JP3777404B2 - 多層およびスライドダイ塗布方法および装置 - Google Patents

多層およびスライドダイ塗布方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3777404B2
JP3777404B2 JP52820695A JP52820695A JP3777404B2 JP 3777404 B2 JP3777404 B2 JP 3777404B2 JP 52820695 A JP52820695 A JP 52820695A JP 52820695 A JP52820695 A JP 52820695A JP 3777404 B2 JP3777404 B2 JP 3777404B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bar
die
coating
upstream
lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52820695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09511681A (ja
Inventor
ワグナー,ジェイムズ・アール・ジュニア
スカンラン,デイビッド・ジェイ
メイヤー,ゲイリー・ダブリュー
ブラウン,オマール・ディ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
3M Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 3M Co filed Critical 3M Co
Publication of JPH09511681A publication Critical patent/JPH09511681A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3777404B2 publication Critical patent/JP3777404B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C9/00Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important
    • B05C9/06Apparatus or plant for applying liquid or other fluent material to surfaces by means not covered by any preceding group, or in which the means of applying the liquid or other fluent material is not important for applying two different liquids or other fluent materials, or the same liquid or other fluent material twice, to the same side of the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/007Slide-hopper coaters, i.e. apparatus in which the liquid or other fluent material flows freely on an inclined surface before contacting the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

技術分野
本発明は、塗布方法に関する。より詳しくは、本発明は、ダイを用いる塗布方法に関する。
背景技術
米国特許第2,681,294号は、直接押し出しおよびスライドタイプの計量された塗布システムについて、塗布ビードを安定化するための真空方法を開示している。このような安定化は、これらのシステムの塗布能力を高める。しかし、これらの塗布システムは、ある塗布された製品について必要とされる非常に低い液体粘度でさえ薄い湿潤層を提供する十分な総合能力を欠いている。
米国特許第2,761,791号は、移動するウェブ上に明瞭な層関係で同時に数種の液体をビード塗布する種々の形態の押し出しおよびスライドコーターを教示している。しかし、これらの塗布システムは、ある塗布された製品については、必要とされるウェブ速度および塗布ギャップで所望の多層湿潤層厚さを維持するための十分な総合性能が欠けている。米国特許第5,256,357号は、スロットエッジの一方にアンダーバイトを有する多層塗布ダイを開示している。2つのエッジの一方のアンダーバイトは、ある場合には、塗布状態を向上する。
米国特許第4,445,458号は、斜角をつけられた引き落とし面を有する押し出しタイプビード塗布ダイを開示している。このダイは、塗布ビードの下流側に境界力を負わせて、ビードを保持するために必要な真空量を減じる。真空の減少は、チャター欠陥と塗布条痕とをできるだけ少なくする。塗布品質を向上するためには、スロット軸に関して傾斜をつけられた面の鈍角と、移動するウェブに向けて(オーバーハング)および移動ウェブから遠ざけて(アンダーハング)のベベルのスロット軸に沿っての位置とは、最適化されなければならない。最適化によって、感光性エマルジョンを塗布するために必要とされる高い品質となる。しかし、ある塗布された製品に必要とされる薄い層の性能能力は不足する。
米国特許第3,413,143号は、過剰な塗料液が上流スロットを通って塗布ビード領域内に送り出される2つのスロットダイを開示する。入ってくる液体の略半分は、下流スロットを通ってビード領域の外に送り出され、その残りが移動するウェブに塗布される。ビード中の過剰液体は、安定化効果を有し、真空チャンバーを用いることなく性能を向上する。しかし、この装置は、上記したギャップ対湿潤厚比は最大3にすぎず、ある塗布された製品について必要とされる性能を与えない。
米国特許第4,443,504号は、スライド塗布装置を開示する。この装置は、スライド面と水平基準面との間の角度が35°から50°までの範囲であり、塗りロールに対する接面とスライド面との間に形成される逃げ角は85°から100°までの範囲である。これらの範囲内での運転は、スライドに沿っての大きい流体モーメントによる性能とスライド面に対する大きい流体剥離力による塗布不均一との間の妥協を与える。しかし、たとえ真空チャンバーを用いても、このシステムは、ある塗布された製品に対して必要とされる性能を与えない。
欧州特許出願EP552653は、低エネルギーのフッ素化ポリエチレン面で、塗布ビードの近くおよびそれより下のスライド塗布ダイ面を覆うことを開示している。被膜は、塗布リップ先端より下に0.05−5.00mmで開始し、塗布ビードから離れる方向に延在する。低-表面-エネルギーの被膜は、裸の金属細片によって塗布リップ先端から離されている。これは、ビード静止接触線を位置決めする。低エネルギー被膜は、塗布条痕を排除し、ダイ掃除に役に立つ。押し出し塗布ダイについてこれを用いることは、記載されていない。
図1は、計量された塗布システムの一部として真空チャンバー12を有する公知の塗布ダイ10を示している。塗料液14は、バックアップローラー20によって支持された移動しているウェブ18に塗布するために、ポンプ16によってダイ10に正確に供給される。塗料液は、ダイのスロット26から分配して移動するウェブ18に塗布するために、流路22を通ってマニホールド24に供給される。図2に示すように、塗料液は、スロット26内を通過し、上流ダイリップ30と下流ダイリップ32とウェブ18との間に、連続的な塗布ビード28を形成する。リップ30,32の幅であるF1およびF2の寸法は、ともに0.25から0.76mmの範囲である。真空チャンバー12は、ビードを安定化するために、ビードの真空上流を応用する。この形状は多くの場合に相応に働くが、公知の方法の性能を向上するダイ塗布方法が必要とされている。
発明の要旨
