JP3770006B2 - 背面投写型画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の画像表示装置を水平並置して使用する背面投写型画像表示装置に関し、特に視野角が広くカラーシェーディングの少ない高画質、高性能を備えた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の背面投写型画像表示装置を図面を用いて説明する。図7は、従来の3管式プロジェクターの全体構成図である。同図は、現在、家庭用大型映像市場の主力であるビデオプロジェクター(投写型表示装置100示し、これは3つのCRT101,102,103上の画像を投写レンズ104,105,106で拡大しスクリーン上に合成する構成をしている。このスクリーンは、図7にあるようにコリメート手段であるフレネルレンズ107と、光拡散手段のレンチキュラーシート108とからなり、異なる方向から入射する各色光の主光線を平行にして出射出来ることから観察者の立ち位置によって色目が変わるカラーシェーディングを改善している。同時にスクリーン出射面には外光による黒浮きを防ぐため光吸収材であるブラックストライプ109を備え、垂直方向の視野角確保のため拡散材をブラックストライプ109間の基板パネル上に塗布したり、基板パネル材料に拡散材を混入して構成されている。しかし図8にあるようにブラックストライプ109間の開口部には異なる色光の光源像を形成するため、光損失を防ぐためブラックストライプ109間の間隔を前記光源像に対し十分確保する必要があり、ブラックストライプ109の密度が疎となってしまう。従ってこの開口部に外光が入射した際には拡散材で光を反射してしまうことで生じる黒浮きを十分に改善することが出来なかった。
【0003】
このような問題を解決するスクリーンが近年提案されているので以下に示す。第1に特表平9−504882号公報に示すビーズタイプのものと、第2に特開平10−339915号公報に示すブラックストライプタイプのものと、第3に特開平10−111537号公報に示す着色層タイプのものとがあげられる。第1のビーズタイプの構成は図9に示すようになっており、光を透過する材料からなる基板パネル110上に光透過性の材料からなる微小なビーズ111を光吸収性の接着剤112を介して固定してなる。入射した光はビーズ111で集光され、ビーズ111と基板パネル110とが接した部分に集光されることで基板パネル110を透過して拡散光として出射される。このスクリーンの特徴はビーズ111が非常に小さいことからファインピッチな表示が出来ることと、ビーズ111と基板パネル110とが接した部分は点であり、観察者側から見るとほとんど認められないような面積であることから、この開口以外のスクリーン前面は光吸収性の接着剤で占められ、強い外光下にあっても黒レベルが浮きにくくなっていることである。 また、ブラックストライプタイプの原理は図10に示すような構成であり、入射面にレンズ面を備えたレンチキュラーシート113と、その出射側に配置された前面パネル114間にブラックストライプ115と、拡散層116が備えられて構成されている。レンチキュラーレンズに入射した光はここで収束され、ブラックストライプ115間に設けられた開口部あるいはその周辺に集光される。ここを透過した光は拡散層で垂直方向にも拡散を受けた後出射される。このスクリーンの特徴はレンチキュラーシート113を薄く形成できるのでファインピッチ化が容易であることと、拡散層116がブラックストライプ115前面にあることからスクリーン前面に入射した外光は拡散層116で光路を曲げられるがブラックストライプ115に至り、全反射されることなくここで吸収されることにより強い外光下にあっても黒レベルが浮きにくくなっている。
【0004】
さらに着色層タイプの原理は図11に示すような構成であり、基本的には入射面にシリンドリカルレンズ117を備えたレンチキュラーシート118と、前記シリンドリカルレンズ117の入射面近傍に着色層119を備えており、この基盤であるレンチキュラーシート118の材料は着色されていないかまたは前記着色層119より薄く着色されて構成されている。従って前記着色層119に入射した光はここを透過後、レンチキュラーレンズ117に入射した光はここで収束されたのちに広がりを持って観察者側に射出される。
【0005】
