JP3814589B2 - スイッチ回路及びバススイッチ回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号の通過/遮断を切替制御するスイッチ回路及びバススイッチ回路に関し、特に、この種の回路を半導体基板上に形成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
2種類の双方向入出力端子間で信号の通過/遮断を切替制御するアナログスイッチ回路が知られている。図8はこの種の従来のアナログスイッチ回路の回路図である(特許文献1参照)。
【0003】
図8のアナログスイッチ回路は、ソース端子/ドレイン端子が互いに接続されたPMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1と、これらトランジスタP1,N1のオン・オフを制御する制御回路1とを備えている。PMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1のソース端子/ドレイン端子の一方は双方向の第1端子I/Oに接続され、他方は双方向の第2端子O/Iに接続される。
【0004】
PMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1は互いに同期してオン・オフする。PMOSトランジスタP1のソース端子及び基板間にはダイオードD5が接続され、ドレイン端子および基板間にはダイオードD6が接続されている。NMOSトランジスタN1の基板は接地されている。
【0005】
ダイオードD5,D6は、PMOSトランジスタP1のソース/ドレイン端子と基板との間に寄生するダイオードである。これらダイオードD5,D6を設けることにより、電源電圧が供給されていない状態で、第1または第2端子I/O,O/Iの電圧が電源電圧よりも高くなると、第1または第2端子I/O,O/IからダイオードD5,D6とNANDゲートG1を介して、PMOSトランジスタP1のゲート電圧を引き上げて、このトランジスタP1をオフする。
【0006】
制御回路1は、制御信号ENを反転出力するNANDゲートG1と、NANDゲートG1の出力を反転出力するインバータINV1とを有する。NANDゲートG1の出力によりPMOSトランジスタP1がオン・オフ制御され、インバータINV1の出力によりNMOSトランジスタN1がオン・オフ制御される。NANDゲートG1とインバータINV1の電源ラインにはダイオードD1が接続されている。
【0007】
次に、図8のアナログスイッチ回路の動作を説明する。まず、電源電圧が供給されている場合は、制御信号ENの論理に応じてオン・オフ動作を行う。具体的には、制御信号ENがハイレベルであれば、NANDゲートG1の出力はローレベルに、インバータINV1の出力はハイレベルになり、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1はともにオンする。これにより、第1及び第2端子I/O,O/Iの間で信号の送受が可能になる。
【0008】
また、制御信号ENがローレベルであれば、NANDゲートG1の出力はハイレベルに、インバータINV1の出力はローレベルになり、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1はともにオフする。これにより、第1及び第2端子I/O,O/Iの間の信号伝送経路が遮断される。
【0009】
一方、電源電圧が供給されていない場合は、NANDゲートG1の出力はダイオードD1のカソード電圧と略等しい電圧になり、また、インバータINV1の出力はローレベルになる。この状態で、第1端子または第2端子に電源電圧を超える電圧が印加されると、ダイオードD5,D6を介してNAND回路G1の電源端子電圧が上昇し、NANDゲートG1の出力電圧も上昇する。したがって、PMOSトランジスタP1がオフし、第1及び第2端子I/O,O/I間の信号伝送経路は遮断される。
【0010】
【特許文献1】
米国特許公報No.5,892,387
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ダイオードD5,D6はPMOSトランジスタP1と同じウェル内に形成され、第1または第2端子I/O,O/Iの電圧が上昇してもすぐにはこのウェルの電圧は上昇しないため、NANDゲートG1の出力が変化するまでに時間がかかってしまう。このため、第1端子または第2端子の電圧が急激に上昇すると、それからしばらくの間はPMOSトランジスタP1がオンのままであり、電源電圧が供給されていないにもかかわらず、第1端子及び第2端子間が導通してしまう。
【0012】
例えば、第1端子I/Oに供給される信号電圧が急激に上昇した場合、PMOSトランジスタP1がオフするまでにタイムラグがあるため、しばらくは第2端子に信号が伝送され、第2端子は、抵抗性負荷と容量性負荷による時定数で放電を行う。ところが、第1及び第2端子I/O,O/I間で送受される信号の周波数が高い場合、完全に放電が終了する前に、次の信号が第1端子に供給されて再び第2端子が充電されるという動作が繰り返され、第2端子はハイレベル状態を保持する結果になり、第1及び第2端子間の信号伝送経路が遮断されなくなる。
【0013】
