JP3781714B2 - ドアミラー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドアミラーに関し、詳しくは、車体後方を写すため運転席両側のドア側面に車体側方へ張り出して取り付けられるドアミラーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の運転席の両側には、安全装置の一種として車体後方を写すドアミラーが取り付けられる。
【0003】
ところで、一般にドアミラーには後方を写すことの出来ない死角が存在し、この死角部分を視認できるよう鏡面の反射角を変化させると、今度はそれまで視認できていた部分が死角となって視認できなくなるといった二律背反的な問題があり、後方確認の安全性にはこのような特性を留意しなければならない問題があった。また、鏡面の反射角を後方遠方を視認するように調整していると、曲がり角を曲がるときの内輪差による路肩巻き込み防止のための後輪部分の視認もし辛いといった問題もあった。
【0004】
さらに、幅の狭い道路でのすれ違いや、狭い車庫内に車両を収納する場合、ドアミラーを倒して少しでも車幅を小さくすることがよく行われるが、このようにドアミラーを倒してしまうと、それまでドアミラーで視認できていた後方が全く見えなくなり、後方の安全確認が困難となる問題があった。
【0005】
また、前記のように後方遠方を視認するように調整していると、後進する場合の後輪の視認がやはり困難で、脱輪などの事故を起こしやすくなる問題があった。
【0006】
このような問題を解消するため、ドアミラーの外側部分の鏡面を凸に湾曲させ、視野を広げることにより死角を出来るだけ少なくしたり(特許文献1)、あるいはドアミラーの側面に別の鏡面を貼り付け、ドアミラーを折畳んだ時にその鏡面で車体後方の安全確認を行うようにする(特許文献2)といったことが提案されている。
【特許文献1】
特開2000-272419号公報
【特許文献2】
特開2000-108786号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者のドアミラーの外側部分の鏡面を凸に湾曲させて視野を広げたものは、車体後方の遠方を見るための平坦な主部分鏡面に連続する凸湾曲鏡面に写し出される映像が前記主部分の映像に比べて不自然にゆがんで見え、映像の判読が困難となる問題があるほか、走行中ゆがむように変化する映像に幻惑されて前方注意がおろそかになる恐れがある問題があった。
【0008】
また、路肩巻き込み防止を意図してドアミラーを後方車輪部分を視認できるようにすれば、後方遠方の視認が不可能になるといった問題は解決できない。
また、後者のドアミラー側面に別の小鏡を貼り付けるのは、ドアミラーを車体側方へ拡げて使用しているときは、側面の小鏡は安全確認に全く役に立っていないばかりか、太陽光や対向車のヘッドライト光が思わぬ方向へ反射され、他車の安全運転に障害となる恐れがある。また、走行中、他物と接触すれば簡単に破壊されてしまい、破壊されれば以後の利用は不能となるといった問題があった。
【0009】
この発明は、上記問題を解消し、通常走行中におけるドアミラーの上下又は左右に生じる死角を簡単に解消できると共に、ドアミラーを畳んだ状態での後進時の後方確認も容易に出来るドアミラーを開発することを課題としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、車体側方へ張り出されるとともに車体側面に折畳み可能に構成されたケーシングと、このケーシングの内部において互いに分割して設けられて車体後方を写す一方および他方の分割鏡面と、一方の分割鏡面をこの一方の分割鏡面の前面方向に移動させる第一の移動機構と、前記一方の分割鏡面が前記前面方向に移動されて前記ケーシングと干渉することなく回転できる位置までせり出したときに、この一方の分割鏡面を回転させて、この一方の分割鏡面を、前記ケーシングを車体側面に折畳んだときにこのケーシングの外側に張り出すように移動させる第二の移動機構とを有するようにしたものである。
【0011】
従って、一方の分割鏡面が、ケーシングの位置を避けて移動することによりこのケーシングの外側に張り出すことが可能とされていることで、通常走行中におけるドアミラーの上下又は左右に生じる死角を簡単に解消できると共に、ドアミラーを畳んだ状態での後進時の後方確認も容易にできる。
【0013】
請求項2に係る発明は、それぞれの分割鏡面に反射角調整機構が付設されて、それぞれの分割鏡面の反射角が独立任意に可変とされているものである。
従って、分割された鏡面の反射角をそれぞれ任意に遠隔操作することによって、一方の分割部分で主な反射映像を視認する一方で、他の分割鏡面で運転者の好みの方向、例えば側方などを観察可能にでき、それだけ死角を少なくあるいは無にすることができるのである。
【0014】
請求項3に係る発明は、二つに分割された鏡面が共通の基板で支持され、この基板が第一の角度調節機構で任意角度に反射角を調節可能とされ、いずれか一方の分割鏡面が前記基板に設けた第二の角度調節機構で独自に反射角を調整可能とされているものである。
【0015】
これによると、分割された鏡面が、全体で一体的に角度調節できるので、分割されていても鏡面全体を一枚に繋げた状態で使用できる一方、分割された鏡面を独自の角度毎に変化させることもでき、適応性が広くなる。
【0016】
【実施の形態】
次にこの発明の実施の形態であるドアミラーについて説明する。
実施の形態1
図1は実施の形態1のドアミラーの正面図、図2は図1のA−A線断面図である。
【0017】
図1に示すドアミラー1は、後方を写すための鏡面4が、図示のように車体の内側と外側とに分割され、それぞれの分割鏡面4a、4bが図2に示すように独自に設けられた反射角調節機構6a、6bにより反射角が任意に変更可能とされている。なお、この反射角調節機構6a、6bは、垂直軸線周囲に回動可能な基枠に水平軸線周囲に回動可能に鏡面4a、4bを支持したもので、従来と同じ構造のものである。
【0018】
このドアミラー1によれば反射角調節機構6a、6bにより鏡面4a、4bの反射角をそれぞれ独自に調整することで鏡面4aの死角部分を鏡面4bで補うことができ、しかも、その角度調節は運転者がそれぞれの鏡面4a、4bを観察しながら反射角調節機構6a、6bを遠隔操縦することで任意に調整でき、ドアミラー1の死角をできるだけ無くすことができるのである。
【0019】
また、上記の実施の形態として、鏡面を左右に分割した場合を示したが、図3に示すように上下に分割し、それぞれの分割された鏡面4c、4dを独自に反射角調節機構で角度調節できるようにしても良い。
【0020】
この場合、上部の分割鏡面4cで後方遠方、分割鏡面4dで後方下部を見ることが出来るので、後方の障害物が遠近両方とも観察でき、前進運転時では内輪差による路肩乗り上げ防止、後進運転時は脱輪防止などが図られる。
【0021】
また、鏡面を図1に示したような左右分割と、図3に示したような上下分割とを組み合わせ、例えば図1に示した鏡面4aを図3に示したように上下に分割し、それぞれを独自に反射角調節可能とすることもできる。
【0022】
また、図4に示すように外側部分を湾曲させた鏡面を左右に分割し、それぞれの鏡面4a、4bを独自に反射角調節可能とすることもできる。
この場合は、湾曲した鏡面は分割線4eで視覚的にも明瞭に区分けされるので、平面から曲面へと連続した反射像によって幻惑されるといったことも避けられる。
【0023】
以上説明したドアミラーによれば、分割された鏡面のそれぞれが任意の反射角に調節可能なので、一方の鏡面に死角が出来ても他方の鏡面でそれを補うことができ、安全な後方確認が可能となるのである。
【0024】
図1のドアミラーは、図2に示したように、左右に分割した鏡面のそれぞれが角度調節機構6a、6bにより任意に角度調節が可能とされ、さらに外側の鏡面4bが、図5、図6に示すように、スライドリンク機構を有する回転機構7により、角度調節機構6bごとドアミラー1側面へと展開して張り出すように構成されている。
【0025】
この回転機構7は、鏡面4bに対して直交する方向にケーシング1c内面に設けたガイドレール7aと、このガイドレール7aに沿って摺動移動するスライダ7bと、このスライダ7bの摺動方向に直交する軸に軸支されたピニヨン歯車8および、スライダ7bの行程末端部に設けたラック9と、前記歯車8の軸と同軸に軸支され、先端部が図2に示すようにコ字状に曲折された回動アーム10と、この回動アーム10のコ字状の先端部に、角度調節機構6bを介して取り付けれられた鏡面4bとからなり、ガイドレール7aに沿ってスライダ7bを摺動駆動するクランクアーム11がスライダ7bの摺動方向に対して直交する回転軸12に軸支され、先端の長溝11aをスライダ7bに設けたピン7cに嵌合させ、クランクアーム11の回転軸12周囲の回転によりスライダ7bに沿って摺動移動するようにされている。回転軸12には、ドアミラー1本体の回動に応じ回転軸12を回動させるクランク13およびロッド14が連接され、ロッド14は車体5に設けた軸受け15に軸支した軸16により回動自在に軸支されている。
【0026】
図2において、17はドアミラー1を回転駆動するモータを示し、その軸には歯車18が設けられ、モータ17を遠隔操縦により回動させることでドアミラー側従動歯車19を従動駆動し、ドアミラー1を車体側面に沿わせるよう畳んだり逆に展開出来るようにされている。
【0027】
次にこのドアミラーの動作について説明する。
通常の走行使用時には、分割された鏡面4a、4bの水平、垂直軸線周囲の回転角を調節しそれぞれの反射角を調整して後方を写すように使用する。
【0028】
そして、狭い道でのすれ違いや入庫時などドアミラーを畳むときは、手動又はモータ17の遠隔操作によりドアミラーを折畳む。
このとき、ドアミラー1が折畳まれる方向へ回転しても、ロッド14は伸縮しないため、回転軸12と車体側支持軸16との相対間隔が開くにつれクランク13が引っ張られて軸12が回転し、これによって図7に示すように回転するクランクアーム11に押されてピン7cを介してスライダ7bが鏡面4bの前面方向へ移動する。
【0029】
スライダ7bと分割鏡面4bとは回動アーム10で結合されているので、スライダ7bの動きによって分割鏡面4bは、図7のAで示すように鏡面の正面側へと平行にせり出していく。
【0030】
そして、コ字状の回動アーム10の内包空間10aがケーシング1cの開口端と干渉することなく回転できる位置までせり出すと、ラック9とかみ合い始めたピニヨン8により、回動アーム10が図7のBで示すように反時計周りに回動し、分割された鏡面4bを外側にして張り出した後、図7のCで示すように外側を向いて静止する。
【0031】
なお、図7において張り出した分割鏡面4bの張り出し距離は回動アーム10の内包空間10aの幅によって調整する。
この時点で、ドアミラー1の全体は車体側面に折畳まれ、一方、張り出した鏡面4bはドアミラー1の側面、即ち車体後方を写すことのできる位置に張り出た状態となり、ドアミラー1を畳んだ状態でも後方確認が可能となる。
【0032】
しかも、この分割ドアミラー4bは回動アーム10に角度調節機構6bを介して取り付けられているので、ドアミラー1側面に転回して張り出た状態としたあとでも鏡面4bの反射角調節が出来る。
【0033】
また、折畳んだドアミラー1を再び拡開する場合は、前記と逆にロッド14に押されて回動する軸12の動きに伴い、クランクアーム11に引かれてスライダ7bが復帰方向へ駆動され、これに伴いラック9とかみ合うピニヨン8の回動により、アーム10が復帰方向へ回動し、次いでスライダ7bの復帰移動により分割鏡面4bは平行移動してケーシング1c内へと収められて行き、当初の分割鏡面4aと同一平面となる。この状態で必要があれば再びそれぞれの反射角度を調整するのである。
【0034】
従って、このドアミラーによれば、分割された鏡面4a、4bのそれぞれが任意に反射角調整でき、互いの死角を補い合えると共に、車体に沿わせるようにドアミラー1を折畳んだ時は、その動きにあわせて自動的に分割鏡面4bがドアミラー1の外側面に展開して張り出てくるため、ドアミラー1を折畳んだ状態でも後方確認が出来る効果を有するのである。
【0035】
なお、上記においては、ドアミラー1として、分割鏡面4bのせり出しをリンク機構によった場合を示したが、図8に示すように軸12と歯車19の回転軸とにそれぞれプーリ22、23を設けこれらの間に伝動ベルト24を巻掛け、ドアミラー1の拡開、折畳の回転動作がベルトにより軸12に伝動されるようにしても良い。なお、図中25はアイドラーを示し、矢印で示すようにベルト24を押さえつけるようにされている。
【0036】
なお、この図8のものは、図2に示したものとロッド14、クランク13、軸16の代わりにプーリ22、23および伝動ベルト24を設けた点が異なるだけで他は同じであるので同一符号を付すことで詳細な説明は省略する。
【0037】
また、上記以外に、図9に示すように回動軸12に対しても駆動モータ20を設け、遠隔操縦により駆動モータ20を駆動することにより分割鏡面4bを矢印で示すように展開張り出すようにしても良い。
【0038】
なお、この図9のものは、図2に示したものとロッド14、クランク13、軸16の代わりに駆動モータ20を設けた点が異なるだけで他は同じであるので同一符号を付すことで詳細な説明は省略する。
実施の形態2
実施の形態2のドアミラー1は、図10に示すように、分割された鏡面4a、4bは、それぞれ角度調節機構6a、6bにより反射角の調整が出来るようにされていると共に、外側の分割鏡面4bが、最終的にドアミラー1の外側へと展開張り出し可能にされている。
【0039】
即ち、この実施の形態2のドアミラー1の分割鏡面4bは、鏡面4bの角度調節機構6bと共に、基枠26に取付けられ、基枠26は、ドアミラー1のケーシング1cに鏡面4bと平行に立設された軸12に枢支されたアーム27先端に連接されている。そして基枠26は、アーム27先端とケーシング1c内面との間に弾撥的に挟持されるように連接部の枢支軸28に組み込まれたぜんまいバネ(図示されていない)などで矢印方向へ回転付勢されている。
【0040】
また、基枠26のケーシング1c内面と接する端面には、ローラ30が設けられ、ケーシング1c内面に形成したケーシング内方より外方へむけて開き勝手とされたスロープ1fに沿って、アーム27の回動と共に平行移動するように構成されている。
【0041】
上記アーム27の軸12の反対側27aには、バネ29aにより軸方向に縮む方向へ付勢され、かつ一定以上は長溝29bに係合するストッパピン29cにより伸縮しないようにされた伸縮ロッド29が連接され、この伸縮ロッド29の他端は車体5側面の軸受5aに支持された回転軸29d周囲に回転自在に取り付けられている。
【0042】
次に、この実施の形態2のドアミラーの作動を説明する。
ドアミラー1を駆動モータ17により駆動して折畳み方向へ回動させると、伸縮ロッド29が次第に引き伸ばされ、バネによる収縮力の増加と共に、アーム27の他端側27aが引張られ、アーム27に軸12を中心とした偶力が発生し、アーム27は基枠26を圧縮する方向へと回転し始める。
【0043】
一方基枠26は伸び縮しないので、基枠26はケーシング1cの開き勝手とされたスロープ1f内面にローラ30を圧接した状態となり、開き勝手とされたスロープ1fに沿って滑り出し、開口端1gをローラ30が超えると、基枠26はアーム27との連接軸28部分で矢印方向へ回動付勢されているのでクリック的にケース外方へ変移し、最終的にはケース外面に沿うように静止する。従って、ドアミラー1を折畳んだ状態のときに分割鏡面4bがドアミラー外面に位置するようになるのである。
【0044】
ドアミラー1を拡開する場合は、駆動モータ17の回転により、伸ばされていた伸縮ロッド29が縮み、やがてストッパピン29cによって伸縮ロッド29の伸縮が制限され、この力を受けてアーム27が、分割鏡面4bを引き込む方向へ回動し、分割鏡面4bをケーシング1c内へと引き込んでいき、最終的に実線で示した位置で停止するのである。
【0045】
なお、この実施の形態2の場合も軸12にアーム27駆動用のモータを設け、独自に遠隔操作できるようにすることもでき、また、車体に連接したロッドとクランクにより軸12を回転駆動することもできる。
実施の形態3
この実施の形態3のドアミラーは、図11に示すように、分割された外側の鏡面4bが他の内側の鏡面4aと共通の基枠40によって支持され、この基枠40に角度調節機構6aが設けられ、両鏡面4a、4bが角度調節機構6aによって同時に角度調節可能とされていると共に、外側の鏡面4bが、基枠40上に支持した角度調節機構6bによって角度調節が可能とされている。
【0046】
従って、両鏡面の反射角を一定に設定したあとは角度調節機構6aの調節だけで両方の鏡面4a、4bの反射角調節が同時に可能となる。
また、基枠40上に実施の形態1で示したような、分割鏡面4bをドアミラー1の側方へ張り出す機構を設けることもできる。
【0047】
すなわち、分割鏡面4bを張り出させるための駆動力は、この場合は、電動モータ42とされ、ガイドレール7a、スライダ7bは基枠40上に設けられる。なお、これらの構造は、基枠40上に設ける他は、実施の形態1と同じなので同じ部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0048】
ドアミラー1を展開したあとの鏡面4の反射角再調整が迅速に行える。
【0049】
【発明の効果】
本発明によると、車体側方へ張り出されるとともに車体側面に折畳み可能に構成されたケーシングの内部に、車体後方を写すための鏡面が設けられ、この鏡面の一部が他の一部と分割され、一方の分割鏡面は、ケーシングの位置を避けて移動することによりこのケーシングの外側に張り出すことが可能とされているようにしたため、一方の分割鏡面が、ケーシングの位置を避けて移動することによりこのケーシングの外側に張り出すことが可能とされていることで、通常走行中におけるドアミラーの上下又は左右に生じる死角を簡単に解消できると共に、ドアミラーを畳んだ状態での後進時の後方確認も容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のドアミラーの正面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 実施の形態1のドアミラーの他の構成例の正面図である。
【図4】 実施の形態1のドアミラーのさらに他の構成例を示す斜視図である。
【図5】 実施の形態1のドアミラーの機構を説明する要部正面図である。
【図6】 実施の形態1のドアミラーの機構を説明する要部側面図である。
【図7】 実施の形態1のドアミラーの作動説明図である。
【図8】 実施の形態1のドアミラーの他の構成例の断面図である。
【図9】 実施の形態1のドアミラーのさらに他の構成例の断面図である。
【図10】 実施の形態2のドアミラーの断面図である。
【図11】 実施の形態3のドアミラーの断面図である。
【符号の説明】
1 ドアミラー
4 鏡面
4a 分割鏡面
4b 分割鏡面
4c 分割鏡面
4d 分割鏡面
5 車体
6a 角度調節機構
6b 角度調節機構
7 スライドリンク機構を有する回転機構
7a ガイドレール
7b スライダ
8 ピニヨン歯車
9 ラック
10 回動アーム
11 クランクアーム
12 回転軸
13 クランク
14 ロッド
15 軸受け
16 軸
17 モータ
19 従動歯車
22 プーリ
23 プーリ
24 伝動ベルト
25 アイドラー
30 ローラ
Claims (3)
- 車体側方へ張り出されるとともに車体側面に折畳み可能に構成されたケーシングと、このケーシングの内部において互いに分割して設けられて車体後方を写す一方および他方の分割鏡面と、一方の分割鏡面をこの一方の分割鏡面の前面方向に移動させる第一の移動機構と、前記一方の分割鏡面が前記前面方向に移動されて前記ケーシングと干渉することなく回転できる位置までせり出したときに、この一方の分割鏡面を回転させて、この一方の分割鏡面を、前記ケーシングを車体側面に折畳んだときにこのケーシングの外側に張り出すように移動させる第二の移動機構とを有することを特徴とするドアミラー。
- それぞれの分割鏡面に反射角調整機構が付設されて、それぞれの分割鏡面の反射角が独立任意に可変とされていることを特徴とする請求項1記載のドアミラー。
- 二つに分割された鏡面が共通の基板で支持され、この基板が第一の角度調節機構で任意角度に反射角を調節可能とされ、いずれか一方の分割鏡面が前記基板に設けた第二の角度調節機構で独自に反射角を調整可能とされていることを特徴とする請求項2記載のドアミラー。
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