このスクリーンの特徴は図11から分かるように周囲の環境からの外光のうち、着色層119に対して入射角小さく入射する光はここを透過することで筐体内に吸収され再度スクリーン面に戻る光はほとんどなく有害光とはならない、また、着色層119に対して入射角大きく入射する光は着色層119と空気面間において全反射せしめられる。全反射された光のうち、いくらかの光は観察者側に戻る光路をたどるがこのとき着色層を通る距離が長くなることから、着色層でほとんど吸収されてしまう。このようにしてこの着色層タイプにおいても画像表示装置からの光は大きく劣化無く、レンチキュラーシート118を薄く形成できるのでファインピッチ化が容易であることと、スクリーンに入射した外光が反射されないことから強い外光下にあっても黒レベルが浮きにくくなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記ビーズタイプ、ブラックストライプタイプの提案共に入射側レンズ(ビーズタイプはビーズ、ブラックストライプタイプはシリンドリカルレンズ)で微小面積の開口部に集光する必要がある。従ってこれらはカラー画像を表示する画像表示装置上の画像を1つの投写レンズで拡大投射した画像を拡大表示するには問題ないが、先に述べたようにCRTを用いた現在主流のプロジェクターに用いると各色光で入射側レンズに異なる角度で入射することから中心にあるCRT以外の色光は光吸収層上に集光してしまうことから光利用効率を大きく損なう上に、色バランスも取れなくなってしまう。
【0007】
また前記着色層タイプの提案においては先に述べたようにCRTを用いた現在主流のプロジェクターに用いると各色光で入射側レンズに異なる角度で入射することから出射光の強度分布が色により変わってしまい、顕著なカラーシェーディングとなってしまう。従ってこれらはカラー画像を表示する画像表示装置上の画像を1つの投写レンズで拡大投射した画像を拡大表示するには問題ないが、先に述べたようにCRTを用いた現在主流のプロジェクターに用いると各色光で入射側レンズに異なる角度で入射することから中心にあるCRT以外の色光は光吸収層上に集光してしまうことから光利用効率を大きく損なったり、色バランス、カラーシェーディングも取れなくなってしまう。
【0008】
従ってプロジェクター市場を今以上に拡大するにはCRT3管式プロジェクターにおいて以上にあげた3つの提案以外の外光の影響による黒浮きを抑える提案が新たに求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための第1の発明による画像表示装置は、入力信号に応じて画像表示を行う画像表示装置と前記画像表示装置上の画像を拡大投写する投写レンズとを有する画像投射部を、赤、緑、青の各色に対応して3組有し、これらが水平方向に配置された3原色画像投写部と、前記3原色画像投写部によって投写される各色光による画像を映す透過型スクリーンとを備えてなり、
前記透過型スクリーンは、前記3原色画像投写部の側から順に、
前記3原色画像投写部からの角度を持った前記各色光が入射し、入射前記各色光をそれぞれテレセントリックな光に変換可能なコリメート手段と、
前記コリメート手段からの各色光が入射する入射面に設けられ水平方向の光を収束する第1のレンチキュラーレンズと、出射面に設けられ前記収束光に対応した第2のレンチキュラーレンズとを有し、前記各色光の主光線を互いに平行にして出射するカラーシェーディング除去手段と、
透明な材料からなる微小ビーズが透明な材料からなる基盤シートの入射面上に配置され、前記基盤シートと前記微小ビーズとので光を透過する光透過部が形成され、前記光透過部以外の基盤シートの入射面上不透明な結合剤で覆われてなる光拡散手段と、を備える
【0010】
第2の発明による画像表示装置は入力信号に応じて画像表示を行う画像表示装置と前記画像表示装置上の画像を拡大投写する投写レンズとを有する画像投射部を、赤、緑、青の各色に対応して3組有し、これらが水平方向に配置された3原色画像投写部と、前記3原色画像投写部によって投写される各色光による画像を映す透過型スクリーンとを備えてなり、
前記透過型スクリーンは、前記3原色画像投写部の側から順に、
前記3原色画像投写部からの角度を持った前記各色光が入射し、前記各色光をそれぞれテレセントリックな光に変換可能なコリメート手段と、
前記コリメート手段からの各色光が入射する入射面に設けられ水平方向の光を収束する第1のレンチキュラーレンズと、出射面に設けられ前記収束光に対応した第2のレンチキュラーレンズとを有し、前記各色光の主光線を互いに平行にして出射するカラーシェーディング除去手段と、
