JP3773822B2 - 縦葺屋根材の接続構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アーチ(ボールト)型等を含めた軒棟方向の縦葺屋根を形成するために野地板等の屋根下地に横方向(軒棟方向と直交する方向)に接続されて葺かれる縦葺屋根材の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、図8(a)(b)に示すような縦葺屋根材A′が提案されている。縦葺屋根材A′は、略平板状の屋根材本体1の一方の側端部(屋根下地の傾斜方向と平行な端部で例えば軒棟方向と平行な端部)の略全長に亘って嵌合部2を上方(縦葺屋根材A′の表面側)に向けて突出させると共に屋根材本体1の他方の側端部の略全長に亘って被嵌合部3を上方に向けて突出させることによって形成されている。
【0003】
縦葺屋根材A′の一方の側端部は図8(b)に示すように、上方に凸の略円弧状で屋根材本体1の側端部に外方(屋根材本体1と反対方向)斜め上方に突出させて連設される円弧片55と、円弧片55の先端から上方に略垂直に突出させて形成される突出片56と、突出片56の先端から外方に略水平に突出させて断面略倒U字状に屈曲形成される突部58と、突部58の端部から上方に突出させて断面略逆U字状に折り曲げて形成される嵌合部2と、嵌合部2の先端(外側下端)から内方(屋根材本体1側)に向けて略水平に突出させて断面略倒U字状に形成される当接部59とから構成されており、突部58と当接部59は互いにほぼ対向させて形成されている。
【0004】
また、縦葺屋根材A′の他方の側端部は図8(b)に示すように、上方に凸の略円弧状で屋根材本体1の側端部に外方斜め上方に突出させて連設される円弧片60と、円弧片60の先端から上方に略垂直に突出させて形成される突出片61と、突出片61の先端から外方に略水平に突出させて形成される被受け部62と、被受け部62の先端を上方に向けて断面略逆V字状に突出させて設けられた被嵌合部3とから構成されている。
【0005】
図9(a)(b)には上記の縦葺屋根材A′を屋根下地4に固定するための吊子B′が示されている。この縦葺屋根材用の吊子B′は、平板状の固定部69と、固定部69の一側端部から上方に略垂直に突出させて形成される立ち上がり部70と、立ち上がり部70の上端から固定部69と反対方向で斜め下方に突出させて形成される挟持部71と、立ち上がり部70の固定部69側の面から固定部69の上面に亘って突出して形成されている左右一対のリブ部73と、一対のリブ部73の間において立ち上がり部70の固定部69と反対側の面に突設される受け部72とから構成されている。上記の各リブ部73には、両側方に開口する凹部74がそれぞれ凹設してあって、この凹部74の上側縁部が段部77となっている。さらに上記の立ち上がり部70と挟持部71とで断面略逆V字状で溝状の係合部75が形成されており、係合部75の下側(内側)において受け部72が形成されている。
【0006】
そして、上記の縦葺屋根材A′を葺設するにあたっては次のようにして行う。まず、吊子B′の係合部75を縦葺屋根材A′の被嵌合部3に上側から嵌め込んで圧接させて係合させると共に縦葺屋根材A′の被受け部62を吊子B′の受け部72に載置させて被嵌合部3の外側下端部を弾性的に係止させることによって、縦葺屋根材A′の被嵌合部3の所定箇所に複数個の吊子B′を取り付ける。次に、屋根勾配と嵌合部2及び被嵌合部3が略平行となるようにして野地板等の屋根下地4に縦葺屋根材A′を載置する。次に、縦葺屋根材A′に取り付けられた各吊子B′の固定部69の通孔63を通して釘やビスなどを屋根下地4に固定することによって、複数個の吊子B′を介して上記の縦葺屋根材A′を屋根下地4に取り付ける。
【0007】
