JP3815561B2 - 蓄電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端子部に特徴を有する蓄電池、特に密閉型蓄電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、蓄電池の据え付けを容易にするために蓄電池の端子部にボルトやナット等を有した電池が増えている。例えば特許文献1には極板を接続する棚の上部の端子部にねじ穴を有する端子部材をはめ合わせた構造の端子が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−245764号公報(第3図、第2図)
【0004】
図3は、従来の鉛蓄電池に係る第1の端子部材の構造を示す斜視図であり、図4は、図3の端子部材を用いた鉛蓄電池の端子近傍の断面図である。
【0005】
図4において電槽内の各セルの極板の耳部103は、頭部に銅製の第1の端子部材101を埋め込んだ鉛合金製の第2の端子部材102の棚部に接合されている。一方、鉛蓄電池の蓋となる電槽蓋104には、第2の端子部材102をはめ合わせる鉛合金製のブッシング105が予め形成される。よって、各セルの極板の耳部103にそれぞれ第1の端子部材101が埋設された第2の端子部材102を接合した後、電槽蓋104を電槽(図示せず)に被せることにより、第2の端子部材102をブッシング105にはめ合わせる。
【0006】
このとき、第1の端子部材101は、電槽蓋104上に露出する。電槽蓋104(図示せず)に接着した後、第2の端子部材102の頭部とブッシング105とをバーナーで加熱して溶接し溶接部106を形成することにより端子部を電槽蓋104に固定する。この溶接部106の上部からエポキシ樹脂等の充填剤107を注入して硬化させることにより密封する。
【0007】
図3に示すように、第1の端子部材101は、上部の太径部111と下部の小径部112とからなり、太径部111は、その頂面にねじ部113を有し、小径部112は、鉛合金製の第2の端子部材102に埋め込まれている。また、小径部112には、回り止めのための対向する一対の切り欠き114が設けられている。なお、第1の端子部材101を、第2の端子部材102に埋設するに先立って第1の端子部材101にはんだメッキをすることにより鉛合金とのなじみ(鉛合金との溶着性)をよくしてある。
【0008】
この第1の端子部材101を第2の端子部材102に埋設させるために、第1の端子部材101が支持された鋳型に溶かした鉛合金を流し込むことにより第2の端子部材102を形成するインサート成形が行われるのが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図3に示されるような回り止め用の切り欠き114が設けられた第1の端子部材101の小径部112においては、第1の端子部材の小径部112に角部が多く存在することにより、溶かした鉛合金の粘性により確実に鉛合金が端子部材101の形状通りに形成されない。いわゆる湯回り不良を起こし易い。この湯回り不良が起きると第1の端子部材と第2の端子部材とが接触不良を起こし易く、端子から電極への導電性が悪化し一定の品質を保つことができない。
【0010】
また、第1の端子部材101および第2の端子部材102は、互いに異なる融点の金属が使用される。これは、インサート成形するために第1の端子部材をセットした鋳型に金属を溶かした溶湯を流し込んだ時に第1の端子部材101が変形することを防ぐためである。このために、第1の端子部材101および第2の端子部材102ではそれぞれに導電率が異なる金属が使用されることになり、端子から電極への電気伝導のむらが生じ易い。これに加えて、第1の端子部材の回り止め用の切り欠き114により第1の端子部材101の小径部112が中心軸から等距離にないことから、端子から電極への電気伝導のむらが生じ、導電効率がよくない。
【0011】
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するべくなされたもので、導電効率を損なわずに回り止め機能を保持した端子を有する蓄電池を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る蓄電池は、頂面が電槽蓋から外部に露出した端子部を備える蓄電池であって、端子部は、頂面にねじ部を具備し、導電性を得る金属製の第1の端子部材と、極板の耳部に溶接される金属製の第2の端子部材とを備え、第1の端子部材は、前記第2の端子部材に埋設される脚部と前記第2の端子部材に埋設されない頭部とを有し、前記頭部に回り止め手段を具備することを特徴とする。
【0013】
本発明に係る蓄電池によれば第1の端子部材の脚部が第2の端子部材に埋設されることによって蓄電池の端子部が形成され、ねじ部を具備する第1の端子部材の頂面が蓄電池の電槽蓋から露出することになる。また、第1の端子部材の、第2の端子部材に埋設されていない頭部に回り止め手段が設けられる。
【0014】
従って、回り止め手段を第2の端子部材との接合部ではない第1の端子部材の頭部に設けることにより回り止めの機能を確保しつつ、回り止め手段を第2の端子部材との接合部である第1の端子部材の脚部に設ける必要がない。これにより、第2の端子部材に第1の端子部材の脚部を埋設する際に、回り止め手段によって流し込む金属を溶かした溶湯の流れが妨げられることがなく、金属がスムーズに流れることとなり、溶湯の流れ込み不良による端子部における導電効率の悪化を防ぎ、蓄電池の品質を一定に保つことができる。
【0015】
また、本発明に係る蓄電池においては、第2の端子部材との接合部である第1の端子部材の脚部の形状を第1の端子部材の中心軸に対して等距離に形成することが可能であるため、電気伝導のむらを生じ難くし導電効率を向上させることができる。
【0016】
なお、第1の端子部材の頂面に備えられたねじ部は、頂面に開口された雌ねじであってもよいし、第1の端子部材の頂面から上方に設けられた雄ねじであってもよい。
【0017】
蓄電池としては、例えば鉛蓄電池が挙げられる。また、第1の端子部材には例えば銅または銅合金を用い、第2の端子部材には、例えば鉛または鉛合金を用いることができる。
【0018】
前記第1の端子部材は、好ましくは脚部に抜け止め手段を具備するように構成される。かかる構成によれば、第1の端子部材が第2の端子部材から抜け落ちることを防止することができる。
【0019】
また、前記回り止め手段は、好ましくは第1の端子部材のねじ部の中心軸に対して非対称の外形を有するように形成されているように構成される。かかる構成によれば、他の部材を用いることなく回り止め手段を形成することができるため、少ない部品点数で第1の端子部材を作製することができる。ここで、ねじ部の中心軸に対して非対称の形状としては六角形、楕円形等の真円でない全ての形状および円の中心がねじ部の中心軸からずれている真円を適用することが可能である。
【0020】
好ましくは、前記回り止め手段は、電槽蓋と第1の端子部材との間隙に充填された樹脂によって固定される。かかる構成によれば、形成された端子部と電槽蓋とを密閉するための樹脂に密閉および回り止めの機能の双方を同時に奏させることができ、容易に蓄電池を作製することができる。ここで、樹脂としては、エポキシ樹脂を適用することが可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の一実施形態を鉛蓄電池の場合を例にとって説明する。図1(a)は、本発明の一実施形態に係る鉛蓄電池の第1の端子部材の構造を示す斜視図であり、図2(a)は、図1に示した第1の端子部材を用いた鉛蓄電池の端子部近傍の断面図である。
【0022】
図2(a)に示すように電槽内の各セルの極板の耳部3は、頭部に、図1に示す銅製の第1の端子部材1を埋め込んだ鉛合金製の第2の端子部材2の棚部に溶接されている。このように、第1の端子部材1の金属と第2の端子部材2の金属とは、第2の端子部材2の金属の融点が第1の端子部材1の金属の融点より低く、良電気伝導性金属であることが望ましい。
【0023】
第2の端子部材2の金属として鉛や鉛合金を用いるのは、鉛蓄電池の場合、各セルの極板の耳部3が鉛または鉛合金であるため、それとのマッチングのためである。
【0024】
また、第1の端子部材1の金属として、第2の端子部材の金属より高融点の金属を用いるのは、その頂面が外部に露出し、相手側端子との接合強度を確保する目的や後述するインサート成形のために溶かした第2の端子部材2のための金属を第1の端子部材を保持した鋳型に流し込んだときに第1の端子部材1を溶かしてしまわない目的を達成した上で端子として良電気伝導性を有する金属が要求されるためである。
【0025】
一方、鉛蓄電池の電槽蓋14には、第2の端子部材2をはめ合わせる鉛合金製のブッシング5が予め形成されている。よって、各セルの極板の耳部3にそれぞれ第1の端子部材1が埋設された第2の端子部材2を溶接した後、電槽蓋4を電槽(図示せず)に被せることにより、第2の端子部材2がブッシング5にはめ合わされる。
【0026】
このとき、第1の端子部材1の頂面は、電槽蓋4上に露出する。電槽蓋4を電槽(図示せず)に接着した後、第2の端子部材2の頭部とブッシング5とをバーナで加熱して溶接し溶接部6を形成する。これにより、端子部8が電槽蓋4に固定される。この溶接部6の上部からエポキシ樹脂等の充填剤7を注入し、該樹脂を硬化することにより密封し、電槽内の電解液が外部にしみ出すのを防止する。ここで、第1の端子部材の頭部11は、図2(a)に示すように、電槽蓋4から突出するように形成してもよい。
【0027】
第1の端子部材1は、図1(a)に示すように第1の端子部材の頭部11および第1の端子部材の脚部12により構成されている。第1の端子部材の頭部11は、その頂面にねじ部13としてねじ穴を有している。
【0028】
また、第1の端子部材の頭部11には、断面が六角形状の回り止め手段が備えられている。この回り止め手段は、周囲を硬化性の樹脂であるエポキシ樹脂等の充填剤により固着させることにより、相手側端子がねじ部13に螺着される際に相手側端子と一緒に第1の端子部材1が回転してしまうことを防止する。図1(a)に示す如く端子部材の頭部11は脚部12より太く、頭部の側面のねじ部13の中心軸からの距離が脚部の側面のねじ部の中心軸からの距離よりも大きい。従って、本発明に係る蓄電池のように頭部に回り止め手段を設けた蓄電池においては、従来電池の例として図4に示した脚部に回り止め手段を設けた電池に比べて、ねじ部に加わった回転のトルクをより小さい力で受け止めることができる利点がある。本発明に係る蓄電池の場合、ねじ部に回転のトルクが加わっても端子部材1と端子部材2の接合面に外力が加わるのを防ぐかまたは著しく軽減することができる。
【0029】
なお、回り止め手段の断面形状は、図1(a)に示すような六角形である必要はなく、ねじ部13の中心軸と回り止め手段の中心軸とがずれていれば真円形状でも回り止め手段としての機能を達成することができるし、多角形や楕円形状であればねじ部13の中心軸との位置に関わらず回り止め手段としての機能を達成することができる。
【0030】
第1の端子部材の脚部12は、図2(a)に示すように鉛合金製の第2の端子部材2に埋設される。これは、第1の端子部材1が支持された鋳型に溶かした鉛合金を流し込むことにより第2の端子部材2を形成するインサート成形により形成される。なお、第1の端子部材1を、第2の端子部材2に埋設するに先立って第1の端子部材1にはんだめっきを施すことにより鉛合金とのなじみ(鉛合金との溶着性)を良くしてある。
【0031】
このように、回り止め手段を第1の端子部材の頭部11に設け、第1の端子部材1と第2の端子部材2との接合部に設けないことにより、第1の端子部材の脚部12の形状を滑らかに形成することができる。このため、第2の端子部材2の形成時において湯回り不良を防止することができる。以上より、回り止めの機能を具備し、かつ接触不良のない端子部8を形成することができ、導電性を損なうことなく蓄電池の品質を一定に保つことができる。
【0032】
また、第2の端子部材2との接合部である第1の端子部材の脚部12を端子部材1の中心軸に対して対称に形成することができるため、電気伝導のむらが生じ難くなり導電効率を向上させることができる。
【0033】
第1の端子部材の脚部12は、図1に示すような形状、つまり径の異なる段差部を有する形状(脚部12の下端部を太くする:抜け止め部14)に旋盤加工することによって、第1の端子部材1が第2の端子部材2から抜け落ちるのを防止するための抜け止め手段として機能させることもできる。
【0034】
以上のような第1の端子部材1は、六角棒鋼等の角棒鋼からその一部を第1の端子部材の掉尾11として残しつつ旋盤加工により第1の端子部材の脚部12を形成してもよいし、丸棒鋼から旋盤加工により第1の端子部材1の脚部12を形成し、平面加工により回り止め手段となる第1の端子部材の頭部11を形成してもよい。六角棒鋼から第1の端子部材1を作製する場合は、1つの作業工程で作製できるため、作業効率を向上させることができるとともに作製費用を低減させることができる。
【0035】
第1の端子部材の頂面に設けたねじ部は、図1(a)に示した如く頂面に開口させた雌ねじあってもよいし、前記のように図1(b)に示した如く、ねじ部13´が頂面から図の上方に設けた雄ねじであってもよい。
【0036】
図2(b)は、図1(b)に示した第1の端子部材1´を用いた鉛蓄電池の端子部近傍の断面図である。図2(b)に示した如く、第1の端子部材1´を用いた場合も、端子部を図2(a)とほぼ同様の構造とすることができる。また、図1(b)に示した第1の端子部材1´を用いた鉛蓄電池の端子の場合も、図1(a)に示した端子同様、第1の端子部材の頭部11´を角形にすることによって回り止めの機能を付与している。また、図2(a)同様、脚部12´の下端部に抜け止め部14´を設けている。
【0037】
図5は、本発明の一実施形態に係る蓄電池の端子近傍の断面図である。図5(a)に記載した例は、第1の端子部材1の頭部11と脚部12の境界の段差部に頭部11(図面の上方向)に向かって端子部材1が太くなるような傾斜を持つテーパ15を設けてある。また、図5(b)に記載した例は、第1の端子部材1の頭部11と脚部12の境界の段差部の断面形状を、第1の端子部材1から見て内側に凸の略円弧状の形状16としている。
【0038】
前記のように端子部8は、鋳型に端子部材1をセットし、鉛又は鉛合金からなる溶湯を流し込むことによって成形する(インサート成形)。前記溶湯は、図面の下方から流し込むのであるが、図1に示した実施形態のように端子部材1の頭部11と脚部12の境界の段差が角張った形状の場合、溶湯を流し込んだときに端子部材1のほぼ直角に凹んだ隅の部分の空気が抜けずにガス溜まりが生成する虞がある。ガス溜まりが生成すると、端子部材1と端子部材2の接合の悪化を招き導電効率の低下に繋がる虞がある。前記図5(a)、図5(b)に記載した実施形態によれば、ガス溜まりの生成の虞を除くことができるので好ましい実施形態である。また、溶湯の流れをよりスムーズにするために、図5(a)、図5(b)に示したように止め部14の上端の段差部あるいは下端の角部にもテーパ15´を設けたり、断面を略円弧状16´にすることも有効である。
【0039】
本発明において、前記テーパの傾きや円弧の半径の大きさは、特に限定されるものではないが、溶湯がスムーズに流れるためにはテーパを設けたり略円弧状とした部分の側面は図の縦方向に立っている方が好ましい。なお、図5(a)、図5(b)に記載した第1の端子部材1の段差部をテーパ状や略円弧状にするのは、図2(b)で示した頂部に雄ねじを有する端子部材にも同様に適用することができる。
【0040】
前記端子部8をインサート成形する工程において、前記のように端子部材1の表面にはんだめっきを施す方法に代えて、端子部材1を鋳型にセットするときに端子部材1の端子部材2との接合面(脚部12の表面)に例えばフラックスを塗布しておくことは、接合面の金属の酸化を防止して、端子部材1と端子部材2とを良好に接合するために有効な方法である。
【0041】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係る蓄電池によれば、回り止め手段を第2の端子部材との接合部ではない第1の端子部材の頭部に設けることにより回り止めの機能を確保しつつ、回り止め手段を第2の端子部材との接合部である第1の端子部材の脚部に設けなくてもよくなる。これにより、第2の端子部材に第1の端子部材の脚部を埋設する際に、回り止め手段によって流し込む金属を溶かした溶湯の流れが妨げられることがなく、溶湯がスムーズに流れることとなり、溶湯の流れ込み不良による端子部における導電効率の悪化を防ぎ、蓄電池の品質を一定に保つことができる。
【0042】
本発明の請求項2に係る蓄電池によれば、第1の端子部材の脚部に設けた抜け止め手段によって、第1の端子部材が抜け落ちるのを防ぐことができる。
【0043】
本発明の請求項3に係る蓄電池によれば、端子部材1の頭部の形状を限定することなく回り止めの機能を付与することができるので、端子部分の設計の自由度が拡がる。
【0044】
本発明の請求項4に係る蓄電池によれば、蓄電池の作製が容易で、第1の端子部材に回転のトルクが加えられたときに、第1の端子部材と第2の端子部材との接合部に外力が加わるのを防ぐかまたは著しく軽減することができる。
【0045】
本発明の請求項5に係る蓄電池によれば、端子部材1と端子部材2の接合面にガス溜まりが生成するのを防ぎ、両端子部材を良好に接合させ導電効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鉛蓄電池の第1の端子部材の構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示した第1の端子部材を用いた鉛蓄電池の端子近傍の断面図である。
【図3】従来の鉛蓄電池に係る第1の端子部材の構造を示す斜視図である。
【図4】図3の端子部材を用いた鉛蓄電池の端子近傍の断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る蓄電池の端子近傍の断面図である。
【符号の説明】
1、1´ 第1の端子部材
2 第2の端子部材
4 電槽蓋
7 充填剤
8 端子部
11、11´ 第1の端子部材の頭部
12、12´ 第1の端子部材の脚部
13、13´ ねじ部
14、14´ 抜け止め部
15 テーパ
16 断面略円弧状部分

Claims (4)

  1. 頂面が電槽蓋から外部に露出した端子部を備える蓄電池であって、前記端子部は、頂面にねじ部を具備し、導電性を得る金属製の第1の端子部材と、極板の耳部に溶接される金属製の第2の端子部材を備え、前記第1の端子部材は、前記第2の端子部材に埋設される脚部と前記第2の端子部材に埋設されない頭部とを有し、前記頭部に回り止め手段を具備することを特徴とする蓄電池。
  2. 前記第1の端子部材は、脚部に抜け止め手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の蓄電池。
  3. 前記回り止め手段は、前記電槽蓋と前記第1の端子部材との間隙に充填された樹脂によって固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の蓄電池。
  4. 前記第1の端子部材の頭部と脚部の境界の段差部分の断面形状をテーパ状または略円弧状としたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の蓄電池。
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