JP3791975B2 - ホモダイン干渉受信計及びその受信法 - Google Patents

ホモダイン干渉受信計及びその受信法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速・高精度の干渉計、偏光解析計及び飛行高度試験計に関するものである。特に、本発明は、ホモダイン干渉装置及び、これを用いて試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の間の位相差を強度とともに測定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光学計測学における基本的な問題は干渉計的位相評価である。距離測定用干渉計、偏光解析計、飛行高度試験計及びその他の光学計器は、偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の間の相対位相を正確に測定することができるかどうかで価値が決まる。このような仕事を達成するための装置または副システムは、ここでは干渉受信計として引き合いに出される。最新の干渉受信計は高速であって再現性及び直線性にすぐれたものである必要がある。
【0003】
光学計測学におけるそれ以上の問題は、偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の強度を測定することである。干渉受信計が2つの直交状偏光成分の位相情報と強度情報を提供するための技術の一例は、私が共有する、1995年3月22日に出願された出願番号08/408907号の継続共同米国特許出願「光学ギャップ測定装置及びその測定方法」で教示している。
【0004】
位相評価のヘテロダイン法に関する技術において、調整された方法ではその位相が時間とともに変化するという言及がしばしばある。例えば、従来のヘテロダイン距離測定用干渉計の知られた形態において、光源から光学周波数のわずかに異なる(例えば2MHz)2つの直交状偏光が放出される。この場合の干渉受信計は、時間変化性干渉信号を測定するために直線性偏光子と光検出器とを備えているのが普通である。その信号はうなり周波数で振動し、その信号位相は相対位相差に相当する。
【0005】
ヘテロダイン距離測定用干渉計における従来のさらに他の例は、私の共有する、G.E.Sommargren及びM.Schahamに付与された米国特許第4,688,940号(1987年)に知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ヘテロダイン法は、一方では、その干渉受信計が構成上及び測定上で簡便なものであるという重要な利点を有するが、他方では、そのヘテロダイン化にはゼーマン***を受けたHeNeレーザや高速変調器のような特殊化された光源を用いる必要がある。さらに、ヘテロダイン干渉受信計は偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の強度に関するいかなる情報も提供しない。
【0007】
位相評価のホモダイン法に関する技術においてもまた、静的位相ずれに対応する複数の光検出器を備えてなる干渉受信計とともに単一周波数光源を用いるという言及がしばしばある。典型的なホモダイン受信計において、位相評価は、波動板のような偏光構成要素を通して静的位相ずれを導入することで行われる。
【0008】
ホモダイン距離測定用干渉計における従来の他の例は、L.G.Atkinson,K.J.Vent及びJ.P.Wongに付与された米国特許第5,374,991号や、M.F.Aielloに付与された米国特許第5,018,862号や、G.Makoschに付与された米国特許第5,392,116号などに知られている。
【0009】
さらに、ホモダイン法に関する従来技術は、A.Dorsey,R.J.Hocken及びM.Horowitzにより発表された論文「工作機械に適用される低コストのレーザ干渉計システム」(Precision Eng. p.29,1983)や、R.Smythe及びR.Mooreにより発表された論文「瞬間位相測定用干渉計」(Proc.Soc.Phot.Opt.Instr.Eng.429 p.16,1983)や、V.Greco,G.Molesini及びF.Quercioliにより発表された論文「精密偏光干渉計」(Rev.Sci.Instrum.66 p.3729,1994)に知られている。
【0010】
ホモダイン法の利点は、試験ビームの偏光成分どうしの間における周波数差を要求されることがないということである。しかし、偏光構成要素の正確さと光検知器の応答差とに関していっそう大きな懸念がある。一般に、従来のホモダイン受信計は、精密なものではなく、調節が難しく、また高価な構成要素が要求される。従来のホモダイン受信計はまた、試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の相対強度に関するいかなる情報も提供しない。
【0011】