次に、屋根下地4に固定された上記縦葺屋根材A′にこれとは別の他の縦葺屋根材A′を接続する。屋根下地4に固定された縦葺屋根材A′に他の縦葺屋根材A′を接続するにあたっては、屋根下地4に固定されている縦葺屋根材A′の被嵌合部3に上方から他の縦葺屋根材A′の嵌合部2を嵌め込み、次に嵌合部2に上側から手で押さえたり足で踏んだりして力を加える。このように上側の縦葺屋根材A′の嵌合部2に上側から力を加えることによって、上側の縦葺屋根材A′の嵌合部2が側方に弾性的に広がった状態で下方へと移動し、上側の縦葺屋根材A′の突部58が吊子B′のリブ部73の凹部74に達すると共にこの縦葺屋根材A′の当接部59が吊子B′の挟持部71の下方に達すると、嵌合部2が復元力(スプリングバック)によって広がった状態から元の形状に戻り、上側の縦葺屋根材A′の突部58の先端が吊子B′のリブ部73の凹部74に入り込んで凹部74の底面に当接すると共にこの縦葺屋根材A′の当接部59が吊子B′の挟持部71と屋根下地4に固定されている下側の縦葺屋根材A′の被受け部62との間に差し込まれる。このようにして上側に配置される縦葺屋根材A′の嵌合部2の下側に、屋根下地4の上に固定された下側の縦葺屋根材A′の被嵌合部3とこれに嵌着された吊子B′の上部を嵌合することによって、図10に示すように隣接する縦葺屋根材A′、A′同士を接続することができる。この後、上記一連の作業を繰り返し行うことによって、複数枚の縦葺屋根材A′を屋根下地4の上に葺設することによって屋根が形成されるのである。
【0008】
上記のような縦葺屋根材A′にあって、接続部分の防水性(水密性)はその外側を囲うように配置される嵌合部2による一次防水と、突部58及び被受け部62と屋根下地4の間に形成される内部の減圧空間(エアポケット)80による二次防水とで確保している。この場合、通常の風雨に対しては充分な防水性を発揮する。しかし、緩勾配で且つ軒棟方向に長い屋根下地4に葺設された場合、あるいは積雪地で起こるすが漏れ(軒先部にできる氷提)の場合などでは、接続部分の高さを越えた雨水が溜まって接続部分に大量の水が進入する可能性があり、屋根の防水性を確保することが困難になることがあった。
【0009】
そこで、図11に示すような帯状のシール材10で防水性を向上させることが行われている。このシール材10はゴムなどの弾性体で形成されるものであって、被受け部62の上側において被嵌合部3の基部(の側面)に全長に亘って貼り付けられるものであり、上記のように嵌合部2と被嵌合部3を嵌合することにより、図12に示すように嵌合部2の当接部59の先端がシール材10に密着することになって、防水性を向上させようとしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、縦葺屋根材A′の成型時及び成型後において上記のような被嵌合部3の基部にシール材10を貼り付けることは非常に難しいものであった。すなわち、被嵌合部3の基部にシール材10を貼り付けようとすると、被嵌合部3の先端(外側下端)と被受け部62の間の狭い隙間にシール材10を挿入しなければならず、また、被嵌合部3の先端が刃物の如く飛び出した形状であって危険であり、さらに、被嵌合部3の基部は上方から見えにくい位置にあり、このような理由からシール材10を貼り付けることは非常に難しく、且つ時間のかかる作業であった。特に、縦葺屋根材A′を屋根下地4の上に揚げた後では高所における作業になってさらに貼り付け作業が困難になるものであった。
【0011】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、屋根の防水性を向上させることができ、また、シール材の取り付けを容易に行うことができて作業性を向上させることができ、さらに、外観を損なわないようにすることができる縦葺屋根材の接続構造を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る縦葺屋根材の接続構造は、一方の側端部に断面略逆U字状の嵌合部2を設けると共に他方の側端部に被嵌合部3を設けて縦葺屋根材Aを形成し、固定部9に支持部40と係止部20とを立設して吊子Bを形成し、吊子Bを固定部9にて屋根下地4に固定すると共に吊子Bの係止部20に縦葺屋根材Aの被嵌合部3を係止し、縦葺屋根材Aの嵌合部2の内側にシール材10を挿着し、縦葺屋根材Aの嵌合部2を隣接する縦葺屋根材Aの被嵌合部3に被嵌させることにより被嵌合部3の上端部と支持部40の上端部にシール材10を圧接させて被嵌合部3と支持部40の支持により嵌合部2の内面にシール材10を密着して成ることを特徴とするものであり、シール材10を被嵌合部3と支持部40で支持して嵌合部2の内面に密着させることによって、隣接する縦葺屋根材A同士の接続部分の防水性能を向上させることができるものである。また、シール材10は狭い空間に挿入しないで取り付けることができ、シール材10の取り付けを容易に行うことができて作業性を向上させることができるものである。また、シール材10は嵌合部2の内側に収納することができ、嵌合部2の外側にはみ出ないようにして外観を損なわないようにすることができる。
