JP3788682B2 - ロータリカッタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レシートプリンタ等に用いられるロータリカッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固定刃に対して可動刃を回動させることで互いの刃部を鋏のように噛み合わせ、互いの刃部の間に位置する切断対象物、例えばレシート用紙等を切断するようにしたロータリカッタ装置がある。このようなロータリカッタ装置の従来の一例を図5及び図6に基づいて説明する。
【0003】
まず、対向する二辺を備えたフレーム101が設けられ、このフレーム101の対向する二辺には固定刃102と可動刃103とが回動自在に取り付けられている。つまり、固定刃102と可動刃103とはそれぞれ支軸102a,103aを備え、これらの支軸102a,103aがフレーム101の対向する二辺に嵌合することにより固定刃102と可動刃103とがフレーム101に回動自在に取り付けられている。また、可動刃103にはその支軸103aと平行に駆動軸103bが設けられ、この駆動軸103bが駆動されることで可動刃103はその支軸103aを中心として回動する。ここで、固定刃102の支軸102aと可動刃103の支軸103aとは平行に対して僅かにずれているため、可動刃103の回動に伴い、互いの刃部102e,103eが鋏のように噛み合うことになる。そして、可動刃103の回動に伴い固定刃102は一方向に押されて回動するが、この際、固定刃102の支軸102aに取り付けられて固定刃102とフレーム101とを連結する図示しないコイルスプリングの復帰力によって固定刃102はその回動方向と逆方向に反力を持つ。これにより、固定刃102と可動刃103との互いの刃部102e,103eの間に位置する切断対象が良好な切れ味をもって切断されることになる。
【0004】
このような構造のものは、例えばレシートプリンタに用いるとすると、固定刃102と可動刃103との間にレシート用紙の案内搬送経路が位置付けられるようロータリカッタ装置を配置し、駆動部の動力を駆動力伝達機構(共に図示せず)によって可動刃103の駆動軸103bに伝達し、可動刃103を揺動動作させるようにする。これにより、固定刃102の刃部102eに可動刃103の刃部103eが鋏のように噛み合い、固定刃102と可動刃103との間に位置するレシート用紙が切断される。
【0005】
ところが、図5及び図6に示すようなロータリカッタ装置は固定刃102と可動刃103との間の隙間が僅かであるので、レシート用紙等のセット動作やジャム処理動作等がしにくいという問題がある。そこで、従来、図7及び図8に示すようなロータリカッタ装置も実用化されている。このロータリカッタ装置は、用紙を切断する基本構造は図5及び図6に示すロータリカッタ装置と同様である。異なる点は、第1フレーム111とこの第1フレーム111に対して回動自在に取り付けられた第2フレーム112とが設けられ、固定刃102が第1フレーム111に取り付けられ、可動刃103が第2フレーム112に取り付けられている点である。そして、第1フレーム111には側方に突出する一対のピン113が立設され、第2フレーム112にはそれらのピン113に係脱する一対のフック114が回転自在に取り付けられている。さらに、その構造は図示しないが、第2フレーム112は開放方向に付勢されている。
【0006】
このような構造のものは、ピン113からフック114の係合を外すと第2フレーム112が第1フレーム111から離反し、第1フレーム111に取り付けられた固定刃102と第2フレーム112に取り付けられた可動刃103との間が開放される。これにより、レシート用紙等のセット動作やジャム処理動作等がしやすくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図7及び図8に示すような構造のロータリカッタ装置では、第1フレーム111と第2フレーム112との間にガタがあると、固定刃102と可動刃103との間の互いの刃部102e,103eの噛み合わせが微妙に位置ずれし、切れ味が悪くなってしまうという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、固定刃と可動刃との間を開放することができる構造でありながら、固定刃と可動刃との間の互いの刃部の噛み合わせ精度を維持できるようにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、刃部と支軸とを備えた固定刃と可動刃とのいずれか一方の支軸を回動自在に支持する第1フレームと、第1フレームに回動開閉自在に取り付けられ、閉じられた状態で固定刃と可動刃とのいずれか他方の支軸をその刃部が固定刃の刃部に噛み合う位置に位置させて回動自在に支持する第2フレームと、第1フレームに対して第2フレームが閉じられた状態で第1フレームと第2フレームとのいずれか一方が自ら支持しない方の固定刃と可動刃とのいずれか一方の支軸を嵌合位置決めする第1フレームと第2フレームとのいずれか一方に形成された位置決め溝と、位置決め溝に嵌合位置決めされた支軸を位置固定する固定手段とを具備する。
【0010】
したがって、第1フレームに対して第2フレームを開放することで固定刃と可動刃との間が開放され、用紙のセット動作やジャム処理動作等が容易となる。また、位置決め溝とこの位置決め溝が形成された第1又は第2フレームに支持された固定刃又は可動刃との間の位置精度が出ていれば、固定刃と可動刃との間の位置精度が良好になるため、固定刃と可動刃との間の互いの刃部の噛み合わせ精度が良好に維持される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1はロータリカッタ装置全体の斜視図、図2は使用時の側面図、図3は用紙案内経路開放時の側面図、図4は正面図である。
【0012】
