JP3791465B2 - 出力回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷を駆動する出力回路に関し、例えば大電流で駆動される負荷の電流制御等を行うドライバICの出力回路に適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、自動車において、モータ、バルブ、ランプといった電気負荷を駆動する手段としてドライバICがある。このドライバICは、これら電気負荷とケーブルで接続された電子制御装置(以下、ECUという)等に搭載され、ドライバIC内部の出力段に設けられた出力回路によって負荷を駆動している。
【0003】
従来のドライバICの出力回路の構成を、図3に示す。図に示す出力回路は、出力トランジスタ10、バイアス回路30、制御トランジスタ50およびツェナーダイオード51から構成されている。
【0004】
出力トランジスタ10は、Nチャネル型MOSトランジスタで構成され、ドレインは出力端子5および接続ケーブルを介して負荷100に接続され、制御端子であるゲートの電位(バイアス電圧)に応じて負荷電流を駆動する。
【0005】
バイアス回路30は、PNP型バイポーラトランジスタ31を有し、このトランジスタ31のエミッタは電源端子9を介して直流電源に接続され、制御端子であるベースは入力端子3に接続され、入力端子3から入力される制御信号に応じて出力トランジスタ10のゲートにバイアス電圧を供給する。
【0006】
制御トランジスタ50は、NPN型バイポーラトランジスタで構成され、コレクタは出力トランジスタ10のゲートに接続され、制御端子であるベースは入力端子4に接続され、入力端子4から入力される制御信号に応じて出力トランジスタ10のゲート電位を低下させ、前記出力トランジスタ10を速やかにオフさせる。
【0007】
ツェナーダイオード51は、アノードがグランドに接続され、カソードが出力トランジスタ10のゲートに接続され、出力トランジスタ10のゲート電位を所定電圧以下にクランプする。
【0008】
上記した構成において、入力端子3、4には同一極性の入力信号が入力されるようになっており、入力端子3、4の制御信号がともにローレベルの場合、トランジスタ31がオン、制御トランジスタ50がオフとなり、トランジスタ31から出力トランジスタ10のゲートにバイアス電圧が供給され、出力トランジスタ10に接続された負荷100には負荷電流が流れる。また、入力端子3、4の入力信号がともにハイレベルの場合、トランジスタ31がオフ、制御トランジスタ50がオンとなり、制御トランジスタ50は、出力トランジスタ10のゲート電位を低下させて出力トランジスタ10をオフさせる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記した出力トランジスタ10には、例えば横型パワーMOSFET(LDMOS)等の電力用MOSFETが多く用いられている。また、電源端子9、接地端子6、出力端子5はECUの外部に設けられ、一定長のケーブルで電源回路や外部負荷と接続される。このため、これらのケーブルを通じて、外部からの不要電磁波(伝導ノイズあるいは放射ノイズ)または静電気がドライバIC内部に進入し、出力回路を誤動作させる場合がある。そこで、EMC試験(電磁環境試験)のひとつであるTEMセル試験(高周波ノイズを発生する試験)を実施して、出力回路が搭載されているドライバICおよびドライバICと外部機器を接続している接続ケーブルに高周波ノイズを照射したところ、ドライバICが誤動作して負荷電流の供給を停止してしまうといった問題が生じた。
【0010】
これは、図3において、急峻な電圧の立ち上がり(dv/dt)をもった外部雑音(高周波ノイズ)が出力端子5を介して出力トランジスタ10のドレインに伝搬すると、出力トランジスタ10のゲート−ドレイン間に生じている寄生容量C1を経由して出力トランジスタ10のドレインからゲートに電流が流れ、ゲート電位が変化し、更に制御トランジスタ50のベース−コレクタ間に生じている寄生容量C2を経由して制御トランジスタ50のベース電位が変化するためである。つまり、この外部雑音により制御トランジスタ50のベース電位が閾値電圧よりも大きくなると、制御トランジスタ50はオンとなり、出力トランジスタ10をオフさせて負荷電流の供給を停止させてしまう。なお、ツェナーダイオード51は、出力トランジスタ10のゲート電位を所定電圧以下にクランプしているが、急峻な電圧の立ち上がり(dv/dt)をもった外部雑音を十分に吸収することはできない。