前記カラーシェーディング除去手段からの各色光が入射する入射面に設けられ、水平方向の光を収束する第3のレンチキュラーレンズ前記入射した光の結像位置あるいはその近傍以外の部分に設けられ、光を吸収する特性を備えた材料からなブラックストライプ層と、拡散材料を含む材料からなる拡散パネルとを有する光拡散手段と、を備える
【0011】
第3の発明による画像表示装置は入力信号に応じて画像表示を行う画像表示装置と前記画像表示装置上の画像を拡大投写する投写レンズとを有する画像投射部を、赤、緑、青の各色に対応して3組有し、これらが水平方向に配置された3原色画像投写部と、前記3原色画像投写部によって投写される各色光による画像を映す透過型スクリーンとを備えてなり、
前記透過型スクリーンは、前記3原色画像投写部の側から順に、
前記3原色画像投写部からの角度を持った前記各色光が入射し、前記各色光をそれぞれテレセントリックな光に変換可能なコリメート手段と、
前記コリメート手段からの各色光が入射する入射面に設けられ水平方向の光を収束する第1のレンチキュラーレンズと、出射面に設けられ前記収束光に対応した第2のレンチキュラーレンズとを有し、前記各色光の主光線を互いに平行にして出射するカラーシェーディング除去手段と、
前記カラーシェーディング除去手段からの各色光が入射する入射面に水平方向の光を収束する第3のレンチキュラーレンズ、前記第3のレンチキュラーレンズの少なくとも入射面の近傍に形成され前記第3のレンチキュラーレンズよりも濃く着色された着色層とを有する光拡散手段と、を備える
【0012】
前記第1、2、3の発明において透過型スクリーンのコリメート手段は透過型スクリーンから画像投写部までの距離におよそ等しい焦点距離のフレネルレンズシートであることを特徴として構成される。
【0013】
前記第1、2、3の発明において透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の入射側レンチキュラーレンズは3原色画像投写部の像を水平方向についておよそその水平方向のピッチ同等あるいは水平方向のピッチより小さく形成するような焦点距離の設定であり、出射レンチキュラーレンズはこの結像範囲を包括する水平方向の幅を有することを特徴として構成される。
【0014】
前記第1、2、3の発明において透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の出射レンチキュラーレンズはおよそ入射側レンチキュラーレンズの結像位置に配置されていることを特徴として構成される。
【0015】
前記第1、2、3の発明において透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の出射レンチキュラーレンズはおよそ入射側レンチキュラーレンズまでの距離を焦点距離とするレンチキュラーレンズであることを特徴として構成される。
【0016】
前記第1、2、3の発明において透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の入射側レンチキュラーレンズは3原色画像投写部の像を水平方向についておよそその水平方向のピッチより小さく形成するような焦点距離の設定であり、出射レンチキュラーレンズはこの結像範囲を包括しながらも入射側レンチキュラーレンズの水平方向の幅より狭い構成であり、隣り合う出射レンチキュラーレンズ間には光吸収剤が備えられていることを特徴として構成される。
【0017】
前記第1、2、3の発明において透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段は片面に前記入射側レンチキュラーレンズ、反対面には前記出射レンチキュラーレンズを備えたレンチキュラーシートであることを特徴として構成される。
【0018】
前記第2の発明において光拡散手段の拡散パネルは透明な材料からなる平面パネルと入射面側に備えられた拡散層からなることを特徴として構成される。
【0019】
