JP3821722B2 - 液体浸入防止構造を有する電気装置 - Google Patents

液体浸入防止構造を有する電気装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体浸入防止構造を有する電気装置に関し、より詳細には、ケースに取付けられたリード線を伝って液体がケースの内部に浸入することを防止するための液体浸入防止構造を有する電気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケース内に設けられた金属製の端子にリード線の先端部分が電気的に接続され、該リード線がケースの外部に延長してその基端部が外部機器等に電気的に接続され、該リード線を介して電気信号を入出力する種々の電気装置が知られている。このような電気装置の一例として、車両のエンジンやトランスミッション等に用いられるギヤの回転数を検出する回転検出センサがある。当該回転検出センサは、例えば特開2001−264350号公報等により開示されている。
【0003】
特開2001−264350号公報で開示されている回転検出センサを図6および図7を参照して説明する。図6および図7に示されるように、回転検出センサ10は、合成樹脂により有底筒状に成形されたセンサケース1と、一対のリード線14と電気的に接続し、センサケース1に部分的に収容されたセンサ本体5と、リード線14を挿通させながらセンサ本体5の上端に嵌合されるゴム製の防水キャップ7と、を備えている。リード線14は、金属製の芯線14aおよび該芯線14aを覆う絶縁被覆14bを有する。
【0004】
センサ本体5は、回転検出手段3と、合成樹脂製のハウジング12と、金属製の一対の端子9と、を備える。回転検出手段3は、例えば、ホールIC(即ち、磁電変換素子)やその他の電気素子等が含まれる電気部品である。ハウジング12は、端子9の中間部分に位置するように、インサート成形によって端子9と一体に形成されている。端子9は、先端部が回転検出手段3にそれぞれ電気的に接続され、そして基端部がセンサ本体5から外側に露出するようにハウジング12から突出している。そして、センサ本体5は、センサケース1の挿入用開口部17に挿入され、センサケース1の有底筒状部1bに回転検出手段3と、端子9の先端部と、ハウジング12の一部とが収容および被覆されるようにセンサケース1に取付けられる。
【0005】
図7に示されるように、センサケース1の挿入用開口部17の周縁には、センサ本体5の挿入の際にハウジング12の突き合わせ面12bと当接する溶着用突起18が形成されている。そして、ハウジング12の突き合わせ面12bをセンサケース1の溶着用突起18に当接させながら溶着させることにより、センサ本体5がセンサケース1に固定される。ここで用いられる溶着工法の例としては、超音波溶着、オービタル振動溶着、等の公知の溶着工法が挙げられる。
【0006】
リード線14の先端部分において絶縁被覆14bから露出された芯線14aは、ハンダ付け等によって端子9の一端部にそれぞれ固定され、且つ電気的に接続されている。これらのリード線14を挿通させるようにセンサ本体5のハウジング12の上端部に防水キャップ7が嵌合されている。
【0007】
防水キャップ7は、その下端部に形成された嵌合溝7aがハウジング12の上端部に突設された係合突部12aと嵌合することにより、ハウジング12の上面に固定される。防水キャップ7において、リード線14が挿通する貫通孔7bの内面と該リード線14の絶縁被覆14bの外面とが密着している。
【0008】
図6に示されるように、センサケース1の有底筒状部1bに収容されている回転検出手段3の先端部がギヤ23の外周から一定距離離間されるように、センサケース1の外周に突設した取付用フランジ部1aが例えばトランスミッションのギヤケース21に固定される。回転検出手段3のホールICに内蔵されたマグネットおよび外周に凹凸部を有するギヤ23によって形成される磁気回路においてギヤ23の回転のために生じる磁束の変化を回転検出手段3により検出して、ギヤ23の回転検出が行われる。
【0009】
尚、センサケース1の外周面には環状凹部15が形成されており、該環状凹部15にはゴム製のOリング16が組み付けられている。このOリング16によって、回転検出センサ10がギヤケース21に固定される際にギヤケース21の挿入孔22の内面とセンサケース1の外周面との間の隙間が埋められ、それによりギヤ23側からオイル等の液体が当該隙間に浸入してギヤケース21の外側へ流出することが防止されている。
【0010】
従って、上述の回転検出センサ10によれば、ハウジング12とセンサケース1が溶着され、且つ防水キャップ7とハウジング12とが嵌合し、且つ防水キャップ7がリード線14に密着しているため、回転検出センサ10内へのオイル、水、等の液体、塵埃、等の浸入が防止されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転検出センサ10から外部へ延長され(換言すれば、引き出され)且つ回転検出センサ10の検出信号を送信するために外部機器等の入力端子と電気的に接続されるリード線14の基端部が、オイル、水、等の液体と接するような箇所に配置されている場合、当該液体がリード線14の絶縁被覆14b内に浸入し且つ絶縁被覆14b内を伝って、リード線14の先端部分から回転検出センサ10内部に浸入する可能性がある。
