JP2003143681A - 挿入型イヤホン - Google Patents

挿入型イヤホン

Info

Publication number
JP2003143681A
JP2003143681A JP2001335896A JP2001335896A JP2003143681A JP 2003143681 A JP2003143681 A JP 2003143681A JP 2001335896 A JP2001335896 A JP 2001335896A JP 2001335896 A JP2001335896 A JP 2001335896A JP 2003143681 A JP2003143681 A JP 2003143681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
receiver
frame
receiver main
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001335896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3779195B2 (ja
Inventor
Isao Fushimi
功 伏見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP2001335896A priority Critical patent/JP3779195B2/ja
Publication of JP2003143681A publication Critical patent/JP2003143681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3779195B2 publication Critical patent/JP3779195B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Headphones And Earphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入型イヤホンにおいて、これを装着感に優
れたものとし、かつ、装着時の取扱いを容易なものとす
る。 【解決手段】 レシーバユニット12のハウジング20
を、レシーバ本体18を支持するフレーム24と、この
フレーム24に嵌合固定されたコード固定用ブロック2
6と、これらを所定範囲にわたって覆う外装部材28と
からなる構成とし、外装部材28を軟質材料で構成す
る。これにより、ハウジング20が外耳道の入口周辺の
皮膚に触れたとき、柔らかい感触をユーザに与えるよう
にし、イヤホン装着時にユーザに与える違和感ないし不
快感を大幅に軽減し、また長時間装着の場合にもユーザ
に苦痛を与えないようにする。さらに、外装部材28を
軟質材料で構成することにより、ハウジング20を指で
掴んだときのなじみが良く滑りにくくなるようにし、イ
ヤホン装着の際ハウジング20を軽く掴むだけで滑り落
ちないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、挿入型イヤホン
に関するものであり、特に、そのレシーバユニットの構
成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、挿入型イヤホンは、音道管を有
するレシーバユニットと、このレシーバユニットに装着
されたイヤーチップとを備えてなり、イヤーチップを外
耳道に挿入した状態で使用するように構成されている。
【0003】そして、この挿入型イヤホンにおいては、
そのレシーバユニットの組付けの際、所定形状を有する
ハウジングの内部空間に、レシーバ本体およびこれに接
続されたコードの端末部等が装填されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
挿入型イヤホンにおいては、レシーバユニットのハウジ
ングが、硬質樹脂の成形品等により剛体として構成され
ているので、次のような問題がある。
【0005】すなわち、ユーザが挿入型イヤホンを装着
使用している最中に、そのハウジングが外耳道の入口周
辺の皮膚に触れることがある。このような場合、ハウジ
ングの表面は固いため、ユーザに違和感や圧迫感ないし
不快感を与えてしまうことが少なくなく、また長時間装
着を行った場合にはユーザに苦痛を与えてしまうことも
ある、という問題がある。
【0006】また、挿入型イヤホンを装着する際には、
ハウジングを指で掴んでイヤーチップを外耳道に挿入す
ることとなるが、剛体として構成されたハウジングは指
で掴んだときのなじみが悪く滑りやすい。このため、ハ
ウジングをしっかり掴んで滑り落ちないように注意する
必要があり、装着時の取扱いが容易でない、という問題
もある。
【0007】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、装着感に優れ、かつ装着時の取扱い
が容易な挿入型イヤホンを提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明は、レシーバユ
ニットの構成に工夫を施すことにより、上記目的達成を
図るようにしたものである。
【0009】すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホン
は、音道管を有するレシーバユニットと、このレシーバ
ユニットに装着されたイヤーチップとを備えてなり、上
記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使用するよう
に構成された挿入型イヤホンにおいて、上記レシーバユ
ニットが、レシーバ本体と、このレシーバ本体を収容す
るハウジングとを備えてなり、上記ハウジングが、上記
レシーバ本体を支持するフレームと、このフレームを所
定範囲にわたって覆う外装部材とを備えてなり、上記外
装部材が、軟質材料で構成されている、ことを特徴とす
るものである。
【0010】上記「所定範囲」は、少なくとも挿入型イ
ヤホンを装着したときに外耳道の入口周辺の皮膚に触れ
る可能性がある部分を含むものであれば、その具体的範
囲は特に限定されるものではない。
【0011】上記「軟質材料」の種類は特に限定される
ものではないが、例えば、ゴム(例えばシリコーンゴム
等)やエラストマ(例えばスチレンエラストマ等)等が
採用可能である。
【0012】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
係る挿入型イヤホンは、そのレシーバユニットのハウジ
ングが、レシーバ本体を支持するフレームと、このフレ
ームを所定範囲にわたって覆う外装部材とを備えた構成
となっており、この外装部材が軟質材料で構成されてい
るので、次のような作用効果を得ることができる。
【0013】すなわち、外装部材が軟質材料で構成され
ているので、ハウジングが外耳道の入口周辺の皮膚に触
れたとき、柔らかい感触をユーザに与えることができ
る。このため、挿入型イヤホンの装着時にユーザに与え
る違和感や圧迫感・不快感を大幅に軽減することがで
き、また長時間装着を行った場合にもユーザに苦痛を与
えてしまうおそれをなくすことができる。
【0014】しかも、外装部材が軟質材料で構成されて
いるので、ハウジングを指で掴んだときのなじみが良く
滑りにくい。このため、挿入型イヤホンを装着する際に
は、ハウジングを軽く掴むだけで滑り落ちないようにす
ることができ、これにより余分な注意を払う必要がなく
なり、装着時の取扱いが容易となる。
【0015】このように本願発明によれば、挿入型イヤ
ホンにおいて、これを装着感に優れたものとすることが
でき、かつ、装着時の取扱いを容易なものとすることが
できる。
【0016】上記「外装部材」は、軟質材料で構成さ
れ、かつフレームを所定範囲にわたって覆うものであれ
ば、その具体的構成は特に限定されるものではないが、
これを筒状の弾性部材として構成するとともに所定量弾
性変形した状態でフレームに装着するように構成すれ
ば、ハウジングの外形の自由度を高めることができ、か
つ、レシーバユニットの組付けを、接着剤等で固定する
必要なしに容易に行うことができる。
【0017】上記構成において、フレームに対してレシ
ーバ本体を仮止め固定する仮止め固定構造をフレームに
設けておくようにすれば、次のような作用効果を得るこ
とができる。
【0018】すなわち、本願発明に係る挿入型イヤホン
を製造する工程においては、レシーバ本体が支持された
フレームに対して外装部材の装着が行われることとなる
が、その際、仮止め固定構造によりレシーバ本体をフレ
ームに仮止め固定しておけば、レシーバ本体の位置ずれ
やフレームからの脱落を生じさせることなく、外装部材
の装着を確実に行うことが可能となる。特に、通常レシ
ーバ本体にはコードの端末部が接続されているので、レ
シーバ本体はコードが少し引っ張られただけで簡単に位
置がずれたりフレームから脱落してしまう。したがっ
て、このような仮止め固定構造を設けておくことが、レ
シーバユニットの組付作業性を向上させる上で極めて効
果的である。また、レシーバ本体の放音孔と音道管の入
口とをつなぐにあたり、放音孔の周囲からの空気漏れを
防ぐためにシールを施す必要があるが、仮止め固定構造
に密閉機能を持たせるようにすれば、このシールを確実
に行うことが可能となる。
【0019】この仮止め固定構造の具体的構成は特に限
定されるものではないが、これを、レシーバ本体の一端
部が挿入されるように構成されたレシーバ本体挿入部
と、このレシーバ本体挿入部に挿入されたレシーバ本体
の他端部に弾性的に係合する弾性係合片とで構成すれ