前記第2の発明において光拡散手段のブラックストライプ層、拡散パネル間が密着されてなることを特徴として構成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明によれば異なる角度から入射する各色光の主光線をカラーシェーディング除去手段でおよそ平行に変換したのちに外光の影響を受けにくい光拡散手段に入射せしめることにより、光利用効率を落とすことなく外光に強い複数の画像表示装置を備えたプロジェクター(たとえばCRT3管式プロジェクター)を提供することが出来る。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の概略構成図であり、図2はスクリーン部周辺の拡大図である。本例の投写型画像表示装置200は水平方向に一列に配置された赤色用CRT201、緑色用CRT202、青色用CRT203とそれぞれのCRTの前部に配置され、各色光を所望の位置に導く照明レンズ204、205、206からなる画像表示装置207と、前記照明レンズ204、205、206の出射瞳まで距離とおよそ等しい焦点距離を持つフレネルレンズ211が各色について画像表示装置207からの光を各色光の主光線208、209、210に対して略平行光に変換するコリメート手段として配置され、その出射側にはそれぞれ同ピッチで同じ方向に配列されたシリンドリカルレンズを入射面と出射面に備え、入射面側のシリンドリカルレンズ212はおよそ出射面側シリンドリカルレンズ213間での距離に等しい焦点距離を持ち、出射面側のシリンドリカルレンズ213はおよそ入射面側シリンドリカルレンズ212間での距離に等しい焦点距離を持つ。このように構成されることで図からも分かるようにシリンドリカルレンズ212の中央部に入射した各色光の主光線208,209,210についてみるとこれらの光はシリンドリカルレンズ213の入射側焦点位置にあるのでおよそ平行光としてシリンドリカルレンズ213から互いに平行な主光線214、215、216として出射される。また、シリンドリカルレンズ212におよそ平行光として入射した緑光217、209、218についてみればシリンドリカルレンズ212は焦点位置をシリンドリカルレンズ213の位置に持つことからシリンドリカルレンズ213の中心部に集光せしめられる。赤光、青光はそれぞれ主光線208,210について平行な光として入射することからシリンドリカルレンズ213上緑光と隣り合う位置に集光せしめられる。このような作用を果たすカラーシェーディング除去手段であるレンチキュラーシート219と、その出射側には透明パネル220上に光吸収作用のある黒色の接着剤221で光を透過する透明な材料からなる無数のビーズ222が図にあるようにビーズ222と透明パネル220が接して固定されている。従ってビーズ222に入射した光は平行光であればビーズ222と透明パネル220が接している光を透過する開口部223に集光されて透明パネル220を抜けて観察者側に出射される。このときビーズ222を非常に小さく設定して開口部223への入射角を大きくすれば広視野角化が可能な拡散手段としてビーズタイプ拡散パネル224を構成できる。
以上により実施の形態1は構成される。
【0021】
このとき観察者側から最前面に配置されたビーズタイプ拡散パネル224をみると開口部223は全体面積に対し非常に小さい面積であることから観察者側から強い外光が入射してもほとんど接着剤221で吸収される上、開口部223を抜けた光も拡散剤が配置されていないことから筐体内に入射するが再度この開口部223に戻って観察者に観察されることはないことから環境に左右されることなく、常に締まった黒を提要する事が出来る。もちろんビーズタイプ拡散パネル224に入射する各色光ともおよそ主光線は平行になっているので射出される光の角度分布も同じになることから観察者にはカラーシェーディングのない均一な色を再現した画像を提供できる。
【0022】
以上に述べた構成にあるカラーシェーディング除去手段であるレンチキュラーシート219は照明レンズ204、205、206の出射瞳像をシリンドリカルレンズ212によりシリンドリカルレンズ213上の異なる位置に形成するが、このときの光源像(出射瞳像)はシリンドリカルレンズ213の幅(1ピッチ)内に収まるようにその厚みが決定されている。ちなみにレンズのピッチが一定で厚みが薄くなれば各シリンドリカルレンズの焦点距離は短くなり、シリンドリカルレンズ213上に形成される像は小さくできるが出射光の広がり角が大きくなるのでビーズタイプ拡散パネル224で開口部223に集光しきれない光が損失となる可能性もある。一方レンズのピッチが一定で厚みが厚くなれば各シリンドリカルレンズの焦点距離は長くなり、シリンドリカルレンズ213上に形成される像が大きくなり、1つのシリンドリカルレンズ213に入らずにとなりのレンズに入射すれば迷光となり光損失となる。よって照明レンズ204、205、206の出射瞳像の大きさとそれぞれの間隔とカラーシェーディング除去手段であるレンチキュラーシート219までの距離、シリンドリカルレンズ212、213のピッチと焦点距離、ビーズタイプ拡散パネル224の入射角に対する光透過率特性を把握して最も光利用特性の優れた構成を取ることが望ましい。