本発明は、面上に多層の塗料液を塗布するダイ塗布装置である。この装置は、上流リップを有する上流バーと、くさびエッジを有するくさびバーと、下流リップ62を有する下流バーとを備えるダイを含む。上流リップはランドとして形成され、くさびエッジはシャープエッジとして形成され、下流リップはシャープエッジとして形成される。第1通路は、ダイを貫通して上流バーと上記くさびバーとの間を走り、第2通路は、ダイを貫通してくさびバーと下流バーとの間でダイの中を走る。第1通路は、上流リップおよびくさびエッジにより形成された第1スロットを有し、第2通路は、くさびエッジおよび下流リップにより形成された第2スロットを有する。第1塗料液は、第1スロットからダイを出て、塗布されている面上への塗布のために、上流ダイリップとくさびエッジと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成する。第2塗料液は、第2スロットからダイを出て、第1塗料液の上への塗布のために、くさびエッジと下流エッジと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成する。ビードは、たとえ真空が増加されるにつれてさえ、ランドと塗布されるべき面との間の空間内へ、意味ありげには移動しない。
ランドの形状は、塗布されている面の形状に一致する。面が湾曲している場合には、ランドは湾曲している。また、ダイは、ビードの真空上流を応用してビードを安定化することを含むことが可能である。真空は、ランドを有する真空バーを備える真空チャンバーを用いて、応用されることが可能である。真空ランドの形状も、塗布される面の形状に一致する。ランドと真空ランドとは、同じ曲率半径を有することが可能であり、塗布されるべき面に対して同一のまたは異なる収束を有することが可能である。
スロット高さとオーバーバイトと収束との少なくともひとつを変えると、塗布性能を向上することが可能である。スロット高さとオーバーバイトと収束とは互いに組み合わせて選択され、ランドの長さと、下流バーのエッジ角と、塗布スロットの下流バー面とシャープエッジに平行かつ直接対向する塗布されるべき面上の線を通る接面との間のダイ迎え角と、シャープエッジと塗布されるべき面との間の塗布ギャップ距離とが、互いに組み合わせて選択される。
他の実施例において、ダイは、上流リップを有する上流バーと、セパレータと、下流リップを有する下流バーとを備える。上流リップはランドとして形成され、下流リップはシャープエッジとして形成される。第1通路は、ダイを貫通して上流バーとセパレータとの間を走り、第2通路は、ダイを貫通してセパレータと下流バーとの間を走る。第1および第2通路は結合して、上流リップおよび下流リップにより形成された単一のスロットを形成する。ふたつの塗料液は、ダイスロットの内側へ一緒に運ばれ、塗布ビードを形成して塗布されるべき面に移される分離した積層として、スロット内を流れる。
本発明のダイ塗布方法は、第1塗料液を第1スロット内に通すステップと、第2塗料液を第2スロット内に通すステップと、塗布されている面上への塗布のために、上流ダイリップとくさびエッジと塗布されている面との間に、第1塗料液を用いて連続的な塗布ビードを形成するステップと、第1塗料液の上への塗布のために、くさびエッジと下流ダイリップと塗布されている面との間に、第2塗料液を用いて連続的な塗布ビードを形成するステップとを備える。ビードは、真空が増加されるにつれてさえ、ランドと塗布されるべき面との間の空間内へ、意味ありげには移動しない。
この方法は、ランドの長さと、下流バーのエッジ角と、塗布スロットの下流バー面と下流リップシャープエッジに平行かつ直接対向する塗布されるべき面上の線を通る接面との間のダイ迎え角と、下流リップシャープエッジと塗布すべき面との間の塗布ギャップ距離とを、互いに組み合わせて選択するステップと、スロット高さとオーバーバイトと収束とを互いに組み合わせて選択するステップとを備えることが可能である。また、この方法は、ビードの真空上流を応用してビードを安定化するステップを含むことが可能である。
他の方法は、第1塗料液を第1通路内に通すステップと、第2塗料液を第2通路内に通すステップと、第1および第2塗料液をダイスロットの内側で一緒に運ぶステップと、第1および第2塗料を、塗布ビードを形成する分離した積層として、スロット内に流すステップと、塗布されるべき面にビードを移すステップとを備える。
本発明は、面上に塗布する液体を塗布するダイ塗布装置である。この装置は、上流リップを有する上流バーと、マニホールドバーと、下流リップを有する下流バーと、真空バーと、スライド面とを備えるダイを含む。上流リップはランドとして形成され、第1マニホールドバーはシャープエッジとして形成される。第1通路は、ダイを貫通してマニホールドバーと下流バーとの間を走る。塗料液は、この通路からダイを出て、スライド面に沿って滑り、マニホールドバーシャープエッジと上流ダイリップと塗布されている面との間に、連続的なビードを形成する。ビードは、真空が大きくされるにつれてさえ、ランドと塗布されるべき面との間の空間内へ、意味ありげには移動しない。ランドの形状は、塗布されている面の形状に一致する。
また、本発明は、面上に多層の塗料液を塗布する多層ダイ塗布装置である。この装置は、上流リップを有する上流バーと、第1マニホールドバーと、第2マニホールドバーと、下流リップを有する下流バーと、真空バーと、スライド面とを備えるダイを含む。上流リップは、ランドとして形成され、第1マニホールドバーはシャープエッジとして形成される。第1通路は、ダイを貫通して第1マニホールドバーと第2マニホールドバーとの間を走る。第1塗料液は、第1通路からダイを出て、スライド面に沿って滑り、塗布されるべき面上への塗布のために、マニホールドバーシャープエッジと上流ダイリップと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成する。第2通路は、ダイを貫通して第2マニホールドバーと下流バーとの間を走る。第2塗料液は、第2通路からダイを出て、スライド面に沿って滑り、第1塗料の上への塗布のために、マニホールドバーシャープエッジと上流ダイリップと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成する。
本発明のダイ塗布方法は、シャープエッジを有するマニホールドバーと下流リップを有する下流バーとにより形成された通路内に塗料液を通すステップと、通路から出ている塗料液をスライド面に沿って滑らせて、連続的な塗布ビードを、マニホールドバーシャープエッジと、ランドとして形成された上流ダイリップと、塗布されている面との間に形成するステップとを備える。ビードは、真空が増加されるにつれてさえ、ランドと塗布されるべき面との間の空間の中へ、意味ありげには移動しない。
また、この方法は、ランドの長さと、第1マニホールドバーのエッジ角と、シャープエッジと塗布されるべき面との間の塗布ギャップ距離とを、互いに組み合わせて選択するステップと、オーバーバイトと収束とを互いに組み合わせて選択するステップとを備えることが可能である。
多層塗布方法は、第1塗料液を、シャープエッジとして構成された第1マニホールドバーと第2マニホールドバーとによって形成された第1通路に通すステップと、第1通路から出ている第1塗料液をスライド面に沿って滑らせるステップと、塗布されるべき面上への第1塗料液の塗布のために、連続的な塗布ビードを、マニホールドバーシャープエッジと、上流ダイリップと、塗布されている面との間に形成するステップと、第2塗料液を、第2マニホールドバーと下流バーとによって形成された第2通路に通すステップと、第2通路から出る第2塗料液をスライド面に沿って滑らせるステップと、第1塗料液の上への第2塗料液の塗布のために、マニホールドバーシャープエッジと上流ダイリップと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成するステップとを備える。
【図面の簡単な説明】
図1は、公知の塗布ダイの略断面図である。
図2は、図1のダイのスロットおよびリップの拡大断面図である。
図3は、本発明の押出ダイの断面図である。