【0013】
また、本発明の請求項2に係る縦葺屋根材Aの接続構造は、請求項1の構成に加えて、被嵌合部3に下側から当接して支持することにより、シール材10の圧接による被嵌合部3の下側への変形を防止するための変形防止片7を吊子Bに設けて成ることを特徴とするものであり、シール材10の圧接による被嵌合部3の変形を変形防止片7で防止することによって、シール材10と被嵌合部3の密着性が低下しないようにすることができ、防水性能の低下を防止することができるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
縦葺屋根材Aは耐食性のある金属板等を折り曲げ加工して形成されるものであって、例えば、カラー鋼板やカラーステンレス鋼板、又は塩化ビニル系樹脂やフッ素系樹脂をラミネートした鋼板などを用いることができる。図2(a)に示すように縦葺屋根材Aは、略水平板状もしくは小波形状(同一間隔で連続的に凹と凸の繰り返し模様を有する形状)の屋根材本体1の一方の側端部(屋根下地4の傾斜方向と平行な端部で例えば軒棟方向と平行な端部)の略全長に亘って嵌合部2を上方(縦葺屋根材Aの表面側)に向けて突出させると共に屋根材本体1の他方の側端部の略全長に亘って被嵌合部3を上方に向けて突出させることによって形成されている。
【0016】
縦葺屋根材Aの一方の側端部は図2(b)に示すように、上方に向かって凸の略円弧状で屋根材本体1の側端部に外方(屋根材本体1と反対方向)斜め上方に突出させて連設される円弧片15と、円弧片15の端部から上方に突出させて形成される突出片16と、突出片16の端部から外方に突出させて形成される載置片17と、載置片17の端部から上方に突出させて形成される断面略逆U字状の突部8と、突部8の端部から上方に突出させて形成される断面略逆U字状の嵌合部2と、嵌合部2の端部から内方(屋根材本体1の方向)に突出させて形成される折り返し部19とから構成されている。
【0017】
また、縦葺屋根材Aの他方の側端部は図2(c)に示すように、上方に向かって凸の略円弧状で屋根材本体1の側端部に外方斜め上方に突出させて連設される円弧片30と、円弧片30の端部から上方に突出させて形成される突出片31と、突出片31の端部から外方に突出させて形成される延設片12と、延設片12の先端から上方に突出させて形成される被嵌合部3とから構成されている。被嵌合部3は、延設片12の端部から上方に突出させて形成される断面略倒S字状の被係止部18と、被係止部18の端部から外方に突出させて形成されるシール密着片33と、シール密着片33の端部から下側に折り返されて形成される折り曲げ片34から構成されている。
【0018】
図3(a)乃至(d)には上記の縦葺屋根材Aを屋根下地4に固定するための吊子Bが示されている。この吊子Bは平板状の固定部9に係止部20と一対の支持部40とを設けて形成されている。支持部40は固定部9の一方の側端部から上方に突出させて形成されており、その上部は断面略逆U字状に形成されている。また、固定部9と支持部40の境界部分にはリブ部73が突設されている。係止部20は一対の支持部40の間に設けられているものであって、固定部9の上記一方の側端部から固定部9と反対側且つ上方に向かって突出させて断面略L字状に形成されており、その上部は断面略U字状に形成されている。また、係止部20の固定部9側の面と固定部9の上面までに亘ってリブ部73が突設されている。さらに、係止部20の両側端部には固定部9側に突出する変形防止片7が設けられている。変形防止片7の上端は略三角形状に形成されており、また、変形防止片7の上端と係止部20の上端とは、ほぼ同じ高さに位置するように形成されている。
【0019】
次に、上記の吊子Bを用いて縦葺屋根材Aを葺設する施工例を説明する。まず、吊子Bの係止部20を縦葺屋根材Aの被嵌合部3の被係止部18に上側から挿入(圧入)することによって、縦葺屋根材Aの一方の側端部に沿って所定箇所に複数個の吊子Bを取り付ける。吊子Bは約600mmの間隔などの一定のピッチで取り付けるのが好ましい。一方、上記の縦葺屋根材Aとは別の他の縦葺屋根材Aの嵌合部2の内側(下側)には図4(a)に示すように、シール材(シールパッキン)10を嵌合部2にその下側開口から差し込んで嵌合部2の全長に亘って収納する。シール材10はゴムなどの弾性体で長尺の円筒状等に形成されるものであって、断面略U字状の嵌合部2の内側(下側)の空間と同じかあるいはやや小さい外径を有するものである。このような縦葺屋根材Aへの吊子B及びシール材10の取り付けは地上で行なうのが好ましく、これにより、高所における作業を少なくして危険を低減することができる。もちろん、屋根下地4の上で上記の作業を行っても良い。
【0020】
次に、多数枚の縦葺屋根材Aをクレーン等で野地板等の屋根下地4の上に搬送する。次に、屋根下地4の上面と嵌合部2及び被嵌合部3が略平行となるようにして縦葺屋根材Aを載置する。次に、縦葺屋根材Aに取り付けられた各吊子Bの固定部9に設けた通孔44を通して屋根下地4に釘やビスなどの固定具47を打入することにより吊子Bを屋根下地4に固定することによって、複数個の吊子Bを介して上記縦葺屋根材Aを屋根下地4に取り付けて固定する。
【0021】
次に、屋根下地4に固定された上記の縦葺屋根材Aにこれとは別の他の縦葺屋根材Aを接続する。屋根下地4の上に固定された縦葺屋根材Aに他の縦葺屋根材Aを接続するにあたっては、図4(a)に示すように、屋根下地4に固定されている下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3に上方から他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を被せ、この嵌合部2に上から手で押さえたり足で踏んだりして力を加える。このように上側の他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を上から押圧することによって、上側の縦葺屋根材Aの折り返し部19の先端を下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3の被係止部18の外面に沿って下方に移動させると共に上側の縦葺屋根材Aの突部8を吊子Bの支持部40に当接させた状態で下方に移動させる。これにより、図4(b)に示すように、吊子Bの支持部40が固定片9と反対側に向かって傾斜するように弾性変形すると共に、押圧されている嵌合部2が横方向に弾性的に広がった状態で下方へと移動していく。そして、上側の縦葺屋根材Aの突部8が吊子Bの支持部40の断面略逆U字状の部分よりも下側に達すると共に上側の縦葺屋根材Aの折り返し部19が下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3の被係止部18の下側に達すると、吊子Bの支持部40が固定片9側に向かって傾斜するように元の位置に戻ると共に、押圧されている嵌合部2が復元力(スプリングバック)によって広がった状態からほぼ元の形状に戻り、この結果、吊子Bの支持部40に上側の縦葺屋根材Aの突部8が弾性的に当接すると共に上側の縦葺屋根材Aの折り返し部19が下側の縦葺屋根材Aの延設片12と被係止部18の間に挿入されて被係止部18に弾性的に係止される。
【0022】
また、上側の縦葺屋根材Aの嵌合部2の内側(下側)においてシール材10が圧縮された状態となって、上側の縦葺屋根材Aの嵌合部2の内側面(下面)と下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3のシール密着片33の上面と被係止部18の外面及び吊子Bの支持部40の上端部とに圧接して密着することになり、嵌合部2と被嵌合部3の間にシール材10が充填されることになる。この時、下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3はシール材10により上側から押圧されて下側に向かって変形しようとするが、被嵌合部3のシール密着片33の下側に形成された折り曲げ片34が変形防止片7の上端に当接して被嵌合部3が支持されるために、被嵌合部3の下側への変形が防止されるものである。