この従来技術によれば、ホモダイン受信計の性能を改良するための成果を取り入れた較正法の幾つかの実例がもたらされる。典型的な方法は、P.L.M.Heydemanにより発表された論文「干渉計における直角位相縞の測定誤差の決定及び修正」(Appl.Opt.20,p.3382,1981)に教示されている。
【0012】
しかし、Heydemanにより教示されたこの従来技術の方法は、検出器を2つだけ有する簡単な直角位相ホモダイン受信計に適用される。この2検出器型受信計は、試験ビームの強度変動が不利に高感度であるとして知られている。しかも、Heydemanにより教示されたこの従来の較正法は、2つの検出器のための信号を提供するビームスプリッタを特に含むすべての光学要素の偏光動作を補正することがない。最後に、前記Heydeman論文は、試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の相対強度を計算するための方法については示していない。
【0013】
このように、ホモダイン法は光源に関して重要な利点があるとしても、その利点はしばしば、前記の懸念と困難性によって相殺される。したがって、光源に関して重要な利点を有するホモダイン法を提供するとともに前記の困難性と懸念を克服しまたは最小限にすることのできる改良されたホモダイン受信計を提供するのが望ましい。
【0014】
それゆえ、試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の間の位相差をこれらの強度とともに高速・高精度に測定するための装置及び方法に関する不当な要求がある。本発明は、光学要素を改良することなく、また従来のヘテロダイン法に要求される特殊な光源によることなく精密な測定値を提供することで、従来技術の前記不都合を解消するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は次のような第1〜第4の形態からなる。
本発明の第1の形態によれば、偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の位相差とこれらの成分の強度とを測定することの可能な方法であって、次の諸ステップ: その試験ビームを空間的に分離された第1及び第2のビームに分割するステップであって、その試験ビームが、偏光方向を表すpと直交偏光方向を表すsのようなp及びs成分を有し、これらのp及びs成分がそれぞれ、空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割され、ここで、p成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合はs成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合と異なっている分割ステップ;π/2の30%以内である位相変化によって、空間的に分離された前記第1ビームにおける1つの偏光成分の位相を他の偏光成分の位相に関して遅延させる位相遅延ステップ;位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビームから相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第1出力ビーム対をつくるステップ;前記第1出力ビーム対を変換出力ビーム強度に比例した第1電気信号組に変換し、その第1電気信号組を分析のためのデータ処理装置に供給するステップ;空間的に分離された前記第2ビームから相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第2出力ビーム対をつくるステップ;前記第2出力ビーム対を変換出力ビーム強度に比例した第2電気信号組に変換し、その第2電気信号組を分析のための前記データ処理装置に前記第1電気信号組とともに供給するステップ;及び、前記電気信号の前記分析から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の間の少なくとも位相差を決定する決定ステップを備えてなる方法が提供される。
【0016】
本発明の第2の形態によれば、前記第1の形態における「決定ステップ」に代えて、前記電気信号の前記分析から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の少なくとも相対強度を決定する決定ステップを備えてなる方法が提供される。
【0017】
本発明の第3の形態によれば、偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の位相差とこれらの成分の強度とを測定することの可能なホモダイン受信装置であって、 その試験ビームを受信し、かつ、それを空間的に分離された第1及び第2のビームに分割する手段であって、試験ビームが、偏光方向を表すpと直交偏光方向を表すsのようなs及びp成分を有し、これらのs及びp成分のそれぞれを空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割するための手段をさらに備えており、ここで、p成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合はs成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合と異なっている受信・分割手段と、空間的に分離された前記2つのビームにおける一方の偏光成分の位相を他方の偏光成分の位相に関して遅延させるための、空間的に分離された前記2つのビームの1つに関して光学的に整列された位相遅延手段であって、位相が遅延されて空間的に分離されたビームを供給するために、π/2の30%以内である位相変化によって、空間的に分離された前記2つのビームが通過する位相遅延手段と、空間的に分離された第1出力ビーム対及び第2出力ビーム対をそれぞれつくるための、位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビーム及び前記第2ビームのそれぞれに関して光学的に整列された偏光ビームスプリッタと、前記2つの出力ビームの出力ビーム強度のそれぞれに比例した1つの電気信号組をつくるための、前記2つの出力ビームのそれぞれに関して光学的に整列された光検出手段と、前記電気信号から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の間の少なくとも位相差を決定する決定手段とを備えてなるホモダイン受信装置が提供される。
【0018】
本発明の第4の形態によれば、前記第3の形態における「決定手段」に代えて、前記電気信号から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の少なくとも相対強度を決定する決定手段を備えてなるホモダイン受信装置が提供される。
【0019】
本発明の好ましい方法と装置によれば、偏光された試験ビームは、ホモダイン受信計の中に導かれ、その部分偏光ビームスプリッタによって空間的に分離された第1ビーム及び第2ビームに分割される。この部分偏光ビームスプリッタにおける試験ビームの入射面は、偏光方向pと直交状偏光方向sとによって決まる。ここで用いられる「部分偏光ビームスプリッタ」という語句は、試験ビームのp成分及びs成分が前記の第1ビーム及び第2ビームに均等に分割されないということを意味する。例えば、通常の板状ビームスプリッタは透過するp成分の強度の約半分の量だけ反射する。
【0020】
空間的に分離された前記2つのビームのうちの第1ビームはその後、p偏光成分に関してs偏光成分の位相を遅延させるように配された複屈折性要素−波動板やその同等装置など−を通過するのが好ましい。この位相遅延型第1ビームはその後、例えばウォラストン・プリズムやそれと同等な複屈折性結晶である第1偏光ビームスプリッタを透過して、相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第1出力ビーム対になるのが好ましい。
【0021】
好ましくは、この第1偏光ビームスプリッタは、前記2つの出力ビームのそれぞれにおける位相遅延型第1ビームのs偏光成分及びp偏光成分に実質的に等しい量を混合するように配される。この第1偏光ビームスプリッタから出る2つの出力ビームのそれぞれはその後、対応する光検出器に当たり、その出力ビーム強度に比例する電気信号が従来のコンピュータやデジタル信号処理装置に送られるのが好ましい。
【0022】
同時に、前記の部分偏光ビームスプリッタにより発生する空間分離状第2ビームも、第2偏光ビームスプリッタを同様に透過して、相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第2出力ビーム対になるのが好ましい。好ましくは、この第2偏光ビームスプリッタは、前記2つの出力ビームのそれぞれにおける空間分離状第2ビームのs偏光成分及びp偏光成分に実質的に等しい量を混合するように配される。この第2偏光ビームスプリッタから出る2つの出力ビームのそれぞれはその後、対応する光検出器に当たり、その出力ビーム強度に比例する電気信号が前記のコンピュータやデジタル信号処理装置に送られるのが好ましい。
【0023】
最後に、4つの光検出器からの電気信号は、その試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の相対強度とともにs偏光成分及びp偏光成分の間の位相差を決めるために、前記のコンピュータやデジタル信号発生器によって分析されるのが好ましい。
【0024】
本発明はまた、好適なホモダイン受信計を較正するための方法と手段を提供するのが好ましい。そのような手段は、好適なホモダイン受信計の主要部に入る直前にその試験ビームの中に挿入される偏光構成要素を備えているのが好ましい。
【0025】
本発明の好適な方法によれば、s偏光成分、p偏光成分及び中間配向角に沿って連なる3つの直線偏光子をその試験ビームの中に挿入するのが好ましい。前記コンピュータは好ましくは、各偏光子のための光検出器信号を記憶し、前記波動板、前記部分偏光ビームスプリッタの偏光特性及び前記光検出器の電気的特性により提供される位相遅延量を決めるためのデータを作成するようにされる。
【0026】
本発明に係る、計数手順を含み好適な実施の形態と手段の方法とを詳細に説明する前記特徴及び他の特徴は、添付の図面と結び付けて解釈される本発明の詳細な説明を参照することでいっそう明確になる。
【0027】
【発明の実施の形態】
さて、本発明の実施の形態を図面、特に唯一の図である図1に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の現在の好ましい方法を実施することのできる、本発明に係るホモダイン受信計の現在好ましい具体例を示している。
【0028】
図1において、試験ビーム103はホモダイン受信計に好適に導入される。ビームスプリッタ101は、試験ビーム103を第1ビーム154と第2ビーム104とに好適に分割する。
【0029】
試験ビーム103の偏光状態は、2つの直交状偏光成分p・sで説明される。ここで、pはビームスプリッタ101に関して試験ビーム103の入射面に平行な成分を表す。ビームスプリッタ101は、部分偏光をさせるもの、すなわち、p成分及びs成分を第1ビーム154と第2ビーム104とに等分しないものであるのが好ましい。例えば、従来用いられている通常の板状ビームスプリッタは、試験ビーム103のs成分を均等に分割するが、そのビームスプリッタを透過して第2ビーム104になるp成分の約半分の量だけを反射させて第1ビーム154にする。
【0030】
第1ビーム154はその後、p成分に関してs成分の位相を変化させるように配された波動板160を通過するのが好ましい。この位相変化φは、正であっても負であってもよいが、その近似絶対値のために数量π/2を持っている。この位相変化φは、本発明に係る好適な装置が正しく作動するために正確なものである必要はない。この位相変化φは名目値π/2の±30%の範囲で正確なものであれば足りることが認められている。この位相変化φは、ビームスプリッタ101における残留応力性複屈折のような付随因子を含む有効位相変化であってもよい。
【0031】
波動板160を通過した後に、従来のウォラストン・プリズムやそれと同等な光学要素などの偏光ビームスプリッタ155により、第1ビーム154は2つの直交状直線偏光を有する2つのビーム156・157に分割されるのが好ましい。偏光ビームスプリッタ155は、2つのビーム156・157における第1ビーム154のs成分及びp成分に等しい量を混合するように配されるのが好ましい。例えば、ビームスプリッタ155がウォラストン・プリズムである場合には、2つのビーム156・157により決まる平面が図1の平面に関して45度の角度をなすように配されるのが好ましい。
【0032】
ビーム156・157は、それらのビーム強度に比例する電気信号をそれぞれつくる光検出器158・159のそれぞれに入射するのが好ましい。これらの電気信号は、電気ケーブル250・250を通って従来のコンピュータ99に入る。このコンピュータ99は、ビデオモニタを有する従来のデスクトップ型コンピュータや、それに代わるものであって以下にごく詳しく説明する演算を行うことのできる従来の電子処理手段であってもよい。
【0033】
好ましくは、ビーム154が処理されるのと同時に、ビームスプリッタ101からの第2ビーム104は、従来のウォラストン・プリズムやそれと同等な光学要素でもよい他の偏光ビームスプリッタ105を透過する。偏光ビームスプリッタ105は、直交状の直線偏光を有する2つのビーム106・107をつくるのが好ましい。このビームスプリッタ105もまた、2つのビーム106・107におけるビーム104のs成分及びp成分に等しい量を混合するように配されるのが好ましい。
【0034】
ビーム106・107は、ケーブル200・200を通って、コンピュータ99に入る電気信号を発生するのが好ましい2つの光検出器108・109のそれぞれに入射する。コンピュータ99は、光検出器158・159からの前記電気信号をも受ける。
【0035】
光検出器108・158・109・159は4つの電圧v- 1 ・v- 2 ・v- 3 ・v- 4 のそれぞれを生じさせる。これらの電圧はそれ自身のゲインと電気的オフセットv0 j とを有している。ここでj=1,‥4である。これらのオフセット修正電圧はvj=v- j −v0 j である。これらの電圧には、前記2つの偏光成分s・pの強度Is ・Ip に関する情報とともに前記2つの偏光成分s・pの間の位相差θに関する情報が含まれている。
【0036】
現在、これらの量θ,Is ,Ip の正確な決定には、本発明に係る好適な装置、好ましくは独立した11の定数パラメータにより特徴付けられる好適なホモダイン受信装置の較正が一般に要求される。これらのパラメータは、有効p偏光屈折率R- p 、ビームスプリッタ101の透過率T- p 、光検出器108・158・109・159のための4つのゲイン逆係数g1..4、光検出器108・158・109・159のための4つのオフセット電圧v0 1..4、及び有効波動板遅延率φである。コンピュータ99は好ましくは、これらの定数パラメータの数値を次のように略述された4つのステップを含む好適な較正手順によって計算する。