図4は、図3のダイのスロットおよびリップの拡大断面図である。
図5は、図4と同様のスロットおよびリップの断面図である。
図6は、他の真空チャンバーの構成の断面図である。
図7は、また別の他の真空チャンバーの構成の断面図である。
図8は、本発明の他の押出ダイの断面図である。
図9aおよび9bは、図8のダイのスロット、正面、および真空チャンバーの拡大断面図である。
図10aおよび10bは、図8のダイの略図である。
図11は、1.8センチポアズの粘度の塗料液について、公知の押出ダイと本発明の押出ダイとの性能を比較した塗布テスト結果を示す。
図12は、2.7センチポアズの粘度の塗料液について、比較テスト結果を示す。
図13は、塗布テストのデータのまとめである。
図14は、9つの異なる塗料液について、本発明の押出塗布ダイについての一定G/Tw線のグラフである。
図15は、本発明の多層押し出しダイの断面図である。
図16は、図15のダイの正面および真空チャンバーの断面図である。
図17は、多層押し出しダイの他の実施例の断面図である。
図18は、図17のダイの正面および真空チャンバーの断面図である。
図19は、公知のスライド塗布ダイの断面図である。
図20は、本発明の多層スライド塗布ダイの断面図である。
図21は、本発明の多層、組み合わせ押し出しスライドコーターの断面図である。
図22は、本発明の他の実施例のダイの断面図である。
図23は、図22のダイの多層バージョンの断面図である。
図24は、図22のダイの、多層、組み合わせ押し出しおよびスライドバージョンの断面図である。
発明の詳細な説明
本発明は、ダイ塗布方法および装置に関し、ダイは、性能を向上しかつ最適化するために配置されたシャープエッジとランドとを備える。ランドは、塗料液塗布の直接領域内の面の形状に適合するように構成される。ランドは、バックアップローラーのまわりを通過するウェブに適合するために曲げられることが可能であり、また、ランドは、ローラー間のウェブの自由スパンに適合するために平らであることも可能である。
図3は、本発明の真空チャンバー42を有する押し出しダイ40を示す。塗料液14は、バックアップロール50によって支持された移動するウェブ48に塗布されるために、ポンプ46によってダイ40に供給される。塗料液は、スロットから分配して移動するウェブ48に塗布するために、流路52からマニホールド54に供給される。図4に示されたように、塗料液14はスロット56内を通り、連続的な塗布リード58を、上流ダイリップ60と下流ダイリップ62とウェブ48との間に形成する。塗料液は、種々の液体または他の流体のひとつとすることができる。上流ダイリップ60は、上流バー64の一部であり、下流ダイリップ62は、下流バー66の一部である。スロット56の高さは、真鍮またはステンレス鋼から作られかつデクル(deckle)すなわちすき桁されることが可能であるU字形状のシムによって制御されることが可能である。真空チャンバー42は、ビードの真空上流を利用して、塗布ビードを安定化する。
図5に示されたように、上流リップ60は湾曲したランド68として形成され、下流リップ60はシャープエッジ70として形成される。この構成は、公知のダイ-タイプコーター以上に総合性能を改良する。改良された性能とは、より速いウェブ速度かつより大きい塗布ギャップで運転でき、より粘度の高い塗料液を用いて運転でき、より小さい湿潤塗布厚さを形成できることを、意味する。
シャープエッジ70は清浄でぎざぎざやまくれがないようにすべきであり、25cmの長さで1ミクロン以内の直線度とすべきである。エッジの半径は、10ミクロンより大きくすべきでない。湾曲したランド68の半径は、バックアップローラー50の半径に、塗布ギャップとウェブ厚さに対して、できるかぎり小さな、臨界値ではない、0.13mmのゆとりを足したものに等しくすべきである。代わりに、湾曲したランド68の半径は、バックアップローラー50の半径を越えることができ、シムがウェブ48に関してランドを合わせるために用いられることが可能である。バックアップローラーと同じ半径を有するランドによって達成されるある収束Cは、シムを用いてランドを扱うことによって、バックアップローラーより大きい半径を有するランドによって達成されることが可能である。
また、図5は、単一層押し出しについての幾何的運転パラメータの寸法を示す。上流バー64の湾曲したランド68の長さL1は、1.6mmから25.4mmまでの範囲にすることができる。好ましい長さL1は12.7mmである。下流バー66のエッジ角A1は20°から75°までの範囲とすることができ、好ましくは、60°である。シャープエッジ70のエッジ半径は、約2ミクロンから約4ミクロンに、好ましくは10ミクロンより小さくすべきである。下流バー66の塗布スロット56の面と、シャープエッジ70に平行かつ直接対向するウェブ48の面上の線を通る接面Pとの間のダイ迎え角A2は、60°から120°の範囲にすることができ、好ましくは90°−95°、たとえば93°である。塗布ギャップG1は、シャープエッジ70とウェブ48との間の直角距離である。(塗布ギャップG1は、シャープエッジで計測されるが、いくつかの図においては、図示の分かりやすさのために、シャープエッジから間隔を設けて図示されている。図中のG1の位置にかかわらず−そして、ウェブの曲線のために、シャープエッジから移動して離れるにつれて、ギャップが大きくなる−ギャップはシャープエッジで計測される。)
スロット高さHは、0.076mmから3.175mmまでの範囲とすることができる。オーバーバイトOは、上流バー64の湾曲したランド68の下流エッジ72に対する、下流バー66のシャープエッジ70の、ウェブ48に向かう方向の位置である。また、オーバーバイトは、任意のある塗布ギャップG1について、シャープエッジに関して、ウェブ48から離れる湾曲したランド68の下流エッジの引っ込みとして、みることもできる。オーバーバイトは、0mmから0.51mmまでの範囲とすることができ、対向するダイスロットの端部における設定は、互いに2.5ミクロン以内とすべきである。この塗布システムについての精密な取付システムは、たとえば、正確なオーバーバイト均一性を達成することを要求される。収束Cは、離れた湾曲したランド68の、ウェブ48と平行の(または、同心の)位置から、図5に示すように、反時計方向の角度位置であり、下流エッジ72は回転中心である。収束は、0°から2.29°までの範囲とすることができ、ダイスロットの対向する端部における設定は、互いに0.023°以内にすべきである。スロット高さ、オーババイト、および収束は、粘度のような流体特性と同様に、ダイ塗布装置および方法の性能に影響を与える。
総合性能の観点から、1,000センチポアズおよびそれ以下の粘度範囲内の液体については、スロット高さは0.18mm、オーバーバイトは0.076mm、収束は0.57°とすることが好ましい。他のスロット高さを用いる性能レベルは、ほとんど同じとすることができる。性能の利点は、1,000センチポアズを超える粘度のときにも、発見されることが可能である。収束を0.57°に保持し、他の最適なスロット高さおよびオーバーバイトの組み合わせは、以下のようになる。
Figure 0003777404
上記した液体粘度範囲において、任意のある収束の値について、最適のオーバーバイトの値は、スロット高さの値の平方根に対して正比例するようである。同様に、任意のあるスロット高さの値について、最適のオーバーバイトの値は、収束の値の平方根に反比例すると考えられる。
図6に示されたように、真空チャンバー42は、正確で繰り返し可能な真空システムガスフローを許容するため、上流バー64と一体の一部、または上流バー64に取付られた一部とすることが可能である。真空チャンバー42は、真空バー74を用いて形成され、選択随意の真空レストリクター76と真空マニホールド78とを通って、真空源流路80に接続される。湾曲した真空ランド82は、上流バー64と一体の一部とすることが可能であり、また、上流バー64に固定された真空バー74の一部とすることが可能である。真空ランド82は、湾曲したランド68と同じ曲率半径を有する。湾曲したランド68と真空ランド82とは、互いに“一致”するように、一緒に仕上げ研削されることが可能である。そして、真空ランド82および湾曲したランド68は、ウェブ48に関して同じ収束Cを有する。
