JP6435762B2 - 電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法 - Google Patents

電子機器、プログラム、及び、日時情報の取得方法 Download PDF

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Description

この発明は、外部から日時情報を取得する電子機器、プログラム及び日時情報の取得方法に関する。
従来、計時回路を備え、日時情報を保持する電子機器において、外部から正確な日時情報を取得して適宜計時回路の時刻を修正することが可能なものがある。適切な間隔で日時情報を取得することで、電子機器では、安価な水晶発振器などに基づく計時回路などであっても大きな時刻のずれを生じさせずに正確な日時の表示や動作を行うことが出来る。
日時情報が取得される外部の日時情報出力先の一つとして、GPS(Global Positioning System)を始めとする測位システムに係る測位衛星がある。測位衛星から電波送信される信号(航法メッセージ)には、衛星の軌道情報(位置情報)、日時情報及び衛星のステータスなどが含まれるが、このうち日時情報を選択的に受信して取得することで、実用上問題の生じない精度の日時情報を短時間で取得することが出来る。
また、外部から日時情報を取得する他の技術として、例えば、長波長帯で送信されている標準電波を受信して日時情報を取得する技術、インターネットにおいてNTP(Network Time Protocol)サーバから日時情報を取得する技術、及びBluetooth(登録商標)による通信を用いて外部機器から日時情報を取得する技術が広く用いられている。また、通信電波の届き難い環境下などで外部接続されずに使用される電子機器では、ユーザの手動操作で日時の設定を行うことも可能である。
これら各種の日時情報の取得方法には、一長一短がある。そこで、従来、これら複数の日時情報の取得方法を併用して適切に高精度な日時情報を取得する技術がある(特許文献1、特許文献2)。
特開2002−71854号公報 特開2001−51077号公報
しかしながら、測位衛星からの送信電波を受信して日時情報を取得する技術は、他の日時情報の取得方法と比較して消費電力が非常に大きく、電子機器の負荷が増大するという課題がある。
この発明の目的は、消費電力の増大を抑えながら、正確な日時を取得するために必要な情報を測位衛星から取得することが可能な電子機器、プログラム及び日時情報の取得方法を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得部と、
を備え、
前記日時取得部は
記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出部と、
前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正部と、
を有し、
前記日時補正部は、
前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定部と、
前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合部と、
を有することを特徴とする電子機器である。
本発明に従うと、消費電力の増大を抑えながら、正確な日時を取得するために必要な情報を測位衛星から取得することが出来るという効果がある。
本発明の第1実施形態の電子時計の内部構成を示すブロック図である。 GPS衛星からの送信電波のフォーマットを説明する図である。 第1実施形態のGPS受信処理部の制御部が実行する日時算出処理の制御手順を示すフローチャートである。 入出力の日付に大きなずれが生じる場合のパターンを示す図表である。 第1実施形態の日時取得処理の制御手順を示すフローチャートである。 GPS受信処理部に入力された計時回路の曜日とGPS受信処理部から出力された曜日とに対する日時取得処理での処理内容を示す図表である。 第2実施形態の日時算出処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の日時取得処理の制御手順を示すフローチャートである。 日時算出処理の変形例を示すフローチャートである。 日時取得処理の変形例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
先ず、第1実施形態の電子機器について説明する。
図1は、本発明の電子機器の第1実施形態である電子時計1の内部構成を示すブロック図である。
この電子時計1は、CPU(Central Processing Unit)41(日付取得タイミング判別部、表示制御部)と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、発振回路44と、分周回路45と、計時回路46(計時部)と、操作部47と、表示部48及び表示ドライバ49と、GPS受信処理部50及びそのアンテナ51と、温度センサ52と、電源部53などを備えている。
CPU41は、各種演算処理を行い、電子時計1の全体動作を統括制御する。CPU41は、計時回路46の現在の日時データを読み出して表示部48に表示させると共に、プログラム42aの実行によりGPS受信処理部50を動作させて日時データを取得し、当該取得データに基づいて、計時回路46が計数する日時を修正する。
ROM42は、制御用の各種プログラムや初期設定データなどを記憶して格納する。ROM42に格納されるプログラムには、計時回路46の計数する現在の日時を修正するための処理に係るプログラム42aが含まれる。
RAM43は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、作業データや各種設定データを記憶する。RAM43には、修正履歴記憶部43a(履歴記憶部)が含まれ、直近の日時修正履歴に係る情報を記憶する。
発振回路44は、所定の周波数信号を生成して出力する。発振回路44は、例えば、水晶発振器を備えている。
分周回路45は、発振回路44から入力された所定の周波数信号をCPU41や計時回路46が利用する各周波数の信号に分周して各々出力する。
計時回路46は、現在の日付及び時刻(日時)を計数する。計時回路46は、分周回路45から入力されたクロック信号を計数し、日時の初期値に加算していくことで現在の日時データを保持するカウンタである。計時回路が計数する値は、独自の基準タイミングからの経過時間に応じた値であっても良いし、UTC(協定世界時)などによる日時の形(年月日時分秒)のものであっても良い。計時回路46の初期値は、電源投入時には、図示略のRTC(Real Time Clock)が参照されて設定されるとともに、日時修正に係るプログラム42aの実行に応じてCPU41により上書き修正される。
この計時回路46により計数される日時には、発振回路44の水晶発振器が生成する周波数信号の周波数誤差に応じた計時誤差(歩度)が含まれる。通常の電子時計1で用いられる発振回路44の水晶発振器による計時回路46の計時誤差としては、例えば、月当たり約15秒である。
操作部47は、ユーザの入力操作を受け付けて、入力信号として電気信号をCPU41に出力する。操作部47は、押しボタンスイッチ、りゅうずやタッチセンサなどのうち一又は複数を備え、これらの押下、回転、接触などの予め定められた各種操作が検出されて操作内容に対応する電気信号が生成される。
表示部48は、特には限られないが、デジタル式の表示画面を備え、現在の日時に加えて電子時計1で実行可能な種々の機能に係る表示を選択的に又は並行して行う。表示画面としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)が用いられ、また、表示ドライバ49には、当該LCDを駆動する液晶ドライバが用いられる。表示ドライバ49は、CPU41から入力された制御信号に基づいてLCDの駆動信号をLCDに出力する。或いは、表示部48は、デジタル表示画面に加えて又は代えて、一又は複数の指針を備え、駆動回路により駆動されるステッピングモータの回転により当該指針が回転動作されて日時やステータスの一部又は全部をアナログ表示することが可能な構成であっても良い。
これらの表示部48及び表示ドライバ49により報知手段が構成される。
GPS受信処理部50は、アンテナ51を用いて一又は複数の測位衛星、ここでは、GPSに係る測位衛星(以下、GPS衛星と記す)から電波を受信し、日時情報を取得する。ここで、日時情報とは、GPS衛星の内部時計(GPS時計)が計数する日時(GPS日時)に対応した値及びこれに付随する情報であり、GPS受信処理部50は、当該値に対して後述する伝播時間による遅延などに基づく処理を行った後にUTC日時に変換して出力する。
GPS受信処理部50は、L1帯(GPS衛星では、1.57542GHz)の電波の受信回路(フロントエンド)と、受信、復調された信号を解読して日付や位置の情報を取得するためのベースバンド部とを備える。ベースバンド部には、動作制御を行うためのCPU、RAM及び不揮発性メモリを有するマイコン(受信制御部)が含まれ、このマイコンがCPU41からの制御命令を受けてGPS受信処理部50の動作を制御する。ベースバンド部は、複数のGPS衛星の中から受信可能なものを探索して当該GPS衛星の受信周波数に同調し、また、復号するためのC/Aコード(擬似ランダムコード)を同定する。また、GPS受信処理部50は、受信されたGPS衛星からの送信電波を復調、復号して日時データを取得し、設定されたフォーマットでCPU41に出力する。
これらのGPS受信処理部50及びアンテナ51により受信部が構成される。
GPS受信処理部50は、予め設定入力された日時情報を用いて、受信された航法メッセージデータの一部から得られる日時を補完して現在の日時を算出することが出来る。詳しい算出方法については、後に詳述する。
CPU41と、GPS受信処理部50とにより日時取得部が構成される。
温度センサ52は、周辺温度を計測する。この温度センサ52には、通常用いられるICチップセンサを用いることが出来、CPU41、ROM42やRAM43と共に同一のチップ上に形成されても良い。
電源部53は、電子時計1の各部に電力を供給する。電源部53は、例えば、ボタン型或いは円盤状の一次電池といったバッテリを有し、この一次電池は、必要に応じて着脱交換可能となっている。
次に、本実施形態の電子時計1における日時修正の動作について説明する。
図2は、GPS衛星からの送信電波のフォーマットを説明する図である。
GPS衛星は、符号データが所定長に亘り配列された航法メッセージデータを衛星ごとに固有のC/Aコードで位相変調して50bpsで送信している。航法メッセージデータは、300ビット長(6秒)のサブフレームを5つ含むフレームデータ(1500ビット)を単位として送信される。航法メッセージの全データは、25フレーム(ページ)で構成され、これらを全て受信するのには、12.5分を要する。
各フレームにおいて、サブフレーム1〜3には、当該サブフレームごとの日付及び時刻を示す日時情報、GPS衛星の健康状態や電離層の状態などを示すステータス情報、及びGPS衛星の軌道情報(エフェメリスデータ)が含まれる。また、サブフレーム4、5では、全てのGPS衛星に関する予測軌道情報(アルマナックデータ)が25フレームに分割されて送信される。
各サブフレームは、30ビット長(0.6秒)のワード(WORD)10個で構成される。このうち、先頭のWORD1には、22ビットのTLM(テレメトリワード)が含まれ、このTLMは、固定された8ビットの符号配列であるPreamble(プリアンブル)で開始される。また、WORD2には、22ビットのHOW(Hand Over Word、第1日時情報)が含まれる。このHOWには、日曜日の0時(下限)を始点として土曜日の24時(上限)を終点とする週内の経過時間(第1時間単位)を示すTOW−Countが17ビット含まれている。このTOW−Countの値(Zカウントとも呼ばれる)は、当該TOW−Countを含むサブフレームの最後端のタイミング、即ち、次のサブフレームの先頭の送信タイミングでの週内経過時間を示す。そして、サブフレーム1におけるWORD3の先頭では、1980年1月6日を基準とした週番号(第2時間単位)を示すWN(第2日時情報)が10ビットで送信される。また、各ワードの末尾には、6ビットのパリティ情報が含まれ、当該パリティ情報をチェックすることにより当該ワードの復号が正確に行われたか否かの判定を行うことが出来る。
GPS衛星から送信される日時(GPS日時)、即ち、TOW−Count及びWNの値では、うるう秒が考慮されていない。1980年1月6日以降に実施されたうるう秒により生じているGPS日時のUTC日時からの累積のずれの値(オフセット値)は、ページ18のサブフレーム4で別途送信されている。従って、UTC日時は、取得されたGPS日時からこのオフセット値が差し引かれる(減算される)ことで得られる。このうるう秒に係るオフセット値は、2014年10月9日現在では、16回のうるう秒の挿入により+16秒となっている。
ここで、計時回路46が保持している日時データに一週間以上のずれがないと想定される場合には、計時回路46の日時を参照することで、WNを取得する必要が無い。上述のように、計時回路46で生じる日時の誤差は、月当たり15秒程度、即ち、一日当たり0.5秒程度であるので、長期間(例えば、数年)程度日時の修正がなされずに放置されていても1日以上のずれは生じない。従って、ユーザが手動で異なる日時に変更した場合、バッテリが消耗して計時回路46の計数値データがクリアされた場合や、予め設定された期間以上日時の修正がなされない状況などで確認的にWNを取得する場合を除き、計時回路46の計数する日付とTOW−Countを組み合わせることで、通常では、HOWの受信、解読だけで正確な日時を同定することが出来る。
この場合、電子時計1では、何れかのサブフレームにおけるPreambleが検出されることで、当該サブフレームにおけるデータの位置が同定され、これに引き続いてHOWのデータが取得されることで、当該週内の日付及び時刻が特定される。即ち、PreambleとHOWを受信するのに必要な時間は、2〜3ワード分の1〜2秒程度となる。従って、計時回路46の保持している日時データのずれ量を見積もることが可能な場合には、適切なタイミングでGPS衛星からの送信電波の受信を開始して上述の時間程度に亘り動作させる(受信期間)ことで、効率良くHOWデータが取得される。
なお、1つのGPS衛星からの送信電波のみを用いて日時データを取得する場合には、当該GPS衛星と受信地点との間の正確な距離を求めることが出来ないので、60msec〜85msec程度の伝播時間による遅延を正確に見積もることが出来ない。そこで、取得された日時から一律に、例えば、70msec程度進めることで、約15msec以内のずれで現在の日時データを取得することとしても良い。これにより、受信時間を延長せず、即ち、電力消費を増大させずに時計の実用上問題のない程度の小さな誤差範囲内で略正確な日時情報を取得することが出来る。
上述のうるう秒に係るオフセット値の情報、WNの周期番号のデータや、必要に応じて用いられる夏時間の実施情報、タイムゾーンに係る情報などの特殊な情報は、予め別途保持されている必要がある。これらの情報は、ここでは、GPS受信処理部50の記憶部(マイコンの不揮発性メモリ)に予め記憶されている。また、これらの情報は、ユーザの操作により手動で設定更新されても良く、うるう秒に係るオフセット値の情報は、定期的に(例えば、年に2回)GPS衛星からの送信電波(ページ18のサブフレーム4)が受信、解読されることで取得されても良い。
図3は、本実施形態の電子時計1のGPS受信処理部50の制御部(マイコンのCPU)が実行する日時算出処理の制御手順を示すフローチャートである。
この日時算出処理は、CPU41から日時情報の取得命令が入力された場合に開始される。
制御部は、命令と共にCPU41から日付が入力されたか否かを判別する(ステップS201)。日付が入力されたと判別された場合には(ステップS201で“YES”)、制御部は、当該日付からWNに当たる週番号(第2時間単位)の値(内部日時情報)を逆算して計算する(ステップS202)。ここでは、特には限られないが、GPS日時における日付が直接入力されても良いし、UTC日時が入力され、記憶部に記憶されたうるう秒のオフセット値に係る情報が参照されてUTC日時をGPS日時に変換し、当該GPS日時における日付が取得されても良い。或いは、この日時算出処理では、UTC日時の日付がそのまま取得されても良い。制御部は、取得された日付からWNを算出する。それから、制御部は、適切なタイミングで電波受信を開始してGPS衛星からの電波に同調、信号を復調し、検出されたPreambleの位置を基準としてHOWを取得する(ステップS203)。それから、制御部の処理は、ステップS204に移行する。
日付が入力されなかったと判別された場合には(ステップS201で“NO”)、制御部は、電波受信を開始して、GPS衛星からの電波に同調、復調し、検出されたPreambleの位置を基準としてHOW及びWNを取得する(ステップS213)。それから、制御部の処理は、ステップS204に移行する。
ステップS203又はステップS213の処理からステップS204の処理に移行すると、制御部は、日時データの受信に成功したか否かを判別する(ステップS204)。成功したと判別された場合には(ステップS204で“YES”)、制御部は、取得されたWN及びHOWのデータから年月日及び時刻を算出する(ステップS205)。制御部は、取得されたWN及びHOWを単純に組み合わせ、WNの周期番号に応じてGPS日時を取得した後、GPS受信処理部50の記憶部に記憶されたうるう秒補正データを参照してUTC日時に変換を行う。なお、電子時計1の想定寿命がWNの周期(約19.6年)より短い場合には、周期番号を用いずにWNの値に対応する週を直接同定することが出来る構成であっても良い。
ステップS204の判別処理で、日時データの受信に成功しなかったと判別された場合には(ステップS204で“NO”)、制御部は、日付及び時刻としてNULL(データ無し)に設定する(ステップS215)。ここでは、年月日のうちの日(特に、週内における日の値、即ち、日単位の順番を示す曜日)が第3時間単位である。
ステップS205又はステップS215の処理に続いて、制御部は、算出されたUTC日時を出力する(ステップS206)。そして、制御部は、日時算出処理を終了する。
ここで、上述のように、計時回路46が計数する日時に小さなずれのみが含まれるのであれば、通常、計時回路46の計数する日付と受信された航法メッセージから取得される日付とが同一となり、日付の変わり目付近、即ち、0時頃に航法メッセージが受信された場合にのみ、日付のずれが生じる。このとき、TOW−Countは、日曜日の0時を始点とし土曜日の24時を終点とする週内の経過時間を示しているので、同一週内で日付のずれがあっても正しく曜日(週内における日単位の順番)と時刻が取得される一方、週の変わり目、即ち、土曜日と日曜日の変わり目を跨ぐと、小さな日時のずれであってもTOW−Countが異なる周期、即ち、前の週の値に変更になってしまう、又は翌週の値に変更になってしまう場合がある。その結果、計時回路46が計数する日時に応じたWNが、大きく値の変化したTOW−Countと組み合わされることで、求められる日時に正確な日時から7日近いずれが生じることになる。
また、計時回路46の計数する日時に係る日付が属するWNと、GPS衛星から取得されたWNとが異なる場合としては、上記の場合に加えて、WNを取得したタイミングと、GPS衛星からHOWを受信するタイミングや当該受信されたHOWに基づいて日時を出力するタイミングとの間に時間差がある場合がある。
取得されたTOW−Countを用いて算出された年月日及び時刻の出力タイミングは、当該TOW−Countに係る次のサブフレームの先頭のタイミングとは異なり得る。例えば、あるサブフレームのWORD2が受信されてHOWが取得された後、2回目の各秒の先頭のタイミング(秒同期点、約1.8秒後)に同期して年月日及び時刻を出力する場合、WN及びHOWから得られた日時、即ち、次のサブフレームの先頭タイミングにおける日時より3秒早い年月日及び時刻が算出されて出力されることになる。反対に、WORD2でHOWが取得されて日時が算出された後、更に次のサブフレームのHOWが取得されて、当該取得されたHOWに係るTOW−Countと算出された日時との整合を確認してから1回目又は2回目の秒同期点に同期させて日時を出力する場合には、1度目のHOWに係るTOW−Countから得られる当該次のサブフレームの先頭タイミングにおける日時よりも2秒又は3秒遅い年月日及び時刻が算出されて出力されることになる。
更に、計時回路46の計数する日時をUTC日時で入力してGPS日時に変換する際と算出されたGPS日時をUTC日時に変換する際に、うるう秒に係るオフセット値分の日時変化で日付、特に、週が変化する場合がある。このとき、入力されたUTC日時と、算出されたGPS日時の出力タイミングとに応じて一方でのみ週が変化する場合、一週間異なる同一曜日のWNが得られてしまう場合がある。
図4は、入出力の日付に大きなずれが生じる場合のパターンを示す図表である。
以下では、うるう秒オフセットが+16秒であり、また、取得されたTOW−Countに応じた日時から3秒以内で先行するタイミングで日時が出力されるものとして説明する。また、図4において入力日WNと出力日WNは、入力日(計時UTC日時の日付)と出力日(出力UTC日時の日付)がそれぞれどの日曜日の0時から土曜日の24時前までの周期に属するかを示す番号であるが、計時GPS日時から実際に算出される算出WNと、出力GPS日時、即ち、GPS受信処理部50がTOW−CountだけではなくWNを取得したとした場合に取得されるはずのWNに基づく週番号である正確なWNは、GPS衛星からの送信フォーマットに合わせて土曜日の23時59分54秒で1が加算される値である。また、ここでは、計時回路46の計数する日時と正確な日時との間に1日以上のずれはないものとする。
図4(a)に示すように、計時回路46のUTC日時(ずれを含んでいて良い)が週番号WN=n(nは10ビットで表される任意の整数の何れか)における土曜日の日時であり、且つ、取得されたTOW−Countの値が次の週(WN=n+1)の日曜日の日時であった場合、WN=nと当該TOW−Countとが組み合わされて、正確な日時から一週間前の日時が得られる。この場合、入力されたUTC日時の日付と出力されたUTC日時の日付との差は、6日となる。
一方、図4(b)に示すように、計時回路46のUTC日時が週番号WN=nの週における日曜日の日時であり、且つ、取得されたTOW−Countの値が前の週(WN=n−1)の土曜日の日時であった場合、WN=nと当該TOW−Countとが組み合わされて、正確な日時から一週間後の日時が得られる。この場合、入力されたUTC日時の日付と出力されたUTC日時の日付との差は、6日となる。
また、図4(c)に示すように、計時回路46から入力されたUTC日時が週番号WN=nの土曜日における23時59分38秒より前である場合、当該UTC日時に基づくGPS日時(23時59分54秒となるタイミング前)から算出されるWNは、この土曜日を含む週の値(WN=n)となる。このときにGPS受信処理部50で取得されたTOW−Countが0〜3である場合、当該WNとTOW−Countの組合せで得られるGPS日時は、本来得られるべき翌週の週番号(WN=n+1)より一週間前の週WN=nにおける日曜の値となり、出力タイミングでのGPS日時は、前の週(WN=n−1)の土曜日における23時59分57秒以降日曜日(WN=n)の0時0分21秒より前となる。更に、この出力タイミングでのGPS日時が日曜の0時0分16秒より前の場合には、出力されるUTC日時は、週番号WN=n−1の週の土曜日における23時59分41秒以降24時0分0秒前となって、この出力されたUTC日時の日付は、入力されたUTC日時の日付(WN=nの土曜日)に対して−7日ずれて一週間前の土曜日の日時が出力されることになる。
図4(d)に示すように、計時回路46から入力されたUTC日時が週番号WN=nの土曜日における23時59分38秒以降の同日中(即ち、土曜日の24時0分0秒より前)である場合、当該UTC日時(土曜日)に基づくGPS日時から算出されるWNは、翌日日曜日の週の値(WN=n+1)となる。このとき、GPS受信処理部50で取得されたTOW−Countが86403以上の場合、WNとTOW−Countとの組合せで得られるGPS日時は、本来より一週間後の週(WN=n+1)における日曜の値となり、出力タイミングでのGPS日時は、翌週(WN=n+1)の土曜日における0時0分15秒以降で23時59分54秒より前となる。更に、この出力されるGPS日時が土曜日の0時0分16秒以降の場合には、出力されるUTC日時は、週番号WN=n+1の土曜日における0時0分0秒以降23時59分38秒前となって、この出力されたUTC日時の日付は、入力されたUTC日時の日付(WN=nの週の土曜日)に対して+7日ずれて一週間後の土曜日の日時が出力されることになる。
図5は、本実施形態の電子時計1でCPU41が実行する日時取得処理の制御手順を示すフローチャートである。
この日時取得処理が開始されると、CPU41は、前回の日時取得処理における出力がエラーであったか否かを判別する(ステップS101)。エラー出力であったと判別された場合には(ステップS101で“YES”)、CPU41は、GPS受信処理部50に電波の受信を開始させて、HOWとWNに基づく日時を算出させる(ステップS143)。CPU41は、GPS受信処理部50に当該算出された日時を出力させて取得する(ステップS144)。それから、CPU41の処理は、ステップS127に移行する。
エラー出力ではなかったと判別された場合には(ステップS101で“NO”)、CPU41は、GPS受信処理部50に上述の日時算出処理を開始させて、計時回路46の計数、保持する日付又は日時のデータをUTC日時でGPS受信処理部50に出力する(ステップS102)。
次に、CPU41は、GPS受信処理部50に電波の受信を開始させて、ステップS102の処理で出力した計時回路46の日時データによりステップS202の処理で算出されるGPS時計におけるWNの値と、ステップS203の処理で受信、取得されるHOWと、に基づいて日時を算出させる(ステップS103)。即ち、GPS受信処理部50は、ステップS205の処理で、WNの値で確定された週内におけるHOWで特定された週内経過時間により日時を算出する。そして、CPU41は、算出されたUTC日時をGPS受信処理部50から出力させて取得する(ステップS104)。
更に、CPU41は、ステップS102の処理でGPS受信処理部50に入力した日時が土曜日であるか否かを判別する(ステップS105)。土曜日であると判別された場合には(ステップS105で“YES”)、CPU41は、出力された日付と入力した日付との差が6日(所定のずれ幅)であるか否かを判別する(ステップS106)。差が6日であると判別された場合には(ステップS106で“YES”)、CPU41は、入力した日付に1日を加算した日付(即ち、出力された日付からWNの単位幅(第2時間単位の単位幅)に相当する7日を減算した日付と等しい)に出力日時の日付を変更して取得し(ステップS107)、日時取得処理を終了する。差が6日ではないと判別された場合には(ステップS106で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS118に移行する。
CPU41は、入出力の日付差が7日であるか否かを判別する(ステップS118)。日付差が7日ではないと判別された場合には(ステップS118で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS126に移行する。日付差が7日であると判別された場合には(ステップS118で“YES”)、CPU41は、出力された日時の日付を入力した日時の日付に変更して(即ち、出力された日時の日付に対し、WNの単位幅に相当する7日を加減算する処理と等しい)日時を取得する(ステップS119)。そして、CPU41は、日時取得処理を終了する。
入力日時の日付が土曜日ではないと判別された場合(ステップS105で“NO”)、CPU41は、次に、入力日時の日付が日曜日であるか否かを判別する(ステップS115)。日曜日であると判別された場合には(ステップS115で“YES”)、CPU41は、出力された日付と入力した日付との差が6日であるか否かを判別する(ステップS116)。差が6日であると判別された場合には(ステップS116で“YES”)、CPU41は、入力した日付から1日を減算した日付(即ち、出力された日付に7日を加算した日付と等しい)に出力日時の日付を変更して取得し(ステップS117)、日時取得処理を終了する。差が6日ではないと判別された場合には(ステップS116で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS126に移行する。
入力した日付が日曜日ではないと判別された場合(ステップS115で“NO”)、ステップS118の判別処理で日付差が7日ではないと判別された場合、及びステップS116の処理で日付差が6日ではないと判別された場合の何れかに該当する場合には、CPU41は、入力した日付と出力された日付との差が2日以上である(1日(所定幅)より大きい)か否かを判別する(ステップS126)。2日以上ではないと判別された場合には(ステップS126で“NO”)、CPU41は、出力された日付をそのまま取得し(ステップS127)、日時取得処理を終了する。2日以上であると判別された場合には(ステップS126で“YES”)、CPU41は、日付の出力をエラーとして(ステップS137)、日時取得処理を終了する。
なお、極小のモータ(ステッピングモータ)で指針を動作させているアナログ式の電子時計においては、磁気を発生する機器の影響を受けるとモータの正常な回転が狂ってしまい、指針が指し示す位置の遅れや進みが生じ、場合によっては指針が止まってしまうこともある。そこで、2日以上であると判別された場合(ステップS126で“YES”)であっても、CPU41は、出力された日付をそのまま取得する(ステップS127に移行する)ようにしても良い。
ステップS107、S117、S119、S127の何れかの処理で日時が取得された場合には、CPU41は、当該取得された日時に基づいて計時回路46の日時を修正し、また、当該取得の履歴を取得日時と共に修正履歴記憶部43aに記憶させる。
図6は、GPS受信処理部50に入力された計時回路46の曜日とGPS受信処理部から出力された曜日とに対する日時取得処理での処理内容を示す図表である。
図6(a)に示すように、GPS受信処理部50に日曜日の日時が入力されて、土曜日の日時が出力された場合、この日時取得処理では、出力された土曜日の日付から7日減算されて日時が取得される。例えば、UTC日時で2013年9月15日の0時01分がGPS受信処理部50に入力された場合で、正確なUTC日時が2013年9月14日23時58分であった場合、GPS受信処理部50から出力される日付は、9月15日の週の2013年9月21日23時58分となるので、この21日から7日を引いて、9月14日に変更される。
反対に、GPS受信処理部50に土曜日の日時が入力されて、日曜日の日時が出力された場合、この日時取得処理では、出力された日曜日の日付に7日加算されて日時が取得される。例えば、2013年9月14日23時58分がGPS受信処理部50に入力された場合で、正確な時刻が2013年9月15日0時01分であった場合、GPS受信処理部50から出力される日付は、9月14日の週の9月8日0時01分となるので、この日付に7日を加算して、9月15日0時01分に変更される。
また、土曜日の日時が入力されて土曜日の日時が出力された場合(図6(a)の記号「*」の位置に対応)、入力日と同日が出力される場合の他、上述のように、7日異なる土曜日の日時が出力される場合がある。この場合、本実施形態の日時取得処理では、当該7日が加減算された日付、即ち、元の入力日付に変更される。例えば、GPS受信処理部50に2013年9月14日23時59分00秒が入力されて、正確なUTC日時が2013年9月14日23時59分50秒であった場合、GPS受信処理部50から出力される日付は、9月7日23時59分50秒となるので、この出力日付の代わりに入力日付を用いて(或いは、出力日付に7日を加算して)、9月14日23時59分50秒に変更される。
GPS受信処理部50に月曜日から金曜日の日時が入力された場合で、同じ曜日又は前後の曜日が出力された場合には、当該曜日の日付が正しいものとしてそのまま取得される。また、日曜日の日時が入力されて日曜日又は月曜日の日時が出力された場合や、土曜日の日時が入力されて金曜日又は土曜日の日時が出力された場合についても、当該曜日の日付は正しいものとされる。
本実施形態の電子時計1では、日付に2日以上6日未満のずれがある場合には、出力エラーとして出力された日時の取得を行わない。例えば、9月14日0時01分が入力されて、9月12日23時58分が出力された場合には、日付に2日のずれがあるので、当該出力された日時の取得を行わないこととする。
以上のように、本実施形態の電子時計1は、日時を計数する計時回路46と、GPS衛星からの送信電波を受信するGPS受信処理部50、及びアンテナ51と、を備える。そして、GPS受信処理部50のマイコンは、GPS衛星からの電波受信期間を制御し、CPU41は、受信された送信電波から日時を取得する。
GPS受信処理部50のマイコンは、GPS衛星が送信する秒単位の週内経過時間情報(HOW)と、週単位の週番号情報(WN)とのうち、週内経過時間情報のみをGPS受信処理部50で受信し、計時回路46が計数する日時から算出される週番号情報と、GPS受信処理部50により受信された週内経過時間情報と、に基づいて、特定された週番号情報に係る範囲内の日時を算出する。そして、このGPS受信処理部50により算出された日時と、計時回路46により計数されている日時と、の差分に基づいて計時回路46の日時を補正する。
これにより、週番号情報を取得するための受信動作を省略することが出来るので、GPS衛星からの電波の受信時間が短縮されて消費電力の増大を抑えることが出来、一方で、週未満の時刻及びその同期タイミングを取得するので、効率良く正確な日時を取得するために必要な情報を受信することが出来る。
また、GPS受信処理部50で算出された日時が計時回路46により計数されている日時に対して、1週間の中で計時回路46の計時誤差に基づいて定められる所定幅(ここでは、6日)以上異なるか否かを判別し、所定幅以上異なると判別された場合に、算出された日時を当該異なる方向と反対側に1週間ずらす。
従って、計時回路46の計時誤差により計時回路46が計数する日時と、GPS衛星から受信され、GPS受信処理部50から出力される日時との間で週末を跨ぐような場合に、計時誤差として想定されないような大きなずれを判別して出力日時を1週間移動させることで、容易な処理で正確な日時を取得することが出来る。
また、特に、GPS衛星から送信されるHOWを受信することで、計時回路46の時刻がずれていても各サブフレームにおいて短い間隔で、即ち、短い受信時間で週内経過時間を取得することが出来る。
また、特に、CPU41は、計時回路46が計数する日時とGPS衛星から受信されたHOWとに基づいて算出された日付が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日付と、計時回路46により計数されている日付と、の差が6日以上であるか否かを判別することで、ずれ方向が更に容易に特定され、また、本当に計時回路46の計数する日時がずれている場合やHOWデータからの日時の誤解読を容易に識別することが出来るので、更に容易且つ確実な処理で正確な日付を取得することが出来る。
特に、日付の差で週番号の誤解読を識別するので、当該誤解読に係る判別処理を容易に行うことが出来る。
また、うるう秒を考慮しないGPS日時とUTC日時との差を複雑な処理なく適切に反映して週番号の誤解読を識別することが出来る。
また、算出された日付と計時回路46により計数されている日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、算出された日付を取得して現在の日時として利用しない。従って、通常想定される計時誤差より大きいずれがある場合、例えば、ユーザが手動で日付をずらした場合や、電子時計1の動作不良などで大きく日付がずれた場合には、意図的なずれを中途半端に戻そうとしたり、更には、不正確な日時に合わせたりするのではなく、現状を維持したり、GPS衛星からのWNの受信を行ったりさせるといったユーザの判断に委ねることが出来る。
また、このような場合に、GPS受信処理部50のマイコンは、再度GPS衛星からの電波の受信動作を行わせて、HOW及びWNの両方を受信することで正確な日時を取得することとすることで、素早く正確な日時表示に戻すことが出来る。
また、表示部48を備え、CPU41により当該表示部48の動作を制御して日時を表示可能とした電子時計1に本発明を適用することで、電力消費を抑えながら長期間安定且つ継続的に正確な日時情報を表示部48に表示させて、ユーザに正確な日時を知得させることが出来る。
また、本発明に係るプログラムを、計時回路46、GPS受信処理部50及びアンテナ51を有する電子機器にインストールして時刻情報を取得する処理を行わせることで、当該電子機器において広く電力消費の低減と正確な日時情報の取得とを両立させることが出来る。
[第2実施形態]
次に、本発明の電子機器の第2実施形態について説明する。
本発明の電子機器の第2実施形態である電子時計1の内部構成は、第1実施形態の電子時計1と同一であり、同一の符号を用いることとして説明を省略する。
本実施形態の電子時計1における日時の取得動作について説明する。
上記第1実施形態の電子時計1では、GPS受信処理部50においてGPS日時で処理を行い、CPU41とGPS受信処理部50との間での入出力にはUTC日時が用いられて、CPU41により当該UTC日時を用いて日時の修正が行われることとしたが、この第2実施形態の電子時計1では、日時修正の処理がGPS受信処理部50でGPS日時に基づいて行われ、CPU41は、GPS受信処理部50から出力される日時をそのまま取得する。
従って、本実施形態の電子時計1における日時取得処理では、計時回路46の計数するUTC日時に応じたGPS日時の日付と、取得されたGPS日時の日付は、同一週内のものに限られ、入出力の日付差が7日にはならない。即ち、図6(b)に示すように、土曜日の日時が入力されて土曜日の日時が出力された場合には、必ず同日の日時が出力されることになる。
更に、入力された日時から算出するWN及びTOW−Countとして、当該入力日時が含まれるサブフレームの先頭のタイミングにおける値(即ち、上記第1実施形態のWN及びTOW−CountよりもTOW−Countで1カウント分遅れた値)を算出することで、TOW−CountのリセットとWNの増加が日曜日の0時0分0秒に行われることとすることが出来る。また、これに伴い、GPS衛星から取得されたWN及びTOW−CountをTOW−Countで1カウント分差し引いて用いる。GPS受信処理部50からの出力タイミングでのGPS日時は、これらのWN及びTOW−Countで得られる日時に対して当該サブフレームの先頭から出力タイミングまでの経過時間(例えば、3秒や8秒)を加算することで得られ、このGPS日時から更にうるう秒オフセット値(+16秒)を差し引くことで、当該出力タイミングでのUTC日時が得られる。
図7は、本実施形態の電子時計1において実行される日時算出処理のGPS受信処理部50の制御部による制御手順を示すフローチャートである。
この日時算出処理では、第1実施形態の電子時計1においてCPU41により実行された日時取得処理と、GPS受信処理部50の制御部により実行された日時算出処理のそれぞれ一部が組み合わされている。具体的には、本実施形態の電子時計1における日時算出処理では、第1実施形態の電子時計1における日時算出処理のうち、ステップS201、S202、S206の処理がそれぞれステップS201a、S202a、S206aの処理に置き換えられ、ステップS203〜S205、S213,S215の処理がそのまま用いられている。また、第1実施形態の電子時計1における日時取得処理のうち、ステップS105、S107、S115、S117の処理がそれぞれステップS105a、S107a、S115a、S117aの処理に置き換えられ、また、ステップS106、S116、S126、S127、S137の処理がそのまま用いられている。更に、ステップS221の処理が新たに追加されている。
第1実施形態の各処理と同一の処理については、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
本実施形態の日時算出処理では、制御部は、日時がCPU41から入力されたか否かを判別する(ステップS201a)。日時が入力されたと判別されると(ステップS201a)、制御部は、当該日時(UTC日時)をGPS日時に変換の上、WNを算出する(ステップS202a)。制御部は、GPS衛星からの受信データからHOWを取得し、TOW−Countを同定する(ステップS203)。
日時が入力されていないと判別された場合には(ステップS202aで“NO”)、制御部は、GPS衛星からの受信データからWNとHOW(TOW−Count)とを取得する(ステップS213)。
ステップS205の処理で日時が算出されると、制御部は、ステップS201aの判別処理でCPU41から日時の入力があったと判別されたか否かを判別する(ステップS221)。CPU41から日時の入力がなかったとの判別がなされたと判別された場合には(ステップS221で“NO”)、制御部の処理は、ステップS206aに移行する。日時の入力があったとの判別がなされたと判別された場合には、制御部の処理は、ステップS105aに移行する。
制御部は、出力された日時の日付が土曜日であるか否かを判別する(ステップS105a)。土曜日であると判別された場合には(ステップS105aで“YES”)、制御部の処理は、ステップS106に移行する。土曜日ではないと判別された場合には(ステップS105aで“NO”)、制御部は、出力された日時の日付が日曜日であるか否かを判別する(ステップS115a)。日曜日であると判別された場合には(ステップS115aで“YES”)、制御部の処理は、ステップS116に移行する。日曜日ではないと判別された場合には(ステップS115aで“NO”)、制御部の処理は、ステップS126に移行する。
ステップS106の判別処理で、入出力の日付差が6日であると判別された場合には(ステップS106で“YES”)、制御部は、出力日時の日付から7日減算して日時を取得する(ステップS107a)。それから、制御部の処理は、ステップS206aに移行する。
ステップS106の判別処理で、入出力の日付差が6日ではないと判別された場合には(ステップS106で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS126に移行する。
ステップS116の判別処理で、入出力の日付差が6日であると判別された場合には(ステップS116で“YES”)、CPU41は、出力日時の日付に7日加算して日時を取得する(ステップS117a)。それから、制御部の処理は、ステップS206aに移行する。
ステップS127、S137、S215の処理が終了すると、制御部の処理は、ステップS206aに移行する。
ステップS107a、S117a、S127、S137、S215、S221の各処理からステップS206aの処理に移行すると、制御部は、取得日時をUTC日時に変換してCPU41に出力する(ステップS206a)。そして、制御部は、日時算出処理を終了する。
図8は、本実施形態の電子時計1において実行される日時取得処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
上述のように、本実施形態の電子時計1では、日付の修正に係るステップS105以降の各処理に応じた処理がGPS受信処理部50で実行されるので、この日時取得処理では、これらの処理が全て省略される。CPU41は、GPS受信処理部50から出力されたUTC日時をステップS104、S144の処理でそのまま取得して処理を終了する。実行されている処理の内容は、第1実施形態の電子時計1で実行される処理の内容と同一であり、説明を省略する。
以上のように、第2実施形態の電子時計1では、GPS受信処理部50のマイコンのCPU(制御部)により実行される日時算出処理において、制御部は、入力されたUTC日時から変換されたGPS日時からWNを算出し、取得されたTOWと組み合わせて日時を取得する。一方で、制御部は、入力されたUTC日時から変換されたGPS日時と、取得されたGPS日時のずれに応じ、週末を跨ぐ場合に生じる6日のずれを検出して補正する処理を行う。これにより、GPS受信処理部50は、週跨ぎに正確に対応した日時を出力することが出来る。従って、容易な処理で正確な日時を取得することが出来る。
また、入出力日時の比較がGPS日時の段階で行われるので、7日のずれが生じることなく、一週間以内のずれに応じて容易に日付ずれの判定と修正とを行うことが出来る。
また、出力日時の日付の補正処理は、出力日付に対して直接行われ、補正量は、TOW−Countの一周期分の長さに限られるので、出力日時の一部(時刻)と入力日時の一部(日付)とを組合せるといった処理を省略して画一的な処理で容易に行うことが出来る。
[変形例]
次に、日時取得に係る動作の変形例について説明する。
本変形例の日時取得動作では、入出力日時の差が15秒以内の場合にのみ日付の修正を行い、15秒より大きい場合には、エラーとして日時の修正を行わない。
図9は、上記第2実施形態の電子時計1において実行される日時算出処理のGPS受信処理部50の制御部による制御手順の変形例を示すフローチャートである。
ここでは、上述の第2実施形態と同様に、現在のサブフレームの先頭のタイミングにおける日時に応じて日曜日の0時0分0秒で1増加するWNを算出し、取得されたTOW−Countから1を減算した値と組み合わせて日時を算出するものとして説明する。また、上記15秒の差を正確に判断するために、本変形例における入力日時としては、CPU41からGPS受信処理部50にUTC日時が入力されてから、算出された出力日時がCPU41に出力されるタイミングまでの時間経過を考慮した日時を用いるものとして説明する。
この変形例の日時算出処理は、上記第2実施形態の日時算出処理におけるステップS105、S106、S115、S116、S126、S137の処理が、それぞれ、ステップS105b、S106b、S115b、S116b、S126b、S137bに置き換えられた点を除き、上記第2実施形態の日時算出処理と同一であり、同一の処理については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS221の判別処理において、ステップS201a判別処理でCPU41からUTC日時の入力があったと判別されたと判別された場合(ステップS221で“YES”)、制御部は、算出された出力タイミングにおけるGPS日時(週内経過時間)が土曜日(7日目)の23時59分45秒以降であるか否かを判別する(ステップS105b)。土曜日の23時59分45秒以降であると判別された場合には(ステップS105bで“YES”)、制御部は、出力するGPS日時と、GPS受信処理部50に入力されたUTC日時から換算、計数された現在のGPS日時との時間差が6日23時間59分45秒以上であるか否かを判別する(ステップS106b)。時間差が6日23時間59分45秒以上であると判別された場合には(ステップS106bで“YES”)、制御部の処理は、ステップS107aに移行する。6日23時間59分45秒以上ではないと判別された場合には(ステップS106bで“NO”)、制御部の処理は、ステップS126bに移行する。
制御部は、GPS日時における出力日時と入力日時との時間差が15秒以上であるか否かを判別する(ステップS126b)。15秒以上であると判別された場合には(ステップS126bで“YES”)、制御部の処理は、ステップS137bに移行し、制御部は、エラー出力を行うと共に、直近の日時修正履歴を消去する。
一方、15秒以上ではないと判別された場合には(ステップS126bで“NO”)、制御部の処理は、ステップS127に移行する。
ステップS105bの処理で、出力日時に係るGPS日時での週内経過時間が土曜日(7日目)の23時59分45秒以降ではないと判別された場合には(ステップS105bで“NO”)、制御部は、GPS日時での出力日時の週内経過時間が日曜日(1日目)の0時0分15秒以前であるか否かを判別する(ステップS115b)。日曜日(1日目)の0時0分15秒以前であると判別された場合には(ステップS115bで“YES”)、制御部は、出力日時と入力日時との時間差が6日23時間59分45秒以上であるか否かを判別する(ステップS116b)。6日23時間59分45秒以上であると判別された場合には(ステップS116bで“YES”)、制御部の処理は、ステップS117aに移行する。6日23時間59分45秒以上ではないと判別された場合には(ステップS116bで“NO”)、制御部の処理は、ステップS126bに移行する。
ステップS115bの処理で、GPS日時での出力日時に係る週内経過時間が日曜日(1日目)の0時0分15秒以前ではないと判別された場合には(ステップS115bで“NO”)、制御部の処理は、ステップS126bに移行する。
以上の処理のうち、ステップS105b、S106bでそれぞれ“YES”に分岐するパターンは、図4における(d)に該当し、ステップS115b、S116bでそれぞれ“YES”に分岐するパターンは、図4における(c)に該当する。なお、図4(a)、(b)の場合、計時回路46の計数する日時と出力する日時(正確な日時)との差が15秒より大きくなるので、本変形例の日時取得に係る動作では、取得に成功しないことになる。
図10は、本変形例の日時取得処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この日時取得処理は、第2実施形態の電子時計1で実行される日時取得処理のうちステップS101の処理がステップS101bの処理に置き換えられた点を除いて第2実施形態の日時取得処理と同一であり、同一の処理内容については同一の符号を付して説明を省略する。
この日時取得処理では、CPU41は、修正履歴記憶部43aを参照して直近の1ヵ月以内に受信履歴があるか否かを判別する(ステップS101b)。この1ヵ月の期間は、上述のように、計時回路46の計数する日時のずれが15秒程度生じる期間に相当する。1ヵ月以内に受信履歴があると判別された場合には(ステップS101bで“YES”)、CPU41の処理は、ステップS102に移行する。1ヵ月以内に受信履歴がないと判別された場合には(ステップS101bで“NO”)、CPU41の処理は、ステップS143に移行する。
以上のように、日時取得処理の変形例では、日時の取得が前回行われてからの経過時間が計時回路46の計時誤差に基づいて定められた所定の期間(ここでは、例えば、1ヵ月)以上であるか否かを判別し、所定の期間以上であると判別された場合には、GPS受信処理部50のマイコンは、HOWとWNの両方をGPS受信処理部50により受信させ、CPU41は、GPS受信処理部50に受信されたHOW及びWNによって通常通り日時を算出させる。従って、計時回路46の日時に大きなずれが見込まれる場合には、無理にHOWだけで調整せず、最初からWNも受信することで処理を複雑にせずに効率良く正確な日時データを取得することが出来る。
また、RAM43には、修正履歴記憶部43aが設けられて直近の日時データの修正が行われた日時を記憶し、この日時データに基づいて前回の日時の取得からの経過時間を算出して所定の期間との比較を行うので、専用のカウンタなどを設ける必要が無く、必要な場合に容易に経過時間を求めてWNデータの取得要否を判断することが出来る。
また、CPU41は、算出された日時(週内経過時間)がその下限、ここでは、0秒、即ち、日曜日の0時0分0秒、及び上限、ここでは、7日に相当する土曜日の24時0分0秒の何れかから所定のずれ幅として設定された15秒以内である場合に、7日からこの15秒を減じた6日23時間59分45秒を所定幅とし、入出力時刻の差がこの所定幅より大きいか否かによって、計時誤差によって週跨ぎが生じたか否かを判別する。即ち、計時誤差によって出力され得る日時の範囲が入力日時に対して固定幅で設定されるので、より確実に計時誤差を判別して正確な日時を取得することが出来る。
また、日時の算出がエラーとなった場合に、ステップS137bの処理で履歴を消去することで、次回の日時取得処理におけるステップS101bの処理において、一ヶ月以内に受信履歴がないと判別されて、ステップS143の処理に分岐しやすくなる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、出力される日付は、入力された日付の±1日の範囲内にあるものとして判断を行ったが、これに限られない。例えば、出力された日付が入力された日付よりも4日を超えて進んでいた場合には、出力された日時から7日を減算した日時を取得し、出力された日付が入力された日付よりも4日を超えて遅れていた場合には、出力された日時に7日を加算した日時を取得することとしても良い。
また、上記実施の形態では、日付のずれと秒のずれを例に挙げて説明したが、他の単位レベルでのずれであっても良い。即ち、出力された日時が入力された時、分のずれを対象とし、例えば、6日と23時間58分以上のずれがあった場合に、日付を7日移動させることで2分程度内のずれに係る日付を修正し、出力された日時と入力された日時との間にこのずれより小さいずれがある場合には、エラーとするか、或いは、出力された日時が正しいものとみなすことが出来る。このような区切り方は、変形例同様、計時回路46の計時誤差(歩度)に基づいて定めることが出来る。
また、上記実施の形態では、HOW及びWNに基づいて、年月日曜日及び時分秒に換算してから処理を行うこととしたが、電子時計1における所定の基準に基づく秒値で処理を行った後に年月日曜日及び時分秒に変換しても良い。
また、上記実施の形態では、修正履歴記憶部43aに直近の修正日時を記憶させたが、このように記憶させる代わりに、修正日時を起点としてカウンタを動作させて経過時間を計数しても良い。この場合、所定の期間を計数した段階で計数を中止させ、リセットすることが出来る。
また、上記実施の形態では、GPS受信処理部50とCPU41とにより日時取得部が構成され、GPS受信処理部50で受信したHOWと、CPU41から取得された計時回路46の日時とによりGPS受信処理部50が日時算出部として日時の算出を行い、当該算出された時刻を取得したCPU41が日時補正部(誤差判定部及び誤差整合部)としてずれの大きさに基づいて週末を跨ぐ場合の調整を行う場合と、GPS受信処理部50が日時算出部及び日時補正部として、週末を跨ぐ場合の調整まで行う場合とを例に挙げて説明したが、GPS受信処理部50は、HOWに基づく値を出力する構成として、CPU41が日時算出部及び日時補正部として日時の算出及び補正を行うこととしても良く、正確な時刻を取得するための処理は、電子時計1内部の各CPU(マイコン)に適宜割り振って又は一個のCPUに集中させて行わせることが出来る。
また、上記第2実施形態の変形例で示した誤差を15秒以内に限定する条件は、第1実施形態に示した日時取得処理に適用されても良い。この場合、うるう秒に係るオフセット値(現在、+16秒)や、TOW−Countのリセットタイミングと日付の変更タイミングとのずれ(6秒)に応じて図4の(c)、(d)に示した条件分けがなされる。
一方で、図4(c)、(d)で示したケース(7日ずれ)は、特定の期間及び条件でしか生じ得ないので、日時取得処理や日時算出処理に追加せずに無視しても良い。この場合、当該期間では日時の算出、取得を行わないように制限を付しても良い。
また、当該ケースの判定を行う場合でも、入出力の日付差が6日の場合とまとめて6日以上として行われ、出力日付に対して7日の加減算を行わせることとしても良い。
また、上記実施の形態では、UTC日時によりCPU41とGPS受信処理部50との間で日時情報の入出力を行い、GPS受信処理部50では、GPS日時により処理を行う場合について説明したが、入出力される日時は、UTC日時以外の特定の地方時などであっても良い。但し、GPS日時と地方時との差がGPS日時とUTC日時との差よりも広がることで、GPS日時で週末を跨ぐタイミングにおける当該地方時の日時が週末(土曜日の24時0分0秒)からずれることになるので、本発明に係る一週間のずれを地方時で判別する場合には、当該地方時に応じた判別条件を設定する必要が生じる場合がある。
また、上記実施の形態では、週の中の時間であるTOW−Countを出力するGPS衛星のデータを例に挙げて説明したが、他のフォーマットの衛星については、当該フォーマットに応じて同様に本発明を適用することが出来る。
例えば、GLONASS衛星のデータでは、各ストリングでストリング番号に応じた時刻が取得され、日付データが各フレームで一回取得される。従って、両端の時刻、例えば、23時台の時刻を入力して0時台の時刻が出力された場合には、日付を一日進め、0時台の時刻を入力して23時台の時刻が出力された場合には、日付を一日遅らせる、という処理を行わせることが出来る。
また、上記日時取得処理でエラーとなった場合、そのまま日付を変更しないで時刻のみを修正しても良いし、当該処理をそのまま終了しても良い。或いは、一週間以内の受信履歴を消去した後に日時取得処理を再実行してHOWとWNの両方を受信し、正確な日時を取得することとしても良い。
また、上記実施の形態では、電子機器として電子腕時計を例に挙げて説明したが、これに限られず、GPS衛星からの電波を短時間受信して日時情報を取得する他の電子機器、例えば、電子歩数計や携帯型情報端末、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラやカーナビゲーション装置にも本発明を適用することが出来る。
また、上記実施の形態では、デジタル表示を行う電子時計を例に挙げて説明したが、指針を用いたアナログ表示式の電子時計であっても良い。
また、上記実施の形態では、受信制御をGPS受信処理部50に行わせることとしたが、全ての処理をCPU41に行わせても良い。
また、上記実施の形態では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてROM42を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Disk)などの不揮発性メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及びCD−ROMやUSBメモリ等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、数値、制御手順などの細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
前記受信部による受信期間を制御する受信制御部と、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得部と、
を備え、
前記受信制御部は、前記測位衛星が送信する第1時間単位の第1日時情報と、当該第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させ、
前記日時取得部は、
前記計時部の日時から算出される前記第2時間単位の内部日時情報と、前記受信部により受信された前記第1日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出部と、
前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正部と、
を有することを特徴とする電子機器。
<請求項2>
前記日時補正部は、
前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定部と、
前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合部と、
を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
<請求項3>
前記誤差判定部は、算出された前記第1時間単位の値が当該第1時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、前記第2時間単位の単位幅から前記ずれ幅を減じた値を前記所定幅として判定を行うことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
<請求項4>
前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位より単位幅が大きく前記第2時間単位より単位幅が小さい第3時間単位の値との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る前記第3時間単位の値が当該第3時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、当該算出された日時に係る前記第3時間単位の値と、前記計時部により計数されている日時に係る第3時間単位の値との差が、前記第2時間単位の単位幅に相当する前記第3時間単位の値から前記ずれ幅を減じた値以上であるか否かを判別することを特徴とする請求項2記載の電子機器。
<請求項5>
前記日時の取得が前回行われてからの経過時間が前記計時部の計時誤差に基づいて定められた所定の期間以上であるか否かを判別する日付取得タイミング判別部を備え、
前記所定の期間以上であると判別された場合には、
前記受信制御部は、前記第1日時情報と前記第2日時情報の両方を前記受信部に受信させ、
前記日時取得部は、当該受信部により受信された前記第1日時情報と前記第2日時情報とにより日時を算出する
ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項6>
前記日時取得部による日時の取得に係る履歴を記憶する履歴記憶部を備え、
前記日付取得タイミング判別部は、当該記憶された履歴を参照して前記所定の期間以上であるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項5記載の電子機器。
<請求項7>
前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差が前記所定幅以上であり、且つ、前記第2時間単位の単位幅から前記所定幅を減じた幅未満である場合には、前記日時取得部は、前記算出された前記第2時間単位の値を取得しない
ことを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項8>
前記測位衛星はGPS衛星であり、
前記受信制御部は、前記第1日時情報としてHOWを受信させ、
前記日時取得部は、前記計時部の日時から前記内部日時情報としてWNに係る値を算出する
ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項9>
前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
<請求項10>
前記日時算出部は、前記GPS衛星が搭載する時計を基準とした日時を算出し、
前記日時補正部は、前記計時部との入出力に係る時計を基準とした日時で前記計時部が計数する日時との比較及び前記算出された日時の補正を行い、
前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
前記誤差判定部は、前記算出された日時の曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
<請求項11>
前記GPS衛星が搭載する時計により計数される日時と、前記計時部との入出力に係る時計により計数される日時との差は、うるう秒の実施状況に基づいて定まることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
<請求項12>
日時を表示可能な表示部と、
当該表示部の動作を制御する表示制御部と
を備えた電子時計であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の電子機器。
<請求項13>
日時を計数する計時部と、測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、を備えたコンピュータを、
前記受信部による受信期間を制御する受信制御手段、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得手段
として機能させることを特徴とするプログラムであって、
前記受信制御手段は、前記測位衛星が送信する第1時間単位の第1日時情報と、当該第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させ、
前記日時取得手段は、
前記計時部の日時から算出される前記第2時間単位の内部日時情報と、前記受信部により受信された前記第1日時情報とに基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出手段、
前記日時算出手段により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正手段、
を有することを特徴とするプログラム。
<請求項14>
日時を計数する計時部と、
測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
を用いた日時情報の取得方法であって、
前記受信部による受信期間を制御する受信制御ステップ、
前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得ステップ、
を含み、
前記受信制御ステップは、前記測位衛星が送信する第1時間単位の第1日時情報と、当該第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させ、
前記日時取得ステップは、
前記計時部の日時から算出される前記第2時間単位の内部日時情報と、前記受信部により受信された前記第1日時情報とに基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出ステップ、
前記日時算出ステップで算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正ステップ、
を含むことを特徴とする日時情報の取得方法。
1 電子時計
41 CPU
42 ROM
42a プログラム
43 RAM
43a 修正履歴記憶部
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 操作部
48 表示部
49 表示ドライバ
50 GPS受信処理部
51 アンテナ
52 温度センサ
53 電源部

Claims (14)

  1. 日時を計数する計時部と、
    測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
    前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得部と、
    を備え、
    前記日時取得部は
    記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出部と、
    前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正部と、
    を有し、
    前記日時補正部は、
    前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定部と、
    前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合部と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記受信部による受信期間を制御する受信制御部を備え、
    前記受信制御部は、前記測位衛星が送信する前記第1時間単位の前記第1日時情報と、前記第2時間単位の第2日時情報とのうち、前記第1日時情報のみを前記受信部に受信させる
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記誤差判定部は、算出された前記第1時間単位の値が当該第1時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、前記第2時間単位の単位幅から前記ずれ幅を減じた値を前記所定幅として判定を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  4. 前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位より単位幅が大きく前記第2時間単位より単位幅が小さい第3時間単位の値との組合せで表されることが可能であり、
    前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る前記第3時間単位の値が当該第3時間単位の上限及び下限の何れかから所定のずれ幅以内にある場合に、当該算出された日時に係る前記第3時間単位の値と、前記計時部により計数されている日時に係る第3時間単位の値との差が、前記第2時間単位の単位幅に相当する前記第3時間単位の値から前記ずれ幅を減じた値以上であるか否かを判別することを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
  5. 前記日時の取得が前回行われてからの経過時間が前記計時部の計時誤差に基づいて定められた所定の期間以上であるか否かを判別する日付取得タイミング判別部を備え、
    前記所定の期間以上であると判別された場合には、
    前記受信制御部は、前記第1日時情報と前記第2日時情報の両方を前記受信部に受信させ、
    前記日時取得部は、当該受信部により受信された前記第1日時情報と前記第2日時情報とにより日時を算出する
    ことを特徴とする請求項〜4の何れか一項に記載の電子機器。
  6. 前記日時取得部による日時の取得に係る履歴を記憶する履歴記憶部を備え、
    前記日付取得タイミング判別部は、当該記憶された履歴を参照して前記所定の期間以上であるか否かを判別する
    ことを特徴とする請求項5記載の電子機器。
  7. 前記日時算出部により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差が前記所定幅以上であり、且つ、前記第2時間単位の単位幅から前記所定幅を減じた幅未満である場合には、前記日時取得部は、前記算出された前記第2時間単位の値を取得しない
    ことを特徴とする請求項〜4の何れか一項に記載の電子機器。
  8. 前記測位衛星はGPS衛星であり、
    前記受信制御部は、前記第1日時情報としてHOWを受信させ、
    前記日時取得部は、前記計時部の日時から前記内部日時情報としてWNに係る値を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の電子機器。
  9. 前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
    前記誤差判定部は、前記算出された日時に係る曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
    前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
    ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
  10. 前記日時算出部は、前記GPS衛星が搭載する時計を基準とした日時を算出し、
    前記日時補正部は、前記計時部との入出力に係る時計を基準とした日時で前記計時部が計数する日時との比較及び前記算出された日時の補正を行い、
    前記第1日時情報は、前記第1時間単位の値と、前記第1時間単位の単位幅である秒より大きく前記第2時間単位の単位幅である週より小さい単位幅である日に応じた第3時間単位の曜日との組合せで表されることが可能であり、
    前記誤差判定部は、前記算出された日時の曜日が日曜日又は土曜日の場合に、当該算出された日時の日付と、前記計時部により計数されている日時の日付との差が6日以上であるか否かを判別し、
    前記日時算出部により算出された日時の日付と前記計時部により計数されている日時の日付との差が2日以上6日未満の範囲にある場合には、前記受信制御部は、前記受信部を再度動作させて、前記第1日時情報及び前記第2日時情報の両方を受信させる
    ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
  11. 前記GPS衛星が搭載する時計により計数される日時と、前記計時部との入出力に係る時計により計数される日時との差は、うるう秒の実施状況に基づいて定まることを特徴とする請求項10記載の電子機器。
  12. 日時を表示可能な表示部と、
    当該表示部の動作を制御する表示制御部と
    を備えた電子時計であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の電子機器。
  13. 日時を計数する計時部と、測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、を備えたコンピュータを、
    前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得手段
    として機能させることを特徴とするプログラムであって、
    前記日時取得手段は
    記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出手段、
    前記日時算出手段により算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正手段、
    を有し、
    前記日時補正手段は、
    前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定手段、
    前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合手段、
    を有することを特徴とするプログラム。
  14. 日時を計数する計時部と、
    測位衛星からの送信電波を受信する受信部と、
    を用いた日時情報の取得方法であって、
    前記受信された送信電波から日時を取得する日時取得ステップ、
    を含み、
    前記日時取得ステップは
    記受信部により受信された第1時間単位の第1日時情報と、前記計時部の日時から算出され、前記第1時間単位より単位幅が大きい第2時間単位の内部日時情報と、に基づいて、前記内部日時情報に係る範囲内の日時を算出する日時算出ステップ、
    前記日時算出ステップで算出された日時と、前記計時部により計数されている日時と、の差分に基づいて前記算出された日時を補正する日時補正ステップ、
    を含み、
    前記日時補正ステップは、
    前記差分が所定幅以上であるか否かを判別する誤差判定ステップ、
    前記所定幅以上であると判別された場合に、前記算出された日時が前記計時部の日時から異なっている方向とは反対方向に、当該算出された日時を前記第2時間単位の単位幅分ずらした日時に補正する誤差整合ステップ、
    を含むことを特徴とする日時情報の取得方法。
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