ば、簡単な構成で確実にレシーバ本体の仮止め固定を行
うことができる。なお、この場合、弾性係合片は単一で
あってもよいが、これを複数備えた構成とすれば、レシ
ーバ本体に対する係合をより確実に行うことが可能とな
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
【0021】図1は、本願発明の一実施形態に係る挿入
型イヤホン10を示す一部断面側面図であり、図2は、
図1の要部側断面図である。
【0022】これらの図に示すように、本実施形態に係
る挿入型イヤホン10は、レシーバユニット12とイヤ
ーチップ14とからなっている。レシーバユニット12
は、その前端部(図1において右端部)に音道管16を
有しており、この音道管16にイヤーチップ14が装着
されている。そして、この挿入型イヤホン10は、イヤ
ーチップ14を外耳道に挿入した状態で使用するように
なっている。
【0023】レシーバユニット12は、レシーバ本体1
8と、このレシーバ本体18を収容するハウジング20
と、レシーバ本体18に接続されたコード22とを備え
てなっている。
【0024】レシーバ本体18は、略直方体の外形形状
を有するバランスドアーマチャ型の電磁型レシーバで構
成されており、その前端面の下端部に放音孔18aが形
成されるとともに、その上面後端部近傍部位に端子18
bが設けられている。そして、このレシーバ本体18
は、コード22を介して端子18bから入力される信号
電流に応じた音波を放音孔18aから放射するようにな
っている。
【0025】ハウジング20は、レシーバ本体18を仮
止め固定するフレーム24と、コード22の端末部を収
容した状態でフレーム24に後方側から嵌合固定された
コード固定用ブロック26と、これらフレーム24およ
びコード固定用ブロック26を筒状に覆う外装部材28
とからなっている。
【0026】フレーム24は、例えばポリカーボネート
樹脂等からなる射出成形品であって、レシーバ本体18
の前部が後方側から挿入される挿入空間24Aaを形成
するレシーバ本体挿入部24Aと、このレシーバ本体挿
入部24Aから後方へ延びるように形成され、コード固
定用ブロック26と嵌合するブロック嵌合部24Bと、
このブロック嵌合部24Bの左右両側部を切り欠くよう
にして形成され、レシーバ本体挿入部24Aに挿入され
たレシーバ本体18の後端部に左右両側から弾性的に係
合する1対の弾性係合片24Cと、レシーバ本体挿入部
24Aの前端面24Abから前方へ円筒状に延びる外筒
部24Dとからなっている。
【0027】そして、このフレーム24においては、レ
シーバ本体挿入部24Aと1対の弾性係合片24Cと
で、フレーム24に対してレシーバ本体18を仮止め固
定する仮止め固定構造を構成するようになっている。な
お、レシーバ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaの断
面形状は、レシーバ本体18の断面形状と略同一形状に
設定されている。
【0028】図3は、フレーム24に対するレシーバ本
体18の仮止め固定の様子を示す平断面図である。
【0029】同図(a)に示すように、レシーバ本体1
8は、基板34およびコード22の端末部22aが接続
された状態で、フレーム24の後方側からレシーバ本体
挿入部24Aの挿入空間24Aaへ向けて挿入される。
そして、同図(b)に示すように、レシーバ本体18の
前端部が挿入空間24Aaの入り口にさしかかると、後
方へ延びる1対の弾性係合片24Cの先端部内面に形成
された突起部24Caがレシーバ本体18の前端部両側
面に当接し、両弾性係合片24Cは弾性変形して両側へ
広がるように撓む。この状態でレシーバ本体18が挿入
空間24Aaの奥へ挿入されて挿入空間24Aaに入り
切ると、同図(c)に示すように、両弾性係合片24C
の撓みが解除され、その突起部24Caがレシーバ本体
18の後端部に左右両側から係合し、レシーバ本体18
に対する仮止め固定が完了する。
【0030】図1に示すように、コード固定用ブロック
26は、例えばABS樹脂等からなる射出成形品であっ
て、フレーム24のブロック嵌合部24Bの形状に対応
するよう側面視においてコ字状に形成されており、その
後端部近傍には環状溝26aが形成されている。そし
て、このコード固定用ブロック26においては、その環
状溝26aの下端部に形成された挿通孔(図示せず)を
介してコード22を該コード固定用ブロック26内に挿
通させ、その端末部22aをレシーバ本体18の端子1
8bに基板34を介して接続させるようになっている。
その際、コード固定用ブロック26内に収容されたコー
ド22の端末部近傍部位には、コブ状の結び目が形成さ
れており、この結び目がレシーバ本体18の後端面に当
接してこれを仮止め固定位置に保持するとともに、コー
ド22が引っ張られたときに、この結び目とコード固定
用ブロック26とが係合して引張り力に抵抗するように
なっている。
【0031】外装部材28は、例えばシリコーンゴム等
の弾性を有する軟質材料で構成されており、ある程度弾
性変形した状態でフレーム24およびコード固定用ブロ
ック26に装着されている。
【0032】すなわち、図4に示すように、外装部材2
8は、単品状態では円筒状に形成されており、その軸線
方向両端部には各々環状フランジ部28a、28bが内
周側へ突出するように形成されている。そして、この外
装部材28は、その一方の環状フランジ部28aを押し
広げた状態で、フレーム24およびコード固定用ブロッ
ク26に被せるようにして後方側から装着され、装着完
了状態では、前方側の環状フランジ部28aがフレーム
24のレシーバ本体挿入部24Aの前端面24Abと係
合し、後方側の環状フランジ部28bがコード固定用ブ
ロック26の環状溝26aと係合するようになってい
る。ただし、環状溝26aの下端部においては、コード
22を迂回するよう前方側へ部分的に変位した状態で係
合している。
【0033】図1に示すように、フレーム24の外筒部
24Dは、その前端部に外周側へ突出する環状フランジ
部24Daが形成されており、その前端面24Dbの下
端部には前方へ突出する突起部24Dcが形成されてい
る。この外筒部24Dの内周側空間24Ddは、レシー
バ本体挿入部24Aの挿入空間24Aaと連通するよう
に形成されているが、この内周側空間24Ddにおける
後端部下面には切欠き部24Deが形成されている。こ
の切欠き部24Deが形成されていることにより、レシ
ーバ本体挿入部24Aにレシーバ本体18が挿入された
とき、その放音孔18aが塞がれてしまわないようにし
て、内周側空間24Ddおよび後述する貫通孔30aと
の連通を図るようにしている。そして、この外筒部24
Dの内周側空間24Ddには、内筒部材30が前方側か
ら挿着されており、これら外筒部24Dと内筒部材30
とで上記音道管16を構成するようになっている。
【0034】内筒部材30は、例えばABS樹脂等から
なる射出成形品であって、円筒部30Aと、この円筒部
30Aの前端部に外周側へ突出するように形成されたフ
ランジ部30Bとからなり、その中心部に形成された貫
通孔30aの前端部は、大径のフィルタ収容部30bと
して形成されている。円筒部30Aは、その前端近傍部
位30Aaの外径が外筒部24Dの内径と略同じ値に設
定されており、それよりも後方側の部位の外径は外筒部
24Dの内径よりもやや小さい値に設定されている。一
方、フランジ部30Bは、その下端部に切欠き部30B
aが形成されており、また、その上端部には水平方向に
面取りされた面取り部30Bbが形成されている。
【0035】内筒部材30は外筒部24Dに挿着される
際、そのフランジ部30Bが外筒部24Dの前端面24
Dbに当接することにより、軸線方向の位置決めが行わ
れ、また、そのフランジ部30Bの切欠き部30Baを
外筒部24Dの突起部24Dcに係合させることによ
り、軸線回り方向の位置決めが行われるようになってい
る。なお、内筒部材30は、その円筒部30Aの前端近
傍部位30Aaにおいて外筒部24Dと摺接嵌合するよ
うになっている。
【0036】この内筒部材30の外筒部24Dへの挿着
が行われることにより、音道管16の音道16aが形成
されることとなるが、この音道16aは、内筒部材30
の貫通孔30aと、この貫通孔30aの後方側に僅かに
露出する外筒部24Dの内周側空間24Ddとで構成さ
れることとなる。
【0037】内筒部材30のフィルタ収容部30bに
は、不織布等からなる円板状の音響フィルタ32が、接
着あるいは両面テープでの貼着等により固定されてい
る。
【0038】イヤーチップ14は、例えばシリコーンゴ
ム等の軟質材料で構成されており、筒状部14Aと、第
1および第2環状フランジ部14B、14Cとからなっ
ている。筒状部14Aは、音道管16への装着によりそ
の音道16aと連通する音道14aを形成するようにな
っている。第1環状フランジ部14Bは、筒状部14A
の先端部から基端部側へ略パラボラ状に広がるように形
成されており、一方、第2環状フランジ部14Cは、筒
状部14Aの中間部から基端部側へ略パラボラ状に広が
るように形成されている。第1環状フランジ部14B
は、その内周端部から外周端部まで略同一肉厚で形成さ
れているが、第2環状フランジ部14Cは、その内周端
部が厚肉で形成されるとともに、それ以外の部分が略同
一肉厚で形成されている。また、第1環状フランジ部1
4Bの外径は第2環状フランジ部14Cの外径よりも小
さい値に設定されている。また、第1環状フランジ部1
4Bは、その内周端部近傍部位14Baが略半ドーナッ
ツ形状に形成されている。
【0039】このイヤーチップ14は、その筒状部14
Aが音道管16に装着されたとき、該筒状部14Aの後
