JP3788364B2 - 高周波装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話と携帯テレビとが同一筐体内に実装された高周波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高周波装置は図7に示すように、高周波装置1は携帯電話2と携帯テレビ3とが同一筐体内に実装されていた。そして、携帯電話2は、アンテナ4に接続されたアンテナスイッチ5と、このアンテナスイッチ5の一方の端子に接続されたSAWフィルタ6と、このSAWフィルタ6の出力が接続された低雑音増幅器7と、この低雑音増幅器7の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器8の出力が接続された混合器9と、この混合器9の出力が接続された復調器10と、この復調器10の出力が接続された音声出力器11と、音声入力器12と、この音声入力器12の出力が接続された変調器13と、この変調器13の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器8の出力が接続された混合器14と、この混合器14の出力が接続された電力増幅器15と、この電力増幅器15の出力とアンテナスイッチ5の他方の端子との間に接続されたローパスフィルタ16と、前記局部発振器8にループ接続されたPLL回路17とから構成されていた。
【0003】
また、携帯テレビ3は、地上波ディジタル信号が入力されるアンテナ20と、このアンテナ20に接続された高周波増幅器21と、この高周波増幅器21の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器22の出力が接続された混合器23と、この混合器23の出力が接続されたバンドパスフィルタ24と、このバンドパスフィルタ24の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器25の出力が接続された混合器26と、この混合器26の出力が接続されたバンドパスフィルタ27と、このバンドパスフィルタ27の出力が接続された復調器28と、この復調器28の画像出力端子に接続された画像表示器29と、復調器28の音声出力端子に接続された音声出力器30と、前記局部発振器22にループ接続されたPLL回路31とから構成されていた。
【0004】
そして、携帯電話2と携帯テレビ3との間には、夫々単独の携帯電話2或いは携帯テレビ3に設けられた個別のシールドとは別に特別のシールド板32が設けられていた。この特別のシールド板32は、携帯電話2と携帯テレビ3との間で妨害を生じさせないために装着されたものである。即ち、このシールド板32がないと、局部発振器22の発振周波数が携帯電話2側へ洩れ、携帯電話2に雑音が入ったり、最悪の場合通話不能になることなどが考えられるので、これを防止するために設けられている。また、携帯電話2の局部発振器8の周波数が携帯テレビ3に妨害を与えてディジタルエラーが増加することもある。従って、これを防止する役目も兼ねている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような理由から従来の構成では、夫々単独の携帯電話2或いは携帯テレビ3に設けられた個別のシールドとは別に特別のシールド板32を設ける必要があった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するもので、特別のシールド板を用いなくともお互いへ与える妨害の少ない高周波装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の高周波装置は、第1のデータ生成器のデータと第2のデータ生成器のデータを比較するデータ比較器と、このデータ比較器の出力に接続されるとともに、前記第1のデータ生成器と前記第2のデータ生成器にデータを送出する制御部とを設け、前記第1、第2のデータ生成器からのデータ内容を前記データ比較器で比較することにより、電力増幅器の出力周波数と第2の局部発振器の発振周波数との差が予め定められた値以下の場合に、前記データ比較器からのデータに基づいて前記制御部は前記第2の局部発振器の発振周波数を微小量変えて前記第2の局部発振器のC/Nを向上させることにより携帯電話と携帯テレビとの間のシールド板を削除する構成とし、第1の中間周波数をずらした分だけ第3の局部発振器の発振周波数を変えることにより第2の中間周波数を一定値にしたものである。
【0008】
これにより、特別のシールド板を用いなくともお互いへ与える妨害の少ない高周波装置を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、携帯電話と携帯テレビとが同一筐体内に実装された高周波装置であって、前記携帯電話はアンテナに接続されたアンテナスイッチと、このアンテナスイッチの一方の端子に入力された信号が供給される低雑音増幅器と、この低雑音増幅器の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には第1の局部発振器の出力が接続された第1の混合器と、この第1の混合器の出力が接続された第1の復調器と、この第1の復調器の出力が接続された第1の音声出力器と、音声を電気信号に変換する音声入力器と、この音声入力器の出力が接続された変調器と、この変調器の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には前記第1の局部発振器の出力が接続された第2の混合器と、この第2の混合器の出力と前記アンテナスイッチの他方の端子との間に接続された電力増幅器と、前記第1の局部発振器の発振周波数を制御する第1のPLL回路と、この第1のPLL回路に接続されるとともに前記携帯電話の送受信周波数を決定する第1のデータ生成器から成り、前記携帯テレビは、1チャンネル中に複数個のセグメントを含む地上波ディジタル信号が入力されるアンテナと、このアンテナに入力された信号が一方の入力に供給されるとともに、他方の入力には第2の局部発振器の出力が接続された第3の混合器と、この第3の混合器から出力される第1の中間周波数が入力されたバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタの出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には第3の局部発振器の出力が接続された第4の混合器と、この第4の混合器から出力される第2の中間周波数が入力されたフィルタと、このフィルタの出力が供給される第2の復調器と、この第2の復調器の画像出力端子に接続された画像表示器と、前記第2の復調器の音声出力端子に接続された第2の音声出力器と、前記第2の局部発振器の発振周波数を制御する第2のPLL回路と、前記第3の局部発振器の発振周波数を制御する第3のPLL回路と、前記第2のPLL回路と前記第3のPLL回路に接続されて前記携帯テレビの受信周波数と前記第3のPLL回路の発振周波数を決定する第2のデータ生成器とを備え、前記第1のデータ生成器のデータと前記第2のデータ生成器のデータを比較するデータ比較器と、このデータ比較器の出力に接続されるとともに、前記第1のデータ生成器と前記第2のデータ生成器にデータを送出する制御部とを設け、前記第1、第2のデータ生成器からのデータ内容を前記データ比較器で比較することにより、前記電力増幅器の出力周波数と前記第2の局部発振器の発振周波数との差が予め定められた値以下の場合に、前記データ比較器からのデータに基づいて前記制御部は前記第2の局部発振器の発振周波数を微小量変えて前記第2の局部発振器のC/Nを向上させることにより前記携帯電話と前記携帯テレビとの間のシールド板を削除する構成とし、前記第1の中間周波数をずらした分だけ前記第3の局部発振器の発振周波数を変えることにより前記第2の中間周波数を一定値にした高周波装置であり、第2の局部発振器の発振周波数を微小量変えることにより、相手側へ妨害を与えることはないので、例えば第2の局部発振器の発振周波数が原因で携帯電話において通話中の雑音が増加したり、最悪の場合通話が不能になるようなことはない。
【0010】
また、携帯テレビにおいても、第1の局部発振器の出力や電力増幅器の出力が第2の局部発振器に妨害を与えることもないので、C/Nが悪くなってエラーが増加するようなこともない。
【0011】
また、従来のように、携帯電話と携帯テレビとの間に、夫々単独の携帯電話或いは携帯テレビに設けられた個別のシールドとは別に特別のシールド板を設けなくても良いので、小型化を図ることができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、第1、第2のデータ生成器からのデータ内容を、それぞれ携帯電話の受信周波数と第2の局部発振器の発振周波数とした請求項1に記載の高周波装置であり、携帯テレビにおいて第1の局部発振器の出力や電力増幅器の出力が第2の局部発振器に妨害を与えることはないので、C/Nが悪くなってエラーが増加するようなことはない。
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施の形態における高周波装置の回路図である。本発明の高周波装置41は、携帯電話42と携帯テレビ43とが同一筐体内に実装されたものである。
【0014】
そして、携帯電話42はアンテナ44に接続されたアンテナスイッチ45と、このアンテナスイッチ45の一方の端子に接続されたSAW(表面弾性波)フィルタ46と、このSAWフィルタ46の出力が接続された低雑音増幅器47と、この低雑音増幅器47の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器48の出力が接続された混合器49と、この混合器49の出力が接続された復調器50と、この復調器50の出力が接続された音声出力器(スピーカ又はレシーバ)51と、音声を電気信号に変換する音声入力器(マイクロフォン)52と、この音声入力器52の出力が接続された変調器53と、この変調器53の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器48の出力が接続された混合器54と、この混合器54の出力が接続された電力増幅器55と、この電力増幅器55の出力とアンテナスイッチ45の他方の端子との間に接続されたローパスフィルタ56と、前記局部発振器48にループ接続されたPLL回路57とから構成されている。
