JP3766097B2 - ロールおよびダイ塗布方法および装置 - Google Patents

ロールおよびダイ塗布方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3766097B2
JP3766097B2 JP52820895A JP52820895A JP3766097B2 JP 3766097 B2 JP3766097 B2 JP 3766097B2 JP 52820895 A JP52820895 A JP 52820895A JP 52820895 A JP52820895 A JP 52820895A JP 3766097 B2 JP3766097 B2 JP 3766097B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lip
die
downstream
upstream
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP52820895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09511682A (ja
Inventor
ブラウン,オマール・ディ
メイヤー,ゲイリー・ダブリュー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
3M Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/236,570 external-priority patent/US5759274A/en
Priority claimed from US08/236,635 external-priority patent/US5639305A/en
Application filed by 3M Co filed Critical 3M Co
Publication of JPH09511682A publication Critical patent/JPH09511682A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3766097B2 publication Critical patent/JP3766097B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C3/00Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material
    • B05C3/18Apparatus in which the work is brought into contact with a bulk quantity of liquid or other fluent material only one side of the work coming into contact with the liquid or other fluent material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0254Coating heads with slot-shaped outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/02Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface
    • B05C11/04Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Description

技術分野
本発明は、塗布方法に関する。より詳しくは、本発明は、ダイを用いる塗布方法に関する。
背景技術
米国特許第2,681,294号は、直接押し出しおよびスライドタイプの計量された塗布システムについて、塗布ビードを安定化するための真空方法を開示している。このような安定化は、これらのシステムの塗布能力を高める。しかし、これらの塗布システムは、ある塗布された製品について必要とされる非常に低い液体粘度でさえ薄い湿潤層を提供する十分な総合能力を欠いている。
米国特許第2,761,791号は、移動するウェブ上に明瞭な層関係で同時に数種の液体をビード塗布する種々の形態の押し出しおよびスライドコーターを教示している。しかし、これらの塗布システムは、ある塗布された製品については、必要とされるウェブ速度および塗布ギャップで所望の多層湿潤層厚さを維持するための十分な総合性能が欠けている。米国特許第5,256,357号は、スロットエッジの一方にアンダーバイトを有する多層塗布ダイを開示している。2つのエッジの一方のアンダーバイトは、ある場合には、塗布状態を向上する。
米国特許第4,445,458号は、斜角をつけられた引き落とし面を有する押し出しタイプビード塗布ダイを開示している。このダイは、塗布ビードの下流側に境界力を負わせて、ビードを保持するために必要な真空量を減じる。真空の減少は、チャター欠陷と塗布条痕とをできるだけ少なくする。塗布品質を向上するためには、スロット軸に関して傾斜をつけられた面の鈍角と、移動するウェブに向けて(オーバーハング)および移動ウェブから遠ざけて(アンダーハング)のベベルのスロット軸に沿っての位置とは、最適化されなければならない。最適化によって、感光性エマルジョンを塗布するために必要とされる高い品質となる。しかし、ある塗布された製品に必要とされる薄い層の性能能力は不足する。
米国特許第3,413,143号は、過剰な塗料液が上流スロットを通って塗布ビード領域内に送り出される2つのスロットダイを開示する。入ってくる液体の略半分は、下流スロットを通ってビード領域の外に送り出され、その残りが移動するウェブに塗布される。ビード中の過剰液体は、安定化効果を有し、真空チャンバーを用いることなく性能を向上する。しかし、この装置は、上記したギャップ対湿潤厚比は最大3にすぎず、ある塗布された製品について必要とされる性能を与えない。
米国特許第4,443,504号は、スライド塗布装置を開示する。この装置は、スライド面と水平基準面との間の角度が35°から50°までの範囲であり、塗りロールに対する接面とスライド面との間に形成される逃げ角は85°から100°までの範囲である。これらの範囲内での運転は、スライドに沿っての大きい流体モーメントによる性能とスライド面に対する大きい流体剥離力による塗布不均一との間の妥協を与える。しかし、たとえ真空チャンバーを用いても、このシステムは、ある塗布された製品に対して必要とされる性能を与えない。
押し出しダイコーターにより強調される共通の問題は、塗布された層での条痕すなわち引きすじの発生であった。条痕は、塗布ビードの近くのダイリップでの嵌装された液体溶剤によって、引き起こされる。これは、高揮発性溶剤を含む粘度の低い液体について、特にあてはまる。この問題に対するひとつの解決法は、PCT特許出願WO93/14878に開示されているが、リップ面に隣接してダイ面上に、フッ素を含む樹脂被膜を配置して、塗料液によるこれらの面の湿潤を防止することを含む。これは、条痕や、したたりや、エッジの波きずを減少する。しかし、被覆は、ビードリップエッジに延在し、容易に損傷を受ける高精度ではない機械的位置合わせ構成要素となる。
欧州特許出願EP552653は、低エネルギーのフッ素化ポリエチレン面で、塗布ビードの近くおよびそれより下のスライド塗布ダイ面を覆うことを開示している。被膜は、塗布リップ先端より下に0.05−5.00mmで開始し、塗布ビードから離れる方向に延在する。低-表面-エネルギーの被膜は、裸の金属細片によって塗布リップ先端から離されている。これは、ビード静止接触線を位置決めする。低エネルギー被膜は、塗布条痕を排除し、ダイ掃除に役に立つ。押し出し塗布ダイについてこれを用いることは、記載されていない。
図1は、計量された塗布システムの一部として真空チャンバー12を有する公知の塗布ダイ10を示している。塗料液14は、バックアップローラー20によって支持された移動しているウェブ18に塗布するために、ポンプ16によってダイ10に正確に供給される。塗料液は、ダイのスロット26から分配して移動するウェブ18に塗布するために、流路22を通ってマニホールド24に供給される。図2に示すように、塗料液は、スロット26内を通過し、上流ダイリップ30と下流ダイリップ32とウェブ18との間に、連続的な塗布ビード28を形成する。リップ30,32の幅であるF1およびF2の寸法は、ともに0.25から0.76mmの範囲である。真空チャンバー12は、ビードを安定化するために、ビードの真空上流を応用する。この形状は多くの場合に相応に働くが、公知の方法の性能を向上するダイ塗布方法が必要とされている。
発明の要旨
本発明は、面上に液体をダイ塗布するシステムである。この装置は、上流リップを有する上流バーと下流リップを有する下流バーとを備えるダイを含む。上流リップはランドとして形成され、かつ、下流リップはシャープエッジとして形成される。通路は、ダイを貫通して上流および下流バーの間を通る。通路は、上流および下流リップにより形成されたスロットを備え、塗料液がスロットからダイを出て、上流ダイリップと下流ダイリップと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成する。
スロット高さとオーバーバイトと収束との少なくともひとつを変えることによって塗布性能を向上することが可能である。スロット高さとオーバーバイトと収束とは互いに組み合わせて選択され、ランドの長さと、下流バーのエッジ角と、塗布スロットの下流バー面とシャープエッジに平行かつ直接対向する塗布されるべき面上の線を通る接面との間のダイ迎え角と、シャープエッジと塗布されるべき面との間の塗布ギャップ距離とが、互いに組み合わされて選択される。
ランドの形状は、塗布されている面の形状に一致する。面が湾曲されている場合には、ランドは湾曲される。また、ダイは、ビードの真空上流を応用してビードを安定化することが可能である。ランドを有する真空バーを備える真空チャンバーを用いて、真空を適用することができる。真空ランドの形状も、塗布されている面の形状に一致する。ランドと真空ランドとは、同じ曲率半径を有することが可能であり、塗布されるべき面に関して同一または異なる収束を有することが可能である。
取り替え可能で柔軟な細片が、塗布スロットより上の2つの下流バーの間に取り付けられて、損傷を受けたオーバーバイトエッジの交換を容易にすることができる。この細片は、下流バーを貫通して加えられる真空によって位置が保持されることが可能である。
低表面エネルギー被覆は、シャープエッジに隣接する下流バーの面とランドの面とに、その下流エッジに隣接して、施されることが可能である。これは、大略波のようにうねる面を防止する。低表面エネルギー被覆は、下流バーおよびランドのエッジにまで完全に延在することは、必要ではない。ビードは、たとえ真空が増加されても、ランドと塗布されるべき面との間の空間内に、意味ありげには移動しない。
本発明のダイ塗布方法は、スロット内に塗料液を通すステップと、ランドとシャープエッジとの相対的配置の少なくとも一方を変えることによって塗布性能を向上するステップと、ランドの長さと、下流バーのエッジ角と、塗布スロットの下流バー面とシャープエッジに平行かつ直接対向する塗布されるべき面上の線を通る接面との間のダイ迎え角と、シャープエッジと塗布されるべき面との間の塗布ギャップ距離とを、互いに組み合わせて選択するステップと、スロット高さと、オーバーバイトと、収束とを互いに組み合わせて選択するステップとを備える。この方法は、ビードの真空上流を応用してビードを安定化するステップを備えることが可能である。
他の実施例において、ダイは、上流リップを有する上流バーと、中流リップを有する中流バーと、下流リップを有する下流バーと備えることができる。上流リップはランドとして形成され、中流リップはシャープエッジとして形成され、上記下流リップはシャープエッジとして形成される。第1通路は、ダイを貫通して上流および中流バーの間を走る。この通路は、上流および下流リップによって形成された第1スロットを有し、塗料液は、第1スロットからダイを出て、上流ダイリップと中流ダイリップと塗布されている面との間に、連続的な塗布ビードを形成する。第2通路は、ダイを貫通して中流および下流バーの間を走り、中間および下流リップによって形成された第2スロットを有する。予め決められた量の塗料液がビードを離れて、第2スロットからダイに再び入り、ビードに残っている塗料液は、塗布されるべき面に塗布される。ビードは、真空が増加されるにつれてさえ、ランドと塗布されるべき面との間の空間内に、意味ありげには移動しない。
本発明によるダイ塗布方法は、塗料液を第1スロット内に通すステップと、第1スロットから塗料液を出して上流リップと中流リップと塗布されている面との間に連続的な塗布ビードを形成するステップと、ビードから予め決められた量の塗料液を第2スロット内に通すステップと、ビードに残っている塗料液を塗布されるべき面に塗布するステップとを備える。
【図面の簡単な説明】