【0011】
本発明は上記問題に鑑みたもので、出力トランジスタが出力端子から伝搬される外部雑音によって誤動作すること防止する出力回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、出力トランジスタ(10)と、出力トランジスタ(10)の制御端子バイアス電圧を供給するバイアス手段(30)と、制御端子を有し、この制御端子の電位の上昇によりオンして出力トランジスタ(10)の制御端子の電位を低下させ出力トランジスタ(10)をオフさせる制御トランジスタ(50)とを備え、出力トランジスタ(10)の制御端子にバイアス手段(30)からバイアス電圧が供給されることによって負荷に負荷電流が供給され、制御トランジスタ(50)が出力トランジスタ(10)をオフさせることによって負荷への負荷電流の供給が停止されるように構成された出力回路において、一端が制御トランジスタ(50)の制御端子に接続され、制御端子が抵抗(42)を介して接地されたトランジスタ(41)を有し、該トランジスタ(41)の一端と制御端子との間に生じている寄生容量を経由して伝搬される外部雑音により該トランジスタ(41)の制御端子の電位が変化し該トランジスタ(41)がオンとなって、前記制御トランジスタ(50)の制御端子の電位の上昇を抑制する第1の電位上昇抑制手段(40)備えたことを特徴としている。
【0013】
このように、外部雑音によって制御トランジスタ(50)の制御端子の電位が上昇すると、第1の電位上昇抑制手段(40)のトランジスタ(41)が制御トランジスタ(50)の制御端子の電位の上昇を抑制するように働くので、制御トランジスタ(50)の制御端子の電位を低下させて誤ってオンすることを防止する。この結果、出力トランジスタ(10)が出力端子から伝搬される外部雑音によって誤動作すること防止できる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明では、出力トランジスタ(10)に流れる負荷電流に比例した電流を流す検出トランジスタ(24)と、検出トランジスタ(24)と直列接続された第1トランジスタ(21)と、一端が出力トランジスタ(10)の制御端子に接続された第2トランジスタ(22)を備え、検出トランジスタ(24)に所定以上の電流が流れると、負荷電流を制限する負荷電流制限手段(20)と、一端が第2トランジスタ(22)の制御端子に接続され、制御端子が抵抗(47)を介して接地されたトランジスタ(46)を有し、該トランジスタ(46)の一端と制御端子との間に生じている寄生容量を経由して伝搬される外部雑音により該トランジスタ(46)の制御端子の電位が変化し該トランジスタ(46)がオンとなって、第2トランジスタ(22)の制御端子の電位の上昇を抑制する第2の電位上昇抑制手段(45)と、を備えたことを特徴としている。
【0015】
このように、第2トランジスタ(22)は、一端が出力トランジスタ(10)の制御端子に接続されているため、請求項1の制御トランジスタ(50)と同様に外部雑音の伝搬によって制御端子の電位が上昇すると誤ってオンする場合がある。そこで、外部雑音の伝搬によって第2トランジスタ(22)の制御端子の電位が上昇しても、第2の電位上昇抑制手段(45)のトランジスタ(46)が第2トランジスタ(22)の制御端子の電位の上昇を抑制するように働くので、第2トランジスタ(22)が誤ってオンすることを防止できる。この結果、出力トランジスタ(10)が出力端子から伝搬される外部雑音によって誤動作することを防止できる。
【0016】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るドライバICの出力回路の構成を図1に示す。なお、上記した従来技術と同一部分には、同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。この第1実施形態では、図3に示した従来の技術と比べて、制御トランジスタ50のベース−エミッタ間に電位上昇抑制回路40を備えた点が異なる。
【0018】
電位上昇抑制回路40は、NPN型バイポーラトランジスタ41および抵抗42を有し、トランジスタ41は、コレクタが制御トランジスタ50のベースに接続され、制御端子であるベースが抵抗42を介して接地されている。
【0019】
