JP3805893B2 - プリント基板穴あけ装置および穴あけ方法 - Google Patents

プリント基板穴あけ装置および穴あけ方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板穴あけ装置および穴あけ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリント基板穴あけ装置は、ベット上に駆動モータによってX方向に移動しうるように搭載されたテーブル3を設け、このテーブル上に位置決めピンによって夫々所定位置に固定された複数個のプリント基板と、このプリント基板に穴あけする径を異にする複数個のドリルを設けている。また、上記ベッドに固定されたコラムに駆動モータによってY方向に移動しうるように保持されたクロススライドを設け、このクロススライドに駆動モータによってZ方向に移動しうるように保持されたサドルを設け、このサドルに上記テーブル上のドリルを保持するスピンドルと、このスピンドルを回転させる駆動モータとを設け、上記各駆動モータをテープ指令によって駆動させてプリント基板に自動的に所定の穴あけをするとともに、このプリント基板の穴あけ径の変更またはドリルの破損等の場合には自動的にスピンドルにドリルを取付けして1台の装置にて径の異なる穴あけをするようにしたものが実施されている。
【0003】
特開昭57−8007号公報には、テーブル上に位置決めされたプリント基板に穴あけする装置において、上記穴あけ装置にプリント基板に穴あけするのに必要なドリルを設け、かつこの穴あけ装置の近接位置に前処理装置を設け、この前処理装置に次に加工するプリント基板を搭載するテーブルを保持する装置と、穴あけ装置上のテーブルおよび前処理装置上のテーブルを移動交換する装置とを設けたプリント基板穴あけ装置が記載されている。
【0004】
特開昭62−297045号公報には、所定の加工プログラムに従って加工機械を駆動し、ワークの複数所定位置に順次加工を施す加工機械の制御装置において、当該加工の経路中における前記各所定位置の座標を記憶する記憶手段と、前記加工機械に機械停止要因が見出されたとき前記経路中における復帰すべき前記所定位置を指示する入力装置と、この入力装置で指示された前記所定位置の座標を前記記憶手段から取出しこれに基づいて前記加工機械を復帰させる復帰手段とを設けた加工機械の制御装置が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、プリント基板の穴あけに使用されるドリルの交換などのドリル管理を迅速に行うことができ、かつその交換操作を画面上で確認しながら行うことのできるプリント基板穴あけ装置および穴あけ方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、1カセットにドリルを、例えば50本収納してカセット式ドリル交換装置を構成し、画面上にドリルの使用状況を表示して取扱いを容易にすることによって迅速なドリル交換を可能とするものである。このようなプラスチックポストを使用するに当っては、カラーポストを使用し、ポスト色による管理を行うようにしたことに他の特徴がある。
【0007】
このようにすることによって、最大250種(最大本数は機種による)のドリルの管理が可能になる。
【0008】
本発明は、具体的には次に掲げる装置および方法を提供する。
【0009】
本発明は、プリント基板を保持するテーブルと、プリント基板に穴あけするドリルと、ドリル交換装置と、およびドリルの管理を行うドリル管理装置を含んで構成されるプリント基板穴あけ装置において、前記ドリル交換装置は、複数本のドリルを収納するカセットが複数個設けられ、使用可能ドリルがカセットからドリル保持用のスピンドルに装着され、加工に使用されたドリルがスピンドルから当該カセットに戻されるようにされ、かつカセット単位の交換を行うようにしたカセット式ドリル交換装置として構成され、前記ドリル管理装置は、前記カセット毎に、かつドリルの収納に対応して各ドリルの使用状況によって寿命ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストについて色彩を異にしたポスト表示画面を形成する画面処理装置を含んで構成されるプリント基板穴あけ装置を提供する。
【0010】
前記カセット式ドリル交換装置は、ドリルを収納しないカセットを備え、かつ前記画面処理装置は、空ポストのポスト表示画面を形成することができる。
【0011】
前記画面処理装置は、前記ポスト表示画面には、ポストNo . ドリル径を表示する表示対象エリアをさらに形成し、ドリル径毎の使用状況を表示することができる。
【0012】
前記画面処理装置は、前記ポスト表示画面には、寿命に達したドリルを立て並びに表示する寿命ポスト表示を行うことができる。
【0013】
全ポスト表示および選択ポスト表示の切替えを行うポスト切替え手段を備えるようにすることができる。
【0014】
本発明は、プリント基板を保持するテーブルと、プリント基板に穴あけするドリルと、ドリル交換装置と、およびドリルの管理を行うドリル管理装置とを含んで構成されるプリント基板穴あけ装置において、前記ドリル管理装置は、複数本のドリルを収納するカセットが複数個設けられ、使用可能ドリルがカセットから装着され、加工に使用されたドリルがカセットに戻されるようにされたカセット式ドリル交換装置として構成され、メイン画面エリア、ガイダンス表示エリア、並びに穴あけ加工進行状況種類表示、穴あけ進行状況表示、および穴あけ数表示を行う進行状況エリアを含む画面、穴径および穴数を含む加工条件を表示入力するための画面、穴径および穴数を含む加工状況を表示する画面、前記カセット毎に、かつドリルの収納に対応して各ドリルの使用状況によって寿命ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストを色彩で区別して表示する画面を形成する画面処理装置を含んで構成されるプリント基板穴あけ装置を提供する。
【0015】
前記画面処理装置は、座標系の変更を行い、変更された座標値の原点位置を定めるアクシスバージョン設定、座標のシフトに関する表示、材質の伸縮に対し補正を行うスケーリング補正設定を行う座標設定画面を形成することができる。
【0016】
本発明は、プリント基板を保持するテーブルと、プリント基板に穴あけするドリルと、ドリル交換装置と、およびドリルの管理を行うドリル管理装置を含んで構成され、前記ドリル交換装置は、複数本のドリルを収納するカセットが複数個設けられ、使用可能ドリルがカセットからドリル保持用のスピンドルに装着され、加工に使用されたドリルがスピンドルから当該カセットに戻されるようにされ、かつカセット単位の交換を行うようにしたカセット式ドリル交換装置として構成され、前記ドリル管理装置は、前記カセット毎に、かつドリルの収納に対応して各ドリルの使用状況によって寿命ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストのポスト表示画面を形成する画面処理装置を含んで構成されるプリント基板穴あけ装置によりテーブル上に位置決めされたプリント基板に穴あけする方法において、カセット毎に、かつドリルの収納に収納された、各ドリルの使用状況によって使用済ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストの画面を色彩で区別して表示し、かつ該ポストの画面を参照してカセット毎にドリルの交換を行うプリント基板穴あけ方法を提供する。
【0017】
寿命ポストを前記画面上に表示することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる一実施例を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1において、プリント穴あけ装置は、穴あけ装置本体1、穴あけ装置本体制御のための処理装置(CPU)2および画面処理装置3から構成される。
【0020】
穴あけ装置本体1は、ベッド4、コラム5およびプリント基板6を位置決めして保持するX−Yテーブル7、ドリル8、ドリル8を保持するハウジング9、ハウジング9に回転可能に支持され、内部に組込まれたコレット(図示せず)によってドリル8を保持するスピンドル10、ドリル11を収納するカセット12、ドリル保持装置13、ドリル装着装置14等から構成される。ハウジング9はZ方向に移動可能とされ、X−Yテーブル7はX−Y方向に移動可能とされ、図示しない駆動装置の作動により移動される。
【0021】
図2は、制御のためのブロック図である。
【0022】
21X、21YはそれぞれX−Yテーブル7をX軸方向、Y軸方向に駆動する駆動装置であり、21Zはハウジング9をZ軸方向に駆動する駆動装置である。22および23はプリント基板上の穴あけすべき位置の機械原点,加工原点などの原点に対する座標、その他の所要データを記録するハードデスク(HD)およびフロッピーデスク(FD)であり、24は必要データを入力するためのキーボードおよびカーソルである。これらの情報は処理装置2、例えばパソコンに組み込まれたドリル管理装置25に入力される。ドリル管理装置は後述する方法によって入力情報に基づいて穴あけ本体1に所定の制御信号を出力する。また、その制御信号は記憶装置26に随時記録される。
【0023】
図3は、ハードウエア構成図である。
【0024】
CNC(Computerized numerical Controller)ボード31はメインプロセッサ32、サブプロセッサ33、シーケンスプロセッサ34を有し、共有RAM35の情報を使用してその出力をメインプロセッサ32を介して処理装置(パソコン)25に伝達する。
【0025】
工具寿命管理機能
本機能は各工具寿命を管理する機能であり、本機能を使用することにより、工具寿命による工具折れによる未加工又は穴洩れを未然に防ぐことができる。
【0026】
使用方法について
予め工具寿命を工具条件画面の寿命項目に設定しておく。
【0027】
すると加工中にそのドリルがヒット数に達すると、自動ドリル交換機能により同一グループのドリルと交換し、加工を続行する。
【0028】
このとき同一グループ内に、すでに寿命等により交換すべきドリルがない場合は、画面下部に下記メッセージを表示する。
【0029】
No.250 全ポスト寿命です。新しいツールと交換して下さい。 START
T=×××× ST=××,×××,××× START
(×=ドリル寿命オーバーステーション番号)
〈例1〉TOOL1,2,3がドリル寿命となった場合
No.250 全ポスト寿命です。新しいツールと交換して下さい。 START
T=0001 ST=1,2,3 START
〈例2〉TOOL1,2,3,4,5,6がドリル寿命となった場合
No.250 全ポスト寿命です。新しいツールと交換して下さい。 START
T=0001 ST=1,2,3,4,〜 START
自動工具交換機能
本機能は、T命令および使用回数制限超過による工具交換を自動的に行うもので、加工前に各種工具のTコードとの対応、工具の寿命値を工具条件画面にて設定しておくと
▲1▼パートプログラムの指令により、Tコードが指定されるとそのTコードに対応する工具を探して、工具の格納および取り出しを自動的に行う。
【0030】
▲2▼工具の使用実績が設定値に達すると、使用済み工具の格納および、新工具の取り出しを自動的に行う。
【0031】
パラメータの設定について
▲1▼工具条件の設定
工具条件ドリル画面より、工具グループ番号に対応する各工具を、T指令に対応するように加工グループ番号を指定する。
また各工具グループの工具条件(工具寿命,工具径,切削送り速度,スピンドルの回転数等)を設定する。
【0032】
▲2▼工具寿命におけるX軸の退避位置の設定
工具寿命により停止したスピンドルを、ATCゾーンより退避するX軸の位置をパラメータ番号629(ATC LO RET X)に機械座標系にて設定する。
【0033】
▲3▼工具指定TO時の戻り位置の設定
工具指定TOによりドリル排出(格納)後のX,Y軸の戻り位置をパラメータにて設定できる。パラメータの使用は下記の通りである。
【0034】
【表1】
Figure 0003805893
【0035】
図3において、CNCボード31はメインプロセッサ32、サーボプロセッサ33、シーケンスプロセッサ34を有し、共有RAM35の情報を使用して表示操作のための装置(パソコン)25からの指令をメインプロセッサ32を介して受領する。パソコン25は、穴あけすべき位置情報をハードディスク22、フロッピーディスク23から受領する。パソコン25は位置情報をメインプロセッサ32を経由してメインプロセッサ32に伝達する。メインプロセッサ32は位置情報を、位置決めのためのサーボ指令と、機械制御のためシーケンス指令とに分け、それぞれサーボプロセッサ32およびシーケンスプロセッサ34に共有RAM31を介してのパソコン25との間で情報のやりとりがなされる。
【0036】
位置決めのためのサーボ指令はサーボプロセッサ33から、軸ごとに駆動装置21へ伝達される。シーケンス指令も同様にシーケンスプロセッサ34から機械側へ伝達される。
【0037】
一方、それらの指令内容は逆の経路でパソコン25へ伝達され、内容が表示位置24に表示される。
【0038】
次に工具交換について説明する。
【0039】
穴あけを行うごとに穴あけ数を更新する。穴あけ数が予め設定された寿命数に到達すると、工具交換動作に入る。工具交換ではまず、現在保持している工具をカセットに戻す。次に現在の工具グループの残り本数から、残りがあるかないかを確認する。残りがある場合は次の工具を装着し、加工の続きを行う。残りがない場合はメッセージを表示する。
【0040】
図4から図12までは、画面表示とその操作方法を示す。
【0041】
図4は、メイン画面を示す。中央にサブ画面表示エリア41があり、その上方にアクションキーの設定、ファイル・編集等を配置するメニューバー42、数値入力の時のアドレス表示エリア43、コマンド・数値入力エリア44が形成される。そして、その下方にガイダンス等表示エリア45、加工進行状況種類の設定・表示46、加工進行状況表示47、動作確認のためのデジタル表示を行う穴あけ数表示48によって進行状況を示す。
