JP3774988B2 - 静止画撮像装置、カラー複写装置及び表示装置 - Google Patents
静止画撮像装置、カラー複写装置及び表示装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高解像度の画像を出力する静止画撮像装置、カラー複写装置及び表示装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
映像・音声・データ等を限られた伝送帯域幅で伝送するために、また、限られた容量の記録媒体に記録するために、今日では、ディジタル画像・音声圧縮技術及びディジタル伝送技術が発達している。
【0003】
しかし、大容量の画像データを記憶するために画像データの圧縮/伸長を行う場合、伸長後の画像データは元の完全な画像データに戻るのではないため、解像度が低下して画質が劣化してしまうことがある。このとき、画像データの容量を少なくするために画素数を間引くことが考えられるが、画素数の間引かれた画像データは、低解像度で画質が悪く、元の高解像度に戻すことはできなかった。
【0004】
また、画像データの画素数を増やすために画素数変換処理を行う場合、従来では元のデータに基づいて単に線形補間処理を行っていたため、単に画素数は増えるものの、画質のよい画像データを得ることができなかった。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、高解像度の画像を出力することができる静止画撮像装置、カラー複写装置及び表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明に係る静止画撮像装置は、被写体の撮像光に応じた静止画信号を生成する撮像手段と、上記撮像手段で生成された静止画信号に画像圧縮処理を施す圧縮手段と、上記圧縮手段で生成された圧縮信号を記憶する第1の記憶手段と、上記圧縮信号を伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の予測係数を記憶する第2の記憶手段と、予測対象である信号周辺の、上記圧縮信号のデータパターンに対応する予測係数を上記第2の記憶手段から読み出し、読み出された上記予測係数と上記圧縮信号に基づいて推定演算して、伸長/高画質化された静止画信号を出力する伸長/高画質化処理手段とを備え、上記予測係数は、高画質画像信号の画質を低下させ画像圧縮した低画質圧縮信号から切り出されたデータ基づいてクラスコードを発生し、上記クラスコード毎に上記高画質画像信号と上記低画質圧縮信号に基づいて学習して得られた伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の係数であることを特徴とする。
【0007】
本発明に係るカラー複写装置は、静止画像を読み取って3原色信号を生成する静止画像読み取り手段と、上記3原色信号を変換するための推定式の予測係数を記憶する記憶手段と、上記3原色信号のデータパターンに対応する予測係数を上記記憶手段から読み出し、読み出された予測係数と上記3原色信号に基づいて推定演算をして、色差信号を出力する信号変換処理手段と、上記色差信号に基づいてカラー静止画像を印刷する印刷手段とを備え、上記予測係数は、3原色信号から切り出されたデータパターンに基づいてクラスコードを発生し、上記クラスコード毎に3原色信号と色差信号に基づいて学習して得られた3原色信号を色差信号に変換するための推定式の係数であることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る表示装置は、入力された静止画信号に画像圧縮処理を施す圧縮手段と、上記圧縮手段で生成された圧縮信号を記憶する第1の記憶手段と、上記圧縮信号を伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の予測係数を記憶する第2の記憶手段と、予測対象である信号周辺の、上記圧縮信号のデータパターンに対応する予測係数を上記第2の記憶手段から読み出し、読み出された上記予測係数と上記圧縮信号に基づいて推定演算して、伸長/高画質化された静止画信号を出力する伸長/高画質化処理手段と上記伸長/高画質化された静止画信号に基づいて画像を表示する表示手段とを備え、上記予測係数は、高画質画像信号の画質を低下させ画像圧縮した低画質圧縮信号から切り出されたデータに基づいてクラスコードを発生し、上記クラスコード毎に上記高画質画像信号と上記低画質圧縮信号に基づいて学習して得られた伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の係数であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る静止画撮像装置、カラー複写装置、表示装置は、図1に示す画像データ変換装置を用いたものである。最初に、上記画像データ変換装置について説明する。
【0010】
上記画像データ変換装置は、図1に示すように、画像データを切り出す領域切出回路11,12と、切り出した画像データを圧縮して圧縮データパターンを生成するADRC(Adaptive Dynamic Range Coding )回路13と、切り出された画像データの属するクラスコードを発生するクラスコード発生回路14と、推定式の予測係数がクラス毎に記憶されているROMテーブル15と、予測係数と上記切り出された画像データに基づいて推定演算する推定演算回路16とを備える。
【0011】
領域切出回路11は、入力端子より供給された画像データを所定の領域毎に切り出し、この画像データをADRC回路13に供給する。ここでは、領域切出回路11は、例えば6サンプルの画像データを切り出すものとする。一方、領域切出回路12は、領域切出回路11と同様に画像データの切出を行って、この切り出した画像データ(以下、予測タップという。)を推定演算回路16に供給する。
【0012】
ADRC回路13は、切り出された各領域の画像データを、例えば8ビットから2ビットに圧縮するような演算を行うことによりパターン圧縮データを形成し、このパターン圧縮データをクラスコード発生回路14へ供給する。
【0013】
ADRC回路13は、通常、VTR(Video Tape Recoder)向け高能率符号化用に開発された適応的量子化を行うものである。ここでは、信号レベルの局所的なパターンを短い語長で効率的に表現できるので、信号パターンのクラス分類のコード発生に使用されている。
【0014】
具体的には、例えば6つの8ビットの画像データをクラス分類しようとする場合では、248という膨大な数のクラスに分類しなければならない。信号波形の特徴を把握する意味では理想的であるが、回路上の負担が多く、実用的ではない。そこで、ADRC回路13で生成されるパターン圧縮データに基づいてクラス分類を行っている。例えば、6つの画像データに対して1ビットの量子化を実行すると、6つの画像データを6ビットで表すことができ、26 =64クラスに分類することが可能である。
【0015】
ここで、ADRC回路13は、領域内のダイナミックレンジをDR、ビット割当をn、領域内画素のデータレベルをL、量子化コードをQとすると、以下の式(1)に従って、領域内の最大値MAXと最小値MINとの間を指定されたビット長で均等に分割して量子化を行う。
【0016】
【数1】
【0017】
ADRC回路13は、領域切出回路11で切り出された各画像データを各2ビットに圧縮する。なお、ここでは、切り出された画像データのサンプル数を例えば6つとし、これが圧縮された画像データをそれぞれq1〜q6 とする。
【0018】
クラスコード発生回路14は、ADRC回路13からのパターン圧縮データに基づいて式(2)の演算を行うって、そのブロックが属するクラスを検出し、そのクラスを示すクラスコードclass をROMテーブル15へ供給する。
【0019】
【数2】
【0020】
このクラスコードclass は、ROMテーブル15からの読み出しアドレスを示す。
【0021】
ROMテーブル15には、高解像度の画像データを算出するための線形推定式の予測係数が各クラス毎に記憶されている。なお、ROMテーブル15に記憶されている予測係数の作成方法については後述する。ROMテーブル15からは、クラスコードclass で示されるアドレスから、そのクラスの予測係数であるwn (class )(n =1〜6)が読み出される。この予測係数は、推定演算回路16へ供給される。
【0022】
推定演算回路16は、領域切出回路12から供給される予測タップ、およびROMテーブル15から供給される予測係数であるwn に基づいて、入力された画像データに対応する高解像度の画像データを算出する。
【0023】
具体的には、推定演算回路16は、領域切出回路12より供給された予測タップとROMテーブル15から供給された予測係数により、予測係数であるwn (n =1〜6)に基づいて、それぞれ以下の式(3)に示す演算を行うことにより、高解像度の画像データを算出して、出力端子を介して出力する。
【0024】
【数3】
【0025】
以上のように、上記画像データ変換装置は、高解像度の画像データを推定するための予測係数をROMテーブル15に記憶しておき、入力される画像データ、およびROMテーブル15から読み出された予測係数に基づいて推定演算を行うことによって、上述の画像データを出力することができる。すなわち、上記画像データ変換装置は、実際の画像データから後述の学習により求められた予測係数に基づいて推定演算するので、より実際に近い波形を再現して画質が良好で高解像度の画像データを出力することができる。
【0026】
つぎに、ROMテーブル15に格納される予測係数を作成(学習)するための予測係数生成装置について図2を用いて説明する。
上記予測係数生成装置は、高解像度で画質の良好な画像データを用いることによって、ROMテーブル15に予測係数を記憶させるものである。
【0027】
上記予測係数生成装置2は、図2に示すように、ロー・パス・フィルタ(以下、LPFという。)21と、画像データを切り出す領域切出回路22,23と、切り出した画像データを圧縮して圧縮データパターンを生成するADRC回路24と、圧縮データパターンに基づいてクラスコードを発生するクラスコード発生回路25と、クラスコード毎に正規方程式をたてる正規方程式回路26と、上記クラスコード毎に予測係数を決定する予測係数決定回路27と、決定された予測係数を記憶するROMテーブル28とを備える。
【0028】
予測係数を学習によって得るためには、まず、既に知られている高画質の画像データから圧縮された画像データを生成する必要がある。
LPF21は、入力端子を介して入力された画像データの高帯域成分を除去して、これを領域切出回路22,23に供給する。領域切出回路22は、LPF21からの画像データを所定の領域毎に切り出す。すなわち、領域切出回路22は、先に説明した領域切出回路11,12と同一の働きをするものであり、切り出した画像データをADRC回路24に供給する。領域切出回路23は、領域切出回路22と同様の構成となっていて、LPF21からの画像データを切り出して、これを正規方程式回路26に供給する。
【0029】
ADRC回路24は、上述のように各領域の全てのデータ、あるいは一部のデータを、例えば8ビットの画像データから2ビットの画像データに圧縮する演算を行ってパターン圧縮データを形成し、このパターン圧縮データをクラスコード発生回路25に供給する。なお、ADRC回路24は、先に説明したADRC回路13と同一のものである。
【0030】
クラスコード発生回路25は、先に説明したクラスコード発生回路14と同一のものであり、ADRC回路24から供給されるパターン圧縮データに基づいて、クラスコードを決定する。これにより、上記クラスコード発生回路25は、そのブロックの属するクラスを発生して、そのクラスを示すクラスコードを正規方程式回路26に供給する。
【0031】
正規方程式回路26は、クラスコード発生回路25から供給された各クラスコードclass 、各クラスコードclass 毎に領域切出回路23より供給された画像データx1 ,x2 ,‥‥,xn 、入力端子より供給された高画質の画像データyを用いて、後述する正規方程式を立てる。
【0032】
ここで、正規方程式回路26の説明のために、複数個の高画質の画像データから通常の画像データへの変換式の学習とその予測式を用いた信号変換について述べる。以下に、説明のために学習をより一般化してnサンプルによる予測を行う場合について説明する。画像データのレベルをそれぞれx1 ,x2 ,‥‥,xn として、それぞれにpビットのADRC処理を行った結果の量子化データをq1 、‥‥、qn とする。
【0033】
このとき、上述のように画像データのレベルをそれぞれ、x1 ,x2 ,‥‥,xn とし、高画質の画像データのレベルをyとしたとき、クラス毎に予測係数w1 ,w2 ,‥‥,wn によるnタップの線形推定式を設定する。これを式(4)に示す。学習前は、wn が未定係数である。
【0034】
【数4】
【0035】
学習は、クラス毎に複数の画像データに対して行う。データサンプル数がmの場合、式(4)にしたがって、以下に示す式(5)が設定される。
【0036】
【数5】
【0037】
m>nの場合、予測係数w1 、‥‥wn は、一意的に決まらないので、誤差ベクトルeの要素を以下の式(6)で定義して、式(7)を最小にする予測係数を求める。いわゆる、最小自乗法による解法である。
【0038】
【数6】
【0039】
【数7】
【0040】
ここで、式(7)のwn による偏微分係数を求める。それは以下の式(8)を”0”にするように、各wn (n =1〜6)を求めればよい。
【0041】
【数8】
【0042】
以下、式(9)、式(10)のようにXij、Yi を定義すると、
【0043】
【数9】
【0044】
【数10】
【0045】
式(8)は、行列を用いて式(11)へ書き換えられる。
【0046】
【数11】
【0047】
この方程式は、一般に正規方程式と呼ばれている。なお、ここでは、n=6である。
【0048】
全ての学習用のデータの入力が終了した後、正規方程式回路26は、各クラスコードclass に、式(10)に示す正規方程式を立てて、このデータを予測係数決定回路27に供給する。
【0049】
予測係数決定回路27は、正規方程式を掃き出し法等の一般的な行列解法を用いて、各wn について解き、各クラス毎に予測係数を算出する。換言すると、上記式(11)を式(12)のように書き換え、
X・W=Y ・・・・・・・・・・(12)
掃き出し法等の行列解法により式(13)が求められ、クラスコード毎に予測係数の行列式Wが算出される。
【0050】
W=X-1・Y ・・・・・・・・・(13)
そして、予測係数決定回路30は、算出された予測係数をROMテーブル28に書き込む。
【0051】
このような学習を行った結果、ROMテーブル28には、クラス毎に、高画質の画像データyを推定するための統計的に最も真値に近い推定が出来る予測係数が格納される。このROMテーブル28に格納されたテーブルが、上述のように、本発明の画像データ変換装置1において使用されるROMテーブル15である。かかる処理により、線形推定式により、通常の画像データから高画質の画像データを作成するための予測係数の学習が終了する。
【0052】
以上のように、上記予測係数生成装置2は、画像圧縮を行う前後の画像データに基づいて、画像圧縮によって生じる画質の劣化を学習することによって、高解像度の画像データを再現するための予測係数を生成することができる。
【0053】
なお、本実施の形態の説明では、圧縮データパターンを生成するパターン生成手段として、ADRC回路13,24を設けることにしたが、これはほんの一例であり、信号波形のパターンを少ないクラスで表現できるような情報圧縮手段であれば何を設けるかは自由であり、例えば、DPCM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等の圧縮手段を用いても良いのは勿論である。
【0054】
また、本実施の形態では、領域分割回路22及び領域分割回路23によって領域分割を行っていたが、本発明はこれに限定されることなく、例えばこれらの領域分割を1つの回路によって行ってもよいのは勿論である。
【0055】
つぎに、上記映像データ変換装置1を用いたディジタル静止画カメラ装置(以下、スチルカメラという)について説明する。
【0056】
スチルカメラ30は、図3に示すように、被写体を撮像するCCDイメージセンサ31と、画像信号をディジタル化するA/Dコンバータ32と、画像データを記憶するメモリ33と、例えばいわゆるパーソナル・コンピュータ等に画像データを伝送するためのインターフェースである伝送部34と、上記映像データ変換装置1を適用した解像度創造回路35と、画像データをアナログ化するD/Aコンバータ36と、画像信号に基づく被写体像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)37とを備える。
【0057】
CCDイメージセンサ31は、図示しないシャッタボタンが押されると、被写体の撮像光に基づいて1枚の静止画の画像信号を生成し、相関二重サンプリング処理によりリセット雑音を除去してから、画像信号をA/Dコンバータ32に供給する。A/Dコンバータ32は、画像信号をディジタル化して例えば8ビットの画像データに変換する。
【0058】
メモリ33には、A/Dコンバータ32から供給される画像データが静止画像として記憶される。なお、画像データを記憶することができるものであればメモリ31に限定されず、例えば光ディスクや磁気ディスク等であってもよい。伝送部34は、メモリ33から読み出された画像データを所定のインターフェースに準拠するように変換して、例えば赤外光やケーブル等によってパーソナルコンピュータに伝送する。
【0059】
解像度創造回路35は、上記画像データ変換装置1を適用したものである。従って、解像度創造回路35は、メモリ33から読み出された画像データを高解像度の画像データに変換してD/Aコンバータ36に供給する。
【0060】
ここで、上記ROMテーブル15に記憶されている予測係数を生成するためには、上記予測係数生成装置2において、上述のようにLPF21を設ければよい。画像データはLPF処理が施されると画像が全体的にぼけるため、上記予測係数生成装置2は、このぼけを学習することによって、画像がぼける前の画像データを予測するための予測係数を生成することができる。また、CCDイメージセンサ31の画素数が少ないときは、LPF21の代わりに、高解像度の画像データの画素数を間引く間引き処理フィルタを設ければよい。これにより、画素数が減って解像度が劣化した場合でも、高解像度の画像データを予測するための予測係数を生成することができる。
【0061】
D/Aコンバータ36は、解像度創造回路35からの高解像の画像データをアナログ化して画像信号に変換して、画像信号をLCD37に供給する。従って、LCD37には、高解像度で画質のよい静止画像が表示される。なお、解像度創造回路35から出力された画像データを、伝送部34を介してパーソナル・コンピュータ等に伝送してもよい。
【0062】
以上のように、上記スチルカメラ30は、上記画像データ変換装置1を適用することによって、画像がぼけたり劣化した場合であっても、予め学習して生成された予測係数をROMテーブルに記憶させておけば、この予測係数に基づいて高解像度で画質の良好な静止画像を生成することができる。
【0063】
また、図4に示すように、A/Dコンバータ32とメモリ33との間に画像圧縮回路38aを設け、メモリ33と解像度創造回路35の間に画像伸長回路38bを設けてもよい。かかるスチルカメラ30Aは、スチルカメラ30よりも、メモリ33により多くの静止画像の画像データを記憶させることができる。
【0064】
このとき、予測係数生成装置2は、LPF21の代わりに画像圧縮/画像伸長回路を設けることによって、圧縮/伸長処理が行われても完全に元の画像データに戻ることなく画質が劣化することを学習することができる。すなわち、予測係数生成装置2は、上記画像圧縮/画像伸長回路によって画質の劣化を学習して、高画質の画像データを予測するための予測係数を生成することができる。
【0065】
なお、スチルカメラ30Aの画像伸長回路38b及び解像度創造回路35の代わりに、図5に示すように、デコーダ/解像度創造回路39を設けてもよい。かかるスチルカメラ30Bは、メモリ33から読み出した画像データをデコードしながら高解像度化を図るものである。このとき、予測係数生成装置2では、LPF21の代わりに画像圧縮回路を設ければ、デコードしながら高解像度化を図るための予測係数が生成される。
【0066】
つぎに、上記映像データ変換装置1を用いたカラー複写装置(コピー機)について説明する。
【0067】
上記カラー複写装置40は、図6に示すように、写真等のカラー画像を読み取って画像信号を出力するスキャナ41と、画像信号をディジタル化するA/Dコンバータ42と、画像データを記憶するメモリ43と、色解像度のよい画像データを出力するクラス分類適応色変換回路44と、ROMテーブルを切り替える機種別制御テーブル回路45と、画像データをアナログ化するD/Aコンバータ46と、画像信号に基づいてインクの出力を制御するインク制御回路47と、出力部48とを備える。
【0068】
スキャナ41は、写真等のカラーの静止画像を読み取って赤(R),緑(G),青(B)からなる画像信号R,G,Bを生成してA/Dコンバータ42に供給する。A/Dコンバータ42は、画像信号R,G,Bをディジタル化した画像データR,G,Bを、メモリ43を介して、クラス分類適応色変換回路44に供給する。
【0069】
クラス分類適応色変換回路44は、上記画像データ変換装置1を適用したものである。クラス分類適応色変換回路44は、画像データ変換装置1による変換処理を行うことによって、画像データR,G,Bを画像データY,Cr,Cbに変換する。
【0070】
通常、画像データR,G,Bから画像データY,Cr,Cbに変換するときは、マトリクス変換処理が行われる。ここで、画像データR,G,Bの行列式をI、画像データY,Cr,Cbの行列式をJ、マトリクス変換の行列式をAとすると、以下の式(14)が成り立つ。
【0071】
J=A・I ・・・・・・・・・・・・(14)
そこで、予測係数変換装置2では、LPF21の代わりに、A-1の変換処理を行う逆マトリクス変換処理回路を設ければよい。このとき、予測係数変換装置2の入力端子に高画質の画像データY,Cr,Cbが供給されれば、この画像データY,Cr,Cbを予測するための予測係数がROMテーブル28に書き込まれる。
【0072】
なお、クラス分類適応色変換回路44には、複数のROMテーブル15が設けられている。機種別制御テーブル回路45は、機種に応じて、上記ROMテーブル15を切り替えることができるようになっている。
【0073】
上記クラス分類適応色変換回路44は、画像データY,Cr,CbをD/Aコンバータ46に供給する。D/Aコンバータ46は、画像データY,Cr,Cbをアナログ化してインク制御回路47に供給する。インク制御回路47は、出力部48におけるカラーインクの出力を制御して、紙に色解像度のよいカラー画像を印刷する。
【0074】
なお、メモリ43には、受信部49,デコーダ50を介して、外部からの画像データも記憶されるようになっている。また、メモリ43から読み出された画像データは、エンコーダ51,伝送部52を介して伝送されるようにもなっている。
【0075】
以上のように、上記カラー複写装置40は、画像信号のマトリクス変換処理回路の代わりにクラス分類適応色変換回路44を用いることによって、マトリクス変換処理によって色解像度が劣化するのを防止して、高画質で色解像度のよいカラー静止画像を複写することができる。
【0076】
また、ファクシミリについても、カラー複写装置40と同様に画像データ変換装置を適用することができるのは勿論である。
【0077】
つぎに、上記映像データ変換装置1を用いたコンピュータについて説明する。上記コンピュータ60は、図7に示すように、ビデオカメラからの画像信号が入力されるカメラ入力端子61と、画像信号をコンピュータ用に取り込む処理を行うビデオキャプチャ62と、マザーボード63と、画像データのドッド数の変換処理を行うグラフィックアクセラレータ64と、画像データに基づいて画像を表示するディスプレイ65とを備える。
【0078】
ビデオキャプチャ62は、カメラ入力端子61を介して供給された画像信号をディジタル化してコンピュータ用の画像データとして取り込んで、これをマザーボード63に供給する。
【0079】
マザーボード63は、上記ビデオキャプチャ62の他に、ネットワークボード67,CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )に記録されている画像データを読み出すCD−ROMドライブ68,その他の周辺機器(ペリフェラル)に接続している。マザーボード63は、ビデオキャプチャ62からの画像データ、ネットワーク66,ネットワークボード67を介して供給される画像データ、または、CD−ROMドライブ68からの画像データをグラフィックアクセラレータ64に供給する。
【0080】
グラフィックアクセラレータ64は、上記画像データ変換装置1を適用したものである。グラフィックアクセラレータ64は、例えば640ドッド×480ドットのVGA(Video Graphics Array)の画像データを、800ドッド×600ドッドのSVGA(Super Video Graphics Array)の画像データに変換する。
【0081】
ここで、グラフィックアクセラレータ64のROMテーブルには、VGAの画像データからSVGAの画像データを予測するための予測係数が記憶されている必要がある。この予測係数を学習するためには、上述の予測係数生成装置2において、LPF21の代わりに、画像データをSVGAからVGAに変換処理するダウンコンバートフィルタを用いる必要がある。そして、予測係数生成装置2の入力端子にSVGAの映像データを入力すれば、VGAの画像データからSVGAの画像データを予測することのできる予測係数がROMテーブル28に記録される。
【0082】
グラフィックアクセラレータ64は、SVGAの画像データをディスプレイ65に供給する。従って、ディスプレイ65には、上記800ドッド×600ドッドの画像が表示される。
【0083】
以上のように、上記コンピュータでは、上記画像データ変換装置1を適用することによって、画像データのドッドの変換処理を行う場合には、予め学習して生成された予測係数をROMテーブルに記憶させておけば、この予測係数に基づいて高解像度で画質の良好な画像データを得ることができる。
【0084】
なお、本実施の形態では、グラフィックアクセラレータ64が画像データをVGAからSVGAに変換する場合を例に上げて説明したが、例えば1024ドッド×768ドッドのXGA(eXtended Graphics Array)から1280ドッド×1024ドッドのSXGA(Super eXtended Graphics Array)に変換することや、これらの逆の変換をする場合についても同様に可能であるのは言うまでもない。
【0085】
また、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において、種々の設計上の変更が可能であるのは言うまでもない。
【0086】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る静止画撮像装置によれば、画像がぼけたり劣化した場合であっても、予め学習して生成された予測係数を第2の記憶手段に記憶させておけば、信号変換処理手段によって上記予測係数に基づいた高解像度で画質の良好な静止画像を生成することができる。
【0087】
本発明に係るカラー複写装置によれば、静止画像を読み取って3原色信号を生成し、上記3原色信号を変換するためのデータパターンに対応する予測係数を記憶手段から読み出し、読み出された予測係数と上記3原色信号に基づいて推定演算をすることにより変換処理済みの色差信号を得て、上記色差信号に基づいてカラー静止画像を印刷することによって、マトリクス変換処理によって色解像度が劣化するのを防止して、高画質で色解像度のよいカラー静止画像を複写することができる。
【0088】
本発明に係る表示装置によれば、画像信号のドッド数の変換処理を行う場合には、予め学習して生成された予測係数を記憶手段に記憶させておくことによって、この予測係数に基づいて高解像度で画質の良好な画像信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像データ変換装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図2】予測係数生成装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係るスチルカメラの構成を示すブロック図である。
【図4】他のスチルカメラの構成を示すブロック図である。
【図5】他のスチルカメラの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係るカラー複写装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る表示装置を適用したコンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,12 領域切出回路、13 ADRC回路、14 クラスコード発生回路、15 ROMテーブル、16 推定演算回路、31 CCDイメージセンサ、33 メモリ、35 解像度創造回路、37 LCD、38a 画像圧縮回路、38b 画像伸長回路、41 スキャナ、44 クラス分類適応色変換回路、47 インク制御回路、64 グラフィックアクセラレータ、65 ディスプレイ
Claims (9)
- 被写体の撮像光に応じた静止画信号を生成する撮像手段と、
上記撮像手段で生成された静止画信号に画像圧縮処理を施す圧縮手段と、
上記圧縮手段で生成された圧縮信号を記憶する第1の記憶手段と、
上記圧縮信号を伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の予測係数を記憶する第2の記憶手段と、
予測対象である信号周辺の、上記圧縮信号のデータパターンに対応する予測係数を上記第2の記憶手段から読み出し、読み出された上記予測係数と上記圧縮信号に基づいて推定演算して、伸長/高画質化された静止画信号を出力する伸長/高画質化処理手段とを備え、
上記予測係数は、高画質画像信号の画質を低下させ画像圧縮した低画質圧縮信号から切り出されたデータに基づいてクラスコードを発生し、上記クラスコード毎に上記高画質画像信号と上記低画質圧縮信号に基づいて学習して得られた伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の係数であること
を特徴とする静止画撮像装置。 - 上記伸長/高画質化された静止画信号に基づく静止画を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1記載の静止画撮像装置。
- 上記高画質化は解像度創造処理であることを特徴とする請求項1記載の静止画撮像装置。
- 上記クラスコードは、高画質画像信号の画質を低下させ画像圧縮した低画質圧縮信号を切り出し圧縮して圧縮データパターンを生成し、上記圧縮データパターンに基づいて発生されることを特徴とする請求項1記載の静止画撮像装置。
- 静止画像を読み取って3原色信号を生成する静止画像読み取り手段と、
上記3原色信号を変換するための推定式の予測係数を記憶する記憶手段と、
上記3原色信号のデータパターンに対応する予測係数を上記記憶手段から読み出し、読み出された予測係数と上記3原色信号に基づいて推定演算をして、色差信号を出力する信号変換処理手段と、
上記色差信号に基づいてカラー静止画像を印刷する印刷手段とを備え、
上記予測係数は、3原色信号から切り出されたデータパターンに基づいてクラスコードを発生し、上記クラスコード毎に3原色信号と色差信号に基づいて学習して得られた3原色信号を色差信号に変換するための推定式の係数であること
を特徴とするカラー複写装置。 - テーブル切換制御手段を更に備え、
上記記憶手段は予測係数を示すテーブルを複数記憶し、
上記テーブル切換制御手段は、上記記憶手段に記憶されたテーブルのいずれか1つに切り換える制御を行うこと
を特徴とする請求項5記載のカラー複写装置。 - 入力された静止画信号に画像圧縮処理を施す圧縮手段と、
上記圧縮手段で生成された圧縮信号を記憶する第1の記憶手段と、
上記圧縮信号を伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の予測係数を記憶する第2の記憶手段と、
予測対象である信号周辺の、上記圧縮信号のデータパターンに対応する予測係数を上記第2の記憶手段から読み出し、読み出された上記予測係数と上記圧縮信号に基づいて推定演算して、伸長/高画質化された静止画信号を出力する伸長/高画質化処理手段と
上記伸長/高画質化された静止画信号に基づいて画像を表示する表示手段とを備え、
上記予測係数は、高画質画像信号の画質を低下させ画像圧縮した低画質圧縮信号から切り出されたデータに基づいてクラスコードを発生し、上記クラスコード毎に上記高画質画像信号と上記低画質圧縮信号に基づいて学習して得られた伸長/高画質化された静止画信号に変換するための推定式の係数であること
を特徴とする表示装置。 - 上記高画質化は解像度創造処理であることを特徴とする請求項7記載の表示装置。
- 上記クラスコードは、高画質画像信号の画質を低下させ画像圧縮した低画質圧縮信号を切り出し圧縮して圧縮データパターンを生成し、上記圧縮データパターンに基づいて発生されることを特徴とする請求項7記載の表示装置。
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