JP5266350B2 - 折板屋根へのカバー材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、折板屋根の防水性及び外観等の向上のために設けられるカバー材の取付構造に関するものである。
従来より、複数の折板屋根材が馳締めにより連結されることによって、山部と谷部が交互に連なった折板屋根が形成されている。また、このような折板屋根の防水性や外観を向上させるためにカバー材が設けられている(例えば、特許文献1参照)。図9に示されるカバー材50は天板51と一対の側板52と一対のリップ部53とを備えて形成されている。側板52は天板51の両方の側端部から外側斜め下方に向かって突設されている。また、リップ部53は、各側板52の下端から内側に向かって略水平に突設されている。そして、カバー材50を折板屋根6の山部4に上方から近づけて一対のリップ部53の間に馳連結部3を挿入し、一対のリップ部53で馳連結部3を弾性的に挟持することによって、カバー材50が馳連結部3に係止される。
このようにして山部4に取り付けられたカバー材50は馳連結部3が天板51及び側板52で被覆されるため、馳連結部3が直接風雨にさらされることがなくなり、馳連結部3の防水性が向上するものであり、また、馳連結部3がカバー材50で見えなくなって折板屋根6の外観が向上するものである。
特開平2−68016号公報
しかし、上記の従来例のカバー材50ではリップ部53を馳連結部3に直接係止しているため、丸馳や角馳などの馳連結部3の形状によってリップ部53が充分な強度で係止できない場合があり、強風による巻き上げ等によってカバー材が脱落することがあった。従って、カバー材が脱落しにくく、折板屋根の防水性や外観を長期間にわたって維持できることが望まれていた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、カバー材が脱落しにくく、折板屋根の防水性や外観を長期間にわたって維持しやすい折板屋根へのカバー材の取付構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係る折板屋根へのカバー材の取付構造は、複数の折板屋根材の山部半体同士が馳連結部により連結されることによって、山部と谷部とが交互に連なった折板屋根が形成され、前記馳連結部を被覆するカバー材が山部に取り付けられるカバー材の取付構造であって、前記馳連結部に係止具が全長にわたって取り付けられると共に前記係止具は固定具によって前記馳連結部に固定され、前記固定具が前記馳連結部に当接することにより前記馳連結部が締め付けられ、前記カバー材には被係止部が形成され、前記係止具に前記被係止部が係止されることによって、前記カバー材が前記係止具に固着されて成ることを特徴とするものである。
前記係止具には前記山部の側方に突出する係止部が形成され、前記カバー材には前記山部の側面を被覆する側面被覆部が形成されると共に前記側面被覆部に前記被係止部が形成され、前記係止部に前記被係止部が係止されることによって、前記カバー材が前記係止具に係着されてもよい。
本発明では、カバー材が係止具により強固に山部に取り付けられ、強風による巻き上げ等によってもカバー材が脱落しにくくなるものであり、折板屋根の防水性や外観を長期間にわたって維持しやすいものである。
本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 同上の折板屋根材の一例を示す一部の斜視図である。 同上の折板屋根の一例を示す一部の斜視図である。 同上のカバー材の一例を示す一部の斜視図である。 同上の係止具の一例を示す斜視図である。 同上の施工途中の一例を示す一部の斜視図である。 同上の施工途中の一例を示す一部の斜視図である。 同上の他の実施の形態の一例を示す断面図である。 従来例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
折板屋根6は、複数の折板屋根材1が並設されることにより形成されている。折板屋根材1は、塗装鋼板や亜鉛めっき鋼板などの金属板を折り曲げ加工して形成されるものであって、屋根の傾斜方向(流れ方向)に長尺に形成されるものである。また、図2に示すように、折板屋根材1は断面略U字状に形成されており、平板状の谷部5と、その両方の側端部から斜め上方に向かって突出する山部半体4a、4bとを備えて形成されている。一方の山部半体4aは、谷部5の一方の側端から外側方(谷部5と反対側)の斜め上方に向かって突出する傾斜部41と、この傾斜部41の上端から外側方に向かって略水平に突出する頂部42と、この頂部42の端部から上方に向かって突出する断面略逆U字状の嵌合部43と、嵌合部43の先端に外側方の斜め下方に向かって突出する押圧部44とを備えて形成されている。他方の山部半体4bは、谷部5の一方の側端から外側方(谷部5と反対側)の斜め上方に向かって突出する傾斜部41と、この傾斜部41の上端から外側方に向かって略水平に突出する頂部42と、この頂部42の端部から上方に向かって突出する断面略円弧状の被嵌合部45とから構成されている。
そして、折板屋根6は複数の折板屋根材1を母屋等の屋根下地30の上に屋根の傾斜方向と直交する方向に並べて形成されている。この場合、各折板屋根材1は屋根の傾斜方向と略平行に長く並設されて形成されている。また、屋根の傾斜方向と直交する方向において隣接する折板屋根材1、1は馳締めにより連結される。すなわち、折板屋根材1の被嵌合部45を設けた山部半体4bと、他の折板屋根材1の嵌合部43を設けた山部半体4aとを隣接させた後、この被嵌合部45に隣接させた嵌合部43を被せて嵌合し、この後、押圧部44が被嵌合部45の基部付近に当接するように嵌合部43が屈曲されて馳締めされる。このようにして被嵌合部45と嵌合部43の馳締めにより形成される馳連結部3により、屋根の傾斜方向と直交する方向において隣接する折板屋根材1、1の山部半体4a、4b同士が連結される。また、馳連結部3により連結された山部半体4、4により一個の山部4が形成される。そして、上記のようにして複数の折板屋根材1を順次連結することによって、図3に示すように、屋根の傾斜方向と直交する方向において、山部4と谷部5とが交互に連なった折板屋根6が形成されるものである。
カバー材7は、折板屋根材1と同様の金属板を折り曲げ加工して形成されるものであって、屋根の傾斜方向に長尺に形成されるものである。また、図4に示すように、カバー材7は平板状の天板部10と、天板部10の両方の側端部から斜め下方に向かって突出する一対の側壁部11とで断面略U字状に形成されており、さらに、各側壁部11の側端から外側方(天板部10と反対側)に略水平に突出する一対の突出部12と、各突出部12の側端から外側方(天板部10と反対側)の斜め下方に向かって突出する一対の側面被覆部13とを備えてカバー材7が形成されている。側面被覆部13の上下方向の略中央部には被係止部14がカバー材7の長手方向の全長にわたって突設されている。被係止部14は側面被覆部13を上下方向の略中央部で裏面側に屈曲させて形成することができる。また、側面被覆部13はバネ性を有しており、その基部(突出部12側の端部)を中心として弾性変形可能に形成されている。
係止具8は、折板屋根材1やカバー材7よりも厚い金属板を折り曲げ加工して形成されるものであって、カバー材7よりも短尺なピース部材として形成されている。また、図5に示すように、係止具8は、下面が開口する断面略コ字状の固定部20と、固定部20の両方の側端から外側方(固定部20と反対側)に略水平に突出する一対の支持部21と、各支持部21の側端から外側方(固定部20と反対側)の斜め下方に向かって突出する一対の係止部22とを備えて形成されている。また、係止具8には固定部20一方の側壁を貫通するようにしてボルト等の固定具23が設けられている。
そして、折板屋根6にカバー材7を取り付けるにあたっては、次のようにして行うことができる。まず、折板屋根6の山部4の馳連結部3の全長にわたって係止具8を取り付ける。ここで、図6に示すように、係止具8は一つの山部4に複数個設けることができる。また、複数個の係止具8は、所定の間隔を介して折板屋根6の傾斜方向に並べて取り付けられる。隣り合う係止具8の間隔は、必要とするカバー材7の取り付け強度に応じて適宜設定可能であるが、例えば、約300mmとすることができる。係止具8を山部4に取り付けるにあたっては、図7に示すように、係止具8の固定部20を馳連結部3に上側から被せ、固定具20で馳連結部3を跨ぐようにして固定具20の内側に馳連結部3を嵌め込む。この後、係止具8の固定具23を締め付けて固定具23の先端を馳連結部3の側面に当接させる。このようにして馳連結部3に係止具8を固定して設けることができる。また、固定具23の先端を馳連結部3の側面に当接させることにより、馳連結部3の嵌合部43や押圧部44が固定具23の先端で被嵌合部45側に押圧されることになる。従って、この押圧により、馳連結部3の馳締めがさらに締め付けられることになり、馳連結部3を形成する嵌合部43と被嵌合部45との隙間を小さくすることができ、防水性を向上させることができる。尚、「馳連結部3の全長にわたって係止具8を取り付ける」とは、図6に示すように、複数の係止具8を馳連結部3の長手方向に沿って所定の間隔を介して並べて取り付ける場合のほかに、長尺の一つの係止具8を馳連結部3の全長にわたって取り付ける場合も含む。
上記のようにして係止具8を山部4に取り付けると、係止具8の支持部21の先端が山部4の頂部42よりも側方に突出し、係止具8の係止部22が山部4の外側面上部の側方に隙間15を介して位置する状態となる。次に、山部4の上方からカバー材7を近づけて係止具8に固着することによって、図1に示すように、山部4の略全長にわたってカバー材7を取り付けることができる。このとき、カバー材7の両方の被係止部14がそれぞれ山部4の両側方に位置する係止部22の先端の下側に係止されるが、被係止部14は側面被覆部13のバネ性により弾性的に係止部22に係止されることになる。カバー材7は馳連結部3を有する山部4の全てに取り付けるのが好ましい。
そして、カバー材7の天板部10と側壁部12とで馳連結部3が被覆されることになり、馳連結部3及び係止具8が見えにくくなって折板屋根6の外観が向上するものである。また、カバー材7により馳連結部3が直接風雨にさらされることがなくなり、馳連結部3の防水性が向上するものである。また、側面被覆部13で山部4の外側面上部が覆われて防水性を向上させることができ、しかも、側面被覆部13の先端がそのバネ性により山部4の外側面に弾接するものであり、側面被覆部13の先端と山部4の外側面との間に隙間が形成されにくくして防水性をさらに向上させることができる。
図1では馳連結部3が丸馳の場合を示すが、図8に示すように、馳連結部3が角馳の場合であっても上記と同様にしてカバー材7を取り付けることができる。尚、角馳は嵌合部45で構成される馳連結部3の上面及び側面が略平坦面で形成されるが、丸馳は嵌合部45で構成される馳連結部3の表面が略円弧状に形成されるものである。このように本発明では、角馳や丸馳や菱形馳などのほぼ総ての各種形状の馳連結部3に対しても係止具8を用いてカバー材7を取り付けることができる。そして、馳連結部3の形状が異なっていても、係止具8やカバー材7の形状を変えることなく一種類のもので対応することができる。よって、馳連結部3の形状が異なっていても、係止具8に対するカバー材7の取り付け強度が低下しないようにすることができ、カバー材7を充分な強度で取り付けることができる。従って、強風による巻き上げ等によってカバー材7が脱落しにくくなって、折板屋根の防水性や外観を長期間にわたって維持しやすいものである。
尚、本発明は、施工後、数か月から数年経過した既設の折板屋根6に対しても適用することが可能である。
1 折板屋根材
3 馳連結部
4 山部
4a 山部半体
4b 山部半体
5 谷部
6 折板屋根
7 カバー材
8 係止具
13 側面被覆部
14 被係止部
22 係止部

Claims (2)

  1. 複数の折板屋根材の山部半体同士が馳連結部により連結されることによって、山部と谷部とが交互に連なった折板屋根が形成され、前記馳連結部を被覆するカバー材が山部に取り付けられるカバー材の取付構造であって、前記馳連結部に係止具が全長にわたって取り付けられると共に前記係止具は固定具によって前記馳連結部に固定され、前記固定具が前記馳連結部に当接することにより前記馳連結部が締め付けられ、前記カバー材には被係止部が形成され、前記係止具に前記被係止部が係止されることによって、前記カバー材が前記係止具に固着されて成ることを特徴とする折板屋根へのカバー材の取付構造。
  2. 前記係止具には前記山部の側方に突出する係止部が形成され、前記カバー材には前記山部の側面を被覆する側面被覆部が形成されると共に前記側面被覆部に前記被係止部が形成され、前記係止部に前記被係止部が係止されることによって、前記カバー材が前記係止具に係着されて成ることを特徴とする請求項1に記載の折板屋根へのカバー材の取付構造。
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