【0023】
このようにして他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を屋根下地4の上に固定された縦葺屋根材Aの被嵌合部3とこれに嵌着された吊子Bの上部に被嵌することによって、図1に示すように屋根下地4に固定されている縦葺屋根材Aの被嵌合部3と他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を嵌合させて隣接する縦葺屋根材A、A同士を接続することができる。この後、上記一連の作業を繰り返し行うことによって、複数枚の縦葺屋根材Aを屋根下地4の上に葺設することによって屋根が形成されるのである。
【0024】
上記のように本発明の縦葺屋根材Aの接続構造では、シール材10を被嵌合部3と支持部40とに圧接させて支持することにより嵌合部2の内面に密着させることができ、隣接する縦葺屋根材A同士の接続部分の防水性能を向上させることができるものである。さらに、本発明ではシール材10を減圧空間(エアポケット)80よりも上方で接続部分の頭頂部にて止水するために雨水が溜まってもシール材10の部分にまで雨水が到達しにくくなり、従来例の位置にシール材10を設けるよりも格段に防水性を高めることができるものである。しかも、シール材10で上側から押圧される被嵌合部3を変形防止片7で下側から支持して被嵌合部3の下側への変形を防止することによって、シール材10と被嵌合部3との間に隙間が生じるのを防いでシール材10と被嵌合部3の密着性を高く維持することができ、防水性能の低下を防止することができるものである。
【0025】
また、シール材10を嵌合部2の内側に収納して縦葺屋根材Aに取り付けることによって、従来例のような狭い空間に挿入しないで取り付けることができ、シール材10の取り付けを容易に行うことができて作業性を向上させることができるものである。加えて、従来例では貼り付けたシール材10の位置のバラツキなどで、シール材10が当接部59と被受け部62の間から外部に露出して外観を損なうことがあったが、本発明では、シール材10の貼り付け位置が少々ずれたとしても、外部への露出は皆無であり外観を損なわないようにすることができるものであり、意匠性を向上させることができるものである。
【0026】
図5(a)乃至(c)には上記の縦葺屋根材Aを屋根下地4に固定するための吊子Bの他例を示す。この吊子Bは平板状の固定部9に係止部20と一対の支持部40とを設けて形成されている。支持部40は固定部9の一方の側端部から斜め上方に突出させて形成されており、その上部は断面略逆U字状に形成されている。また、支持部40の上端には斜め上方に突出させて突片5が形成されている。この突片5は支持部40の上部の屈曲部分の一部を切り起こすことによって形成されている。また、支持部40の固定部9側の面には被載置部65が突設されている。さらに、固定部9と支持部40のリブ部73が突設されている。係止部20は一対の支持部40の間に設けられているものであって、固定部9の上記一方の側端部から固定部9と反対側且つ上方に向かって突出させて断面略L字状に形成されており、その上部は断面略U字状に形成されている。また、係止部20の折れ曲がり部分にはリブ部73が突設されている。
【0027】
次に、この吊子Bを用いて縦葺屋根材Aを葺設する施工例を説明する。まず、吊子Bの係止部20を縦葺屋根材Aの被嵌合部3の被係止部18に上側から挿入することによって、縦葺屋根材Aの一方の側端部に沿って所定箇所に複数個の吊子Bを取り付ける。吊子Bは約600mmの間隔などの一定のピッチで取り付けるのが好ましい。また、吊子Bを縦葺屋根材Aに上記のようにして取り付けると、吊子Bの突片5の先端と縦葺屋根材Aの被嵌合部3のシール密着片33の端部とが対向するように近接配置された状態となる。一方、上記の縦葺屋根材Aとは別の他の縦葺屋根材Aの嵌合部2の内側(下側)には上記と同様のシール材10を嵌合部2の全長に亘って収納する。次に、多数枚の縦葺屋根材Aをクレーン等で野地板等の屋根下地4の上に搬送する。次に、屋根下地4の上面と嵌合部2及び被嵌合部3が略平行となるようにして縦葺屋根材Aを載置する。次に、縦葺屋根材Aに取り付けられた各吊子Bの固定部9に設けた通孔44を通して屋根下地4に釘やビスなどの固定具47を打入することにより吊子Bを屋根下地4に固定することによって、複数個の吊子Bを介して上記縦葺屋根材Aを屋根下地4に取り付けて固定する。
