf,8Lr;8Rf,8Rr)に対応する複数の第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Lr;9Rf,9Rr)とを備え,それら第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Lr;9Rf,9Rr)に対応してエアクリーナ(10)に設けられる複数の第1及び第2吸気分配口(12La,12Lb;12Ra,12Rb)を,クランク軸(1)の近傍でそれと平行する中心線(Y)に関して対称的に配置し,エアクリーナ(10)に近い第1及び第2吸気ポート(9Lr,9Rr)と,前記中心線(Y)に遠い外側の第1及び第2吸気分配口(12La,12Ra)とを第1及び第2吸気管(13Lr,13Rr)を介してそれぞれ接続し,エアクリーナ(10)に遠い第1及び第2吸気ポート(9Lf,9Rf)と,前記中心線(Y)に近い内側の第1及び第2吸気分配口(12Lb,12Rb)とを第1及び第2吸気管(13Lf,13Rf)を介してそれぞれ接続し,外側の第1及び第2吸気分配口(12La,12Ra)に接続した第1及び第2吸気管(13Lr,13Rr)の上流部に設けられるスロットル弁(14La,14Ra)を,内側の第1及び第2吸気分配口(12Lb,12Rb)に接続した第1及び第2吸気管(13Lf,13Rf)の上流部に設けられるスロットル弁(14Lb,14Rb)よりもエアクリーナ(10)寄りに配置したことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
  4. 請求項3記載の水平対向型内燃機関の吸気装置において,
    エアクリーナ(10)に近いスロットル弁(14La,14Ra)の弁軸(15La,15Ra)を相互に同軸状に連結し,またエアクリーナ(10)に遠いスロットル弁(14Lb,14Rb)の弁軸(15Lb,15Rb)を相互に同軸状に連結したことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
  5. 請求項3記載の水平対向型内燃機関の吸気装置において,
    第1吸気管(13Lf,13Lr)のスロットル弁(14La,14Lb)の弁軸(15La,15Lb)を相互に同軸状に連結し,また第2吸気管(13Rf,13Rr)のスロットル弁(14Ra,1RLb)の弁軸(15Ra,15Rb)を相互に同軸状に連結したことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の水平対向型内燃機関の吸気装置において,
    第1バンク(7L)を第2バンク(7R)に対してクランク軸(1)の軸線(A)に沿ってエアクリーナ(10)と反対側にオフセット(S)すると共に,前記中心線(Y)をクランク軸(1)の軸線(A)から第1バンク(7L)側にオフセット(L)したことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の水平対向型内燃機関の吸気装置において,
    クランクケース(6)の上面に沿って配設される第1及び第2吸気管(13Lf,13L)と,クランクケース(6)の後方に配設されるエアクリーナ(10)とを,それらの上面に沿わせたカウル(152)で覆うと共に,エアクリーナ(10)の底壁に空気入口(11)を設けたことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
  8. 請求項7に記載の水平対向型内燃機関の吸気装置において,
    飛行機(150)の機体(151)の前部に支持フレーム(153)を介して内燃機関(E)を支持すると共に,カウル(152)を,飛行機の機体151の前部に取付けられて内燃機関(E)及び支持フレーム(153)を収容するように構成し,支持フレーム(153)内にエアクリーナ(10)を配設したことを特徴とする,水平対向型内燃機関の吸気装置。
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