JP3796380B2 - 時刻修正用情報出力装置および自動時刻修正時計 - Google Patents
時刻修正用情報出力装置および自動時刻修正時計 Download PDFInfo
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Description
【発明の技術分野】
本発明は、時刻修正用情報出力装置および自動時刻修正時計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、時刻情報を有する電波等から時刻情報を取得して計時時刻を修正する時計としては、郵政省の管轄下で送信されている時刻情報を含む長波標準電波やGPS(Global Positioning System)電波あるいはFMラジオ文字多重放送用電波等に含まれる時刻情報を取得し、その取得した時刻情報に応じて時刻を修正するものや、ラジオ局等から発せられる正時信号を受信して正時情報を取得し、その取得した正時情報に応じて時刻を修正するものなどがある。
【0003】
図3は、長波標準電波を利用して時刻を修正する時計の構成を示したもので、長波標準電波時刻情報取得装置111は、アンテナ101で受信した長波標準電波を長波受信機102で復調し、制御回路103で時刻情報信号に復号する。この時刻情報は時計駆動装置112に送られる。
【0004】
時計駆動装置112は、水晶発振器105の出力に基づき制御回路104内の内部時計104aの計時を行い、長波標準電波時刻情報取得装置111から送られる時刻情報を用いて、その内部時計104aの積算誤差を補正する。
【0005】
制御回路104はその内の内部時計104aの計時時刻に応じて、例えば30秒に1回の運針タイミングで時計ドライバ106を動作させ、時計ドライバ106は運針信号を時刻表示装置107に送り、時刻表示装置107で現在時刻を表示させる。
【0006】
なお、長波標準電波時刻情報取得装置111の動作タイミングは、時計駆動装置112に要求させる時刻精度に応じて適宜定められ、時計駆動装置112から出力される動作信号で決定される。具体的には、時計駆動装置112に高い時刻精度が求められる場合、時計駆動装置112から動作信号が出力される頻度が高くなる。
【0007】
図4は、GPSを利用して時刻を修正する時計の構成例である。なお、同図において、図3と同一構成のものには同一符号を附してある。GPS時刻情報取得装置211は、アンテナ201で受信したGPS電波をGPS受信機202で復調し、制御回路203で時刻情報信号に復号する。この時刻情報は時計駆動装置112に送られ、時計駆動装置112は上記と同様に動作し、時刻表示装置107で現在時刻を表示させる。
【0008】
図5は、FMラジオ文字多重放送を利用して時刻を修正する時計の構成例である。なお、同図において、図3と同一構成のものには同一符号を附してある。FMラジオ文字多重放送時刻情報取得装置311は、アンテナ301で受信したFMラジオ文字多重放送電波をFMラジオ受信機302で復調し、制御回路303で時刻情報信号に復号する。この時刻情報は時計駆動装置112に送られ、時計駆動装置112は上記と同様に動作し、時刻表示装置107で現在時刻を表示させる。
【0009】
図6は、FMラジオ正時報を用いて時刻を修正する時計の構成例である。なお、同図において、図3、5と同一構成のものには同一符号を附してある。FMラジオ正時報検出装置411は、アンテナ301で受信したFMラジオ正時報電波をFMラジオ受信機302で復調し、正時報検出器401で正時報を検出する。この正時時刻情報は時計駆動装置112に修正(同期)信号として送られ、時計駆動装置112は上記と同様に動作し、時刻表示装置107で現在時刻を表示させる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のものは以下の通りそれぞれ一長一短がある。
【0011】
上記長波標準電波は、1月1日からの累積日数、時、分などの時刻データを有しており時刻情報量は豊富だが、1ビットを1Hzの矩形パルスとし搬送波として40kHzという電波を用いている関係上、電波の受信場所、特に電波発信地から遠距離の所で受信する場合、時刻精度が数10ms程度となってしまう。この精度は、この電波を受信して時刻を修正する時計の精度に反映するので、長波標準電波を用いて時刻を修正する時計の精度も数10ms程度となる。
【0012】
GPS電波を用いる場合、時刻精度は10μsと長波標準電波に比べ格段に高いが、この電波から取得できる時刻情報は基本的に世界協定時(UTC)なので、長波標準電波と比べると時刻情報量が少ない。
【0013】
FMラジオ文字多重放送用電波を用いる場合、時および分の時刻データを有し時刻情報量は豊富だが、時刻情報の送信タイミングが不定期なので、長波標準電波と比べると時刻情報を取得可能な時期が安定していない。よって、時刻情報を取得できるまで受信部を継続的に動作させなければならず、その結果として動作消費電力が大きくなってしまう。
【0014】
ラジオ局等から発せられる正時信号は定期的に発生されるが、取得できる時刻情報が正時タイミングの情報のみなので、長波標準電波と比べると時刻情報量が少ない。
【0015】
上述した点を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点に係る時刻修正用情報出力装置は、
第1の時刻情報と第2の時刻情報とを取得する時刻情報取得手段と、
上記取得した第1および第2の時刻情報に応じた時刻データを時刻修正用情報として外部の時刻修正機能付時計に出力する時刻データ生成回路と、を含み、
上記第1の時刻情報は上記第2の時刻情報よりも時刻情報量が多いものであり、上記第2の時刻情報は上記第1の時刻情報よりも時刻精度が高いものであり、
上記時刻データ生成回路は、内部時計を備え、上記時刻情報取得手段により上記第1の時刻情報と上記第2の時刻情報とを取得して、取得した上記第1の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正し、さらに、取得した上記第2の時刻情報により、上記第1の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正して、上記時刻データとして出力する、
ものであることを特徴とする。この構成によって、時刻情報量が多く、しかも時刻精度の高い時刻情報を得ることができる。また、その時刻情報量が多く、時刻精度の高い時刻情報を時刻データとして出力するので、外部の時刻修正機能付時計の時刻を高い精度で修正できる。
なお、上記時刻データ生成回路は、例えば、上記第1の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正し、さらに、上記第2の時刻情報により、上記第1の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正することにより、上記第1の時刻情報よりも精度が高く上記第2の時刻情報よりも情報量の多い時刻情報を生成して、上記時刻データとして出力する、ものである。
また、上記時刻データ生成回路は、上記時刻修正機能付時計から出力される時刻情報の提供を要求する信号に応答して、上記時刻情報取得手段により上記第1の時刻情報と上記第2の時刻情報とを順次取得して、取得した上記第1の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正し、さらに、取得した上記第2の時刻情報により、上記第1の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正して、上記時刻データとして出力するものである。
【0018】
上記の第1の時刻情報は、局から発生され時刻コード信号を有する長波標準電波に含まれる時刻情報であり、上記の第2の時刻情報は、世界協定時を有するGPS電波に含まれる時刻情報であることとすれば、1月1日からの累積日数、時、分などを含む時刻情報を数10μs程度という高い精度にでき、従来のテレホンJJYと同程度の時刻情報を得ることができる。よって、この場合例えば放送局で要求される時刻情報として十分利用できる。
【0019】
上記の時刻データ生成回路を、時刻情報取得手段が第1の時刻情報または第2の時刻情報のいずれか一方を取得できない場合、他方を取得し、その取得した他方の時刻情報に基づき時刻データを生成するものとすれば、事故や故障により一方の時刻情報を取得できなくとも、他方の時刻情報で補える範囲で時刻修正が可能となる。よって、事故や故障に対する信頼性が向上する。
【0020】
この発明の第2の観点に係る時刻修正用情報出力装置は、
FM文字多重放送の時刻情報とFM正時情報とを取得するFM受信手段と時刻情報取得手段と、
取得した上記FM文字多重放送の時刻情報と上記FM正時情報とに応じた時刻データを時刻修正用情報として外部の時刻修正機能付時計に出力する時刻データ生成回路と、を含み、
上記時刻データ生成回路は、内部時計を備え、上記時刻情報取得手段により上記FM文字多重放送の時刻情報を取得して、取得した上記FM文字多重放送の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正して、さらに、取得した上記FM正時情報により、上記FM文字多重放送の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正することにより、上記FM文字多重放送の時刻情報よりも精度が高く上記FM正時情報よりも時刻情報量の多い時刻情報を生成して、上記時刻データとして出力する、ものであることを特徴とする。
【0021】
この構成とすることにより、上記と同様の課題を解決できるとともに、同じ局から発生される2つの時刻情報を取得するので、時刻情報取得手段の構成を簡略化できる。
【0023】
また、本発明は、上記の時刻修正用情報出力装置と、現在時刻を計時するとともに時刻修正用情報出力装置から出力される時刻データに基づき計時時刻を修正し、その修正した時刻に応じた時刻を表示する時計部とを含むものであるので、時計部の計時時刻を高い精度で修正できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1に基づいて説明する。この図1において、図3及び図4と同一構成のものには、同一符号を付してある。
図1の例では、第1の時刻情報a1と第2の時刻情報a2とを取得する時刻情報取得手段511と、取得した第1および第2の時刻情報に応じた時刻データを時刻修正用情報として外部の時刻修正機能付時計112,107に出力する時刻データ生成回路501とを含んでいる。
【0025】
前記の第1の時刻情報a1は、上記の郵政省の管轄下で局から発生され時刻コード信号を有する長波標準電波に含まれる時刻情報であり、前記の第2の時刻情報a2は、世界協定時を有するGPS電波に含まれる時刻情報である。第1の時刻情報a1である長波標準電波に含まれる時刻情報は、課題の項でも説明したように、第2の時刻情報a2であるGPS電波に含まれる時刻情報よりも時刻情報量が豊富であるが時刻精度が悪いものである。
【0026】
長波標準電波・GPS時刻情報取得手段511は、長波標準電波用アンテナ101、長波受信機102、制御回路501、GPS電波用アンテナ201、GPS受信機202及び制御回路502を含んでいる。制御回路501は、長波受信機102で復調された長波標準電波を時刻情報信号に復号して時刻情報を取得する。制御回路502は、GPS受信機202で復調されたGPS電波を時刻情報信号に復号して時刻情報を取得し、その取得した時刻情報を制御回路501に出力する。
【0027】
この制御回路501が時刻データ生成回路501であって、現在時刻を計時する内部時計501aを有している。そして、この時刻データ生成回路501は、長波受信機102で復調された長波標準電波を時刻情報信号に復合し、更に、GPS受信機202で復調されたGPS電波を時刻情報信号に復号して取得した時刻情報を制御回路502から得て、長波標準電波の時刻情報の精度をGPS電波の時刻情報で補正し、その補正した長波標準電波の時刻情報から取得した時刻情報を時刻データとして出力するものである。
【0028】
前記の時刻修正機能付時計は、時計駆動装置112と時刻表示装置107とからなり、この構成は図3で説明したものと実質的に同じであり、同一の符号を付している。
【0029】
次に、動作の概要を説明する。
時刻情報取得装置511は、時計駆動装置112からの動作信号の入力により動作を開始する。動作のタイミングは、時計駆動装置112に要求させる時刻精度に応じて適宜定められている。時計駆動装置112から動作信号が時刻情報取得装置511に出力されると、アンテナ101で長波標準電波を受信し、長波受信機102を介して得られた長波の時刻情報信号に基づき制御回路501の内部時計501aの計時時刻を修正する。続いてアンテナ201でGPS電波を受信し、GPS受信機202を介して制御回路502でGPSの時刻情報信号に複号し、このGPSの時刻情報信号により制御回路501の内部時計501aの時刻を修正する。その後で、修正された時刻データ信号を時計駆動装置112の制御回路104に出力するものである。時計駆動装置112にて高い時刻精度が求められる場合にはこの動作信号が頻繁に時刻情報取得装置511に出力されることになる。
【0030】
時計駆動装置112では、水晶発振器105からの出力に基づき制御回路104内の内部時計104aが計時を行っており、前記の修正された時刻データ信号が入力すると、制御回路104では、この時刻データ信号を用いてその内部時計104aの積算誤差を補正する。そして、補正された内部時計104aの計時時刻に応じて、所定の運針タイミングで時計ドライバ106を動作させて時計ドライバ106から運針信号を時刻表示装置107に送り、現在時刻を正しく表示させる。このように、情報量の多い長波標準電波の時刻情報を、時刻精度の高いGPS電波の時刻情報で修正することで、情報量が多く精度の高い時刻情報を時刻テータとして出力できる。
【0031】
また他の動作について述べると、時刻データ生成回路501は、時刻情報取得手段511が、長波標準電波の時刻情報またはGPS電波の時刻情報のいずれか一方を取得できない場合には、他方を取得し、その取得した他方の時刻情報に基づき制御回路501から出力する時刻データ信号を生成するようにしている。そして、この時刻データ信号を時計駆動装置112の制御回路104に出力し、前記と同様にして内部時計104aの積算誤差を補正し、時刻表示装置107により現在時刻を正しく表示させる。このように、一方の時刻情報を取得できない場合でも、他方の時刻情報の取得によって時刻修正のための時刻データ信号を出力できる。
【0032】
本発明の実施の他の形態について図2に基づいて説明する。この図2において、図5及び図6と同一構成のものには、同一符号を付してある。
図2の例では、第3の時刻情報a3と第4の時刻情報a4を選択的に取得する時刻情報取得手段611と、上記取得した第3または第4の時刻情報に応じた時刻データを時刻修正用情報として外部の時刻修正機能付時計112、107に出力する時刻データ生成回路601とを含んでいる。
【0033】
前記の第3の時刻情報a3は、ラジオ局から発生されるFMラジオ文字多重放送に含まれる時刻情報であり、少なくとも時および分の時刻情報を有し、かつ不定期に発生するものであり、前記の第4の時刻情報a4は、前記のラジオ局から発生される時報信号に含まれる正時情報であり、かつ定期的に発生するものである。
【0034】
FMラジオ文字多重放送・ラジオ正時報時刻情報取得手段611は、アンテナ301、FMラジオ受信機302、正時報検出器401、制御回路601を含んでいる。そして、FMラジオ文字多重放送に含まれる時刻情報を1回取得した後、所望時間経過後に上記正時情報を取得するものである。
【0035】
この制御回路601が時刻データ生成回路601であって、現在時刻を計時する内部時計601aを有している。時刻データ生成回路601は、FMラジオ文字多重放送に含まれる時刻情報からの時および分の時刻情報に基づいて内部時計601aの計時時刻を設定するとともにその設定された時刻に応じた時刻を時刻データとして出力する。また、前記の時報信号に含まれる正時情報に基づき内部時計601aの計時時刻を修正するとともにその修正された時刻に応じた時刻を時刻データとして出力する。
【0036】
前記の時刻修正機能付時計は、時計駆動装置112と時刻表示装置107とからなり、この構成は図3で説明したと実質的に同じであり、同一の符号を付している。
【0037】
次に、動作の概要を説明する。
最初、電源が投入されると、アンテナ301でFMラジオ放送電波を受信し、FMラジオ受信機302を介して得られた文字多重放送電波の時刻情報信号を用いて制御回路601の内部時計601aの計時時刻を修正する。この内部時計601aの時刻データ信号を時計駆動装置112の制御回路104に出力し、水晶発振器105の出力に基づき計時を行っていた内部時計104aを修正する。次いで先に説明したような動作信号が時計駆動装置112から時刻情報取得装置611に出力すると、今度は、正時報検出器401でFMラジオ受信機302の出力から正時報信号を検出し、この正時報信号により制御回路601の内部時計601aの時刻を修正する。そして修正された内部時計601aの時刻を時刻データ信号として時計駆動装置112に出力し、内部時計104aを修正する。以後は、動作信号が出力する毎に、正時報検出器401で正時報信号を検出して、内部時計601aを修正し、この時刻データが時計駆動装置112に出力して内部時計104aを修正し、時刻表示装置107に正しい時刻を表示させるように動作する。このように最初、文字多重放送用電波に含まれる豊富な時刻情報を受信して内部時計601aに入力し、時計駆動装置112の内部時計104aを修正した後は、正時報信号のみを検出して時刻データを出力すれば良いので、動作消費電力の大巾な節減になる。また、時刻情報源の通信媒体を共通にしているので、構成が簡単になる。
【0038】
また他の動作について述べると、時刻データ生成回路601は、時刻情報取得手段611が、FMラジオ文字多重放送に含まれる時刻情報からの時および分の時刻情報または前記の時報信号に含まれる正時情報のいずれか一方を取得できない場合には、他方を取得し、その取得した他方の時刻情報に基づき時刻データを生成し、これを時刻データとして、時計駆動装置112の制御回路104に出力し、時刻表示装置107に正しい時刻を表示させる。このように、一方の時刻情報を取得できない場合でも、他方の時刻情報の取得によって時刻修正のための時刻データ信号を出力できる。
【0039】
尚、時刻情報取得手段は、図1及び図2に例示した時刻情報に限られず、その他、AMラジオ正時報やテレビ正時報などでも可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明の第1の観点に係る時刻修正用情報出力装置によれば上記第1の時刻情報と上記第2の時刻情報とを取得して、上記第1の時刻情報により内部時計の計時時刻を修正し、さらに、取得した上記第2の時刻情報により、上記第1の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正して、上記時刻データとして出力する。従って、内部時計上に時刻情報量が多く、しかも時刻精度の高い時刻情報を生成することができる。また、その時刻情報量が多く、時刻精度の高い時刻情報を時刻データとして出力するので、外部の時刻修正機能付時計の時刻を高い精度で修正できる。
【0041】
また、この発明の第2の観点に係る時刻修正用情報出力装置によれば、時刻情報量が多く、しかも時刻精度の高い時刻情報を生成することができる。また、 FM 放送による2つの時刻情報を取得するので、時刻情報取得手段の構成を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示すブロック図である。
【図3】第1の従来例を示すブロック図である。
【図4】第2の従来例を示すブロック図である。
【図5】第3の従来例を示すブロック図である。
【図6】第4の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
102 第1の時刻情報の受信機
202 第2の時刻情報の受信機
511 時刻情報取得手段
501 時刻データ生成回路
302 第3の時刻情報の受信機
401 第4の時刻情報の検出器
611 時刻情報取得手段
601 時刻データ生成回路
112,107 時計部
Claims (7)
- 第1の時刻情報と第2の時刻情報とを取得する時刻情報取得手段と、
上記取得した第1および第2の時刻情報に応じた時刻データを時刻修正用情報として外部の時刻修正機能付時計に出力する時刻データ生成回路と、を含み、
上記第1の時刻情報は上記第2の時刻情報よりも時刻情報量が多いものであり、上記第2の時刻情報は上記第1の時刻情報よりも時刻精度が高いものであり、
上記時刻データ生成回路は、内部時計を備え、上記時刻情報取得手段により上記第1の時刻情報と上記第2の時刻情報とを取得して、取得した上記第1の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正し、さらに、取得した上記第2の時刻情報により、上記第1の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正して、上記時刻データとして出力する、
ものであることを特徴とする時刻修正用情報出力装置。 - 請求項1において、上記時刻データ生成回路は、上記第1の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正し、さらに、上記第2の時刻情報により、上記第1の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正することにより、上記第1の時刻情報よりも精度が高く上記第2の時刻情報よりも情報量の多い時刻情報を生成して、上記時刻データとして出力する、
ものであることを特徴とする時刻修正用情報出力装置。 - 請求項1又は2において、上記時刻データ生成回路は、上記時刻修正機能付時計から出力される時刻情報の提供を要求する信号に応答して、上記時刻情報取得手段により上記第1の時刻情報と上記第2の時刻情報とを順次取得して、取得した上記第1の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正し、さらに、取得した上記第2の時刻情報により、上記第1の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正して、上記時刻データとして出力する、
ものであることを特徴とする時刻修正用情報出力装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、上記第1の時刻情報は、局から発生され時刻コード信号を有する長波標準電波に含まれる時刻情報であり、上記第2の時刻情報は、世界協定時を有するGPS電波に含まれる時刻情報であることを特徴とする時刻修正用情報出力装置。
- 請求項1乃至4のいずれか1項において、上記時刻データ生成回路は、上記時刻情報取得手段が上記第1の時刻情報または上記第2の時刻情報のいずれか一方を取得できない場合、他方を取得し、その取得した他方の時刻情報に基づき上記時刻データを生成するものであることを特徴とする時刻修正用情報出力装置。
- FM文字多重放送の時刻情報とFM正時情報とを取得するFM受信手段と時刻情報取得手段と、
取得した上記FM文字多重放送の時刻情報と上記FM正時情報とに応じた時刻データを時刻修正用情報として外部の時刻修正機能付時計に出力する時刻データ生成回路と、を含み、
上記時刻データ生成回路は、内部時計を備え、上記時刻情報取得手段により上記FM文字多重放送の時刻情報を取得して、取得した上記FM文字多重放送の時刻情報により上記内部時計の計時時刻を修正して、さらに、取得した上記FM正時情報により、上記FM文字多重放送の時刻情報で修正された上記内部時計の計時時刻を修正することにより、上記FM文字多重放送の時刻情報よりも時刻精度が高く上記FM正時情報よりも時刻情報量の多い時刻情報を生成して、上記時刻データとして出力する、
ものであることを特徴とする時刻修正用情報出力装置。 - 請求項1乃至6のいずれかの時刻修正用情報出力装置と、現在時刻を計時するとともに上記時刻修正用情報出力装置から出力される時刻データに基づき上記計時時刻を修正し、その修正した時刻に応じた時刻を表示する時計部とを含むことを特徴とする自動時刻修正時計。
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