【0015】
また、携帯テレビ43は、地上波ディジタル信号が入力されるアンテナ60と、このアンテナ60に接続された高周波増幅器61と、この高周波増幅器61の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器62の出力が接続された混合器63と、この混合器63の出力が接続されたバンドパスフィルタ64と、このバンドパスフィルタ64の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には局部発振器65の出力が接続された混合器66と、この混合器66の出力が接続されたバンドパスフィルタ67と、このバンドパスフィルタ67の出力が接続された復調器68と、この復調器68の画像出力端子に接続された画像表示器(液晶ディスプレイ又はブラウン管等)69と、復調器68の音声出力端子に接続された音声出力器70と、前記局部発振器62にループ接続されたPLL回路71と、前記局部発振器65にループ接続されたPLL回路72とから構成されている。なお、混合器66でIQ検波を行う場合は、混合器66として2個の混合器を並列に接続し、夫々の混合器の出力には略500KHz以下を通過させるローパスフィルタを接続する。このローパスフィルタにしても前記ローパスフィルタ67にしても1セグメントの信号のみを通過させる働きを有する。
【0016】
また、73はデータ生成器であり、PLL回路57に接続されて携帯電話42の受信や送信の周波数を変えるものである。74はデータ生成器であり、PLL回路71とPLL回路72に接続されて携帯テレビ43の受信周波数(受信チャンネル)を変えるものである。また、このデータ生成器73と74はデータ比較器75に接続されてデータ内容が比較される。そしてその出力は制御部76に接続されており、データ比較器75の内容に基づいて、データ生成器73とデータ生成器74にデータを出力して携帯電話42と携帯テレビ43とがお互いに妨害とならないようにする。即ち、局部発振器48或いは局部発振器62の発振周波数の両方或いは一方を微小量変化させる。なお、局部発振器62の発振周波数を変えれば、それを補正するために局部発振器65の発振周波数も変えて第2の中間周波数を一定の値(4MHz)にしている。
【0017】
以下、制御部76の働きを図2、図3を用いて説明する。携帯電話42、携帯テレビ43の発振周波数が近い場合にお互いに妨害を与えることになる。この場合、局部発振器48の発振周波数を変えても良いし、又は局部発振器62の発振周波数を変えても良い。
【0018】
まず図2において、局部発振器62の発振周波数を中心に説明する。即ち、局部発振器62の出力80の近傍に妨害波81が生じたとする。この場合、妨害波81の原因は、局部発振器48の発振周波数である。従って、局部発振器48の発振周波数を微小量変化させて出力80と妨害波81の周波数差を10KHz以上になるようにする。このことにより、携帯テレビ43の局部発振器62の発振純度が向上し、C/Nは向上するとともに、受信エラーが低減する。なお、妨害波81の発生する原因として、局部発振器62の発振周波数と局部発振器48の発振周波数とが近い(10KHz以下)場合と、局部発振器62の発振周波数と電力増幅器55の出力周波数とが近い(10KHz以下)場合とがある。ここで、局部発振器62の発振周波数と電力増幅器55の出力周波数とが近い(10KHz以下)場合は、局部発振器48の発振周波数はそのままで、局部発振器62自身の発振周波数を微小量変化させても良い。ここで、横軸83は周波数(MHz)、縦軸84はレベル(dB)である。
【0019】
また、局部発振器48の発振周波数が携帯テレビ43の受信希望チャンネルの周波数に近い(10KHz以下)の場合は、携帯テレビ43へのスプリアス妨害を低減させるため、局部発振器48の発振周波数を微小量変化させる必要がある。
【0020】
次に図3において、局部発振器48の発振周波数を中心に説明する。即ち、局部発振器48の出力85の近傍に妨害波86が生じたとする。この場合、妨害波86の原因は局部発振器62の発振周波数である。従って、局部発振器62の発振周波数を微小量変化させて出力85と妨害波86の周波数差を10KHz以上になるようにする。このことにより、携帯電話42の局部発振器48の発振周波数が向上し、携帯電話42に雑音が入ったり、最悪の場合通話不能になることを防止することができる。なお、妨害波86の発生する原因として、局部発振器48の発振周波数と局部発振器62の発振周波数とが近い(10KHz以下)の場合である。ここで、横軸87は周波数(MHz)、縦軸88はレベル(dB)である。
【0021】
また、局部発振器62の発振周波数が携帯電話42の受信周波数に近い(10KHz以下)場合は、携帯電話42へのスプリアス妨害を低減させるため、局部発振器62の発振周波数を微小量変化させる必要がある。
【0022】
このように、発振周波数の出力80又は85の近傍に妨害波の出力81又は86があると図4の点線89に示すように波形90の純度が低下する。従って、このような場合においては、局部発振器48と局部発振器62の何れか、或いは双方の発振周波数を微小量ずつ変化させて周波数純度を向上させる。ここで、横軸91は周波数(MHz)、縦軸92はレベル(dB)である。
【0023】
次に、本実施の形態で使用する電波の周波数は以下の通りである。即ち、携帯テレビ43のアンテナ60に入力されるディジタル地上波信号は、VHF帯(90MHz〜220MHz)とUHF帯(470MHz〜770MHz)とから成り、携帯電話42の使用周波数は、PDCの1.5GHz帯(1270MHz〜1500MHz)とWCDMA帯(1920MHz〜2170MHz)とから成る。
【0024】
また、ディジタル地上波信号100は図5に示すように、1チャンネル101(1チャンネル幅は6MHz)中が13個のセグメント103(1つのセグメント幅は428KHz)に分割されている。そしてVHF帯では基本的に各々のセグメント103には独立した放送が送信されている。また、UHF帯では基本的に中央のセグメントが他のセグメントから独立した放送が送信されている。
【0025】
また、このディジタル地上波信号100が混合器63で略1205MHzの第1の中間周波数に変換される。そして、帯域幅104(1.5MHz)のバンドパスフィルタ64により、希望波103bを中心にして略3つのセグメント103a,103b,103cが選ばれて通過する。ここで、局部発振器62の発振周波数を10kHzずらすと105に示すように、セグメント103aと103bと103cの周波数も10KHzずれる。次に、混合器66で略4MHzの第2の中間周波数に変換される。そしてこのとき第1の中間周波数を先に10KHzずらしたので、第2の中間周波数ではその分逆方向に107に示すように10KHz戻して4MHzにする。そして、帯域幅106(428KHz)のバンドパスフィルタ67により、希望波103bが選ばれて通過する。
【0026】
また、図6に示すようにセグメント103中に局部発振器48の出力85がある場合は、局部発振器48の周波数を2分の1セグメント分高くするか、或いは低くすれば、局部発振器48の出力80がセグメントに妨害を与えることはない。
【0027】
以上のような制御を制御部76で行うことにより、局部発振器62から出力される発振周波数は、アンテナスイッチ45の一方の端子へ入力される周波数(携帯電話への受信周波数)や電力増幅器55から出力される周波数(携帯電話の送信周波数)及び局部発振器48から出力される周波数と異なる周波数にすることができる。
【0028】
このように局部発振器62の発振周波数を制御することにより、従来のように、携帯電話2と携帯テレビ3との間に、夫々単独の携帯電話2或いは携帯テレビ3に設けられた個別のシールドとは別に特別のシールド板32を設ける必要はない。即ち、局部発振器62の発振周波数が携帯電話42に妨害を与えることはなく、小型化を図ることができる。従って、特別のシールド板32がなくとも携帯電話42に雑音が入ることはない。
【0029】
また、局部発振器48の出力や電力増幅器55の出力が局部発振器62に妨害を与えることもないので、携帯テレビ43のC/Nが悪くなってエラーが増加するようなこともない。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明の高周波装置によれば、第1のデータ生成器のデータと第2のデータ生成器のデータを比較するデータ比較器と、このデータ比較器の出力に接続されるとともに、前記第1のデータ生成器と前記第2のデータ生成器にデータを送出する制御部とを設け、前記第1、第2のデータ生成器からのデータ内容を前記データ比較器で比較することにより、電力増幅器の出力周波数と第2の局部発振器の発振周波数との差が予め定められた値以下の場合に、前記データ比較器からのデータに基づいて前記制御部は前記第2の局部発振器の発振周波数を微小量変えて前記第2の局部発振器のC/Nを向上させることにより携帯電話と携帯テレビとの間のシールド板を削除する構成とし、第1の中間周波数をずらした分だけ第3の局部発振器の発振周波数を変えることにより第2の中間周波数を一定値にしたものである。
【0031】
従って、第1の局部発振器或いは第2の局部発振器の何れかの局部発振器の発振周波数を微小量変えることにより、相手側へ妨害を与えることはないので、例えば第2の局部発振器の発振周波数が原因で携帯電話において通話中の雑音が増加したり、最悪の場合通話が不能になるようなことはない。また、携帯テレビにおいても第1の局部発振器の出力や電力増幅器の出力が第2の局部発振器に妨害を与えることもないので、C/Nが悪くなってエラーが増加するようなこともない。
【0032】
また、従来のように、携帯電話と携帯テレビとの間に、夫々単独の携帯電話或いは携帯テレビに設けられた個別のシールドとは別に特別のシールド板を設けなくても良いので、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における高周波装置のブロック図
【図2】 同、携帯電話の局部発振周波数と妨害波の関係の説明図
【図3】 同、携帯テレビの局部発振周波数と妨害波の関係の説明図
【図4】 同、局部発振器の純度を示す説明図
【図5】 同、携帯テレビの局部発振周波数を微小量変化させるときの説明図
【図6】 同、携帯電話の局部発振周波数を微小量変化させるときの説明図
【図7】 従来の高周波装置のブロック図
【符号の説明】
41 高周波装置
42 携帯電話
43 携帯テレビ
44 アンテナ
45 アンテナスイッチ
47 低雑音増幅器
48 局部発振器
49 混合器
50 復調器
51 音声出力器
52 音声入力器
53 変調器
54 混合器
55 電力増幅器
57 PLL回路
60 アンテナ
61 高周波増幅器
62 局部発振器
63 混合器
64 バンドパスフィルタ
65 局部発振器
66 混合器
67 バンドパスフィルタ
68 復調器
69 画像表示器
70 音声出力器
71 PLL回路
72 PLL回路
73 データ生成器
74 データ生成器
75 データ比較器
76 制御部

Claims (2)

  1. 携帯電話と携帯テレビとが同一筐体内に実装された高周波装置であって、前記携帯電話はアンテナに接続されたアンテナスイッチと、このアンテナスイッチの一方の端子に入力された信号が供給される低雑音増幅器と、この低雑音増幅器の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には第1の局部発振器の出力が接続された第1の混合器と、この第1の混合器の出力が接続された第1の復調器と、この第1の復調器の出力が接続された第1の音声出力器と、音声を電気信号に変換する音声入力器と、この音声入力器の出力が接続された変調器と、この変調器の出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には前記第1の局部発振器の出力が接続された第2の混合器と、この第2の混合器の出力と前記アンテナスイッチの他方の端子との間に接続された電力増幅器と、前記第1の局部発振器の発振周波数を制御する第1のPLL回路と、この第1のPLL回路に接続されるとともに前記携帯電話の送受信周波数を決定する第1のデータ生成器から成り、前記携帯テレビは、1チャンネル中に複数個のセグメントを含む地上波ディジタル信号が入力されるアンテナと、このアンテナに入力された信号が一方の入力に供給されるとともに、他方の入力には第2の局部発振器の出力が接続された第3の混合器と、この第3の混合器から出力される第1の中間周波数が入力されたバンドパスフィルタと、このバンドパスフィルタの出力が一方の入力に接続されるとともに、他方の入力には第3の局部発振器の出力が接続された第4の混合器と、この第4の混合器から出力される第2の中間周波数が入力されたフィルタと、このフィルタの出力が供給される第2の復調器と、この第2の復調器の画像出力端子に接続された画像表示器と、前記第2の復調器の音声出力端子に接続された第2の音声出力器と、前記第2の局部発振器の発振周波数を制御する第2のPLL回路と、前記第3の局部発振器の発振周波数を制御する第3のPLL回路と、前記第2のPLL回路と前記第3のPLL回路に接続されて前記携帯テレビの受信周波数と前記第3のPLL回路の発振周波数を決定する第2のデータ生成器とを備え、前記第1のデータ生成器のデータと前記第2のデータ生成器のデータを比較するデータ比較器と、このデータ比較器の出力に接続されるとともに、前記第1のデータ生成器と前記第2のデータ生成器にデータを送出する制御部とを設け、前記第1、第2のデータ生成器からのデータ内容を前記データ比較器で比較することにより、前記電力増幅器の出力周波数と前記第2の局部発振器の発振周波数との差が予め定められた値以下の場合に、前記データ比較器からのデータに基づいて前記制御部は前記第2の局部発振器の発振周波数を微小量変えて前記第2の局部発振器のC/Nを向上させることにより前記携帯電話と前記携帯テレビとの間のシールド板を削除する構成とし、前記第1の中間周波数をずらした分だけ前記第3の局部発振器の発振周波数を変えることにより前記第2の中間周波数を一定値にした高周波装置。
  2. 第1、第2のデータ生成器からのデータ内容を、それぞれ携帯電話の受信周波数と第2の局部発振器の発振周波数とした請求項1に記載の高周波装置。
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