図9は図8のアナログスイッチ回路が形成される半導体基板の断面構造を示す図である。図9に示すように、PMOSトランジスタP1とダイオードD5,D6は同じNウェルNW内に形成される。
【0014】
図8のアナログスイッチ回路に電源が供給されていないときに、第1または第2端子I/O,O/Iの電圧が急激に上昇すると、その電圧によりNウェルNWが充電される。
【0015】
PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1は、オン状態時の抵抗値を小さくするために、これらトランジスタのサイズを他のトランジスタ(制御回路1を構成するトランジスタ)よりも数十倍も大きくしている。一例を挙げると、制御回路1内のインバータINV1のPMOSトランジスタP1のトランジスタ幅は10ミクロンであるのに対して、PMOSトランジスタP1のトランジスタ幅は500ミクロンである。
【0016】
このため、図9に示したNウェルNWのサイズが大きくなり、半導体基板との容量(約5pF)も大きくなる。したがって、NウェルNW領域の抵抗成分(約1kΩ)と時定数により、約5nsの遅延が生じてしまう。
【0017】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電源電圧が供給されていないときに、第1及び第2端子間の信号伝送を確実に遮断できるスイッチ回路及びバススイッチ回路を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、半導体基板上に形成されるスイッチ回路において、伝送対象である信号が入力される第1端子と、伝送対象である信号が出力される第2端子と、前記半導体基板内の第1の半導体領域内に形成され、ソース端子またはドレイン端子の一方が前記第1端子に接続され他方が前記第2端子に接続される第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲート電圧を制御する制御回路と、アノード端子が前記第1端子に接続され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離して形成される前記半導体基板内の第2半導体領域に形成される第1整流素子と、アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離した半導体領域に形成される第2整流素子と、を備えることを特徴とするスイッチ回路が提供される。
【0019】
また、本発明の一態様によれば、半導体基板上に形成されるスイッチ回路において、伝送対象である信号が入力される第1端子と、伝送対象である信号が出力される第2端子と、ソース端子またはドレイン端子の一方が前記第1端子に接続され他方が前記第2端子に接続されるP型の第1トランジスタと、前記第1トランジスタのゲート電圧を制御する制御回路と、アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記第1トランジスタのバックゲートに接続され、前記半導体基板内の第1の半導体領域に形成される第1整流素子と、アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離した半導体領域に形成される第2整流素子と、アノード端子が前記第1端子に接続され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離して形成される前記半導体基板内の第2の半導体領域に形成される第3整流素子と、を備えることを特徴とするスイッチ回路が提供される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るスイッチ回路及びバススイッチ回路について、図面を参照しながら具体的に説明する。以下では、スイッチ回路の一例としてアナログスイッチ回路について説明する。
【0021】
(第1の実施形態)
図1は本発明に係るアナログスイッチ回路の第1の実施形態の回路図である。図1のアナログスイッチ回路は、双方向の信号入出力用の第1及び第2端子I/O,O/Iと、第1及び第2端子I/O,O/I間に並列接続されたPMOSトランジスタP1及びNMOSトランジスタN1と、これらトランジスタのオン・オフを制御する制御回路1と、ダイオードD1〜D6とを備えている。
【0022】
PMOSトランジスタP1のソース端子またはドレイン端子の一方は第1端子に接続され、他方は第2端子に接続されている。同様に、NMOSトランジスタN1のソース端子またはドレイン端子の一方は第1端子に接続され、他方は第2端子に接続されている。PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1は互いに同期してオン・オフする。
【0023】
制御回路1は、制御信号ENを反転出力するNANDゲートG1と、NANDゲートG1の出力を反転出力するインバータINV1とを有する。NANDゲートG1の出力によりPMOSトランジスタP1はオン・オフ制御され、インバータINV1の出力によりNMOSトランジスタN1はオン・オフ制御される。
【0024】
図2は制御回路1の内部構成を示す回路図である。NANDゲートG1は、PMOSトランジスタP2,P3とNMOSトランジスタN2,N3とを有する。インバータINV1は直列接続されたPMOSトランジスタP4とNMOSトランジスタN4とを有する。
【0025】
図1に示すダイオードD1のアノード端子には電源電圧が供給され、カソード端子は制御回路1の電源端子に接続されている。ダイオードD2のアノード端子には電源電圧が供給され、カソード端子はPMOSトランジスタP1の基板に接続されている。NMOSトランジスタN1の基板は接地されている。
【0026】
ダイオードD3のアノード端子は第1端子I/Oに接続され、カソード端子は制御回路1の電源端子に接続されている。ダイオードD4のアノード端子は第2端子O/Iに接続され、カソード端子は制御回路1の電源端子に接続されている。
【0027】
ダイオードD5のアノード端子は第1端子I/Oに接続され、カソード端子は基板に接続されている。ダイオードD6のアノード端子は第2端子O/Iに接続され、カソード端子は基板に接続されている。
【0028】
ダイオードD5,D6は、PMOSトランジスタP1のソース/ドレイン端子と基板との間に寄生するダイオードである。これらダイオードD5,D6は、第1及び第2端子I/O,O/Iの電位をNウェルNW1に伝達する役割を担う。これらダイオードD5,D6を設けることにより、電源電圧が供給されていない状態で、第1及び第2端子I/O,O/Iの一方に電源電圧よりも高い電圧が入力された場合に、ダイオードD5,D6を介して、PMOSトランジスタP1の基板電位を引き上げることができる。
【0029】
図8と異なり、ダイオードD5,D6は単にPMOSトランジスタP1の基板電位を設定するために用いられ、NANDゲートG1の電源端子の電圧制御は別個のNウェル内に形成されるダイオードD3,D4が行う。
【0030】
図3は図1のアナログスイッチ回路が形成される半導体基板の断面構造の一例を示す図である。図3に示すように、P型基板10上にPウェルPWとNウェルNW1,NW2とが形成されている。PウェルPWにはNMOSトランジスタN1が形成され、NウェルNW1にはPMOSトランジスタP1とダイオードD2,D5,D6とが形成され、NウェルNW2には制御回路1とダイオードD1,D3,D4とが形成される。
【0031】
次に、図1〜図3のアナログスイッチ回路の動作を説明する。まず、電源電圧が供給されている場合の動作を説明する。制御信号ENがハイレベルであれば、NANDゲートG1の出力がローレベル、インバータINV1の出力がハイレベルになるため、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1はともにオンし、第1及び第2端子I/O,O/I間で双方向に信号伝送が行われる。
【0032】
また、制御信号ENがローレベルであれば、NANDゲートG1の出力がハイレベル、インバータINV1の出力がローレベルになるため、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1はともにオフし、第1及び第2端子I/O,O/I間の信号伝送は遮断される。
【0033】
一方、電源電圧が供給されない場合は、インバータINV1の出力はローレベルになるが、NANDゲートG1の出力は図2に示すようにダイオードD1のカソード電圧に略等しくなる。インバータINV1の出力がローレベルであることから、NMOSトランジスタN1は常にオフ状態である。
【0034】
このとき、第1または第2端子I/O,O/Iに電源電圧よりも高い電圧が印加されると、ダイオードD3を介して、ダイオードD1のカソード電圧が上昇する。このため、NMOSトランジスタN1の出力はハイレベルになり、PMOSトランジスタP1はオフする。PMOSトランジスタP1がオフすると、第1及び第2端子I/O,O/I間の信号伝送は確実に遮断される。
【0035】
図8に示した従来のアナログスイッチ回路と比較して、本実施形態では、NANDゲートG1とダイオードD1,D3,D4とを同じNウェルNW2上に形成し、かつこのNウェルNW2とは別個のNウェルNW1上にPMOSトランジスタP1とダイオードD2,D5,D6を形成している。
【0036】
すなわち、本実施形態は、2つのNウェルNW1,NW2を有し、ダイオードD1,D3,D4が形成されるNウェルNW2と、ダイオードD2,D5,D6及びPMOSトランジスタP1が形成されるNウェルNW1とを別個に設け、各Nウェルのサイズを図8に示す従来のNウェルよりも小さくしている。より具体的には、NウェルNW2とp型半導体基板との間の容量C2が図8に比べて約1/10の約0.5pFになる。したがって、第1及び第2端子I/O,O/Iの急激な電圧上昇がNANDゲートG1の電源端子に伝達されるまでの時間も大幅に短縮され、約0.5nsになる。
【0037】
制御回路1を信号が通過するのに約0.5nsの時間が必要であると仮定すると、合計で1.0nsの遅延でPMOSトランジスタP1をオフすることができる。
【0038】
このように、本実施形態によれば、PMOSトランジスタP1やこのトランジスタの基板電位設定用のダイオードD5,D6が形成されるNウェルNW1とは別個のNウェルNW2内に、第1及び第2端子I/O,O/Iの急激な電圧上昇をNANDゲートG1に伝達するダイオードD3,D4を形成するため、Nウェルのサイズを従来よりも大幅に縮小でき、第1及び第2端子I/O,O/Iの急激な電圧上昇を迅速にNANDゲートG1の電源端子に伝達できる。したがって、電源電圧が供給されていない状態で第1または第2端子I/O,O/Iの電圧が急激に上昇した場合に、迅速にPMOSトランジスタP1をオフできる。これにより、第1及び第2端子I/O,O/I間の信号伝送を確実に遮断できる。
【0039】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、図1のダイオードD1〜D6をMOSトランジスタで構成したものである。
【0040】
図4は本発明に係るアナログスイッチ回路の第2の実施形態の回路図である。図4のアナログスイッチ回路では、ダイオードD1〜D6をMOSトランジスタM1〜M6で構成しており、これらMOSトランジスタは、ソース端子とゲート端子を短絡させている。
【0041】
図4の回路の動作は図1の回路と全く同じであるため、説明を省略する。
【0042】
上述した第1及び第2の実施形態のアナログスイッチ回路は、図5に示すように、複数個(例えば8個)を1つのICパッケージに収納してバススイッチ回路10として用いられる場合がある。この種のバススイッチ回路10は、データバスやアドレスバスなどのデジタル回路で汎用的に利用可能である。
【0043】
上述した各実施形態では、MOSトランジスタを用いてアナログスイッチ回路を構成する例を説明したが、本発明は、バイポーラトランジスタやBi-CMOSトランジスタを用いて構成することも可能である。
【0044】
バイポーラトランジスタP1,N1を用いて構成した回路の一例は例えば図6のようになる。回路動作は図1と同じである。
【0045】
また、上述した各実施形態では、第1及び第2端子I/O,O/I間で双方向に信号を送受する例を説明したが、本発明は片方向のみに信号を伝送するアナログスイッチ回路にも適用可能である。
【0046】
例えば、図7は第1端子I/Oから第2端子の方向のみに信号を伝送できるようにしたアナログスイッチ回路の回路図の一例を示している。図7の回路では、第2端子O/IとNANDゲートG1の電源端子との間にダイオードが接続されていない点を除けば、図1の回路と同様である。
【0047】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、第1トランジスタが形成される第1の半導体領域とは別個の第2の半導体領域に、第1端子に接続された第1整流素子を設けるため、電源が供給されない状態で第1端子の電圧が急激に上昇した場合に、迅速に第1トランジスタをオフでき、第1及び第2端子間での信号伝送を確実に遮断できる。
【0048】
また、本発明によれば、第1のトランジスタのバックゲートに接続される第1整流素子が形成される第1の半導体領域とは別個の第2の半導体領域に、第1端子に接続された第1整流素子を設けるため、電源が供給されない状態で第1端子の電圧が急激に上昇した場合に、迅速に第1トランジスタをオフでき、第1及び第2端子間での信号伝送を確実に遮断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアナログスイッチ回路の第1の実施形態の回路図。
【図2】制御回路1の内部構成を示す回路図。
【図3】図1のアナログスイッチ回路が形成される半導体基板の断面構造の一例を示す図。
【図4】本発明に係るアナログスイッチ回路の第2の実施形態の回路図。
【図5】バススイッチ回路の概略構成を示す図。
【図6】バイポーラトランジスタを用いて構成したアナログスイッチ回路の一例を示す回路図。
【図7】第1端子I/Oから第2端子の方向のみに信号を伝送できるようにしたアナログスイッチ回路の一例を示す回路図。
【図8】従来のアナログスイッチ回路の回路図。
【図9】図8のアナログスイッチ回路が形成される半導体基板の断面構造を示す図。
【符号の説明】
1 制御回路
10 バススイッチ回路
D1〜D6 ダイオード
P1 PMOSトランジスタ
N1 NMOSトランジスタ
Claims (14)
- 半導体基板上に形成されるスイッチ回路において、
伝送対象である信号が入力される第1端子と、
伝送対象である信号が出力される第2端子と、
前記半導体基板内の第1の半導体領域内に形成され、ソース端子またはドレイン端子の一方が前記第1端子に接続され他方が前記第2端子に接続される第1トランジスタと、
前記第1トランジスタのゲート電圧を制御する制御回路と、
アノード端子が前記第1端子に接続され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離して形成される前記半導体基板内の第2半導体領域に形成される第1整流素子と、
アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離した半導体領域に形成される第2整流素子と、を備えることを特徴とするスイッチ回路。 - 前記第1トランジスタは、P型であることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ回路。
- 半導体基板上に形成されるスイッチ回路において、
伝送対象である信号が入力される第1端子と、
伝送対象である信号が出力される第2端子と、
ソース端子またはドレイン端子の一方が前記第1端子に接続され他方が前記第2端子に接続されるP型の第1トランジスタと、
前記第1トランジスタのゲート電圧を制御する制御回路と、
アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記第1トランジスタのバックゲートに接続され、前記半導体基板内の第1の半導体領域に形成される第1整流素子と、
アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離した半導体領域に形成される第2整流素子と、
アノード端子が前記第1端子に接続され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離して形成される前記半導体基板内の第2の半導体領域に形成される第3整流素子と、
を備えることを特徴とするスイッチ回路。 - 前記第2整流素子は、前記第2の半導体領域に形成されることを特徴とする請求項3に記載のスイッチ回路。
- ソース端子またはドレイン端子の一方が前記第1端子に接続され他方が前記第2端子に接続され、前記第1トランジスタに同期してオン・オフする、前記第1トランジスタとは異なる導電型の第2トランジスタを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチ回路。
- 前記第2トランジスタは、前記第1及び第2の半導体領域とは分離して形成される第3の半導体領域に形成されることを特徴とする請求項5に記載のスイッチ回路。
- 前記第1及び第2端子は、いずれも双方向の入出力端子であり、
アノード端子が前記第2端子に接続され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第2の半導体領域に形成される第4整流素子を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のスイッチ回路。 - 前記第1のトランジスタのソース端子にアノード端子が接続され、該トランジスタの基板にカソード端子が接続される第5整流素子と、
前記第1のトランジスタのドレイン端子にアノード端子が接続され、該トランジスタの基板にカソード端子が接続される第6整流素子と、を備え、
前記第2のトランジスタのバックゲートは接地されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のスイッチ回路。 - 前記第1および第2の整流素子の少なくとも一方は、ソース端子またはドレイン端子をゲート端子と短絡させたMOSトランジスタで形成されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ回路。
- 前記第1乃至第3の整流素子の少なくとも一方は、ソース端子またはドレイン端子をゲート端子と短絡させたMOSトランジスタで形成されることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ回路。
- 前記制御回路は、
前記第1のトランジスタのゲート電圧を制御する第1論理回路と、
前記第1論理回路の出力を反転した信号により前記第2トランジスタのゲート電圧を制御する第2論理回路と、を有し、
前記第1論理回路の電源端子と前記第2論理回路の電源端子とには、前記第3整流素子のカソード端子が接続されることを特徴とする請求項5または6に記載のスイッチ回路。 - 請求項1〜11のいずれかに記載のスイッチ回路を複数備えたことを特徴とするバススイッチ回路。
- 半導体基板上に形成されるスイッチ回路において、
伝送対象である信号が入力される第1端子と、
伝送対象である信号が出力される第2端子と、
前記半導体基板内の第1の半導体領域内に形成され、エミッタ端子またはコレクタ端子の一方が前記第1端子に接続され他方が前記第2端子に接続されるP型の第1トランジスタと、
前記第1トランジスタのベース電圧を制御する制御回路と、
アノード端子が前記第1端子に接続され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離して形成される前記半導体基板内の第2半導体領域に形成される第1整流素子と、
アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離した半導体領域に形成される第2整流素子と、を備えることを特徴とするスイッチ回路。 - 半導体基板上に形成されるスイッチ回路において、
伝送対象である信号が入力される第1端子と、
伝送対象である信号が出力される第2端子と、
エミッタ端子またはコレクタ端子の一方が前記第1端子に接続され他方が前記第2端子に接続されるP型の第1トランジスタと、
前記第1トランジスタのベース電圧を制御する制御回路と、
アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記第1トランジスタのバックベースに接続され、前記半導体基板内の第1の半導体領域に形成される第1整流素子と、
アノード端子に電源電圧が供給され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離した半導体領域に形成される第2整流素子と、
アノード端子が前記第1端子に接続され、カソード端子が前記制御回路の電源端子に接続され、前記第1の半導体領域とは分離して形成される前記半導体基板内の第2の半導体領域に形成される第3整流素子と、
を備えることを特徴とするスイッチ回路。
Priority Applications (2)
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