JP3817775B2 - 車両の交差点通過表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上側に設置された表示手段によって車両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば工場内で自動走行車を使用する場合は、その車両が作業者や有人運搬車が行き来する交差点を通過するときは、車両が交差点に接近した段階でそれを表示することが必要である。そのため、自動走行車が一方向に通過する交差点では、その交差点上の天井等に表示灯を設け、また、交差点の入口側と出口側に光電センサ等のセンサを一つずつ設置し、また、車両表面に反射板等の検出体を配置して、入口側のセンサが検出体を検出したときに表示灯を点灯し、出口側のセンサが検出体を検出したときに表示灯を消灯するようにしている。また、大型車両等で、Uターンさせることがスペース上難しいため、スイッチバック式に折り返し走行する自動走行車の場合は、前進用と後進用にセンサを各一対設け、前進で交差点を通過するときは前進用の一対のセンサの出力によって表示灯を制御し、後進で交差点を通過するときは後進用の一対のセンサの出力によって表示灯を制御するようにしている。
【0003】
なお、自動走行車の走行のため地上側にセンサを設置したものとしては、例えば実公昭61−11772号公報に記載された無人運搬車用走行管制装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
折り返し走行する車両で、交差点に進入する方向が前進および後進の2方向である場合に、車両が交差点を通過していることを検出して表示しようとしたとき、従来の技術では一対のセンサだけでは前進と後進を判別することができず、前後用と後進用に各一対のセンサが必要で、それがコスト高の要因となっていた。
【0005】
したがって、車両の交差点への進入方向を一対のセンサだけで判別できるようにすることが課題である。
【0006】
本発明はこのような課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、地上側に設置された表示手段によって車両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点通過表示装置であって、前記車両が折り返し走行する自動走行車であり、車両表面に車両進行方向の巾が異なる複数の検出体要素を間隔をおいて進行方向に並べてなる進行方向判別用検出体を配置し、地上側には交差点近傍で該交差点を挟む車両通過方向の前後位置に前記進行方向判別用検出体の車両進行方向の巾を検出する一対のセンサを配置するとともに、これらセンサの出力によって前記進行方向判別用検出体を検出したセンサを判別し、そのセンサが最初に検出した検出体の巾を判別することによって前記車両の交差点への進入方向を判別する進入方向判別手段と、該進入方向判別手段の出力と前記各センサの出力から前記車両が交差点を通過している状態を判別し前記表示手段を制御して交差点通過を表示させる表示制御手段を設けたことを特徴とする。このように進入方向判別手段を設けてセンサ出力により車両の交差点への進入方向を判別するようにすると、一対のセンサのみで車両の進行方向にかかわらず交差点を通過している状態を判別でき、したがって、従来のように前進用と後進用に各一対のセンサを設置する場合と比較して構成が簡単になり、コストを低減できる。
【0008】
そして、特に、このように巾が異なる複数の検出体要素を間隔をおいて進行方向に並べ、その巾を各センサが検出するようにして、各々が検出体要素からなる検出体をいずれのセンサが検出したかを判別し、かつ、そのセンサが最初に検出した検出体の巾を判別すると、車両進行方向が判別できるとともに車両の進行方向にかかわらず交差点を通過している状態を判別できる。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、地上側に設置された表示手段によって車両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点通過表示装置であって、車両が折り返し走行する自動走行車であり、車両表面に複数の検出体要素を前進側と後進側とで異なるパターンを形成するよう間隔をおいて進行方向に並べてなる進行方向判別用検出体を配置し、地上側には交差点近傍で該交差点を挟む車両通過方向の前後位置に前記進行方向判別用検出体を検出する一対のセンサを配置するとともに、この一対のセンサの出力パターンによって車両が交差点を通過している状態を進行方向共々判別し表示手段を制御して交差点通過を表示させる表示制御手段を設けたことを特徴とする。このように進行方向によって異なるパターンを形成する複数の検出体要素を間隔をおいて進行方向に並べ、そのパターンを各センサが検出するようにすると、車両の進行方向を判別できるとともに車両の進行方向にかかわらず交差点を通過している状態を判別できる。そして、やはりセンサは一対でよいので、前進用と後進用に各一対のセンサを設置する場合と比較して構成が簡単になり、コストを低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜図7によって本発明による車両の交差点通過表示装置の一例を説明する。
【0011】
図1は、2輪固定駆動型自動走行車の機器配置を示す正面図(a),平面図(b),側面図(c)および底面図(d)である。この自動走行車1は、前輪2A,2Bが二つ、後輪3A,3Bが二つで、前輪2A,2B二つはキャスター式の従動輪で、後輪3A,3B二つはモータ駆動式の駆動輪である。そして、左右の後輪3A,3Bに挟まれた位置に、これら2輪をそれぞれ駆動する操舵兼用の一対の駆動モータ4A,4Bが設置されている。また、車体1Aの下面の前端側中央と後端側中央には、路面5に敷設されたガイドテープに近接するようガイドセンサ6,7がそれぞれ取り付けられている。また、車体1Aには、路面5に敷設された番地板(図示せず)に近接するよう下面一側縁部に番地センサ8が取り付けられ、車体1Aの正面上部は、各種操作用の操作スイッチ群9および各種運転状態表示用の表示灯群10を配置した操作表示部11とされている。また、車体1A正面中央には障害物の接近を検知する障害物センサ12が設置されている。そして、車体1Aの前部上面には、車体横幅方向に長い2枚のテープ状の反射板13A,13Bが車両進行方向に間隔をおいて配置されている。これら2枚の反射板13A,13Bは、巾が異なるもので、前側の反射板13Aの巾が小さく、後側の反射板13Bの巾が大きい。
【0012】
上記前後のガイドセンサ6,7は、例えばホール素子を車体横幅方向に所定間隔で複数並べたもので、前側のガイドセンサ6は前進用,後側のガイドセンサ7は後進用である。また、上記番地センサ8は、N極とS極の組み合わせパターンを備えた番地板から、進行および停止,前進および後進,直進,左折および右折といった各ガイド指令値信号を受け、また、高速,中速,低速といった各走行速度指令値信号を受けて、それらガイド指令値信号および走行速度指令値信号を操作盤11内蔵のコントロールユニットの演算部(CPU)に出力するよう構成されている。
【0013】
上記自動走行車1の制御のための機器構成は、上記両方イドセンサ6,7および番地センサ8と、コントロールユニットからなっている。図2はその機器構成ブロック図である。コントロールユニットは、メモリ部21と演算部(CPU)22からなり、また、左モータ駆動部23および右モータ駆動部24の機能を備えるものである。左モータ駆動部23および右モータ駆動部24は、演算部22からの指令によって左駆動モータ4Aおよび右駆動モータ4Bの回転速度を制御し、その回転速度差によって分岐制御および軌跡制御を行う。
【0014】
図3はこの自動走行車の軌跡制御則を示すガイド位置検知の説明図(a)および左右駆動モータの回転速度演算式のグラフ(b)であり、図4は、その軌跡制御の制御ブロック図である。
【0015】
図3(a)において、30は路面に敷設されたガイドテープである。また、白抜き矢印は、前進用のガイドセンサ6(後進の場合は後進用のガイドセンサ7)と一体の車両の進行方向を示す。図3(a)において、ガイドセンサ6(7)は、車体横幅方向に所定間隔をおいた複数のポイント(図の例では16のポイント)で磁気を検知し、ガイドテープ30が位置するポイント(図では左から3〜7番目に位置する5個のポイント)でON信号を出力する。ガイドテープから外れたその他のポイントではセンサ信号はOFFである。
【0016】
図3(a)は直進状態を示すものであって、直前の番地板からの直進指令および前進あるいは後進指令の各指令値と、高速,中速,低速のいずれかの走行速度指令値が、番地センサ8を介して左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cに入力されている。この場合、ガイドテープ位置演算部22aは、ガイドセンサ6(7)の出力を受け、ON信号の各ポイントの重みづけによる重心演算を行うことによってガイドテープ30の中心線のガイドセンサ6(7)の中心位置に対する偏位(ガイドテープ位置)を出す。そして、その偏位に基づいて、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4Bの回転速度を演算する。これら左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cによる演算値をグラフで示したものが図3(b)である。なお、前進と後進では車体に対し駆動輪(後輪3A,3B)の位置が変わるため、演算値のグラフが変わる。この演算値は、高速,中速および低速のそれぞれについてコントロールユニットの上記メモリ部21から読み出すものである。そして、左右駆動モータ4A,4Bが制御され、走行操舵機構部31が駆動されることによって、ガイドテープ30の中心線をガイドセンサ6(7)の中心位置に求心させつつ直進走行させるよう軌跡制御が行われる。なお、上記ガイドテープ位置演算部22aと左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cは図2における演算部22に相当する。
【0017】
また、自動走行車1をガイドテープの分岐点で左折させる場合は、分岐点の手前の番地板から左折指令のガイド指令値といずれかの走行速度指令値が番地センサ8を介して左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cに入力される。この場合、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cは、分岐点におけるガイドテープ30の左エッジをガイドセンサ6(7)のON信号によって検出することにより、その左エッジに沿って自動走行車1を左折させるよう左右駆動モータ4A,4Bの回転速度を演算し、自動走行車1を左折させる。次いで、ガイドテープ位置演算部22aが上記左エッジを基準としたガイドテープ幅の中心線に対し重心演算を行って偏位を出す。そして、その偏位に基づいて、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4Bの回転速度を演算し、やはり左右駆動モータ4A,4Bを制御して、ガイドテープの中心線をガイドセンサの中心位置に求心させつつ左折走行させる。
【0018】
右折の場合は、分岐点の手前の番地板から右折指令のガイド指令値とやはりいずれかの走行速度指令値が番地センサ8を介して左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cに入力される。そして、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cは、分岐点におけるガイドテープ30の右エッジをガイドセンサ7のON信号によって検出し、右エッジに沿って自動走行車1を左折させるよう左右駆動モータ4A,4Bの回転速度を演算する。そして、ガイドテープ位置演算部22aが上記右エッジを基準としたガイドテープ幅の中心線に対し重心演算を行って偏位を出し、その偏位に基づいて、左駆動モータ回転速度演算部22bおよび右駆動モータ回転速度演算部22cが左右駆動モータ4A,4Bの回転速度を演算し、左右駆動モータ4A,4Bを制御して、ガイドテープの中心線をガイドセンサの中心位置に求心させつつ右折走行させる。
【0019】
上記自動走行車1は例えば工場の建屋内で無人運搬車として使用するもので、建屋内の天井には、図5(a)に示すように、自動走行車1が通過する通路Aと他の通路Bとの交差点Cの位置に、建屋天井側に自動走行車1の接近および通過を表示する表示灯40が設置されている。また、自動走行車1は、図5(a)において右側から左側へ進行するときが前進で、路面に敷設されたガイドテープ30に誘導されて前進し上記交差点Cを通過した先で、スイッチバック式に折り返し、そのまま後進するよう設計されている。そして、その自動走行車1が通過する側の通路Aの、交差点Cを挟む車両通過方向の前後位置(車両前進方向の入口側および出口側近接位置で、後進方向の出口側および入口側の近接位置)に、建屋天井側から自動走行車1が略直下位置に到達したときに上記反射板13A,13Bを検知するよう第1と第2の一対のセンサ41,42が設置されている。これら一対のセンサ41,42はいずれも光電管を用いたものである。
【0020】
反射板13A,13Bは、上述のように巾が異なるものが車両進行方向に間隔をおいて配置され、前側の反射板13Aの巾が小さく、後側の反射板13Bの巾が大きいものであって、自動走行車1が前進で交差点Cに入るときと、後進で交差点Cに入るときとでは、図5(b)に示すようにセンサ41,42の出力パターンが異なる。
【0021】
図5(b)に示すAパターンは前進時の出力パターンである。前進時はまず交差点Cに入るときに第1のセンサ41(PH1)が検知し、交差点Cから出るときに第2のセンサ42(PH2)が検知する。この場合、いずれのセンサ41,42も最初に検知するのは巾の小さい前側の反射板13Aで、次いで、時間をおいて巾の大きい後側の反射板13Bを検知する。したがって、センサ出力は図示のとおりとなる。
【0022】
また、Bパターンは後進時の出力パターンである。この場合は、後進で交差点Cに入るときに第2のセンサ42(PH2)が検知し、交差点Cから出るときに第1のセンサ41(PH1)が検知する。この場合、いずれのセンサ42,41も最初に検知するのは巾の大きい後側の反射板13Bで、次いで、時間をおいて巾の小さい前側の反射板13Aを検知することになり、図示のとおりのセンサ出力となる。
【0023】
表示灯40は、上記センサ出力のパターンによって点灯,消灯制御されるものであって、第1のセンサ41により上記Aパターンの出力が発せられることによって点灯され、次いで、第2センサ42によりBパターンの出力が発せられたときに消灯される。この場合、自動走行車1が交差点を通過している間、表示灯40は点灯している。
【0024】
また、自動走行車1が後進で交差点を通過するときは、第2のセンサ42によりBパターンの出力が発せられることによって表示灯40が点灯され、次いで、第1センサ41によりBパターンの出力が発せられることによって消灯される。この場合も自動走行車1が交差点を通過している間、表示灯40が点灯している。
【0025】
図6は、このようなセンサ出力のパターンによって前進および後進を判別し表示灯40を点灯および消灯する制御の制御ロジックを示している。また、表示灯40の点灯,消灯制御の制御フローは図7に示すとおりである。以下、図7に示す制御フローを説明する。
【0026】
図7の制御フローは、スタートすると、起動ボタンが押されているか否かを見て(ステップS1)、押されるまでは何もせず、起動ボタンが押されれば、第1のセンサ(PH1)がONであるかどうかを見て(ステップS2)、ONであれば、そのセンサ出力が図5(b)に示されたAパターンかどうかを見る(ステップS3)。そして、Aパターンであれば、前進で交差点に接近したと判定し、表示灯(AGV接近表示灯)を点灯する(ステップS4)。
【0027】
次に、図5(b)のBパターンかどうかを見る(ステップS5)。そして、Bパターンであれば表示灯(AGV接近表示灯)を消灯するが(ステップS6)、このときは、前進で、Aパターンであるから、ステップS6をとばす。そして、第2のセンサ(PH2)がONであるかどうかを見て(ステップS7)、ONでなければそのまま何もせずに後述の停止指令判定(ステップ,S12)へ進み、停止でなければステップS2に戻ってぐるぐる回る。そして、第2のセンサ(PH2)がONになったら、そのセンサ出力がAパターンかどうかを見る(ステップS8)。そして、このときはAパターンであり、Aパターンであれば、前進で交差点を通過し終わったということで、この段階で表示灯(AGV接近表示灯)を消灯する(ステップS9)。そして、次にBパターンかどうかを見るが(ステップS10)、このときBパターンではなく、その場合はステップS12で停止指令があるかどうかを見て、停止指令があればそのまま終了し、停止指令がなければステップS2へ戻る。
【0028】
ステップS2に戻ると、第1のセンサ(PH1)がONかどうかを見るが、このときは既に前進で交差点を通過し終えた後であるので、当然ONではなく、この場合はステップS7へ進んで第2のセンサ(PH2)がONかどうかを見る。そして、第2のセンサ(PH2)がONでなければ、そのままステップS12へ進み、停止でなければぐるぐる回るが、ステップS7で第2のセンサ(PH2)がONというときは、やはり、センサ出力がAパターンかどうかをまず見る(ステップS8)。しかし、このときは前進で交差点を出た後であって、Aパターンではない。この場合は、ステップS9をとばしてステップS10へ進み、Bパターンかどうかを見る。そして、Bパターンであれば、後進で交差点に入ったということで、表示灯(AGV接近表示灯)を点灯する(ステップS11)。
【0029】
そして、ステップS12へ進み、停止指令があるかどうかを見て、停止指令があればそのまま終了し、停止指令がなければステップS2へ戻る。
【0030】
そして、ステップS2に戻り、第1のセンサ(PH1)がONであるかどうかを見て、ONでなければそのまま何もせずにステップS7へ進み、ステップS8,S10,S11を経て、あるいは、ステップS7からいきなりステップS12へ進み、停止でなければステップS2に戻る。そして、第1のセンサ(PH1)がONになったら、そのセンサ出力がAパターンかどうかを見るが(ステップS8)、このときはBパターンであるので、ステップS4をとばしてステップS5に進み、Bパターンかどうかを見る。そして、Bパターンであれば、後進で交差点を通過し終わったということで、表示灯(AGV接近表示灯)を消灯する(ステップS9)。そして、ステップS7で第2のセンサ(PH2)がONかどうかを見るが、このときはもう第2のセンサ(PH2)はONではないので、いきなりステップS12へ進む。そして、停止指令があるかどうかを見て、停止指令があればそのまま終了し、停止指令がなければ、また、ステップS2へ戻る。
【0031】
本発明による車両の交差点通過表示装置は、また、図8に示すロジックによって制御することもできる。この制御ロジックの場合、車両表面(例えば車体の上面)に取り付ける反射板は一つでよく、この一つの反射板を先の例と同じ一対のセンサによって検知する。そして、これらセンサの出力と表示灯の表示状態に基づいて表示灯の点灯,消灯を制御できるものである。
【0032】
図8の制御ロジックでは、車両が前進で交差点に入ったことを、表示灯が消灯の状態で第1のセンサ(PH1)がONになったことによって判定し、それで表示灯を点灯する。そして、そのようにして表示灯が点灯した状態で第2のセンサ(PH2)がONになったことによって、車両が前進で交差点から出たことを判定し、表示灯を消灯する。また、車両が後進で交差点に入ったことは、表示灯が消灯の状態で第2のセンサ(PH2)がONになったことによって判定し、それで表示灯を点灯する。そして、表示灯が点灯した状態で第1のセンサ(PH1)がONになったことによって、車両が後進で交差点から出たことを判定し、表示灯を消灯する。
【0033】
このようなロジックによっても先の例と同様に交差点への車両の進入方向を判別し、交差点を車両が通過していることを表示するよう表示灯を制御するが可能である。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、センサが一対だけの構成簡単でコストの安い手段によって車両の交差点への進入方向を判別することができ、車両の進行方向にかかわらず車両が交差点を通過していることを表示するようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動走行車の機器配置図である。
【図2】 自動走行車の機器構成ブロック図である。
【図3】 自動走行車の軌跡制御則の説明図およびグラフである。
【図4】 自動走行車の軌跡制御の制御ブロック図である。
【図5】 交差点における車両接近表示のための機器配置およびセンサ出力のパターンの説明図である。
【図6】 交差点接近および通過を表示する表示灯の制御ロジックの説明図である。
【図7】 表示灯の点灯および消灯制御のフローチャートである。
【図8】 交差点接近および通過を表示する表示灯の制御ロジックの他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 自動走行車
13A,13B 反射板
40 表示灯
41 第1のセンサ(前進用)
42 第2のセンサ(後進用)

Claims (2)

  1. 地上側に設置された表示手段によって車両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点通過表示装置であって、前記車両が折り返し走行する自動走行車であり、車両表面に車両進行方向の巾が異なる複数の検出体要素を間隔をおいて進行方向に並べてなる進行方向判別用検出体を配置し、地上側には交差点近傍で該交差点を挟む車両通過方向の前後位置に前記進行方向判別用検出体の車両進行方向の巾を検出する一対のセンサを配置するとともに、これらセンサの出力によって前記進行方向判別用検出体を検出したセンサを判別し、そのセンサが最初に検出した検出体の巾を判別することによって前記車両の交差点への進入方向を判別する進入方向判別手段と、該進入方向判別手段の出力と前記各センサの出力から前記車両が交差点を通過している状態を判別し前記表示手段を制御して交差点通過を表示させる表示制御手段を設けたことを特徴とする車両の交差点通過表示装置。
  2. 地上側に設置された表示手段によって車両が交差点を通過していることを表示する車両の交差点通過表示装置であって、前記車両が折り返し走行する自動走行車であり、車両表面に複数の検出体要素を前進側と後進側とで異なるパターンを形成するよう間隔をおいて進行方向に並べてなる進行方向判別用検出体を配置し、地上側には交差点近傍で該交差点を挟む車両通過方向の前後位置に前記進行方向判別用検出体を検出する一対のセンサを配置するとともに、前記一対のセンサの出力パターンによって車両が交差点を通過している状態を進行方向共々判別し前記表示手段を制御して交差点通過を表示させる表示制御手段を設けたことを特徴とする車両の交差点通過表示装置。
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