JP3788073B2 - 光ファイバ用母材の製造方法 - Google Patents

光ファイバ用母材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3788073B2
JP3788073B2 JP31471298A JP31471298A JP3788073B2 JP 3788073 B2 JP3788073 B2 JP 3788073B2 JP 31471298 A JP31471298 A JP 31471298A JP 31471298 A JP31471298 A JP 31471298A JP 3788073 B2 JP3788073 B2 JP 3788073B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
fluorine
burner
gas
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31471298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000143274A (ja
Inventor
佳生 横山
正志 大西
元宣 中村
正晃 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP31471298A priority Critical patent/JP3788073B2/ja
Publication of JP2000143274A publication Critical patent/JP2000143274A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3788073B2 publication Critical patent/JP3788073B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01413Reactant delivery systems
    • C03B37/0142Reactant deposition burners
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2201/00Type of glass produced
    • C03B2201/06Doped silica-based glasses
    • C03B2201/08Doped silica-based glasses doped with boron or fluorine or other refractive index decreasing dopant
    • C03B2201/12Doped silica-based glasses doped with boron or fluorine or other refractive index decreasing dopant doped with fluorine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/50Multiple burner arrangements
    • C03B2207/54Multiple burner arrangements combined with means for heating the deposit, e.g. non-deposition burner

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光フアイバの製造方法に関し、特に高濃度にフッ素を添加され複雑な屈折率分布を有する光フアイバを製造する方法に関するものである。本発明は特に長距離大容量通信システムに用いられる高性能の光ファイバ用母材の製造に適用して有利である。
【0002】
【従来の技術】
光フアイバの屈折率を調節するためにフッ素(F)を添加することは広く知られ実用されている。従来、OVD法又はVAD法等の気相合成法により高濃度のフッ素添加ガラス母材を得るには、ガラス微粒子合成用バーナーからガラス原料ガス、燃焼ガス、助燃性ガス、キャリヤーガス等を噴出して、バーナー火炎中でガラス原料の酸化または火炎加水分解反応により生成するガラス微粒子を堆積してガラス多孔質体を得た後、該ガラス多孔質体を焼結炉においてフッ素を含むガス雰囲気中にさらしてフッ素を含浸させ、その後焼結してフッ素添加ガラスとする方法が一般的であった(例えば特開昭55−67533号公報)。この方法は高濃度にフッ素添加されたガラス材を得ることができるが、フッ素を含むガスによる設備の消耗からの設備コスト高、処理時間の拡大など、生産性に関しては問題を抱えていた。
【0003】
これに対し、ガラス多孔質体を合成する際に、ガラス微粒子合成用バーナーにガラス原料ガス,燃焼用ガス等と共にSiF4のようなフッ素を含む原料ガスを流し、フッ素を含むガラス多孔質体を形成する方法が、特開平4−132631号公報等に提案されている。これらの方法によれば、焼結炉では既にフッ素を含有するガラス多孔質体を透明ガラス化するのみでよく、処理時間は短縮され設備消耗の度合いも低減できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ガラス微粒子合成用のバーナーにガラス原料とともにフッ素含有原料を導入してフッ素含有ガラス多孔質体を得る従来法では、せいぜい0.2重量%程度のフッ素濃度を得るにとどまっている。このフッ素濃度は、ガラスの屈折率に換算すると、純石英(SiO2 )との比屈折率差で△n=−0.1%程度であって、長距離大容量通信システム用の高性能光ファイバを得るためには不十分であり、大きな比屈折率差を実現できるようにより高濃度のフッ素添加が要求されている。
本発明はガラス多孔質体形成時にフッ素を高濃度に添加できる方法を課題とし、これにより生産コストを低減して高性能な光フアイバを製造できる方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、
(1)ガラス微粒子合成用バーナーを用いてガラス多孔質体を合成し中間母材を得る光ファイバ用母材の製造方法において、ガラス微粒子合成用バーナーの火炎中にガラス原料ガスとともにフッ素原子含有化合物ガスを導入して生成するガラス微粒子を堆積してガラス多孔質体とすると共に、前記ガラス微粒子合成用バーナーに隣接した補助バーナーの火炎中に少なくともフッ素原子含有化合物ガスを含有するガスを噴出することにより堆積直後のガラス多孔質体にフッ素を添加し、前記ガラス微粒子合成用バーナーの火炎中のフッ素分圧を前記補助バーナーの火炎中のフッ素分圧より低くすることを特徴とする光ファイバ用母材の製造方法
によって達成することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に到達できた考察から説明する。従来法に従い、ガラス微粒子の原料となるSiCl4 等の原料ガスと共にフッ素を含む原料ガスを同一バーナーに流すことにより、同じ火炎中でガラス微粒子中にフッ素を含ませることは可能であるが、火炎中でのフッ素の化学ポテンシャル(フッ素分圧)を上げるにはこの方法では限界があり、結果としてガラス微粒子中のフッ素濃度を△n=−0.1〜0.2%にするところがせいぜいであった。このようにフッ素の化学ポテンシャルが下がるのは、火炎中のフッ素濃度がSiCl4 等の共存するガスによって希釈されるためと考えられる。
【0007】
また、同一火炎中でフッ素を含ませる場合をフッ素源としてCF4 を例に説明すると、
【化1】
CF4 (g) +O2 (g) =CO2(g)+2F2 (g) ・・・ (a)
2 (g) =2F ( in SiO2 ) ・・・ (b)
なる反応が進むことによってフッ素がガラス微粒子に添加されると考えられるが、フロン(CF4 )は化学的に安定な物質であるため、(a) の反応は速やかには進まない。これを解決するには、反応時間を長く稼ぐか、(a) の式からわかるようにO2 分圧を上げてやればよい。
しかし、反応時間については、VAD法によるガラス微粒子合成では原料が混合されてからガラス微粒子の堆積面に到達するまでの時間が短いので反応時間を長くとることは困難である。
2 分圧を考えると、そもそも火炎中でガラス微粒子を合成するために、
【化2】
SiCl4 (g) +O2 (g) +2H2 (g) =SiO2 (s) +4HCl(g) ・(c)
上記(c) 式のようにO2 が消費されてしまうので (a)の反応に対してはマイナスである。その分、O2 を増せばよいという考えかたもあるが、VAD法は通常常圧(1atm)の雰囲気で稼働させており、O2 を増加すると他のガスは希釈されて低分圧となってしまう。
【0008】
そこで本発明においては、ガラス微粒子合成用バーナーの近傍に、フッ素添加用の補助バーナーを設けて、合成されたばかりのガラス微粒子に更にフッ素を含有させるものである。ただし、CF4 ,SF6 などのフッ素源ガス100%を流すのではなく、H2 ,O2 を含む火炎中にフッ素源ガスを加えて流す。このようにしてフッ素の生成に必要なO2 がガラス原料等により消費されることがなく、火炎中でのフッ素分圧の高い条件で流すことにより合成された直後のガラス微粒子に△n>0.5%という高濃度でフッ素を添加できる。
【0009】
本発明においては、フッ素を添加されるガラス微粒子の組成については特に限定されるところはなく、純石英(SiO2 )であっても、ドーパントを含むものであってもよい。
このとき、ガラス合成原料と同一のバーナー中にフッ素原子含有化合物ガス(フッ素源ガス)を流すことにより生成された、予めフッ素が添加されているガラス微粒子に、その堆積直後に補助バーナーによりフッ素を添加するとフッ素添加量向上により有効である。この方法によれば、従来のガラス微粒子合成用バーナーにフッ素源を加えることにより△nで最大0.2%程度、補助バーナーにより更に△n0.5%以上という高添加量が実現できる。
【0010】
例えば、図1に示される屈折率プロファイルを有するガラス多孔質体を図2に示されるような5本のバーナを用いて合成することにより中間母材を得る。この場合、第1ガラス微粒子合成用バーナー(第1合成用バーナーと略記)と第2ガラス微粒子合成用バーナー(第2合成用バーナーと略記)の間、第3ガラス微粒子合成用バーナー(第3合成用バーナーと略記)の上方に第1補助バーナー及び第2補助バーナーを設ける。第1〜第3合成用バーナーの火炎中にはガラス合成用原料と共にフッ素原子含有化合物ガスを流してフッ素含有ガラス微粒子を合成するが、同時に第1及び第2補助バーナーの火炎中にはフッ素原料ガスを流す。第1合成用バーナーで合成されたガラス微粒子が堆積することにより形成されるガラス多孔質体部分aは、ガラス微粒子が堆積した直後に第1補助バーナーによりフッ素添加される。また、第3合成用バーナーで合成されたガラス微粒子が堆積することにより形成されるガラス多孔質体部分cについても、堆積直後に第2補助バーナーでフッ素添加される。第2合成用バーナーで合成されたガラス多孔質体b部分については補助バーナーによるフッ素添加は行わない。以上により図1に示すように、a部分では比屈折率差で−0.55%と非常に高濃度にフッ素が添加され、しかもフッ素の拡散によるすそ引き等のないシャープな階段状のプロファイルを実現できる。なお、図1および後記する図3、図4、図6において縦軸はSiO2を基準とした比屈折率差(△n)、横軸は半径方向長さ(無単位)を示す。
【0011】
本発明において前記補助バーナーの火炎中のフッ素分圧は前記ガラス微粒子合成用バーナーの火炎中のフッ素分圧より高くすることが好ましい。すなわち、ガラス微粒子合成用バーナーにもフッ素原子含有化合物ガスを導入する場合には、補助バーナーにおけるフッ素分圧より合成用バーナー火炎中のフッ素分圧が低くなるように導入する。このようにする理由は、前記ガラス微粒子合成用バーナーによって合成されたガラス多孔質態中に含まれるフッ素濃度は前記ガラス微粒子合成用バーナーの火炎中のフッ素分圧によって決まるため、該ガラス多孔質体中のフッ素濃度をさらに引き上げるためには、より高いフッ素分圧の雰囲気に曝すことが必要であるためである。
【0012】
本発明は例えばOVD法、VAD法等の気相反応によりガラス微粒子を合成し、これを堆積させてガラス多孔質体とする製造方法であれば、いずれの方法にも適用できる。図示の例では複数バーナーを用いているが、ガラスロッドまたはガラス管に1本の合成用バーナーを用いてガラス多孔質体を形成する場合にも勿論適用できる。
【0013】
本発明のガラス原料としてはこの種分野で公知の例えばSiCl4 ,SiHCl3 ,SiH2 Cl2 ,Si(CH3 4 などを用いることができ、好ましくはSiCl4 が挙げられる。また屈折率調整用の例えばGeCl4 等の各種ドーパントを加えることができる。
【0014】
本発明のフッ素原子含有化合物ガスとしては、例えばSF6 ,CF4 ,SiF4 ,CCl2 2 などを用いることができ、好ましくはSF6 が挙げられる。
【0015】
本発明の燃料ガスとしては例えばH2 ,CH4 ,CO等を用いることができ、好ましくはH2 が挙げられる。また、助燃性ガスとしてはO2 が挙げられる。
キャリアガスとしては例えばAr,He ,O2 ,H2 等が挙げられ、バーナーの構造にもよるが例えばAr,O2 等が一般的である。さらに、シールガスとしては不活性ガス、例えばAr,He ,N2 等を用いることができる。
ガラス微粒子合成条件等は特に限定されるところはないが、前記のようにフッ素含有ガラス微粒子合成用バーナー中のフッ素分圧よりも補助バーナー中のフッ素分圧を高くするほうが好ましい。
【0016】
【実施例】
以下本発明を実施例により更に詳細に説明するが限定を意図するものではない。
(実施例1)
VAD法により第1〜第3ガラス微粒子合成用バーナー(第1〜3合成用バーナーと略記)及びフッ素添加用に第1及び第2補助バーナー、の計5本のバーナを用いて、図1に示す様な屈折率分布を形成するためのガラス多孔質体の合成を行った。図2は、VADによるガラス多孔質体の合成の模式図を示す。第1合成用バーナーにはSiCl4 ,CF4 ,H2 ,O2 及びAr、第1補助バーナーにはCF4 ,H2 ,O2 及びAr、第2合成用バーナーにはSiCl4 ,GeCl4 ,CF4 ,H2 ,O2 及びAr、第3合成用バーナーにはSiCl4 ,CF4 ,H2 ,O2 及びAr、第2補助バーナーにはCF4 ,H2 ,O2 及びArをそれぞれ供給した。各ガス流量は下記の表の通りとした(単位はSLM)。
【0017】
【表1】
Figure 0003788073
【0018】
すなわち、第1〜第3合成用バーナーには従来と同様な手法によりSiCl4とCF4を同時に供給し、△n=−0.1%程度のフッ素を含有するガラス多孔質体を合成した。第合成用バーナーには△nを上昇させるために同時にGeCl4も供給した。第1及び第2補助バーナーにはSiCl4等のガラス微粒子の原料となるガスは供給せず、CF4及びH2,O2及びArのみ供給し、第1及び第3合成用バーナーで合成した微量フッ素添加ガラス微粒子への高濃度フッ素添加を行った。第1及び第2補助バーナーでは、第1及び第3合成用バーナーよりも火炎中のCF4濃度が高く保持され、かつSiCl4等との反応によるO2の消費が少ないため、火炎中での化学ポテンシャルを高く保つことができた。結果として、図1に示すように、補助バーナーを用いた第1及び第3合成用バーナー部分で合成したa及びcの部分において、△nの極めて大きい屈折率分布を形成することができた。
【0019】
(実施例2)
実施例1では、第1及び第2補助バーナーにSiCl4 等のO2 と反応する原料ガスを全く流さなかった結果、極めて高いフッ素濃度を有するガラス多孔質体を得ることができたが、これらのガスは必要に応じて、先にガラス微粒子を合成するバーナーよりも高いフッ素分圧が得られる合成条件が実現されれば、同時に少量供給されていても同様な効果を有ることができる。
実施例1と同様の装置構成において、表2に示すガス流量条件でガラス多孔質体を形成した結果、図3に示す屈折率分布の母材が得られた。
【0020】
【表2】
Figure 0003788073
【0021】
(実施例3)
本実施例では、多孔質体の一部につきフッ素を含まないガラス微粒子を合成した後、補助バーナーでフッ素添加を行なう方法で作成した。
図1の装置構成と同様に、VAD法により3本のガラス微粒子合成用バーナー、2本の補助バーナーの構成によりガラス多孔質体を合成した。計5本のバーナーのうち、第1合成用バーナーだけにはフッ素を含むガスを流さずに合成を行った。各ガス流量は下記の表3のとおりとした(単位はSLM)。
【0022】
【表3】
Figure 0003788073
【0023】
上記で得られたガラス多孔質体を透明化した後に測定した屈折率分布を、図1と同様に図4に示す。第1ガラス微粒子合成用バーナーにCF4 を流した場合に比べて該バーナーで合成した部分のフッ素濃度は若干低下したが、充分量のフッ素添加ができている。
【0024】
(実施例4)
本実施例では図5に示すように、4本のガラス微粒子合成用バーナー、2本の補助バーナーを用いて、最外層が純シリカ層であるガラス多孔質体を合成した。各バーナーから流すガス流量の条件は、下記の表4の通りとした(単位はSLM)。
【0025】
【表4】
Figure 0003788073
【0026】
上記で得られたガラス多孔質体を透明化した後に測定した屈折率分布を図6に示す。第4ガラス微粒子合成用バーナーによりフッ素分圧0の火炎で加熱されたことにより、第3ガラス合成用バーナーで合成した部分の外周部のフッ素濃度が低下し、屈折率が若干上昇したが、第3、4合成用バーナーでそれぞれ合成した部分の間に階段状の屈折率分布を形成することができた。
【0027】
本発明によると、ガラス微粒子体の合成直後に、火炎中でのフッ素濃度が前記のガラス微粒子体を合成するバーナー火炎中でのフッ素濃度より高い補助バーナーからフッ素を添加することにより、ガラス微粒子堆積体中へのフッ素添加濃度を非常に高くすることができる。これにより、高濃度にフッ素添加された光ファイバ用母材を、設備コスト及び製造時間を低減して製造することが可能となる。従って、特に長距離大容量通信システムに用いられる高性能の光ファイバを経済的に提供することができるので、本発明の産業上の利用価値は非常に高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例1で作製したガラス多孔質母材の透明化後の屈折率分布を示すグラフである。
【図2】図2は本発明によるガラス多孔質体の合成の状況を説明するための概念図である。
【図3】図3は本発明の実施例2で作製したガラス多孔質母材の透明化後の屈折率分布を示すグラフである。
【図4】図4は本発明の実施例3で作製したガラス多孔質母材の透明化後の屈折率分布を示すグラフである。
【図5】図5は本発明の実施例4におけるガラス多孔質体の合成の状況を説明するための概念図である。
【図6】図6は本発明の実施例4で作製したガラス多孔質母材の透明化後の屈折率分布を示すグラフである。

Claims (1)

  1. ガラス微粒子合成用バーナーを用いてガラス多孔質体を合成し中間母材を得る光ファイバ用母材の製造方法において、ガラス微粒子合成用バーナーの火炎中にガラス原料ガスとともにフッ素原子含有化合物ガスを導入して生成するガラス微粒子を堆積してガラス多孔質体とすると共に、前記ガラス微粒子合成用バーナーに隣接した補助バーナーの火炎中に少なくともフッ素原子含有化合物ガスを含有するガスを噴出することにより堆積直後のガラス多孔質体にフッ素を添加し、前記ガラス微粒子合成用バーナーの火炎中のフッ素分圧を前記補助バーナーの火炎中のフッ素分圧より低くすることを特徴とする光ファイバ用母材の製造方法。
JP31471298A 1998-11-05 1998-11-05 光ファイバ用母材の製造方法 Expired - Fee Related JP3788073B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31471298A JP3788073B2 (ja) 1998-11-05 1998-11-05 光ファイバ用母材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31471298A JP3788073B2 (ja) 1998-11-05 1998-11-05 光ファイバ用母材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000143274A JP2000143274A (ja) 2000-05-23
JP3788073B2 true JP3788073B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=18056662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31471298A Expired - Fee Related JP3788073B2 (ja) 1998-11-05 1998-11-05 光ファイバ用母材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3788073B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4690956B2 (ja) * 2006-07-07 2011-06-01 古河電気工業株式会社 光ファイバ母材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000143274A (ja) 2000-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5154744A (en) Method of making titania-doped fused silica
JP2744695B2 (ja) 改良されたガラス質シリカ製品
JPH04270130A (ja) 高純度溶融シリカガラスの非多孔質体を作成する方法
CN104661972B (zh) 氢促进的灰料体的氟化
JP2001524064A (ja) ゲルマニウム添加シリカ形成供給原料および方法
US4765815A (en) Method for producing glass preform for optical fiber
JPH0314789B2 (ja)
JP3788073B2 (ja) 光ファイバ用母材の製造方法
WO2004083139A1 (ja) ガラス材の製造方法
US20020108404A1 (en) Drying agent and improved process for drying soot preforms
US4781740A (en) Method for producing glass preform for optical fiber
KR20050065398A (ko) 불소 첨가 실리카 유리체의 제조방법, 그 방법을 포함하는광섬유 프리폼 및 광섬유의 제조방법, 및 광섬유
JP2005206452A (ja) フッ素添加シリカガラス体の製造方法、光ファイバプリフォームおよび光ファイバの製造方法、ならびに光ファイバ
JP2000169175A (ja) ガラス母材の製造方法
US5207813A (en) Method for producing glass article
JP4292862B2 (ja) 光ファイバ用母材の製造方法及び光ファイバの製造方法
JPS6036343A (ja) 光伝送用ガラス素材の製法
JPH0463365B2 (ja)
JP3417962B2 (ja) 合成石英ガラス部材の製造方法
JPH0551542B2 (ja)
JP3864580B2 (ja) 光ファイバ用母材の製造方法
JPH0818843B2 (ja) 光フアイバ用プリフオ−ムの製造方法
JPS596819B2 (ja) ド−プ石英ガラス棒の製造方法
JPS6144823B2 (ja)
JPS5925738B2 (ja) 光学用ガラスフアイバ製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060320

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees