JP3789015B2 - 自動糊付機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、自動糊付機に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、糊付け作業中のクロス切れ、さらにはその時点での糊付け長さと残存長さの判別を容易とすることのできる、新しい自動糊付機に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来より、壁、天井面等に貼着する壁紙やシート等のクロスの糊付けのための自動糊付機が知られている。
【0003】
この自動糊付機は、代表的には、図1に示したように、自動糊付機には原反ロール(10)からのクロスを挿入する側から、検尺ローラー(1)、送り出しローラー(2)、ハイテンションローラー(3)、ドクターローラー(4)、糊付ローラー(5)、糊上ローラー(6)、押えローラー(7)、ナラシローラー(8)が配置されている。
【0004】
糊付されるクロスは、ステーまたはローラー(11)によって適度な張力(テンション)を与えながら、つまり図1では、クロスは、その経路(A)または(B)として検尺ローラー(1)と送り出しローラー(2)の2本のゴムローラーによって挟み込まれ、自動糊付機の本体内に送り込まれる。
【0005】
検尺ローラー(1)は両端を支持されており、自由に回転することができる。また、この検尺ローラー(1)はバネによってクロス表面に押し付けられているため、クロスの送りにあわせて一方向に回転する。
【0006】
検尺ローラーの外径を一定値にしておくことにより、ローラーの回転量を円周を等分割したスリット板をセンサーで検出する等の手段で測定し、ローラーの外周の1点が円周上で移動した距離、即ち送り込まれた糊付けされるためのクロスの長さを得ることができる。
【0007】
この検尺によるクロス長さの情報は、常時操作部に表示されており、作業者は状況を見ながら作業することができる。
【0008】
あらかじめ設定しておいた必要とされる糊付け長さに到達すると、機械は自動で停止することになる。
【0009】
糊は本体下部に設けられた糊箱(9)に貯えられており、糊上ローラー(6)によって糊箱(9)内の糊が糊付ローラー(5)に転写される。
【0010】
ドクターローラー(4)と糊付ローラー(5)の間隔を調整することによって、糊付ローラー(5)の外周に付着する糊の厚みを調整する。
【0011】
厚みをコントロールされた糊の層がクロスに接触し、クロスの裏面に糊が転写される。
【0012】
そして、ナラシローラー(8)によって、転写された糊を均し、自動糊付機の本体前面より所定の厚みに糊付けされたクロスが排出されることになる。
【0013】
なお、ハイテンションローラー(3)、押えローラー(7)は、糊付け厚みを均一にし、クロスの搬送をスムーズに行う働きをする。
【0014】
糊付けされたクロスは、たとえば図1のように、糊面が接触するようにしておりたたまれることになる。
【0015】
以上のような構成を有する自動糊付機は、クロスへの糊付け作業を簡便なものとして作業性を大きく向上させるものである。
【0016】
しかしながら、これまでの自動糊付機の場合には、設定した所定長さよりもクロスの残量が少なかった場合においても、設定した値になるまで糊付機が作動し続けるという問題があった。
【0017】
また、糊付けをするクロスは一巻きの原反といっても必ずしも連続してつながったクロスとは限らず、途中で切れて、巻き足してある場合も多い。(たとえば、35mのクロスといっても20mと15mに分かれたものを巻いて35mになっている場合がある。)そのため、その原反が終わりではなくても途中で切れてロスが無くなった状態と同じことになり、やはり、設定した値になる
まで糊付機が作動し続けるという問題があった。
【0018】
このようなことは、自動糊付機による糊付けでは、クロス残量とは一致しない状態で、所要の糊付け長さが設定入力されることに起因している。
【0019】
そして、これまでの自動糊付機では、クロスがなくなったり、途中でクロスが切れていたりするクロス切れの状態で自動糊付機が自動停止する機構は採用されていない。
【0020】
このため、前記のとおり、設定した所定長さよりもクロス残量が少なかった場合やクロスが途中で切れていた場合においても、設定した値になるまで糊付機が作動し続けるという問題が避けられなかった。
【0021】
実際、糊付け作業中にクロスがなくなる場合には、クロスの末端が検尺ローラー(1)と送り出しローラー(2)の間を通過しても、検尺ローラー(1)がバネで送り出しローラー(2)に押しつけられているため、クロスがないにもかかわらず検尺ローラー(1)が回転してしまう。
【0022】
このため、あたかもクロスがあるかのように、操作部の表示はカウントを続けることになる。クロス末端は送り出しローラー(2)から離れてしまうが、糊の粘性があるため、糊付ローラー(5)の回転につれてクロスが搬送されていく。
クロス末端が糊付ローラー(5)を通過しおわると、クロスの自重により落下する。機械はクロスが無くなっても空運転を続け、作業者が気付いて止めるか、カウントが設定値に到達してはじめて停止する。
【0023】
通常は糊付け作業に熟練してくるとクロスがなくなったということはローラーの回転やクロス原反の回転などの音や気配でだいたいわかるようになってきて、クロスがなくなったと感じると即座に停止スイッチを押して止めるため、上記のようなことは少ないが、糊付機にまだ十分に慣れていない作業者の場合はクロスが出てしまってからあわてて止めるということになる。
【0024】
糊付されたクロスは、図1にも示されているように糊の付着した面を相互にあわせるように折りたたまれていくので、一度糊付機を通したクロスの長さを、メジャー等で正確に測るのは手間が大変かかってしまうため、実質的には不可能である。そのため、最後に糊付したクロスの長さは不明確のままになってしまうのである。
【0025】
通常の糊付作業は、まず部屋の採寸を行い、必要な長さと枚数をメモ用紙などに書いておき、そのメモを見て糊付機に長さや枚数を打ち込んで糊付作業を行うが、糊付けされたクロスの長さが正確に分からないことには貼るべき場所が分からないことになり、結局そのクロスは明らかに足りると思われる壁面がなければ使用することができないことになる。
【0026】
そのため、現状では、クロスの残りが少なくなってくると、作業者がクロス原反の太さや巻き厚から次の糊付長さに足りるかどうかを推測し、足りないと判断される場合は、メモ用紙を見ながら使用できそうなところを調べ、どこにも使用できなさそうな場合は、新しい原反に交換している。
【0027】
なんとかなりそうなときは糊付けを開始し、原反芯棒からクロスが外れたあたりで一度ストップボタンを押して糊付機を止め、残りの長さとカウンターの表示を見比べながら、必要な長さまでインチングで糊付を行いカットすることになる。
【0028】
このようなことは大変に面倒な作業で、糊付け作業の円滑さを欠き、判断をあやまると無駄なクロスを糊付することになりやすい。また、うっかりしていてクロスの残りが少ないのに気が付かないと前記のようなことになる。
【0029】
そこで、この出願の発明は、以上のような従来の問題点を解消し、クロスがなくなる状態を的確に判別して、円滑に、かつ、糊付けしたクロスをむだにすることなく糊付け作業を行うことのできる新しい自動糊付機を提供することを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、原反ロールからのクロスの送り出しと糊付けをローラーの回転により自動的に行う自動糊付機であって、糊付けするクロスの長さの検尺とその表示装置とともに、送り出されるクロスの末端または有無を非接触方式または接触方式のセンサーにより検知する検知手段を有し、この検知手段からの検知信号によりローラーを回転させるモーター装置を停止させる駆動制御機構を備え、前記の表示装置には、停止されるまでのクロスの糊付け長さも表示されるようにしたことを特徴とする自動糊付機を提供する。
【0031】
そして、この出願の発明は、上記構成を基本として以下の実施の形態で詳述とおりの自動糊付機をも提供する。
【0032】
【発明の実施の形態】
この出願の発明は、以上のとおりの特徴を有するものであって、ここに新たに提供される自動糊付機では、クロスがなくなる前に自動停止し、この停止時点での糊付長さが表示されるので、その長さで使えるところがあるかどうかが作業者にはすぐわかる。
【0033】
メモを見て使えそうな長さがあればそこでカットしてもよいし、あと20〜30cm程度であればインチング等で動かして必要な長さでカットし、使用することもできる。
【0034】
以下、実施例を示し、さらに詳しくこの出願の発明の実施の形態について説明する。
【0035】
【実施例】
添付した図面の図2は、図1に対応させてこの発明の一例を示したものであって、送り出しローラー(2)の前段、つまり原反ロール(10)により近い自動糊付機本体の部位にクロスの末端または有無の検知手段として非接触式のセンサー(12)を配置している。このセンサー(12)は、図3に示したように、自動糊付機本体の開閉自在とされたカバー体部(13)に装着している。
【0036】
図4は、さらに具体的に、このセンサー(12)として、反射式ビームセンサー(121)を用いた例を示しており、非接触で、そのセンサー検知範囲においてクロスの末端または有無を検知する。クロスに損傷等を全く与えることなく検知可能としている。
【0037】
なお、この反射式ビームセンサー(121)は、図5のように、クロスの裏面側から検知するようにしてもよい。この方法の場合には、クロスの種類による影響を受けにくいという特徴がある。
【0038】
図4および図5のいずれの場合にも、センサーの配置位置は、送り出しローラー(2)よりも原反ロール(10)に近い位置とされている。
【0039】
非接触式センサーのほかにも、この発明においては接触式センサーを用いてクロスの末端または有無を検知してもよい。図6はその例を示したものであって、自動糊付機本体の送り出しローラー(2)の前段に、本体のステーにたとえばマイクロスイッチ(122)を取付け、このマイクロスイッチ(122)によって、クロスの有無をスイッチのON/OFFによって行う。この方法によって、確実な検知が可能となる。
【0040】
クロスの末端または有無の検知において、以上の例ではセンサーを本体に配置しているが、これに限定されることなく、送り出しローラー(2)の前段であれば、自動糊付機の脚部、さらにはスリッター部であってもよい。
【0041】
たとえば、図1および図2に例示したように、自動糊付機では、その脚部に、ステーまたはローラー(11)を配置して、原反ロール(10)から送り出されるクロスに適度な張力(テンション)を与え、クロスにたわみやしわが生じないようにすることが多い。このようなことから、このステーまたはローラー(11)を配置した脚部等の適宜な位置に、クロスの末端または有無の検知手段を設けてもよい。それは非接触式センサーでもよいし、あるいは接触式センサーでもよい。
【0042】
図7は、このような脚部における検知手段の例を示したものである。すなわち、図1および図2にも示した脚部(14)に対して水平に導電性のテンションステー(111)を配置して、クロスに適度なテンションを与えているとともに、この導電性テンションステー(111)に対して、支点(15)によりレバー(16)を介して揺動させて当接自在とした導電性のステーまたはローラー(17)を配置している。
【0043】
導電性のテンションステー(111)と、導電性のステーまたはローラー(17)との間にクロスが有るか無いかで電気的導通がON/OFFされ、これによってクロスの末端または有無が検知されることになる。もちろん、この場合の導通のON/OFFについては、図7のようにレバー(16)を用いる方式でなく、図8のように、導電性のステーまたはローラー(17)を、その両端に配置したガイド片部(18)の溝や切り欠きによってスライド自在とし、これを導電性のテンションステー(111)に当接自在とする等の他の適宜な手段が考慮される。
【0044】
もちろん、検知のための手段としてのセンサーとしては、以上例示した反射ビームセンサー等の光を利用したものや、超音波センサー、静電容量式センサー、磁気センサー、圧電センサー等の各種のものが適宜に採用可能である。
【0045】
また、前記センサー等の検知手段は、自動糊付機に対し、複数個所で設けてもよい。
【0046】
このことは、クロスの末端の検知と、クロスの有無の検知とを機能分離してもよいことを意味している。単一または複数の設置のいずれでも、クロスの有無の検知では、クロスが有る場合にのみに検尺ローラー(1)の数値から糊付長さを加算して実際に糊付けされたクロスだけのトータル長さをカウントし、これを表示する機構として構成することもできる。これにより、複数回の糊付作業でも、実際のトータル糊付長さが示されることになる。
【0047】
クロスの末端または有無の検知には、テンションステー(111)のようなステーまたはローラー(11)によるクロスへの張力(テンション)の付加をそのまま利用することもできる。つまり、この張力の有無を、自動糊付機のローラーを回転させるモーター装置の負荷の変化として検知することである。
【0048】
ステーまたはローラー(11)によって、常時、ほぼ一定の張力をクロスに与えておくと、モーター装置にかかる負荷もほぼ一定であるが、クロスがなくなると負荷が軽くなる。この変化をモーター装置の電流値の変化から読み取り、クロスがなくなったこと、つまりクロス切れまたはクロスの有無の状態を検知するのである。
【0049】
この方法においては、糊付機本体に前記の例のようにセンサー等を取り付けることなく実施することができる。モーター装置の電気計測系として電流値の変化によってクロス切れまたはクロスの有無が検知されることになる。
【0050】
そして、以上のいずれの場合においても、クロス切れまたはクロスの有無が検知されたクロスは、前記の具体例のようにして、検尺ローラー(1)と送り出しローラー(2)の前でその末端が停止されることになる。