【0042】
進行状況エリア49および状態表示エリア50が形成される。
【0043】
51はコマンドを再入力するためのプルダウンで、コマンド来歴選択ボタンである。
【0044】
サブ画面表示エリア41の下方に構成された進行状況エリア49には、作業時間とか、穴あけ数とか、ショット数とかの加工進行状況種類を加工進行状況種類の設定・表示46で選択すると、選択した種類の状況をデジタルで進行状況表示47で表示されるので、作業者が所望する情報を速やかに視覚を通じて把握することができる。
【0045】
図5は、加工条件の例を示す画面構成である。
【0046】
画面52は、番号、T番号、穴径、穴数、オフセット、寿命、速度、回転数を表示し、更新ボタン54、入力と同時にデータを送信する機能55を有し、例えば番号05の穴数エリア56はカーソルで指示することによって更新することができる。
【0047】
図6は、加工状況画面を示す。
【0048】
画面61には、番号、T番号、穴径、穴数、寿命オフセット、速度、回転数が表示され、X軸、Y軸、Z軸によって位置が表示される。使用されるプログラムを表示しておくことができる。
【0049】
図7は、オプション設定画面を示す。
【0050】
キーボードに対応する選択表示がなされる。
【0051】
図8は、加工進行状況画面を示す。
【0052】
画面81には、進行状況82、加工時間83および累積加工時間84が表示される。
【0053】
進行状況82には加工穴数、加工数、設定加工穴数、実行回数について加工状況、累積加工状況が表示される。加工時間83には加工時間が、そして累積加工時間84には累積加工時間が図に示すように表示される。
【0054】
図9はポスト画面である。
【0055】
図9には、カセット(cassette)1,2,3,4,5,6に対応して各カセットに収納されたドリルの画が表示される。すなわちポストNO.、ドリル径および各ドリルの使用状態に対応して使用済みポスト92、使用中ポスト93、未使用ポスト94が表示される。
【0056】
ドリル種類は、最大250種管理することができる。管理しているドリル種類全てが表示できるだけのページを持っている。現在装置されているドリルの行が緑色に表示される。寿命に達したドリルは赤色表示する。また未使用ドリルについては青色に表示される。カラーは適宜選択できるが、内容が想像できる色とすることが望ましい。
【0057】
カセット5は空ポスト95の表示がなされ、カセット6は表示対象外ポスト96表示とされる。
【0058】
寿命ポスト97が形成される。寿命ポスト表示は分かりやすいように立て並びとされる。
【0059】
画面上には表示対象エリア100が設けられ、ポストNO.、ドリル径および使用・未使用などの状態が表示される。表示対象98にはグループ、ドリル径等が表示される。
【0060】
前述の通り、一つの画面でカセットの装着数の確認が視覚的に行え、使用済みのドリルが容易に確認できる。更に、同一径のドリルのみの使用状況が確認できるので、備品管理が容易となる。
【0061】
チェックボックスを使用して全ポスト表示機能99が設けられ、全ポスト、選択ポスト表示がいつでも切替えできるようにされる。
【0062】
図10は座標画面である。
【0063】
座標表示画面が重要な場合は、表示フォントが拡大することができれば利用者は遠い距離からでも表示内容が読み取れることができる。(イ)(ロ)(ハ)に示すようにフォントサイズを拡大することができる。
【0064】
図11はパラメータ画面である。カーソル表示する。
【0065】
図12はアクシスバージョン設定画面である。
【0066】
画面は、座標系画面121とその他項目122の設定とし、2画面に分ける。座標系画面121はビジュアルに表現し、数値およびマウスによって直接設定することができる。
【0067】
マウスによる設定は、
(1)アクシスバージョンの選択(数値入力および図上のナンバーを選択する。)
(2)バージョン原点のおおまかの位置を設定する。(カーソル座標に表示する。)
バージョン原点および基準ピンは直接位置設定できる。基準ピンはプリント基板上に任意に設定できる。
【0068】
その他項目122は、カーソル座標、トータル原点、浮動原点、浮動原点補正およびバージョン原点が表示される。X座標、Y座標は横に並べられる。
【0069】
アクシスバージョンについて
アクシスバージョンは、座標系の変更を行い、変更された座標値(バージョン座標系)の原点位置をバージョン原点に定める。バージョン座標系のオフセット値、つまりバージョン原点の値は「バージョン原点」の項目で設定する。アクシスバージョンの項目の設定により下記のバージョン座標系が選択できる。
【0070】
バージョン原点設定値(原点シフト量)が“0”の場合、バージョン座標原点は、全て機械座標原点上に位置する。
【0071】
浮動原点は、加工原点を移動する場合に使用する。サブテーブルの大きさが異なる機械にて作成されたパートプログラムにて加工を行う場合、サブテーブルの大きさによっては機械原点と基準ピンまで距離が異なるため、加工原点を機械原点よりシフトする必要が生じる。このシフト量を設定するのが浮動原点である。
【0072】
浮動原点補正は、設定値(補正値)の量だけ、浮動原点を移動させる。浮動原点補正は、加工途中でも設定値の変更が可能である。
【0073】
浮動原点と浮動原点補正はパラメータ(FORG)により、座標系を選択することができる。
【0074】
FORG 0:浮動原点、浮動原点補正を機械座標系にて設定
1:浮動原点、浮動原点補正をバージョン座標系にて設定
FORG=0における加工原点は、機械原点を基準に各設定項目、バージョン原点、浮動原点、浮動原点補正の各設定値の総和として、求められる。一方、FORG=1における加工原点は、設定項目、バージョン原点の設定値により求められたバージョン原点を基準に、設定項目、浮動原点、浮動原点補正の各設定値の総和として求められる。
【0075】
トータル原点は、浮動原点、浮動原点補正およびバージョン原点により最終的にシフト量をトータルして表示されるものである。
【0076】
以上のように、前記ドリル管理装置は、プリント基板画面を形成し、座標系の原点位置をバージョン原点に設定するためのバージョン原点設定項目と、プリント基板画面上に、任意に定める基準ピンと前記バージョン原点との距離を参照して加工原点をバージョン原点からシフトするために設定する浮動原点設定項目と、該浮動原点を設定値移動させるために設定する浮動原点補正値設定項目と、バージョン原点、浮動原点および浮動原点補正値に依存してシフトする量をトータル原点として表示するトータル原点表示項目を前記プリント基板画面に並列して形成・表示する画面処理装置を含んで構成される。
【0077】
プリント基板の複数所定位置に順次加工を施すプリント基板穴あけ方法は、プリント基板画面を形成し、座標系の原点位置をバージョン原点に設定し、プリント基板画面上に、任意に定める基準ピンと前記バージョン原点との距離を参照して加工原点をバージョン原点からシフトするために浮動原点を設定し、該浮動原点を設定値移動させるために浮動原補正値を設定し、バージョン原点、浮動原点および浮動原点補正値に依存してシフトする量をトータル原点として画面に表示することによって構成される。
【0078】
図13は、非常停止画面を示す。
【0079】
作業中に異常が発生し、装置が自動停止すると図13に示す非常停止画面が表示される。図に示すように、対処方法表示131および非常停止表示132がなされ画面上には「原因表示」、「対応方法表示」および「再開の方法表示」がなされる。原因には、エラーコードだけでなく具体的な用語が使用されて表示される。対応方法には、図、写真等で具体的な位置、対処法が表示される。
【0080】
画面下方に再開ボタン133が配置される。
【0081】
【発明の効果】
本発明によれば、プリント基板の穴あけに使用されるドリルの交換操作を画面上でドリルの使用状況を視覚的に確認しながら行うことができ、しかもカセット単位の確認・交換を行うことができるので、ドリルの交換を迅速に行うことができ、稼働率を向上させることができる。
【0082】
また、このようにすることによって、最大250種のドリルの管理、すなわち加工条件、加工進行状況、加工結果を容易に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の概略構成図。
【図2】本発明の実施例のブロック図。
【図3】本発明の実施例のハード構成図。
【図4】初期画面図。
【図5】加工条件の例を示す画面図。
【図6】加工状況画面図。
【図7】オプション設定画面図。
【図8】加工進行状況画面図。
【図9】ポスト表示画面図。
【図10】座標画面図。
【図11】パラメータ画面図。
【図12】アクシスバージョン設定画面図。
【図13】非常停止画面図。
【符号の説明】
1…穴あけ装置本体、2…処理装置(CPUパソコン)、3…画面処理装置、4…ベッド、5…コラム、6…プリント基板、7…X−Yテーブル、8…ドリル、9…ハウジング、10…スピンドル、11…ドリル、12…カセット、13…ドリル保持装置、21X…X軸方向駆動装置、21Y…Y軸方向駆動装置、21Z…Z軸方向駆動装置、22…ハードデスク(HD)、23…フロッピーデスク(FD)、24…キーボードおよびカーソル、25…ドリル管理装置、26…記録装置、31…CNCボード、32…メインプロセッサ、33…サブプロセッサ、34…シーケンスプロセッサ、35…共有RAM、36…通信ボード。

Claims (9)

  1. プリント基板を保持するテーブルと、プリント基板に穴あけするドリルと、ドリル交換装置と、およびドリルの管理を行うドリル管理装置を含んで構成されるプリント基板穴あけ装置において、
    前記ドリル交換装置は、複数本のドリルを収納するカセットが複数個設けられ、使用可能ドリルがカセットからドリル保持用のスピンドルに装着され、加工に使用されたドリルがスピンドルから当該カセットに戻されるようにされ、かつカセット単位の交換を行うようにしたカセット式ドリル交換装置として構成され、
    前記ドリル管理装置は、前記カセット毎に、かつドリルの収納に対応して各ドリルの使用状況によって寿命ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストについて色彩を異にしたポスト表示画面を形成する画面処理装置を含んで構成されること
    を特徴とするプリント基板穴あけ装置。
  2. 請求項1において、前記カセット式ドリル交換装置は、ドリルを収納しないカセットを備え、かつ前記画面処理装置は、空ポストのポスト表示画面を形成することを特徴とするプリント基板穴あけ装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記画面処理装置は、前記ポスト表示画面には、ポストNo . ドリル径を表示する表示対象エリアをさらに形成し、ドリル径毎の使用状況を表示することを特徴とするプリント基板穴あけ装置。
  4. 請求項1から3までのいずれかにおいて、前記画面処理装置は、前記ポスト表示画面には、寿命に達したドリルを立て並びに表示する寿命ポスト表示を行うことを特徴とするプリント基板穴あけ装置。
  5. 請求項1から4のいずれかにおいて、全ポスト表示および選択ポスト表示の切替えを行うポスト切替え手段を備えていることを特徴とするプリント基板穴あけ装置。
  6. プリント基板を保持するテーブルと、プリント基板に穴あけするドリルと、ドリル交換装置と、およびドリルの管理を行うドリル管理装置とを含んで構成されるプリント基板穴あけ装置において、
    前記ドリル管理装置は、複数本のドリルを収納するカセットが複数個設けられ、使用可能ドリルがカセットから装着され、加工に使用されたドリルがカセットに戻されるようにされたカセット式ドリル交換装置として構成され、メイン画面エリア、ガイダンス表示エリア、並びに穴あけ加工進行状況種類表示、穴あけ進行状況表示、および穴あけ数表示を行う進行状況エリアを含む画面、穴径および穴数を含む加工条件を表示入力するための画面、穴径および穴数を含む加工状況を表示する画面、前記カセット毎に、かつドリルの収納に対応して各ドリルの使用状況によって寿命ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストを色彩で区別して表示する画面を形成する画面処理装置を含んで構成されること
    を特徴とするプリント基板穴あけ装置。
  7. 請求項6において、前記画面処理装置は、座標系の変更を行い、変更された座標値の原点位置を定めるアクシスバージョン設定、座標のシフトに関する表示、材質の伸縮に対し補正を行うスケーリング補正設定を行う座標設定画面を形成することを特徴とするプリント基板穴あけ装置。
  8. プリント基板を保持するテーブルと、プリント基板に穴あけするドリルと、ドリル交換装置と、およびドリルの管理を行うドリル管理装置を含んで構成され、
    前記ドリル交換装置は、複数本のドリルを収納するカセットが複数個設けられ、使用可 能ドリルがカセットからドリル保持用のスピンドルに装着され、加工に使用されたドリルがスピンドルから当該カセットに戻されるようにされ、かつカセット単位の交換を行うようにしたカセット式ドリル交換装置として構成され、
    前記ドリル管理装置は、前記カセット毎に、かつドリルの収納に対応して各ドリルの使用状況によって寿命ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストのポスト表示画面を形成する画面処理装置を含んで構成されるプリント基板穴あけ装置によりテーブル上に位置決めされたプリント基板に穴あけする方法において、
    カセット毎に、かつドリルの収納に収納された、各ドリルの使用状況によって使用済ポスト、使用中ポストおよび未使用ポストの画面を色彩で区別して表示し、かつ
    該ポストの画面を参照してカセット毎にドリルの交換を行うこと
    を特徴とするプリント基板穴あけ方法。
  9. 請求項8において寿命ポストを前記画面上に表示することを特徴とするプリント基板穴あけ方法。
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