第1フレーム1とこの第1フレーム1に対して支軸aによって回動自在に取り付けられた第2フレーム2とが設けられ、第2フレーム2には固定刃3が取り付けられ、第1フレーム1には可動刃4が取り付けられている。つまり、固定刃3には支軸3a、可動刃4には支軸4aがそれらの刃部3e,4eの側方の面に突出形成され、これらの支軸3a,4aがそれぞれ第2フレーム2と第1フレーム1とに回動自在に取り付けられている。可動刃4にはその支軸4aと平行に駆動軸4bが突出形成され、この駆動軸4bが駆動されることで可動刃4はその支軸4aを中心として回動する。ここで、固定刃3の支軸3aと可動刃4の支軸4aとは平行に対して僅かにずれているため、第1フレーム1に対して第2フレーム2が閉じられている状態では、可動刃4の回動に伴って互いの刃部3e,4eが鋏のように噛み合うことになる。そして、可動刃4の回動に伴い固定刃3は一方向に押されて回動するが、この際、固定刃3の支軸3aに取り付けられて固定刃3と第2フレーム2とを連結する図示しないコイルスプリングの復帰力によって固定刃3はその回動方向と逆方向に反力を持つ。これにより、固定刃3と可動刃4との互いの刃部3e,4eの間に位置する切断対象が良好な切れ味をもって切断されることになる。
【0013】
次いで、第2フレーム2は、その支軸2aによって第1フレーム1に回動自在に取り付けられており、支軸2aには、第1フレーム1と第2フレーム2とを連結する図示しないコイルスプリングが取り付けられている。これにより、第2フレーム2は開放方向に付勢されている。また、第2フレーム2に回動自在に取り付けられた固定刃3の支軸3aは第2フレーム2の側方から延出しており、第1フレーム1には第2フレーム2が閉じられた場合に固定刃3の支軸3aを嵌合させて位置決めする位置決め溝5が形成されている。そして、第1フレーム1には位置決め溝5に嵌合位置決めされた固定刃3の支軸3aに対して係脱自在である固定手段としての一対のフック6が回動自在に取り付けられている。したがって、固定刃3の支軸3aに対するフック6の係合が外れると、第2フレーム2は図示しないコイルスプリングの付勢力によって開放方向に回動する。
【0014】
このような構成において、本実施の形態のロータリカッタ装置を例えばレシートプリンタに用いるとすると、固定刃3と可動刃4との間にレシート用紙の案内搬送経路が位置付けられるようロータリカッタ装置を配置し、駆動部の動力を駆動力伝達機構(共に図示せず)によって可動刃4の駆動軸4bに伝達し、可動刃4を揺動動作させるようにする。これにより、固定刃3の刃部3eに可動刃4の刃部4eが鋏のように噛み合い、固定刃3と可動刃4との間に位置するレシート用紙が切断される。
【0015】
次いで、用紙セット時やジャム処理時には、固定刃3の支軸3aからフック6の係合を外す。これにより、第2フレーム2が第1フレーム1から離反し、第1フレーム1に取り付けられた固定刃3と第2フレーム2に取り付けられた可動刃4との間が開放される。これにより、レシート用紙等のセット動作やジャム処理動作等がしやすくなる。この場合、位置決め溝5と可動刃4との間の位置精度が出ていれば、固定刃3と可動刃4との間の位置精度が良好になるため、固定刃3と可動刃4との間の互いの刃部3e,4eの噛み合わせ精度が良好に維持される。したがって、固定刃3と可動刃4とによる用紙の切れ味を良好に維持することができる。
【0016】
なお、本実施の形態では第1フレーム1に可動刃4が支持されて第2フレーム2に固定刃3が支持されているが、実施に当たってはその反対でも良い。また、本実施の形態では第1フレーム1に形成された位置決め溝5に固定刃3の支軸3aを嵌合固定する構造としたが、実施に当たっては第2フレーム2に位置決め溝5を形成してこの位置決め溝5に第2フレーム2に支持させた固定刃3又は可動刃4のいずれか一方の支軸3a又は4aを嵌合固定するように構成しても良い。
【0017】
【発明の効果】
本発明は、上述のように構成したので、固定刃と可動刃との間を開放することができる構造でありながら、位置決め溝とこの位置決め溝が形成された第1又は第2フレームに支持された固定刃又は可動刃との間の位置精度を出すことで、固定刃と可動刃との間の位置精度を良好にして固定刃と可動刃との間の互いの刃部の噛み合わせ精度を向上させることができる。したがって、固定刃と可動刃とによる切れ味を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示すロータリカッタ装置全体の斜視図である。
【図2】使用時の側面図である。
【図3】用紙案内経路開放時の側面図である。
【図4】正面図である。
【図5】ロータリカッタ装置の従来の一例を示す斜視図である。
【図6】固定刃と可動刃とを示す側面図である。
【図7】ロータリカッタ装置の従来の別の一例を示す斜視図である。
【図8】その側面図である。
【符号の説明】
1 第1フレーム
2 第2フレーム
3 固定刃
3a,4a 支軸
3e,4e 刃部
4 可動刃
5 位置決め溝
6 固定手段(フック)

Claims (1)

  1. 刃部と支軸とを備えた固定刃と可動刃とのいずれか一方の前記支軸を回動自在に支持する第1フレームと、
    前記第1フレームに回動開閉自在に取り付けられ、閉じられた状態で前記固定刃と前記可動刃とのいずれか他方の前記支軸をその前記刃部が前記固定刃の前記刃部に噛み合う位置に位置させて回動自在に支持する第2フレームと、
    前記第1フレームに対して前記第2フレームが閉じられた状態でこれらの第1フレームと第2フレームとのいずれか一方が自ら支持しない方の前記固定刃と前記可動刃とのいずれか一方の前記支軸を嵌合位置決めする前記第1フレームと前記第2フレームとのいずれか一方に形成された位置決め溝と、
    前記位置決め溝に嵌合位置決めされた前記支軸を位置固定する固定手段と、
    を具備するカッタ装置。
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