JP3835125B2 - ジハロプロペン化合物、その用途およびその製造中間体 - Google Patents

ジハロプロペン化合物、その用途およびその製造中間体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ジハロプロペン化合物、その用途およびその製造中間体に関する。
【従来の技術】
これまで、ある種のプロペン化合物が殺虫剤の有効成分として使用し得ることが、たとえば、特開昭 48-86835 号公報や特開昭 49-1526号公報に記載されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの化合物は殺虫効力等の点で殺虫、殺ダニ剤の有効成分として必ずしも常に充分なものであるとは言えない。
【0002】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の状況に鑑み、優れた殺虫、殺ダニ効力を有する化合物を見出すべく鋭意検討を重ねた結果、下記一般式 化3で示されるジハロプロペン化合物が優れた殺虫、殺ダニ活性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一般式 化3
【化3】
Figure 0003835125
〔式中、Zは酸素原子、硫黄原子またはNR4 基(ここで、R4 は水素原子または炭素数1から3のアルキル基を表わす。)を表し、Yは酸素原子、硫黄原子またはNH基を表し、Xは、それぞれ独立して、塩素原子または臭素原子を表し、R2 、R3 及びR10はそれぞれ独立してハロゲン原子、炭素数1から3のハロアルキル基または炭素数1から3のアルキル基を表し、tは0から2の整数を表し、R1 は一般式 化4
【化4】
Figure 0003835125
(式中、Aは置換されてもよい複素環基を表す。但し、Aが、置換されてもよい、酸素原子を2個含んだベンゼン環との縮合複素環基のとき、Aは置換されてもよい1,3−ベンズジオキソラン−2−イル基または置換されてもよい1,4−ベンズジオキサン−2−イル基を表す。Bは、酸素原子、S(O)q基、NR9 基、C(=G1 )G2 基またはG1 C(=G2 )基を表し、qは0から2の整数を表し、R9 は水素原子、アセチル基または炭素数1から3のアルキル基を表し、G1 およびG2 はそれぞれ独立して酸素原子または硫黄原子を表わし、R5 、R6 、R7 、R11及びR12はそれぞれ独立して、水素原子、炭素数1から3のアルキル基またはトリフルオロメチル基を表し、R13及びR14は、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1から3のアルキル基、トリフルオロメチル基またはハロゲン原子を表わし、pは0から6の整数を表し、sは1から6の整数を表す。)で示されるQ1 、Q2 、Q3 、Q4 、Q5 、Q6 またはQ7 を表わす。〕で示されるジハロプロペン化合物(以下、本発明化合物と称す。)およびそれを有効成分として含有することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤を提供する。
【0003】
さらに本発明は、本発明化合物の一部を製造する上で中間体として有用な、3,5−ジクロロ−4−(2−(2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−4−イル)エトキシ)フェノールであるフェノール系化合物、
ならびに、一般式 〔I〕
Figure 0003835125
〔式中、R5 、R6 及びR7 はそれぞれ独立して水素原子、炭素数1から3のアルキル基またはトリフルオロメチル基を表し、R15はハロゲン原子、炭素数1から3のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から3のアルコキシ基または炭素数1から3のハロアルコキシ基を表し、R2 、R3 およびR10は、それぞれ独立してハロゲン原子、炭素数1から3のアルキル基または炭素数1から3のハロアルキル基を表し、tは0から2の整数を表し、uは1から4の整数を表し、wは1から4の整数を表し、B1 は酸素原子、S(O)q またはNR9 を表し、R9 は水素原子、アセチル基または炭素数1から3のアルキル基を表し、qは0から2の整数を表す。〕
で示される化合物、および、一般式〔I〕の化合物の中でも、tが0である化合物;B1 が酸素原子である化合物;R5 、R6 およびR7 が水素原子であり、R2 およびR3 がそれぞれ独立してハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基であり、wが2または3である化合物、
ならびに、2−(3−メタンスルホニルオキシプロピルオキシ)−5−トリフルオロメチルピリジンであるピリジン化合物をも提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】
本発明化合物および/または一般式〔I〕で示される中間体化合物において、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、R9 、R10、R11、R12、R13およびR14で表わされる、炭素数1から3のアルキル基とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基またはイソプロピル基等であり、R13およびR14で表わされるハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子であり、Aで示される置換されてもよい複素環基における複素環とは、たとえば、イソオキサゾール、イソチアゾール、チアゾール、1,3,4−チアヂアゾール、ピロール、フラン、チオフェン、ピラゾール、イミダゾール、1,2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,3,4−テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン、1,2,4−トリアジン、1,3,5−トリアジン、インドール、ベンゾフラン、チアナフタレン、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾトリアゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾチアゾール、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、キナゾール、ピペリジン、ピペラジン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ピラゾリン、フタルイミド、ジオキサン、ジオキソラン、ベンズジオキソラン等であり、
【0005】
Aで示される置換されてもよい複素環基における置換基としては(R8 r {ここで、R8 は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数1から3のハロアルコキシ基、炭素数1から3のアルキルチオ基、炭素数1から3のハロアルキルチオ基、炭素数1から2のアルキルスルフィニル基、炭素数1から2のアルキルスルホニル基、炭素数1から2のハロアルキルスルフィニル基、炭素数1から2のハロアルキルスルホニル基、炭素数2から4のアルケニル基、炭素数2から4のハロアルケニル基、炭素数2から4のアルキニル基、炭素数2から4のハロアルキニル基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセトアミド基、アセチル基、ハロアセチル基、ホルミル基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、炭素数3から6のシクロアルキル基、(炭素数1から2のアルキル)アミノカルボニル基または〔ジ(炭素数1から2のアルキル)アミノ〕カルボニル基を表わすか、あるいは、各々、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキシ基で置換されてもよい、フェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基またはピリジルオキシ基を表わす。rは0から7の整数を表わす。〕}があげられ、
8 で表わされる、ならびに、R8 における、ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等であり、
8 で示される、ならびに、R8 における、炭素数1から4のアルキル基とは、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec −ブチル基またはtert−ブチル基であり、
8 で示される、ならびに、R8 における、炭素数1から3のハロアルキル基とは、たとえば、トリフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、1−フルオロエチル基、1−クロロエチル基、1−ブロモエチル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、1−フルオロプロピル基、2−クロロプロピル基、3−ブロモプロピル基等であり、
8 で表わされる、ならびに、R8 における、炭素数1から4のアルコキシ基とは、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec −ブトキシ基、イソブトキシ基またはtert−ブトキシ基であり、R8 で表わされる、ならびに、R8 における、炭素数1から3のハロアルコキシ基とは、たとえば、トリフルオロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2−ブロモエトキシ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、2−ブロモ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ基、1,2,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ基、3−フルオロプロポキシ基、3−クロロプロポキシ基、3−ブロモプロポキシ基、2,2,3,3,3,−ペンタフルオロプロポキシ基、3,3,3−トリフルオロプロポキシ基、1,1,2,2,2−ペンタフルオロエトキシ基等であり、
8 で表わされる炭素数1から3のアルキルチオ基とは、メチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基またはイソプロピルチオ基であり、
8 で表わされる炭素数1から3のハロアルキルチオ基とは、たとえば、トリフルオロメチルチオ基、ジフルオロメチルチオ基、ブロモジフルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチルチオ基、2−ブロモ−1,1,2−トリフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、2−クロロエチルチオ基、2−フルオロエチルチオ基、2−ブロモ−エチルチオ基、3−フルオロプロピルチオ基、3−クロロプロピルチオ基、(3−ブロモプロピル)チオ基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルチオ基、3,3,3−トリフルオロプロピルチオ基等であり、
【0006】
8 で表わされる炭素数1から2のアルキルスルフィニル基とは、メチルスルフィニル基またはエチルスルフィニル基であり、
8 で表わされる炭素数1から2のアルキルスルホニル基とは、メチルスルホニル基またはエチルスルホニル基であり、
8 で表わされる炭素数1から2のハロアルキルスルフィニル基とは、たとえば、トリフルオロメチルスルフィニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル基、パーフルオロエチルスルフィニル基等であり、
8 で表わされる炭素数1から2のハロアルキルスルホニル基とは、たとえば、トリフルオロメチルスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基、パーフルオロエチルスルホニル基等であり、
8 で表わされる炭素数2から4のアルケニル基とは、たとえば、ビニル基、イソプロペニル基、1−プロペニル基、2−エチル−1−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基、アリル基、2−メチルプロペニル基、2−ブテニル基等であり、
8 で表わされる炭素数2から4のハロアルケニル基とは、たとえば、2,2−ジクロロエテニル、2,2−ジブロモエテニル基、3,3−ジクロロアリル基、3,3−ジブロモアリル基、2,3−ジクロロアリル基、2,3−ジブロモアリル基、2−クロロ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−ブテニル基等であり、
8 で表わされる炭素数2から4のアルキニル基とは、たとえば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基等であり、
8 で表わされる炭素数2から4のハロアルキニル基とは、たとえば、クロロエチニル基、ブロモエチニル基、ヨードエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基、3−ヨード−2−プロピニル基、1−メチル−3−クロロ−2−プロピニル基、1−メチル−3−ブロモ−2−プロピニル基、1−メチル−3−ヨード−2−プロピニル基等であり、
8 で表わされるハロアセチル基とは、たとえばトリフルオロメチルアセチル基、トリクロロアセチル基等であり、
【0007】
8 で表わされる炭素数3から6のシクロアルキル基とは、たとえば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等であり、R8 で表わされる炭素数5から6のシクロアルケニル基とは、たとえば、1−シクロペンテニル基、2−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基等であり、
8 で表わされる(炭素数1から2のアルキル)アミノカルボニル基とは、メチルアミノカルボニル基またはエチルアミノカルボニル基であり、
8 で表わされる〔ジ(炭素数1から2のアルキル)アミノ〕カルボニル基とは、ジメチルアミノカルボニル基、N−メチル−N−エチルアミノカルボニル基、ジエチルアミノカルボニル基等である。
【0008】
本発明化合物において、Aの好ましい態様としては、
〔Aは酸素原子、イオウ原子または窒素原子を少なくとも1ケ含む、(R8 r で置換されてもよい複素6員環基を表すか、あるいは、酸素原子、イオウ原子または窒素原子を少なくとも1ケ含む、(R8 r で置換されていてもよい複素5員環式基を表わす。
ここで、R8 は、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基、炭素数1から3のハロアルコキシ基、炭素数1から3のアルキルチオ基、炭素数1から3のハロアルキルチオ基、炭素数1から2のアルキルスルフィニル基、炭素数1から2のアルキルスルホニル基、炭素数1から2のハロアルキルスルフィニル基、炭素数1から2のハロアルキルスルホニル基、炭素数2から4のアルケニル基、炭素数2から4のハロアルケニル基、炭素数2から4のアルキニル基、炭素数2から4のハロアルキニル基、アミノ基、ジメチルアミノ基、アセトアミド基、アセチル基、ハロアセチル基、ホルミル基、カルボキシル基、メトキシカルボニル基、炭素数3から6のシクロアルキル基、(炭素数1から2のアルキル)アミノカルボニル基または〔ジ(炭素数1から2のアルキル)アミノ〕カルボニル基を表わすか、あるいは、各々、ハロゲン原子、炭素数1から4のアルキル基、炭素数1から3のハロアルキル基、炭素数1から4のアルコキシ基もしくは炭素数1から3のハロアルコキシ基で置換されてもよい、フェニル基、ベンジル基、フェノキシ基、ベンジルオキシ基またはピリジルオキシ基を表わす。rは0から7の整数を表わす。〕
であるジハロプロペン化合物;
【0009】
Aが、各々、(R8 )rで置換されてもよい、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−フラニル基、3−フラニル基、5−(1,3−チアゾール)基、N−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ)ピリジン基、1,3−ジオキソラニル基、1,4−ベンズオキサニル、2−ピラジル基、2−ベンズチアゾリル基、2−ベンズオキサゾリル基、2−ベンズイミダゾリル基、2−キノキサリニル基、N−ベンズイミダゾリル基、2−キノリル基、3−キノリル基またはN−フタルイミド基であるジハロプロペン化合物;