真空ランドギャップG2は、真空ランド82とウェブ48との間の真空ランドの下側エッジにおける距離であり、塗布ギャップG1と、オーバーバイトOと、湾曲したランド68の収束Cによる変位との合計である。(図中のG1の位置とは関係なく、ギャップは真空ランドの下側エッジとウェブとの間の直角距離である。)真空ランドギャップG2が大きいとき、周囲の空気の真空チャンバー42への過剰流入が生じる。真空源は真空チャンバー42において特定の真空圧レベルを補償し維持するのに十分な容量を有してよいが、空気の流入は塗布性能を下げる可能性がある。
図7において、真空ランド82は、上流バー64に取り付けられた真空バー64の一部である。製造中に、湾曲したランド68は仕上げられて、収束Cは“練磨”される。そして、真空バー74が取り付けられ、真空ランド82は、真空ランド82がウェブ48に平行であるように、異なる研削中心を用いて仕上げ研削され、真空ランドギャップG2は、所望のオーバーバイト値が設定されたとき、塗布ギャップG1に等しい。真空ランド長さL2は、6.35mmから25.4mmまでの範囲とすることができる。好ましい長さL2は、12.7mmである。この実施例は、図6の実施例よりも、困難な塗布条件においてより高い総合塗布性能能力を有するが、ひとつの特定の組の運転条件について、いつでも、仕上げ研削される。そのため、塗布ギャップG1またはオーバーバイトOが変わると、真空ランドギャップG2はその最適値から移動してよい。
図8および9には、ダイ40の上流バー64が上流バーポジショナー84に取り付けられ、真空バー74が真空バーポジショナー86に取り付けられている。上流バー64の湾曲したランド68と真空バー74の真空ランド82とは、互いに直接には接続されていない。真空チャンバー42は、真空バー74とポジショナー86とを貫通して真空源に接続される。真空バー74についての取り付けおよび位置決めは、上流バー64についての取り付けおよび位置決めとは分離される。これは、ダイの性能を向上し、精度がよく、繰り返し可能な真空システムガスフローを許容する。また、真空バーシステムのがっしりした構成は、公知のシステムに比べて向上された性能の助けとなる。また、真空バー74についてのこの構成は、スロットコーター、押し出しコーター、およびスライドコーターのような他の公知のコーターの性能を向上することが可能であろう。柔軟な真空シール細片88は、上流バー64と、真空バー74との間をシールする。
真空ランド82とウェブ48との間のギャップG2は、塗布ギャップG1、オーバーバイトOまたは収束Cの変化によって影響されず、塗布の間連続的にその最適値に保たれてもよい。真空ランドギャップG2は、0.076mmから0.508mmまでの範囲内に設定されてよい。ギャップG2についての好ましい値は、0.15mmである。真空ランド82についての好ましい角度位置は、ウェブ48に平行である。
塗布中に、真空レベルは、最良品質の被覆層を作るために、調整される。一般的な真空圧レベルは、30.5m/分のウェブ速度で6ミクロンの湿潤層厚さに2センチポアズの塗料液を塗布するとき、51mmH2Oである。湿潤層厚さを減少し、粘度を大きくし、またはウェブ速度を増加すると、150mmH2Oを越えるより高い真空レベルが必要となる可能性があろう。本発明のダイは、公知のシステムよりも、より小さい満足な最小真空レベルと、より高い満足な最大真空レベルとを示し、ある状況において、公知のシステムで不可能であるゼロ真空圧で運転することが可能である。
図10aおよび10bは、ある位置決め調整と真空チャンバー閉鎖とを示す。オーバーバイト調整は、上流バー64に関して下流バー66を移動し、シャープエッジ70は、湾曲したランド68の下流エッジ72に対して、ウェブに向かう方向または離れる方向に移動する。収束の調整は、上流バー64と下流バーとを一緒に、下流エッジ72を貫通して走る軸のまわりに回転し、湾曲したランド68が図10に示された位置から移動して、ウェブ48に対して平行な位置から離れ、または平行位置に戻る。塗布ギャップ調整は、シャープエッジ70とウェブ48との間の距離を変えるために、上流バー64と下流バー66とを一緒に移動する一方、真空バーはそのマウント86上に静止したままであり、真空シール細片88は、調整中の空気のもれを防ぐために、曲がる。ダイの両端における真空チャンバー42内への空気の漏れは、真空バー74の端部に取り付けられた端板90によって、できるだけ小さくされる。真空バー74の端部は、上流バー64の端部と部分的に一致する。真空バー74は、上流バー64よりも0.10mmから0.15mmまで長く、それゆえ、中心位置において、各端板90と上流のバー64との間のすきまは、0.050mmから0.075mmまでの範囲内であろう。
ひとつの予想されない運転特性は、塗布中に観察された。ビードは、たとえ真空が高くなるにつれても、湾曲したランド68と移動するウェブ48との間の空間内に、意味ありげには移動しない。これは、公知の押し出しコーターを用いて可能であるよりも高いレベルを用いることを許容し、対応してより高い性能レベルを与える。たとえ、ほとんど真空が必要とされず、または真空が必要とされない場合でも、本発明は公知のシステムを越える改良された性能を示す。また、湾曲したランド68とウェブ48との間の空間内にビードが意味ありげには移動しないことは、下流塗布重量についてのバックアップローラー内の“ランアウト(流出)”の影響は、公知の押し出しコーターについての影響とは異ならない。
図11は、公知の押し出しダイの性能を本発明の押し出しダイと比較する塗布テストの結果をグラフにしたものである。このテストにおいて、有機溶剤を含む1.8センチポアズの塗料液が、平らなポリエステルフィルムウェブに塗布された。性能尺度は、15から60m/分までの速度範囲に渡っての、2つの塗布システムのそれぞれについての、4つの異なる塗布ギャップレベルでの、最小湿潤層の厚さであった。曲線A,B,C,Dは、公知の従来技術のダイを用い、それぞれ、0.254mm、0.203mm、0.152mm、0.127mmの塗布ギャップで実行された。曲線E,F,G,Hは、それぞれ同じ塗布ギャップで、本発明によるダイを用いる。図12は、同じ塗布ギャップでの、2.7センチポアズの粘度の同様の塗料液についての比較テストの結果を示す。もう一度、本発明についての性能の利点が明らかに分かる。
図13は、異なる有機溶剤を含む7つの異なる粘度の液体が平らなポリエステルフィルムウェブに塗布された塗布テストのデータのまとめである。結果は、従来の押し出しコーター(従来)と本発明(新)との性能を比較している。性能条件は、混合されている。本発明の性能の利点は、ウェブ速度(Vw)、湿潤層厚さ(Tw)、塗布ギャップ、真空レベル、またはこれらの組み合わせにおいて、発見されることが可能である。
コーター性能のひとつの計測は、ある特定の塗料液とウェブ速度とについて、湿潤層厚さに対する塗布ギャップの比(G/Tw)である。図14は、9つの異なる塗料液について、一連の一定G/Tw線と、本発明の押し出しダイの粘度の値とを示している。液体は、30.5m/分のウェブ速度で平らなポリエステルフィルムベースに塗布された。少ない個数の粘度の値は、他の塗布可能要因の影響のために、乱れるようである。4つの追加の性能線は、図11および12から30.5m/分のウェブ速度に対するG/Tw値を計算した後に、加えられた。実線の特性曲線は、上から下に、公知の押し出しダイによって塗布された2.7センチポアズと1.8センチポアズとの液体についてG/Tw、本発明の押し出しダイによって塗布された2.7センチポアズと1.8センチポアズとの液体についてG/Twである。本発明についての線は、従来の塗布ダイについてのラインよりも大きいG/Tw値をあらわしている。加えて、本発明のラインは、ほぼ、一定G/Twの線であり、それぞれ、平均は18.8と16.8である。公知のコーターの線は、その長さに渡ってかなり大きいG/Twの変化を示している。本発明は、公知のシステムを越え、小さい湿潤厚さで塗布ビードを維持するために、大いに向上された特性を有する。
図15および16は、本発明の真空チャンバー102を有する多層押し出しダイ100を示している。このダイ100は、上流バー104と、くさびバー106と、下流バー108とを備えている。真空チャンバー102に対する真空圧は、真空バー110を貫通して供給される。上流バー104は、上流バーポジショナー112に取り付けられ、真空バー110は、真空バーポジショナー114によって支持される。第1塗料液116は、第1流路118を通して第1マニホールド120に供給され、第1スロット122を通って分配されて、第1湿潤塗布層をウェブ48に形成する。第2塗料液124は、第2チャネル126を通って第2マニホールド128に供給され、第2スロット130から分配されて、第2湿潤塗布層を第1塗布層の上に形成する。2つの塗料液は、塗布ビード132で一緒になる。
代わりに、第2流路126はくさびバー106内に形成されることが可能であろう。さらに、流路(図示されず)は、くさびバー106を貫通するように、ダイ100を貫通して横断して形成されることが可能である。流路は、ダイを冷却または加熱するために、冷水または温水または他の流体を受け入れることが可能である。
この構成において、2つのシャープエッジと、下流エッジ134とくさびエッジ136とは、オーバーバイト調整を有することが可能である。2つのフロースロット122,130は、それぞれスロット高さ調整を有することが可能である。これらの2つのエッジの一方におけるアンダーバイトは、ある場合には、多層塗布条件を向上することができる。両方のエッジ134,136について、オーバーバイト(ウェブ48に向けて)とアンダーバイト(ウェブ48から離れて)とは、湾曲したランド140の下流エッジ138に対して計測される。塗布スロット130に沿って移動する下流バー108のシャープエッジ134についての調整は、0.51mmのアンダーバイトから0.51mmのオーバーバイトまでの範囲とすることができる。塗布スロット122に沿って移動するくさびバー106のくさびエッジ136についての調整は、0.51mmのアンダーバイトから0.51mmのオーバーバイトまでの範囲とすることができる。両スロット高さH1,H2は、0.076mmから3.175mmまでの範囲とすることができる。0.57°に設定された湾曲したランド140の収束と、0.254mmの両スロット高さH1,Hとに関しては、好ましいオーバーバイトの値は、くさびエッジ134については0.0mmであり、下流バー108の下流エッジ134については0.076mmのオーバーバイトである。真空バー110の真空ランド142とウェブ48との間のギャップは、0.076mmから0.508mmまでの範囲とすることができるが、好ましくは、0.15mmである。柔軟なシール細片144は、上流バー104と真空バー110との間をシールする。また、このダイの原理は、3またはそれ以上の層の塗布のための多層ダイに適用されることが可能である。
図17および18は、真空チャンバー154を有する多層押し出しダイ150の他の実施例を示す。ダイ150は、上流バー152と、スロットシム156と、下流バー158とを備える。真空チャンバー152についての真空圧は、真空バー160を貫通して供給される。上流バー154は、上流バーポジショナー162に取り付けられる。真空バー160は、真空バーポジショナー164によって支持される。第1塗料液116は、第1流路166を貫通して第1マニホールド168に供給される一方、第2塗料液124は、第2流路170を通って第2マニホールド172に供給される。ふたつの塗料液は、ダイ150の内側で一緒になり、分離した積層として、スロット174内を流れる。塗料液116,124は塗料ビード176内を通り、ウェブ48にふたつの湿潤塗布層を形成する。代わりに、くさびバーは、ふたつのマニホールド168,172を分離するために、スロットシムの代わりに用いられることが可能である。
下流バー158上のたったひとつのシャープエッジ178は、上流バー154の湾曲したランド182の下流エッジ180に関するオーバーバイト調整を含む。スロット高さ、オーバーバイト、収束についての範囲は、図5について特定された範囲と同じである。好ましくは、スロット高さは0.18mm、オーバーバイトは0.076mm、収束は0.57°である。真空バー160の真空ランド184とウェブ48との間のギャップ範囲は、0.076mmから0.508mmであり、好ましくは、0.15mmである。柔軟なシール細片186は、上流バー154と真空バー160との間の漏れを防ぐ。
図19は、公知のスライド塗布ダイ200を示す。このダイ200は、真空チャンバー202を用い、液分配マニホールド204とフロースロット206とスライド面208とを有する。塗料液は、バックアップローラー20のまわりを通るウェブ48に塗布される。塗布ビードエッジ210は、ダイを横切って延在する3.2mmの幅の平らな正面である。ビードエッジ210は、ダイスライド面208を水平から下に25°の角度A4で傾けるために、水平から下に10°の角度A3でバックアップロール半径線Rに沿って、普通に位置決めされる。
図20は、真空チャンバー222を用いる従来の面角を有する本発明の多層スライド塗布ダイ220を示している。ダイ220は、真空バー224と上流バー226と、第1マニホールドバー228と、第2マニホールドバー230と、下流バー232とを備えている。塗布ビードエッジ238は、バックアップローラー半径線Rに沿って水平より下に10°の角度A3で配置され、ダイスライド面236が水平より下に25°の角度A4で傾けられる。関心ある寸法と位置決めとは、ビードエッジ角A1と、オーバーバイトOと、収束Cと、塗布ギャップG1と、真空ランドギャップG2とである。塗料液を塗布ビードに直接供給するフロースロットはない。塗料液は、スライド面236に沿ってビードエッジ238の上方を流れる。このスライド塗布ダイは、公知のスライドコーター以上に向上された性能を示す。ビードエッジ角A1は、50°から90°までの範囲とすることができる。好ましいビードエッジ角A1は、80°である。0.57°に設定された収束Cについて、好ましいオーバーバイトOは、0.076mmである。運転時に、第1塗料液116は、第1スロット240を貫通してスライド面236に沿って塗布ビードに達し、ここでウェブ48上に第1層を形成する。第2塗料液124は、第2スロット242を貫通してスライド面244に沿いかつスライド面236の上の第1塗料液の上方を進み塗布ビードまで達し、ここで第1層の上に第2層を形成する。
図21は、多層または単層の組み合わせ押し出しおよびスライドコーターとともに用いられることが可能である本発明の組み合わせ押し出しおよびスライドコーター250を示す。コーター250は、真空バー224と、上流バー226と、第1マニホールドバー228と、第2マニホールドバー230と、下流バー232とを備える。ビードエッジ238はバックアップローラー半径線Rに沿って、水平から下に10°の角度A3で配置され、ダイスライド面236が、水平から下に25°の角度A4で傾けられるようになっている。代わりに、ビードエッジ238は、第1スロット252から出ている流体が塗布する位置でウェブに直角に出るように位置決めされることも可能である。
関心ある寸法と位置決めとは、ビードエッジ角A1、第1スロット252高さ、オーバーバイトO、収束C、塗布ギャップG1、および真空ランドギャップG2である。好ましいビードエッジ角A1は80°である。0.57°に設定された収束と、0.15mmの第1スロット252高さとに関して、好ましいオーバーバイトは0.076mmである。第1液116は、第1スロット252を通り抜けて塗布ビードまで進み、そこでウェブ48上に第1塗布層を形成する。第2液124は、第2スロット254を通り抜けてスライド面236に沿ってビードまで進み、そこで第1塗布層上に第2塗布層を形成する。第3塗料液256は、第3スロットを通り抜けてスライド面244に沿ってかつ第2塗料液124の上方をスライド面236まで進み、そこで第2層の上に第3層を形成する。
公知のシステムについて可能な面角より勾配が急な面角を用いる本発明のスライド塗布ダイは、図22に示されている。ダイ310は、塗布ビードエッジに関して、水平より上に35°から90°までの範囲、好ましくは45°の角度A3で半径線Rに沿って配置される。スライド面312は、バックアップローラー314に接する面Pから30°から70°までの範囲、好ましくは55°の角度A6である。これは、垂直から10°の角度A7でスライド面312を配置する。塗料液は、入口流路316からマニホールド318内へ送り出され、塗料スロット320を通り抜けてスライド面312に沿って進み、ウェブ48上に塗布される。ビードの安定性は、真空バー326が取り付けられて上流バーサポート328とは別に調整される真空チャンバー324によって与えられる。滑らかで欠陥のない塗布を得るために、塗料液のレオロジーと流速とに基づいて、種々のスライド面長さLが選択されることが可能である。スライド面長さLは、1.6mmから5.08mmまでの範囲とすることができる。10センチポアズ以下の粘度を有する液は、12.7mmまたはそれより小さいスライド長さでよりよく走る。10センチポアズを越える粘度を有する液は、12.7mmより大きいスライド長さでよりよく走る。
一例において、スライド面長さは38.1mmであり、オーバーバイトは0.074mmであり、収束は0.38°であった。100センチポアズの粘度を有する塗料液は、15.2mm/分のウェブ速度でアルミ箔上に塗布された。真空は63.5mmH2O、塗布ギャップは0.508mm、湿潤層厚さは0.027mmであった(G/Tw=18.8)。塗布は滑らかであり、欠陥はなかった。
図23は、図22のダイの多層バージョンを示す。図24は、図22のダイの多層、組み合わせ押し出しおよびスライドバージョンを示す。オーバーバイトと収束とは、上に示されたのと同様である。両方の場合において、好ましいエッジ角A1は、80°である。

Claims (4)

  1. 面上に多層の塗料液を塗布する非接触多層ダイ塗布装置であって、
    上流リップを有する上流バー(104)と、くさびエッジを有するくさびバー(106)と、下流リップ(62)を有する下流バー(108)とを備えるダイ(100)であって、上記上流リップはランド(140)として形成され、上記くさびエッジはシャープエッジ(136)として形成されて隣接する上記ランドのコーナーよりも上記面から遠ざかることなく、上記下流リップはシャープエッジ(134)として形成された、ダイ(100)と、
    上記ダイ(100)を貫通して上記上流バー(104)と上記くさびバー(106)との間を走る第1通路、および、上記ダイ(100)を貫通して上記くさびバー(106)と上記下流バー(108)との間を走る第2通路であって、上記第1通路は、上記上流リップおよびくさびエッジによって形成された第1スロット(122)を備え、かつ、上記第2通路は、上記くさびエッジおよび上記下流リップによって形成された第2スロット(130)を備えた、第1通路(118)および第2通路(126)と、
    上記上流バーの上流側に形成される真空チャンバー(102)とを備え、
    第1塗料液(116)は、上記第1スロット(122)から上記ダイ(100)を出て、塗布されている面上への塗布のために、上記上流ダイリップと上記くさびエッジと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成し、第2塗料液(124)は、上記第2スロット(130)から上記ダイを出て、第1塗料液の上への塗布のために、上記くさびエッジと上記下流ダイリップと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成する、多層ダイ塗布装置。
  2. 面上に塗布する液体を塗布する非接触ダイ塗布装置であって、
    上流リップを有する上流バー(226)と、マニホールドバー(228)と、下流リップを有する下流バー(232)と、真空バー(224)と、スライド面(236)とを備えるダイ(220)であって、上記上流リップはランドとして形成され、上記マニホールドバーは上記面に隣接してシャープエッジ(238)として形成された、ダイ(220)と、
    上記ダイ(220)を貫通して上記マニホールドバー(228)と下流バー(232)との間を走る第1通路であって、塗料液は上記通路から上記ダイ(220)を出て、上記スライド面(236)に沿って滑り、上記マニホールドバーシャープエッジ(238)と上記上流ダイリップと塗布される面との間に連続的な塗布ビードを形成する、第1通路とを備えた、ダイ塗布装置。
  3. 面上に多層の塗料液をダイ塗布する方法であって、
    第1塗料液(116)を、上流リップを有する上流バー(104)とくさびエッジを有するくさびバー(106)とによって形成された第1スロット(122)に通すステップであって、上記上流リップはランド(140)として形成され、上記くさびエッジはシャープエッジ(136)として形成された、ステップと、
    第2塗料液(124)を、上記くさびバー(106)と下流リップを有する下流バー(108)によって形成された第2スロット(130)に通すステップであって、上記下流リップはシャープエッジ(134)として形成された、ステップと、
    塗布されている面の上への塗布のために、上記上流ダイリップと上記草冷エッジと塗布されている面との間に、第1塗料液(116)を用いて連続的な塗布ビード(132)を形成するステップと、
    上記第1塗料液の上への塗布のために、上記くさびエッジと上記下流ダイリップと塗布されている面との間に、第2塗料液(124)を用いて連続的な塗布ビード(132)を形成するステップと、
    上記塗布ビード(132)の上流に真空を形成するステップであって、真空が適用されて真空が高くなっても上記ビード(132)が上記ランド(140)と上記塗布される面との空間内に移動しないようにするステップとを備える、ダイ塗布方法。
  4. ダイ塗布方法であって、
    シャープエッジを有するマニホールドバー(228)と下流リップを有する下流バー(232)とにより形成された通路に塗料液(116)を通すステップと、
    上記通路から出ている塗料液(116)をスライド面(236)に沿って滑らせて、上記マニホールドバーのシャープエッジと、ランドとして形成された上流ダイリップと、塗布している面との間に、連続的な塗布ビードを形成するステップと、
    上記塗布ビード(132)の上流に真空を形成するステップであって、真空が適用されて真空が高くなっても上記ビード(132)が上記ランドと上記塗布される面との空間内に移動しないようにするステップとを備える、ダイ塗布方法。
JP52820695A 1994-04-29 1995-03-16 多層およびスライドダイ塗布方法および装置 Expired - Fee Related JP3777404B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23662594A 1994-04-29 1994-04-29
US23656994A 1994-04-29 1994-04-29
US08/236,625 1994-04-29
US08/236,569 1994-04-29
PCT/US1995/003177 WO1995029763A1 (en) 1994-04-29 1995-03-16 Multiple layer and slide die coating method and apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09511681A JPH09511681A (ja) 1997-11-25
JP3777404B2 true JP3777404B2 (ja) 2006-05-24

Family

ID=26929901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52820695A Expired - Fee Related JP3777404B2 (ja) 1994-04-29 1995-03-16 多層およびスライドダイ塗布方法および装置

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0757596B1 (ja)
JP (1) JP3777404B2 (ja)
KR (1) KR100359958B1 (ja)
CN (2) CN1079704C (ja)
BR (1) BR9507569A (ja)
CA (1) CA2187881A1 (ja)
DE (1) DE69535753D1 (ja)
MX (1) MX9605129A (ja)
TW (1) TW298113U (ja)
WO (1) WO1995029763A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021102177A (ja) * 2019-12-24 2021-07-15 株式会社ヒラノテクシード 刃先調整装置、塗工装置、塗工装置の刃先調整方法

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU701909B2 (en) * 1994-09-16 1999-02-11 Avery Dennison Corporation Method and apparatus for multilayer die coating
US5728430A (en) * 1995-06-07 1998-03-17 Avery Dennison Corporation Method for multilayer coating using pressure gradient regulation
US6824828B2 (en) 1995-06-07 2004-11-30 Avery Dennison Corporation Method for forming multilayer release liners
US7097673B2 (en) 2001-06-07 2006-08-29 3M Innovative Properties Company Coating edge control
US6813820B2 (en) 2001-12-19 2004-11-09 3M Innovative Properties Company Method of improving coating uniformity
US6720025B2 (en) 2002-07-01 2004-04-13 3M Innovative Properties Company Slot extrusion coating methods
US20040247794A1 (en) * 2003-06-03 2004-12-09 Fuji Photo Film Co., Ltd. Coating method and coater
WO2005028123A1 (en) 2003-09-17 2005-03-31 3M Innovative Properties Company Methods for forming a coating layer having substantially uniform thickness, and die coaters
JP4324538B2 (ja) * 2004-10-04 2009-09-02 大日本スクリーン製造株式会社 基板処理装置および基板処理方法
CN100400172C (zh) * 2004-12-30 2008-07-09 刘大佼 共挤压涂布两种涂层的方法
JP2007121426A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Fujifilm Corp 光学フィルムの製造方法および該方法により製造された光学フィルム
US8206779B2 (en) 2006-03-24 2012-06-26 Fujifilm Corporation Method for producing laminate, polarizing plate, and image display device
JP2008149223A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Chugai Ro Co Ltd 塗布装置
JP4865893B2 (ja) * 2009-09-28 2012-02-01 パナソニック株式会社 ダイヘッドおよび液体塗布装置
KR101212201B1 (ko) * 2010-07-02 2012-12-13 삼성에스디아이 주식회사 활물질 코팅 장치
SG190831A1 (en) 2010-11-24 2013-07-31 3M Innovative Properties Co Use of a transport coating to apply a thin coated layer
CN102039255A (zh) * 2011-01-28 2011-05-04 福建南平南孚电池有限公司 锂电池极片的涂布装置及方法
JP5581258B2 (ja) * 2011-03-30 2014-08-27 富士フイルム株式会社 塗膜付きフィルムの製造方法
JP5346972B2 (ja) 2011-03-30 2013-11-20 富士フイルム株式会社 被膜付きフィルムの製造方法
US8771793B2 (en) * 2011-04-15 2014-07-08 Roche Diagnostics Operations, Inc. Vacuum assisted slot die coating techniques
JP5720420B2 (ja) * 2011-05-27 2015-05-20 コニカミノルタ株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法および有機エレクトロルミネッセンス素子
TWI453071B (zh) * 2011-08-03 2014-09-21 Nat Univ Chung Cheng Coating thickness adjustment device
US9444106B2 (en) * 2013-03-15 2016-09-13 GM Global Technology Operations LLC Simultaneous coating of fuel cell components
JP6420997B2 (ja) * 2014-09-03 2018-11-07 日東電工株式会社 塗工装置及び塗工膜の製造方法
JP6450618B2 (ja) * 2015-03-19 2019-01-09 東レフィルム加工株式会社 塗布装置及び塗布方法
KR101666865B1 (ko) * 2015-08-27 2016-10-18 주식회사 디엠에스 석션챔버를 갖는 노즐 어셈블리 및 이를 이용한 슬릿 코터
WO2019186402A1 (en) * 2018-03-28 2019-10-03 Biemme Elettrica Di Bertola Massimo Device for coating, in particular painting, the main surfaces of rigid panels with liquid products
IT201800004048A1 (it) * 2018-03-28 2019-09-28 Biemme Elett Di Bertola Massimo Dispositivo per rivestire, in particolare per verniciare, mediante prodotti liquidi le superfici principali di pannelli rigidi
TWI771972B (zh) * 2021-04-01 2022-07-21 國立臺灣師範大學 同軸滾印設備及其方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US276191A (en) * 1883-04-24 Programme-card for dances