上記した構成において、外部雑音が出力端子5を経由して出力トランジスタ10のドレインに伝搬されると、出力トランジスタ10のゲート−ドレイン間に生じている寄生容量を経由して出力トランジスタ10のゲート電位が変化し、更に制御トランジスタ50のベース−コレクタ間に生じている寄生容量を経由して制御トランジスタ50のベース電位が変化する。そして、更にトランジスタ41のベース−コレクタ間に生じている寄生容量を経由してトランジスタ41のベース電位が変化し、このベース電位が閾値電圧よりも大きくなると、トランジスタ41はオンとなり、制御トランジスタ50のベース電位を低下させ、制御トランジスタ50が外部雑音によってオンすることを防止する。
【0020】
つまり、トランジスタ41は、ベースが抵抗42を介して接地されているが、正極性のノイズによってコレクタ電圧が上昇するとベース−コレクタ間に生じている寄生容量によってオンとなり、コレクタに接続された制御トランジスタ50のベース電位の上昇を抑制するように働く。
【0021】
このように、電位上昇抑制回路40を設けることによって、制御トランジスタ50のベース電位が外部雑音によって上昇するのを抑制するように働くので、出力トランジスタ10が誤動作するのを防止できる。
【0022】
(第2実施形態)
図2に、第2の実施形態に係るドライバICの出力回路の構成を示す。図に示すように、出力回路は、バイアス回路30、出力トランジスタ10、負荷電流制限回路20、電位上昇抑制回路40、45、制御トランジスタ50および入力部60から構成されている。
【0023】
バイアス回路30は、定電流源32およびスイッチング素子34から構成され、制御端子7から入力される制御信号に応じて定電流源32から定電流Icを出力する。
【0024】
出力トランジスタ10は、Nチャネル型MOSトランジスタで構成され、ドレインは出力端子5および接続ケーブルを介して負荷100に接続され、制御端子であるゲートには、定電流源32からダイオード71を介して供給されるバイアス電圧に応じて負荷100に流れる負荷電流を駆動する。
【0025】
負荷電流制限回路20は、検出トランジスタ24、ダイオード71、カレントミラー回路を構成している第1トランジスタ21および第2トランジスタ22から構成されている。検出トランジスタ24は、ドレインが出力トランジスタ10のドレインに共通に接続され、ゲートはダイオード71を介して出力トランジスタ10のゲートに接続され、ソースはカレントミラー回路を構成している第1トランジスタ21に接続されている。また、第1トランジスタと第2トランジスタのベースは互いに接続され、第2トランジスタ22のコレクタは出力トランジスタ10のゲートに接続されている。
【0026】
ここで、カレントミラー回路を構成している第1、第2のトランジスタ21、22および検出トランジスタ24は、負荷電流の過電流を検出して負荷電流を制限する。検出トランジスタ24のソース電位は、出力トランジスタ10のソース電位に対して、第1トランジスタ21のベース−エミッタ間電圧分だけ高い値となるが、検出トランジスタ24と出力トランジスタ10のゲート間には、ダイオード71が挿入されているため、検出トランジスタ24のゲート電位は、ダイオード71の順方向電圧分だけ、出力トランジスタ10のゲート電位よりも高くなる。このため、出力トランジスタ10と検出トランジスタ24のゲート−ソース間電圧は同一となり、検出トランジスタ24と出力トランジスタ10の動作点を一致させることができる。従って、検出トランジスタ24には出力トランジスタ10に比例した電流が流れる。また、第2トランジスタ22に流れる電流は、第1トランジスタ21すなわち検出トランジスタ24に流れる電流に比例するため、第2トランジスタ22には出力トランジスタ10に比例した電流が流れる。
【0027】
制御トランジスタ50は、NPN型バイポーラトランジスタで構成され、コレクタは出力トランジスタ10のゲートに接続され、制御端子であるベースに印加される電圧がハイレベルになると出力トランジスタ10のゲート電位を低下させて出力トランジスタ10を速やかにオフさせる。
【0028】
入力部60は、定電流源61、NPN型バイポーラトランジスタ62、抵抗63およびスイッチング素子64から構成され、トランジスタ62は、コレクタが定電流源61を介して電源端子9に接続され、ベースは抵抗63を介して電源端子9に接続されるとともにスイッチング素子64を介して接地されている。ここで、スイッチング素子64は制御端子7から入力される制御信号に応じてオンとなり、トランジスタ62のベース電位を低下させてオフさせる。
【0029】
電位上昇抑制回路40は、トランジスタ41および抵抗42から構成されている。トランジスタ41は、ベースが抵抗42を介して接地され、コレクタは制御トランジスタ50のベースに接続されており、外部雑音によって制御トランジスタ50のベース電位が正極性のノイズによって上昇するとベース−コレクタ間に生じている寄生容量によってオンとなり、コレクタに接続された制御トランジスタ50のベース電位の上昇を抑制するように働く。
【0030】
電位上昇抑制回路45は、トランジスタ46および抵抗47から構成されている。トランジスタ46は、ベースが抵抗47を介して接地され、コレクタはカレントミラー回路を構成している第2トランジスタ22のベースに接続されている。そして、外部雑音によってカレントミラー回路を構成している第2トランジスタ22のベース電位が上昇すると、トランジスタ46はベース−コレクタ間に生じている寄生容量によってオンとなり、コレクタに接続された第2トランジスタ50のベース電位の上昇を抑制するように働く。
【0031】
また、電源端子9は直流電源(+5V)に接続され、電源端子8はバッテリの正極電源(+14V)に接続され、それぞれ電源供給を受ける。
【0032】
上記した構成において、スイッチング素子64をオフ、スイッチング素子34をオンするような制御信号が制御端子7に入力されると、定電流源30に定電流Icが流れる。この定電流Icは検出トランジスタ24のゲートに流れ込むとともに、ダイオード71を介して出力トランジスタ10のゲートに流れ込む。そして、検出トランジスタ24および出力トランジスタ10は各ゲートにバイアス電圧が供給されてオン状態となり、出力トランジスタ10は出力端子5を介して接続された負荷100に負荷電流を供給する。また、カレントミラー接続された第2トランジスタ22には出力トランジスタ10に比例した電流が流れる。そして、出力トランジスタ10に過電流が流れると、第2トランジスタ22は出力トランジスタ10のゲート電位を低下させて負荷電流を制限する。
【0033】
ここで、外部雑音が出力端子5を経由して出力トランジスタ10のドレインに伝搬すると、出力トランジスタ10のゲート−ドレイン間の寄生容量を経由して出力トランジスタ10のゲート電位が変化し、更に第2トランジスタ22のベース電位が変化する。そして、更に電位上昇抑制回路45を構成しているトランジスタ46のベース電位が変化し、このベース電位がトランジスタ46の閾値電圧よりも大きくなると、トランジスタ46はオンとなり、第2トランジスタ22のベース電位の上昇を抑制するように働く。
【0034】
一方、出力端子5を経由して出力トランジスタ10のドレインに伝搬した外部雑音により、出力トランジスタ10のゲート電位が変化すると、制御トランジスタ50のベース電位が変化し、更に電位上昇抑制回路40を構成しているトランジスタ41のベース電位が変化する。このベース電位がトランジスタ41の閾値電圧よりも大きくなると、トランジスタ41はオンとなり、制御トランジスタ50のベース電位の上昇を抑制するように働く。
【0035】
また、ショートなど何らかの原因で負荷100に過電流(例えば1A以上)が流れると、出力トランジスタ10および第2トランジスタ22に流れる電流は増加する。そして、定電流源32から出力トランジスタ10のゲートに供給されるバイアス電流よりも第2トランジスタ22に流れる電流が大きくなると、第2トランジスタ22は、検出トランジスタ24および出力トランジスタ10のゲート電位を低下させる。この結果、出力トランジスタ10に流れる負荷電流は所定値(1A)以下に制限されることになる。この様に、負荷電流が増加して定電流源32に流れる定電流Icの電流よりも第2トランジスタに流れる電流が大きくなると、出力トランジスタ10のゲート電位が低下して出力トランジスタ10に流れる負荷電流が制限される。
【0036】
また、スイッチング素子64をオン、スイッチング素子34をオフするような制御信号が制御端子7に入力されると、トランジスタ62はオフとなり、制御トランジスタ50のベースには定電流源61からの定電流によってバイアス電圧が供給され、制御トランジスタ50はオンとなる。そして、制御トランジスタ50は、出力トランジスタ10および検出トランジスタ24のゲート電位を低下させてオフさせ、負荷電流の駆動を停止させる。
【0037】
上記したように、出力トランジスタ10のゲート−ソース間に設けられた制御トランジスタ50に対して電位上昇抑制回路40を設けることによって、外部雑音による制御トランジスタ50のベース電位の上昇を抑制することができる。また、出力トランジスタ10のゲート−ソース間に設けられた第2トランジスタ22に対しては電位上昇抑制回路45を設けることによって、外部雑音による第2トランジスタ22のベース電位の上昇を抑制することができる。このようにして、出力トランジスタ10が誤動作するのを防止できる。