2 及びR3 がそれぞれ独立してハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基であり、かつ、t=0であるジハロプロペン化合物;
2 及びR3 がそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、メチル基、エチル基またはイソプロピル基であり、かつ、t=0であるジハロプロペン化合物;
2 及びR3 が共に塩素原子であり、かつ、t=0であるジハロプロペン化合物;
2 が塩素原子、R3 がメチル基であり、かつ、t=0であるジハロプロペン化合物;
2 がエチル基、R3 がメチル基であり、かつ、t=0であるジハロプロペン化合物;
2 及びR3 が共に臭素原子であり、かつ、t=0であるジハロプロペン化合物;
2 及びR3 が共にエチル基であり、かつ、t=0であるジハロプロペン化合物;
2 及びR3 がそれぞれ独立してハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基であり、かつ、tが1または2であり、かつ、R10が、ハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基であるジハロプロペン化合物;
2 及びR3 がそれぞれ独立してハロゲン原子または炭素数1から3のアルキル基であり、かつ、tが1または2であり、かつ、R10がハロゲン原子であるジハロプロペン化合物;
Y及びZが共に酸素原子であるジハロプロペン化合物;
【0010】
1 がQ1 であり、かつ、pが1から6であり、かつ、Aが、各々、(R8 )rで置換されてもよい、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−フラニル基、3−フラニル基、5−(1,3−チアゾール)基、N−(1,2−ジヒドロ−2−オキソ)ピリジン基、1,3−ジオキソラニル基またはN−フタルイミド基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ1 であり、かつ、pが1から6であり、かつR5 、R6 及びR7 が水素原子であり、Aが(R8 )rで置換されてもよい1,3−ジオキソラニル基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ1 であり、かつ、pが1から4であり、かつ、R5 、R6 及びR7 が水素原子であり、Aが(R8 )rが置換されてもよい1,3−ジオキソラニル基である、ジハロプロペン化合物;
1 がQ1 であり、かつ、p=0であり、かつAが、各々、(R8 )rで置換されてもよい、2−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−フラニル基、3−フラニル基、5−(1,3−チアゾール)基、1,3−ジオキソラニル基または1,4−ベンズジオキソラニル基である、ジハロプロペン化合物;
【0011】
1 がQ2 であるジハロプロペン化合物;
1 がQ2 であり、かつ、Aが、各々、(R8 )rで置換されてもよい、2−ピリジル基、3−ピリジル基、4−ピリジル基、2−チエニル基、3−チエニル基、2−フラニル基、3−フラニル基、5−(1,3−チアゾール)基、2−ピラジル基、2−ベンズチアゾリル基、2−ベンズオキサゾリル基、2−ベンズイミダゾリル基、2−キノキサリニル基、N−ベンズイミダゾリル基、2−キノリル基または3−キノリル基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ2 であり、かつ、pが1から4であり、A1 が(R8 )rで置換されてもよい2−ピリジル基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ2 であり、かつ、pが1から4であり、かつ、R5 、R6 及びR7 が水素原子であり、Aが(R8 )rで置換されてもよい2−ピリジル基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ2 であり、かつ、pが1から4であり、かつ、R5 、R6 及びR7 が水素原子であり、Aが、(R8 )rで置換されてもよい2−ピリジル基であり、R8 がハロゲン原子または炭素数1から3のハロアルキル基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ2 であり、かつ、pが2から3であり、かつ、R5 、R6 及びR7 が水素原子であり、Aが(R8 )rで置換されてもよい2−ピリジル基であり、R8 がハロゲン原子または炭素数1から3のハロアルキル基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ2 であり、かつ、pが2から3であり、かつ、R5 、R6 及びR7 が水素原子であり、Aが(R8 )rで置換されてもよい2−ピリジル基であり、R8 がハロゲン原子またはトリフルオロメチル基であるジハロプロペン化合物;
1 がQ2 であり、かつ、pが2から3であり、かつ、R5 、R6 及びR7 が水素原子であり、かつ、Bが酸素原子であり、Aが(R8 )rで置換されてもよい2−ピリジル基であり、R8 がハロゲン原子またはトリフルオロメチル基であるジハロプロペン化合物があげられる。
本発明化合物のうち、特に好ましい化合物として、
(36)3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
(47)3−エチル−5−メチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
(49)3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン
があげられる。(番号は、後記の本発明化合物番号を示す。)
【0012】
本発明化合物は、たとえば以下の方法により製造することができる。
(製造法A)
一般式 化5
【化5】
Figure 0003835125
〔式中、R1 、R2 、R3 、R10、t、YおよびZは前記と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物と一般式 化6
【化6】
L−CH2 CH=CX2
〔式中、Xは前記と同じ意味を表わし、Lはハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)、メシルオキシ基またはトシルオキシ基を表わす。〕で示される化合物とを反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当な塩基の存在下、不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジアルキル(例えばC1 −C4 )エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等)等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、スルホラン、アセトニトリル、ニトロメタン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素類または水等をあげることができる。必要に応じて、これらの溶媒の混合溶媒も使用することできる。
使用される塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸化物、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属水素化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド(例えば、C1 −C4 )、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等があげられる。また必要に応じて、反応系にアンモニウム塩(例えば、トリエチルベンゼンアンモニウムクロライド等)等の触媒を一般式 化5で示される化合物1モルに対し、0.01〜1モルの割合添加してもよい。 反応温度は、通常、−20℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲をとることができるが、−5℃から反応に使用する溶媒の沸点または100℃までの温度がより望ましい。
反応に供する原料および塩基のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0013】
(製造法B)(本発明化合物においてY=Oのとき)
前記一般式 化5で示される化合物と一般式 化7
【化7】
HO−CH2 CH=CX2
〔式中、Xは前記と同じ意味を表わす。〕
で示されるアルコール化合物とを反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当な脱水剤の存在下、必要に応じて不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される脱水剤としては、たとえば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジアルキル(例えば、C1 −C4 )アゾジカルボキシレート(ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート等)−トリアルキル(ex.C1 −C20)ホスフィンまたはトリアリールホスフィン(トリフェニルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリブチルホスフィン等)系等をあげることができる。
使用される溶媒としては、たとえばベンゼン、キシレン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類または四塩化炭素、ジクロロメタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類等をあげることができる。
反応温度は、−20℃から200℃または反応に使用する溶媒の沸点の範囲をとることができる。
反応に供する原料および脱水剤のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0014】
(製造法C)(本発明化合物においてY=Oのとき)
一般式 化8
【化8】
Figure 0003835125
〔式中、R1 、R2 、R3 、R10、tおよびZは前記と同じ意味を表わす。〕
で示されるアルデヒド化合物を四塩化炭素または四臭化炭素と反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当なトリアルキルホスフィンまたはトリアリールホスフィン存在下、必要に応じて金属亜鉛の存在下に、不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される溶媒としては、たとえば、ベンゼン、キシレン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類(四臭化炭素および四塩化炭素を除く。)をあげることができる。
反応温度は、−30℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲をとることができる。
反応に供するトリアルキル(ex.C1 〜C20)ホスフィンまたはトリアリールホスフィンとは、たとえば、トリフェニルホスフィンやトリオクチルホスフィンをあげることができ、必要に応じて用いられる金属亜鉛はダスト状が好ましい。
反応に供する原料および試剤のモル比は任意に設定できるが、一般式 化8のアルデヒド化合物1モルに対して、四臭化(四塩化)炭素は2モルの割合、トリアルキルホスフィンまたはトリアリルホスフィンは2または4モルの割合(亜鉛を用いるときは2モル)および亜鉛は2モルの割合が好ましく、またはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作により、さらに精製することもできる。
【0015】
(製造法D)(本発明化合物においてY=Z=Oのとき)
一般式 化9
【化9】
Figure 0003835125
〔式中、R2 、R3 、R10、tおよびXは前記と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物と一般式 化10
【化10】
1 −L
〔式中、R1 およびLは前記と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物とを反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当な塩基の存在下、不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジアルキル(例えばC1 −C4 )エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等)等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、スルホラン、アセトニトリル、ニトロメタン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素類または水等をあげることができる。必要に応じて、これらの溶媒の混合溶媒も使用することができる。
使用される塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸化物、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属水素化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド(例えば、C1 −C4 )、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等があげられる。また必要に応じて、反応系にアンモニウム塩(例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド等)等の触媒を一般式 化9で示される化合物1モルに対し、0.01〜1モルの割合添加してもよい。 反応温度は、通常、−20℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲をとることができるが、−5℃から反応に使用する溶媒の沸点または100℃までの温度がより望ましい。
反応に供する原料および塩基のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0016】
(製造法E)(本発明化合物においてY=Z=Oのとき)
前記一般式 化9で示される化合物と一般式 化11
【化11】
1 −OH
〔式中、R1 は前記と同じ意味を表わす。〕
で示されるアルコール化合物とを反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当な脱水剤の存在下、必要に応じて不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される脱水剤としては、たとえば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジアルキル(例えば、C1 −C4 )アゾジカルボキシレート(ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート等)−トリアルキル(ex.C1 −C20)ホスフィンまたはトリアリールホスフィン(トリフェニルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリブチルホスフィン等)系等をあげることができる。
使用される溶媒としては、たとえばベンゼン、キシレン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類または四塩化炭素、ジクロロメタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類をあげることができる。
反応温度は、−20℃から200℃または反応に使用する溶媒の沸点の範囲をとることができる。
反応に供する原料および脱水剤のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、必要に応じて反応溶媒を留去した後、有機溶媒抽出、濾過、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0017】
(製造法F){本発明化合物においてY=Z=Oであり、R1 =Q2 またはQ3 であり、かつB=B1 (ここでB1 は、酸素原子、硫黄原子またはNR9 を表わし、R9 は前記と同じ意味を表わす。)のとき}
一般式 化12
【化12】
Figure 0003835125
〔式中、B1 、R2 、R3 、R5 、R6 、R7 、R10、p、tおよびXは前記と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物と一般式 化13
【化13】
Figure 0003835125
〔式中、A、R11、R12、Lおよびsは前記と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物とを反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当な塩基の存在下、不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジアルキル(例えばC1 −C4 )エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等)等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、スルホラン、アセトニトリル、ニトロメタン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素類または水等をあげることができる。必要に応じて、これらの溶媒の混合溶媒も使用することができる。
使用される塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸化物、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属水素化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド(例えば、C1 −C4 )、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等があげられる。また必要に応じて、反応系にアンモニウム塩(例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド等)等の触媒を一般式 化12で示される化合物1モルに対し、0.01〜1モルの割合添加してもよい。
反応温度は、通常、−20℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲をとることができるが、−5℃から反応に使用する溶媒の沸点または100℃までの温度がより望ましい。
反応に供する原料および塩基のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0018】
(製造法G)(本発明化合物においてY=Z=B=OかつR1 =Q2 、Q3 、Q6 またはQ7 のとき)
一般式 〔II〕
Figure 0003835125
〔式中、R2 、R3 、R10、R5 、R6 、R7 、p、tおよびXは前述と同じ意味を表す。〕
で示されるアルコール化合物と一般式〔III 〕
Figure 0003835125
で示される化合物とを反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当な脱水剤の存在下、必要に応じて不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される脱水剤としては、たとえば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジアルキル(例えば、C1 −C4 )アゾジカルボキシレート(ジエチルアゾジカルボキシレート、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート等)−トリアルキル(ex.C1 −C20)ホスフィンまたはトリアリールホスフィン(トリフェニルホスフィン、トリオクチルホスフィン、トリブチルホスフィン等)系等をあげることができる。
使用される溶媒としては、たとえばベンゼン、キシレン、トルエン等の炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類または四塩化炭素、ジクロロメタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類をあげることができる。
反応温度は、−20℃から200℃または反応に使用する溶媒の沸点の範囲をとることができる。
反応に供する原料および脱水剤のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0019】
(製造法H)(本発明化合物においてY=Z=OかつR1 =Q2 、Q3 、Q6 またはQ7 のとき)
一般式〔IV〕
Figure 0003835125
〔式中、R2 、R3 、R5 、R6 、R7 、R10 X、L、pおよびtは前述と同じ意味を表わす。〕
で示される化合物と一般式〔V〕
Figure 0003835125
(式中、R11、R12、R13、R14、A、Bおよびsは前述と同じ意味を表す。〕
で示される化合物とを反応させることによって製造する方法。
上記反応は、適当な塩基の存在下、不活性溶媒中で行うのが好ましい。
使用される溶媒としては、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、1,2 −ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジアルキル(例えばC1 −C4 )エーテル(例えば、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等)等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド、スルホラン、アセトニトリル、ニトロメタン、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2 −ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の炭化水素類または水等をあげることができる。必要に応じて、これらの溶媒の混合溶媒も使用することができる。
使用される塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸化物、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属水素化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルカリ金属アルコキシド(例えば、C1 −C4 )、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等があげられる。また必要に応じて、反応系にアンモニウム塩(例えば、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド等)等の触媒を一般式〔V〕で示される化合物1モルに対して、0.01〜1モルの割合添加でもよい。
反応温度は、通常、−20℃から反応に使用する溶媒の沸点または150℃の範囲をとることができるが、−5℃から反応に使用する溶媒の沸点または100℃までの温度がより望ましい。
反応に供する原料および塩基のモル比は任意に設定できるが、等モルまたはそれに近い比率で反応を行うのが有利である。
反応終了後の反応液は、有機溶媒抽出、濃縮等の通常の後処理を行い、目的の本発明化合物を単離することができる。必要ならば、クロマトグラフィー、蒸留、再結晶等の通常の操作によってさらに精製することもできる。
【0020】
また、本発明化合物の中で、不斉炭素原子を有する化合物の場合には、本発明化合物は生物活性を有する光学活性なそれぞれの異性体((+)−体、(−)−体)およびそれらのあらゆる比率の混合物をも含むものであり、また、本発明化合物の中で、幾何異性を有する化合物の場合には、本発明化合物は生物活性を有するそれぞれの幾何異性体(シス体、トランス体)およびそれらのあらゆる比率の混合物をも含むものである。
【0021】
次に、本発明化合物の具体例を化14から化32(各置換基R1 は表1から表46に示したものを表す。)に例示するが、本発明化合物はこれらに限定されるものではない。
【0022】
【化14】
Figure 0003835125
【化15】
Figure 0003835125
【化16】
Figure 0003835125
【化17】
Figure 0003835125
【化18】
Figure 0003835125
【0023】
【化19】
Figure 0003835125
【化20】
Figure 0003835125
【化21】
Figure 0003835125
【0024】
【化22】
Figure 0003835125
【化23】
Figure 0003835125
【化24】
Figure 0003835125
【化25】
Figure 0003835125
【化26】
Figure 0003835125
【0025】
【化27】
Figure 0003835125
【化28】
Figure 0003835125
【化29】
Figure 0003835125
【化30】
Figure 0003835125
【化31】
Figure 0003835125
【化32】
Figure 0003835125
【0026】
(化32の続き)
Figure 0003835125
(化32の続き)
Figure 0003835125
(化32の続き)
Figure 0003835125
(化32の続き)
Figure 0003835125
【0027】
【表1】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
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Figure 0003835125
Figure 0003835125
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Figure 0003835125
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Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
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Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0028】
【表2】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0029】
【表3】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
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Figure 0003835125
Figure 0003835125
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Figure 0003835125
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Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0030】
【表4】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0031】
【表5】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0032】
【表6】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0033】
【表7】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0034】
【表8】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0035】
【表9】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0036】
【表10】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
Figure 0003835125
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【0037】
【表11】
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【表12】
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【表13】
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【表14】
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【表15】
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【0042】
【表16】
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【0043】
【表17】
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【0044】
【表18】
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【0045】
【表19】
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【表20】
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【0047】
【表21】
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【0048】
【表22】
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【0049】
【表23】
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【0050】
【表24】
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【表25】
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【表27】
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【表28】
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【0057】
【表31】
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【0058】
【表32】
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【0059】
【表33】
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【0060】
【表34】
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表31〜表34において、(R8 r は次のものを表わす。
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【0061】
【表35】
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【0062】
【表36】
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【0063】
【表37】
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【0064】
【表38】
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【0065】
【表39】
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【0066】
【表40】
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【0067】
【表41】
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【0068】
【表42】
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【0069】
【表43】
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【0070】
【表44】
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(表44の続き)
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【0071】
【表45】
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【0072】
【表46】
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【0073】
本発明化合物の製造中間体である、一般式 化8で示されるアルデヒド化合物は、たとえば、スキーム 化33に従って製造することができる。
【化33】
Figure 0003835125
〔式中、記号は前記と同じ意味を表わす。〕
【0074】
本発明化合物の製造中間体である、一般式 化5および/または〔I〕で示される化合物は、たとえば、スキーム 化34〜化38に従って製造することができる。
【化34】
Figure 0003835125
*1):例えばTetrahedron Lett.,889(1974) 等
〔式中、R1 、R2 、R3 、R10、t及びLは前述と同じ意味を表わす。〕
【0075】
【化35】
Figure 0003835125
〔式中、R1 、R2 、R3 、R10、t及びLは前記と同じ意味を表わす。〕
【0076】
【化36】
Figure 0003835125
*2):特開昭 60-181067号
〔式中、R1 、R2 、R3 、R10、t及びLは前記と同じ意味を表わす。〕
【0077】
【化37】
Figure 0003835125
*3):H.J.Shine, gAromatic Rearrangement", Elsevier,182(1967)
〔式中、R1 、R2 、R3 、R10、t及びLは前記と同じ意味を表わす。〕
【0078】
【化38】
Figure 0003835125
*4):J.Org.Chem.,22, 1001(1957)
*5):Ber., 72, 594(1939)
〔式中、R1 、R2 、R3 、L、R10、t及びZは前記と同じ意味を表わす。〕
【0079】
本発明化合物の製造中間体である、一般式 化9で示される化合物は、たとえば、スキーム 化39(式中、R10、t、LおよびXは前記と同じ意味を表す。)に従って製造することができる。
【化39】
Figure 0003835125
【0080】
本発明化合物の製造中間体である、一般式 化6で示される化合物および一般式 化7で示されるアルコール化合物は、市販されているものを用いるか、またはスキーム 化40に従って製造することができる。
【化40】
Figure 0003835125
〔式中、L2 は塩素原子または臭素原子を表わし、L3 はメシルオキシ基またはトシルオキシ基を表わし、Xは前記と同じ意味を表わす。〕
【0081】
本発明化合物の製造中間体である、一般式 化10及び化11で示される化合物のうちR1 がR1 1 (ここでR1 1 はR1 のうちQ1 またはQ2 を表す。)である化合物は、市販されているものを用いるか、または、例えば、下記スキーム化41や化42の方法により製造することができる。
尚、一般式 化10や化11で示される化合物を製造する際の原料化合物となり得る、一般式 A−CHO(式中、Aは前記と同じ意味を表す。)で示されるアルデヒド化合物は例えば下記文献に記載の方法により得ることができる。
フランカルボアルデヒド
Zh.Org.Khim., 11, 1955;
Tetrahedron., 39, 3881;
Chem. Pharm. Bull., 28, 2846 等
チオフェンカルボアルデヒド
Tetrahedron., 32, 1403;
J.Org.Chem.,41, 2835;
Zh.Obshch.Khim.,34, 4010;
Bull.Soc.Chim.France., 479(1963) 等
ピロールカルボアルデヒド
Beilstein., 21, 1279 等
イソチアゾールカルボアルデヒド
J.Medicin. Chem., 13, 1208;
J.Chem. Soc., 446 (1964) 等
ピラゾールカルボアルデヒド
Chem.Ber.,97, 3407;
J.Chem.Soc., 3314(1957) 等
イミダゾールカルボアルデヒド
J.Pharm. Soc. Japan., 60, 184 ;
J.Amer. Chem. Soc., 71, 2444 等
チアゾールカルボアルデヒド
特開昭59−206370;
Chem. Ab., 62, 7764d ;
Chem. Ber., 101, 3872 ;
特開昭59−206370 等
チアヂアゾールカルボアルデヒド
米国特許第1113705 号明細書等
【0082】
【化41】
Figure 0003835125
〔式中、記号は前述と同じ意味を表す。〕
【0083】
【化42】
Figure 0003835125
〔式中、記号は前述と同じ意味を表わす。〕
【0084】
本発明化合物の製造中間体である、一般式 化13で示される化合物のうちA−L′(ここでL′はハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等)を表わす。)で示される化合物は、市販されているものを用いるか、または、例えば、下記方法により製造することができる。
【化43】
Figure 0003835125
〔式中、A及びL′は前述と同じ意味を表す。〕
【0085】
本発明化合物の製造中間体である、一般式 化12で示される化合物および一般式〔II〕、〔IV〕で示される化合物は、たとえばスキーム 化44〜化46に従って製造することができる。
【化44】
Figure 0003835125
〔式中、記号は前記と同じ意味を表す。〕
*)J.Amer.Chem.Soc., 33, 440(1905)
【化45】
Figure 0003835125
〔式中、MS はメシル基を表わし、Ts はトシル基を表わし、R16はアルコールの保護基(例えば、ベンゾイル基等)を表わし、R17はホルミル基の保護された基(例えば、アセタール基等)を表わし、L1 は水酸基またはLを表わし、R2 、R3 、R7 、R10、R11、R14、X、L、pおよびtは前記と同じ意味を表わす。)
【化46】
Figure 0003835125
〔式中、記号は前記と同じ意味を表わす。〕
【0086】
本発明化合物が防除効力を示す害虫としては、たとえば下記のものがあげられる。
半翅目害虫
ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ (Nilaparvata lugens) 、セジロウンカ (Sogatella furcifera) などのウンカ類、ツマグロヨコバイ (Nephotettix cincticeps) 、タイワンツマグロヨコバイ (Nephotettix virescens) などのヨコバイ類、アブラムシ類、カメムシ類、コナジラミ類、カイガラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類など
鱗翅目害虫
ニカメイガ (Chilo suppressalis) 、コブノメイガ (Cnaphalocrosic medinalis)、ヨーロピアンコーンボーラー (Ostrinia nubilalis)、シバツトガ (Parapediasia teterrella) 、ワタノメイガ (Notarcha derogata) 、ノシメマダラメイガ (Plodia interpunctella) 、などのメイガ類、ハスモンヨトウ (Spodoptera litura) 、シロイチモジヨトウ (Spodoptera exigua) 、エジプシアンコットンリーフワーム (Spodoptera littoralis) 、アワヨトウ (Pseudalitia separata) 、ヨトウガ (Mamestra brassicae)、タマナヤガ (Agrotis ipsilon)、トリコプルシア属 (Trichoplusia spp.) 、ヘリオティス属(Heliothis spp.) 、ヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.) などのヤガ類、モンシロチョウ (Pieris rapae crucivora)、などのシロチョウ類、アドキソフィエス属(Adoxophyes spp.) 、ナシヒメシンクイ (Grapholita molesta)、コドリングモス (Cydia pomonella)などのハマキガ類、モモシンクイガ (Carposina niponensis) などのシンクイガ類、リオネティア属などのハモグリガ類、リマントリア属 (Lymantria spp.)、ユープロクティス属 (Euproctis spp.) などのドクガ類、コナガ (Plutella xylostella) などのスガ類、ワタアカミムシ (Pectinophora gossypiella)などのキバガ類、アメリカシロヒトリ (Hyphantria cunea)などのヒトリガ類、イガ (Tinea translucens)、コイガ (Tineola bisselliella) などのヒロズコガ類など双翅目害虫
アカイエカ、コガタアカイエカ等のイエカ類、ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ等のヤブカ類、シナハマダラカ等のハマダラカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバエ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ、タネバエ、タマネギバエ等のハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、アブ類、ユブ類、サシバエ類等
鞘翅目害虫
ウェスタンコーンルートワーム、サザンコーンルートワーム等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ等のコガネムシ類、コクゾウムシ、イネミゾウムシ、アズキゾウムシ等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ、コクヌストモドキ等のゴミムシダマシ類、キスジノミハムシ、ウリハムシ等のハムシ類、シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ等のエピラクナ属(Epilach-na spp.)、ヒラタキイムシ類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、アオバアリガタハネカクシ等
網翅目害虫
チャバネゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリ、トビイロゴキブリ、コバネゴキブリ等
総翅目害虫
ミナミキイロアザミウマ、ハナアザミウマ等
膜翅目害虫
アリ類、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ等のハバチ類等
直翅目害虫
ケラ、バッタ等
隠翅目害虫
ヒトノミ等
シラミ目害虫
ヒトジラミ、ケジラミ等
等翅目害虫
ヤマトシロアリ、イエシロアリ等
ダニ目
ナミハダニ、ミカンハダニ、ニセナミハダニ、リンゴハダニなどの植物寄生性のダニ類、オウシマダニなどの動物寄生性のマダニ類、室内塵性ダニ類等
さらに既存の殺虫剤に対し、抵抗性の発達した害虫にも有効である。
【0087】
本発明化合物を殺虫、殺ダニ剤の有効成分として用いる場合は、他の何らの成分を加えず、そのまま使用してもよいが、通常は、固体担体、液体担体、ガス状担体、餌等と混合し、必要あれば界面活性剤、その他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、水和剤、フロアブル剤、粒剤、粉剤、エアゾール、煙霧剤(フォッギング等)、毒餌等に製剤して使用する。
これらの製剤には、有効成分として本発明化合物を、通常、重量比で0.01%〜95%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、たとえば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液体担体としては、たとえば水、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、綿実油等の植物油等があげられ、ガス状担体、すなわち噴射剤としては、たとえばフロンガス、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等があげられる。
界面活性剤としては、たとえばアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体等があげられる。
固着剤や分散剤等の製剤用補助剤としては、たとえばカゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギル酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)等があげられ、安定剤としては、たとえばPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、界面活性剤、脂肪酸またはそのエステル等があげられる。
毒餌の基材としては、たとえば穀物粉、植物精油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料等の誘引性香料等があげられる。
このようにして得られる製剤は、そのままであるいは水等で希釈して用いる。また、他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混合して、または混合せずに同時に用いることもできる。
【0088】
用いられる殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤としては、例えばフェニトロチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−ニトロフェニル)ホスホロチオエート〕、フェニチオン〔O,O−ジメチル O−(3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル)ホスホロチオエート〕、ダイアジノン〔O,O−ジメチル−O−2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イルホスホロチオエート〕、クロルピリホス〔O,O−ジエチル−O−3,5,6−トリクロロ−2−ピリジルホスホロチオエート〕、アセフェート〔O,S−ジメチルアセチルホスホラミドチオエート〕、メチダチオン〔S−2,3−ジヒドロ−5−メトキシ−2−オキソ−1,3,4−チアジアゾール−3−イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエート〕、ジスルホトン〔O,O−ジエチル S−2−エチルチオエチルホスホロチオエート〕、DDVP〔2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート〕、スルプロホス〔O−エチル O−4−(メチルチオ)フェニル S−プロピルホスホロジチオエート〕、シアノホス〔O−4−シアノフェニル O,O−ジメチルホスホロチオエート〕、ジオキサベンゾホス〔2−メトキシ−4H−1,3,2−ベンゾジオキサホスフィニン−2−スルフィド〕、ジメトエート〔O,O−ジメチル−S−(N−メチルカルバモイルメチル)ジチオホスフェート〕、フェントエート〔エチル 2−ジメトキシホスフィノチオイルチオ(フェニル)アセテート〕、マラチオン〔ジエチル(ジメトキシホスフィノチオイルチオ)サクシネート〕、トリクロルホン〔ジメチル 2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート〕、アジンホスメチル〔S−3,4−ジヒドロ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン−3−イルメチル O,O−ジメチルホスホロジチオエート〕、モノクロトホス〔ジメチル(E)−1−メチル−2−(メチルカルバモイル)ビニルホスフェート〕、エチオン〔O,O,O′,O′−テトラエチル S,S′−メチレンビス(ホスホロジチオエート)〕、プロフェノホス〔O−4−ブロモ−2−クロロフェニル O−エチル S−プロピル ホスホロチオエート〕等の有機リン系化合物、BPMC(2−sec −ブチルフェニルメチルカルバメート〕、ベンフラカルブ〔エチル N−〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−アラニネート〕、プロポキスル〔2−イソプロポキシフェニル N−メチルカルバメート〕、カルボスルファン〔2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾ〔b〕フラニル N−ジブチルアミノチオ−N−メチルカーバメート〕、カルバリル〔1−ナフチル−N−メチルカーバメート〕、メソミル〔S−メチル−N−〔(メチルカルバモイル)オキシ〕チオアセトイミデート〕、エチオフェンカルブ〔2−(エチルチオメチル)フェニルメチルカーバメート〕、アルジカルブ〔2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイルオキシ〕、オキサミル〔N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチルチオ)アセタミド〕、フェノチオカルブ〔S−4−フェノキシブチル)−N,N−ジメチルチオカーバメート、アラニカルブ〔エチル(Z)−N−ベンジル−N−{〔メチル(1−メチルチオエチリデンアミノオキシカルボニル)アミノ〕チオ}β−アラニナート〕、チオジカルブ〔3,7,9,13−テトラメチル−5,11−ジオキサ−2,8,14−トリチア−4,7,9,12−テトラアザペンタデカ−3,12−ジエン−6,10−ジオン〕等のカーバメート系化合物、エトフェンプロックス〔2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエーテル〕、フェンバレレート〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート〕、エスフェンバレレート〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(S)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート〕、フェンプロパトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、シペルメトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、ペルメトリン〔3−フェノキシベンジル (1RS,3RS)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−メチルシクロプロパンカルボキシレート〕、シハロトリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (Z)−(1RS)−cis −3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、デルタメトリン〔(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (1R,3R)−3(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート〕、シクロプロスリン〔(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル (RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシフェニル)シクロプロパンカルボキシラート〕、フルバリネート(α−シアノ−3−フェノキシベンジル N−(2−クロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−D−バリネート)、ビフェンスリン(2−メチルビフェニル−3−イルメチル)(Z)−(1RS)−cis −3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロプ−1−エニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、アクリナスリン(〔1R−{1α(S* ),3α(Z)}〕−2,2−ジメチル−3−〔3−オキソ−3−(2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エトキシ−1−プロペニル〕シクロプロパンカルボン酸 (S)−(α)−シアノ(3−フェノキシフェニル)メチルエステル、2−メチル−2−(4−ブロモジフルオロメトキシフェニル)プロピル (3−フェノキシベンジル)エーテル、トラロメスリン〔(1R,3S)3〔(1′RS)(1′,1′,2′,2′−テトラブロモエチル)〕−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボン酸(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジルエステル、シラフルオフェン〔4−エトキシフェニル〔3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル〕ジメチルシラン等のピレスロイド化合物、ブプロフェジン(2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−1,3,5−チアジアジナン−4−オン)等のチアジアジン誘導体、イミダクロプリド(1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−2−インデンアミン〕等のニトロイミダゾリジン誘導体、カルタップ(S,S′−(2−ジメチルアミノトリメチレン)ビス(チオカーバメート)〕、チオシクラム〔N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン〕、ベンスルタップ〔S,S′−2−ジメチルアミノトリメチレン ジ(ベンゼンチオサルファネート)〕等のネライストキシン誘導体、アセタミプリド〔N−シアノ−N′−メチル−N′−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)アセトアミジン〕等のN−シアノアミジン誘導体、エンドスルファン〔6,7,8,9,10,10−ヘキサクロロ−1,5,5a,6,9,9a−ヘキサヒドロ−6,9−メタノ−2,4,3−ベンゾジオキサチエピンオキサイド〕、γ−BHC(1,2,3,4,5,6−ヘキサクロロシクロヘキサン〕、1,1−ビス(クロロフェニル)−2,2,2−トリクロロエタノール等の塩素化炭化水素化合物、クロルフルアズロン〔1−(3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、テフルベンズロン〔1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕、フルフェノクスロン〔1−(4−(2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェノキシ)−2−フルオロフェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア〕等のベンゾイルフェニルウレア系化合物、アミトラズ〔N,N′〔(メチルイミノ)ジメチリジン〕ジ−2,4−キシリジン〕、クロルジメホルム〔N′−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−N,N−ジメチルメチニミダミド〕等のホルムアミジン誘導体、ジアフェンチウロン〔N−(2,6−ジイソプロピル−4−フェノキシフェニル)−N′−tert−ブチルカルボジイミド〕等のチオ尿素誘導体、フィプロニル〔5−アミノ−1−(2,6−ジクロロ−α,α,α−トリフルオロ−p−トリル)−4−トリフルオロメチルスルフィニルピラゾール−3−カルボニトライト〕、テブフェノジド〔N−tert−ブチル−N′−(4−エチルベンゾイル)−3,5−ジメチルベンゾヒドラジド〕、クロルフェナピル〔4−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−1−エトキシメチル−5−トリフルオロメチルピロール−3−カルボニトリル〕、ブロモプロピレート〔イソプロピル 4,4′−ジブロモベンジレート〕、テトラジホン〔4−クロロフェニル 2,4,5−トリクロロフェニルスルホン〕、キノメチオネート〔S,S−6−メチルキノキサリン−2,3−ジイルジチオカルボネート〕、プロパルゲイト〔2−(4−tert−ブチルフェノキシ)シクロヘキシル プロピ−2−イル スルファイト〕、フェンブタティン オキシド〔ビス〔トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)ティン〕オキシド〕、ヘキシチアゾクス〔(4RS、5RS)−5−(4−クロロフェニル)−N−クロロヘキシル−4−メチル−2−オキソ−1,3−チアゾリジン−3−カルボキサミド〕、クロフェンテジン〔3,6−ビス(2−クロロフェニル)−1,2,4,5−テトラジン、ピリダベン〔2−tert−ブチル−5−(4−tert−ブチルベンジルチオ)−4−クロロピリダジン−3(2H)−オン〕、フェンピロキシメート〔tert−ブチル(E)−4−〔(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル〕ベンゾエート〕、テブフェンピラド〔N−4−tert−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−5−ピラゾールカルボキサミド〕、ポリナクチンコンプレックス〔テトラナクチン、ジナクチン、トリナクチン〕、ミルベメクチン、アベルメクチン、イバーメクチン、アザジラクチン〔AZAD〕、ピリミジフェン〔5−クロロ−N−〔2−{4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチルフェノキシ}エチル〕−6−エチルピリミジン−4−アミン、ピメトロジン〔2,3,4,5−テトラヒドロ−3−オキソ−4−〔(ピリジン−3−イル)−メチレンアミノ)〕−6−メチル−1,2,4−トリアジン〕等があげられる。
【0089】
本発明化合物を農業用殺虫、殺ダニ剤として用いる場合、その施用量は、通常、10アールあたり、0.1g〜100gであり、乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水で希釈して用いる場合、その施用濃度は通常、0.1ppm 〜500ppm であり、粒剤、粉剤等は何ら希釈することなく製剤のままで施用する。また、防疫用殺虫、殺ダニ剤として用いる場合には、乳剤、水和剤、フロアブル剤等は、通常、水で0.1ppm 〜500ppm に希釈して施用し、油剤、エアゾール、煙霧剤、毒餌等についてはそのまま施用する。
これらの施用量、施用濃度は、いずれも製剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、害虫の種類、被害程度等の状況によって異なり、上記の範囲にかかわることなく増加させたり、減少させたりすることができる。
【0090】
【実施例】
以下に、本発明を製造例、製剤例および試験例等により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
まず、本発明化合物の製造例を示す。
製造例1(製造法E)による化合物(10)の製造
4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−2,6−ジクロロフェノール0.44g、2−(2−ヒドロキシエチル)チオフェン0.20gおよびトリフェニルホスフィン0.40gをテトラヒドロフラン10mlに溶かした溶液に、室温下、攪拌しながら、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート0.31gをテトラヒドロフラン5mlに溶かした溶液を滴下した。室温で12時間攪拌した後、反応液を濃縮し、20mlのジエチルエーテルを加えて沈澱物を濾過した。濾液を濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(2−(2−チエニル)エトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.38gを得た。
収率 62%
D 25.61.5919
製造例2(製造法D)による化合物(1)の製造
2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール0.40g、炭酸カリウム0.21gおよびN,N−ジメチルホルムアミド20mlの混合物に、室温下、攪拌しながら、6−クロロ−3−(クロロメチル)ピリジン0.25gおよびN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶かした溶液を滴下した。7時間室温で攪拌した後、反応液を氷水に投入し、ジエチルエーテル50mlで2回抽出した。エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(6−クロロ−3−ピリジルメチルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.44gを得た。
収率 77%
m.p.93.3℃
製造例3(製造法E)による化合物(9)の製造
4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−2,6−ジクロロフェノール0.43g、4−(ヒドロキシメチル)ピリジン0.16gおよびトリフェニルホスフィン0.39gをテトラヒドロフラン10mlに溶かした溶液に、室温下、攪拌しながら、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート0.30gをテトラヒドロフラン5mlに溶かした溶液を滴下した。室温で12時間攪拌した後、反応液を濃縮し、20mlのジエチルエーテルを加えて沈澱物を濾過した。濾液を濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(4−ピリジルメチルオキシ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.29gを得た。
収率 51%
m.p.74.0℃
【0091】
製造例4(製造法H)による化合物(25)の製造
3,5−ジクロロ−4−(3−ブロモプロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.20g、チオフェン−2−カルボン酸0.08g、炭酸カリウム0.08gおよびN,N−ジメチルホルムアミド10mlを反応容器に入れ、室温で12時間攪拌した後、反応液を水に投入した。ジエチルエーテル30mlで2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(3−(チオフェン−2−カルボキシレート)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.18gを得た。
収率 81%
D 24.0 1.5814
製造例5(製造法E)による化合物(29)の製造
2−〔2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−4−イル〕エタノール0.4g、トリフェニルホスフィン0.46gおよびテトラヒドロフラン6mlの混合物に室温下ジイソプロピルアゾジカルボキシレート0.35mlを滴下した。更に15分間攪拌した後、4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−2,6−ジクロロフェノール0.5gのテトラヒドロフラン2ml溶液を加えた。室温下3時間攪拌を続けた後、反応混液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−〔2−〔2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−4−イル〕エトキシ〕ベンゼン0.3gを得た。
収率 35%
m.p.84.1℃
製造法6(製造法E)による化合物(45)の製造
2−(3−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−トリフルオロメチルピリジン0.33g、2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール0.40gおよびトリフェニルホスフィン0.41gをジクロロメタン30mlに溶かした溶液に、室温下、攪拌しながら、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート0.32gをジクロロメタン5mlに溶かした溶液を滴下した。室温で24時間攪拌した後、反応液を濃縮し、残渣を得た。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−5−メチル−4−〔3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ〕−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.56gを得た。
収率 92%
D 23.6 1.5294
【0092】
製造例7(製造法E)による化合物(46)の製造
2−(4−ヒドロキシブチルオキシ)−5−トリフルオロメチルピリジン0.26g、2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール0.3gおよびトリフェニルホスフィン0.31gをジクロロメタン30mlに溶かした溶液に、室温下、攪拌しながら、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート0.24gをジクロロメタン5mlに溶かした溶液を滴下した。室温で24時間攪拌した後、反応液を濃縮し、残渣を得た。この残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−5−メチル−4−〔4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ〕−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.50gを得た。
収率 89%
D 23.0 1.5275
製造例8(製造法A)による化合物(47)の製造
3−エチル−5−メチル−4−〔3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ〕フェノール0.7gと炭酸カリウム0.27gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶かし、室温下、攪拌しながら、1,1,3−トリクロロプロペン0.34gをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶かした溶液を滴下した。12時間室温で攪拌した後、反応液を氷水に投入し、ジエチルエーテル100mlで2回抽出した。ジエチルエーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−エチル−5−メチル−4−〔3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ〕−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.6gを得た。
収率 65%
D 23.0 1.5188
製造法9(製造法A)による化合物(48)の製造
3−エチル−5−メチル−4−〔4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ〕フェノール0.6gと炭酸カリウム0.23gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶かし、室温下、攪拌しながら、1,1,3−トリクロロプロペン0.28gをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶かした溶液を滴下した。12時間室温で攪拌した後、反応液を氷水に投入し、ジエチルエーテル100mlで2回抽出した。ジエチルエーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−エチル−5−メチル−4−〔4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ〕−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.50gを得た。
収率 64%
D 23.0 1.5170
【0093】
製造法10(製造法A)による化合物(50)の製造
3,5−ジエチル−4−〔3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ〕フェノール0.45gと炭酸カリウム0.17gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶かし、室温下、攪拌しながら、1,1,3−トリクロロプロペン0.18gをN,N−ジメチルホルムアミド5mlに溶かした溶液を滴下した。12時間室温で攪拌した後、反応液を氷水に投入し、ジエチルエーテル100mlで2回抽出した。ジエチルエーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジエチル−4−〔3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ〕−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン0.35gを得た。
収率 60%
D 20.0 1.5192
製造例11(製造法H)による化合物(49)の製造
1−(3−ブロモプロピルオキシ)−2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン1.0gおよび2−アミノ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン4.0gの混合物を90℃で3時間攪拌した。反応混合物の温度を室温に下げ、そのままシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−(3−(5−(トリフルオロメチル)−2−ピリジルアミノ)プロピルオキシ)ベンゼン0.14gを得た。
収率 12%
D 25.0 1.5525
製造例12(製造法A)による化合物(36)の製造
3,5−ジクロロ−4−〔3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)プロピルオキシ〕フェノール0.5g、1,1,3−トリクロロプロペン0.25g、炭酸カリウム0.2gおよびN,N−ジメチルホルムアミド3mlの混合物を室温下一晩攪拌した。得られた混合物をそのままシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−〔3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)プロピルオキシ〕ベンゼン0.3gを得た。
収率 47%
D 20.5 1.5377
【0094】
製造例13(製造法F)による化合物(36)の製造
2−(3−メタンスルホニルオキシプロピルオキシ)−5−トリフルオロメチルピリジン〔本化合物は次のようにして得た;1,3−プロパンジオール12.6gおよびN,N−ジメチルホルムアミド100mlの混合物を窒素気流下攪拌しつつ、室温下3.30gの水素下ナトリウム60%含有油状物を30分間にわたり少しづつ加えた。更に室温下1時間攪拌を続けた後、2−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン10.0gのDMF20ml溶液を40分間にわたり滴下した。更に一晩室温、窒素気流下攪拌を続けた後、約2Nの希塩酸100mlを15分間かけて加え反応を止めた。得られた反応混液を、合計500mlのトルエンで2度抽出し、トルエン層を合わせて、希塩酸および重曹水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥の後、濃縮し、9.7gの油状物を得た。この油状物を300mlのヘキサンに加熱溶解し、再結晶を行い、5.3gのほぼ純粋な結晶として2−(3−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−トリフルオロメチルピリジンを得た。 (収率44%)
m.p. 46.6℃
2−(3−ヒドロキシプロピルオキシ)−5−トリフルオロメチルピリジン4.0g、トリエチルアミン3.4mlおよびトルエン25mlの混合液を窒素気流下激しく攪拌しつつ冷水浴下+5℃に冷却した。この混合物にメタンスルホニルクロリド1.63gを反応温度が+10℃を越えない速度で滴下した後、冷水浴を外した。室温下で更に1.5時間攪拌を続けた後、水250mlを加え、更に30分間激しく攪拌した。分液し、トルエン層を水で1度洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥の後、濃縮して、2−(3−メタンスルホニルオキシプロピルオキシ)−5−トリフルオロメチルピリジン5gを油状物として得た。(収率92%)
1 −NMR(CDCl3 ,TMS) δ(ppm)
8.39(1H,br,s),7.75(1H,dd),6.80(1H,d),4.0〜5.0(4H)、3.00(3H,s),2.30(2H,quint.) 〕5g、4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−2,6−ジクロロフェノール5g、炭酸カリウム2.64gおよびN,N−ジメチルホルムアミド300mlの混合物を室温下4日間激しく攪拌した。次にこの混合物に2N塩酸300mlを加えて攪拌し、合計300mlのトルエンを用いて2度抽出した。トルエン層を合せ、2N塩酸および重曹水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮して約8gの油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)−4−〔3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)プロピルオキシ〕ベンゼン6.0gを得た。(収率70%)
【0095】
次に、本発明化合物の具体例のいくつかを化合物番号及びあるものは物性値と共に示す。
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0096】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0097】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0098】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0099】
Figure 0003835125
【0100】
Figure 0003835125
Figure 0003835125
【0101】
次に、一般式 化5および/または〔I〕で示される中間体化合物の製造例を示す。
中間体製造例1
4−(ベンジルオキシ)フェノール5.0gおよび四塩化炭素100mlを反応容器に入れ、氷冷下、攪拌しながら、次亜塩素酸t−ブチル5.43gを四塩化炭素5mlに溶かした溶液をゆっくり滴下した。24時間後、反応液を水に投入し、有機層(四塩化炭素層)を分離した。水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮後、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,6−ジクロロ−4−(ベンジルオキシ)フェノール4.24gを得た。(収率63%)
1,3−ジブロモプロパン5.10g、炭酸カリウム2.40gおよびN,N−ジメチルホルムアミド50mlを反応容器に入れ、2,6−ジクロロ−4−(ベンジルオキシ)フェノール4.24gをN,N−ジメチルホルムアミド10mlに溶かした溶液をゆっくり滴下した。室温で24時間攪拌した後、反応液を水に投入した。ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(3−ブロモプロピルオキシ)−1−(ベンジルオキシ)ベンゼン4.24gを得た。(収率69%)
3,5−ジクロロ−4−(3−ブロモプロピルオキシ)−1−(ベンジルオキシ)ベンゼン4.24g、安息香酸1.33g、炭酸カリウム1.65gおよびN,N−ジメチルホルムアミド20mlを反応容器に入れ、室温で24時間攪拌した後、反応液を水に投入した。ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(3−ベンゾイルオキシプロピルオキシ)−1−(ベンジルオキシ)ベンゼン3.75gを得た。(収率80%)
3,5−ジクロロ−4−(3−ベンゾイルオキシプロピルオキシ)−1−(ベンジルオキシ)ベンゼン3.75g、10%水酸化カリウム水溶液5.0gおよびメタノール50mlを反応容器に入れ、室温で24時間攪拌した後、反応液を濃縮した。濃縮物に水を投入し、ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−(2,6−ジクロロ−4−(ベンジルオキシ)フェノキシ)−1−プロピルアルコール2.56gを得た。(収率90%)
こうして得られた3−(2,6−ジクロロ−4−ベンジルオキシ)フェノキシ−1−プロピルアルコール0.5g、水素化ナトリウム60%含有油状物0.1g、N,N−ジメチルホルムアミド3mlの混合物を室温下1時間攪拌した。この混合物に、2−クロロ−5−トリフルオロメチルピリジン0.3gを加え、100℃に加熱した。1時間攪拌を続けた後、得られた混合物を氷水50mlの中へ注ぎこみ、トルエン計50mlを用いて2度抽出した。得られたトルエン層を合わせて、希塩酸および重曹水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、1−ベンジルオキシ−3,5−ジクロロ−4−〔3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)プロピルオキシ〕ベンゼン0.5gを得た。(収率67%)
1 −NMR(CDCl3 ,TMS)
δ(ppm):8.44(1H,brd s)、7.76(1H,dd)、7.2〜7.5(5H)、6.90(2H,s)、6.81(1H,d)、5.00(2H,s)、4.62(2H,t)、4.11(2H,t)、2.31(2H,quint.)
1−ベンジルオキシ−3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)プロピルオキシ)ベンゼン0.5g及び酢酸エチル50mlを反応容器に入れ、容器内の空気を窒素で置き換えた。10%パラジウムカーボン0.3gを加え、容器内の窒素を水素で置き換え、室温で24時間攪拌した。容器内の水素を窒素で置き換えた後、反応容器をセライト濾過し、濾液を濃縮し、3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシ)プロピルオキシ)フェノール0.36gを得た。
収率 92%
1H−HMR(CDCl3 ,TMS)
δ(ppm):8.45(1H,br,s)、7.75(1H,dd)、6.77(2H,s)、6.75(1H,d)、4.60(2H,t)、4.15(2H,t)、2.25(2H,quint.)