CA557259A (en) * 1955-02-23 1958-05-13 Canadian Kodak Co. Limited Multiple layer hopper for multiply coating a web
GB1048829A (en) * 1963-12-10 1966-11-23 Ilford Ltd High speed coating apparatus
GB1266745A (ja) * 1969-06-11 1972-03-15
US4283443A (en) * 1977-01-27 1981-08-11 Polaroid Corporation Method and apparatus for coating webs
US4113903A (en) * 1977-05-27 1978-09-12 Polaroid Corporation Method of multilayer coating
US4489671A (en) * 1978-07-03 1984-12-25 Polaroid Corporation Coating apparatus
US4443504A (en) * 1982-06-09 1984-04-17 E. I. Du Pont De Nemours & Company Coating method
US4508764A (en) * 1982-12-14 1985-04-02 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coating process employs surfactants
JPS62186966A (ja) * 1986-02-12 1987-08-15 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布方法及び装置
US4774109A (en) * 1987-07-21 1988-09-27 Nordson Corporation Method and apparatus for applying narrow, closely spaced beads of viscous liquid to a substrate
JPH0649171B2 (ja) * 1988-07-04 1994-06-29 富士写真フイルム株式会社 塗布方法
US5143758A (en) * 1991-03-28 1992-09-01 Eastman Kodak Company Coating by means of a coating hopper with coating slots where the coating composition has a low slot reynolds number
US5380365A (en) * 1992-01-21 1995-01-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Lip surface geometry for slide bead coating
JP2916557B2 (ja) * 1992-04-16 1999-07-05 富士写真フイルム株式会社 塗布装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021102177A (ja) * 2019-12-24 2021-07-15 株式会社ヒラノテクシード 刃先調整装置、塗工装置、塗工装置の刃先調整方法
JP7404063B2 (ja) 2019-12-24 2023-12-25 株式会社ヒラノテクシード 刃先調整装置、塗工装置、塗工装置の刃先調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1079704C (zh) 2002-02-27
CN1184015C (zh) 2005-01-12
EP0757596A1 (en) 1997-02-12
CA2187881A1 (en) 1995-11-09
WO1995029763A1 (en) 1995-11-09
TW298113U (en) 1997-02-11
DE69535753D1 (de) 2008-06-26
MX9605129A (es) 1997-08-30
CN1308993A (zh) 2001-08-22
BR9507569A (pt) 1997-08-05
KR100359958B1 (ko) 2002-12-18
EP0757596B1 (en) 2008-05-14
JPH09511681A (ja) 1997-11-25
CN1147217A (zh) 1997-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3777404B2 (ja) 多層およびスライドダイ塗布方法および装置
US5741549A (en) Slide die coating method and apparatus with improved die lip
JP3777405B2 (ja) 改良されたダイリップを用いたダイ塗布装置
US5639305A (en) Die coating method and apparatus
US5759274A (en) Die coating apparatus with surface covering
EP1285700B1 (en) Coating method and coating apparatus
US5733608A (en) Method and apparatus for applying thin fluid coating stripes
US6458422B2 (en) Method for coating a plurality of fluid layers onto a substrate
JP2581975B2 (ja) 塗布装置
JP3766097B2 (ja) ロールおよびダイ塗布方法および装置
MXPA96005130A (en) Method and apparatus for cladding in combination, by rolling and troquel, with better trimming
JP4185999B2 (ja) 張力上昇ナイフコーティング法
JP5239457B2 (ja) 金属帯への塗装方法
US5849363A (en) Apparatus and method for minimizing the drying of a coating fluid on a slide coater surface
MXPA96005132A (en) Method and coating apparatus with troq
US20080175998A1 (en) Coating device, and coating method using said device
JP2934186B2 (ja) 塗布方法
US20080000418A1 (en) Coating device and coating method
US5997645A (en) Inserts for stripe coating
Pulkrabek et al. SINGLE-PASS curtain coating
JPH0531429A (ja) 塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20041206

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051017

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060126

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20060126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090310

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees