JP3811267B2 - 車両用動力伝達装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーシングの内部にディファレンシャルを含む動力伝達手段を収納し、前記ディファレンシャルの一端を前記ケーシングに回転自在に支持するとともに、他端を前記ケーシングに形成した開口を着脱自在に覆うカバー部材に回転自在に支持し、かつ前記開口の外径を前記ディファレンシャルの外径よりも大きく設定した車両用動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な自動車用ディファレンシャルは、外周にファイナルドリブンギヤを一体に備えたディファレンシャルギヤボックスと、このディファレンシャルギヤボックスに支持した左右の出力軸の対向端にそれぞれ設けられた一対のディファレンシャルサイドギヤと、前記ディファレンシャルケースに固定したピニオンシャフトに回転自在に支持されて前記一対のディファレンシャルサイドギヤに噛合する一対のディファレンシャルピニオンとから構成されており、前記ディファレンシャルギヤボックスは、その左右両端においてケーシングに回転自在に支持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のものは、そのディファレンシャルをメンテナンスあるいは交換するような場合に、ケーシングを分解して内部のディファレンシャルを取り出す必要があるために作業性が悪いという問題があった。
【0004】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ケーシング内に収納されたディファレンシャルのメンテナンスや交換を容易に行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、ケーシングの内部にディファレンシャルを含む動力伝達手段を収納し前記ディファレンシャルの一端を前記ケーシングに回転自在に支持するとともに、他端を前記ケーシングに形成した開口を着脱自在に覆うカバー部材に回転自在に支持し、かつ前記開口の外径を前記ディファレンシャルの外径よりも大きく設定した車両用動力伝達装置において、前記動力伝達手段は前後進切換機構と前記ディファレンシャルとから構成され、前記前後進切換機構は前記ディファレンシャルのファイナルドリブンギヤに常時噛合する二つのファイナルドライブギヤを備えており、前記二つのファイナルドライブギヤおよび前記ファイナルドリブンギヤはスパーギヤから成り、前記ディファレンシャルは前記開口を通して車軸方向に前記ケーシングに着脱可能であることを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、ケーシングからカバー部材を取り外すだけで、該ケーシングの開口を通してディファレンシャルを着脱することができるので、ディファレンシャルのメンテナンスを容易に行うことができるだけでなく、特性の異なる他のディファレンシャルとの交換作業も容易に行うことができる。またディファレンシャルをケーシング内に組み付けるべく、ディファレンシャルのファイナルドリブンギヤを前後進切換機構の二つのファイナルドライブギヤに噛合させるとき、それらのギヤがスパーギヤから成るので、傾斜したギヤ歯を有するヘリカルギヤを採用した場合に比べて噛合作業が容易になる。しかもスパーギヤを採用したことによりスラスト荷重の発生が防止されるので、ディファレンシャルを支持するカバー部材にスラスト荷重が加わることがない。
【0007】
また請求項2に記載された発明は、請求項1の構成に加えて、前記ディファレンシャルの他端を係止手段で前記カバー部材に係止したことを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、ディファレンシャルとカバー部材とが係止手段で一体に係止されるので、カバー部材をケーシングの開口から取り外す際にディファレンシャルを前記開口から引き出すことが可能になって作業性が向上する。
【0009】
また請求項に記載された発明は、請求項の構成に加えて、前記ファイナルドリブンギヤのギヤ歯の反カバー部材側の端部に面取りを形成したことを特徴とする。
【0010】
上記構成によれば、ファイナルドリブンギヤをファイナルドライブギヤに噛合させるとき、ファイナルドリブンギヤのギヤ歯に形成した面取りにより前記噛合作業を一層容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。 図1〜図7は本発明の一実施例を示すもので、図1は競技用車両の全体側面図、図2は図1の2方向矢視図、図3は図1の3方向矢視図、図4は図2の要部拡大断面図、図5は副変速機の縦断面図、図6はファイナルドリブンギヤのギヤ歯の拡大図、図7は図5に対応する作用説明図である。
【0012】
図1〜図3に示すように、一人乗りの競技用車両Vは、ダブルウイッシュボーン式のサスペンション1,1により懸架された従動輪である左右の前輪Wf,Wfと、ダブルウイッシュボーン式のサスペンション2,2により懸架された駆動輪である左右の後輪Wr,Wrとを備える。車体前後方向の略中央部には、車体中心線Lに対して僅かに左側に偏倚した状態で運転席を構成するシート3が配置されるとともに、車体中心線Lの右側にパワーユニットPが配置される。シート3およびパワーユニットPは車体左右方向に併置されており、従って側面視でオーバーラップしている(図1参照)。
【0013】
ボディBの上面開口部4内に設けられたシート3の前方にはステアリングホイール5およびキャノピー6が配置され、後方にはロールバー7および燃料タンク8が配置される。ボディBの左右両側面にはエアーインテーク9,9が開口しており、右側のエアーインテーク9から導入された走行風によりパワーユニットPが冷却されるとともに、左側のエアーインテーク9から導入された走行風によりシート3の左側に配置したラジエータ10が冷却される。パワーユニットPの上面はボディBに装着された透明なキャノピー11によって覆われる。
【0014】
図4を併せて参照すると明らかなように、パワーユニットPはクランク軸21を車体左右方向に配置したV型2気筒エンジンEと、このエンジンEの後部に一体に設けられた主変速機Tmとを備えるもので、自動二輪車用のものを僅かに改造して転用したものである。
【0015】
クランク軸21の右端(即ち、車体左右方向外端)には、発進用のクラッチ22が設けられる。主変速機Tmはクランク軸21と平行に配置された入力軸24および出力軸25を備えており、入力軸24および出力軸25間に複数の変速段を選択的に確立するためのギヤ列26が介装される。主変速機Tmの出力軸25の左端(即ち、車体左右方向内端)に設けた駆動スプロケット27と、車体後部右側に配置した副変速機Tsの前部右側面に設けた従動スプロケット28とが、車体前後方向に延びる無端チェーン29を介して接続される。
【0016】
自動二輪車用のものを転用したパワーユニットPは、その主変速機Tmの左側面に突出するシフト軸(図示せず)を備える。自動二輪車の場合には前記シフト軸はライダーの左足で操作されるペダルに連動して往復回動するが、この車両Vでは、シート3およびパワーユニットP間に設けたシーケンシャルシフトレバー30をリンク機構を介して前記シフト軸に連結に連結することによりシフトチェンジを行うようになっている。
【0017】
次に、図4および図5に基づいて副変速機Tsの構造を説明する。
【0018】
副変速機Tsは車体前後方向に延びる割り面において結合された左ケーシング41および右ケーシング42を備えており、その内部に前後進切換機構CおよびディファレンシャルDが収納される。
【0019】
前後進切換機構Cは、左ケーシング41に設けたボールベアリング43と右ケーシング42に設けた2個のボールベアリング44,44とに支持されて車体左右方向に延びる入力軸45を備えており、右ケーシング42から右側に突出する入力軸45の先端に、前記従動スプロケット28が位置決めプレート46およびボルト47…によって着脱自在に固定さる。また左ケーシング41に設けたボールベアリング48と右ケーシング42に設けたボールベアリング49とに、車体左右方向に延びる中間軸50が前記入力軸45と平行に支持される。
【0020】
入力軸45には第1フォワードギヤ51およびリバースギヤ52が相対回転自在に支持されるとともに、中間軸50には第2フォワードギヤ53および第3フォワードギヤ54が一体に形成される。左ケーシング41に形成した円形の開口411 にカバー部材55が着脱自在に固定される。カバー部材55に中央に設けたボールベアリング56と、右ケーシング42に設けたボールベアリング57とに、ディファレンシャルギヤボックス58が回転自在に支持される。
【0021】
第1フォワードギヤ51は第2フォワードギヤ53に常時噛合し、ファイナルドライブギヤとしての第3フォワードギヤ54はディファレンシャルギヤボックス58の外周に固定したファイナルドリブンギヤ59に常時噛合する。またファイナルドライブギヤとしてのリバースギヤ52は前記ファイナルドリブンギヤ59に常時噛合する。尚、図5は展開図であるため、リバースギヤ52およびファイナルドリブンギヤ59は離れた状態で描かれている。ファイナルドリブンギヤ59の直径は、左ケーシング41の開口411 の直径よりも僅かに小さく設定されており、従って組立時や分解時にファイナルドリブンギヤ59は前記開口411 を通過可能である。
【0022】
ディファレンシャルDの本体部を構成するディファレンシャルギヤボックス58には左出力軸60および右出力軸61が回転自在に嵌合しており、それらの対向端にそれぞれディファレンシャルサイドギヤ62,62が固定される。ディファレンシャルギヤボックス58に固定したピニオンシャフト63に一対のディファレンシャルピニオン64,64が回転自在に支持されており、これらディファレンシャルピニオン64,64は前記ディファレンシャルサイドギヤ62,62に噛合する。左出力軸60は左車軸65を介して左後輪Wrに接続され、右出力軸61は右車軸66を介して右後輪Wrに接続される。
【0023】
ディファレンシャルギヤボックス58をカバー部材55に支持するボールベアリング56は、そのインナーレースがディファレンシャルギヤボックス58に圧入されるとともに、そのアウターレースがサークリップ67を介してカバー部材55に係止される。またディファレンシャルギヤボックス58を右ケーシング42に支持するボールベアリング57は、そのインナーレースがディファレンシャルギヤボックス58に圧入されるとともに、そのアウターレースが右ケーシング42に摺動自在に支持される。
【0024】
更に前後進切換機構Cは、運転席に設けた図示せぬ前後進切換レバーに連動して回転する回転軸71と、回転軸71と一体のアーム72に接続されて左右に摺動するシフト軸73と、シフト軸73をニュートラル位置、前進位置および後進位置に位置決めするディテント機構74と、シフト軸73に固定したシフトフォーク75と、入力軸45に固定したハブ76に左右摺動自在に支持されて前記シフトフォーク75により駆動されるスリーブ77とを備える。スリーブ77が図示したニュートラル位置にあるとき、第1フォワードギヤ51およびリバースギヤ52は入力軸45から切り離されて動力伝達が遮断される。スリーブ77を右側の前進位置に駆動すると第1フォワードギヤ51がスリーブ77およびハブ76を介して入力軸45に結合され、前進変速段が確立する。またスリーブ77を左側の後進位置に駆動するとリバースギヤ52がスリーブ77およびハブ76を介して入力軸45に結合され、後進変速段が確立する。
【0025】
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
【0026】
車両Vを前進走行させるには、図5において、前後進切換機構Cのスリーブ77を右側の前進位置に駆動し、第1フォワードギヤ51を入力軸45に結合して前進変速段を確立する。パワーユニットPは出力軸25の回転方向が一定である自動二輪車のものを転用しており、かつ自動二輪車に搭載する場合と同じ姿勢で搭載しているため、このパワーユニットPに無端チェーン29で連結された入力軸45は常時前進回転する。ここでいう前進回転とは車両Vの前進走行時に車輪が回転する方向として定義され、また後進回転とは車両Vの後進走行時に車輪が回転する方向として定義される。
【0027】
而して、入力軸45が前進回転すると、この入力軸45にハブ76およびスリーブ77を介して結合された第1フォワードギヤ51が前進回転し、この第1フォワードギヤ51に噛合する第2フォワードギヤ53と、それと一体の中間軸50および第3フォワードギヤ54とが後進回転する。そして後進回転する第3フォワードギヤ54に噛合するファイナルドリブンギヤ59が前進回転することにより、左右の後輪Wr,Wrが前進回転して車両Vは前進する。このようにして前進変速段が確立された状態で、シーケンシャルシフトレバー30を前後に倒して主変速機Tmを任意の変速段にシフトアップおよびシフトダウンすることにより、車両Vは前進走行することができる。
【0028】
また車両Vを後進走行させるには、図5において、前後進切換機構Cのスリーブ77を左側の後進位置に駆動し、リバースギヤ52を入力軸45に結合して後進変速段を確立する。この状態で入力軸45が前進回転すると、この入力軸45にハブ76およびスリーブ77を介して結合されたリバースギヤ52が前進回転し、このリバースギヤ52に直接噛合するファイナルドリブンギヤ59が後進回転することにより、左右の後輪Wr,Wrが後進回転して車両Vは後進走行することができる。
【0029】
以上のように、自動二輪車用のパワーユニットPを転用し、かつそのパワーユニットPを自動二輪車に搭載する場合と同じ姿勢で搭載したので、入力軸45は必然的に前進回転することになる。しかしながら、前進走行時に入力軸45の回転を中間軸50を介してファイナルドリブンギヤ59に伝達することにより、ファイナルドリブンギヤ59を前進回転させて車両Vを前進走行させることができる。そして、後進走行時には入力軸45の前進回転を直接ファイナルドリブンギヤ59に伝達することにより、該ファイナルドリブンギヤ59を後進回転させて車両Vを後進走行させることができる。
【0030】
さて、ディファレンシャルDをメンテナンスする場合や、ディファレンシャルDを異なる特性のものと交換する場合には、図7に示すように、先ず左出力軸60および右出力軸61をディファレンシャルギヤボックス58から左右に引き抜いた後に、カバー部材55を左ケーシング41から取り外す。このとき、ディファレンシャルギヤボックス58の左端をカバー部材55に支持するボールベアリング56のアウターレースがサークリップ67でカバー部材55に係止されるとともに、前記ボールベアリング56のインナーレースがディファレンシャルギヤボックス58の左端に圧入されており、更にディファレンシャルギヤボックス58の右端を右ケーシング42に支持するボールベアリング57のインナーレースがディファレンシャルギヤボックス58の右端に圧入されるとともに、前記ボールベアリング57のアウターレースが右ケーシング42に摺動自在に支持されているので、カバー部材55と一体になってディファレンシャルDおよび両ボールベアリング56,57が左ケーシング41の開口411 から引き出される。
【0031】
而して、左ケーシング41および右ケーシング42を分解することなく、ディファレンシャルDを取り外してメンテナンスや交換を行うことが可能となり、作業性が大幅に向上する。
【0032】
ファイナルドリブンギヤ59と、それに噛合するファイナルドライブギヤであるリバースギヤ52および第3フォワードギヤ54はスパーギヤから構成されており、また図6から明らかなように、ファイナルドリブンギヤ59のギヤ歯の反カバー部材55側の端面に面取り591 が施されている。従って、ディファレンシャルDを組み付けるべくファイナルドリブンギヤ59をリバースギヤ52および第3フォワードギヤ54に噛合させるとき、それらを傾斜したギヤ歯を有するヘリカルギヤで構成した場合に比べて、噛合作業を容易に行うことができるだけでなく、ファイナルドリブンギヤ59のギヤ歯に形成した面取り591 により、ギヤ歯の位相合わせを行うことなく前記噛合作業を一層容易に行うことができる。更に前記各ギヤ52,54,59がスパーギヤであるためにスラスト荷重が発生することがなく、これによりディファレンシャルDを支持するカバー部材55にスラスト荷重が加わることがない。
【0033】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
例えば、実施例では副変速機Tsの左ケーシング41および右ケーシング42の内部にディファレンシャルDおよび前後進切換機構Cが収納されているが、前後進切換機構C以外に減速機等の他の動力伝達手段を収納したり、ディファレンシャルDだけを収納したりすることもできる。また実施例では競技用車両Vを例示したが、本発明は競技用車両V以外の車両に対しても適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、ケーシングからカバー部材を取り外すだけで、該ケーシングの開口を通してディファレンシャルを着脱することができるので、ディファレンシャルのメンテナンスを容易に行うことができるだけでなく、特性の異なる他のディファレンシャルとの交換作業も容易に行うことができる。またディファレンシャルをケーシング内に組み付けるべく、ディファレンシャルのファイナルドリブンギヤを前後進切換機構の二つのファイナルドライブギヤに噛合させるとき、それらのギヤがスパーギヤから成るので、傾斜したギヤ歯を有するヘリカルギヤを採用した場合に比べて噛合作業が容易になる。しかもスパーギヤを採用したことによりスラスト荷重の発生が防止されるので、ディファレンシャルを支持するカバー部材にスラスト荷重が加わることがない。
【0036】
また請求項2に記載された発明によれば、ディファレンシャルとカバー部材とが係止手段で一体に係止されるので、カバー部材をケーシングの開口から取り外す際にディファレンシャルを前記開口から引き出すことが可能になって作業性が向上する。
【0037】
また請求項に記載された発明によればファイナルドリブンギヤをファイナルドライブギヤに噛合させるとき、ファイナルドリブンギヤのギヤ歯に形成した面取りにより前記噛合作業を一層容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 競技用車両の全体側面図
【図2】 図1の2方向矢視図
【図3】 図1の3方向矢視図
【図4】 図2の要部拡大断面図
【図5】 副変速機の縦断面図
【図6】 ファイナルドリブンギヤのギヤ歯の拡大図
【図7】 図5に対応する作用説明図
【符号の説明】
41 左ケーシング(ケーシング)
411 開口
42 右ケーシング(ケーシング)
52 リバースギヤ(ファイナルドライブギヤ)
54 第3フォワードギヤ(ファイナルドライブギヤ)
55 カバー部材
59 ファイナルドリブンギヤ
591 面取り
67 サークリップ(係止手段)
前後進切換機構
D ディファレンシャル

Claims (3)

  1. ケーシング(41,42)の内部にディファレンシャル(D)を含む動力伝達手段を収納し前記ディファレンシャル(D)の一端を前記ケーシング(41,42)に回転自在に支持するとともに、他端を前記ケーシング(41,42)に形成した開口(411 )を着脱自在に覆うカバー部材(55)に回転自在に支持し、かつ前記開口(411 )の外径を前記ディファレンシャル(D)の外径よりも大きく設定した車両用動力伝達装置において、
    前記動力伝達手段は前後進切換機構(C)と前記ディファレンシャル(D)とから構成され、前記前後進切換機構(C)は前記ディファレンシャル(D)のファイナルドリブンギヤ(59)に常時噛合する二つのファイナルドライブギヤ(52,54)を備えており、前記二つのファイナルドライブギヤ(52,54)および前記ファイナルドリブンギヤ(59)はスパーギヤから成り、前記ディファレンシャル(D)は前記開口(41 1 )を通して車軸方向に前記ケーシング(41,42)に着脱可能であることを特徴とする車両用動力伝達装置。
  2. 前記ディファレンシャル(D)の他端を係止手段(67)で前記カバー部材(55)に係止したことを特徴とする、請求項1に記載の車両用動力伝達装置。
  3. 前記ファイナルドリブンギヤ(59)のギヤ歯の反カバー部材(55)側の端部に面取り(591 )を形成したことを特徴とする、請求項に記載の車両用動力伝達装置。
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