【0051】
このような停止のための手段として、たとえば以上のような各種の検知手段を採用するこの発明においては、クロス切れまたはクロスが無い状態を検知した後に、その検知信号によって、自動糊付機本体のローラーを回転させるモータ装置を停止させるための駆動制御機構を備えている。
【0052】
検知信号によって、モータ装置の駆動をこの駆動制御の回路機構によって停止するのである。
【0053】
この停止は、自動糊付機本体の上部に設けた、またはこの本体に着脱可能に、もしくは本体にケーブル等により接続されたボックス体に設けた表示部に、たとえば図9に示したような警告インジケータの点灯等の表示手段によって表示する。そして表示部には、停止されるまでのクロスの糊付け長さも表示されるようにする。
【0054】
表示部には、クロス切れ、クロスの有無、あるいはモーター装置の停止として各種の方式によって表示されるようにすることができる。
【0055】
このことによって、クロス切れ等による自動糊付機の空運転という事態は生じることがない。糊付けされたクロスが全て糊付機より排出されており重ねられた状態となり、検尺ローラーの空回転による検尺で、もはやクロス長さが判別されないという不都合も生じることはない。クロスのむだも生じない。自動糊付機が停止するまで糊付けを行い、停止した、クロス切れの状態で、使用可能なクロス長さを判断して施工に利用することが容易となる。
【0056】
停止された状態では、実際にクロス末端が検尺ローラー(1)を通過するまでの間の残存長さが残っていることになる。センサーを自動糊付機本体に設置した図2〜図6の例では、この残存長さは、比較的短いが、図7および図8の例のように、脚部のテンションステー(111)等によりクロス末端を検知する例ではより長くなる。ただ、いずれの場合も、採用する末端検知手段の配置位置に応じて残存長さはほぼ一定となる。
【0057】
この一定はあらかじめわかっているので、糊付けしたクロス長さと残存長さとから、最終的に利用できるクロス糊付け長さが容易に判別できることになる。
【0058】
たとえば、比較的残存長さの長い図7および図8のような例では、検尺ローラー(1)からテンションステー(111)までの長さにほぼ相当すると予想される残存長さ(L1 )が、これまでにカウントされた糊付けクロス長さ(L2)と、クロス貼着に必要とされる糊付設定長さ(L)との関係において、
L−L2<L1
の場合には、停止後に、L−L2 の長さまで、もしくは停止させずにさらに糊付けを継続する。一方、
L−L2>L1
の場合には、糊付けを続ける意味がないので、自動糊付機を完全に停止する。
【0059】
こうすることで、作業者は、クロスの残量を懸念することなく作業することができる。
【0060】
設定長さを、あらかじめ、図9に示した表示部に示しておくことで直ちに以上の判別は極めて容易なものとなる。
【0061】
なお、クロス末端またはその有無の検知によって停止させた糊付機は、インチング、割り込みスイッチ等で残りのクロスの継続糊付けや、排出を行うことができるようにする。
【0062】
このために、前記のモーター装置の駆動制御機構には、センサー等にてクロスの末端(有無)を検知した後に、予想されるクロス残存長さと、糊付設定長さ(L)、これまでにカウントされた糊付クロスの長さ(L2)から算出される長さ(L−L2)との比較から、そのまま糊付けを継続するかその時点で停止するかを決定する機能を持たせることができる。
【0063】
一方、前記の例のようにクロス末端の検知手段を用いることなく、クロスの残存長さが所定のものとなったところで自動糊付機を自動停止させるようにしてもよい。
【0064】
すなわち、クロス原反ロール(10)をセットした時に、その初期長さ(L0)をあらかじめ入力し、自動糊付けにともなって糊付けした長さ(L2)を減算していき、残存長さ(L1)、つまり、L0−L2が、クロス貼り作業に必要な糊付設定長さ(L)との対比により、
L1=L0−L2<L
の時に警告またはメッセージを発し、自動糊付機を停止させるようにしてもよい。
【0065】
これは、検尺ローラー(1)からの信号による演算と指示によって、ローラーを回転させるモーター装置を停止させるための駆動制御機構の配置によって可能となる。
【0066】
以上の場合、前記の減算は、複数個の糊付について一回一回の糊付け度にその長さを減算するようにしてもよいし、各回の糊付長さを加算しておき、一回毎に、もしくは必要に応じて初期長さから差引いて残りの残存長さを計算する方法を採用するようにしてもよい。もちろん、この両方式のいずれも随時選択できるようにしてもよい。
【0067】
このような方式による実質的なクロス末端の検知方式は、前記のセンサー等によるクロス末端の検知手段による方式と適宜に組合わせ、併用してもよい。
【0068】
この併用としてクロスの有無を検知するセンサー等を備える場合には、このクロスの有無の検知は、クロスが有る場合にのみに検尺ローラー(1)の数値から糊付長さを加算して実際に糊付けられたクロスだけのトータル長さをカウントし、これを表示する機構として構成することもできる。
【0069】
もちろん、この出願の発明は以上の例によって何ら限定されることはない。その細部において様々な態様が可能である。そして、前記のモーター装置の駆動制御機構は、電気回路として適宜に構成されることや、センサーによる検知手段についても、改めて詳述するまでもなく、技術常識として様々に構成される。
【0070】
【発明の効果】
以上詳しく説明したとおり、この出願の発明によって、糊付作業に際し、クロスの残り長さを気にすることなく作業ができ、クロスがなくなる前に設定長さに対しクロスが足りないときは自動的に停止するため、無駄なクロスや、長さのわからない糊付クロスを出すことなく円滑な糊付作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動糊付機の全体構成を示した概要図である。
【図2】 発明の一例としてセンサーを用いた構成を図1に沿って示した概要図である。
【図3】 図2に対応して、カバー体部を開いた状態を示した斜視図である。
【図4】 反射ビームセンサーを用いた例を示した要部断面図である。
【図5】 図3とは上下逆の位置に反射ビームセンサーを用いた例を示した要部断面図である。
【図6】 マイクロスイッチを用いた例を示した要部断面図である。
【図7】 テンションステー部を検知手段とした例を示した斜視図と要部断面図である。
【図8】 図7とは別の態様例を示した要部断面図である。
【図9】 表示部を例示した平面図である。
【符号の説明】
1 検尺ローラー
2 送り出しローラー
3 ハイテンションローラー
4 ドクターローラー
5 糊付ローラー
6 糊上ローラー
7 押えローラー
8 ナラシローラー
9 糊箱
10 原反ロール
11 ステーまたはローラー
111 導電性テンションステー
12 センサー
121 反射式ビームセンサー
122 マイクロスイッチ
13 カバー体部
14 脚部
15 支点
16 レバー
17 導電性ステーまたはローラー
18 ガイド片部
Claims (10)
- 原反ロールからのクロスの送り出しと糊付けをローラーの回転により自動的に行う自動糊付機であって、糊付けするクロスの長さの検尺とその表示装置とともに、送り出されるクロスの末端または有無を非接触方式または接触方式のセンサーにより検知する検知手段を有し、この検知手段からの検知信号によりローラーを回転させるモーター装置を停止させる駆動制御機構を備え、前記の表示装置には、停止されるまでのクロスの糊付け長さも表示されるようにしたことを特徴とする自動糊付機。
- 送り出しローラーの前段の糊付機本体のカバー体部位に検知手段を配置している請求項1の自動糊付機。
- 脚部に配置したステーまたはローラー、あるいはスリッター部に検知手段を配置している請求項1の自動糊付機。
- クロスによりモーター装置に加わる張力負荷の変化からクロスの末端または有無を検知する検知手段を備えている請求項1の自動糊付機。
- 請求項1ないし4のいずれかの自動糊付機において、表示装置には、クロス切れ、クロスの有無、クロス切れもしくはクロスの有無によるモーター装置の停止のうちの少くともいずれかが表示される自動糊付機。
- 請求項1ないし5のいずれかの自動糊付機において、駆動制御機構では、検知信号を受けた後に、予想されるクロスの残存長さと、入力された糊付設定長さからすでに糊付されたクロスの長を差引いた長さとの比較から、糊付を継続するか、またはその時点で停止するかが決定される自動糊付機。
- 請求項1ないし5のいずれかの自動糊付機において、原反ロールのクロスの初期長さと所定の残存長さが入力されて糊付けにともなってその長さが減算され、所定の残存長さにおいてモーター装置を停止させる自動糊付機。
- 所定の残存長さは、設定された糊付長さ未満とされている請求項7の自動糊付機。
- 請求項7または8の自動糊付機において、所定の残存長さへの到達前に警告が発せられるか、または表示される警告手段が備えられている自動糊付機。
- 請求項5ないし9のいずれかの自動糊付機において、表示装置には、クロスの有無の検知では、クロスが有る場合にのみクロス検尺の値から糊付長さが加算され、実際に糊付けされたクロス長さのみがトータルで表示装置に表示される自動糊付機。
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