【0038】
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の形態を採ることができる。上記実施形態にて述べたトランジスタは、出力トランジスタ10にNチャネル型MOSトランジスタ、制御トランジスタ50にNPN型バイポーラトランジスタを例に採って説明したが、例えば全てのトランジスタをMOSトランジスタで構成することもできる。
【0039】
また、本発明を適用するにあたり、上記実施形態では、出力トランジスタ10のゲート−ソース間に設けられた制御トランジスタ50および第2トランジスタ22に対し、それぞれ電位上昇抑制回路を設けているが、制御トランジスタ50および第2トランジスタ22に限らず、出力トランジスタ10のゲート−ソース間に設けられた複数のトランジスタに対して、トランジスタ毎に電位上昇抑制回路を設けるような構成とすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における出力回路の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態における出力回路の構成を示す図である。
【図3】従来の出力回路の構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
10・・・出力トランジスタ、20・・・負荷電流制限回路、
30・・・バイアス回路、40、45・・・電位上昇抑制回路、
50・・・制御トランジスタ、60・・・入力部、21・・・第1トランジスタ、
22・・・第2トランジスタ、24・・・検出トランジスタ、
51・・・ツェナーダイオード、34、64・・・スイッチング素子、
71・・・ダイオード。

Claims (2)

  1. 負荷に荷電流を供給する出力トランジスタ(10)と、
    前記出力トランジスタ(10)の制御端子バイアス電圧を供給するバイアス手段(30)と、
    制御端子を有し、この制御端子の電位の上昇によりオンして前記出力トランジスタ(10)の制御端子の電位を低下させ前記出力トランジスタ(10)をオフさせる制御トランジスタ(50)とを備え、
    前記出力トランジスタ(10)の制御端子に前記バイアス手段(30)からバイアス電圧が供給されることによって前記負荷に負荷電流が供給され、前記制御トランジスタ(50)が前記出力トランジスタ(10)をオフさせることによって前記負荷への負荷電流の供給が停止されるように構成された出力回路において、
    一端が前記制御トランジスタ(50)の制御端子に接続され、制御端子が抵抗(42)を介して接地されたトランジスタ(41)を有し、該トランジスタ(41)の一端と制御端子との間に生じている寄生容量を経由して伝搬される外部雑音により該トランジスタ(41)の制御端子の電位が変化し該トランジスタ(41)がオンとなって、前記制御トランジスタ(50)の制御端子の電位の上昇を抑制する第1の電位上昇抑制手段(40)備えたことを特徴とする出力回路。
  2. 前記出力トランジスタ(10)と並列接続され、前記出力トランジスタ(10)に流れる負荷電流に比例した電流を流す検出トランジスタ(24)と、該検出トランジスタ(24)と直列接続された第1トランジスタ(21)と、該第1トランジスタ(21)とカレントミラー接続されるとともに、一端が前記出力トランジスタ(10)の制御端子に接続された第2トランジスタ(22)を備え、前記検出トランジスタ(24)に所定以上の電流が流れると、前記第2トランジスタ(22)の制御端子の電位が上昇し前記出力トランジスタ(10)の制御端子の電位を低下させて負荷電流を制限する負荷電流制限手段(20)と、
    一端が前記第2トランジスタ(22)の制御端子に接続され、制御端子が抵抗(47)を介して接地されたトランジスタ(46)を有し、該トランジスタ(4の一端と制御端子との間に生じている寄生容量を経由して伝搬される外部雑音により該トランジスタ(46)の制御端子の電位が変化し該トランジスタ(4オンとなって、前記第2トランジスタ(22)の制御端子の電位の上昇を抑制する第2の電位上昇抑制手段(45)と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
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