【0102】
次に、一般式 化5および/または〔I〕で示される中間体化合物の具体例のいくつかを化合物番号と共に次に示す。
1) 3,5−ジクロロ−4−(6−クロロ−3−ピリジルメチルオキシ)フェノール
2) 3,5−ジクロロ−4−(2,6−ジクロロ−3−ピリジルメチルオキシ)フェノール
3) 3,5−ジクロロ−4−(2−(1−ピラゾリニル)エトキシ)フェノール
4) 3,5−ジクロロ−4−(2−ピリジルメチルオキシ)フェノール
5) 3,5−ジクロロ−4−(2−チエニルメチルオキシ)フェノール
6) 3,5−ジクロロ−4−(2−フラニルメチルオキシ)フェノール
7) 3,5−ジクロロ−4−(3−ピリジルメチルオキシ)フェノール
8) 3,5−ジクロロ−4−(4−ピリジルメチルオキシ)フェノール
9) 3,5−ジクロロ−4−(2−(2−チエニル)エトキシ)フェノール
10) 3,5−ジクロロ−4−(2−(3−メチルチアゾール−2−イル)エトキシフェノール
11) 3,5−ジクロロ−4−(2,4,5−トリクロロイミダゾリニルメチルオキシ)フェノール
12) 3,5−ジクロロ−4−(3,5−ジメチル−4−イルオキサゾリニルメチルオキシ)フェノール
13) 3,5−ジクロロ−4−(2−(3−チエニル)エトキシ)フェノール
【0103】
14) 3,5−ジクロロ−4−(3−(4−ピリジル)プロピルオキシ)フェノール
15) 3,5−ジクロロ−4−((2−(1,4−ベンゾジオキサニル))メトキシ)フェノール
16) 3,5−ジクロロ−4−((2−(5−ホルミル)フラニル)メトキシ)フェノール
17) 3,5−ジクロロ−4−((3−(6−メチルピリジル))メトキシ)フェノール
18) 3,5−ジクロロ−4−(2−(4−ピリジルチオ)エトキシ)フェノール
19) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3−ピリジル)プロピルオキシ)フェノール
20) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル ニコチネート
21) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル イソニコチネート
22) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル キノリネート
23) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル 2−フラネート
24) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル 2−チオフェネート
25) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル 3−チオファネート
26) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル ピコリネート
27) 3−(2,6−ジクロロ−4−ヒドロキシフェノキシ)プロピル 3−キノリネート
28) 3,5−ジクロロ−4−(2−(2−((2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキサニル)))エトキシ)フェノール
29) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2−ピリジルチオ)プロピルオキシ)フェノール
【0104】
30) 3,5−ジクロロ−4−(2−(6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)エトキシ)フェノール
31) 3,5−ジクロロ−4−(2−(2−ベンゾオキサゾリル)エトキシ)フェノール
32) 3,5−ジクロロ−4−(2−メチル−2−(2−(6−クロロ)ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
33) 3,5−ジクロロ−4−(2−(N−フタルイミド)エトキシ)フェノール
34) 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−フタルイミド)プロピルオキシ)フェノール
35) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
36) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
37) 3,5−ジクロロ−4−(3−(N−(1,2−ジヒドロキシ−3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−2−オキソ)ピリジル)プロピルオキシ)フェノール
38) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2−ベンズイミダゾリルチオ)プロピルオキシ)フェノール
39) 3,5−ジクロロ−4−(3−(2−ベンズチアゾリルチオ)プロピルオキシ)フェノール
40) 3,5−ジクロロ−4−(2−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)エトキシ)フェノール
41) 3,5−ジクロロ−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
【0105】
42) 3,5−ジクロロ−4−(5−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ペンチルオキシ)フェノール
43) 3,5−ジクロロ−4−(6−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ヘキシルオキシ)フェノール
44) 3−クロロ−5−メチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
45) 3−クロロ−5−メチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
46) 3−エチル−5−メチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
47) 3−エチル−5−メチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
48) 3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)プロピルオキシ)フェノール
49) 3,5−ジエチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
50) 3,5−ジエチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
51) 3,5−ジクロロ−4−(4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
52) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
53) 3,5−ジクロロ−4−(4−(3−ブロモ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
54) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3−フルオロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
55) 3,5−ジクロロ−4−(4−(4−フルオロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
56) 3,5−ジクロロ−4−(3−(3,5−ビストリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
57) 3,5−ジクロロ−4−(4−(3,5−ビストリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
58) 3,5−ジブロモ−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)フェノール
59) 3,5−ジブロモ−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブチルオキシ)フェノール
60) 3,5−ジクロロ−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)ブチルオキシ)フェノール
61) 3,5−ジエチル−4−(3−(5−トリフルオロメル−2−ピリジルアミノ)プロピルオキシ)フェノール
62) 3−エチル−5−メチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)プロピルオキシ)フェノール
63) 3−クロロ−5−メチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)プロピルオキシ)フェノール
64) 3,5−ジエチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)ブチルオキシ)フェノール
65) 3−エチル−5−メチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)ブチルオキシ)フェノール
66) 3−クロロ−5−メチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルアミノ)ブチルオキシ)フェノール
67) 3,5−ジクロロ−4−(2−(2−((2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキサニル)))エトキシ)フェノール
68) 3,5−ジクロロ−4−(2−(2−((2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−1,3−ジオキサニル)))エトキシ)フェノール
69) 3,5−ジクロロ−4−(2−(2−((2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−1,3−ジオキサニル)))エトキシ)フェノール
【0106】
次に、一般式 化9で示される中間体の製造例を示す。
参考製造例1
4−ヒドロキシフェニル ベンゾエート30.5g、炭酸カリウム21.6g、1,1,3−トリクロロプロペン20.8 gおよびN,N−ジメチルホルムアミド100mlを反応容器に入れ、室温で15時間攪拌した後、反応液を水に投入した。ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェニル ベンゾエート44.1gを得た。(収率96%)
4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェニル ベンゾエート44.1gおよびメタノール400mlを反応容器に入れ、氷冷下、30%水酸化カリウム溶液33gをゆっくり滴下した。1時間攪拌した後、10%塩酸にて弱酸性にし、塩析下、ジエチルエーテル150mlで2回抽出した。エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール26.0gを得た。(収率87%)
4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール26.0gおよび四塩化炭素500mlを反応容器に入れ、氷冷下、攪拌しながら、次亜塩素酸t−ブチル27.1gを四塩化炭素20mlに溶かした溶液をゆっくり滴下した。24時間後、反応液を水に投入し、有機層(四塩化炭素層)を分離した。水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮後、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール11.0gを得た。
収率 32%
D 22.5 1.5895
【0107】
参考製造例2
4−ブロモ−6−クロロ−2−メチルフェノール50gとベンジルブロミド42.5gをN,N−ジメチルホルムアミド200mlに溶かした溶液を室温で攪拌しながら、これに炭酸カリウム37.4gを加え、12時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去し、残渣をエーテル400mlに加え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−ブロモ−6−クロロ−2−メチル−1−ベンジルオキシベンゼン63g(収率90%)を得た。
4−ブロモ−6−クロロ−2−メチル−1−ベンジルオキシベンゼン40gをテトラヒドロフラン400mlに溶かし、−70℃で攪拌を行ない、これにn−ブチルリチウム(ヘキサン溶液1.69 mol/l)溶液76mlを滴下し、さらに2時間−70℃で攪拌した。この反応溶液に、トリメトキシボラン13.3gをテトラヒドロフラン50mlに溶かしたものを滴下した。滴下終了後、反応温度を室温にもどしながら1時間攪拌してから、10%塩化水素水溶液100mlを少しずつ加え20分間攪拌した。このテトラヒドロフラン層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮を行ない、トルエン200mlを加え、70℃で加熱攪拌し、これに30%過酸化水素に36mlを滴下した。1時間、加熱還流を行なった後、水洗1回、10%硫酸第一鉄、アンモニウム水で水洗2回、水洗さらに1回を行なって、トルエン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−ベンジルオキシ−3−クロロ−5−メチルフェノール29g(収率91%)を得た。
4−ベンジルオキシ−3−クロロ−5−メチルフェノール27.3gをクロロホルム250mlに溶かし、0℃で攪拌している溶液中に、ベンゾイルクロリド15.4gを加え、次にトリエチルアミン13.3gを加えた。2時間、室温で攪拌させた後、クロロホルム層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−ベンジルオキシ−3−クロロ−5−メチル−1−ベンゾイルオキシベンゼン35g(収率90%)を得た。
4−ベンジルオキシ−3−クロロ−5−メチル−1−ベンゾイルオキシベンゼン35gと酢酸エチル200mlを反応容器に入れ、容器内の空気を窒素で置き換えた。10%パラジウムカーボン2gを加え、容器内の窒素を水素で置き換え、室温で10時間激しく攪拌した。容器内の水素を窒素に置き後、反応溶液を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、4−ベンゾイルオキシ−2−クロロ−6−メチルフェノール25g(収率96%)を得た。
4−ベンゾイルオキシ−2−クロロ−6−メチルフェノール25gをクロロホルム250mlに溶かし、0℃で攪拌しながら、クロロメチル メチル エーテル12gを加え、次にN−エチルジイソプロピルアミン21gを滴下した。1時間加熱還流した後、クロロホルム層を水洗し、濃縮した後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−4−メトキシメトキシ−5−メチル−1−ベンゾイルオキシベンゼン27.4(収率96%)を得た。
3−クロロ−4−メトキシメトキシ−5−メチル−1−ベンゾイルオキシベンゼン26gをメタノール200mlに溶かし、10%KOH水60mlを滴下しながら、室温で1時間攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去し、残渣を水150mlに加え、10%塩酸水で中和し、ジエチルエーテル200mlで抽出した。溶媒を減圧留去したのち、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−4−メトキシメトキシ−5−メチルフェノール17.4g(収率96%)を得た。
3−クロロ−4−メトキシメトキシ−5−メチルフェノール10g、炭酸カリウム7gおよびN,N−ジメチルホルムアミド100mlの混合物に、室温下、攪拌しながら、1,1,3−トリクロロ−1−プロペン8gをN,N−ジメチルホルムアミド30mlに溶かした溶液を滴下した。12時間室温で攪拌した後、反応液を氷水に投入し、ジエチルエーテル200mlで2回抽出した。ジエチルエーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3−クロロ−4−メトキシメトキシ−5−メチル−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン14.1g(収率91%)を得た。
3−クロロ−4−メトキシメトキシ−5−メチル−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン14.1gを80%酢酸水溶液100mlに溶かし、1時間加熱還流して攪拌を行なった。反応終了後、反応液に200mlの水を加え、ジエチルエーテル200mlで2回抽出した。ジエチルエーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、2−クロロ−6−メチル−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール11.3g(収率93%)を得た。
m.p. 70.0℃
【0108】
次に、本発明化合物の中間体化合物である一般式〔IV〕で示される化合物の製造例を示す。
参考製造例3 3,5−ジクロロ−4−(3−ブロモプロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼンの製造
1,3−ジブロモプロパン10.6g、炭酸カリウム5.53gおよびN,N−ジメチルホルムアミド100mlを反応容器に入れ、2,6−ジクロロ−4−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)フェノール30.5gをN,N−ジメチルホルムアミド40mlに溶かした溶液をゆっくり滴下した。室温で24時間攪拌した後、反応液を水に投入した。ジエチルエーテル150mlで2回抽出し、エーテル層を併せ、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、3,5−ジクロロ−4−(3−ブロモプロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン11.1gを得た。(収率77%)
収率 77%
D 24.0 1.5693
【0109】
次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表し、本発明化合物は、前記の化合物番号で表す。
製剤例1 乳剤
本発明化合物(1)〜(71)の各々10部を、キシレン35部およびジメチルホルムアミド35部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく攪拌混合して各々の10%乳剤を得る。
製剤例2 水和剤
本発明化合物(1)〜(71)の各々20部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部および珪素土54部を混合した中に加え、ジュースミキサーで攪拌混合して各々の20%水和剤を得る。
製剤例3 粒剤
本発明化合物(1)〜(71)の各々5部に、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部およびクレー55部を加え充分攪拌混合する。ついで、これらの混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して各々の5%粒剤を得る。
製剤例4 粉剤
本発明化合物(1)〜(71)の各々1部を適当量のアセトンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP0.3部およびクレー93.7部を加え、ジュースミキサーで攪拌混合し、アセトンを蒸発除去して各々の1%粉剤を得る。
製剤例5 フロアブル剤
本発明化合物(1)〜(71)の各々20部とソルビタントリオレエート1.5部とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液28.5部と混合し、サンドグラインダーで微粉砕(粒径3μ以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05部およびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコール10部を加えて攪拌混合して各々の20%水中懸濁剤を得る。
製剤例6 油剤
本発明化合物(1)〜(71)の各々0.1部をキシレン5部およびトリクロロエタン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合して各々の0.1%油剤を得る。製剤例7 油性エアゾール
本発明化合物(1)〜(71)の各々0.1部、テトラメスリン0.2部、d−フェノスリン0.1部、トリクロロエタン10部および脱臭灯油59.6部を混合溶解し、エアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)30部を加圧充填して各々の油性エアゾールを得る。
製剤例8 水性エアゾール
本発明化合物(1)〜(71)の各々0.2部、d−アレスリン0.2部、d−フェノスリン0.2部、キシレン5部、脱臭灯油3.4部および乳化剤{アトモス300(アトラスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、純水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射液(液化石油ガス)40部を加圧充填して各々の水性エアゾールを得る。
製剤例9 蚊取線香
本発明化合物(1)〜(71)の各々0.3gにd−アレスリン0.3gを加え、アセトン20mlに溶解し、蚊取線香用担体(タブ粉:粕粉:木粉を4:3:3の割合で混合)99.4gと均一に攪拌混合した後、水120mlを加え、充分練り合わせたものを成型乾燥して各々の蚊取線香を得る。
製剤例10 電気蚊取マット
本発明化合物(1)〜(71)の各々0.4g、d−アレスリン0.3gおよびピペニルブトキサイド0.4gにアセトンを加えて溶解し、トータルで10mlとする。この溶液0.5mlを、2.5cm×1.5cm、厚さ0.3cmの電気マット用基材(コットンシリンターとパルプの混合物のフィブリルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて各々の電気蚊取マット剤を得る。
製剤例11 加熱燻煙剤
本発明化合物(1)〜(71) の各々100mgを適当のアセトンに溶解し、4.0cm×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて各々の加熱燻煙剤を得る。
製剤例12 毒餌
本発明化合物(1)〜(71)の各々10mgをアセトン0.5mlに溶解し、この溶液を、動物用固型飼料粉末(飼育繁殖用固型飼料粉末CE−2、日本クレア株式会社商品名)5gに処理し、均一に混合する。ついてアセトンを風乾し、各々の0.2%毒餌を得る。
【0110】
次に本発明化合物が、殺虫、殺ダニ剤の有効成分として有用であることを試験例により示す。なお、本発明化合物は前記の化合物番号で示し、比較対照に用いた化合物は表47に記載の化合物記号で示す。
【表47】
Figure 0003835125
試験例1 (ハスモンヨトウに対する殺虫試験)
製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の、水による200倍希釈液(500ppm)2mlを、直径11cmのポリエチレンカップ内に調製した13gのハスモンヨトウ用人工飼料にしみ込ませた。その中にハスモンヨトウ4令幼虫10頭を放ち、6日後にその生死を調査し、死虫率を求めた(2反復)。
その結果、本発明化合物(1)、(2)、(5)〜(7)、(9)〜(11)、(14) 、(16)〜(18)、(20)〜(26)、(28)〜(37)、(39)〜(50)、(71)は各々死虫率80%以上を示した。それに対し、比較対照に用いた化合物(A),(B)の死虫率はいずれも0%であった。
【0111】
試験例2 (ニセナミハダニに対する試験)
播種7日後の鉢植ツルナシインゲン(初生葉期)に、一葉当り10頭のニセナミハダニの雌成虫を寄生させ、25℃の恒温室に置いた。6日後、製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤を、水で有効成分500ppm に希釈した薬液をターンテーブル上で1鉢当り15ml散布し、同時に同液2mlを土壌感灌注した。8日後にそれぞれの植物のハダニによる被害程度を調査した。効果判定基準は、
−:ほとんど被害が認められない。
+:少し被害が認められる。
++:無処理区と同様の被害が認められる。
その結果、本発明化合物(1)、(7)、(10)、(15)、(30)、(32)、(33)の効果判定は−または+であった。それに対し、比較対照に用いた化合物(A),(B)の効果判定はいずれも++であった。
【0112】
試験例3 (Heliothis virescens に対する殺虫試験)
製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の水による希釈液(100ppm)0.2mlを人工飼料に混入処理して、プラスチック容器内に入れ、これにH. virescens2齢幼虫を一頭入れた。一処理あたり10頭の供試虫を用いた。6日後に観察を行ない、死虫率を求めた。
その結果、本発明化合物(36)、(42)、(43)は、それぞれ死虫率80%以上を示したが、比較対照に用いた化合物(A)、(B)の死虫率はいずれも0%であった。
【0113】
試験例4 (コナガに対する殺虫試験)
製剤例1に準じて得られた供試化合物の乳剤の水による希釈液(50ppm)に、展着剤リノー(日本農薬株式会社製)を1000倍希釈濃度になるように加え、これをポット植えのキャベツ(5葉期)に対し、1ポットあたり25ml散布処理した。植物を風乾させた後、1ポットあたり10頭のコナガが3齢幼虫を放した。4日後に観察し、死虫率を求めた。
その結果、本発明化合物(36)、(37)、(42)、(45)〜(48)はそれぞれ死虫率80%以上を示したが、比較対照に用いた化合物(A)、(B)の死虫率はいずれも0%であった。
【0114】
【発明の効果】
本発明化合物は、優れた殺虫、殺ダニ効力を有する。

Claims (6)

  1. 一般式 〔I〕
    Figure 0003835125
    [式中、Xは、それぞれ独立して、塩素原子または臭素原子、
    Yは酸素原子、
    Zは酸素原子、
    2 およびR 3 はハロゲン原子、
    tは0、
    1 は、下記一般式 Q1
    Figure 0003835125
    (ここで、Aは、ハロゲン原子および炭素数1から4のアルキル基からなる群より選択される1または2個の独立した置換基で置換されていてもよい3−ピリジル基、
    2−ピリジル基、
    4−ピリジル基、
    2−チエニル基、
    3−チエニル基、
    ホルミル基で置換されていてもよい2−フラニル基、
    炭素数1から4のアルキル基で置換された5−(1,3−チアゾール)基、
    1,4−ベンズジオキサニル基、
    ハロゲン原子で置換されたフェニル基で置換された1,3−ジオキソラニル基、または、
    N−フタルイミド基、
    5 およびR 6 は水素原子、
    7 は水素原子、
    pは0から2の整数)で示される基]
    で示されるジハロプロペン化合物。
  2. 一般式 〔I〕
    Figure 0003835125
    [式中、Xは、それぞれ独立して、塩素原子または臭素原子、
    Yは酸素原子、
    Zは酸素原子、
    2 およびR 3 は、それぞれ独立して、ハロゲン原子、または炭素数1から3のアルキル基、
    tは0、
    1 は、下記一般式 Q2
    Figure 0003835125
    (ここで、Aは、ハロゲン原子およびトリフルオロメチル基からなる群より選択される1または2個の独立した置換基で置換されていてもよい2−ピリジル基、
    3−ピリジル基、
    4−ピリジル基、
    2−フラニル基、
    2−チエニル基、
    3−チエニル基、
    2−キノリル基、
    3−キノリル基、
    炭素数1から4のアルコキシ基で置換されていてもよい2−ベンズチアゾリル基、
    2−ベンズオキサゾリル基、または
    2−ベンズイミダゾリル基、
    Bは、酸素原子、S(O)q基、NR 9 基、またはC(=G 1 )G 2
    (ここで、qは0、R 9 は水素原子、G 1 およびG 2 は酸素原子)、
    5 は水素原子、
    6 は水素原子、または炭素数1から3のアルキル基、
    7 は水素原子、
    pは1から5の整数)で示される基]
    で示されるジハロプロペン化合物。(但し、該ジハロプロペン化合物において、3,5−ジクロロ−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼンを除く)。
  3. 1 が、下記一般式 Q1
    Figure 0003835125
    (式中、Aは、1または2個の塩素原子で置換された3−ピリジル基、
    メチル基で置換された3−ピリジル基、
    3−ピリジル基、
    2−ピリジル基、
    4−ピリジル基、
    2−チエニル基、
    3−チエニル基、
    ホルミル基で置換された2−フラニル基、
    2−フラニル基、
    メチル基で置換された5−(1,3−チアゾール)基、
    1,4−ベンズジオキサニル基、
    塩素原子で置換されたフェニル基で置換された1,3−ジオキソラニル基、または
    N−フタルイミド基、
    5 およびR 6 は水素原子、
    7 は水素原子、
    pは0から2の整数)
    である請求項1記載の化合物。
  4. 1 が、下記一般式 Q2
    Figure 0003835125
    (式中、Aは、塩素原子およびトリフルオロメチル基からなる群より選択される1または2個の独立した置換基で置換されていてもよい2−ピリジル基、
    3−ピリジル基、
    4−ピリジル基、
    2−フラニル基、
    2−チエニル基、
    3−チエニル基、
    2−キノリル基、
    3−キノリル基、
    エトキシ基で置換されていてもよい2−ベンズチアゾリル基、
    2−ベンズオキサゾリル基、または
    2−ベンズイミダゾリル基、
    Bは、酸素原子、硫黄原子、NH基、またはC(=O)O基、
    5 は水素原子、
    6 は水素原子、または炭素数1から3のアルキル基、
    7 は水素原子、
    pは1から5の整数)
    である請求項2に記載される化合物。
  5. 以下の群から選ばれるいずれかの化合物。
    3,5−ジクロロ−4−(2−(2−(4−クロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−4−イル)エトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、
    3,5−ジクロロ−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、
    3,5−ジクロロ−4−(3−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリシルオキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、
    3−クロロ−5−メチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、
    3−クロロ−5−メチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、
    3,5−ジエチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、
    3,5−ジエチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、
    3−エチル−5−メチル−4−(3−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)プロピルオキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン、および
    3−エチル−5−メチル−4−(4−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)ブトキシ)−1−(3,3−ジクロロ−2−プロペニルオキシ)ベンゼン。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載されるジハロプロペン化合物を有効成分として含有することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤。
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