端面が外装部材28の環状フランジ部28aと密着する
ようになっている。
【0040】以上詳述したように、本実施形態に係る挿
入型イヤホン10は、そのレシーバユニット12のハウ
ジング20が、レシーバ本体18を支持するフレーム2
4と、このフレーム24に嵌合固定されたコード固定用
ブロック26と、これらを所定範囲にわたって覆う外装
部材28とからなっているが、この外装部材28は軟質
材料で構成されているので、ハウジング20が外耳道の
入口周辺の皮膚に触れたとき、柔らかい感触をユーザに
与えることができる。このため、挿入型イヤホン10の
装着時にユーザに与える違和感ないし不快感を大幅に軽
減することができ、また長時間装着を行った場合にもユ
ーザに苦痛を与えてしまうおそれをなくすことができ
る。
【0041】しかも、外装部材28が軟質材料で構成さ
れているので、ハウジング20を指で掴んだときのなじ
みが良く滑りにくい。このため、挿入型イヤホン10を
装着する際には、ハウジング20を軽く掴むだけで滑り
落ちないようにすることができ、これにより余分な注意
を払う必要がなくなり、装着時の取扱いが容易となる。
【0042】このように本実施形態によれば、挿入型イ
ヤホンにおいて、これを装着感に優れたものとすること
ができ、かつ、装着時の取扱いを容易なものとすること
ができる。
【0043】特に本実施形態においては、外装部材28
が筒状の弾性部材として構成されており、所定量弾性変
形した状態でフレーム24およびコード固定用ブロック
26に装着されるようになっているので、ハウジング2
0の外形の自由度を高めることができ、かつ、レシーバ
ユニット12の組付けを、接着剤等で固定する必要なし
に容易に行うことができる。
【0044】しかも本実施形態に係る挿入型イヤホン1
0は、コード22およびコード固定用ブロック26の後
端部以外は、軟質材料からなる外装部材28およびイヤ
ーチップ14が露出するように構成されているので、挿
入型イヤホン10を手に取ったときの感触が全体的に柔
らかいものとなる。このため、挿入型イヤホン10を装
着するに際し、イヤーチップ14を外耳道に挿入しなけ
ればならないという抵抗感ないし恐怖感をユーザに与え
てしまうおそれを最小限に抑えることができる。
【0045】また本実施形態においては、フレーム24
に対してレシーバ本体18を仮止め固定する仮止め固定
構造がフレーム24に設けられているので、組付作業中
にたとえコード22が引っ張られるようなことがあって
も、フレーム24に支持されたレシーバ本体18に位置
ずれやフレーム24からの脱落を生じさせることなく、
外装部材28の装着を確実に行うことが可能となり、こ
れによりレシーバユニット12の組付作業性を向上させ
ることができる。
【0046】そして本実施形態においては、この仮止め
固定構造が、レシーバ本体18の一端部が挿入されるよ
うに構成されたレシーバ本体挿入部24Aと、このレシ
ーバ本体挿入部24Aに挿入されたレシーバ本体18の
他端部に弾性的に係合する1対の弾性係合片24Cとで
構成されているので、簡単な構成で確実にレシーバ本体
18の仮止め固定を行うことができる。
【0047】しかも本実施形態においては、レシーバ本
体挿入部24Aの挿入空間24Aaの断面形状がレシー
バ本体18の断面形状と略同一形状に形成されているの
で、仮止め固定構造に密閉機能を持たせることができ、
これにより、放音孔18aと音道16aとの間からレシ
ーバ本体18の後方側への空気漏れを防ぐためのシール
を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る挿入型イヤホンを
示す一部断面側面図
【図2】図1の要部側断面図
【図3】上記挿入型イヤホンにおいて、フレームに対す
るレシーバ本体の仮止め固定の様子を示す平断面図
【図4】上記挿入型イヤホンにおいて、フレームおよび
コード固定用ブロックに対する外装部材の装着の様子を
示す側面図
【符号の説明】
10 挿入型イヤホン 12 レシーバユニット 14 イヤーチップ 16 音道管 16a 音道 18 レシーバ本体 18a 放音孔 18b 端子 20 ハウジング 22 コード 24 フレーム 24A レシーバ本体挿入部(仮止め固定構造の一部) 24Aa 挿入空間 24Ab 前端面 24B ブロック嵌合部 24C 弾性係合片(仮止め固定構造の一部) 24Ca 突起部 24D 外筒部 24Da 環状フランジ部 24Db 前端面 24Dc 突起部 24Dd 内周側空間 24De 切欠き部 26 コード固定用ブロック 26a 環状溝 28 外装部材 28a、28b 環状フランジ部 30 内筒部材 32 音響フィルタ 34 基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音道管を有するレシーバユニットと、こ
    のレシーバユニットに装着されたイヤーチップとを備え
    てなり、上記イヤーチップを外耳道に挿入した状態で使
    用するように構成された挿入型イヤホンにおいて、 上記レシーバユニットが、レシーバ本体と、このレシー
    バ本体を収容するハウジングとを備えてなり、 上記ハウジングが、上記レシーバ本体を支持するフレー
    ムと、このフレームを所定範囲にわたって覆う外装部材
    とを備えてなり、 上記外装部材が、軟質材料で構成されている、ことを特
    徴とする挿入型イヤホン。
  2. 【請求項2】 上記外装部材が、筒状の弾性部材で構成
    されており、所定量弾性変形した状態で上記フレームに
    装着されている、ことを特徴とする請求項1記載の挿入
    型イヤホン。
  3. 【請求項3】 上記フレームに、該フレームに対して上
    記レシーバ本体を仮止め固定する仮止め固定構造が設け
    られている、ことを特徴とする請求項1または2記載の
    挿入型イヤホン。
  4. 【請求項4】 上記仮止め固定構造が、上記レシーバ本
    体の一端部が挿入されるように構成されたレシーバ本体
    挿入部と、このレシーバ本体挿入部に挿入されたレシー
    バ本体の他端部に対して弾性的に係合する弾性係合片と
    を備えてなる、ことを特徴とする請求項3記載の挿入型
    イヤホン。
JP2001335896A 2001-10-31 2001-10-31 挿入型イヤホン Expired - Fee Related JP3779195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001335896A JP3779195B2 (ja) 2001-10-31 2001-10-31 挿入型イヤホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001335896A JP3779195B2 (ja) 2001-10-31 2001-10-31 挿入型イヤホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003143681A true JP2003143681A (ja) 2003-05-16
JP3779195B2 JP3779195B2 (ja) 2006-05-24

Family

ID=19150822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001335896A Expired - Fee Related JP3779195B2 (ja) 2001-10-31 2001-10-31 挿入型イヤホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3779195B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006295533A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nappu Enterprise Kk 通話用機器の防音装置
JP2007518370A (ja) * 2004-01-07 2007-07-05 エティモティック・リサーチ・インコーポレーテッド ワンサイズでほとんどの耳にフィットする補聴器
WO2008050480A1 (fr) * 2006-10-23 2008-05-02 Star Micronics Co., Ltd. Écouteur à insertion
KR100873055B1 (ko) 2007-04-24 2008-12-11 조계숙 이어폰팁과 그 제조방법 및 제조장치
US7551748B2 (en) 2004-03-26 2009-06-23 Star Micronics Co., Ltd. Earphone
KR101005926B1 (ko) * 2008-09-10 2011-01-06 (주)아이사운드 아마츄어타입 유닛 이어폰
WO2018176862A1 (zh) * 2017-03-31 2018-10-04 广东远峰电子科技股份有限公司 编织带耳机和智能头盔
JP2019146275A (ja) * 2019-06-06 2019-08-29 Vie Style株式会社 イヤホン
US11317185B2 (en) 2017-09-28 2022-04-26 Vie Style, Inc. Earphone

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518370A (ja) * 2004-01-07 2007-07-05 エティモティック・リサーチ・インコーポレーテッド ワンサイズでほとんどの耳にフィットする補聴器
JP4921176B2 (ja) * 2004-01-07 2012-04-25 エティモティック・リサーチ・インコーポレーテッド ワンサイズでほとんどの耳にフィットする補聴器
US8184839B2 (en) 2004-01-07 2012-05-22 Etymotic Research, Inc. One-size-fits-most hearing aid
US7551748B2 (en) 2004-03-26 2009-06-23 Star Micronics Co., Ltd. Earphone
JP2006295533A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Nappu Enterprise Kk 通話用機器の防音装置
WO2008050480A1 (fr) * 2006-10-23 2008-05-02 Star Micronics Co., Ltd. Écouteur à insertion
JP2008109206A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Star Micronics Co Ltd 挿入型イヤホン
KR100873055B1 (ko) 2007-04-24 2008-12-11 조계숙 이어폰팁과 그 제조방법 및 제조장치
KR101005926B1 (ko) * 2008-09-10 2011-01-06 (주)아이사운드 아마츄어타입 유닛 이어폰
WO2018176862A1 (zh) * 2017-03-31 2018-10-04 广东远峰电子科技股份有限公司 编织带耳机和智能头盔
US11317185B2 (en) 2017-09-28 2022-04-26 Vie Style, Inc. Earphone
JP2019146275A (ja) * 2019-06-06 2019-08-29 Vie Style株式会社 イヤホン

Also Published As

Publication number Publication date
JP3779195B2 (ja) 2006-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003143682A (ja) 挿入型イヤホン
US6938622B2 (en) Earplug and apparatus with the earplugs
JP5818332B2 (ja) 長期着用のための補聴装置
US7551748B2 (en) Earphone
US4381830A (en) Continuous flow earmold tubing connector
US5781638A (en) Electro-acoustic transducer
US7403629B1 (en) Disposable modular hearing aid
US7925038B2 (en) Earset assembly
CA2470238C (en) Expandable in-ear device
US20030059071A1 (en) Personal audio device with hearing protection
US20060067556A1 (en) Universal earpiece
JP2003143684A (ja) 挿入型イヤホン
JP2003143681A (ja) 挿入型イヤホン
AU2005227551A1 (en) Wax barrier system
US5753870A (en) Continuous flow earmold tubing connector with a filter
US8605927B2 (en) Hearing aid positioning system and structure
KR200204510Y1 (ko) 이어폰 커버
US20210243540A1 (en) Wax protection for in-canal hearing device
US11212610B2 (en) Hearing device
KR20080073155A (ko) 이어폰
US20070113964A1 (en) Small water-repellant microphone having improved acoustic performance and method of constructing same
WO2006099044A1 (en) Cheek stabilizer for audio headset
EP1175811B1 (en) Disposable modular hearing aid
US11729558B2 (en) Hearing device
EP0166198B1 (en) Telephone handset

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees