JP3798182B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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  • Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
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  • Manufacture Of Switches (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ装置に関し、特に、車載用のパワーウインド装置のウインドの開閉操作に用いて好適なスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスイッチ装置について図面を用いて説明する。
図9は、従来のスイッチ装置を示す分解斜視図、図10は、従来のスイッチ装置のノブを示す斜視図、図11は、図10の11ー11線での断面図、図12は、従来のスイッチ装置のパネルとノブとハウジングとを示す断面図である。
【0003】
図9〜図12に示すように、従来のスイッチ装置は、パネル1と、パネル1に収納される複数個(例えば、2個)のノブ20と、パネル1が係合されるハウジング3と、ハウジング3に収納され、ノブ20が取り付けられるスイッチ部4と、スイッチ部4が接続されるプリント配線基板5と、プリント配線基板5を収納するカバー6とによって概略構成されている。
【0004】
パネル1は、合成樹脂材料からなり、成形加工によって形成され、略平面状のパネル部1aと、パネル部1aの裏面からパネル部1aと直交し、パネル部1aの周囲をほぼ囲む側壁1bと、パネル部1aの略中央部に設けられ、有底状の複数個(例えば、2個)の凹部1cとを有している。また、凹部1cは、対向する一対の傾斜壁1dと、一対の傾斜壁1dの間に設けられた曲面壁1eと、略矩形の孔1fとを有している。前記曲面壁1eによって、凹部1cの底部が構成され、この底部の一部に前記孔1fが設けられている。
【0005】
また、一対の傾斜壁1dは、パネル部1aから離れるにつれて狭まるように傾斜している。また、この凹部1cは、パネル1のパネル部1aの面側が開放されている。
【0006】
ノブ20は、合成樹脂材料からなり、成形加工によって形成され、略箱形であって、曲面状の上面壁20aと、上面壁20aに略直交する一対の第1側壁20bと、一対の第1側壁20bの間に設けられ、第1側壁20bと略直交する第2側壁20cと、上面壁20aと対向する側の開口部20dとを備えている。また、上面壁20aの周囲は、いわゆる面取り加工が施され、曲面状に形成されている。そして、上面壁20aの長手方向の一方の端部は、外方に突出し、操作部20gとして形成され、また、他方の端部は、開口部20dまで延設されている。
【0007】
また、一対の第1側壁20bの一方の面(外側面)は、上面壁20a側から開口部20dに向かって、間隔が広くなるように傾斜しており、他方の面(内側面)は、上面壁20aに略直交して設けられている。即ち、第1側壁20bは、後述する製造上の理由から上面壁20a側から開口部20dに向かって、第1側壁20bの厚さ寸法が厚くなるように形成されている。また、第1側壁20bには、円形の孔20fが形成されている。
【0008】
換言すれば、このノブ20は、一対の第1側壁20bの間にて形成される幅寸法が、ほぼ上面壁20a(いわゆる、ノブ20の頂部)から開口部20dに向かって漸次広くなるように形成されている。また、このノブ20は、いわゆるツマミ部を構成している。
【0009】
ハウジング3は、合成樹脂材料からなり、成形加工によって形成され、略矩形の上壁3aと、上壁3aから外方に延設され、周囲を囲む側壁3bと、上壁3aの略中央部に設けられた複数個(例えば、2個)の取付部3cとを有している。また、側壁3bには、複数個(例えば、6個)の矩形状の凸部3eと、矩形状の孔3fとが設けられている。
【0010】
また、取付部3cは、矩形の孔3dと、孔3dの周囲に設けられた壁部3gと、対向する壁部3gに対向して設けられた円柱状の一対の凸部3hとを有している。このハウジング3は、パネル1の開放された面側からパネル1内に収納され、例えば、スナップインなどの適宜手段にて配置されている。このとき、ハウジング3の取付部3cは、パネル1の凹部1c内に収納・配置されている。
【0011】
そして、また、ノブ20を前記凹部1c内に挿入し、取付部3cの一対の凸部3hに、ノブ20の第1側壁20bの円形の孔20fが挿通され、これによって、ハウジング3に対してノブ20が揺動できるように配置されている。
この状態のとき、パネル1の凹部1cの一対の傾斜壁1dと、ノブ20の一対の第1側壁20bとは、傾斜の向きが異なるように対向して組み立てられる。従って、傾斜壁1dと第1側壁20bとのパネル部1a側の隙間寸法l2(図12参照)は、比較的大きな寸法値に設けられ、また、凹部1cの底部側の隙間寸法l3は、比較的小さな寸法値(l2>l3)に設けられている。
【0012】
即ち、傾斜壁1dと第1側壁20bとの間の隙間寸法は、凹部1cの底部側からパネル部1a側に向かって漸次広くなるように設けられる。
【0013】
次に、従来のスイッチ装置のノブを製造するための成形金型について説明する。 図13は、スイッチ装置のノブを製造するための成形金型を示す断面図である。図13に示すように、この成形金型は、固定側の金型から成る第1金型41と、第1金型41に挿入され、可動側の金型から成る第2金型42と、第1金型41に取り付けられ、且つ、第2金型42を挟み込むように摺動されるスライドコアから成る第3金型43とによって概略構成されている。
【0014】
第1金型41は、断面が略コ字状で、角部が面取り加工された凹部41aを有している。この凹部41aは、凹部41aの対向する側面が、開放端側に向かって僅かに開かれるように傾斜している。この凹部41aの対向する傾斜した側面は、この成形金型によって成形加工されるノブを成形金型から離型する際に、確実・容易に離型させるために設けられている。
【0015】
第2金型42は、断面が逆さまな略T形状であって、基部42aと、基部42aの一方の面(上面)の略中央部から外方(上方)に突出する凸部42bとを有している。この凸部42bの先端部が、第1金型41の凹部41a内に対向配置され、この凸部42bは、凹部41a内を出入りするように構成されている。そして、第1金型41の端面と第2金型42の基部42aとは当接された状態のとき、凹部41aと凸部42bとの間に略コ字状の空間が形成されている。
【0016】
第3金型43は、断面が略T字状であって、スライドする一対の基部43aと、基部43aの一方の側面から外方に突出する円柱状の凸部43bとを有している。この凸部43bの先端部は、第2金型42の凸部42bの側面に当接しており、この凸部43bは、前記第1側壁20bの円形の孔20fを形成するためのものである。
【0017】
即ち、この第3金型43は、前記第2金型42を挟み込むようにスライドして、円柱状の凸部43bが第2金型42に当接する状態までスライドする。
上述の如き構成の成形金型によって成形加工された前記ノブ20のパーティングライン(PL)は、前記第1側壁20bの開口部20dの近傍に設けられる。
【0018】
また、次に図示していないが、前記スイッチ装置のパネル1を成形加工するための成形金型について説明すると、前記パネル1の凹部1cを構成する一対の傾斜壁1dは、傾斜面を有する成形金型により成形されるが、この金型の傾斜面は、成形加工されたパネル1を成形金型から離型する際に、確実・容易に離型させるために必要とされる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスイッチ装置では、パネル1の凹部1cの一対の傾斜壁1dと、ノブ20の一対の第1側壁20bとは、対向するように配置されているが、それぞれの傾斜角度が、組み立てられた際にそれぞれに異なる向きとなり、その間の隙間寸法が比較的広い寸法となる。
このことから、パネル1のパネル部1a側でのノブ20の上面壁20aとの間の隙間寸法l2は、大きな寸法となり、よって、この隙間に例えば、ゴミなどの異物が挟まると、ノブ20の操作性が悪化するという問題がある。
【0020】
また、隙間寸法が比較的広い寸法であると、この隙間が美観上からも好ましくないものとなるという問題がある。
【0021】
本発明は、以上の問題を解決するためのもので、その目的は、スイッチ装置のパネルとノブとの間の隙間寸法を小さくして、ノブの操作性が長期間安定して保持されると共に、美観上からも良好な美観を得られるスイッチ装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明のスイッチ装置は、外方に向かって先端側が広がるように傾斜した対向する一対の傾斜壁を備えた凹部を有するパネルと、凹部内に配置されたスイッチ部のツマミ部とを備え、ツマミ部が成形加工によって形成された上面壁と側壁と上面壁と対向する側の開口部とから成る筺体から成り、ツマミ部の成形時の金型のパーティングラインを対向する一対の側壁の上面壁近傍に形成し、パーティングラインを挟んで一対の側壁がそれぞれ筺体の開口方に向かって先端側が狭まるように傾斜させ、該一対の側壁と一対の傾斜壁とがそれぞれ沿うようにツマミ部を凹部に収納したことである。
【0023】
また、本発明のスイッチ装置は、ツマミ部の一対の壁は上面壁側から開口部に向かって一対の側壁の厚さ寸法が薄くなるように傾斜して形成され、傾斜する縁部を周囲に残して該縁部に囲まれた部分に厚さ寸法がほぼ均一となる凹部が設けられていることである。
また、本発明のスイッチ装置は、ツマミ部は、一対の側壁にそれぞれ設けた支軸部を揺動中心として、揺動可能に配置されていることである。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明のスイッチ装置の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明のスイッチ装置の実施の形態を示す分解斜視図、図2は、本発明のスイッチ装置のパネルを示す断面図、図3は、図2の3−3線での断面図、図4は、本発明のスイッチ装置のノブを示す斜視図、図5は、図4の5−5線での断面図、図6は、本発明のスイッチ装置のパネルとノブとハウジングとを示す断面図である。
なお、従来のスイッチ装置と同一構成には、同一符号を付与してある。
【0025】
図1〜図6に示すように、本発明のスイッチ装置は、パネル1と、パネル1に収納される複数個(例えば、2個)のノブ2と、パネル1が係合されるハウジング3と、ハウジング3に収納され、ノブ2が取り付けられるスイッチ部4と、スイッチ部4が接続されるプリント配線基板5と、プリント配線基板5を収納し、ハウジング3に係合するカバー6とによって概略構成されている。
【0026】
パネル1は、合成樹脂材料からなり、成形加工によって形成され、略平面状のパネル部1aと、パネル部1aの裏面からパネル部1aと直交し、パネル部1aの周囲をほぼ囲む側壁1bと、パネル部1aの略中央部に設けられ、有底状の複数個(例えば、2個)の凹部1cとを有している。また、凹部1cは、対向する一対の傾斜壁1dと、一対の傾斜壁1dの間に設けられた曲面壁1eと、略矩形の孔1fとを有している。前記曲面壁1eによって、凹部1cの底部が構成され、この底部の一部に前記孔1fが設けられている。
【0027】
また、一対の傾斜壁1dは、パネル部1aから離れるにつれてその間が狭まるように傾斜している。換言すれば、この一対の傾斜壁1dは、凹部1cの外方に向かって先端側が広がるように傾斜している。また、この凹部1cは、パネル1のパネル部1aの面側が開放されている。
【0028】
ノブ2は、合成樹脂材料からなり、成形加工によって形成され、略箱形であって、曲面状の上面壁2aと、上面壁2aに略直交する一対の第1側壁2bと、一対の第1側壁2bの間に設けられ、第1側壁2bと略直交する第2側壁2cと、上面壁2aと対向する側の開口部2dとを備え、いわゆる筺体を構成している。また、上面壁2aの周囲は、いわゆる面取り加工が施され、曲面状に形成されている。そして、上面壁2aの長手方向の一方の端部は、外方に突出し、操作部2gとして形成され、また、他方の端部は、開口部2dまで延設されている。
【0029】
また、一対の第1側壁2bの一方の面(外側面)は、上面壁2a側から開口部2dに向かって、間隔が狭くなるように傾斜し、また、この一方の面には、傾斜する縁部2hを周囲に残して凹部2eが設けられ、また、他方の面(内側面)は、上面壁2aに略直交して設けられている。即ち、第1側壁2bは、上面壁2a側から開口部2dに向かって、第1側壁2bの厚さ寸法が薄くなるように形成されている。また、第1側壁2bには、円形の孔2fが形成されている。そして、前記凹部2eによって、この凹部2e部分の第1側壁2bは、厚さ寸法がほぼ均一な寸法となっている。また、この縁部2hに囲まれた凹部2eは、寸法精度の向上と、いわゆる軽量化のための肉抜き部分を構成している。
【0030】
換言すれば、このノブ2は、一対の第1側壁2bの縁部2hによって形成される幅寸法が、上面壁2a(いわゆる、ノブ2の頂部)部分を除いて、開口部2dに向かって漸次狭くなるように形成されている。そして、このノブ2は、いわゆるツマミ部を構成している。
【0031】
ハウジング3は、合成樹脂材料からなり、成形加工によって形成され、略矩形の上壁3aと、上壁3aから外方に延設され、周囲を囲む側壁3bと、上壁3aの略中央部に設けられた複数個(例えば、2個)の取付部3cとを有している。
また、側壁3bには、複数個(例えば、6個)の矩形状の凸部3eと、矩形状の孔3fとが設けられている。
【0032】
また、取付部3cは、矩形の孔3dと、孔3dの周囲に設けられた壁部3gと、対向する壁部3gに対向して設けられた円柱状の一対の凸部3hとを有している。このハウジング3は、パネル1の開放された面側からパネル1内に収納され、ハウジング3の凸部3eが、パネル1の側壁1bに設けた孔1gに、スナップインされてハウジング3とパネル1とが一体に配置される。このとき、ハウジング3の取付部3cは、パネル1の凹部1c内に収納・配置されている。
【0033】
そして、また、ノブ20を前記凹部1c内に挿入し、取付部3cの一対の凸部3hに、ノブ2の第1側壁2bの円形の孔2fが挿通されており、これによって、ハウジング3に対してノブ2が揺動できるように配置されている。
この状態のとき、パネル1の凹部1cの一対の傾斜壁1dと、ノブ2の一対の第1側壁2bとは、傾斜の向きが同じ向きであるように対向して組み立てられる。従って、傾斜壁1dと第1側壁2bとの隙間寸法l1は、従来と比較して小さい寸法値で、且つ、全面に渡ってほぼ均一(同一)な寸法値に形成される。換言すれば、第1側壁2bと傾斜壁1dとが沿うようにノブ2(ツマミ部)を凹部1cに収納している。
【0034】
スイッチ部4は、例えば、ガラス入りエポキシ樹脂などの絶縁性合成樹脂材料から成り、成形加工にて略箱形に形成されたケース4aと、ケース4aに収納された固定接点(図示せず)、及び可動接点(図示せず)と、ケース4aの上面側に軸支され、揺動する操作部材4bと、前記固定接点(図示せず)に接続され、L字状の複数本(例えば、6本)のスイッチ端子4cとを備えている。また、操作部材4bには、ノブ2が適宜手段にて係止され、このノブ2の揺動によって、操作部材4bが揺動されて、可動接点が固定接点に接離し、この接離にてスイッチ部4がオン・オフするように構成されている。
【0035】
そして、このスイッチ部4のオン・オフによって、例えば、車載用のパワーウインド装置のウインドの開閉操作が行われる。
【0036】
プリント配線基板5は、例えば、ガラス入りエポキシ樹脂などの絶縁性合成樹脂材料から成り、平板状に形成され、少なくとも一方の面側(例えば、裏面側)に所定の形状を有する配線パターン(図示せず)が設けられている。また、プリント配線基板5は、複数個(例えば、6×2=12個)のスイッチ端子孔5aを有し、このスイッチ端子孔5aには、スイッチ部4のスイッチ端子4cが挿通され、スイッチ端子4cの先端部は、配線パターン(図示せず)に半田付けされている。
【0037】
このスイッチ部4が接続されたプリント配線基板5は、前記ハウジング3内に適宜手段にて、収納・配置されている。この状態のとき、ノブ2は、パネル1の凹部1c内に収納・配置されている。
【0038】
カバー6は、合成樹脂材料から成り、成形加工によって、略箱形に形成され、底壁6aと、底壁6aの周囲に立設された側壁6bと複数個の凸部6cとを有している。このカバー6には、プリント配線基板5が収納されると共に、カバー6の凸部6cが、ハウジング3の孔3fに、スナップインされて、ハウジング3にカバー6が係合される。
【0039】
次に、本発明のスイッチ装置のパネルとノブとを製造するための成形金型について説明する。
先ず、スイッチ装置のパネルを製造するための成形金型について説明する。
図7は、スイッチ装置のパネルを製造するための成形金型を示す断面図である。図7に示すように、この成形金型は、固定側の金型から成る第1金型30と、第1金型30に挿入され、可動側の金型から成る第2金型31とによって概略構成されている。
【0040】
第1金型30は、断面が略U字状であって、前記パネル1の一対の傾斜壁1dを形成するための傾斜面を有する凹部30aと、前記側壁1bを形成するための溝部30bとを有している。
【0041】
第2金型31は、断面が略T字状であって、前記パネル1のパネル部1aを形成するための基部31aと、基部31aの一方の面(下面)から外方に突出し、前記パネル1の凹部1cを形成するための凸部31bとを有している。そして、この第1金型30の上面と、第2金型31の下面とが当接されると共に、第1金型30の凹部30a内に第2金型31の凸部31bが挿通されて配置されている。
【0042】
そして、この状態のとき、第1金型30と、第2金型31との間に前記パネル1の形状となる空間部32が形成され、この空間部32に加熱され、流体状になった合成樹脂材料を加圧しながら注入して、前記パネル1が成形加工される。
また、第1金型30の凹部30aが傾斜面を備えているのは、成形加工されたパネル3を成形金型から離型する際に、確実・容易に離型させるために設けられている。
【0043】
次に、スイッチ装置のノブを製造するための成形金型について説明する。
図8は、スイッチ装置のノブを製造するための成形金型を示す断面図である。図8に示すように、この成形金型は、固定側の金型から成る第3金型33と、第3金型33に挿入され、可動側の金型から成る第4金型34と、スライドコアから成る第5金型35とによって概略構成されている。
【0044】
第3金型33は、断面が略U字状であって、角部が面取り加工された凹部33aを有し、この凹部33aは、前記ノブ2の上面壁2aを形成するためのものであり、この凹部33aは、凹部33aの開放端部側に向けて開いた傾斜面を有している。
第4金型34は、断面が略矩形状であって、略箱形のノブ2の空間部と開口部2dとを形成するためのものである。
【0045】
第5金型35は、断面が略矩形状であって、一方の側面(内側面)に凹部35aが設けられ、この凹部35aの略中央部に円柱状の凸部35bが設けられている。この第5金型35は、左右対称に一対配置されている。そして、この第5金型35は、第4金型34を挟み込むようにそれぞれスライドして、円柱状の凸部35bが第4金型34に当接する状態までスライドする。また、このとき第5金型35の先端部(頂部)は、第3金型33に当接されている。
【0046】
そして、第3金型33と第4金型34とが上面壁2aを形成する空間を介して対向され、また、第4金型34を挟み込むように一対の第5金型35が配置されている。このとき第4金型34と第5金型35との間に、一対の第1側壁2bを形成するための空間が形成されている。
【0047】
この状態で、第3金型33と第4金型34と第5金型35とによって前記ノブ2の形状となる空間部36が形成され、この空間部36に加熱され、流体状になった合成樹脂材料を加圧しながら注入して、前記ノブ2が成形加工される。このとき、第3金型33と第5金型35とが当接された部分に、いわゆるパーティングライン(PL)が形成されることになる。即ち、パーティングライン(PL)は、上面壁2aの近傍に設けられている。
【0048】
また、第3金型33の凹部33aが、凹部33aの開放端部側に向けて開いた傾斜面を有しているのは、成形加工されたノブ2を成形金型から離型する際に、確実・容易に離型させるために設けられている。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明のスイッチ装置は、ツマミ部の側壁とパネルの傾斜壁との間が沿うようにツマミ部をパネルの凹部に収納したことによって、側壁と傾斜壁との間の凹部の開口側での隙間寸法が狭く形成されることから、よって、この隙間に例えば、ゴミなどの異物が挟まることはなく、ツマミ部(ノブ)の操作性を長期間安定して保つことが出来る。
また、隙間寸法が比較的挟まい寸法であることから、この狭い隙間が美観上からも好ましいスイッチ装置を提供することが出来る。
【0050】
また、本発明のスイッチ装置は、ツマミ部(ノブ)の側壁に、縁部に囲まれた凹部が設けられていることから、この凹部の体積分だけ軽量化されるので、このスイッチ装置を軽量化することが出来、更に、その分だけ材料費が削減でき、よって、安価なスイッチ装置を提供することができる。
また、前記と同様に、ツマミ部の側壁の縁部とパネルの傾斜壁とが傾斜して沿い、隙間寸法が比較的挟まい寸法であることから、この狭い隙間が美観上からも好ましいスイッチ装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチ装置の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】本発明のスイッチ装置のパネルの実施の形態を示す断面図である。
【図3】図2の3−3線での断面図である。
【図4】本発明のスイッチ装置のノブの実施の形態を示す斜視図である。
【図5】図4の5−5線での断面図である。
【図6】本発明のスイッチ装置のパネルとノブとハウジングとの実施の形態を示す断面図である。
【図7】本発明のスイッチ装置のパネルを製造するための成形金型を示す断面図である。
【図8】本発明のスイッチ装置のノブを製造するための成形金型を示す断面図である。
【図9】従来のスイッチ装置を示す分解斜視図である。
【図10】従来のスイッチ装置のノブを示す斜視図である。
【図11】図10の11−11線での断面図である。
【図12】従来のスイッチ装置のパネルとノブとハウジングとを示す断面図である。
【図13】従来のスイッチ装置のノブを製造するための成形金型を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パネル
1c 凹部
1d 傾斜壁
1e 曲面壁
2 ノブ(ツマミ部)
2a 上面壁
2b 第1側壁(側壁)
2d 開口部
2e 凹部
2h 縁部
3 ハウジング
3a 上壁
3d 孔
3g 壁部
4 スイッチ部
4b 操作部材
5 プリント配線基板
6 カバー

Claims (3)

  1. 外方に向かって先端側が広がるように傾斜した対向する一対の傾斜壁を備えた凹部を有するパネルと、前記凹部内に配置されたツマミ部とを備え、前記ツマミ部が成形加工によって形成された上面壁と側壁と該上面壁と対向する側の開口部とから成る筺体から成り、該ツマミ部の成形時の金型のパーティングラインを対向する一対の側壁の前記上面壁近傍に形成し、該パーティングラインを挟んで前記一対の側壁がそれぞれ前記筺体の前記開口方に向かって先端側が狭まるように傾斜させ、該一対の側壁と前記一対の傾斜壁とがそれぞれ沿うように前記ツマミ部を前記凹部に収納したことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記ツマミ部の前記一対の壁は前記上面壁側から前記開口部に向かって前記一対の側壁の厚さ寸法が薄くなるように傾斜して形成され、傾斜する縁部を周囲に残して該縁部に囲まれた部分に厚さ寸法がほぼ均一となる凹部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のスイッチ装置。
  3. 前記ツマミ部は、前記一対の側壁にそれぞれ設けた支軸部を揺動中心として、揺動可能に配置されていることを特徴とする請求項1、又は2記載のスイッチ装置。
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