JP3827888B2 - 電流差動継電装置の伝送同期方式 - Google Patents

電流差動継電装置の伝送同期方式 Download PDF

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    • HELECTRICITY
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    • H02H7/263Sectionalised protection of cable or line systems, e.g. for disconnecting a section on which a short-circuit, earth fault, or arc discharge has occured involving signal transmission between at least two stations involving transmissions of measured values

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  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電力系統を保護する保護継電装置、とりわけ送電線を電流差動原理に基づき保護する電流差動継電装置の伝送同期方式に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10に電流差動継電装置を送電線の保護に適用した場合の1構成例を示す。図10において、1は送電線、2,3は夫々送電線の両端に設けられ各端子における電流データを収集及び電流差動判定する電流差動継電装置、12は電流差動継電装置間を下り方向に接続する伝送路、13は電流差動継電装置間を上り方向に接続する伝送路を示す。
【0003】
電流差動継電装置2及び3の電流差動演算で使用される電流データは、2つの電流差動継電装置において同一時刻にサンプリングされたものである必要がある。このため、電流差動継電装置間のサンプリング同期誤差を0とするサンプリング同期制御が必要となる。以下、図11に示す原理図をもとに従来のサンプリング同期制御方式の動作を説明する。
【0004】
図11においてTX2,TX3は夫々電流差動継電装置2,3が互いに、自端のサンプリング時刻に同期して相手に対して送信する伝送信号、t2,t3は電流差動継電装置2,3において伝送信号TX2,TX3の受信時刻を自局のサンプリング時刻を基準に測定した受信時刻、tdは電流差動継電装置2−3間の伝送遅延時間、ΔTは電流差動継電装置2−3間のサンプリング同期誤差を示す。
【0005】
図11から明らかなように、受信時刻t2,t3と伝送遅延時間td及びサンプリング同期誤差ΔTの間には、(1)式,(2)式の関係がある。(1)式,(2)式より、サンプリング同期誤差ΔTは(3)式で計算できる。両方あるいは片方の電流差動継電装置は、演算したサンプリング同期誤差ΔTの値が0になるように、内蔵したサンプリング同期発振器の周波数を調整し、サンプリング同期制御を行なう。
【数1】
t2=td+ΔT ………………(1)
t3=td−ΔT ………………(2)
ΔT=(t2−t3)/2 …………(3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した同期方式において、サンプリング同期誤差ΔTの演算には、自端のサンプリング時刻を基準に測定した相手端からのデータの受信時刻が一定である必要がある。即ち、サンプリング周波数と送信データの伝送速度が倍数関係にあることが必要である。サンプリング周波数と送信データの伝送速度が倍数関係にない場合には、サンプリング時刻を基準に測定した相手端からのデータの受信時刻にずれが発生するため、サンプリング同期誤差ΔTの演算結果が一定とならずサンプリング時刻を同期させることができない問題点があった。
【0007】
例えば、サンプリング周波数が720Hzで伝送速度が54kbpsの場合は、サンプリング周波数と伝送速度が倍数関係であり、1サンプリングあたり75ビット(54000/720=75)のデータを周期的に送ることで、サンプリング時刻を基準に測定した相手端からのデータの受信時刻は一定となり、サンプリング時刻の同期が可能である。
【0008】
しかし、サンプリング周波数が720Hzで伝送速度が64kbpsの場合は、サンプリング周波数と伝送速度が倍数関係になく、1サンプリングあたり88ビット(64000/720=88.88)のデータを周期的に送信した場合においては、サンプリング時刻を基準に測定した相手端からのデータの受信時刻が一定とならないため、従来技術ではサンプリング時刻を同期させることができない。
【0009】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、サンプリング周波数と伝送速度が倍数関係にない場合でも、サンプリング時刻を同期させることの可能な電流差動継電装置の伝送同期方式を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の[請求項1]に係る電流差動継電装置の伝送同期方式は、電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長の間にアイドルビットを挿入する手段を設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入し、自端のサンプリング時刻から、相手端のサンプリング時刻に同期して自端に送信されてくる伝送信号の受信時刻までの時間が略一定になるように送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうように構成した。
【0011】
本発明の[請求項2]に係る電流差動継電装置の伝送同期方式は、電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長の間にアイドルビットを挿入する手段を設けると共に,前記伝送信号の固定フレーム長を1つの単位として両端で同期を合わせる手段と、前記アイドルビットを挿入するタイミングを両端で同期を合わせる手段とを設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入により送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうように構成した。
【0012】
本発明の[請求項3]に係る電流差動継電装置の伝送同期方式は、電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記サンプリング同期に際して一定周期送信データの送出タイミングに合せてアイドルビットを挿入する手段を設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入により送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうように構成した。
【0013】
本発明の[請求項4]に係る電流差動継電装置の伝送同期方式は、電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長を1つの単位としてその両端で同期を合せる手段と、相手端からの伝送信号からクロックを抽出する手段とを設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、アイドルビット挿入により送信データ長を可変して、前記受信信号から抽出したクロック数のカウント値をもとに前記固定フレーム数にて等分し、その等分した時間間隔にてサンプリングすることによりサンプリング同期を行なうように構成した。
【0014】
本発明の[請求項5]に係る電流差動継電装置の伝送同期方式は、電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長を1つの単位としてその両端で同期を合せる手段と、通信装置より出力されるクロックを受信する手段と、前記受信したクロックをもとにサンプリング同期信号を出力する手段とを設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、アイドルビット挿入により送信データ長を可変して、前記通信装置より出力されるクロックをもとにサンプリング同期を行なうよう構成した。
【0015】
本発明の[請求項6]に係る電流差動継電装置の伝送同期方式は、[請求項1]において、前記アイドルビット数をn又はn±1ビットとする手段を設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入し、自端のサンプリング時刻から、相手端のサンプリング時刻に同期して自端に送信されてくる伝送信号の受信時刻までの時間が略同一になるように送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうよう構成した。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)([請求項1]対応)
図1は本発明の第1の実施の形態を示す電流差動継電装置2のブロック構成図である。図1において、101は系統電流を入力とし、伝送可能なディジタル量に変換して送信手段102に出力する変換手段、102は自局のデータを伝送信号に変換してアイドルビット付加する手段に出力する送信手段、105は送信データに対してアイドルビットを付加し相手端に送信するアイドルビット挿入手段、103は相手端の電流差動継電装置からのデータを入力とし受信信号を演算手段104で処理可能なデータに復調する受信手段、104は相手端からのデータ及び自端の電流データを入力とし電流差動保護演算を行なう演算手段、106は受信信号及びサンプリング同期信号発振器107の出力を入力とし、相手からの伝送信号の到着時刻を測定する時間測定手段、107はサンプリング同期制御手段108により発振周波数を制御され変換手段101及び送信手段102に対して一定間隔のパルスを出力するサンプリング同期発振器、108は前述の(3)式を演算するサンプリング同期制御手段である。
【0017】
図1において、受信手段103の出力するt3及び時間測定手段106の出力するt3は、図11に示すt2及びt3の同名の入力となる。なお、相手端の電流差動継電装置3も図1と同様の構成を持つが、時間データt2とt3が入れ替わっていることのみ異なる。
【0018】
次に、電流差動継電装置2の動作を説明する。電流差動継電装置2は送電線1の電流データをサンプリング同期発振器107の出力する一定周期の信号に従ってサンプリングし、ディジタル量に変換する。変換された電流データは、送信手段102により伝送信号に変換されアイドルビット挿入手段105に出力される。同時に電流データは演算手段104に入力される。アイドルビット挿入手段105は、伝送信号に必要によりアイドルビットを付加することで、伝送データ長を調整し伝送信号TX2として送出される。
【0019】
電流差動継電装置3からの伝送信号TX3は受信手段103に入力し、ディジタル量に復調された後、演算手段104に入力される。演算手段104は変換手段101及び受信手段103の出力する電流データを入力として電流差動保護演算を行ない、事故を検出した場合に外部にトリップ信号を出力する。上記の電流差動保護演算の前提となる電流差動継電装置2及び3における同時刻サンプリングは、以下の手順で制御される。
【0020】
時間測定手段106は、相手端からの伝送信号TX3の受信時刻t3を測定し、サンプリング同期制御手段108に入力する。同時に、受信手段103は、相手端からの伝送信号TX3内の時間データt3を取り出し、同じくサンプリング同期制御手段108に入力する。
【0021】
サンプリング同期制御手段108では、(3)式に従ってサンプリング同期誤差ΔTを演算し、これを元にサンプリング同期制御信号を出力する。サンプリング同期制御手段108から出力されたサンプリング同期制御信号は、サンプリング同期発振器107に入力し、サンプリング同期誤差ΔTの値が0になるように発振周波数が制御される。
【0022】
ここで、サンプリング周波数と伝送速度が倍数関係の伝送データの形態例を図2に示す。図2はサンプリング周波数は720Hzで、伝送速度が54kbpsの例である。この場合は、相手端からの受信時刻t2及びt3の値が一定となり、正常にサンプリング同期制御を行なうことができる。
【0023】
これに対し、サンプリング周波数と伝送速度が倍数関係にない伝送データの形態例を図3に示す。図3はサンプリング周波数は720Hzで、伝送速度が64kbpsの例である。この場合は、サンプリング時刻を基準に測定した相手端からの受信時刻t2及びt3の値が一定とならず、正常にサンプリング同期を行なうことができない。
【0024】
本実施の形態による伝送データの形態例を図4に示す。本実施の形態によれば、伝送信号の固定フレーム長の間にアイドルビット挿入手段105により、例えば、9フレームのうち8フレームにアイドルビットを挿入することにより、9フレームにおける送出ビット数を800ビット(89ビット×9フレーム−1ビット=800ビット)に調整し、毎秒720フレームの伝送周期を維持することができる。
【0025】
これにより、サンプリング周波数と伝送速度の関係を倍数関係として扱うことができる。従って、サンプリング周波数と伝送速度が倍数関係になくとも、サンプリング時刻から測定した相手端からの受信時刻を略保持することにより、サンプリング時刻を同期させることができる。
【0026】
(第2の実施の形態)([請求項2]対応)
本発明の第2の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態に対して、伝送信号の固定フレーム長を1つの単位として両端で同期を合わせる手段を追加し、アイドルビットを挿入するタイミングを両端子で同期を合わせることで、サンプリング時刻から測定した相手端からの受信時刻を保持することにより、サンプリング時刻を同期させることができる。
【0027】
本実施の形態による伝送データの形態例を図5に示す。図5はサンプリング周波数は720Hzで、伝送速度が64kbpsの例である。本実施の形態によれば、サンプリング同期制御手段108により、電流差動継電装置2及び3のサンプリングに対してフレーム番号(#0〜#7)をつけ、そのフレーム番号を電流差動継電装置2と3間で同期を合わせる。
【0028】
又、伝送信号の固定フレーム長の間にアイドルビット挿入手段105により、フレーム番号#8と#0間のアイドルビットを抜くことにより、9フレームにおける送出ビット数を800ビット(89ビット×9フレーム−1ビット=800ビット)に調整し、毎秒720フレームの伝送周期を維持することができる。これにより、サンプリング時刻から測定した相手端からの同一フレーム番号の受信時刻を、電流差動継電装置2及び3間で同期させ、[請求項1]に対してより高精度に同期を合わせることができる。
【0029】
(第3の実施の形態)([請求項3]対応)
本発明の第3の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態に対して、アイドルビットを挿入するときに、等間隔に挿入するのではなく、サンプリング同期のための一定周期送出信号の送出タイミングに合せて適宜入れることで、サンプリング同期の元になるフレームの受信タイミング位置を保持することにより、サンプリング時刻を同期させることができる。
【0030】
本実施の形態による動作の形態例を図6に示す。図6はサンプリング周波数は720Hzで、伝送速度が64kbpsの例である。本実施の形態によれば、サンプリング同期のためにサンプリング時刻から時刻データを測定するために一定周期の信号を送出しているが、その送出タイミングに合せて、アイドルビットを適宜入れることで、9フレームにおける送出ビット数を例えば800ビット(89ビット×9フレーム−1ビット=800ビット)に調整すれば、毎秒720フレームの伝送周期を維持することができる。これにより、サンプリング時刻から測定した相手端からの受信時刻は、略保持することができ、両端のサンプリング時刻を合わせることができる。
【0031】
(第4の実施の形態)([請求項4]対応)
本発明の第4の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態に対して、伝送信号の固定フレーム長を1つの単位として両端で同期を合せる手段と、受信信号からクロックを抽出する手段と、抽出したクロックをもとにサンプリング同期信号を出力することで、サンプリング時刻を同期させることができる。
【0032】
本実施の形態による電流差動継電装置2のブロック構成図を図7に示す。本実施による動作の形態例を図8に示す。図8はサンプリング周波数は720Hzで、伝送速度が64kbpsの例である。本実施の形態による動作は、[請求項2]の形態に対して、受信データよりクロックを抽出する手段109を追加する。[請求項2]の実施の形態と同様に、両端子間を固定フレーム長にて同期をとるが、受信データよりクロックを抽出し、そのクロック数のカウント値を前記固定フレーム数にて等分し、その等分した時間間隔にてサンプリングすることにより、両端のサンプリング時刻を合わせることができる。
【0033】
(第5の実施の形態)([請求項5]対応)
本発明の第5の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態に対して、伝送信号の固定フレーム長を1つの単位として両端で同期を合せる手段と、通信装置より出力されるクロックを受信する手段と、受信したクロックをもとにサンプリング同期信号を出力する手段を追加することで、サンプリング時刻を同期させることができる。
【0034】
本実施の形態による電流差動継電装置2のブロック構成図を図9に示す。本実施の形態による動作は、[請求項2]の形態に対して、通信装置より得られる受信データに同期したクロックをクロック受信手段109を追加する。[請求項2]の実施の形態と同様に、両端子間を固定フレーム長にて同期をとるが、通信装置より得られる受信データに同期したクロックを入力し、そのクロック数のカウント値を前記固定フレーム数にて等分し、その等分した時間間隔にてサンプリングすることにより、両端のサンプリング時刻を合わせることができる。
【0035】
(第6の実施の形態)([請求項6]対応)
本発明の第6の実施の形態は、本発明の第1の実施の形態に対して、アイドルビット数を、n又はn±1ビットとする手段を備えることで、サンプリング同期の元になるフレームの受信タイミング位置を略保持することにより、サンプリング時刻を同期させることができる。
【0036】
本実施の形態による動作を説明する。[請求項1]に対して、アイドルビット数をn個又はn±1個とする。サンプリング周波数が720Hzで、伝送速度が64kbpsの例にて説明する。たとえば、9フレームのうち8フレームにアイドルビット数をn個又はn±1個を挿入することにより、9フレームにおける送出ビット数を800ビット(89ビット×9フレーム−1ビット=800ビット)に調整し、毎秒720フレームの伝送周期を維持することができる。これにより、サンプリング時刻から測定した相手端からの受信時刻を略保持することができ、両端のサンプリング時刻を合わせることができる。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によればサンプリング周波数と伝送速度が倍数関係にないときであってもサンプリング時刻を基準にした相手端データの受信時刻を略保持することができ、安定なサンプリング同期制御手段を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電流差動継電装置の一実施例の機能ブロック図。
【図2】本発明の[請求項1]の一動作例を説明する伝送データの構成図。
【図3】本発明の[請求項1]の一動作例を説明する伝送データの構成図。
【図4】本発明の[請求項1]の一動作例を説明する伝送データの構成図。
【図5】本発明の[請求項2]の一動作例を説明する伝送データの構成図。
【図6】本発明の[請求項3]の一動作例を説明する伝送データの構成図。
【図7】本発明の[請求項4]の一動作例を説明するブロック図。
【図8】本発明の[請求項4]の一動作例を説明する伝送データの構成図。
【図9】本発明の[請求項5]の一動作例を説明する伝送データの構成図。
【図10】電流差動継電装置の構成図。
【図11】本発明の動作を表すタイミング図。
【符号の説明】
1 送電線
2,3 電流差動継電装置
12,13 伝送路
101 系統電気量変換手段
102 送信手段
103 受信手段
104 演算手段
105 アイドルビット挿入手段
106 時間測定手段
107 サンプリング同期発振器
108 サンプリング同期制御手段

Claims (6)

  1. 電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長の間にアイドルビットを挿入する手段を設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入し、自端のサンプリング時刻から、相手端のサンプリング時刻に同期して自端に送信されてくる伝送信号の受信時刻までの時間が略一定になるように送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうことを特徴とする電流差動継電装置の伝送同期方式。
  2. 電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長の間にアイドルビットを挿入する手段を設けると共に,前記伝送信号の固定フレーム長を1つの単位として両端で同期を合わせる手段と、前記アイドルビットを挿入するタイミングを両端で同期を合わせる手段とを設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入により送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうことを特徴とする電流差動継電装置の伝送同期方式。
  3. 電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記サンプリング同期に際して一定周期送信データの送出タイミングに合せてアイドルビットを挿入する手段を設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入により送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうことを特徴とする電流差動継電装置の伝送同期方式。
  4. 電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長を1つの単位としてその両端で同期を合せる手段と、相手端からの伝送信号からクロックを抽出する手段とを設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、アイドルビット挿入により送信データ長を可変して、前記受信信号から抽出したクロック数のカウント値をもとに前記固定フレーム数にて等分し、その等分した時間間隔にてサンプリングすることによりサンプリング同期を行なうことを特徴とする電流差動継電装置の伝送同期方式。
  5. 電力系統の各端子電流を同一時刻,一定周期をもってサンプリングし、これらのサンプリングされた各電流データを伝送信号として各端子間で相互に伝送し合って保護演算を行なうサンプリング同期方式を用いた電流差動継電装置において、前記伝送信号の固定フレーム長を1つの単位としてその両端で同期を合せる手段と、通信装置より出力されるクロックを受信する手段と、前記受信したクロックをもとにサンプリング同期信号を出力する手段とを設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、アイドルビット挿入により送信データ長を可変して、前記通信装置より出力されるクロックをもとにサンプリング同期を行なうことを特徴とする電流差動継電装置の伝送同期方式。
  6. 請求項1記載の電流差動継電装置の伝送同期方式において、前記アイドルビット数をn又はn±1ビットとする手段を設け、サンプリング周波数と伝送周波数が倍数関係にない場合には、前記アイドルビット挿入し、自端のサンプリング時刻から、相手端のサンプリング時刻に同期して自端に送信されてくる伝送信号の受信時刻までの時間が略同一になるように送信データ長を可変してサンプリング同期を行なうことを特徴とする電流差動継電装置の伝送同期方式。
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