JP6435762B2 - 電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法 - Google Patents
電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法 Download PDFInfo
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Description
日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得部と、
を備え、
前記日時取得部は、
前記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出部と、
前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正部と、
を有し、
前記日時補正部は、
前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定部と、
前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合部と、
を有することを特徴とする電子機器である。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態の電子機器について説明する。
図1は、本発明の電子機器の第1実施形態である電子時計1の内部構成を示すブロック図である。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、作業データや各種設定データを記憶する。RAM43には、修正履歴記憶部43a(履歴記憶部)が含まれ、直近の日時修正履歴に係る情報を記憶する。
分周回路45は、発振回路44から入力された所定の周波数信号をCPU41や計時回路46が利用する各周波数の信号に分周して各々出力する。
この計時回路46により計数される日時には、発振回路44の水晶発振器が生成する周波数信号の周波数誤差に応じた計時誤差(歩度)が含まれる。通常の電子時計1で用いられる発振回路44の水晶発振器による計時回路46の計時誤差としては、例えば、月当たり約15秒である。
これらの表示部48及び表示ドライバ49により報知手段が構成される。
GPS受信処理部50は、L1帯(GPS衛星では、1.57542GHz)の電波の受信回路(フロントエンド)と、受信、復調された信号を解読して日付や位置の情報を取得するためのベースバンド部とを備える。ベースバンド部には、動作制御を行うためのCPU、RAM及び不揮発性メモリを有するマイコン(受信制御部)が含まれ、このマイコンがCPU41からの制御命令を受けてGPS受信処理部50の動作を制御する。ベースバンド部は、複数のGPS衛星の中から受信可能なものを探索して当該GPS衛星の受信周波数に同調し、また、復号するためのC/Aコード(擬似ランダムコード)を同定する。また、GPS受信処理部50は、受信されたGPS衛星からの送信電波を復調、復号して日時データを取得し、設定されたフォーマットでCPU41に出力する。
これらのGPS受信処理部50及びアンテナ51により受信部が構成される。
CPU41と、GPS受信処理部50とにより日時取得部が構成される。
図2は、GPS衛星からの送信電波のフォーマットを説明する図である。
この日時算出処理は、CPU41から日時情報の取得命令が入力された場合に開始される。
以下では、うるう秒オフセットが+16秒であり、また、取得されたTOW−Countに応じた日時から3秒以内で先行するタイミングで日時が出力されるものとして説明する。また、図4において入力日WNと出力日WNは、入力日(計時UTC日時の日付)と出力日(出力UTC日時の日付)がそれぞれどの日曜日の0時から土曜日の24時前までの周期に属するかを示す番号であるが、計時GPS日時から実際に算出される算出WNと、出力GPS日時、即ち、GPS受信処理部50がTOW−CountだけではなくWNを取得したとした場合に取得されるはずのWNに基づく週番号である正確なWNは、GPS衛星からの送信フォーマットに合わせて土曜日の23時59分54秒で1が加算される値である。また、ここでは、計時回路46の計数する日時と正確な日時との間に1日以上のずれはないものとする。
なお、極小のモータ(ステッピングモータ)で指針を動作させているアナログ式の電子時計においては、磁気を発生する機器の影響を受けるとモータの正常な回転が狂ってしまい、指針が指し示す位置の遅れや進みが生じ、場合によっては指針が止まってしまうこともある。そこで、2日以上であると判別された場合(ステップS126で“YES”)であっても、CPU41は、出力された日付をそのまま取得する(ステップS127に移行する)ようにしても良い。
GPS受信処理部50のマイコンは、GPS衛星が送信する秒単位の週内経過時間情報(HOW)と、週単位の週番号情報(WN)とのうち、週内経過時間情報のみをGPS受信処理部50で受信し、計時回路46が計数する日時から算出される週番号情報と、GPS受信処理部50により受信された週内経過時間情報と、に基づいて、特定された週番号情報に係る範囲内の日時を算出する。そして、このGPS受信処理部50により算出された日時と、計時回路46により計数されている日時と、の差分に基づいて計時回路46の日時を補正する。
これにより、週番号情報を取得するための受信動作を省略することが出来るので、GPS衛星からの電波の受信時間が短縮されて消費電力の増大を抑えることが出来、一方で、週未満の時刻及びその同期タイミングを取得するので、効率良く正確な日時を取得するために必要な情報を受信することが出来る。
従って、計時回路46の計時誤差により計時回路46が計数する日時と、GPS衛星から受信され、GPS受信処理部50から出力される日時との間で週末を跨ぐような場合に、計時誤差として想定されないような大きなずれを判別して出力日時を1週間移動させることで、容易な処理で正確な日時を取得することが出来る。
また、うるう秒を考慮しないGPS日時とUTC日時との差を複雑な処理なく適切に反映して週番号の誤解読を識別することが出来る。
次に、本発明の電子機器の第2実施形態について説明する。
本発明の電子機器の第2実施形態である電子時計1の内部構成は、第1実施形態の電子時計1と同一であり、同一の符号を用いることとして説明を省略する。
上記第1実施形態の電子時計1では、GPS受信処理部50においてGPS日時で処理を行い、CPU41とGPS受信処理部50との間での入出力にはUTC日時が用いられて、CPU41により当該UTC日時を用いて日時の修正が行われることとしたが、この第2実施形態の電子時計1では、日時修正の処理がGPS受信処理部50でGPS日時に基づいて行われ、CPU41は、GPS受信処理部50から出力される日時をそのまま取得する。
従って、本実施形態の電子時計1における日時取得処理では、計時回路46の計数するUTC日時に応じたGPS日時の日付と、取得されたGPS日時の日付は、同一週内のものに限られ、入出力の日付差が7日にはならない。即ち、図6(b)に示すように、土曜日の日時が入力されて土曜日の日時が出力された場合には、必ず同日の日時が出力されることになる。
この日時算出処理では、第1実施形態の電子時計1においてCPU41により実行された日時取得処理と、GPS受信処理部50の制御部により実行された日時算出処理のそれぞれ一部が組み合わされている。具体的には、本実施形態の電子時計1における日時算出処理では、第1実施形態の電子時計1における日時算出処理のうち、ステップS201、S202、S206の処理がそれぞれステップS201a、S202a、S206aの処理に置き換えられ、ステップS203〜S205、S213,S215の処理がそのまま用いられている。また、第1実施形態の電子時計1における日時取得処理のうち、ステップS105、S107、S115、S117の処理がそれぞれステップS105a、S107a、S115a、S117aの処理に置き換えられ、また、ステップS106、S116、S126、S127、S137の処理がそのまま用いられている。更に、ステップS221の処理が新たに追加されている。
第1実施形態の各処理と同一の処理については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS107a、S117a、S127、S137、S215、S221の各処理からステップS206aの処理に移行すると、制御部は、取得日時をUTC日時に変換してCPU41に出力する(ステップS206a)。そして、制御部は、日時算出処理を終了する。
次に、日時取得に係る動作の変形例について説明する。
本変形例の日時取得動作では、入出力日時の差が15秒以内の場合にのみ日付の修正を行い、15秒より大きい場合には、エラーとして日時の修正を行わない。
ここでは、上述の第2実施形態と同様に、現在のサブフレームの先頭のタイミングにおける日時に応じて日曜日の0時0分0秒で1増加するWNを算出し、取得されたTOW−Countから1を減算した値と組み合わせて日時を算出するものとして説明する。また、上記15秒の差を正確に判断するために、本変形例における入力日時としては、CPU41からGPS受信処理部50にUTC日時が入力されてから、算出された出力日時がCPU41に出力されるタイミングまでの時間経過を考慮した日時を用いるものとして説明する。
一方、15秒以上ではないと判別された場合には(ステップS126bで“NO”)、制御部の処理は、ステップS127に移行する。
この日時取得処理は、第2実施形態の電子時計1で実行される日時取得処理のうちステップS101の処理がステップS101bの処理に置き換えられた点を除いて第2実施形態の日時取得処理と同一であり、同一の処理内容については同一の符号を付して説明を省略する。
例えば、上記実施の形態では、出力される日付は、入力された日付の±1日の範囲内にあるものとして判断を行ったが、これに限られない。例えば、出力された日付が入力された日付よりも4日を超えて進んでいた場合には、出力された日時から7日を減算した日時を取得し、出力された日付が入力された日付よりも4日を超えて遅れていた場合には、出力された日時に7日を加算した日時を取得することとしても良い。
また、当該ケースの判定を行う場合でも、入出力の日付差が6日の場合とまとめて6日以上として行われ、出力日付に対して7日の加減算を行わせることとしても良い。
例えば、GLONASS衛星のデータでは、各ストリングでストリング番号に応じた時刻が取得され、日付データが各フレームで一回取得される。従って、両端の時刻、例えば、23時台の時刻を入力して0時台の時刻が出力された場合には、日付を一日進め、0時台の時刻を入力して23時台の時刻が出力された場合には、日付を一日遅らせる、という処理を行わせることが出来る。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、数値、制御手順などの細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
<請求項1>
日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
前記受信部による受信期間を制御する受信制御部と、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得部と、
を備え、
前記受信制御部は、前記測位衛星が送信する第1時間単位の第1日時情報と、当該第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させ、
前記日時取得部は、
前記計時部の日時から算出される前記第2時間単位の内部日時情報と、前記受信部により受信された前記第1日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出部と、
前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正部と、
を有することを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記日時補正部は、
前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定部と、
前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合部と、
を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
<請求項3>
前記誤差判定部は、算出された前記第1時間単位の値が当該第1時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、前記第2時間単位の単位幅から前記ずれ幅を減じた値を前記所定幅として判定を行うことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
<請求項4>
前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位より単位幅が大きく前記第2時間単位より単位幅が小さい第3時間単位の値との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る前記第3時間単位の値が当該第3時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、当該算出された日時に係る前記第3時間単位の値と、前記計時部により計数されている日時に係る第3時間単位の値との差が、前記第2時間単位の単位幅に相当する前記第3時間単位の値から前記ずれ幅を減じた値以上であるか否かを判別することを特徴とする請求項2記載の電子機器。
<請求項5>
前記日時の取得が前回行われてからの経過時間が前記計時部の計時誤差に基づいて定められた所定の期間以上であるか否かを判別する日付取得タイミング判別部を備え、
前記所定の期間以上であると判別された場合には、
前記受信制御部は、前記第1日時情報と前記第2日時情報の両方を前記受信部に受信させ、
前記日時取得部は、当該受信部により受信された前記第1日時情報と前記第2日時情報とにより日時を算出する
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
前記日時取得部による日時の取得に係る履歴を記憶する履歴記憶部を備え、
前記日付取得タイミング判別部は、当該記憶された履歴を参照して前記所定の期間以上であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項5記載の電子機器。
<請求項7>
前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差が前記所定幅以上であり、且つ、前記第2時間単位の単位幅から前記所定幅を減じた幅未満である場合には、前記日時取得部は、前記算出された前記第2時間単位の値を取得しない
ことを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項8>
前記測位衛星はGPS衛星であり、
前記受信制御部は、前記第1日時情報としてHOWを受信させ、
前記日時取得部は、前記計時部の日時から前記内部日時情報としてWNに係る値を算出する
ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項9>
前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
<請求項10>
前記日時算出部は、前記GPS衛星が搭載する時計を基準とした日時を算出し、
前記日時補正部は、前記計時部との入出力に係る時計を基準とした日時で前記計時部が計数する日時との比較及び前記算出された日時の補正を行い、
前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時の曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
<請求項11>
前記GPS衛星が搭載する時計により計数される日時と、前記計時部との入出力に係る時計により計数される日時との差は、うるう秒の実施状況に基づいて定まることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
<請求項12>
日時を表示可能な表示部と、
当該表示部の動作を制御する表示制御部と
を備えた電子時計であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項13>
日時を計数する計時部と、測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、を備えたコンピュータを、
前記受信部による受信期間を制御する受信制御手段、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得手段
として機能させることを特徴とするプログラムであって、
前記受信制御手段は、前記測位衛星が送信する第1時間単位の第1日時情報と、当該第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させ、
前記日時取得手段は、
前記計時部の日時から算出される前記第2時間単位の内部日時情報と、前記受信部により受信された前記第1日時情報とに基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出手段、
前記日時算出手段により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正手段、
を有することを特徴とするプログラム。
<請求項14>
日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
を用いた日時情報の取得方法であって、
前記受信部による受信期間を制御する受信制御ステップ、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得ステップ、
を含み、
前記受信制御ステップは、前記測位衛星が送信する第1時間単位の第1日時情報と、当該第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させ、
前記日時取得ステップは、
前記計時部の日時から算出される前記第2時間単位の内部日時情報と、前記受信部により受信された前記第1日時情報とに基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出ステップ、
前記日時算出ステップで算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正ステップ、
を含むことを特徴とする日時情報の取得方法。
41 CPU
42 ROM
42a プログラム
43 RAM
43a 修正履歴記憶部
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 操作部
48 表示部
49 表示ドライバ
50 GPS受信処理部
51 アンテナ
52 温度センサ
53 電源部
Claims (14)
- 日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得部と、
を備え、
前記日時取得部は、
前記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出部と、
前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正部と、
を有し、
前記日時補正部は、
前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定部と、
前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合部と、
を有することを特徴とする電子機器。 - 前記受信部による受信期間を制御する受信制御部を備え、
前記受信制御部は、前記測位衛星が送信する前記第1時間単位の前記第1日時情報と、前記第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させる
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記誤差判定部は、算出された前記第1時間単位の値が当該第1時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、前記第2時間単位の単位幅から前記ずれ幅を減じた値を前記所定幅として判定を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
- 前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位より単位幅が大きく前記第2時間単位より単位幅が小さい第3時間単位の値との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る前記第3時間単位の値が当該第3時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、当該算出された日時に係る前記第3時間単位の値と、前記計時部により計数されている日時に係る第3時間単位の値との差が、前記第2時間単位の単位幅に相当する前記第3時間単位の値から前記ずれ幅を減じた値以上であるか否かを判別することを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。 - 前記日時の取得が前回行われてからの経過時間が前記計時部の計時誤差に基づいて定められた所定の期間以上であるか否かを判別する日付取得タイミング判別部を備え、
前記所定の期間以上であると判別された場合には、
前記受信制御部は、前記第1日時情報と前記第2日時情報の両方を前記受信部に受信させ、
前記日時取得部は、当該受信部により受信された前記第1日時情報と前記第2日時情報とにより日時を算出する
ことを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の電子機器。 - 前記日時取得部による日時の取得に係る履歴を記憶する履歴記憶部を備え、
前記日付取得タイミング判別部は、当該記憶された履歴を参照して前記所定の期間以上であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項5記載の電子機器。 - 前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差が前記所定幅以上であり、且つ、前記第2時間単位の単位幅から前記所定幅を減じた幅未満である場合には、前記日時取得部は、前記算出された前記第2時間単位の値を取得しない
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器。 - 前記測位衛星はGPS衛星であり、
前記受信制御部は、前記第1日時情報としてHOWを受信させ、
前記日時取得部は、前記計時部の日時から前記内部日時情報としてWNに係る値を算出する
ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子機器。 - 前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。 - 前記日時算出部は、前記GPS衛星が搭載する時計を基準とした日時を算出し、
前記日時補正部は、前記計時部との入出力に係る時計を基準とした日時で前記計時部が計数する日時との比較及び前記算出された日時の補正を行い、
前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時の曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。 - 前記GPS衛星が搭載する時計により計数される日時と、前記計時部との入出力に係る時計により計数される日時との差は、うるう秒の実施状況に基づいて定まることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
- 日時を表示可能な表示部と、
当該表示部の動作を制御する表示制御部と
を備えた電子時計であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の電子機器。 - 日時を計数する計時部と、測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、を備えたコンピュータを、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得手段、
として機能させることを特徴とするプログラムであって、
前記日時取得手段は、
前記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出手段、
前記日時算出手段により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正手段、
を有し、
前記日時補正手段は、
前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定手段、
前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合手段、
を有することを特徴とするプログラム。 - 日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
を用いた日時情報の取得方法であって、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得ステップ、
を含み、
前記日時取得ステップは、
前記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出ステップ、
前記日時算出ステップで算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正ステップ、
を含み、
前記日時補正ステップは、
前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定ステップ、
前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合ステップ、
を含むことを特徴とする日時情報の取得方法。
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