【0012】
端子9はインサート成形によりハウジング12と一体に形成されているが、インサート成形であっても金属製の端子9と合成樹脂製のハウジング12との間への液体の浸入を完全に防止することはできない。それ故、液体が、リード線14の先端部分から端子9の一端部に進み、端子9とハウジング12の間を端子9の他端部へ向けて伝ってセンサ本体5に到達する可能性がある。このように液体が回転検出センサ10内部に浸入すると、回転検出センサ10の性能の低下、誤動作、故障、等を引き起こす可能性がある。
【0013】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケースに取付けられたリード線を伝って液体がケースの内部に浸入することを防止するための液体浸入防止構造を有する電気装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の液体浸入防止構造を有する電気装置は、請求項1に記載したように、ケースと、
前記ケースに収容され、部品側端子を有する電気部品と、
前記部品側端子と電気的に接続する端子接続部が形成された一端部、該一端部と連設し且つ前記ケースに固定される固定部、該固定部と連設する他端部、該他端部の少なくとも前記固定部側の外周面により画成されるシール部、そして前記他端部に形成され、前記固定部に向けて延長し且つ終端するリード線収容部を有するケース側端子と、
前記リード線収容部に収容され且つ電気的に接続される先端部分を有するリード線と、
前記シール部に密着する弾性シール部材と、
を備え、
前記ケースが前記ケース側端子および前記弾性シール部材と共に一体成形された包囲部を有しており、
前記弾性シール部材が前記包囲部の内周面に密着していることを特徴としている。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、ケース側端子の他端部のリード線収容部が固定部に向けて延長し且つ終端しているため、液体が、リード線を伝ってリード線収容部に浸入したとしても、当該リード線収容部により塞き止められ、これ以上ケース側端子内部からケース内部には浸入できない。更に、弾性シール部材がケース側端子のシール部およびケースの包囲部の内周面と密着するため、液体がリード線収容部から漏れ出てもケースとケース側端子の固定部との接触面まで到達することがなく、電気装置の外部からケースの包囲部の内部に液体が浸入することもない。従って、ケース内部への液体の浸入が防止される。また、弾性シール部材およびケースの包囲部を一体成形する際に生じる成形圧により、弾性シール部材を圧縮することができ、それ故、ケース側端子のシール部およびケースの包囲部の内周面に対する当該弾性シール部材の密着度合いを高めることができる。尚、ケース側端子の他端部のリード線収容部が固定部に向けて延長し且つ終端しているので、当該リード線収容部の終端部分にリード線の先端部分の端縁を当接させればリード線収容部に対するリード線の先端部分の位置決めが容易である。
【0016】
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記リード線収容部を形成するように前記ケース側端子の他端部に挿入孔が形成されており、前記リード線の先端部分が、前記挿入孔に挿入され且つ、該挿入孔により形成された前記ケース側端子の他端部の内面に電気的に接続されることを特徴としている。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、挿入孔の開口をケース側端子の他端部の例えば端縁に形成すれば、リード線を伝って浸入した液体の液溜としてリード線収容部を機能させることもできる。リード線の先端部分とケース側端子の他端部の内面との接続については、挿入孔にリード線の先端部分を挿入し、当該挿入孔の開口にハンダ等を流し込んで為されるものでもよい。一方、挿入孔にリード線の先端部分を挿入し、挿入孔によって形成されたリード線収容部(即ち、ケース側端子の他端部)の外周壁に対して加締め、溶接、等を行なってリード線の先端部分をケース側端子の他端部の内面に接続することも可能である。
【0018】
また本発明は、請求項3に記載したように、前記ケース側端子の他端部の外周面に前記挿入孔へ貫通する窓が形成され、該窓が前記ケース側端子の他端部の外周面から前記リード線の先端部分を部分的に露出させることを特徴としている。
【0019】
請求項3に記載の発明によれば、挿入孔に挿入されたリード線の先端部分が、ケース側端子の他端部の外周面(即ち、リード線収容部の外周壁)から窓により露出されるため、この窓を介してケース側端子の他端部の内面にリード線の先端部分をハンダ付け、溶接、等により接続することが容易となる。
【0020】