【0037】
ステップ1:不透明な物体51を位置56に使うことで試験ビーム103を遮断して、光検出器のオフセット電圧v0 1..4を測定する。
【0038】
ステップ2:偏光器52を位置57に使うことでsに沿って試験ビーム103を偏光させて、光検出器のオフセット修正電圧vS 1..4を測定する。その後、偏光器53を位置58に使うことでpに沿って試験ビーム103を偏光させて、光検出器のオフセット修正電圧vp 1 ..4を測定する。これら2つの偏光の強度が実質的に等しいことを確かめる。次式を用いてR- p ,T- p を計算する。
- p =(1/2)(vp 1 /vS 1 +vp 3 /vS 3
- p =(1/2)(vp 2 /vS 2 +vp 4 /vS 4
【0039】
ステップ3:次式を用いてゲイン逆係数g1..4を計算する。
1=1
2=(vS 1 /vS 2
3=(vS 1 /vS 3
4=(vS 1 /vS 4
【0040】
ステップ4:偏光器54を位置59に使うことでs及びpが試験ビーム103の中に存在するようにして、試験ビーム103を直線的に偏光させる。この形態で光検出器の電圧v" 1..4を測定する。次式を用いて有効波動板遅延率φを計算する。
φ=cos-1{−Q-(T- p /R- p 1/2
ここで
-= (g3 " 3 −g1 " 1)/ (g2 " 2 −g4 " 4)
【0041】
前記の好適な較正手順によってパラメータR- p ,T- p ,g1..4,v0 1..4,φのための正確な数値を得ることができると仮定して、本発明に係る好適なホモダイン受信計が試験ビーム103を分析するのに用意される。本発明の好適な方法によって、コンピュータ99が次式を用いてs偏光状態とp偏光状態との間の位相差θを計算するのが好ましい。
【0042】
θ=tan-1{(a- - n +bQ- d )/Q- d
ここで、
- n =g1 1 −g3 3
- d =g2 2 −g4 4
- =(T- p /R- p 1/2 ・{1/sin(φ)}
b=cot(φ)
【0043】
強度Is ・Ip は、次式によってコンピュータ99が計算した電圧vs ・vp に比例する。
s =(T- p r −R- p t )/(T- p −R- p
p =(vt −vr )/(T- p −R- p
ここで、
r =(1/2)(g1 1 +g3 3
t =(1/2)(g2 2 +g4 4
【0044】
前記手順は、本発明に係る好適な方法及び装置のための好適なデータ処理を達成するのが好ましい。
【0045】
距離測定のために適当な本発明の別な実施の形態は、干渉位相検出に本質的な2πの位相不明確性を除去するためのさらなるデータ処理ステップを含んでいるのが好ましい。このさらなる好適なデータ処理ステップは次式の適用を含んでいるのが好ましい。
【0046】
θ”=θ’−2πInt{(θ’−θ)/2π}
ここで、θ’は電流位相測定値、θは直前の位相測定値、θ”は不明確性修正位相測定値、Int{ }はその独立変数に直近の整数に変換するための関数である。このさらなる好適なデータ処理ステップによれば、高精度で大きな変位を測定することができる。
【0047】
本発明に係るホモダイン受信計及びその方法の利点としては次のようなものが知られることになる。(1)本発明は、偏光された試験ビームの強度Is ・Ip とともに、直交する2つの偏光成分s・pの間の位相差θを提供する。(2)その好適な方法によれば、従来のヘテロダイン法における場合と異なり、本発明の入力ビームを変調する必要がまったくない。(3)本発明の好適な装置には動的な部品がまったくない。(4)本発明の好適な方法には、完全な光学要素を不要にする較正手順が含まれている。(5)本発明によれば、従来と比較して、θ,Is ,Ip のための正確な値が一般に提供される。
【0048】
当業者はまた、本発明の精神から逸脱することなく好適な実施例にわずかな変形、付加または修正を行ってもよいことが理解できる。例えば、位相遅延部材160を空間的に分離された第2ビーム104に置き換えても同様の結果が得られる。さらに、較正手順に用いられる偏光要素の数を減らしまたは増やしても、実質的に同様な結果を得ることができる。
【0049】
【発明の効果】
本発明は、前記のように構成されているので、偏光された試験ビームの強度とともに、直交する2つの偏光成分の間の位相差を正確に知ることができる、従来のヘテロダイン法における場合と異なり、入力ビームを変調する必要がまったくない、装置には動的な部品がまったくない、完全な光学要素を不要にする、などの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な方法を実施することのできる、本発明に係るホモダイン受信計の1つの好適な実施の形態を示す模式図である。
【符号の説明】
51 物体
52 偏光器
53 偏光器
54 偏光器
56 位置
57 位置
58 位置
59 位置
99 コンピュータ
101 ビームスプリッタ
103 試験ビーム
104 第2ビーム
108 光検出器
109 光検出器
154 第1ビーム
155 偏光ビームスプリッタ
156 ビーム
157 ビーム
158 光検出器
159 光検出器
160 波動板
200 ケーブル
250 電気ケーブル

Claims (22)

  1. 偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の位相差とこれらの成分の強度とを測定することの可能な方法であって、
    次の諸ステップ:
    その試験ビームを空間的に分離された第1及び第2のビームに分割するステップであって、その試験ビームが、偏光方向を表すpと直交偏光方向を表すsのようなp及びs成分を有し、これらのp及びs成分がそれぞれ、空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割され、ここで、p成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合はs成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合と異なっている分割ステップ;
    π/2の30%以内である位相変化によって、空間的に分離された前記第1ビームにおける1つの偏光成分の位相を他の偏光成分の位相に関して遅延させる位相遅延ステップ;
    位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビームから相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第1出力ビーム対をつくるステップ;
    前記第1出力ビーム対を変換出力ビーム強度に比例した第1電気信号組に変換し、その第1電気信号組を分析のためのデータ処理装置に供給するステップ;
    空間的に分離された前記第2ビームから相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第2出力ビーム対をつくるステップ;
    前記第2出力ビーム対を変換出力ビーム強度に比例した第2電気信号組に変換し、その第2電気信号組を分析のための前記データ処理装置に前記第1電気信号組とともに供給するステップ;
    及び、前記電気信号の前記分析から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の間の少なくとも位相差を決定する決定ステップ
    を備えてなる方法。
  2. 前記の決定ステップがさらに、前記電気信号の前記分析から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の相対強度を決定するステップを備えている請求項1記載の方法。
  3. 前記の分割ステップが、偏光された試験ビームを部分偏光ビームスプリッタに導くことでその試験ビームを分割するステップを備え、その部分偏光ビームスプリッタにおける試験ビームの入射面がs偏光方向及びp偏光方向を規定する請求項1記載の方法。
  4. 前記の位相遅延ステップが、空間的に分離された前記の第1ビームを複屈折要素に通過させるステップを備えている請求項3記載の方法。
  5. 空間的に分離された前記の第1出力ビーム対をつくるステップが、位相が遅延されて空間的に分離された第1ビームを空間的に分離された前記の第1出力ビーム対をつくるための第1偏光ビームスプリッタに通過させるステップを備えている請求項4記載の方法。
  6. 第1出力ビーム対を第1電気信号組に変換するステップが、前記第1電気信号組を供給するための対応光検出器に前記第1出力ビーム対のそれぞれを入射させるステップを備えている請求項5記載の方法。
  7. 空間的に分離された前記の第2出力ビーム対をつくるステップが、空間的に分離された第2ビームを空間的に分離された前記の第2出力ビーム対をつくるための第2偏光ビームスプリッタに通過させるステップを備えている請求項3記載の方法。
  8. 前記の分割ステップが、偏光された試験ビームをホモダイン受信装置において空間的に分離された前記の第1及び第2ビームに分割することを備えており、この方法が、前記ホモダイン受信装置を較正するステップをさらに備えている請求項1記載の方法。
  9. 前記の較正ステップがさらに、s偏光成分、p偏光成分及び中間配向角に沿って配向された少なくとも3つの直線偏光子をその試験ビームの中に挿入するステップを備えている請求項8記載の方法。
  10. 偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の位相差とこれらの成分の強度とを測定することの可能な方法であって、
    次の諸ステップ:
    その試験ビームを空間的に分離された第1及び第2のビームに分割するステップであって、その試験ビームが、偏光方向を表すpと直交偏光方向を表すsのようなp及びs成分を有し、これらのp及びs成分がそれぞれ、空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割され、ここで、p成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合はs成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合と異なっている分割ステップ;
    π/2の30%以内である位相変化によって、空間的に分離された前記第1ビームにおける1つの偏光成分の位相を他の偏光成分の位相に関して遅延させる位相遅延ステップ;
    位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビームから相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第1出力ビーム対をつくるステップ;
    前記第1出力ビーム対を変換出力ビーム強度に比例した第1電気信号組に変換し、その第1電気信号組を分析のためのデータ処理装置に供給するステップ;
    空間的に分離された前記第2ビームから相互直交状の直線偏光を有する空間分離状の第2出力ビーム対をつくるステップ;
    前記第2出力ビーム対を変換出力ビーム強度に比例した第2電気信号組に変換し、その第2電気信号組を分析のための前記データ処理装置に前記第1電気信号組とともに供給するステップ;
    び、前記電気信号の前記分析から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の少なくとも相対強度を決定する決定ステップ
    を備えてなる方法。
  11. 偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の位相差とこれらの成分の強度とを測定することの可能なホモダイン受信装置であって、
    その試験ビームを受信し、かつ、それを空間的に分離された第1及び第2のビームに分割する手段であって、試験ビームが、偏光方向を表すpと直交偏光方向を表すsのようなs及びp成分を有し、これらのs及びp成分のそれぞれを空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割するための手段をさらに備えており、ここで、p成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合はs成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合と異なっている受信・分割手段と、
    空間的に分離された前記2つのビームにおける一方の偏光成分の位相を他方の偏光成分の位相に関して遅延させるための、空間的に分離された前記2つのビームの1つに関して光学的に整列された位相遅延手段であって、位相が遅延されて空間的に分離されたビームを供給するために、π/2の30%以内である位相変化によって、空間的に分離された前記2つのビームが通過する位相遅延手段と、
    空間的に分離された第1出力ビーム対及び第2出力ビーム対をそれぞれつくるための、位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビーム及び前記第2ビームのそれぞれに関して光学的に整列された偏光ビームスプリッタと、
    前記2つの出力ビームの出力ビーム強度のそれぞれに比例した1つの電気信号組をつくるための、前記2つの出力ビームのそれぞれに関して光学的に整列された光検出手段と、
    前記電気信号から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の間の少なくとも位相差を決定する決定手段と
    を備えてなるホモダイン受信装置。
  12. 前記の決定手段がさらに、前記電気信号から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の相対強度を決定する手段を備えている請求項11記載のホモダイン受信装置。
  13. 前記の位相遅延手段が複屈折要素を備えている請求項12記載のホモダイン受信装置。
  14. 前記の複屈折要素が波動板を備えている請求項13記載のホモダイン受信装置。
  15. 前記の偏光ビームスプリッタ手段がウォラストン・プリズムを備えている請求項14記載のホモダイン受信装置。
  16. 偏光された試験ビームにおける2つの直交状偏光成分の位相差とこれらの成分の強度とを測定することの可能なホモダイン受信装置であって、
    その試験ビームを受信し、かつ、それを空間的に分離された第1及び第2のビームに分割する手段であって、試験ビームが、偏光方向を表すpと直交偏光方向を表すsのようなs及びp成分を有し、これらのs及びp成分のそれぞれを空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割するための手段をさらに備えており、ここで、p成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合はs成分が空間的に分離された前記の第1及び第2のビームに分割される割合と異なっている受信・分割手段と、
    空間的に分離された前記2つのビームにおける一方の偏光成分の位相を他方の偏光成分の位相に関して遅延させるための、空間的に分離された前記2つのビームの1つに関して光学的に整列された位相遅延手段であって、位相が遅延されて空間的に分離されたビームを供給するために、π/2の30%以内である位相変化によって、空間的に分離された前記2つのビームが通過する位相遅延手段と、
    空間的に分離された第1出力ビーム対及び第2出力ビーム対をそれぞれつくるための、位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビーム及び前記第2ビームのそれぞれに関して光学的に整列された偏光ビームスプリッタと、
    前記2つの出力ビームの出力ビーム強度のそれぞれに比例した1つの電気信号組をつくるための、前記2つの出力ビームのそれぞれに関して光学的に整列された光検出手段と、
    前記電気信号から試験ビームのs偏光成分及びp偏光成分の少なくとも相対強度を決定する決定手段と
    を備えてなるホモダイン受信装置。
  17. 位相遅延ステップによって較正試験ビームのs及びp成分の一方が較正試験ビームの他方の成分に対して少なくとも一部分付与された位相変化の正確な値を、較正試験ビームにおけるs及びp成分の相対量に依存しない量に基づいて算出することができるように、前記の第1出力ビーム対は、位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量からなり、かつ、前記の第2出力ビーム対は、位相が遅延されて空間的に分離された前記第2ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量からなる請求項1記載の方法。
  18. 位相遅延ステップによって較正試験ビームのs及びp成分の一方が較正試験ビームの他方の成分に対して少なくとも一部分付与された位相変化の正確な値を、較正試験ビームにおけるs及びp成分の相対量に依存しない量に基づいて算出することができるように、前記の第1出力ビーム対は、位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量からなり、かつ、前記の第2出力ビーム対は、位相が遅延されて空間的に分離された前記第2ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量からなる請求項10記載の方法。
  19. 位相遅延手段によって較正試験ビームのs及びp成分の一方が較正試験ビームの他方の成分に対して少なくとも一部分付与された位相変化の正確な値を、較正試験ビームにおけるs及びp成分の相対量に依存しない量に基づいて算出することができるように、空間的に分離された前記第1出力ビーム対及び前記第2出力ビーム対はそれぞれ、前記の第1出力ビーム対のそれぞれが、位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量を有し、かつ、前記の第2出力ビーム対のそれぞれが、位相が遅延されて空間的に分離された前記第2ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量を有する、相互直交状の直線偏光を有している請求項11記載のホモダイン受信装置。
  20. 位相遅延手段によって較正試験ビームのs及びp成分の一方が較正試験ビームの他方の成分に対して少なくとも一部分付与された位相変化の正確な値を、較正試験ビームにおけるs及びp成分の相対量に依存しない量に基づいて算出することができるように、空間的に分離された前記第1出力ビーム対及び前記第2出力ビーム対はそれぞれ、前記の第1出力ビーム対のそれぞれが、位相が遅延されて空間的に分離された前記第1ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量を有し、かつ、前記の第2出力ビーム対のそれぞれが、位相が遅延されて空間的に分離された前記第2ビームのs偏光成分及びp偏光成分の等しい量を有する、相互直交状の直線偏光を有している請求項16記載のホモダイン受信装置。
  21. 較正試験ビームにおけるs及びp成分の相対量に依存しない前記の量は、第1の値の第2の値に対する割合からなり、その第1の値が、前記第1電気信号組から導き出された値の差からなり、その第2の値が、前記第2電気信号組から導き出された値の差からなる請求項17または18記載の方法。
  22. 較正試験ビームにおけるs及びp成分の相対量に依存しない前記の量は、第1の値の第2の値に対する割合からなり、その第1の値が、前記2つの出力ビームの出力ビーム強度のそれぞれに比例した1つの電気信号組における前記電気信号の第1対から導き出された値の差からなり、その第2の値が、前記2つの出力ビームの出力ビーム強度のそれぞれに比例した1つの電気信号組における前記電気信号の第2対から導き出された値の差からなる請求項19または20記載の装置
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