JP3775828B2 - ディスプレイユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はディスプレイユニットの構造に関し、特に薄型化が可能であり、かつ簡易な構成で多彩な表示を行なうことができるディスプレイユニットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来のディスプレイユニットは、蛍光燈を用いて発光表示を行なっている。すなわち、透光性を有する表示板に所定の表示を施し、この表示板の裏側に蛍光燈を設ける。そして、この蛍光燈を発光させて表示板を透過させ、表示板上で発光表示を行なう。
【0003】
ところが、このような蛍光燈を用いた従来のディスプレイユニットでは、表示板の裏側に蛍光燈を位置させているため、装置全体が大型化してしまうという問題がある。また、従来のディスプレイユニットを用いて多彩な表示を行おうとすると、表示板の裏側に異なる色を発光する発光体を設け、表示板を多色で製作する必要がある。このように、従来は多色表示を行なおうとすると構成が複雑化して製品コストも高くなり不都合が生じるという問題もある。
【0004】
そこで本発明は、薄型化が可能であり、かつ簡易な構成で多彩な表示を行なうことができるディスプレイユニットを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るディスプレイユニットは、重畳して位置する複数の透光板であって、最も外側に位置する少なくとも1つの透光板には、所定の表示が施された表示板が取り替え可能に設けられ、各透光板の端面からそれぞれ異なる波長の光を内部に向けて照射する複数の光源、を備えており、各透光板には、光源から照射される光を表示板に向けて反射させるための反射パターンが形成されており、当該反射パターンは、光源から離れるほど大きな面積を有するよう形成されている、ことを特徴としている。
【0006】
請求項2に係るディスプレイユニットは、請求項1に係るディスプレイユニットにおいて、重畳して位置する複数の透光板の一部または全部が2以上の分割透光板によって構成され、互いに隣接する分割透光板の端面の間には遮光部材が位置しており、2以上の分割透光板には、異なる波長の光を内部に向けて照射する光源が設けられている、ことを特徴としている。
【0007】
請求項3に係るディスプレイユニットは、請求項1または請求項2に係るディスプレイユニットにおいて、前記表示板の代りに、前記透光板には直接所定の表示が施されている、
ことを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に係るディスプレイユニットにおいては、複数の透光板は重畳して位置しており、最も外側に位置する少なくとも1つの透光板には、所定の表示が施された表示板が取り替え可能に設けられている。また、光源は、各透光板の端面からそれぞれ異なる波長の光を内部に向けて照射する。このように、異なる波長の光が照射される透光板が重畳して位置することによって、異なる波長の光を混合して表示板に表示することができ、簡易な構成で多彩な表示を行なうことができる。
【0015】
また、各透光板には、光源から照射される光を表示板に向けて反射させるための反射パターンが形成されており、この反射パターンは、光源から離れるほど大きな面積を有するよう形成されている。すなわち、光源から近く光量の大きな箇所では反射光量を比較的低く抑え、光源から遠く光量の小さな箇所では反射光量を比較的高くすることができる。したがって、表示板全体に渡って均一な光量の光を表示することができる。
【0016】
請求項2に係るディスプレイユニットにおいては、重畳して位置する複数の透光板の一部または全部が2以上の分割透光板によって構成されている。そして、互いに隣接する分割透光板の端面の間には遮光部材が位置しており、2以上の分割透光板には、異なる波長の光を内部に向けて照射する光源が設けられている。
【0017】
したがって、各分割透光板に対応して表示板に異なる波長の光を表示することができ、簡易な構成で多彩な表示を行なうことができる。また、互いに隣接する分割透光板の端面の間には遮光部材が位置しているため、各分割透光板の間で光の波長の干渉が生じることはない。
【0018】
請求項3に係るディスプレイユニットにおいては、表示板の代りに、透光板には直接所定の表示が施されている。したがって、透光板とは別に表示板を設ける必要がなく、構成をより簡易にすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
本発明に係るディスプレイユニットの第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態におけるディスプレイユニットの分解斜視図である。このディスプレイユニットは、透明のアクリル板2(透光板)、このアクリル板2の背面に位置する遮光板10、およびアクリル板2の前面に位置する表示板12を備えている。
【0026】
アクリル板2の上部端面には所定のピッチで複数の挿入孔2Hが形成されている。また、表示板12には、抜き印刷領域12a、印刷領域12bによって所定の表示が施されている。本実施形態では、抜き印刷領域12aは透明であり、印刷領域12bは非透光性で白色の印刷が施されるとともに、裏面に黒色の印刷が施されている。印刷領域12bの裏面に黒色の印刷を施すことによって、非透光性を高めることができる。
【0027】
遮光板10、アクリル板2および表示板12は、重ね合わされて図1に示すフレーム16aに挿入される。すなわち、表示板12はアクリル板2の表示面として位置することになる。そして、遮光板10、アクリル板2および表示板12の上部にはLEDホルダー18が取り付けられる。このLEDホルダー18には、上部のフレーム16bが固定されている。
【0028】
LEDホルダー18の底面にはアクリル板2に形成されている挿入孔2Hに対応して複数のLED(光源)が突出して設けられている。すなわち、LEDホルダー18を遮光板10、アクリル板2および表示板12に取り付けた場合、各LEDが各々挿入孔2H内に位置するようになっている。図2は、LEDホルダー18を取り付けた状態を示す側面断面図である。
【0029】
図2に示すように、挿入孔2Hは、LEDホルダー18から突出するLED20よりもやや深く形成されている。LEDホルダー18内にはプリント基板18Mが設けられており、複数のLED20はこのプリント基板18Mに固定されて配列されている。
【0030】
図1に示すディスプレイユニットを一体として組み立て、複数のLED20を点灯させた場合、各LED20はアクリル板2の内部に向けて光を照射する。アクリル板2の背面には遮光板10が位置しているため、この光はアクリル板2の背面から洩れることはない。なお、アクリル板2の両側面および底面には遮光テープ2Tが貼り付けられており、両側面および底面からの光の洩れを確実に防止している。
【0031】
ここで、LED20が発する光はアクリル板2の内部を通過するが、光源に近い場所ほど光量が多いため、表示面において均一な光が表示されないおそれがある。このため、本実施形態ではアクリル板2に、反射パターンとしてのグラデーションパターン30をシルク印刷によって形成している。グラデーションパターン30は、アクリル板2の裏面に印刷されている。
【0032】
図3にアクリル板2の正面図を示す。図3に示されるように、グラデーションパターン30は上部から下方に向かう方向(矢印90)に従って、大きな面積を有するように形成されている。すなわち挿入孔2H内に位置するLED20から離れるほど大きな面積を有するように印刷されている。このため、LED20から近く光量の大きな箇所では、反射光量を比較的低く抑え、LED20から遠く光量の小さな箇所では、反射光量を比較的高くすることができる。これによって、表示板12全体に渡って均一な光量で表示することができる。
【0033】
たとえば、赤色のLED20を用いた場合、表示板12の透明の抜き印刷領域12aから赤色の発光表示が行なわれる。すなわち、表示板12の印刷領域12bについては光が遮断され、抜き印刷領域12aによって形成されている所定の表示のみが赤色に表われる。
【0034】
なお、上述のように本実施形態ではアクリル板2と表示板12とを別体として設けている。このため、表示板12は取り替え自在であり、表示を自在、容易に取り替えることができる。
【0035】
また、本実施形態ではグラデーションパターン30をアクリル板2のほぼ全面に渡って形成しているが(図3参照)、表示板12上で所定の表示が施されることが予想される箇所、すなわち表示部分近傍にのみグラデーションパターン30を形成することもできる。表示部分近傍にのみグラデーションパターン30を形成することによって、必要な箇所に光を集中させ効率的な表示を行うことができる。
【0036】
本実施形態では光源としてLEDを用いている。LEDは一般に蛍光燈よりは製品の寿命が長く、また消費電力も低い。このためディスプレイユニットの製品寿命を長くし、また、消費電力コストを低く抑えることができる。なお、本実施形態では表示板12の抜き印刷領域12aを透明として構成したが、透光性を有する状態で色彩を施してもよい。また、印刷領域12bを透明として構成し、抜き印刷領域12aに色彩を施して遮光してもよい。
【0037】
[第2の実施形態]
次に、本発明に係るディスプレイユニットの第2の実施形態を説明する。上記第1の実施形態では複数のLEDについて同一色のものを用いたが、本実施形態では2色以上の光(すなわち、異なる波長の光)のLEDを用いる。たとえば、LEDホルダー18に、交互に緑色と赤色を発するLEDを配置する。
【0038】
これによって、アクリル板2の内部には緑色と赤色の光が照射され、双方の色が混合されて表示板12に表われる。この場合、緑色と赤色との混合によって表示板12には橙色の光が表示されることになる。なお、LEDとして3色以上のものを用いてもよく、またその配置方法も限定されるものではない。さらに、各色のLEDの数の比率によって混合色を調整することができる。その他の構造については上記第1の実施形態と同様である。
【0039】
[第3の実施形態]
本発明に係るディスプレイユニットの第3の実施形態を図4に基づいて説明する。図4に示すアクリル板2、遮光板10は、上記第1の実施形態で用いたものと同様である。また、第1の実施形態で示したフレーム16a、LEDホルダー18等は図4において省略されている。
【0040】
本実施形態における表示板13の透明領域13bは透明であり、印刷領域13aには色彩の印刷が施され、この印刷領域13aは透光性を有している。本実施形態では印刷領域13aに青色の印刷処理が施されている。
【0041】
アクリル板2と表示板13との間には波長変換部材としての変換シート14が設けられる。この変換シート14には蛍光材料が塗布されている。ここで、LEDなどの励起光が蛍光材料に照射されると、異なる波長の2次光が発生する。たとえば、変換シート14にLEDから青色の光を照射すると、2次光として黄色の光が発生する。そして、この黄色の光と、LEDが発光する青色の光が混合されて白色が表示される。
【0042】
図4に示す変換シート14は表示板13の印刷領域13aの形状に対応させて切り抜き領域14aの部分が切り抜かれている。すなわち、変換シート14は受けた光のうち、変換領域14bの領域についてだけ色彩を変化させて透過させる。
【0043】
本実施形態では、アクリル板2の挿入孔2Hに青色を発光するLEDを挿入する。すなわち、本実施形態のディスプレイユニットは、LEDを点灯させていない状態では、表示板13の印刷領域13aの部分のみが印刷処理によって青色として表示され、その他の透明領域13bの部分は透明のままである。
【0044】
これに対してLEDを点灯させた状態では、まず表示板13の印刷領域13a部分についてはLEDの青色が変換シート14の切り抜き領域14aを通して発光され、印刷領域13aは青色の表示が行われる。そして、表示板13の透明領域13bについては、変換シート14の変換領域14bによってLEDからの青色の光は白色に変換されて照射される。このため表示板13の透明領域13bは白色の表示が行われる。
【0045】
このように、変換シート14を用いることによって、単一色のLEDを用いながら、表示板13上で異なる色の表示を行うことができる。なお、その他の構造については上記第1の実施形態と同様である。
【0046】
[第4の実施形態]
次に本発明に係るディスプレイユニットの第4の実施形態を図5に基づいて説明する。図5に示すように、本実施形態では重畳して位置する2枚のアクリル板3、アクリル板4を用いている。すなわち、遮光板10、アクリル板4、アクリル板3および表示板12を重ね合せ、フレーム17aに挿入する。そして、上部からLEDホルダー19を取り付ける。LEDホルダー19には、アクリル板3、アクリル板4の挿入孔3H、4Hに対応して複数のLEDが2列に配置されている。なお、LEDホルダー19には上部のフレーム17bが固定されている。
【0047】
本実施形態では、挿入孔3Hに挿入されるLEDと挿入孔4Hに挿入されるLEDとで、異なる波長の光(異なる色)を発するLEDが用いられている。たとえば、挿入孔3Hには緑色のLEDが挿入され、挿入孔4Hには赤色のLEDが挿入されるとする。この場合、各LEDを点灯させると、緑色と赤色が混合された状態で表示板12に表示され、表示板12上では橙色の表示が行われる。
【0048】
なお、アクリル板3、アクリル板4にも、上記第1の実施形態において説明したようにLEDから離れるにしたがって面積が大きいグラデーションパターン30がシルク印刷されている(図3参照)。また、アクリル板3、4の両側面および底面には、それぞれ遮光テープ3T、4Tが貼り付けられており、両側面および底面からの光の洩れを確実に防止している。
【0049】
その他の構造については上記第1の実施形態と同様である。なお、本実施形態では2枚のアクリル板3、アクリル板4を用いたが3枚以上のアクリル板を重ね合わせてディスプレイユニットを構成してもよい。
【0050】
[第5の実施形態]
本発明に係るディスプレイユニットの第5の実施形態を図6に基づいて説明する。図6に示すように、本実施形態では分割投光板としての分割アクリル板5a、5bが表示板12に沿って配置されている。分割アクリル板5aの上部端面には所定のピッチで複数の挿入孔5Hが形成されている。
【0051】
分割アクリル板5aおよび分割アクリル板5bは側端部を互いに接触させた状態でフレーム17に挿入される。分割アクリル板5aと分割アクリル板5bとが接触する側端面には遮光部材である遮光テープ5Tが貼り付けられており、各分割アクリル板の間の光が隣接する分割アクリル板に洩れないようになっている。なお、分割アクリル板5a、5bのその他の側端および底面にも遮光テープ5Tが貼り付けられており、側面および底面からの光の洩れを確実に防止している。
【0052】
また、本実施形態では分割投光板としての分割アクリル板6a、6b、6cも表示板12に沿って配置されている。分割アクリル板6a、6cのそれぞれの上部端面には所定のピッチで複数の挿入孔6Hが形成されている。
【0053】
分割アクリル板6a、6b、6cは、それぞれ側端部を互いに接触させ、かつ分割アクリル板5a、5bと重畳させた状態でフレーム17aに挿入される。分割アクリル板6a、6b、板6cが互いに接触する側端面には遮光テープ6Tが貼り付けられ、各分割アクリル板の間の光が隣接する分割アクリル板に洩れないようになっている。
【0054】
遮光板10、分割アクリル板6a、6b、6c、分割アクリル板5a、5bおよび表示板12がフレーム17aに挿入された後、上部からLEDホルダー19が取り付けられる。LEDホルダー19には挿入孔5H、6Hに対応する箇所に複数のLEDが配置され、LEDホルダー19を取り付けた状態で各複数のLEDは挿入孔5H、6H内に位置する。
【0055】
本実施形態では、分割アクリル板5aの上部端面に形成されている挿入孔5Hには緑色のLEDが挿入され、分割アクリル板6a、6cの上部端面に形成されている挿入孔6Hには赤色のLEDが挿入されている。なお、分割アクリル板5bおよび分割アクリル板6bには、LEDは挿入されない。
【0056】
図6に示すディスプレイユニットを一体として組み立て、各LEDを発光させると表示板12上では次のような表示が行われる。まず、表示板12の領域W1では、分割アクリル板6aに照射されている赤色と分割アクリル板5aに照射されている緑色とが混合され、橙色の表示が行われる。
【0057】
また、表示板12の領域W2では、分割アクリル板5aに照射されている緑色の表示のみが行われる。すなわち分割アクリル板6bにはLEDが挿入されていないため、領域W2については色の混合が行われない。そして、表示板12の領域W3については、分割アクリル板6cに照射されている赤色の表示のみが行われる。分割アクリル板5bにはLEDが挿入されていないため、この部分についても色の混合が行われない。
【0058】
以上のように分割アクリル板を用い、かつ遮光シールによって各分割アクリル板の間の光の干渉を防止することによって、表示板12上で異なる色の表示を行う領域を形成することができる。たとえば、上記第1の実施形態において示したアクリル板2を2以上に分割した分割アクリル板によって構成し、表示板12上で異なる色の表示を行う領域を形成することもできる。
【0059】
また、本実施形態ではさらに分割アクリル板6a、6b、6cと、分割アクリル板5a、5bとを重畳させているため、2色のLEDを用いて3色の表示を行うことができる。なお、その他の構成については上記第1の実施形態で説明したものと同様である。
【0060】
本実施形態では分割アクリル板6a、6b、6cと、分割アクリル板5a、5bとを重畳させたが、たとえば図1に示すような分割されていないアクリル板2と分割アクリル板とを重畳させてもよい。
【0061】
[第6の実施形態]
次に、本発明に係るディスプレイユニットの第6の実施形態を図7、図8に基づいて説明する。図7はアクリル板の拡大斜視図である。図7に示すように分割アクリル板としてのアクリル板7aには切り欠き空間7Kが形成されており、この切り欠き空間7Kに分割アクリル板としての分割片7bが嵌合する。この分割片7bは切り欠き空間7Kと同様の形状を備えている。
【0062】
分割片7bの両側面および底面には遮光部材としての遮光テープ7Tが貼り付けられている。図8は、分割片7bをアクリル板7aの切り欠き空間7Kに嵌合させ、さらに表示板15を重ね合わせた状態を示している。この表示板15には、抜き印刷領域15x、15y、および印刷領域15bが形成されている。
【0063】
アクリル板7aおよび分割片7bの上部端面には、それぞれ挿入孔7Hが形成されており、アクリル板7aの挿入孔7Hと分割片7bの挿入孔7Hにはそれぞれ異なる波長(異なる色)の光を発するLEDが挿入される。たとえば、アクリル板7aの挿入孔7Hには緑色のLEDが挿入され、分割片7bの挿入孔7Hには赤色のLEDが挿入されるとする。
【0064】
この状態で各LEDを点灯させた場合、アクリル板7aには緑色の光が照射され、分割片7bには赤色の光が照射される。そして、上述のように分割片7bの両側面および底面には遮光テープ7Tが貼り付けられているため、アクリル板7aと分割片7bとの間で光の干渉が生じることはない。
【0065】
図8に示すように、表示板15の抜き印刷領域15xは分割片7bに対応する箇所に位置しており、抜き印刷領域15yはアクリル板7aに対応する箇所に位置している。これによって、表示板15の抜き印刷領域15xについては赤色の表示を行い、抜き印刷領域15yについては緑色の表示を行うことができる。なお、その他の構造については上記第1の実施形態と同様である。
【0066】
[その他の実施形態]
上記の各実施形態では、アクリル板の上部端面にのみ挿入孔を形成してLEDを挿入し、アクリル板の1方向から光を照射している。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえばアクリル板の側面や底面にも挿入孔を形成し、ここにもLEDを挿入して、アクリル板の2以上の方向から光を照射するようにしてもよい。
【0067】
この場合、アクリル板に形成する反射パターン(図3に示すグラデーションパターン30)は、各方向に位置するLEDから離れるにしたがって大きく形成する。すなわち、たとえばアクリル板の4方向からLEDを照射する場合は、アクリル板の中央部分に最も大きな反射パターンが位置するように形成すればよい。
【0068】
また、このようにアクリル板の2以上の方向から光を照射するようにし、各方向によって色彩の異なるLEDを設けてもよい。色彩の異なるLEDを設けることによって、アクリル板内で色彩を混合して表示することもできる。なお、光源としてLED以外の発光体を用いることもできる。
【0069】
上記各実施形態ではアクリル板と別体の表示板を用いたが、アクリル板の表示面に直接、所定の表示を施すこともできる。また、表示板を用いずに反射パターン(グラデーションパターン30)の印刷箇所を選択することによって所定の表示を行なうこともできる。すなわち、反射パターンは光を表示面に向けて反射させるものであるため、この反射パターンの印刷箇所を選択することによって、印刷箇所に対応した表示を行うことができる。
【0070】
また上記の実施形態では、印刷によってアクリル板に反射パターンを形成したが、反射パターンをシール状にしてアクリル板に対して着脱可能にすることもできる。反射パターンをシールにすることによって、表示面における発光箇所を容易に変更することができる。特に、反射パターンの印刷箇所を選択することによって所定の表示を行なう場合に有用である。
【0071】
さらに、遮光板10の両面側に上記各実施形態で示したアクリル板、表示板等を設け、遮光板10を共通にしつつ両面表示を行なうようにしてもよい。
【0072】
なお、上に説明した各実施形態の組み合わせを採用してディスプレイユニットを構成してもよい。本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、透光板の端面から内部に向けて光を照射する光源を備えており、光源から離れるほど大きな面積を有するような反射パターンが透光板に形成されているものである限り他の構成を採用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスプレイユニットの第1の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すディスプレイユニットの上部の側面断面図である。
【図3】図1に示すアクリル板の正面図である。
【図4】本発明に係るディスプレイユニットの第3の実施形態を示す分解斜視図である。
【図5】本発明に係るディスプレイユニットの第4の実施形態を示す分解斜視図である。
【図6】本発明に係るディスプレイユニットの第5の実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】本発明に係るディスプレイユニットの第6の実施形態におけるアクリル板および分割片を示す斜視図である。
【図8】図7に示す分割片をアクリル板に組み込んだ状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
2、3、4、7a・・・・・アクリル板
5a、5b、6a、6b、6c・・・・・分割アクリル板
7b・・・・・分割片
12、13、15・・・・・表示板
14・・・・・変換シート
20・・・・・LED
30・・・・・グラデーションパターン

Claims (3)

  1. 重畳して位置する複数の透光板であって、最も外側に位置する少なくとも1つの透光板には、所定の表示が施された表示板が取り替え可能に設けられ、
    各透光板の端面からそれぞれ異なる波長の光を内部に向けて照射する複数の光源、
    を備えており、
    各透光板には、光源から照射される光を表示板に向けて反射させるための反射パターンが形成されており、
    当該反射パターンは、光源から離れるほど大きな面積を有するよう形成されている、
    ことを特徴とするディスプレイユニット。
  2. 請求項に係るディスプレイユニットにおいて、
    重畳して位置する複数の透光板の一部または全部が2以上の分割透光板によって構成され、互いに隣接する分割透光板の端面の間には遮光部材が位置しており、
    2以上の分割透光板には、異なる波長の光を内部に向けて照射する光源が設けられている、
    ことを特徴とするディスプレイユニット。
  3. 請求項1または請求項に係るディスプレイユニットにおいて、
    前記表示板の代りに、前記透光板には直接所定の表示が施されている、
    ことを特徴とするディスプレイユニット。
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