JP3822194B2 - データ再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクなどの光記録媒体から読み出された再生信号からPLL回路によって該再生信号に位相同期したサンプリングクロックを生成すると共に、適応等化回路により該再生信号の周波数特性を自動調整するデータ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVD等各種の記録媒体に記録されたデータを再生する再生装置の開発が盛んに行われている。
【0003】
一般に光ディスクに記録されている情報を再生するための再生装置では、光ピックアップによって読み出された再生信号に基づき、PLL(Phase-Locked Loop)回路によって上記再生信号に位相同期した基準クロックを生成して、ビット同期をとる処理が実行される。
【0004】
また、上記再生装置では、上記再生信号に対して等化回路によって等化処理を行い、等化処理がなされた再生信号を2値化して、2値化した再生信号から記録データを再生する。
【0005】
なお、等化処理とは、所定の等化特性を示すパラメータに基づいて、再生信号の周波数特性(振幅または位相)に変更を加えることをいう。つまり、上記等化処理によって、再生信号は所定の等化特性を示すことになる。また、ここでの等化特性とは最適なインパルス応答を実現するための再生信号の周波数特性をいう。
【0006】
さらに、光記録媒体や再生装置の特性(電気的、機械的特性)にばらつきがあっても、光記録媒体や再生装置の特性の違いに応じた最適な等化特性を自動的に得るため、上記パラメータを適応制御する適応等化回路を用いることがある(例えば、特許文献1)。ここで、適応制御とは、出力する再生信号に基づいて上記パラメータを最適な状態に自動調整することをいう。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−245435号公報(請求項3)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、適応等化回路を有する再生装置では、適応等化回路に入力する再生信号が異常な場合、適応制御を行う等化特性調整部の誤動作を招く。この理由を以下に説明する。
【0009】
一般に、適応等化回路は、該適応等化回路を出力する再生信号を2値化すると共に、2値化した再生信号に基づいて上記パラメータを調整することによって適応制御を実現している。つまり、出力する再生信号をフィードバックしているのである。
【0010】
したがって、適応等化回路に入力する再生信号に異常があると、異常な再生信号に基づいて上記パラメータが調整されるので、上記パラメータが異常に調整される。これにより、適応等化回路はさらに異常な再生信号を出力し、再生信号を適正に2値化できず、適応等化回路の動作が悪循環に陥ってしまう。
【0011】
つまり、一旦調整が大きくずれたパラメータに基づいて適応制御を行うと、自動的に上記パラメータを最適な状態に戻すことができない状態、適応等化回路がいわゆる発散状態に陥る。
【0012】
この点、特許文献1の再生装置では、上記発散状態を回避する事を目的として、エラー検出回路により再生信号のエラーを検出し、再生信号のエラー量が所定量以上であれば適応等化回路における上記所定のパラメータをリセットする方式を採用している。
【0013】
ここで、上記方式によれば、復号化した再生信号に基づいて上記エラー量を検出するため、適応等化回路、2値化回路、デコーダの後段にエラー検出回路を構成する必要がある。つまり、エラー検出回路は適応等化回路よりも後段に備えられることになる。
【0014】
したがって、上記方式によれば、適応等化回路から出力した後の再生信号に基づいてエラー量を検出する事になり、適応等化回路に入力する再生信号のエラー量が所定量以上になった後も、上記所定のパラメータの適応制御が実行されるという事態が起こり得る。よって、適応等化回路の発散を未然に防ぐことができないという問題が生じる。
【0015】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、適応等化回路により再生信号の等化処理を行う再生装置であって、該適応等化回路の発散を未然に防ぐことの可能な再生装置を提供する事にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ再生装置は、上記問題を解決するために、光記録媒体から読み出した再生信号と、上記再生信号に対する基準クロックとの位相誤差の絶対値を検出する位相誤差検出手段と、予め定められたパラメータが示す等化特性に基づいて、上記再生信号を等化して出力する等化手段と、等化手段が出力した再生信号に基づいて、上記パラメータを調整するパラメータ調整手段とを具備し、上記パラメータ調整手段は、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、該絶対値が所定の閾値より小さい場合よりも上記パラメータの調整量を抑制することを特徴する。
【0017】
一般的に、基準クロックに対する再生信号の位相誤差の絶対値と、再生信号のエラー量とは正の相関関係にあると言える。したがって、基準クロックに対する再生信号の位相誤差の絶対値が大きいほど、上記再生信号のエラー量が多いものと判断できる。
【0018】
上記構成によれば、等化手段が、予め定められたパラメータが示す等化特性に基づいて、上記再生信号を等化して出力し、パラメータ調整手段は、等化手段が出力した再生信号に基づいて、上記パラメータを調整している。さらに、パラメータ調整手段は、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、該絶対値が所定の閾値より小さい場合よりも上記パラメータの調整量を抑制している。これにより、再生信号のエラー量が一定以上になった時点で、該再生信号に基づいた上記パラメータの調整が抑制されるため、上記等化手段の発散を未然に抑制できる。
【0019】
具体的に説明すると、上記構成によれば、位相誤差検出手段を等化手段の後段に備える必要がないため、等化手段に入力する前の再生信号のエラー量が一定以上になった時点で上記パラメータの調整量を抑制でき、等化手段の発散を未然に抑制できる。この点、エラー検出回路を適応等化回路の後段に備えざるを得ない特許文献1では、適応等化回路から出力する再生信号に基づいてエラー量を検出しているため、適応等化回路に入力する再生信号のエラー量が一定以上になった後も上記所定のパラメータが調整される事態が生じ、適応等化回路の発散を未然に防ぐことができない。
【0020】
本発明のデータ再生装置は、上記構成に加えて、上記パラメータ調整手段は、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、上記パラメータの調整量をゼロにすることを特徴とする。
【0021】
上記構成によれば、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、上記パラメータの調整量をゼロにしている。これにより、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、上記パラメータの調整を禁止することが可能となり、適応等化回路の発散をさらに防止できる。
【0022】
本発明のデータ再生装置は、上記構成に加えて、上記位相誤差検出手段は、上記基準クロックの示す時間幅で上記再生信号をサンプリングすると共に、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値と、上記再生信号のゼロクロス直後のサンプリング値とに基づいて、上記位相誤差の絶対値を検出することを特徴とする。
【0023】
上記再生信号は、上記基準クロックの示す時間幅でサンプリングされている。したがって、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値とゼロクロス直後のサンプリング値との比率は、上記時間幅における再生信号のゼロクロス前後の時間間隔の比率と近似する。よって、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値とゼロクロス直後のサンプリング値とに基づけば、上記再生信号と上記基準クロックとの位相誤差量を検出でき、上記位相誤差の絶対値も検出できる。
【0024】
本発明のデータ再生装置は、上記構成に加えて、上記位相誤差検出手段は、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値と、上記再生信号のゼロクロス直後のサンプリング値とに基づいて、上記再生信号の異常を検出することを特徴とする。
【0025】
上記再生信号と上記基準クロックとの間に位相誤差が生じた場合、上記再生信号が異常状態であるものと判断することができる。したがって、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値とゼロクロス直後のサンプリング値とに基づけば、再生信号の異常状態も検出できる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態としての適応等化回路を用いた光ディスク再生装置を以下説明する。
【0027】
図1は、光ディスク1に記録されているデータを再生する光ディスク再生装置(データ再生装置)100のブロック図である。なお、光ディスク1の具体例として、CD(Compact Disc),CD−R(CD Recordable),MD(Mini Disc),CD−RW(CD ReWritable),DVD(Digital Video Disk),DVD−R(DVD Recordable),DVD−RW(DVD ReWritable),DVD+RW(DVD ReWritable)等が挙げられる。
【0028】
光ディスク再生装置100は、スピンドルモータ2、光ピックアップ3、増幅器4、サンプリングクロック生成回路5、A/D変換器6、位相誤差検出器7、適応等化回路8、2値化回路9から構成される。
【0029】
スピンドルモータ2は、光ディスク1を支持すると共に、光ディスク1を回転制御するためのものである。光ピックアップ3は、光ディスク1に対してレーザ光を照射すると共に、光ディスク1から反射した光を受光して、受光した光を電気信号に変換することにより、光ディスク1に記録されているデータを読み取るためのものである。なお、上記電気信号は、光ピックアップ3から増幅器4へ送られる。
【0030】
増幅器4は、光ピックアップ3から送られてきた電気信号を増幅することにより再生信号S1を出力するためのものである。なお、再生信号S1は、増幅器4を出力した後、サンプリングクロック生成回路5およびA/D変換器6に送られる。
【0031】
サンプリングクロック生成回路5は、再生信号S1のビットレートに等しい周波数であって、再生信号S1に位相同期したサンプリングクロック(基準クロック)CLKを生成するための回路である。また、サンプリングクロック生成回路5は、PLL(Phase-Locked Loop)回路によって構成される。なお、サンプリングクロックCLKは、サンプリングクロック生成回路5を出力した後、A/D変換器6、位相誤差検出器7、適応等化回路8、および2値化回路9へ送られる。
【0032】
A/D(Analog to Digital)変換器6は、上記サンプリングクロックCLKのタイミング、例えば立ち上がりエッジで、再生信号S1を8ビットのデジタルデータに量子化する。なお、以下では、この量子化されたデジタルデータを量子化再生信号S2とする。
【0033】
この量子化再生信号S2は、A/D変換器6を出力した後、位相誤差検出器7および適応等化回路8に送られる。また、本実施の形態では、量子化再生信号S2を8ビットとしているが、特に8ビットに限定されるものではなく、例えば12ビット、または16ビットのデジタルデータであっても構わない。
【0034】
位相誤差検出器(位相誤差検出手段)7は、量子化再生信号S2を用いて再生信号S1を量子化するタイミングのずれを検出、すなわちサンプリングクロックCLKと再生信号S1(光記録媒体から読み出された再生信号)との位相誤差を検出するための回路である。
【0035】
さらに、本実施の形態の位相誤差検出器7は、上記位相誤差の絶対値を演算すると共に、上記絶対値が位相誤差閾値未満であれば適応許可信号ENをアクティブにすると共に、上記絶対値が位相誤差閾値以上であれば適応許可信号ENを非アクティブにして、該適応許可信号ENを適応等化回路8に送るように構成されている。この位相誤差検出器7の構成については後に詳述する。
【0036】
2値化回路9は、適応等化回路8が出力する等化後量子化再生信号S3を2値化した2値化再生信号S4を出力すると同時に、2値化再生信号S4の一部を適応等化回路8にフィードバックする回路である。
【0037】
適応等化回路(等化手段、パラメータ調整手段)8は、所定の等化特性を示すタップ係数(予め定められたパラメータ)に基づいて量子化再生信号S2を等化処理して出力する。また、適応等化回路8では、2値化再生信号(等化手段が出力した再生信号)S4に基づいて、上記タップ係数を自動調整することによって上記等化特性の適応制御を行っている。
【0038】
さらに、適応等化回路8は、適応許可信号ENが非アクティブの場合、適応許可信号ENがアクティブの場合よりも、上記パラメータの調整量を抑制するように設定されている。
【0039】
ここで、サンプリングクロックCLKに対する再生信号S1の位相誤差の絶対値と、再生信号S1のエラー量とは正の相関関係にあると言える。したがって、サンプリングクロックに対する再生信号S1の位相誤差の絶対値が大きいほど、再生信号S1のエラー量が多いものと判断できる。
【0040】
したがって、以上の構成によれば、再生信号S1のエラー量が一定以上になると、2値化再生信号S4に基づいた上記パラメータの調整を抑制でき、適応等化回路8における等化特性の発散を抑制できる。
【0041】
つぎに、位相誤差検出器7の構成例について説明する。図2は、位相誤差検出器7の一構成例を示したブロック図である。なお、図2に示す位相誤差検出器7は、サンプリングクロックCLKの示すタイミングで動作するクロック同期のデジタル回路である。
【0042】
位相誤差検出器7は、レジスタ21、ROM(Read Only Memory)22、LPF(Low Pass Filter,ローパスフィルタ)23、デジタルコンパレータ24、ROM25により構成されている。
【0043】
なお、サンプリングクロック生成回路5より送られてきたサンプリングクロックCLKはレジスタ21に入力し、A/D変換器6から送られてきた量子化再生信号S2は、レジスタ21およびROM22に入力する。
【0044】
レジスタ21は、フィリップフロップの集合であって、サンプリングクロックCLKに基づいて、量子化再生信号S2を1クロック分遅延するための遅延回路である。なお、遅延された量子化再生信号S2´は、ROM22に送られる。
【0045】
ROM22は、この1クロック分遅延された量子化再生信号S2´および遅延前の量子化再生信号S2に基づいて、サンプリングクロックCLKと再生信号S1との位相誤差の絶対値を示す位相誤差信号を出力する演算用メモリである。つまり、ROM22は、サンプリングクロックCLKと再生信号S1との位相誤差の絶対値を演算するためのメモリとも言える。なお、ROM22が出力する位相誤差信号(上記位相誤差を示す信号)は、LPF23に送られる。
【0046】
なお、後述するが、ROM22は、1クロック分遅延された量子化再生信号S2´および遅延前の量子化再生信号S2を入力すると、上記位相誤差の絶対値を示す位相誤差信号を出力するような演算用データを格納している。
【0047】
LPF(高域遮断デジタルフィルタともいう)23は、上記位相誤差信号から広域のノイズ成分を除去して出力するためのデジタルフィルタである。なお、LPF23が出力する位相誤差信号はデジタルコンパレータ24に送られる。
【0048】
デジタルコンパレータ24は、デジタルデータの大小を比較するための比較器であって、LPF23からの位相誤差信号と、ROM25から読み出した位相誤差閾値(所定の閾値)とを比較する。そして、デジタルコンパレータ24は、上記位相誤差信号の示す位相誤差の絶対値が位相誤差閾値未満である場合、アクティブの適応許可信号ENを出力し、上記位相誤差の絶対値が位相誤差閾値以上の場合、非アクティブの適応許可信号ENを出力するように設定されている。
【0049】
つぎに、ROM22に格納されている演算用データについて詳細に説明する。図4は再生信号S1を示した波形を示した図であり、図中の白丸はサンプリングクロックCLKの示すタイミング(時間幅)で量子化(サンプリング)された量子化再生信号S2を示している。
【0050】
図4において、αは、再生信号S1のゼロクロス直後のサンプリング値(振幅)を示し、βは、再生信号S1のゼロクロス直前のサンプリング値(振幅)を示す。なお、αとβとの比は、上記タイミングにおけるゼロクロス前後の時間間隔tαとtβの比と略等しい。
【0051】
したがって、tα=tβの場合、位相誤差がない状態であると判断できるので、α=βの場合も位相誤差がない状態と判断できる。一方、αとβとが等しくないときは、位相誤差がある状態と判断できる。
【0052】
ここで、位相誤差の絶対値|Pe|は、
|Pe|=|(α−β)/(|α|+|β|)|・・・(1)
によって求めることができる。
【0053】
なお、(1)式は、(α−β)で位相誤差を求めて、|α|+|β|で除算する事により正規化したものである。このように正規化する理由は、再生信号S1の振幅の変化による演算結果の変化を抑制するためである。なお、ROM22よりも前段にAGCを構成する事により再生信号S1の振幅の変化を抑制している場合、|α|+|β|による除算は不要である。
【0054】
さらに、レジスタ21による遅延処理後の量子化再生信号S2´は、遅延処理前の量子化再生信号S2より1クロック分遅延していて、図4におけるαとβとの間は、1クロック分隔たりがある。したがって、レジスタ21による遅延処理前の量子化再生信号S2をαとして、遅延処理後の量子化再生信号S2´をβとすることができる。
【0055】
そして、αをROM22におけるアドレス上位8ビットに入力し、βをROM22の下位8ビットに入力するように、ROM22を設定する。また、αの符号とβの符号とのすべての組み合わせにおける(1)の演算結果をROM22に格納しておく。さらに、αとβとをROM22に入力すると、入力したαおよびβに対応する(1)の演算結果を出力するように、ROM22を設定する。
【0056】
以上のようなROM22によると、入力するαとβとの符号が互いに異なる場合、位相誤差の絶対値|Pe|を示した位相誤差信号を出力できる。なお、入力するαとβとの符号が同一である場合、ROM22は、「0(位相誤差なし)」を示す位相誤差信号を出力する。
【0057】
以上のように算出した位相誤差の絶対値|Pe|は、サンプリングクロック生成回路5内のPLL回路がロックしていない場合や、引き込み過程ばかりでなく、光ディスク1上のディフェクトにより再生信号S1が乱れた場合であっても大きな値となる。これはディフェクトによりゼロクロス前後の振幅値が乱れ、サンプリングクロックCLKとしては正常でもαとβの比が崩れることに起因する。従って、位相誤差検出器7はディフェクト検出器としての機能も有する。
【0058】
以上に示すように、再生信号S1は、上記サンプリングクロックの示す時間幅でサンプリングされているため、再生信号S1のゼロクロス直前のサンプリング値(振幅値)とゼロクロス直後のサンプリング値(振幅値)との比率は、上記時間幅における再生信号S1におけるゼロクロス前後の時間間隔の比率と近似する。
【0059】
よって、再生信号S1のゼロクロス直前のサンプリング値とゼロクロス直後のサンプリング値とに基づけば、つまり、(1)式を実行する事により、再生信号S1とサンプリングクロックCLKとの位相誤差量を検出できる。
【0060】
また、再生信号S1とサンプリングクロックCLKとの間に位相誤差が生じた場合、光ディスク1上のディフェクトにより再生信号S1が乱れているとも考えることができる。したがって、再生信号S1のゼロクロス直前のサンプリング値とゼロクロス直後のサンプリング値とに基づけば、再生信号の異常状態も判断できる。
【0061】
つぎに、適応等化回路8の構成例について説明する。図3は、適応等化回路8の構成を示したブロック図である。適応等化回路8は、FIR型デジタルフィルタ(FIRフィルタ,等化手段)31を本体とする。そして、FIR型デジタルフィルタ31に与えられると共に所定の等化特性を示すタップ係数C0・C1・C2を、自動調整する事で、等化特性の適応制御を実行する。つまり、本実施形態の適応等化回路8は、3タップLMS型である。
【0062】
具体的には、タップ係数C0、C1、C2の自動調整は、図3に示す構成の回路で行われる。図3の適応等化回路8は、FIR型デジタルフィルタ31、レイテンシ調整シフトレジスタ33、レジスタ34a・34b・34c、タップ係数供給手段(パラメータ調整手段)40a・40b・40c、選択器38、選択器312、FIR型デジタルフィルタ(FIRフィルタ)32、レイテンシ調整シフトレジスタ39、減算器310、乗算器311により構成されている。
【0063】
FIR型デジタルフィルタ31は、タップ係数供給手段40a・40b・40cから供給されるタップ係数(予め定められたパラメータ)C0・C1・C2に基づいて、入力する量子化再生信号S2に等化処理を施し、等化後量子化再生信号S3を出力するデジタルフィルタである。
【0064】
レイテンシ調整シフトレジスタ33は、入力する量子化再生信号S2を所定クロック分遅延して出力する遅延回路である。
【0065】
レジスタ34a・34b・34cは、この順序で直列に接続されていると共に、夫々入力信号を1クロック分遅延して出力する遅延手段である。また、レジスタ34aとタップ係数調整手段40aとが接続され、レジスタ34bとタップ係数調整手段40bとが接続され、レジスタ34cとタップ係数調整手段40cとが接続されている。
【0066】
ここで、レジスタ34aは、レイテンシ調整シフトレジスタ33が出力した量子化再生信号S2を入力し、1クロック分遅延させてレジスタ34bおよびタップ係数供給手段40aに出力する。レジスタ34bは、レジスタ34aからの量子化再生信号S2を1クロック分遅延させてレジスタ34cおよびタップ係数供給手段40bに出力する。レジスタ34cは、レジスタ34bからの量子化再生信号S2を1クロック分遅延させてタップ係数供給手段40cに出力する。
【0067】
つまり、レジスタ34cの出力は、レジスタ34aの入力より3クロック過去のデータとなり、レジスタ34bの出力は、レジスタ34aの入力より2クロック過去のデータとなり、レジスタ34aの出力は、レジスタ34aの入力より1クロック過去のデータとなる。
【0068】
各タップ係数供給手段40a・40b・40cは、それぞれに対応するタップ係数C0・C1・C2を格納していると共に、2値化再生信号S4および量子化再生信号S2に基づいて各タップ係数C0・C1・C2を自動調整(適応制御)するための適応制御手段である。つまり、タップ係数供給手段40aにはタップ係数C0が格納され、タップ係数供給手段40bにはタップ係数C1が格納され、タップ係数供給手段40cにはタップ係数C2が格納されている。
【0069】
選択器38は、位相誤差検出器7に構成されているデジタルコンパレータ24からの適応許可信号EN(選択入力S)に基づいて、第1ゲイン調整定数または第2ゲイン調整定数のいずれかを乗算器311に出力するための回路である。なお、第2ゲイン調整定数は第1ゲイン調整定数よりも小さく設定されている。
【0070】
ここで、適応許可信号ENがアクティブの場合、選択器38は第1ゲイン調整定数を出力し、適応許可信号ENが非アクティブの場合、選択器38は第2ゲイン調整定数を出力するように構成されている。
【0071】
レイテンシ調整シフトレジスタ39は、FIR型デジタルフィルタ31の出力である等化後量子化再生信号S3を時間的に調整し、減算器310に出力するための回路である。
【0072】
選択器312は、2値化回路9の出力である2値化再生信号S4の示す符号を所定の符号に変換して、FIR型デジタルフィルタ32に出力する回路である。具体的に、選択器312は、2値化再生信号S4の示す「0」「1」データを「−1」「1」データに変換する。
【0073】
FIR型デジタルフィルタ32は、選択器312から送られる2値化再生信号S4に等化処理を施し、減算器310に出力するためのデジタルフィルタである。なお、FIR型デジタルフィルタ32から出力する2値化再生信号S4と、最適なインパルス応答の等化後量子化再生信号S3とを等化にするためのタップ係数が、FIR型デジタルフィルタ32に設定されている。
【0074】
減算器310は、レイテンシ調整シフトレジスタ39からの等化後量子化再生信号S3と、FIR型デジタルフィルタ32からの2値化再生信号S4とを減算することにより等化誤差信号eを出力し、出力した等化誤差信号eを乗算器311に送るための回路である。
【0075】
乗算器311は、選択器38からの出力である第1ゲイン調整定数または第2ゲイン調整定数と、減算器310からの出力である等化誤差信号eとを乗算することによって、等化誤差信号eのゲイン調整を行うための回路である。なお、ゲイン調整された等化誤差信号eは、各タップ係数供給手段40a・40b・40cに送られる。
【0076】
次に、各タップ係数供給手段40a・40b・40cについて説明する。なお、各タップ係数供給手段40a・40b・40cは、それぞれ同様の構成であるため、以下では、タップ係数供給手段40aについてのみ説明し、タップ係数供給手段40b・40cの説明は省略する。
【0077】
タップ係数供給手段40aは、乗算器35a、レジスタ36a、加算器37aより構成される。
【0078】
乗算器35aは、乗算器311からの等化誤差信号eと、前記遅延手段により遅延された量子化再生信号S2とを乗算することによりタップ係数C0の調整量を出力するための回路である。なお、出力された更新量は、加算器37aに送られる。
【0079】
レジスタ36aは、タップ係数C0を格納するためのメモリである。加算器37aは、現時点でのタップ係数C0をレジスタ36aから読み出すと共に、読み出したタップ係数C0に対し、乗算器35aの出力する更新量を加算して、調整後タップ係数C0を出力するための回路である。なお、調整後タップ係数C0は、レジスタ36aに格納される。
【0080】
つぎに、図3に示す適応等化回路8の動作について説明する。以下でも、タップ係数供給手段40b・40cの説明は省略する。
【0081】
まず、FIR型デジタルフィルタ31は、量子化再生信号S2を等化して、等化後量子化再生信号S3を出力する。そして、出力した等化後量子化再生信号S3は、レイテンシ調整シフトレジスタ39によって時間的に調整され、等化誤差信号eの演算のために減算器310に入力する。
【0082】
また、2値化回路9からの出力である2値化再生信号S4は、選択器312によって、1および0のデータから1および−1のデータに変換される。そして、該変換後の2値化再生信号S4は、FIR型デジタルフィルタ32に入力する。
【0083】
ここで、FIR型デジタルフィルタ32のタップ係数は、FIR型デジタルフィルタ32の出力が、最適なインパルス応答を示す等化後量子化再生信号S3と等化となるように設定されている。
【0084】
したがって、FIR型デジタルフィルタ32から出力する2値化再生信号S4にエラーがない限り、減算器310から出力される等化誤差信号eは、最適なインパルス応答を示す等化後量子化再生信号S3と、FIR型デジタルフィルタ31の出力する等化後量子化再生信号S3との誤差を示すことになる。
【0085】
そして、減算器310から出力される等化誤差信号eは、乗算器311によって、第1ゲイン調整定数または第2ゲイン調整定数のいずれかと乗算されることでゲイン調整される。さらに、ゲイン調整された等化誤差信号eは、乗算器35aによって、クロック単位で遅延した量子化再生信号S2と乗算される。ここで、乗算器35aの出力は、タップ係数C0の調整量に該当する。
【0086】
さらに、タップ係数C0の調整量は、加算器37aによって、レジスタ36aに格納されている現在のタップ係数C0に加算され、加算調整後(更新後)のタップ係数C0としてレジスタ36aに格納される。
【0087】
上記構成によれば、位相誤差の絶対値が位相誤差閾値よりも小さい場合(適応許可信号ENがアクティブ)、第1ゲイン調整定数によって等化誤差信号eのゲイン調整が行われる。また、位相誤差の絶対値が位相誤差閾値以上の場合(適応許可信号ENが非アクティブ)、第1ゲイン調整定数より小さい第2ゲイン調整定数によって等化誤差信号eのゲイン調整が行われるようになっている。
【0088】
したがって、位相誤差の絶対値が位相誤差閾値以上の場合、該絶対値が位相誤差閾値より小さい場合よりも、タップ係数C0の加算調整量を小さくできる。つまり、タップ係数C0すなわち等化特性の調整量は、位相誤差の絶対値が位相誤差閾値以上の場合、該絶対値が位相誤差閾値より小さい場合よりも抑制される。
【0089】
また、以上の構成において、第2ゲイン調整定数をゼロに設定すれば、位相誤差の絶対値が位相誤差閾値以上の場合、乗算器311からの出力はゼロになるので、タップ係数C0の調整量もゼロになる。したがって、位相誤差の絶対値が位相誤差閾値以上の場合、タップ係数C0の調整が行われず、タップ係数C0すなわち等化特性の適応制御を禁止することができる。
【0090】
また、図2に示す位相誤差検出器7および図3に示す適応等化回路8との組み合わせにより、上記位相誤差を検出すると同時にディフェクトによる再生信号S1の異常も検出でき、タップ係数すなわち等化特性の発散を未然に防止することができる。
【0091】
なお、上述した位相誤差閾値について、以下説明する。
【0092】
上記「位相誤差」は、光ディスク1のディフェクトに起因して検出されるだけでなく、上記ディフェクト以外の要因によって検出される場合もある。例えば、光ディスク1の媒体ノイズ、フォトディテクターノイズ、回路ノイズ、PLL回路のジッタによっても位相誤差は検出される。
【0093】
通常、上記ディフェクト以外の要因で検出される位相誤差は、散発的に発生するので、適応等化回路8を発散させる要因にならない。しかし、ディフェクトに起因して検出される位相誤差は、長時間に渡って集中的に発生するものであり、適応等化回路8を発散させる要因になる。
【0094】
したがって、本実施の形態において、位相誤差閾値を不必要に小さく設定してしまうと、上記ディフェクト以外の要因で位相誤差が検出される状況、つまり適応等化回路8の発散が起こりえない状況でも、適応制御が抑制される事となり、本来の適応制御の目的を阻害するというデメリットが生じる。
【0095】
一方、位相誤差閾値を不必要に大きく設定してしまうと、上記ディフェクトに起因して位相誤差が検出されている状況で適応制御が抑制されず、適応等化回路8の発散が生じてしまうというデメリットが生じる。
【0096】
よって、上記位相誤差閾値の設定方法として、予め実験により、位相誤差の絶対値の頻度の分布を示したヒストグラムを作成し(例えば図5)、最大頻度の半分の頻度に対応する位相誤差の絶対値を位相誤差閾値として設定すればよい。このようにして位相誤差閾値を設定すれば、適応制御によるメリットと上記デメリットとのバランスを最適に保つことができる。
【0097】
なお、図5のヒストグラムの横軸は位相誤差の絶対値を示し、縦軸は、検出させる位相誤差の頻度を示している。このヒストグラムによれば、位相誤差の絶対値が大きくなる程、その頻度が小さくなる事がわかる。
【0098】
また、上記位相誤差閾値を以上示した方法で設定すると、個々の装置によって設定される値が異なることになるが、本発明の発明者が行った実験によれば0.25程度の値が好ましいものと判明した。しかし、上記位相誤差閾値は、0.25付近の値に限定されるものではなく、あくまで装置の種類、機能によって変更可能な値である。
【0099】
なお、以上で示した位相誤差検出器7および適応等化回路8の構成例はあくまでも一例であり、請求項に記載した技術的範囲内で設計変更可能である事はいうまでもない。
【0100】
なお、従来の方式によって適応制御を行う等化回路によれば、通常、数百〜数千クロック更新が繰り返されてタップ係数が収束するようゲイン調整用乗算定数が設定されるが、最適な等化後量子化再生信号を得るために2値化再生信号をフィードバックさせているため、サンプリングクロックの位相が異常な期間や、ディフェクトなどで再生信号の異常な期間が長時間連続した場合や、正確に2値化できない期間が長時間連続した場合、等化誤差信号の値が異常となる期間が長時間連続するのでタップ係数が異常な値に更新されてしまう。そして、一度、タップ係数が異常値になると正常な2値化ができなくなるという悪循環に陥り、タップ係数が発散してしまう。
【0101】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0102】
【発明の効果】
本発明のデータ再生装置は、以上のように、光記録媒体から読み出した再生信号と、上記再生信号に対する基準クロックとの位相誤差の絶対値を検出する位相誤差検出手段と、予め定められたパラメータが示す等化特性に基づいて、上記再生信号を等化して出力する等化手段と、等化手段が出力した再生信号に基づいて、上記パラメータを調整するパラメータ調整手段とを具備し、上記パラメータ調整手段は、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、該絶対値が所定の閾値より小さい場合よりも上記パラメータの調整量を抑制することを特徴する。
【0103】
これにより、再生信号のエラー量が一定以上になった時点で、該再生信号に基づいた上記パラメータの調整が抑制されるため、上記等化手段の発散を未然に抑制できるという効果を奏する。
【0104】
本発明のデータ再生装置は、上記構成に加えて、上記パラメータ調整手段は、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、上記パラメータの調整量をゼロにすることを特徴とする。
【0105】
これにより、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、上記パラメータの調整を禁止することが可能となり、適応等化回路の発散をさらに防止できるという効果を奏する。
【0106】
本発明のデータ再生装置は、上記構成に加えて、上記位相誤差検出手段は、上記基準クロックの示す時間幅で上記再生信号をサンプリングすると共に、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値と、上記再生信号のゼロクロス直後のサンプリング値とに基づいて、上記位相誤差の絶対値を検出することを特徴とする。
【0107】
これにより、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値とゼロクロス直後のサンプリング値とに基づけば、上記再生信号と上記基準クロックとの位相誤差量を検出でき、上記位相誤差の絶対値も検出できるという効果を奏する。
【0108】
本発明のデータ再生装置は、上記構成に加えて、上記位相誤差検出手段は、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値と、上記再生信号のゼロクロス直後のサンプリング値とに基づいて、上記再生信号の異常を検出することを特徴とする。
【0109】
これにより、上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値とゼロクロス直後のサンプリング値とに基づけば、再生信号の異常状態も検出できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における光ディスク再生装置の構成を示したブロック図である。
【図2】図1における光ディスク装置の構成要素である位相誤差検出器の構成を示したブロック図である。
【図3】図1における光ディスク装置の構成要素である適応等化回路の構成を示したブロック図である。
【図4】図1の光ディスク装置における再生信号の波形を示した図である。
【図5】位相誤差の絶対値に対する頻度を示したヒストグラムである。
【符号の説明】
5 サンプリングクロック生成回路
6 A/D変換器
7 位相誤差検出器(位相誤差検出手段)
8 適応等化回路(等化手段、パラメータ調整手段)
9 2値化回路
31 FIR型デジタルフィルタ(等化手段)
32 FIR型デジタルフィルタ
33 レイテンシ調整シフトレジスタ
34a レジスタ
34b レジスタ
34c レジスタ
35a 乗算器
36a レジスタ
37a 加算器
38 選択器
39 レイテンシ調整シフトレジスタ
40a タップ係数供給手段(パラメータ調整手段)
40b タップ係数供給手段(パラメータ調整手段)
40c タップ係数供給手段(パラメータ調整手段)
100 光ディスク再生装置(データ再生装置)
310 減算器
311 乗算器
312 選択器

Claims (4)

  1. 光記録媒体から読み出した再生信号と、上記再生信号に対する基準クロックとの位相誤差の絶対値を検出する位相誤差検出手段と、
    予め定められたパラメータが示す等化特性に基づいて、上記再生信号を等化して出力する等化手段と、
    等化手段が出力した再生信号に基づいて、上記パラメータを調整するパラメータ調整手段とを具備し、
    上記パラメータ調整手段は、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、該絶対値が所定の閾値より小さい場合よりも上記パラメータの調整量を抑制することを特徴とするデータ再生装置。
  2. 上記パラメータ調整手段は、上記位相誤差の絶対値が所定の閾値以上の場合、上記パラメータの調整量をゼロにすることを特徴とする請求項1に記載のデータ再生装置。
  3. 上記位相誤差検出手段は、
    上記基準クロックの示す時間幅で上記再生信号をサンプリングすると共に、
    上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値と、上記再生信号のゼロクロス直後のサンプリング値とに基づいて、上記位相誤差の絶対値を検出することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ再生装置。
  4. 上記位相誤差検出手段は、
    上記再生信号のゼロクロス直前のサンプリング値と、上記再生信号のゼロクロス直後のサンプリング値とに基づいて、上記再生信号の異常を検出することを特徴とする請求項3に記載のデータ再生装置。
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