JP3776560B2 - 光学系駆動装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録媒体に対して光学的にデータの記録再生を行う光学式記録再生装置に設けられる光学系駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学式記録再生装置では、光ディスク等のような記録媒体の記録密度を高密度化し、より大容量なものとすることが求められている。その方法として、記録媒体のカバーガラス厚さを薄くすることは、光スポットを小さくし易いので効果的である。
【0003】
しかし、記録媒体上に光スポットを形成する対物レンズは、カバーガラス厚さによって設計の変更が必要である。大容量の記録媒体にのみ対応するのであれば、カバーガラスの薄い記録媒体用の対物レンズのみで良いが、従来からの比較的容量の小さい記録媒体にも対応するためには、カバーガラスが厚い記録媒体用の対物レンズも必要となり、2個の対物レンズを搭載しなくてはならない。
【0004】
このような光学式記録再生装置に設けられる従来の光学系駆動装置として図8に示す特開平6−333255号公報に開示されたものが提案されている。図8に示す光学系駆動装置は、円盤状光記録媒体としての光ディスク131に光記録を行うものであり、光ディスク131に光ビーム117を収光させる手段として2個の対物レンズ103a、103bを有し、これらはトラッキシグ方向Tに沿って並び1つのレンズホルダ104に固着されている。レンズホルダ104は、固定部材108と一端部で結合された磁気ヨーク102の上に配置されたマグネット101aおよび101b間に位置し、4本の金属サスペンション107a、107b、107c、107dを介してフォーカシング方向F、トラッキング方向Tに並進できるように支持されている。
【0005】
レンズホルダ104をフォーカシング方向Fに駆動し位置制御するフォーカシングコイル105は、レンズホルダ104に直接巻回され、レンズホルダ104をトラッキング方向Tに駆動し位置制御するトラッキングコイル106a、106bは、レンズホルダ104に固着されている。マグネット101a、101bは磁気ヨーク102に固定されており、磁気回路を構成している。
【0006】
光学台116の側にはビーム分離ミラー112、ビームスプリッタ113、半導体レーザ114、フォトディテクタ115が配置されている。磁気ヨーク112は、光学台116にネジ止め等の手段で固定されている。光学台116は、図示しないキャリヤに保持されて、トラッキングT方向に移動でき、光ディスク131の記録範囲の全域に光記録することができるようになっている。
【0007】
また、図9に示すように、ホルダ151に2個の対物レンズ152、153を同図には図示しない光ディスクの接線方向に2個並べて配置し、固定光学系154より2個の対物レンズ152、153各々のためのレーザ光を2本出射させる構成の装置も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
特開平6−333255号公報で開示された従来装置では、2個の対物レンズ103a、103bを搭載したレンズホルダ104の下部にビーム分解ミラー112を置き、これによりレーザ光を2本に分離し、2個の対物レンズ103a、103bに入射させている。この従来装置では、半導体レーザ114が光学系駆動装置の可動部に搭載されているが、光学式記録再生装置のシーク速度などを高速化させるために一般的に用いられている分離光学系の形態をとれば、可動部に1本のレーザ光を入射させ、可動部で2本に分離させて2個の対物レンズ103a、103bにより光ディスク131の記録面に光スポットを形成できる。
ところが、可動部に搭載するビーム分解ミラー112は形状が大きく、また重量も重く、可動部の小型、軽量化を図ることが難しいという課題が生じる。
【0009】
また、図9に示した光学系駆動装置では、ホルダ151に2個の対物レンズ152、153を光ディスクの接線方向に2個並べて配置し、固定光学系154より2個の対物レンズ152、153各々に入射するためのレーザ光を都合2本出射させるものである。これによれば、固定光学系154で2個の対物レンズ152、153へ光を分離しているため、可動部に形状や重量の大きいビーム分解ミラーを搭載する必要はないという利点がある。
【0010】
しかし、光ディスクの接線方向に2個の対物レンズ152、153を並べるため、ホルダ151の幅寸法(Y方向寸法)が大きくなってしまう。このことは光学系駆動装置が単純に大きくなってしまうことだけを意味しない。光ディスクのカートリッジの開口部等により光ディスクの接線方向の光学系駆動装置の寸法(Y方向寸法)は制限を受けるので、ホルダ151が大きくなると例えば磁気回路を小さくせざるを得なくなり、十分な駆動感度が得られなくなってしまうという不都合が生じる。
【0011】
本発明は上記事情に鑑み、2種類のカバーガラス厚の記録媒体に対応するため、2個の対物レンズを搭載した構成で、全体の小型、軽量化を実現する光学系駆動装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、2個の対物レンズと、2個の対物レンズを保持する保持手段と、この保持手段を記録媒体の略半径方向及び/又は記録媒体に対して略垂直方向に移動可能に支持する支持手段と、この支持手段を記録媒体の略半径方向に駆動する駆動機構と、前記支持手段外よりこの支持手段に対して前記記録媒体の略半径方向に向かうレーザ光を出射する光学系と、このレーザ光の光路を前記2個の対物レンズの各々の光軸方向に変更する2個の反射光学素子とを少なくとも有する光学系駆動装置において、前記2個の対物レンズを前記記録媒体の半径方向及び接線方向に関して非平行配置とするとともに、前記2個の反射光学素子を前記2個の対物レンズの配置に対応して前記レーザ光の光路に関して一部重合して配置したことを特徴とするものである。
【0016】
請求項記載の発明によれば、光学系駆動装置における前記2個の対物レンズを、記録媒体の半径方向及び接線方向に関して非平行に配置したものであるから、2種類のカバーガラス厚の記録媒体に対応するため、2個の対物レンズを搭載した光学系駆動装置において、これら2個の対物レンズを単純に記録媒体の接線方向に並列する場合に比べ、これら2個の対物レンズを保持する保持手段の記録媒体の接線方向の寸法を小さくでき、さらには2個の反射光学素子を前記2個の対物レンズの配置に対応して前記レーザ光の光路方向に関して一部重合して配置したので、前記レーザ光の2個の光路間の干渉を防止しつつこれらの光路を接近させ、前記保持手段及びその支持手段の記録媒体の接線方向の寸法を小さくでき、光学系駆動装置全体の小型、軽量化が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光学系駆動装置の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】
(実施の形態1)
図1乃至図5は、本発明の光学系駆動装置の実施の形態1を示すもので、図1は光学系駆動装置の斜視図、図2は分解斜視図、図3は概略平面図、図4は部分拡大説明図、図5は可動部の縦断面図である。
【0020】
図1乃至図3において、光学系駆動装置を構成する保持手段としてのホルダ2には対物レンズ1a、1b、フォーカスコイル3a、3bが配置されている。ここで対物レンズ1a、1bは、X方向(図示していない記録媒体の半径方向)、Y方向(記録媒体の接線方向)に並べるのではなく、図3に示すようにX,Y両方向に対して斜めに(どちらにも平行でない)配置されている。前記対物レンズ1aは、例えば640MBのMO(光磁気ディスク)等のように、1.2mmのカバーガラスの記録媒体に対応するレンズ、対物レンズ1bはそれ以上の高密度の、例えば0.6mmのカバーガラスの記録媒体に対応するレンズである。対物レンズ1aは対物レンズ1bよりも−X側すなわち記録媒体の外周側に位置するようにホルダ2に配置される。
【0021】
前記ホルダ2には、一対の板バネ4a、4bの各の一端が接着されている。板バネ4a、4bの他端は、バネ受け5に各々接着されている。これにより、前記ホルダ2はバネ受け5、板バネ4a、4bによりZ方向(記録媒体に対して垂直方向)に移動可能に支持されている。
【0022】
前記バネ受け5は、図2に示すような支持手段であるキャリッジ6に接着固定されている。このとき、対物レンズ1aが正しく記録媒体面に向くように傾き調整されて、その状態で接着される。対物レンズ1bについては、ホルダ2に接着するときにあらかじめ対物レンズ1aとその光軸方向が一致するように調整しておく。これにより、対物レンズ1a、1bは、光軸方向が一致し、対物レンズ1aを正しく記録媒体面を向くように調整してキャリッジ6に取り付ければ、対物レンズ1bも必然的に正しく位置調整されることになる。
【0023】
前記キャリッジ6には、反射光学素子としての一対の反射ミラー8a、8bが接着固定されている。反射ミラー8aは、対物レンズ1aへの光を反射させるためのものであり、反射ミラー8bは、対物レンズ1bへの光を反射させるためのものである。
【0024】
図4に示すように、反射ミラー8a、8bは一部重なって配置されているが、図5に示すように対物レンズ1a、1bがX方向に関してずれている分に対応して反射ミラー8a、8bもX方向に関してずれており、物理的に干渉することを防止している。
【0025】
前記キャリッジ6には、X方向に関する両側面に四角筒状のトラッキングコイル9a、9bが接着されている。尚、トラッキングコイル9a、9b及びフォーカスコイル3a、3bは、図示しないフレキシブル基板によって駆動回路系に接続されている。また、板バネ4a、4b等は、図示していないがカバー部材で覆われ保護されている。
【0026】
前記キャリッジ6には、図1に示すように、一対の軸受孔部7a、7bがX方向に沿って設けられている。軸受孔部7a、7bは、キャリッジ6と一体で成形されている。このため、キャリッジ6は、摺動性の良い炭素繊維を含んだ合成樹脂で製作されている。
【0027】
前記軸受7a、7bには、一対の軸10a、10bが貫通するようになっている。また、前記トラッキングコイル9a、9b内に一対の内ヨーク11a、11bを嵌装している。内ヨーク11a、11bの外周には、厚さ0.2mm程度の銅のショートリング12a、12bが取り付けられている。前記内ヨーク11a、11bの各々上方に外ヨーク13a、13bを配置している。外ヨーク13a、13bには、前記内ヨーク11a、11bと対峙する位置に一対の磁石14a、14bを固定している。
【0028】
前記軸10a、10b、内ヨーク11a、11bは、図示していないデッキベースに固定されている。外ヨーク13a、13bは内ヨーク11a、11bを介して、図示していないデッキベースに固定されている。
【0029】
次に以上のように構成された本実施の形態1の動作を説明する。カバーガラス1.2mmの記録媒体に記録を行う際には、図3に示す固定光学系18よりカバーガラス1.2mm媒体用のレーザ光19aが発せられ、キャリッジ6に設けた反射ミラー8aで反射された後、対物レンズ1aを経由して図示していない記録媒体上に光スポットを形成する。
【0030】
記録媒体からの反射光は、再び対物レンズ1a、反射ミラー8aを経由して固定光学系18に戻り、フォーカスエラー、トラッキングエラー及び記録信号の検出が行われる。
【0031】
カバーガラス0.6mmの記録媒体に記録を行う際には、図3に示す固定光学系18よりカバーガラス0.6mm媒体用のレーザ光19bが発せられ、キャリッジ6に設けた反射ミラー8bで反射された後、対物レンズ1bを経由して図示していない記録媒体上に光スポットを形成する。
【0032】
記録媒体からの反射光は、再び対物レンズ1b、反射ミラー8bを経由して固定光学系18に戻り、フォーカスエラー、トラッキングエラー及び記録信号の検出が行われる。
【0033】
フォーカスエラーが検出された場合は、フォーカスコイル3a、3bに電流を流すことによってホルダ2を記録媒体面に垂直な方向に駆動する。トラッキングエラーが検出された場合は、トラッキングコイル9a、9bに電流を流すことによってキャリッジ6毎にホルダ2を記録媒体の半径方向に駆動する。記録媒体の異なるトラックにアクセスする場合も、トラッキングコイル9a、9bに電流を流すことによってキャリッジ6毎ホルダ2を記録媒体の半径方向に駆動する。以上のようにして、ホルダ2及び対物レンズ1a、1bはフォーカス制御、トラッキング制御、アクセス制御される。
【0034】
本実施の形態1によれば、2個の対物レンズ1a、1bをX方向、Y方向のいずれに対しても斜めに配置しているので、Y方向に2個並列する場合に比べ、各々の対物レンズ1a、1bに向かうレーザ光の2本の光路を近づけることができること、対物レンズ1a、1bがY方向に関して一部重なって配置されることで、ホルダ2のY方向寸法を小さくすることができる。また、X方向に2個並べた場合に必要になるキャリッジ6上でレーザ光を2個の対物レンズ1a、1b各々に分離する光学系も不要となる。
【0035】
対物レンズ1a、1bを上述したように斜めに配置することで、2本のレーザ光の光路の接近可能距離(Y方向)は反射ミラー8a、8bの配置に依存することになる。
【0036】
反射ミラー8a、8bは、カット時の欠けなどにより、その端まで光を反射させることはできない。即ち、図4に示すように、その分(寸法15)端より離した位置で光を反射させなければならない。反射ミラー8bについては、その寸法16分反射ミラー8aとY方向に重ならせることにより、それを考慮する必要はない。先に述べたように、図5のように反射ミラー8a、8bはX方向にはずれているので、Y方向では重なっていても、物理的に干渉することはない。
【0037】
このように反射ミラーをX方向に重ねて配置することで、反射ミラーの端の機能しない部分の影響を最小とでき、2本の光路をより接近させることができる。
【0038】
本実施の形態1では、レーザ光の反射光学素子を反射ミラー8a、8bとしたが、プリズム等で反射させても良い。例えば、反射ミラー8bだけ反射プリズムとする構成としても良い。また、本実施の形態1では、1.2mmのカバーガラスの記録媒体(MO)に対応する対物レンズ1aを0.6mmのカバーレンズの記録媒体に対応する対物レンズ1bよりも記録媒体の外周側(−X側)に配置しているが、これは対物レンズ1aがMOに対してアクセスする領域の最内周が、対物レンズ1bが0.6mmのカバーガラスの記録媒体に対しアクセスする領域の最内周よりも外側(−X側)であるためであり、アクセス時間を短縮する上で望ましい。また、対物レンズ1a,1bの配置についてはアクセスする領域の最内周の点以外にも、リードインのスタート点(記録媒体のデイスク情報を読み出すために記録媒体に対して最初にアクセスする点)の位置によって決めてもよい。1.2mmのカバーガラスの記録媒体のリードインスタート点が0.6mmのカバーガラスの記録媒体のものよりも外側(−X側)であるならば、対物レンズ1aは対物レンズ1bよりも(−X側)に配置される。この場合も、上述したようにアクセス時間を短縮する上で望ましい。
【0039】
(実施の形態2)
図6は本発明の実施の形態2を示す平面図である。本実施の形態2では、図6に示すように、円形外周の一部に直線上のDカット部22a、22bを各々持つ対物レンズ21a、21bをY方向に並べてホルダ23に接着固定した構成を採用している。前記Dカット部22a、22bは、互いに接合するように接着されている。この他の構成については、実施の形態1の場合と略同様である。但し、図示していないが、反射ミラーは対物レンズ21a、21bがX方向にずれていないため、Y方向に長い1枚の反射ミラーで、対物レンズ21a、21bに対する光を反射するようにしている。
【0040】
本実施の形態2によれば、対物レンズ21a、21bにDカット部22a、22bを設け、その部分を向い合わせることで、円形外周の対物レンズを使用する場合よりホルダ2のY方向寸法を小さくすることができる。
【0041】
本実施の形態2では、対物レンズ21a、21bの外形の一部を小さくするのにDカット部22a、22bを設けたが、小さくするための形状はこの他に種々のものが考えられる。例えば、プラスチックレンズを使用する場合、成形ゲートを重ねても良い。また、Dカット部22a、22bは2個の対物レンズ21a、21bの双方に設けなくとも、いずれか一方の対物レンズ21a又は21bにだけで設けても小型化を図ることができる。
【0042】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3を示す平面図である。本実施の形態3では、円形外周の一部に直線上のDカット部22a、22bを持つ対物レンズ21a、21bを、X方向、Y方向に関していずれも斜め配置に、かつ、Dカット部22a、22bを互いに接合してホルダ2に固定している。この他の構成については、実施の形態1の場合と同様である。
【0043】
本実施の形態3では、実施の形態1よりDカット部22a、22bを設けた分対物レンズ21a、21bを接近させて配置でき、ホルダ2の小型、軽量化を図れる。特に、プラスチック成形レンズでは外形が大きくなりがちであるので、効果的である。
【0044】
尚、以上の実施の形態1乃至3では、トラッキング1段サーボ方式の構成であるが、キャリッジ上に2軸アクチュエータを搭載したトラッキング2段サーボ方式の構成でもよく、この場合においても同様の効果を得られる。また、実施の形態2については、分離光学系でなく、キャリッジ上にレーザ光源を搭載したものでも実施可能である。
【0045】
以上説明した本発明によれば、以下構成を付記することができる。
(1)2個のレンズと、この2個のレンズを備えたホルダと、このホルダを記録媒体の略半径方向及び/又は記録媒体の略垂直方向に移動可能に支持したキャリッジと、このキャリッジを記録媒体の略半径方向に駆動する機構と、キャリッジ外より記録媒体の略半径方向に向かうレーザ光を出射する光学系と、前記レーザ光の光路をレンズの光軸方向に変更する反射光学素子とを少なくとも有する光学系駆動装置において、前記2個のレンズを記録媒体の半径方向及び接線方向のいずれにも平行に並んでいない配置としたことを特徴とする光学系駆動装置。この構成によれば、2個のレンズを保持するホルダの小型、軽量化を図ることができる。
【0046】
(2)2個のレンズと、2個のレンズを備えたホルダと、前記ホルダを記録媒体の略半径方向及び/又は記録媒体の略垂直方向に移動可能に支持したキャリッジと、キャリッジを記録媒体の略半径方向に駆動する機構と、キャリッジ外より記録媒体の略半径方向に向かうレーザ光を出射する光学系と、このレーザ光の光路をレンズの光軸方向に変更する反射光学素子とを少なくとも有する光学系駆動装置において、反射光学系素子が2個のレンズ各々に対応して2個設けられ、その2個の反射光学素子がレーザ光の進行方向に関して一部重なって配置されていることを特徴とする光学系駆動装置。この構成によれば、レーザ光の2個の光路間の干渉を防止しつつこれらの光路を接近させ、2個のレンズを保持するホルダの小型、軽量化を図ることができる。
【0047】
(3)2個のレンズと、2個のレンズを備えたホルダと、前記ホルダを記録媒体の略半径方向及び/又は記録媒体の略垂直方向に移動可能に支持したキャリッジとを少なくとも有する光学系駆動装置において、少なくとも1個のレンズの円形の外周の一部に、その外周円の半径より外形が小になる部分を持ち、少なくとも1個のレンズは外形が小になる部分を他のレンズと接する方向に向けて配置されていることを特徴とする光学系駆動装置。この構成によれば、円形の外周を持つ2個のレンズをそのまま用いる場合に比べ、前記レーザ光の2個の光路間の距離が減少し、前記ホルダの小型、軽量化を図ることができる。
【0048】
(4)前記外形が小になる部分は、円形の一部を直線状にカットした形状であることを特徴とする付記(3)記載の光学系駆動装置。
【0049】
(5)前記外形が小になる部分は、レンズ成型時のゲートであることを特徴とする付記(3)記載の光学系駆動装置。
【0050】
付記(4)、(5)の構成によっても前記ホルダの小型、軽量化を図ることができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、レーザ光の2個の光路間の干渉を防止しつつこれらの光路を接近させることができ、保持手段の小型、軽量化、さらには光学系駆動装置全体の小型、軽量化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学系駆動装置の実施の形態1を示す斜視図である。
【図2】本発明の光学系駆動装置の実施の形態1を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の光学系駆動装置の実施の形態1を示す概略平面図である。
【図4】本発明の光学系駆動装置の実施の形態1のキャリッジ及び反射ミラーを示す該略説明図である。
【図5】本発明の光学系駆動装置の実施の形態1の可動部の縦断面図である。
【図6】本発明の光学系駆動装置の実施の形態2を示す概略平面図である。
【図7】本発明の光学系駆動装置の実施の形態3を示す概略平面図である。
【図8】従来の光学系駆動装置を示す概略斜視図である。
【図9】従来の光学系駆動装置の他例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1a 対物レンズ
1b 対物レンズ
3a フォーカスコイル
3b フォーカスコイル
4a 板バネ
4b 板バネ
5 バネ受け
6 キャリッジ
8a 反射ミラー
8b 反射ミラー
9a トラッキングコイル
9b トラッキングコイル
11a 内ヨーク
11b 内ヨーク
13a 外ヨーク
13b 外ヨーク
14a 磁石
14b 磁石
18 固定光学系
19a レーザ光
19b レーザ光

Claims (1)

  1. 2個の対物レンズと、2個の対物レンズを保持する保持手段と、この保持手段を記録媒体の略半径方向及び/又は記録媒体に対して略垂直方向に移動可能に支持する支持手段と、この支持手段を記録媒体の略半径方向に駆動する駆動機構と、前記支持手段外よりこの支持手段に対して前記記録媒体の略半径方向に向かうレーザ光を出射する光学系と、このレーザ光の光路を前記2個の対物レンズの各々の光軸方向に変更する2個の反射光学素子とを少なくとも有する光学系駆動装置において、
    前記2個の対物レンズを前記記録媒体の半径方向及び接線方向に関して非平行配置とするとともに、前記2個の反射光学素子を前記2個の対物レンズの配置に対応して前記レーザ光の光路方向に関して一部重合して配置したことを特徴とする光学系駆動装置。
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