また、本発明は、請求項4に記載したように、前記リード線収容部が凹面を有しており、該凹面に前記リード線の先端部分が電気的に接続されることを特徴としている。一方、この凹面の代わりに、請求項5に記載したように、前記リード線収容部に平面を持たせ、該平面に前記リード線の先端部分を電気的に接続させてもよい。請求項4および請求項5に記載の発明によれば、当該凹面または平面がケース側端子の他端部から露出するように該他端部を形成すれば、リード線の先端部分を容易に当該凹面または平面に接続させることができる。
【0021】
また、本発明は、請求項6に記載したように、前記ケース側端子および前記弾性シール部材が前記ケースの包囲部にインサート成形されていることを特徴としている。
【0022】
請求項6に記載の発明によれば、インサート成形を用いることにより本発明の液体浸入防止構造のシール性を高めることができる。即ち、ケース側端子および弾性シール部材をケースの包囲部にインサート成形する際に生じる成形圧により、弾性シール部材を圧縮することができ、それ故、ケース側端子のシール部およびケースの包囲部の内周面に対する当該弾性シール部材の密着度合いを高めることができる。
【0023】
尚、ケース側端子の他端部から延長される(換言すれば、引き出される)リード線の外周面に密着するリード線挿通孔を前記弾性シール部材に設けてもよい。このようなリード線挿通孔を弾性シール部材に設ければ、外部からリード線の外面を伝ってケースの包囲部の内部に液体が浸入することがない。また、リード線がリード線挿通孔の所で弾性シール部材により支持されるため、リード線に応力が加えられたとしても弾性シール部材の弾性により当該応力を緩和することができる。従って、応力によるリード線の破損や断線を防止できる。即ち、弾性シール部材はシールと応力吸収ダンパーの2つの役目を果たす。
【0024】
尚、ケース側端子の他端部の端縁に当接する部分を弾性シール部材に設け、この当接により弾性シール部材をケース側端子に対して位置決めしてもよい。
【0025】
尚、弾性シール部材のケース側端子のシール部に密着する部分に環状の突条を複数設け、シール部に対する密着度合いを高めてもよい。
【0026】
尚、弾性シール部材を形成する材料の例としては、ゴム材、発泡プラスチック材、複種類の材料を含むコンポジット材、等の弾性材料が挙げられる。
【0027】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の液体浸入防止構造を有する電気装置の一実施形態を示す分解斜視図、図2は電気装置の部分的な断面を示す図、図3は電気装置の液体浸入防止構造を説明する図、図4(A)は図3における部分IV(A)の拡大図、図4(B)はケース側端子を説明する図、図4(C)は図2における位置IV(C)から見たセンサ側端子を描写した図、図5(A)はケース側端子の他端部の形状を示す図、そして図5(B)〜図5(E)はケース側端子の他端部の形状の変形例を示す図である。
【0029】
本発明を理解し易くする目的で、従来の技術の説明と同様に車両のエンジンやトランスミッション等に用いられるギヤの回転数を検出する回転検出センサに本発明を適用し、防水を要求される電気装置の一実施形態として説明する。
【0030】
図1および図2に示されるように、本実施形態の回転検出センサ31は、回転検出手段35が組み付けられた電気部品であるセンサ本体37と、有底筒状のセンサケース33と、センサ本体37が所定位置に収容されたセンサケース33の挿入用開口部50の開口縁を封止する合成樹脂製のセンサカバー39と、を備えている。即ち、センサケース33およびセンサカバー39により回転検出センサ31のケースが形成され、当該ケース内に電気部品であるセンサ本体37を収容する収容部が形成されている。
【0031】
センサケース33は、センサ本体37を収容する有底筒状部41と、該有底筒状部41の挿入用開口部50の開口縁に鍔状に突出形成された取付用フランジ部42と、を備えている。有底筒状部41および取付用フランジ部42が合成樹脂により一体に成形されて、センサケース33が形成されている。この取付用フランジ部42は、下面42aをギヤケース21(図3参照)等の外表面に当接させた状態でギヤケース21に固定される。この固定により、有底筒状部41の底部41aは、回転検出すべきギヤ(図示せず)の外周から一定距離離間させた状態に設置される。
【0032】
そして、取付用フランジ部42には、金属製の一対のケース側端子47がインサート成形により包囲部42bと一体に形成されている。ケース側端子47の形状は、円柱形、楕円柱形、多角柱形、等様々な形状から選択される。本実施形態では円柱形のケース側端子47を用いているが、その詳細は後述する。ケース側端子47の一端部47aと連設し、且つ包囲部42bにより固定されるケース側端子47の固定部47cには抜止凸部47dが形成されており、この抜止凸部47dにより各ケース側端子47のセンサケース33(即ち、取付用フランジ部42)からの抜けが防止される。
【0033】
センサ本体37は、部品側端子として金属製の一対のセンサ側端子57を有している。各センサ側端子57は、回転検出手段35と電気的に接続されており、本実施形態では回転検出手段35から出力された電気信号の出力端子として働く。しかしながら、ケースに収容される電気部品(電気素子)によってセンサ側端子57は入力端子または入出力端子としても用いられる。
【0034】
センサ側端子57には、ケース側端子47の一端部47aに設けられた端子接続部47bと電気的に接続する接続部57aが垂設されている。センサ側端子57の接続部57aは、図1、図2および図4(C)に示されるように、収容穴57bを有している。一方、ケース側端子47は、その一端部47aに端子接続部47bを有しており、少なくとも端子接続部47bをセンサケース33から露出させるように包囲部42bと一体に形成されている。本実施形態では、ケース側端子47の一端部47aの上半分がセンサケース33を形成する合成樹脂から露出されており、この一端部47aの上半分に端子接続部47bが形成される。
【0035】
センサ側端子57は、センサ本体37がセンサケース33に収容された際に接続部57aがケース側端子47の端子接続部47bの近傍に位置するか又は望ましくは端子接続部47bに接するように、センサ本体37に配置される。このとき、センサ側端子57の収容穴57bがケース側端子47の端子接続部47bを収容するように配置され、溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等によりセンサ側端子57の接続部57aがケース側端子47の端子接続部47bに固定され且つ電気的に接続される。
【0036】
尚、センサ側端子57の接続部57aとケース側端子47の端子接続部47bとの電気的な接続については、これらが安定して確実に接触しているのならば、溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等は実施しなくてもよい。図3に示されるように本実施形態ではハンダ46によりセンサ側端子57の接続部57aをケース側端子47の一端部47aに固定した。ケース側端子47およびセンサ側端子57を形成する金属材料は、ハンダ付けを実施するため、耐熱温度が高く、ハンダ付け性の高いものが望ましい。ハンダの例としては、一般的な錫鉛合金ハンダ、鉛非含有ハンダ、アルミハンダ、銀入りハンダ、フラックス入りハンダ、非塩素系フラックス入りハンダ、等が挙げられる。電気装置のケースに収容される電気部品(電気素子)の各種特性および、ケース側端子47ならびにセンサ側端子57の金属材料の特性も考慮して、ハンダの種類を選択してもよい。尚、センサ側端子57に収容穴57bを設けずに、ケース側端子47の一端部47aの端縁を端子接続部47bとして、この端子接続部47bにセンサ側端子57の接続部57aを電気的に接続させてもよい。
【0037】
図1に示されるように一対のリード線45が回転検出センサ31には設けられており、図2、図3および図4(A)に示されるように当該リード線45の先端部分45cがケース側端子47にそれぞれ収容され且つ電気的に接続される。各リード線45は、芯線45aおよび該芯線45aを覆う絶縁被覆45bを有しており、芯線45aを露出させるように絶縁被覆45bが剥かれ、この芯線45aの露出部分によりリード線45の先端部分45cが形成されている。
【0038】
図4(B)に示されるように、ケース側端子47は、リード線45の先端部分45cを収容し且つ該リード線45と電気的に接続するリード線収容部47gを他端部47eに有する。この他端部47eは前述の固定部47cと連設している。従って、ケース側端子47は、軸方向に一端部47a、固定部47c、そして他端部47eを一体に成形して連設することにより形成されている。リード線収容部47gは、固定部47cに向けて延長し且つ終端面47iの所で終端する挿入孔47hを他端部47eの端縁47kに形成することにより設けられている。即ち、挿入孔47hは、ケース側端子47の両端にかけて貫通しておらず、リード線収容部47gを画成するように終端面47iの所で終端している。
【0039】
リード線収容部47gは凹状又は円弧状の内面47jを有しており、この内面47jおよび終端面47iの少なくとも一部にリード線45の先端部分45cが電気的に接続される。尚、溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等によりリード線45の先端部分45cをリード線収容部47gに固定してもよいし、リード線収容部47gを外側から加締めてリード線45の先端部分45cを固定してもよい。また、挿入孔47hにリード線45の先端部分45cを挿入して挿入孔47hの開口にハンダを流し込んでもよい。ケース側端子47およびリード線45の先端部分45c(即ち、芯線45a)を形成する金属材料は、溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等を実施するのに適した導電性の金属材料が望ましい。リード線45の先端部分45cをリード線収容部47gに収容する際に、リード線45の先端部分45cの端縁を終端面47iに当接させてもよく、当接させた場合、ケース側端子47に対するリード線45の位置決めができる。リード線収容部47gについては、その変形例を後に図5(A)〜図5(E)を参照して説明する。尚、ケース側端子47は、他端部47eの少なくとも固定部47c側の外周面により画成されるシール部47fを有している。
【0040】
また、回転検出センサ31には、防水性を確保するための弾性シール部材が設けられている。弾性シール部材を形成する材料の例としては、ゴム材、発泡プラスチック材、複種類の材料を含むコンポジット材、等の弾性材料が挙げられる。本実施形態では弾性シール部材としてゴムブッシュ48(即ち、ゴム製の弾性シール部材)を用いている。図1〜図4(A)に示されるように、ゴムブッシュ48は、リード線挿通孔48aを有しており、ケース側端子47の他端部47eの外周面とセンサケース33(即ち、取付用フランジ部42)の包囲部42bとの間に形成された空間を埋めるように配置されている。特に、ゴムブッシュ48は、包囲部42bの内周面42cおよびケース側端子47のシール部47fに密着している。リード線45は、リード線挿通孔48aを介してゴムブッシュ48に挿通された状態で、その先端部分45cがケース側端子47のリード線収容部47gに収容され且つ電気的に接続される。このようにケース側端子47に組み付けられた状態でゴムブッシュ48はセンサケース33の包囲部42bにインサート成形されており、これによりセンサケース33がケース側端子47およびゴムブッシュ48と一体成形されている。尚、図1に示されるように、一対のリード線45(および一対のケース側端子47)に対して、本実施形態では一体化されたゴムブッシュ48を用いた。
【0041】
センサケース33との一体成形時に生じる成形圧により包囲部42bの内周面42cへのゴムブッシュ48の密着度合いが高まるとともに、当該包囲部42bの内周面42cと対向するケース側端子47の他端部47eの外周面へのゴムブッシュ48の密着度合いも高められる。尚、ケース側端子47の他端部47eの外周面に密着するゴムブッシュ48の面には複数の環状突条48cが形成されている。これらの環状突条48cはセンサケース33との一体成形時に生じる成形圧によりゴムブッシュ48が弾性変形し易いように形成されており、ケース側端子47の他端部47eの外周面へのゴムブッシュ48の密着度合いを更に高めている。また、ゴムブッシュ48は外周面に環状凹部48bを有しており、この環状凹部48bによりゴムブッシュ48の包囲部42bからの抜け落ちが防止されている。ゴムブッシュ48のリード線挿通孔48aは、リード線45のケース側端子47の端縁47kから露出する部分の外周面に密着する。ここで、リード線45はリード線挿通孔48aの所でゴムブッシュ48により支持されるため、リード線45に応力が加えられたとしてもゴムブッシュ48の弾性により当該応力を緩和することができる。従って、応力によるリード線45の破損や断線を防止できる。即ち、ゴムブッシュ48は、シールとしてだけでなく、応力吸収ダンパーとしても役目を果たしている。また、ゴムブッシュ48は、ケース側端子47の他端部47eの端縁47kと当接する当接面48dを有している。この当接面48dを端縁47kに当接させることでケース側端子47に対するゴムブッシュ48の位置決めが為されている。
【0042】
さて、ケース側端子47の他端部47eのリード線収容部47gが固定部47cに向けて延長し且つ終端しているため、図4(A)のリード線45上に描かれた矢印に指し示されるようにオイル、水、等の液体が、リード線45の内部(即ち、絶縁被覆45b内)を伝ってリード線収容部47gに浸入したとしても、当該リード線収容部47gにより塞き止められ、これ以上ケース側端子47内部からセンサケース33の内部には浸入できない。従って、ケース内部への液体の浸入を防止することができる。また、前述のゴムブッシュ48がケース側端子47のシール部47fの周りに密着しているため、液体がリード線収容部47gから漏れ出たとしても、当該液体がケース側端子47の固定部47cを固定する包囲部42bの部分と当該固定部47cとの接触面の間の隙間を伝って、センサケース33の内部に浸入することはない。また、ゴムブッシュ48の当接面48dをケース側端子47の端縁47kの周りに密着させても効果的である。ケース側端子47の他端部47eの外周面にリード線収容部47gへ貫通する窓等を形成する場合は、当該窓を液密に封止するようにゴムブッシュ48がケース側端子47のシール部47fの周りに密着していなければならない。換言すれば、当該窓はゴムブッシュ48により液密に封止されえるケース側端子47の他端部47eの外周面の箇所に設けられなければならない。更に、ゴムブッシュ48は包囲部42bの内周面42cにも沿って密着しているため、外部から包囲部42bの内部に液体が浸入することもない。従って、ケース内部への液体の浸入が防止される。また更に、ゴムブッシュ48がリード線挿通孔48aの所でリード線45の外周面の周りに密着しているため、リード線45の絶縁被覆45bの外面を伝って液体がゴムブッシュ48の内部に浸入することもない。
【0043】
図5(A)は、ケース側端子47の他端部47eの形状を示す斜視図である。図5(B)〜図5(E)は、ケース側端子47の他端部47eの形状の変形例、具体的にはリード線収容部47gおよびシール部47fの変形例である。尚、図5(A)〜図5(E)では各パーツの名称が統一されているが、混同を避ける目的で図5(B)〜図5(E)では各部に図5(A)とは異なる符号(即ち、参照番号)が付けられている。
【0044】
図5(A)に示されるように、ケース側端子47の他端部47eはリード線収容部47gを形成するように筒状に形成されており、固定部47c側から端縁47kにかけてケース側端子47の他端部47eの外周面全体がシール部47fを画成している。
【0045】
図5(B)に示されるように、ケース側端子67の他端部67eは図5(A)と同様にリード線収容部67gを形成するように筒状に形成されている。ケース側端子67の他端部67eの外周面には、リード線45の先端部分45cを部分的に露出させる窓67xが形成されている。この窓67xはリード線45の先端部分45cへの溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等の作業を容易にさせる。勿論、リード線収容部67gを外側から加締めてリード線45の先端部分45cを固定してもよい。また、ゴムブッシュ48の当接面48dを当接させるための端縁67kも形成されている。尚、この変形例の場合、窓67xから固定部67c側に位置するケース側端子67の他端部67eの外周面がシール部67fを画成している。
【0046】
図5(C)に示されるように、ケース側端子77の他端部77eはリード線収容部77gを形成するように図5(A)のリード線収容部47gの上半分を切除した半筒状に形成されている。また、ゴムブッシュ48の当接面48dを当接させるための端縁77kも形成されている。リード線収容部77gは凹面77jを有しており、この凹面77jおよび終端面77iの少なくとも一部にリード線45の先端部分45cが電気的に接続される。溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等によりリード線45の先端部分45cをリード線収容部77gに固定してもよいし、リード線収容部77gを外側から加締めてリード線45の先端部分45cを固定してもよい。このように凹面77jがケース側端子77の他端部77eから露出しているので、リード線45の先端部分45cを容易に当該凹面77jに接続させることができる。尚、この変形例の場合、終端面77iから固定部77c側に位置するケース側端子77の他端部77eの外周面がシール部77fを画成している。
【0047】
図5(D)に示されるように、ケース側端子87の他端部87eはリード線収容部87gを形成するように半円柱状に形成されている。また、ゴムブッシュ48の当接面48dを当接させるための端縁87kも形成されている。リード線収容部87gは平面87jを有しており、この平面87jおよび終端面87iの少なくとも一部にリード線45の先端部分45cが電気的に接続される。溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等によりリード線45の先端部分45cをリード線収容部87gに固定する。このように平面87jがケース側端子87の他端部87eから露出しているので、リード線45の先端部分45cを容易に当該平面87jに接続させることができる。尚、この変形例の場合、終端面87iから固定部87c側に位置するケース側端子87の他端部87eの外周面がシール部87fを画成している。
【0048】
図5(E)に示されるように、ケース側端子97の他端部97eはリード線収容部97gを形成するように平板状に形成されている。また、ゴムブッシュ48の当接面48dを当接させるための端縁97kも形成されている。リード線収容部97gは2つの平面97jを有しており、この平面97jおよび終端面97iの少なくとも一部にリード線45の先端部分45cが電気的に接続される。リード線45の芯線45aが複数の細線の集合体である場合は、当該芯線45aを2つに撚り分けて各平面97jに電気的に接続してもよい。溶接、ハンダ付け、導電接着剤の塗布、等によりリード線45の先端部分45cをリード線収容部97gに固定してもよいし、リード線収容部97gを外側から加締めてリード線45の先端部分45cを固定してもよい。このように平面97jがケース側端子97の他端部97eから露出しているので、リード線45の先端部分45cを容易に当該平面97jに接続させることができる。尚、この変形例の場合、終端面97iから固定部97c側に位置するケース側端子97の他端部97eの外周面がシール部97fを画成している。
【0049】
その他、図5(B)〜図5(E)に係る変形例の他の構成やそれらの内容については、図1〜図5(A)に基づいて説明した構成の内容と同様であるため説明は省略する。
【0050】
センサケース33の挿入用開口部50には、有底筒状部41に挿入されたセンサ本体37を所定位置に位置決めするための位置決め用段差部52と、該位置決め用段差部52よりも上方に位置する溶着用段差部53とが設けられている。
【0051】
センサ本体37は、下面が位置決め用段差部52に当接して挿入用開口部50に嵌合されるケース嵌合部55aと、組み付けられた回転検出手段35を支持するハウジング55bとを備えており、これらのケース嵌合部55aとハウジング55bが合成樹脂により一体に形成されている。そして、ケース嵌合部55aおよびハウジング55bには、回転検出手段35に電気的に接続された金属製のセンサ側端子57がインサート成形されており、該センサ側端子57の端部がケース嵌合部55aの外側面からケース側端子47に向けて突出している。
【0052】
センサ本体37は、回転検出手段35として例えば、ホールIC(即ち、磁電変換素子)35aやその他の電気素子(本実施形態ではコンデンサ35b)等を含む電気部品であり、先端部のホールIC35aに内蔵されたマグネットと検出対象のギヤ(不図示)とで形成される磁気回路における該ギヤの回転のために生じる磁束の変化を、被検出体である該ギヤの回転検出を行う。
【0053】
そして、本実施形態の回転検出センサ31では、図3に示したように、センサケース33の有底筒状部41内に接着剤61を充填した状態でセンサ本体37を挿着し、センサ側端子57とリード線45との電気的接続およびシール材46の固着を済ませた後に、該センサケース33の挿入用開口部50にセンサカバー39を被嵌装着させる。
【0054】
センサカバー39は、図3に示したように、センサケース33に収容されたセンサ本体37の上から挿入用開口部50を覆って、該センサケース33内への液体や塵埃等の浸入を防止するものである。センサカバー39は、図2に示したように、合成樹脂の一体成形品であり、挿入用開口部50を覆う天板39aの内面に、押圧突起39bと溶着用リブ39cとが突設されている。
【0055】
押圧突起39bは、先端部がケース嵌合部55aの上面を押圧付勢し、センサ本体37を位置決め用段差部52に押し付けて位置決めできるように、天板39aの中心寄り位置に略U字状に突出して設けられている。また、溶着用リブ39cは、センサカバー39をセンサ本体37の上から被せた際に、先端部が溶着用段差部53に接触するように、天板39aの周縁に沿って環状に突出して設けられている。
【0056】
尚、押圧突起39bと溶着用リブ39cとは、それぞれ先端部が略同時にケース嵌合部55aの上面と溶着用段差部53とに当接する高さに設定されるが、押圧突起39bの先端部も、センサカバー39の溶着用リブ39cを溶着する際の超音波振動により適宜溶融するので、若干高めに設定することもできる。
【0057】
上述した本実施形態の回転検出センサ31においては、センサ本体37をセンサケース33に挿入し、ケース嵌合部55aを位置決め用段差部52に着座させることにより所定位置に収容した後、センサカバー39をセンサ本体37の上から被せる。そして、図3に示したように、押圧突起39bによってセンサ本体37を挿入方向へ押圧付勢しながら溶着用リブ39cを溶着用段差部53に溶着することによって、センサカバー39がセンサケース33の挿入用開口部50を覆った状態に一体化され、センサケース33内を封止する。このセンサカバー39とセンサケース33との一体化により当該ケース内への液体や塵埃等の浸入が防止される。
【0058】
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所,等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0059】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、ケース側端子の他端部のリード線収容部が固定部に向けて延長し且つ終端しているため、液体が、リード線を伝ってリード線収容部に浸入したとしても、当該リード線収容部により塞き止められ、これ以上ケース側端子内部からケース内部には浸入できない。更に、弾性シール部材がケース側端子のシール部およびケースの包囲部の内周面と密着するため、液体がリード線収容部から漏れ出てもケースとケース側端子の固定部との接触面まで到達することがなく、電気装置の外部からケースの包囲部の内部に液体が浸入することもない。従って、ケース内部への液体の浸入が防止される。また、弾性シール部材およびケースの包囲部を一体成形する際に生じる成形圧により、弾性シール部材を圧縮することができ、それ故、ケース側端子のシール部およびケースの包囲部の内周面に対する当該弾性シール部材の密着度合いを高めることができる。尚、ケース側端子の他端部のリード線収容部が固定部に向けて延長し且つ終端しているので、当該リード線収容部の終端部分にリード線の先端部分の端縁を当接させればリード線収容部に対するリード線の先端部分の位置決めが容易である。
【0060】
また、本発明によれば、挿入孔の開口をケース側端子の他端部の例えば端縁に形成すれば、リード線を伝って浸入した液体の液溜としてリード線収容部を機能させることもできる。リード線の先端部分とケース側端子の他端部の内面との接続については、挿入孔にリード線の先端部分を挿入し、当該挿入孔の開口にハンダ等を流し込んで為されるものでもよい。一方、挿入孔にリード線の先端部分を挿入し、挿入孔によって形成されたリード線収容部(即ち、ケース側端子の他端部)の外周壁に対して加締め、溶接、等を行なってリード線の先端部分をケース側端子の他端部の内面に接続することも可能である。
【0061】
また、本発明によれば、ケース側端子の他端部の外周面に挿入孔へ貫通する窓を形成した場合、挿入孔に挿入されたリード線の先端部分が、ケース側端子の他端部の外周面(即ち、リード線収容部の外周壁)から窓により露出されるため、この窓を介してケース側端子の他端部の内面にリード線の先端部分をハンダ付け、溶接、導電接着剤の塗布、等により接続することが容易となる。
【0062】
また、本発明によれば、凹面または平面がケース側端子の他端部から露出するように他端部を形成すれば、リード線の先端部分を容易に当該凹面または平面に接続させることができる。
【0063】
また、本発明によれば、インサート成形を用いることにより本発明の液体浸入防止構造のシール性を高めることができる。即ち、ケース側端子および弾性シール部材をケースの包囲部にインサート成形する際に生じる成形圧により、弾性シール部材を圧縮することができ、それ故、ケース側端子のシール部およびケースの包囲部の内周面に対する当該弾性シール部材の密着度合いを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体浸入防止構造を有する電気装置の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】電気装置の部分的な断面を示す図である。
【図3】電気装置の液体浸入防止構造を説明する図である。
【図4】(A)は図3における部分IV(A)の拡大図、(B)はケース側端子を説明する図、そして(C)は図2における位置IV(C)から見たセンサ側端子を描写した図である。
【図5】(A)はケース側端子の他端部の形状を示す図、そして(B)〜(E)はケース側端子の他端部の形状の変形例を示す図である。
【図6】特開2001−264350号公報で開示されている従来の回転検出センサを説明する断面図である。
【図7】図6の回転検出センサの分解図である。
【符号の説明】
31 回転検出センサ(電気装置)
33 センサケース(ケース)
37 センサ本体(電気部品)
39 センサカバー(ケース)
42b 包囲部
42c 包囲部の内周面
45 リード線
45c リード線の先端部分
47 ケース側端子
47a ケース側端子の一端部
47b 端子接続部
47c 固定部
47e ケース側端子の他端部
47f シール部
47g リード線収容部
48 ゴムブッシュ(弾性シール部材)
48a リード線挿通孔

Claims (6)

  1. ケースと、
    前記ケースに収容され、部品側端子を有する電気部品と、
    前記部品側端子と電気的に接続する端子接続部が形成された一端部、該一端部と連設し且つ前記ケースに固定される固定部、該固定部と連設する他端部、該他端部の少なくとも前記固定部側の外周面により画成されるシール部、そして前記他端部に形成され、前記固定部に向けて延長し且つ終端するリード線収容部を有するケース側端子と、
    前記リード線収容部に収容され且つ電気的に接続される先端部分を有するリード線と、
    前記シール部に密着する弾性シール部材と、
    を備え、
    前記ケースが前記ケース側端子および前記弾性シール部材と共に一体成形された包囲部を有しており、
    前記弾性シール部材が前記包囲部の内周面に密着していることを特徴とする液体浸入防止構造を有する電気装置。
  2. 前記リード線収容部を形成するように前記ケース側端子の他端部に挿入孔が形成されており、前記リード線の先端部分が、前記挿入孔に挿入され且つ、該挿入孔により形成された前記ケース側端子の他端部の内面に電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載した液体浸入防止構造を有する電気装置。
  3. 前記ケース側端子の他端部の外周面に前記挿入孔へ貫通する窓が形成され、該窓が前記ケース側端子の他端部の外周面から前記リード線の先端部分を部分的に露出させることを特徴とする請求項2に記載した液体浸入防止構造を有する電気装置。
  4. 前記リード線収容部が凹面を有しており、該凹面に前記リード線の先端部分が電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載した液体浸入防止構造を有する電気装置。
  5. 前記リード線収容部が平面を有しており、該平面に前記リード線の先端部分が電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載した液体浸入防止構造を有する電気装置。
  6. 前記ケース側端子および前記弾性シール部材が前記ケースの包囲部にインサート成形されていることを特徴とする請求項1に記載した液体浸入防止構造を有する電気装置。
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