【0028】
次に、屋根下地4に固定された上記の縦葺屋根材Aにこれとは別の他の縦葺屋根材Aを接続する。屋根下地4の上に固定された縦葺屋根材Aに他の縦葺屋根材Aを接続するにあたっては、屋根下地4に固定されている下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3に上方から他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を被せ、この嵌合部2に上から手で押さえたり足で踏んだりして力を加える。このように上側の他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を上から押圧することによって、上側の縦葺屋根材Aの折り返し部19の先端を下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3の被係止部18の外面に沿って下方に移動させると共に上側の縦葺屋根材Aの突部8を吊子Bの支持部40に当接させた状態で下方に移動させる。これにより、吊子Bの支持部40が固定片9と反対側に向かって傾斜するように弾性変形すると共に、押圧されている嵌合部2が横方向に弾性的に広がった状態で下方へと移動していく。そして、上側の縦葺屋根材Aの突部8が吊子Bの支持部40の断面略逆U字状の部分よりも下側に達すると共に上側の縦葺屋根材Aの折り返し部19が下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3の被係止部18の下側に達すると、押圧されている嵌合部2が復元力(スプリングバック)によって広がった状態からほぼ元の形状に戻り、この結果、吊子Bの支持部40に上側の縦葺屋根材Aの突部8が弾性的に当接すると共に上側の縦葺屋根材Aの折り返し部19が下側の縦葺屋根材Aの延設片12と被係止部18の間に挿入されて被係止部18に弾性的に係止される。また、上側の縦葺屋根材Aの載置片17が吊子Bの被載置部65に載置される。
【0029】
また、上側の縦葺屋根材Aの嵌合部2の内側(下側)においてシール材10が圧縮された状態となって、上側の縦葺屋根材Aの嵌合部2の内側面(下面)と下側の縦葺屋根材Aの被嵌合部3のシール密着片33の上面及び吊子Bの支持部40の上端部とに圧接して密着することになり、嵌合部2と被嵌合部3の間にシール材10が充填されることになる。また、吊子Bの支持部40の上端に設けた突片5がシール材10に圧接することになる。
【0030】
このようにして他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を屋根下地4の上に固定された縦葺屋根材Aの被嵌合部3とこれに嵌着された吊子Bの上部に被嵌することによって、図6に示すように屋根下地4に固定されている縦葺屋根材Aの被嵌合部3と他の縦葺屋根材Aの嵌合部2を嵌合させて隣接する縦葺屋根材A、A同士を接続することができる。この後、上記一連の作業を繰り返し行うことによって、複数枚の縦葺屋根材Aを屋根下地4の上に葺設することによって屋根が形成されるのである。
【0031】
この実施の形態では上記の実施の形態と同様の効果を奏する他に、支持部40の上端部に突片5を設け、突片5にてシール材10を圧接するので、シール材10を突片5で係止することによってシール材10の位置が不用意に動かないようにすることができ、特に、シール材10の長尺方向における位置が不用意に動かないようにすることができ、施工が行い易くなるものである。また、被嵌合部3へ嵌合部2を嵌合する際に、被嵌合部3がシール材10で上側から押圧されて倒れる方向に変形しかけても、被嵌合部3が突片5に当接させることができ、突片5を被係合部3のストッパーとして作用させて被嵌合部3の変形を防止することができるものであり、被嵌合部3の変形による防水性能の低下を防ぐことができるものである。
【0032】
尚、吊子Bとしては図7に示すように、被載置部65の部分において支持部40が途中で若干屈曲しているものを用いても良い。
【0033】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1の発明は、一方の側端部に断面略逆U字状の嵌合部を設けると共に他方の側端部に被嵌合部を設けて縦葺屋根材を形成し、固定部に支持部と係止部とを立設して吊子を形成し、吊子を固定部にて屋根下地に固定すると共に吊子の係止部に縦葺屋根材の被嵌合部を係止し、縦葺屋根材の嵌合部の内側にシール材を挿着し、縦葺屋根材の嵌合部を隣接する縦葺屋根材の被嵌合部に被嵌させることにより被嵌合部の上端部と支持部の上端部にシール材を圧接させて被嵌合部と支持部の支持により嵌合部の内面にシール材を密着して成ることを特徴とするものであり、シール材を被嵌合部と支持部に圧接させて支持することにより嵌合部の内面に密着させることによって、隣接する縦葺屋根材同士の接続部分の防水性能を向上させることができるものである。また、シール材は狭い空間に挿入しないで取り付けることができ、シール材の取り付けを容易に行うことができて作業性を向上させることができるものである。また、シール材は嵌合部の内側に収納することができ、嵌合部の外側にはみ出ないようにして外観を損なわないようにすることができる。
【0034】
また、本発明の請求項2の発明は、被嵌合部に下側から当接して被嵌合部を支持することにより、シール材の圧接による被嵌合部の下側への変形を防止するための変形防止片を吊子に設けるので、シール材の圧接による被嵌合部の変形を変形防止片で防止することによって、シール材と被嵌合部の密着性が低下しないようにすることができ、防水性能の低下を防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】同上の縦葺屋根材を示し、(a)は斜視図、(b)(c)は一部の断面図である。
【図3】同上の吊子を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図、(d)は斜視図である。
【図4】同上の縦葺屋根材の接続工程を示し、(a)(b)は断面図である。
【図5】同上の他の吊子を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図6】同上の他の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図7】同上の他の実施の形態の一例を示す断面図である。
【図8】従来例の縦葺屋根材を示し、(a)は斜視図、(b)は断面図である。
【図9】従来例の吊子を示し、(a)(b)は斜視図である。
【図10】従来例を示す断面図である。
【図11】シール材を示す斜視図である。
【図12】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
2 嵌合部
3 被嵌合部
7 変形防止片
9 固定部
10 シール材
20 係止部
40 支持部
A 縦葺屋根材
B 吊子

Claims (2)

  1. 一方の側端部に断面略逆U字状の嵌合部を設けると共に他方の側端部に被嵌合部を設けて縦葺屋根材を形成し、固定部に支持部と係止部とを立設して吊子を形成し、吊子を固定部にて屋根下地に固定すると共に吊子の係止部に縦葺屋根材の被嵌合部を係止し、縦葺屋根材の嵌合部の内側にシール材を挿着し、縦葺屋根材の嵌合部を隣接する縦葺屋根材の被嵌合部に被嵌させることにより被嵌合部の上端部と支持部の上端部にシール材を圧接させて被嵌合部と支持部の支持により嵌合部の内面にシール材を密着して成ることを特徴とする縦葺屋根材の接続構造。
  2. 被嵌合部に下側から当接して支持することにより、シール材の圧接による被嵌合部の下側への変形を防止するための変形防止片を吊子に設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の縦葺屋根材の接続構造。
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