図1は、公知の塗布ダイの略断面図である。
図2は、図1のダイのスロットおよびリップの拡大断面図である。
図3は、本発明の押し出しダイの断面図である。
図4は、図3のダイのスロットおよびリップの拡大断面図である。
図5は、図4と同様のスロットおよびリップの断面図である。
図6は、他の真空チャンバーの構成の断面図である。
図7は、また別の他の真空チャンバーの構成の断面図である。
図8は、本発明の他の押し出しダイの断面図である。
図9aおよび9bは、図8のダイのスロット、正面、および真空チャンバーの拡大断面図である。
図10aおよび10bは、図8のダイの略図である。
図11は、1.8センチポアズの粘度の塗料液について、公知の押し出しダイと本発明の押し出しダイとの性能を比較した塗布テスト結果を示す。
図12は、2.7センチポアズの粘度の塗料液についての比較テスト結果を示す。
図13は、塗布テストのデータのまとめである。
図14は、9つの異なる塗料液について、本発明の押し出し塗布ダイについての一定G/Tw線のグラフである。
図15は、柔軟なリップ細片の断面図である。
図16は、下流バーを通して加えられる軽い真空によって位置を保持されるフィルム細片の断面図である。
図17は、低表面エネルギー被覆を有する本発明の押し出しダイの正面の断面図である。
図18は、図17と同様の本発明の押し出しダイの正面の拡大断面図である。
図19は、本発明の他の実施例の略断面図である。
図20は、図19のダイのダイ正面および塗布ビードの拡大断面図である。
発明の詳細な説明
本発明は、ダイ塗布方法および装置に関し、ダイは、性能を向上しかつ最適化するために配置されたシャープエッジとランドとを備える。ランドは、塗料液塗布の直接領域内の面の形状に適合するように構成される。ランドは、バックアップローラーのまわりを通過するウェブに適合するために曲げられることが可能であり、また、ランドは、ローラー間のウェブの自由スパンに適合するために平らであることも可能である。
図3は、本発明の真空チャンバー42を有する押し出しダイ40を示す。塗料液14は、バックアップロール50によって支持された移動するウェブ48に塗布されるために、ポンプ46によってダイ40に供給される。塗料液は、スロットから分配して移動するウェブ48に塗布するために、流路52からマニホールド54に供給される。図4に示されたように、塗料液14はスロット56内を通り、連続的な塗布リード58を、上流ダイリップ60と下流ダイリップ62とウェブ48との間に形成する。塗料液は、種々の液体または他の流体のひとつとすることができる。上流ダイリップ60は、上流バー64の一部であり、下流ダイリップ62は、下流バー66の一部である。スロット56の高さは、真鍮またはステンレス鋼から作られかつデクル(deckle)すなわちすき桁されることが可能であるU字形状のシムによって制御されることが可能である。真空チャンバー42は、ビードの真空上流を利用して、塗布ビードを安定化する。
図5に示されたように、上流リップ60は湾曲したランド68として形成され、下流リップ60はシャープエッジ70として形成される。この構成は、公知のダイ-タイプコーター以上に総合性能を改良する。改良された性能とは、より速いウェブ速度かつより大きい塗布ギャップで運転でき、より粘度の高い塗料液を用いて運転でき、より小さい湿潤塗布厚さを形成できることを、意味する。
シャープエッジ70は清浄でぎざぎざやまくれがないようにすべきであり、25cmの長さで1ミクロン以内の直線度とすべきである。エッジの半径は、10ミクロンより大きくすべきでない。湾曲したランド68の半径は、バックアップローラー50の半径に、塗布ギャップとウェブ厚さに対して、できるかぎり小さな、臨界値ではない、0.13mmのゆとりを足したものに等しくすべきである。代わりに、湾曲したランド68の半径は、バックアップローラー50の半径を越えることができ、シムがウェブ48に関してランドを合わせるために用いられることが可能である。バックアップローラーと同じ半径を有するランドによって達成されるある収束Cは、シムを用いてランドを扱うことによって、バックアップローラーより大きい半径を有するランドによって達成されることが可能である。
また、図5は、単一層押し出しについての幾何的運転パラメータの寸法を示す。上流バー64の湾曲したランド68の長さL1は、1.6mmから25.4mmまでの範囲にすることができる。好ましい長さL1は、12.7mmである。下流バー66のエッジ角A1は、20°から75°までの範囲とすることができ、好ましくは、60°である。シャープエッジ70のエッジ半径は、約2ミクロンから約4ミクロンに、好ましくは10ミクロンより小さくすべきである。下流バー66の塗布スロット56の面と、シャープエッジ70に平行かつ直接対向するウェブ48の面上の線を通る接面Pとの間のダイ迎え角A2は、60°から120°の範囲にすることができ、好ましくは90°−95°、たとえば93°である。塗布ギャップG1は、シャープエッジ70とウェブ48との間の直角距離である。(塗布ギャップG1は、シャープエッジで計測されるが、いくつかの図においては、図示の分かりやすさのために、シャープエッジから間隔を設けて図示されている。図中のG1の位置にかかわらず−そして、ウェブの曲線のために、シャープエッジから移動して離れるにつれて、ギャップが大きくなる−ギャップはシャープエッジで計測される。)
スロット高さHは、0.076mmから3.175mmまでの範囲とすることができる。オーバーバイトOは、上流バー64の湾曲したランド68の下流エッジ72に対する、下流バー66のシャープエッジ70の、ウェブ48に向かう方向の位置である。また、オーバーバイトは、任意のある塗布ギャップG1について、シャープエッジに関して、ウェブ48から離れる湾曲したランド68の下流エッジの引っ込みとして、みることもできる。オーバーバイトは、0mmから0.51mmまでの範囲とすることができ、対向するダイスロットの端部における設定は、互いに2.5ミクロン以内とすべきである。この塗布システムについての精密な取付システムは、たとえば、正確なオーバーバイト均一性を達成することを要求される。収束Cは、離れた湾曲したランド68の、ウェブ48と平行の(または、同心の)位置から、図5に示すように、反時計方向の角度位置であり、下流エッジ72は回転中心である。収束は、0°から2.29°までの範囲とすることができ、ダイスロットの対向する端部における設定は、互いに0.023°以内にすべきである。スロット高さ、オーババイト、および収束は、粘度のような流体特性と同様に、ダイ塗布装置および方法の性能に影響を与える。
総合性能の観点から、1,000センチポアズおよびそれ以下の粘度範囲内の液体については、スロット高さは0.18mm、オーバーバイトは0.076mm、収束は0.57°とすることが好ましい。他のスロット高さを用いる性能レベルは、ほとんど同じとすることができる。性能の利点は、1,000センチポアズを超える粘度のときにも、発見されることが可能である。収束を0.57°に保持し、他の最適なスロット高さおよびオーバーバイトの組み合わせは、以下のようになる。
Figure 0003766097
上記した液体粘度範囲において、任意のある収束の値について、最適のオーバーバイトの値は、スロット高さの値の平方根に対して正比例するようである。同様に、任意のあるスロット高さの値について、最適のオーバーバイトの値は、収束の値の平方根に反比例すると考えられる。
図6に示されたように、真空チャンバー42は、正確で繰り返し可能な真空システムガスフローを許容するため、上流バー64と一体の一部、または上流バー64に取付られた一部とすることが可能である。真空チャンバー42は、真空バー74を用いて形成され、選択随意の真空レストリクター76と真空マニホールド78とを通って、真空源流路80に接続される。湾曲した真空ランド82は、上流バー64と一体の一部とすることが可能であり、また、上流バー64に固定された真空バー74の一部とすることが可能である。真空ランド82は、湾曲したランド68と同じ曲率半径を有する。湾曲したランド68と真空ランド82とは、互いに“一致”するように、一緒に仕上げ研削されることが可能である。そして、真空ランド82および湾曲したランド68は、ウェブ48に関して同じ収束Cを有する。
真空ランドギャップG2は、真空ランド82とウェブ48との間の真空ランドの下側エッジにおける距離であり、塗布ギャップG1と、オーバーバイトOと、湾曲したランド68の収束Cによる変位との合計である。(図中のG1の位置とは関係なく、ギャップは真空ランドの下側エッジとウェブとの間の直角距離である。)真空ランドギャップG2が大きいとき、周囲の空気の真空チャンバー42への過剰流入が生じる。真空源は真空チャンバー42において特定の真空圧レベルを補償し維持するのに十分な容量を有してよいが、空気の流入は塗布性能を下げる可能性がある。
図7において、真空ランド82は、上流バー64に取り付けられた真空バー64の一部である。製造中に、湾曲したランド68は仕上げられて、収束Cは“練磨”される。そして、真空バー74が取り付けられ、真空ランド82は、真空ランド82がウェブ48に平行であるように、異なる研削中心を用いて仕上げ研削され、真空ランドギャップG2は、所望のオーバーバイト値が設定されたとき、塗布ギャップG1に等しい。真空ランド長さL2は、6.35mmから25.4mmまでの範囲とすることができる。好ましい長さL2は、12.7mmである。この実施例は、図6の実施例よりも、困難な塗布条件においてより高い総合塗布性能能力を有するが、ひとつの特定の組の運転条件について、いつでも、仕上げ研削される。そのため、塗布ギャップG1またはオーバーバイトOが変わると、真空ランドギャップG2はその最適値から移動してよい。
図8および9には、ダイ40の上流バー64が上流バーポジショナー84に取り付けられ、真空バー74が真空バーポジショナー86に取り付けられている。上流バー64の湾曲したランド68と真空バー74の真空ランド82とは、互いに直接には接続されていない。真空チャンバー42は、真空バー74とポジショナー86とを貫通して真空源に接続される。真空バー74についての取り付けおよび位置決めは、上流バー64についての取り付けおよび位置決めとは分離される。これは、ダイの性能を向上し、精度がよく、繰り返し可能な真空システムガスフローを許容する。また、真空バーシステムのがっしりした構成は、公知のシステムに比べて向上された性能の助けとなる。また、真空バー74についてのこの構成は、スロットコーター、押し出しコーター、およびスライドコーターのような他の公知のコーターの性能を向上することが可能であろう。柔軟な真空シール細片88は、上流バー64と、真空バー74との間をシールする。
真空ランド82とウェブ48との間のギャップG2は、塗布ギャップG1、オーバーバイトOまたは収束Cの変化によって影響されず、塗布の間連続的にその最適値に保たれてもよい。真空ランドギャップG2は、0.076mmから0.508mmまでの範囲内に設定されてよい。ギャップG2についての好ましい値は、0.15mmである。真空ランド82についての好ましい角度位置は、ウェブ48に平行ある。
塗布中に、真空レベルは、最良品質の被覆層を作るために、調整される。一般的な真空圧レベルは、30.5m/分のウェブ速度で6ミクロンの湿潤層厚さに2センチポアズの塗料液を塗布するとき、51mmH2Oである。湿潤層厚さを減少し、粘度を大きくし、またはウェブ速度を増加すると、150mmH2Oを越えるより高い真空レベルが必要となる可能性があろう。本発明のダイは、公知のシステムよりも、より小さい満足な最小真空レベルと、より高い満足な最大真空レベルとを示し、ある状況において、公知のシステムで不可能であるゼロ真空圧で運転することが可能である。
図10aおよび10bは、ある位置決め調整と真空チャンバー閉鎖とを示す。オーバーバイト調整は、上流バー64に関して下流バー66を移動し、シャープエッジ70は、湾曲したランド68の下流エッジ72に対して、ウェブに向かう方向または離れる方向に移動する。収束の調整は、上流バー64と下流バーとを一緒に、下流エッジ72を貫通して走る軸のまわりに回転し、湾曲したランド68が図10に示された位置から移動して、ウェブ48に対して平行な位置から離れ、または平行位置に戻る。塗布ギャップ調整は、シャープエッジ70とウェブ48との間の距離を変えるために、上流バー64と下流バー66とを一緒に移動する一方、真空バーはそのマウント86上に静止したままであり、真空シール細片88は、調整中の空気のもれを防ぐために、曲がる。ダイの両端における真空チャンバー42内への空気の漏れは、真空バー74の端部に取り付けられた端板90によって、できるだけ小さくされる。真空バー74の端部は、上流バー64の端部と部分的に一致する。真空バー74は、上流バー64よりも0.10mmから0.15mmまで長く、それゆえ、中心位置において、各端板90と上流のバー64との間のすきまは、0.050mmから0.075mmまでの範囲内であろう。
ひとつの予想されない運転特性は、塗布中に観察された。ビードは、たとえ真空が高くなるにつれても、湾曲したランド68と移動する48との間の空間内に、意味ありげには移動しない。これは、公知の押し出しコーターを用いて可能であるよりも高いレベルを用いることを許容し、対応してより高い性能レベルを与える。たとえ、ほとんど真空が必要とされず、または真空が必要とされない場合でも、本発明は公知のシステムを越える改良された性能を示す。また、湾曲したランド68とウェブ48との間の空間内にビードが意味ありげには移動しないことは、下流塗布重量についてのバックアップローラー内の“ランアウト(流出)”の影響は、公知の押し出しコーターについての影響とは異ならない。
図11は、公知の押し出しダイの性能を本発明の押し出しダイと比較する塗布テストの結果をグラフにしたものである。このテストにおいて、有機溶剤を含む1.8センチポアズの塗料液が、平らなポリエステルフィルムウェブに塗布された。性能尺度は、15から60m/分までの速度範囲に渡っての、2つの塗布システムのそれぞれについての、4つの異なる塗布ギャップレベルでの、最小湿潤層の厚さであった。曲線A,B,C,Dは、公知の従来技術のダイを用い、それぞれ、0.254mm、0.203mm、0.152mm、0.127mmの塗布ギャップで実行された。曲線E,F,G,Hは、それぞれ同じ塗布ギャップで、本発明によるダイを用いる。図12は、同じ塗布ギャップでの、2.7センチポアズの粘度の同様の塗料液についての比較テストの結果を示す。もう一度、本発明についての性能の利点が明らかに分かる。
図13は、異なる有機溶剤を含む7つの異なる粘度の液体が平らなポリエステルフィルムウェブに塗布された塗布テストのデータのまとめである。結果は、従来の押し出しコーター(従来)と本発明(新)との性能を比較している。性能条件は、混合されている。本発明の性能の利点は、ウェブ速度(Vw)、湿潤層厚さ(Tw)、塗布ギャップ、真空レベル、またはこれらの組み合わせにおいて、発見されることが可能である。
コーター性能のひとつの計測は、ある特定の塗料液とウェブ速度とについて、湿潤層厚さに対する塗布ギャップの比(G/Tw)である。図14は、9つの異なる塗料液について、一連の一定G/Tw線と、本発明の押し出しダイの粘度の値とを示している。液体は、30.5m/分のウェブ速度で平らなポリエステルフィルムベースに塗布された。少ない個数の粘度の値は、他の塗布可能要因の影響のために、乱れるようである。4つの追加の性能線は、図11および12から30.5m/分のウェブ速度に対するG/Tw値を計算した後に、加えられた。実線の特性曲線は、上から下に、公知の押し出しダイによって塗布された2.7センチポアズと1.8センチポアズとの液体についてG/Tw、本発明の押し出しダイによって塗布された2.7センチポアズと1.8センチポアズとの液体についてG/Twである。本発明についての線は、従来の塗布ダイについてのラインよりも大きいG/Tw値をあらわしている。加えて、本発明のラインは、ほぼ、一定G/Twの線であり、それぞれ、平均は18.8と16.8である。公知のコーターの線は、その長さに渡ってかなり大きいG/Twの変化を示している。本発明は、公知のシステムを越え、小さい湿潤厚さで塗布ビードを維持するために、大いに向上された特性を有する。
損傷を受けたオーバーバイトエッジの交換を容易にするため、機械研削されたエッジに対する代案を用いることが可能である。図15は、塗布スロットより上の2つの上流バーの間に取り付けられた取り替え可能で柔軟な細片350を示す。この細片は、ステンレス製すきまゲージ材料や他の金属、またはプラスチックフィルムとすることが可能であり、本発明の任意の実施例においても用いられることが可能である。ステンレス製すきまゲージ材料にシャープエッジを研削するため取付具は、研削中にエッジまくれをできるだけ少なくする。図16は、下流バーを通して加えられた軽い真空によって位置保持された細片を示す。また別の実施例では、細いステンレス製ワイヤがシャープエッジを形成するために用いられることが可能である。ワイヤには張力が加えられることが可能である。
公知の押し出しダイコーターについて高められる共通の問題は、塗布された層の条痕すなわち引きすじの発生であり、これは、塗布ビードの近くのダイリップ上の乾燥した液溶剤によって引き起こされる。これは、揮発性の高い溶剤を含む低粘度液ほど、よく発生する。図17において、表面エネルギの低い被膜260がシャープエッジ70に隣接する下流バー66の表面に貼られ、下流エッジ72に隣接する湾曲したランド68に貼られている。この被膜は、フッ素化ポリエチレンとすることが可能であり、精度よく研削された金属ベース材に貼られたとしても、大略波形になっている面をあらわす。オーバーバイトOがダイ上に面と面とを2.5ミクロン以内で精度よく設定されれば、最良の結果が得られる。
図18の実施例において、表面エネルギの低い被膜260は、エッジ70および72にまでは延在しない。これらの被膜260は、湾曲したランド68に凹みをカットし、凹みを充填する大きいめの面エネルギの低い材料を貼り、細い金属細片246が“非−湿潤”被膜はめ込み262と同一平面となるように湾曲したランド全体を研削することによって形成されたはめ込み262として貼られることが可能である。はめ込み262の深さは、0.013mmから0.127mmまでの範囲とすることができる。幅の狭い細片264の幅は、0.127mmから0.762mmまでとすることができる。同様に面エネルギの低いはめ込みは、下流バー66面内に形成されることが可能であり、シャープエッジ70より上に0.127mm−0.764mmから開始する。エッジ70および72に隣接する精度よく研削された細片264を用いて、オーバーバイトの精度のよい調整が容易にされ、面エネルギの低い層は、損傷や薄層に裂けることを防止される。
図19および20は、ダイ塗布についての本発明のシステムを示す。このシステムにおいては、過剰な塗料液は、ダイ270から塗布ビード内へ連続的に計量され、塗料液の一部は減じるように計量され、特定量が移動しているウェブ上に塗布されるようにする。塗料液14は、ポンプ272によってダイ270に供給され、第2ポンプ276によって液だめ274に戻される。ダイ270は、安定化する真空チャンバー278を用いて、精度よく計量された量の塗料液を、バックアップローラー280上を移動するウェブ48上に塗布する。
上流バー282、中流バー284および下流バー286は、ウェブ48に対向する。塗料液14は、はめ込み流路288を貫通してマニホールド296内に送り出され、フロースロット292を貫通して塗布ビード内へ押し出される。一方、予め決められた量の塗料液は、塗布ビードから出口スロット294を貫通して出口マニホールド296内に送り出され、出口流路298へ送り込まれる。ビードに残っている塗料液は、移動するウェブ48上に塗布される。このシステムは、公知のシステムより性能が優れている。
たとえば、供給スロット292と塗布ビードを通る接面Pとの間の迎え角A2が135°であり、出口スロット294と接面Pとの間の迎え角A5が115°であるとき、ダイパラメータは以下のように設定される。供給スロット292高さは0.15mmであり、そのオーバーバイト(湾曲したランドの下流エッジ72と比較された中間エッジ300)は0.0mmであった。出口スロット294は0.076mmであり、そのオーバーバイト(中流エッジ300と比較された下流エッジ)は0.076mmであった。出口スロット294のウェブ横断幅は、ビードへの空気まき込みを排除するため供給スロット292の幅より3.2mm小さい。収束Cは、0.23°であった。2センチポアズの液を30.5m/分のウェブ速度で塗布するとき、湿潤層厚さTwは0.020mmであり、塗布ギャップG1は0.20mmであった(G/Tw=10)。この場合、塗料液の所望量の154%は、供給ポンプ272によって配布され、全体量(全過剰分を除く)の35%が出口ポンプ276によって抜き取られる。15.2m/分のウェブ速度で塗布するとき、湿潤層厚さTwは0.0076mmであり、塗布ギャップG1は0.20mmであり(G/Tw=26.3)、塗料液の所望量の558%が供給ポンプ272によって送り出され、全体量の82%が出口ポンプ276によって抜き取られた。塗布は、滑らかで、条痕がなかった。
代わりに、供給スロット292と接面Pとの間の迎え角A2は、90°から135°までの範囲とすることができ、出口スロット294と接面Pとの間の向かえ角A5は、60°から115°までの範囲とすることができる。また、真空バーは、上流バー282とは別に、取り付けられて調整されることが可能である。

Claims (7)

  1. 面上に塗布する液体を塗布する非接触ダイ塗布装置であって、
    上流リップ(60)を有する上流バー(64)と下流リップ(62)を有する下流バー(66)とを備えるダイ(40)であって、上記上流リップはランド(68)として形成されかつ上記下流リップはシャープエッジ(70)として形成され、上記シャープエッジ(70)の半径が10μmより大きくない、ダイ(40)と、
    上記ダイを貫通して上記上流および下流バー(64、66)の間を走る通路であって、該通路は上記上流および下流リップ(60、62)によって形成されたスロット(56)を備え、塗料液(14)は上記スロットから上記ダイを出て、上記上流ダイリップと上記下流ダイリップと塗布されている面との間に連続的な塗布ビード(58)を形成する、通路(52)とを備えるダイ塗布装置。
  2. スロット高さ(H)とオーバーバイト(O)と収束(C)との少なくともひとつを選択することによって塗布性能を向上する手段をさらに備え、スロット高さとオーバーバイトと収束とは互いに組み合わせて選択され、ランド(68)の長さ(L1)と、下流バー(66)のエッジ角(A1)と、塗布スロットの下流バー面とシャープエッジ(70)に平行かつ直接対向する塗布されるべき面上の線を通る接面との間のダイ迎え角(A2)と、上記シャープエッジと塗布されるべき面との間の塗布ギャップ距離(G)とが、互いに組み合わせて選択される、請求項1記載のダイ塗布装置。
  3. ビード(58)の真空上流を利用して該ビードを安定化する手段をさらに備え、上流囲いとして真空ランド(82)を有する真空チャンバー(42)を備える、請求項1記載のダイ塗布装置。
  4. シャープエッジ(70)に隣接する下流バー(66)の面に適用された低表面エネルギー被覆(260)と、面が大略波形になるのを防止するために、その下流エッジに隣接して、上記ランド(68)に適用された低表面エネルギー被覆(206)とをさらに備え、上記両低表面エネルギー被覆は、上記下流バーおよび上記ランドのエッジまで完全には延在しない、請求項1記載のダイ塗布装置。
  5. 面上に塗布する液体の非接触ダイ塗布方法であって、
    上流リップ(60)を有する上流バー(64)と下流リップ(62)を有する下流バー(66)とによって形成されたスロット(56)内に塗料液を通すステップであって、上記上流リップはランド(68)として形成されかつ上記下流リップはエッジの半径が10μmより大きくないシャープエッジ(70)として形成された、ステップと、
    スロット高さ(H)とオーバーバイト(O)と収束(O)とを互いに組み合わせて選択するステップとを備える、ダイ塗布方法。
  6. 面上に塗布する液体を塗布するダイ塗布装置であって、
    上流リップ(60)を有する上流バー(282)と、中流リップを有する中流バー(284)と、下流リップを有する下流バー(286)とを有するダイ(270)であって、上記上流リップはランド(68)として形成され、上記中流リップはシャープエッジ(300)として形成され、上記下流リップはシャープエッジ(70)として形成された、ダイ(270)と、
    上記ダイを貫通して、上記上流および中流バー(282、284)の間を走る第1通路であって、該通路は、上記上流および下流リップによって形成された第1スロット(292)を備え、塗料液(14)は、上記第1スロットから上記ダイを出て、上記上流ダイリップと上記中流リップと塗布されている面との間に連続的な塗布ビード(58)を形成する第1通路、及び、上記ダイを貫通して上記中流及び下流バーの間を走る第2通路であって、該通路は、上記中間および下流リップによって形成された第2スロット(294)を備え、予め決められた量の塗料液が上記ビードから離れて上記第2スロットから上記ダイに再び入り、ビードに残っている塗料液は、塗布されるべき面に塗布される第2通路、とを備える、ダイ塗布装置。
  7. ダイ塗布方法であって、
    上記リップを有する上流バー(282)と中流リップを有する中流バー(284)とによって形成された第1スロット内に塗料液(14)を通すステップであって、上記上流リップはランド(68)として形成されかつ上記中間リップはシャープエッジ(300)として形成される、ステップと、
    上記第1スロット(292)から上記塗料液(14)を出して、上記上流リップと上記中流リップと塗布されている面との間に連続的な塗布ビード(58)を形成するステップと、
    上記ビード(58)から予め決められた量の塗料液(14)を、上記中間バー(284)と下流リップを有する下流バー(286)とによって形成された第2スロット(294)内に通すステップであって、上記下流リップはシャープエッジ(70)として形成され、上記ビードから予め決められた量の塗料液を除去する、ステップと、
    上記ビード(58)内の残っている塗料液(14)を塗布されるべき面に塗布するステップとを備える、ダイ塗布方法。
JP52820895A 1994-04-29 1995-03-16 ロールおよびダイ塗布方法および装置 Expired - Fee Related JP3766097B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23655194A 1994-04-29 1994-04-29
US08/236,635 1994-04-29
US08/236,570 US5759274A (en) 1994-04-29 1994-04-29 Die coating apparatus with surface covering
US08/236,570 1994-04-29
US08/236551 1994-04-29
US08/236,635 US5639305A (en) 1994-04-29 1994-04-29 Die coating method and apparatus
PCT/US1995/003312 WO1995029764A1 (en) 1994-04-29 1995-03-16 Die coating method and apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09511682A JPH09511682A (ja) 1997-11-25
JP3766097B2 true JP3766097B2 (ja) 2006-04-12

Family

ID=27398873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52820895A Expired - Fee Related JP3766097B2 (ja) 1994-04-29 1995-03-16 ロールおよびダイ塗布方法および装置

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0757597B1 (ja)
JP (1) JP3766097B2 (ja)
KR (1) KR100329583B1 (ja)
CN (1) CN1067299C (ja)
BR (1) BR9507567A (ja)
CA (1) CA2187895A1 (ja)
DE (1) DE69511856T2 (ja)
MX (1) MX9605132A (ja)
WO (1) WO1995029764A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6168682B1 (en) 1998-02-10 2001-01-02 3M Innovative Properties Company Method of manufacturing an optical recording medium
US7097673B2 (en) 2001-06-07 2006-08-29 3M Innovative Properties Company Coating edge control
US6813820B2 (en) 2001-12-19 2004-11-09 3M Innovative Properties Company Method of improving coating uniformity
US8178166B2 (en) 2002-01-09 2012-05-15 Fujifilm Corporation Apparatus and method for applying coating solution, die and method for assembling thereof
US20030157252A1 (en) 2002-01-09 2003-08-21 Yasuhiko Tokimasa Apparatus and method for applying coating solution, die and method for assembling thereof
US6720025B2 (en) 2002-07-01 2004-04-13 3M Innovative Properties Company Slot extrusion coating methods
JP2007505737A (ja) 2003-09-17 2007-03-15 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 実質的に均一な厚さを有するコーティング層を形成するための方法、およびダイコータ
JP4382620B2 (ja) * 2004-09-27 2009-12-16 富士フイルム株式会社 光学補償シート、楕円偏光板および液晶表示装置
JP4841822B2 (ja) 2004-09-30 2011-12-21 富士フイルム株式会社 塗布膜付きウエブの製造方法
WO2006095928A1 (en) 2005-03-10 2006-09-14 Fujifilm Corporation Optical compensation film, polarizing plate and liquid crystal display
US8771793B2 (en) 2011-04-15 2014-07-08 Roche Diagnostics Operations, Inc. Vacuum assisted slot die coating techniques
JP6904770B2 (ja) * 2017-04-25 2021-07-21 株式会社ヒラノテクシード ウエブの冷却装置
CN111468371B (zh) * 2020-03-31 2022-07-08 中国建筑材料科学研究总院有限公司 防护膜的制备方法及其装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1048829A (en) * 1963-12-10 1966-11-23 Ilford Ltd High speed coating apparatus
SE416970C (sv) * 1977-01-03 1985-03-18 Inventing Ab Sett for att behandla eller bestryka ytor, exempelvis lopande materialbanor
JPS58202075A (ja) * 1982-05-19 1983-11-25 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 塗布方法
US4912948A (en) * 1985-03-22 1990-04-03 Union Carbide Chemicals And Plastics Company Inc. Vacuum guide used in flexible sheet material treatment
JPH0677711B2 (ja) * 1986-07-15 1994-10-05 富士写真フイルム株式会社 塗布装置
US5186753A (en) * 1990-07-10 1993-02-16 Ishikawajima-Harima Jukogyo Kabushiki Kaisha Fountain coater
DE4035091A1 (de) * 1990-11-05 1992-05-07 Pagendarm Gmbh Auftragsvorrichtung
DE9112589U1 (de) * 1991-10-10 1991-12-12 J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim Vorrichtung zum Auftragen von Streichfarbe auf eine Faserstoffbahn
US5380365A (en) * 1992-01-21 1995-01-10 E. I. Du Pont De Nemours And Company Lip surface geometry for slide bead coating
DE4303357A1 (de) * 1993-02-05 1994-08-11 Hoechst Ag Beschichtungsvorrichtung zum Auftragen dünner Naßfilme

Also Published As

Publication number Publication date
DE69511856D1 (de) 1999-10-07
BR9507567A (pt) 1997-08-05
WO1995029764A1 (en) 1995-11-09
KR100329583B1 (ko) 2002-08-24
EP0757597B1 (en) 1999-09-01
JPH09511682A (ja) 1997-11-25
EP0757597A1 (en) 1997-02-12
CN1067299C (zh) 2001-06-20
MX9605132A (es) 1997-08-30
DE69511856T2 (de) 2000-02-24
CN1147218A (zh) 1997-04-09
CA2187895A1 (en) 1995-11-09
KR970702759A (ko) 1997-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3777404B2 (ja) 多層およびスライドダイ塗布方法および装置
US5639305A (en) Die coating method and apparatus
US5741549A (en) Slide die coating method and apparatus with improved die lip
US5759274A (en) Die coating apparatus with surface covering
JP3777405B2 (ja) 改良されたダイリップを用いたダイ塗布装置
JP3766097B2 (ja) ロールおよびダイ塗布方法および装置
JP2581975B2 (ja) 塗布装置
EP1857189B1 (en) Application apparatus, application method and method for manufacturing web having coating film
MXPA96005130A (en) Method and apparatus for cladding in combination, by rolling and troquel, with better trimming
JP5239457B2 (ja) 金属帯への塗装方法
MXPA96005132A (en) Method and coating apparatus with troq
EP1219358A2 (en) Coating device and coating method
EP0649053B1 (en) Extrusion-type coating equipment for uniformly applying a coating fluid to a support surface
JPH02174965A (ja) 重層塗布方法及び装置
US20080000418A1 (en) Coating device and coating method
JP3784070B2 (ja) 縞状にコーティングするためのインサート
JPH06262117A (ja) ノズルコ−タ型塗装装置
JP2841231B2 (ja) 塗布方法
JP4319364B2 (ja) 塗布装置および塗布方法
JP3357140B2 (ja) 塗布方法
JP5849781B2 (ja) 基材への塗布方法
Greer The reverse roll coater
JPH0531429A (ja) 塗布装置
JPH01180267A (ja) 塗布装置
JPH11221508A (ja) 塗布装置及び塗布方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050719

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051019

A72 Notification of change in name of applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A721

Effective date: 20051019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110203

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees