JP2698641B2 - カラー画像データ符号化方法及び複号方法 - Google Patents

カラー画像データ符号化方法及び複号方法

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JP2698641B2
JP2698641B2 JP1023233A JP2323389A JP2698641B2 JP 2698641 B2 JP2698641 B2 JP 2698641B2 JP 1023233 A JP1023233 A JP 1023233A JP 2323389 A JP2323389 A JP 2323389A JP 2698641 B2 JP2698641 B2 JP 2698641B2
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【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、カラー画像データの符号化方法及び複号方
法に係り、特に、カラー画像データを圧縮して符号化す
る際に用いるのに好適な、カラー画像データの符号化方
法及び複号方法に関する。
【従来の技術】
従来、印刷用画像データを符号化して圧縮するに際し
ては、テレビジヨン(TV)に代表される画像の帯域圧縮
技術として知られているYIQ変換法を適用していた。な
お、このYIQ変換法は、三原色レツド(R)、グリーン
(G)、ブルー(B)のカラー情報を、より信号間相関
の低い輝度Yと色度I、Qの色度軸によるカラー情報に
変換する方法である。 このYIQ変換法を適用して印刷用画像データを符号化
する際には、まず、シアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロ()の画像データを反転した。(補色とみなし
た)R、G、Bの画像データを用いて、前記テレビジヨ
ンと同等の次式(1)のような変換式でYIQ変換を行な
う。 次いで、人間の視覚の解像度特性(輝度Yが高解像度
を必要とするのに対して、色度I、Qに対する解像度は
比較的低い)を考慮し、前記色度I、Qについて画像デ
ータの画素を間引くという処理を施することにより符号
化効率の向上を図つていた。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来の印刷用画像データの符号化技術
においては、YIQ変換により色度軸変換を行なう対象
は、前記(1)式の如くC、M、の印刷用画像データ
に限られていた。 しかしながら、印刷用画像データはC、M、の他に
ブラツク(K)の画像データも含んでおり、前記従来の
技術においては、Kの画像データは前記YIQ変換の対象
としていないため、当該Kの画像データをモノクロ画像
と見なして符号化し圧縮することしかできなかつた。即
ち、YIQ変換のみではC、M、、K4色の印刷用画像デ
ータを信号間相関のより低い形態にしているとはいえな
い。 従つて、前記従来の技術では、印刷用画像データを効
率良く符号化して圧縮することができないという問題点
があつた。 本発明は、前記従来の問題点を解消すべくなされたも
ので、印刷用画像データを信号間相関のより低い形態に
変換可能として、効率良く符号化して圧縮することがで
きるカラー画像データの符号化方法を提供することを第
1の課題とする。 又、本発明は、前記符号化方法で圧縮されたカラー画
像データを元のデータに確実に復元し得る複号方法を提
供することを第2の課題とする。
【課題を達成するための手段】
本発明は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
)、ブラツク(K)の印刷用画像データを色度軸変
換して符号化する方法であつて、前記シアン、マゼン
タ、イエロの画像データを輝度Y、を含む色度軸の画像
データに変換し、変換された輝度Yの画像データからブ
ラツクの画像データを予測し、ブラツクの実際の画像デ
ータに対する予測画像データの誤差を求め、前記変換さ
れた輝度Yを含む色度軸の画像データ及び求められた誤
差を符号化することにより、前記第1の課題を達成した
ものである。 又、本発明は、前記の如く符号化された輝度Yを含む
色度軸の画像データ及び誤差を復号し、復号された輝度
Yの画像データからブラツクの画像データを予測し、予
測画像データと復号された誤差から、ブラツクの実際の
画像データを復元し、前記復号された輝度Yを含む色度
軸の画像データをシアン、マゼンタ、イエロの画像デー
タに変換して、シアン、マゼンタ、イエロ、ブラツクの
印刷用画像データを復元することにより、前記第2の課
題を達成したものである。
【発明の作用及び効果】
本発明においては、C、M、、Kの印刷用画像デー
タの色度軸を変換し符号化する際に、前記画像データの
うち、C、M、の画像データをより信号間相関の低い
輝度Yを含む色度軸、例えば輝度Y、色度I、Qの画像
データに色度軸を変換する。次いで、変換された輝度Y
の画像データからKの画像データを予測し、Kの実際の
画像データに対する予測画像データの誤差eKを求める。
この求められた誤差eKは、Kよりも遥かに分散が小さ
い。 従つて、変換されたYIQと予測誤差eKの画像データを
符号化することにより、C、M、、Kの4色の印刷用
画像データを信号間相関のより低い形態で、効率良く圧
縮することができる。又、ライン順次処理により画像デ
ータを処理できるため、ブロツク化方式と比べてメモリ
を少なくできる。更に、比較的簡単なアルゴリズムを採
用して変換できるためハード化が容易である。又、信号
間相関が低くなり圧縮効率が向上するため同圧縮率であ
れば高画質化する等の優れた効果が得られる。なお、圧
縮されたYIQeKの信号を符号化する際には、例えばDPCM
法を用いることができる。このようにすれば、変換のア
ルゴリズムを比較的簡単にして符号化できる。 又、本発明においては、前記のように符号化された輝
度Yを含む色度軸の画像データ及び誤差から、前記印刷
用画像データを復元するに際して、符号化された輝度Y
を含む色度軸の画像データ及び誤差を復元し、復号され
た輝度Yの画像データからブラツクの画像データを予測
し、予測画像データと復号された誤差から、ブラツクの
実際の画像データを復元し、前記復号された輝度Yを含
む色度軸の画像データをシアン、マゼンタ、イエロの画
像データに変換して、前記印刷用画像データを復元す
る。 従つて、印刷用画像データを伝送するに際して符号化
された画像データを確実に復元することができる。
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。 まず、第1実施例について説明する。 この第1実施例は、C、M、、Kの印刷用の画像デ
ータを、第1図に示す手順に基づき、YIQeKのデータに
変換し、変換後のYIQeKのデータを符号化する装置であ
る。 この装置の全体的な構成を第2図に示す。 第2図に示すように、この装置には、印刷用カラー透
過原稿1からC、M、、Kの画像データを取込むため
のスキヤナ2と、該スキヤナ2から出力されるC、M、
の画像データをR、G、Bの画像データに変換するた
めの第1のメモリテーブル3と、変換されたR、G、B
の画像データを輝度Y、色度I、Qの画像データに変換
するための第2のメモリーテーブル4と、前記変換され
た色度I、Qの画像データに対して画素の間引きを行う
ための間引き部5と、間引かれた色度I、Q、及び後記
予測誤差eKのデータを線形量子化するための線形量子化
部6と、輝度Yの画像データの信号と線形量子化された
色度I、Q及び予測誤差eKの画像データをDPCM法により
符号化するための符号化部7と、符号化部7内で符号化
された輝度Yの画像データを局部的に復号し、その復号
された輝度Yの値を用いてKの予測を行う予測部8と、
スキヤナ2から取込まれた実際のKの値と、予測された
Kの値(K′)との誤差(予測誤差eK)を求めて前記符
号化部7に入力するための加算点9とで主に構成され
る。なお、符号化部7からは符号化された画像データが
出力されて伝送されたり、後記記録媒体30に蓄積され
る。 前記第1のメモリテーブル3には、第3図に示すよう
に、C、M、の画像データをR、G、Bの各画像デー
タに変換する変換テーブル10、11、12が書込まれてい
て、入力されたC、M、の画像データから各変換テー
ブル10、11、12をアクセスするルツクアツプテーブル方
式によりC、M、の画像データをR、G、Bの画像デ
ータに変換するようになつている。 前記第2のメモリテーブル4には、第4図(A)に示
すようにR、G、Bの画像データを輝度Y、色度IQの画
像データに変換するための変換テーブル14、15、16が書
込まれており、入力されたR、G、Bの画像データによ
りこれら変換テーブル14、15、16をアクセスするルツク
アツプテーブル(以下、LUTと略記する)方式により、
R、G、Bの画像データをYIQの画像データに変換する
ようになつている。 前記符号化部7は、DPCM法により符号化を行うもので
あり、第5図に示すように、後記差分値eiを量子化する
ため、前段で線形量子化し、後段でマツクスの量子化を
行う量子化器22と、量子化後の差分値q(ei)を局部的
に復号して画素値xi′を求め、1画素分遅延し、既に1
つ前の画素において復号され遅延された画素値xi-1′か
ら今回の画像データの画像値 を予測して実際の画素値xiとの差(差分値ei)を求める
ための局部復号器24と、前記量子化された差分値q(e
i)を符号(コード)化するためのコード化器26とを有
している。なお、局部復号器24における画素値 の導出法として、同一走査線上の1つ前の局部復号され
た画素値 に予測係数aを掛ける1次元の前値予測を用いると共
に、その予測係数aを1とすることができる。このよう
な条件で符号化部7を構成すれば、演算回路等の構成が
簡単となり経済性が向上する。 前記予測部8前後における信号の入出力状態は、第6
図に示されるようになつている。即ち、第6図に示すよ
うに、予測部8には、前記符号化部7で局部的に復号化
されて入力された輝度Yに基づきKの予測値K′を求
め、加算点9でKの実際のデータと予測値K′の差を求
め、その差が予測誤差eKとして前記線形量子化部6に入
力されるようになつている。 なお、前記符号化部7には、第1図のように符号化さ
れた画像データを書込んで蓄積するための記録媒体30が
接続されている。この記録媒体には、例えば、ハードデ
イスク、マグネチツクテープ(MT)、ストリーマ(小型
のMT)、光デイスクを用いることができる。 以下、第1実施例の作用を説明する。 この第1実施例においては、第1図に示す手順に基づ
き、第2図に示すカラー透過原稿1から読込まれたC、
M、、Kの印刷用の画像データをYIQeKのデータに変
換し、変換データを符号化して圧縮する。 この手順が始動すると、まず、カラースキヤナなどか
らC、M、、Kの画像データの信号を第1のメモリテ
ーブル3に入力する(P1)。入力された画像データの中
で、C、M、の画像データをR、G、Bの画像データ
に変換する(P2)。この際、C、M、とR、G、Bは
互いに補色関係にあると考え、次式(2)の変換式で変
換する。 実施例では、予め(2)式の変換結果が書き込まれ
た、第2図、第3図に示す第1のメモリテーブル3をア
クセスするLUT形式を使用する。 次いで、R、G、Bに変換された画像データを第2の
メモリテーブル4に入力し、NTSCで定められている次式
(3)の変換式を用いて、輝度Yと色度I、QのYIQデ
ータに変換する(P3)。 これにより、R、G、Bデータを、信号間相関がより
弱い形態であるYIQデータに変換できる。 実施例では、予め(3)式の変換結果が書き込まれ
た、第2図、第3図に示す第2のメモリテーブル4をア
クセスするLUT形式を使用することにより、処理時間の
低減を図つている。 次いで、YIQに変換された画像データの符号化効率を
向上させるために、間引き部5でYIQのうち色度I、Q
のデータに関して、画素の間引きを行う(P4)。このよ
うに、輝度Yのデータを間引かず、色度I、Qのデータ
を間引くのは、人間の視覚の解像度特性は、輝度Yに対
しては高いが、色度I、Qに対しては比較的低いことが
知られており、従つて、色度I、Qは適宜間引いても画
質への影響が少ないからである。又、この間引き率の調
整によつて圧縮率を変化させることができる。なお、実
施例では、第7図に示すように、色度I、Qの画像デー
タについて、主走査線方向と副走査線方向に対して1画
素置きに画像データの間引きを行ない、輝度Yの画像デ
ータについて間引きは行わない。 次いで、間引きされた色度I、Qの画像データに対し
て、線形量子化部6で、線形量子化を行なう(P5)。通
常、この線形量子化は0〜255の8ビツトで行なうが、
更に圧縮効率を向上させたい場合には、8ビツト以下で
線形量子化すればよい。 次いで、CMから変換された輝度Yの画像データと線
形量子化された色度I、Qの画像データを、第5図に詳
細に示す符号化部7でDPCM法により、符号化する(P
6)。 即ち、この符号化部7においては、まず、局部復号器
24が、既に、同一走査線上の1つ前の復元された画素値
Xi-1′に対して予測係数aを掛ける前値予測により画素
を予測し、次いで、予測画素値 と入力された画素値xiとの差(差分値)を求めて該画素
値xiを差分値eiに変換する。この差分値eiの分散は、画
像データの画素値xiの分散の1/10以下になり、少ないデ
ータ量での伝送・蓄積が可能になる。 次いで、変換された差分値eiを量子化器22で量子化す
る。この場合、前記差分値eiの量子化は、前段、後段の
二段階で行なう。その前段においては、線形量子化を行
い、9ビツトのデータを9ビツト以下のデータに落し、
次いで、後段においては、マツクスの量子化を行ない、
前記差分値eiを最適に量子化して量子化データq(ei)
を作成し、平均量子化雑音電力を最小にする。このマツ
クスの量子化は、統計的に生起割率の高い範囲は細か
く、生起確率の低い範囲は粗く量子化する方法であり、
誤差分布がラプラス分布と仮定して量子化データq(e
i)を作成するか、誤差分布の実データから量子化デー
タq(ei)を作成する。 次いで、量子化後の差分値q(ei)をコード化器26で
符号化して、符号による画像データを作成し、該符号に
よる画像データを伝送や蓄積に使用する。この符号化に
際しては、予測誤差分布に応じて作成されるハフマンコ
ードを用いることにより、最小の平均符号長を実現する
ことができる。 なお、量子化後の差分値q(ei)から同一走査線上の
1つ後の画素値を予測するために画素値xi′を復元す
る。 以上のようにして、YIQの画像データは、符号化され
て圧縮される。 次いで、符号化部7で、局部的に輝度Yを復号し、復
号された輝度Yを用いて、第6図に示す予測器8でKの
予測を行ない、実際のKの値に対する予測されたKの値
の誤差(予測誤差)eKを求める(P7)。 輝度Yの画像データとKとの間には強い相関関係が存
在する。そこで、様々なカラー画像に対してYIQ変換を
施し、輝度YとKとの相関を統計的に調査し、その調査
結果から作成した予測データに基づきLUT化した予測部
8でKの予測を行なう。 この予測部8におけるLUTを作成するには、第8図に
示すように、Kの代表点(代表値)を決めるために、予
め、輝度Yの代表点(代表値)を決めておき、輝度Yの
代表点毎にKの分布を測定する。次いで、測定されたK
の分布からKの代表点を決める。この代表点を決める際
には、分布度数最大点を代表点とすることができ、その
他、分布の平均値、中央値などを代表点としてもよい。
次いで、求められたKの代表点から、一次の線形近似に
より輝度Yに対するKの予測曲線を決定しKの予測式を
求める。この予測式により輝度Yの入力値Yiに対するK
の予測値K′iをメモリテーブルに書き込んでLUTとす
る。 このLUTより求められたKの予測値K′iから実際の
Kの値を引き予測誤差eKを求める。なお、求められた予
測誤差eKは、Kの実際のデータの分散と比較して、その
分散を1/3〜1/8程度にすることができる。 その後、予測誤差eKを線形量子化部6に入力して線形
量子化する。実施例では、この線形量子化は、0〜255
の8ビツトデータに量子化するが、更に圧縮効率を向上
させたい場合には、8ビツト以下のデータに量子化する
ことができる。 以上のように線形量子化された予測誤差eKを、YIQ信
号と同様に符号化部7で前記DPCM法により符号化する
(P8)。 次いで、符号化されたYIQeKの画像データを、所定の
記録媒体30に書き込んで蓄積し、あるいは、伝送する
(P9)。 次いで、処理しようとする画面の全画素の処理が終了
したか否かを判断し、終了していない場合は、第1図の
手順の始め(P1)に戻つて、他の画素の処理を行なうよ
うにする(P10)。このようにして画面の全ての画素を
符号化するまで処理を行なう。 なお、前記第1実施例においては、CMからRGBの変
換にLUTを用いたが、(2)式を実行する回路を用いる
ことも可能である。又、RGBからYIQの変換にLUTを用い
たが、(3)式を演算する回路を用いることも可能であ
る。 又、第2のメモリテーブル4中の変換テーブル14は、
第4図(B)のような構成でも実現可能である。第4図
(B)の変換テーブル14は、YIQ変換の行列演算を次式
(4)のように展開したときのYに関する浮動小数点の
積演算(例えば、a11×R等)をLUT化したものである。 このように、一般に演算時間を要する浮動少数点の積
演算をLUT化する構成を用いることにより、高速処理を
実現し、LUTに要するメモリ容量も少なくてすむ。 なお、第2のメモリテーブル4中のI、Qに関する変
換テーブル15、16もYと同様に、(4)式のI、Qの積
演算を第4図(C)、(D)の様にLUT化して構成すれ
ば良い。 次に、第2実施例について説明する。 この第2実施例は、前記P1〜P10の手順により符号化
されたデータ(以下、符号化データという)を復号し、
種々の処理を施して印刷用画像データに復元する装置で
ある。この装置は、第9図に示すように、入力されたYI
QeKの符号化データを復号すると共に、DPCM法によりYIQ
eKの画像データに復元するための復号化・復元部32と、
復元された輝度Yの画像データよりKの画像データを予
測するための第2の予測部34と、予測されたKの画像デ
ータから、復元された予測誤差の画像データを減算して
Kの画像データを復元するための第2の加算点36と、復
元された色度I、Qの画像データを補間するための補間
部38と、復元され補間されたYIQの画像データをR、
G、Bの画像データに変換する変換テーブル40A、40B、
40Cを有してLUT形式で変換する第3のメモリテーブル40
と、R、G、Bの画像データをC、M、の画像データ
に変換する変換テーブル42A、42B、42Cを有してLUT形式
で変換する第4のメモリテーブル42とを備え、前記符号
化データの復号、復元を、第10図のフローチヤートに示
す手順により実行する。なお、この装置の復号化・復元
部32等の詳細な構成は、以下の各手順の説明で併せて説
明する。 即ち、第10図の手順が始動すると、まず、前記符号化
データを復号化・復元部32に入力する(DP1)。入力す
る符号化データは、記憶媒体(ハードデイスク、MT、ス
トリーマ、光デイスク等)から読込まれた復号化デー
タ、あるいは伝送された復号化データ等のいずれでもよ
い。 次いで、入力された符号化データのうちY、I、Qの
符号化データをDPCM法により復号、復元する(DP2)。
次いで、入力された予測誤差eKの符号化データを前記ス
テツプDP2と同様のDPCM法により復号、復元する(DP
3)。 即ち、ステツプDP2、DP3におけるYIQeKの符号化デー
タの復号は、まず、復号化・復元部32に設けられた、第
11図に示す復号化器44が該符号化データを一意的に量子
化後の差分値q(ei)として復号することにより行う。
この場合、該復号化器44は、前記第5図の符号化器26が
用いたハフマンコード表に対応するコード表により復号
する。次いで、このようにして復号された差分値q(e
i)からYIQ画像データの画素値xi′を復元する。この場
合、既に同一走査線上の1つ前に復元された画素値
xi-1′に予測係数aを掛けて前値予測し、予測された画
素値 に前記差分値q(ei)を加算して前記画素値x′iを復
元する。ここで、予測係数aは、符号化器26で符号化す
る際に用いた予測係数値と同一の値を用いる。実施例で
はa=1である。 次いで、Kの画像データを復元すべく、まず前記ステ
ツプDP2で復元された輝度Yのデータから第12図に詳細
に示す第2の予測部34でKの予測値(K′)を求める。
この第2予測部34は、前出第6図に示される予測器8と
同様の構成及び作用のものを用いており、その説明は略
す。 次いで、このKの予測値K′から先のステツプDP3で
復号された予測誤差eKを第2の加算点36で減算すること
により、Kの画像データを復元する(DP4)。 次いで、前記ステツプDP2で復元された色度I、Qの
画像データは間引かれた状態であるので、補間部38にお
いて、この間引かれた画像データを補間する(DP5)。
実施例では、この補間にニアレストネイバ補間法を用い
ており、第12図(A)、(B)にこのアニレストネイバ
補間法で補間する前後の画像データの例を示す。即ち、
間引きかれた補間前の画像データが第12図(A)に示す
状態であつた場合、補間後には、画像データは第12図
(B)に示す状態になる。なお、実施例では補間をニア
レストネイバ補間法を用いて行つているため、処理が単
純であり高速な処理が可能であるため、ハード化等を実
施するのが容易となる。又、前記色度I、Qの画像デー
タを補間する方法として、ニアレストネイバ補間法の
他、バイリニア補間法やキユービツク補間法を用いるこ
とができる。 次いで、復元され補間されたYIQの画像データをRGBの
画像データに変換する(DP6)。この変換は、次式
(5)で示す変換式で変換する。なお、この(5)式の
係数行列は、第1図中のステツプP3で用いた(3)式の
係数行列の逆行列である。 通常、演算により変換を行う場合、予め変換結果の書
き込まれたLUTを使用した方が処理速度が速い。そこ
で、実施例では、予め、所定値について(5)式の変換
結果が書き込まれた第14図(A)に詳細に示すような、
第3のメモリテーブル40を用いており、YIQデータによ
り、該第3のメモリテーブル40の変換テーブル40A、40
B、40CをアクセスするLUT形式によりYIQデータをRGBデ
ータに変換する。これにより、処理時間が減少するため
の効率化が図れる。 次いで、変換されたRGBデータを次式(6)でCM
ータに変換する(DP7)。 C=255−R M=255−G ………(6) =255−B 実施例の場合、予め所定値について(6)式の変換結
果が書き込まれた、第15図に詳細に示すような第4のメ
モリテーブル42を用いており、前記RGBデータからCM
データに変換する際には、RGBデータにより該第4のメ
モリテーブルの変換テーブル42A、42B、42Cをアクセス
するLUT形式で変換を行つている。これにより処理時間
が減少するため効率化が図れる。 以上のステツプDP1〜DP8の処理で、YIQeKの符号化デ
ータからCMKの画像データが復元され、このCMKデ
ータをハードデイスク等の記憶媒体もしくは出力器(ス
キヤナ、陰極線管(CRT)、カラープリンタ等)に出力
する(DP8)。 次いで、上記手順DP1〜DP8の処理が、全画素の画像デ
ータについて終了したか否かを判断し(DP9)、全画素
についての処理が未だ終了していないと判断されたとき
は、再度最初のステツプDP1に戻り、このステツプDP1以
降の手順を他の画素のデータについて実行する。一方、
全画素の処理が終了したと判断されたならば、符号化デ
ータの復元を終了する。このようにして、全画面の全画
素について復元し、印刷用の画像データを得る。 なお、前記第2実施例においては、YIQからRGBへの変
換にLUTを用いていたが、(5)式を演算する回路を用
いることも可能である。又、RGBデータをYIQデータに変
換するのにLUTを用いていたが、(6)式を演算する回
路を用いることも可能である。 又、第3のメモリテーブル中の変換テーブル40Aは、
第14図(B)のような構成でも実現可能である。第14図
(B)の変換テーブル40Aは、YIQ変換の逆行列演算を次
式(7)のように展開したときのRに関する浮動小数点
の積演算(例えば、b11×Y等)をLUT化したものであ
る。 R=b11×Y+b12×I+b13×Q G=b21×Y+b22×I+b23×Q …(7) B=b31×Y+b32×I+b33×Q このような一般に演算時間を要する浮動小数点の積演
算をLUT化する構成を用いることにより、高速処理を実
現し、LUTに要するメモリ容量も少なくてすむ。 なお、第3のメモリテーブル中のG、Bに関する40
B、40CもRと同様に、(7)式中のG、Bの積演算を第
14図(C)、(D)の様にLUT化して構成すれば良い。 前記第1実施例においては、画像データをCMからRG
Bに変換し(P1)、次いで、NTSC式のYIQの画像データに
色度軸変換した(P2)。又、前記第2実施例において
は、画像データをYIQからRGBに変換し(DP6)、CMYに変
換していた(DP7)。しかしながら、本発明を実施する
際の色度軸変換はこれに限定されるものではない。例え
ばYIQの色度軸に替えてL、L、Y
UVの色度軸に変換してもよい。又、前記NTSC方式のYIQ
の色度軸のデータに替えて、輝度Yを含む色度軸であれ
ば、他の色度軸、例えばPAL方式のY、I、Qのデータ
に変換することもできる。 又、前記第1、第2実施例においては、YIQeKデータ
をDPCM法で符号化して圧縮すると共に復号させていた
が、符号化、復号する技術はこのDPCM法に限定されるも
のではなく、他の直交変換、例えば離散的コサイン変
換、アダマール変換、スラント変換により符号化、復号
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例に係る画像データを圧
縮、符号化する手順を示すフローチヤート、 第2図は、前記実施例装置の全体構成を示すブロツク
図、 第3図は、前記実施例に用いるCMからRGBに画像デー
タを変換するための第1のメモリテーブルを詳細に示す
ブロツク図、 第4図(A)〜(D)は、同じく、RGBからYIQへ画像デ
ータを変換する第2のメモリテーブルを詳細に示すブロ
ツク図、 第5図は、同じく、符号化部の構成を示すブロツク図、 第6図は、同じく、K→eK変換器の構成を示すブロツク
図、 第7図は、同じく、色度I、Qの画像データの間引き例
を示す平面図、 第8図は、同じく、輝度Yの画像データからKの画像デ
ータを予測曲線により予測する概念を説明するための線
図、 第9図は、本発明の第2実施例に係る、符号化された画
像データを復元する装置の構成を示すブロツク図、 第10図は、第2実施例の作用を説明するための、前記画
像データの復元の手順を示すフローチヤート、 第11図は、前記第2実施例に係る、符号化データを復元
し画素データを求める復元回路の概略構成を示すブロツ
ク図、 第12図は、同じく、Kの画像データを復元する回路の原
理的な構成を示すブロツク図、 第13図は、前記第2実施例の作用を説明するための、間
引きされた画像データを補間する前後の画素の例を示す
線図、 第14図(A)〜(D)は、前記第2実施例に係る、第3
のメモリテーブルの構成を示すブロツク図、 第15図は、同じく、第4のメモリテーブルの構成を示す
ブロツク図である。 2……スキヤナ、 3……第1のメモリテーブル、 4……第2のメモリテーブル、 5……間引き部、 6……線形量子化部、 7……符号化部、 8……予測部、 9……加算点、 10、11、12……CM→RGBの変換テーブル、 14、15、16……RGB→YIQの変換テーブル、 22……量子化器、 24……局部復号器、 26……コード化器、 30……記録媒体、 32……復号化・復元部、 34……第2の予測部、 36……第2の加算点、 38……補間部、 40……第3のメモリテーブル、 40A、40B、40C……YIQ→RGB変換テーブル、 42……第4のメモリテーブル、 42A、42B、42C……RGB→CM変換テーブル、 44……復号化器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シアン、マゼンタ、イエロ、ブラツクの印
    刷用画像データを色度軸変換して符号化する方法であつ
    て、 前記シアン、マゼンタ、イエロの画像データを輝度Yを
    含む色度軸の画像データに変換し、 変換された輝度Yの画像データからブラツクの画像デー
    タを予測し、 ブラツクの実際の画像データに対する予測画像データの
    誤差を求め、 前記変換された輝度Yを含む色度軸の画像データ及び求
    められた誤差を符号化することを特徴とするカラー画像
    データの符号化方法。
  2. 【請求項2】請求項1の符号化方法で符号化された、輝
    度Yを含む色度軸の画像データ及び誤差を復号し、 復号された輝度Yの画像データからブラツクの画像デー
    タを予測し、 予測画像データと復号された誤差から、ブラツクの実際
    の画像データを復元し、 前記復号された輝度Yを含む色度軸の画像データをシア
    ン、マゼンタ、イエロの画像データに変換して、 シアン、マゼンタ、イエロ、ブラツクの印刷用画像デー
    タを復元するようにしたことを特徴とするカラー画像デ
    ータの復号方法。
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