【0023】
さらにはシリンドリカルレンズ213に十分小さく光源像を形成できればシリンドリカルレンズ213の隣り合うレンズ間に光吸収層であるブラックストライプを形成すれば迷光による混色など画質劣化要因を確実に除くことが出来る。
【0024】
上記実施の形態1ではビーズタイプ拡散パネル224においてビーズ222と透明パネル220が接して固定されているとしたが必ずしも接していなくても、ビーズ222で集光された光が透明パネル220に到達するような構成(光透過部に遮光材が介入しない)であれば応用可能なことは言うまでもない。
【0025】
ここに示したビーズタイプ拡散パネル224は後に述べる構成と比較して特に外光に強いという特徴を有しているのでこの構成によれば特に強い外光下でも高コントラスト化実現できる。
(実施の形態2)
図3は実施の形態2の概略構成図であり、図4はスクリーン部周辺の拡大図である。本例の投写型画像表示装置300は水平方向に一列に配置された赤色用CRT301、緑色用CRT302、青色用CRT303とそれぞれのCRTの前部に配置され、各色光を所望の位置に導く照明レンズ304、305、306からなる画像表示装置307と、前記照明レンズ304、305、306の出射瞳まで距離とおよそ等しい焦点距離を持つフレネルレンズ311が各色について画像表示装置307からの光を各色光の主光線308、309、310に対して略平行光に変換するコリメート手段として配置され、その出射側にはそれぞれ同ピッチで同じ方向に配列されたシリンドリカルレンズを入射面と出射面に備え、入射面側のシリンドリカルレンズ312はおよそ出射面側シリンドリカルレンズ313間での距離に等しい焦点距離を持ち、出射面側のシリンドリカルレンズ313はおよそ入射面側シリンドリカルレンズ312間での距離に等しい焦点距離を持つ。このように構成されることで図からも分かるようにシリンドリカルレンズ312の中央部に入射した各色光の主光線308,309,310についてみるとこれらの光はシリンドリカルレンズ313の入射側焦点位置にあるのでおよそ平行光としてシリンドリカルレンズ313から互いに平行な主光線314、315、316として出射される。また、シリンドリカルレンズ312におよそ平行光として入射した緑光317、309、318についてみればシリンドリカルレンズ312は焦点位置をシリンドリカルレンズ313の位置に持つことからシリンドリカルレンズ313の中心部に集光せしめられる。赤光、青光はそれぞれ主光線308,310について平行な光として入射することからシリンドリカルレンズ313上緑光と隣り合う位置に集光せしめられる。このような作用を果たすカラーシェーディング除去手段であるレンチキュラーシート319と、その出射側には透明パネル320上の前記レンチキュラーシート319側に拡散材により形成された光拡散層321が備えられており、さらに光吸収作用のある黒色の材料からなるブラックストライプ322が接着剤323により光拡散層321と前記レンチキュラーシート319側はシリンドリカルレンズ324の集合体でなり他面を平面としたレンチキュラーシート325の平面側に狭持されて構成されるブラックストライプタイプ拡散パネル326が配置されている。ここに述べたブラックストライプタイプ拡散パネル326のシリンドリカルレンズ324は前記シリンドリカルレンズ313と同じく入射光に対して水平方向に屈折作用を与えるように並列されており、そのピッチはシリンドリカルレンズ313に必ずしも一対一に対応する必要はなく、ここではシリンドリカルレンズ313のピッチに対して十分小さく構成する。さらにシリンドリカルレンズ324は略平行で入射する光が集光する位置がおよそブラックストライプ322までの距離になるよう設定されている。すなわちシリンドリカルレンズ324の焦点距離はレンチキュラーシート325の厚さにほぼ等しく設定されている。また、ブラックストライプ322は垂直方向に延びて形成されており、そのストライプ間にはシリンドリカルレンズ324で集光された光が透過するに足りるだけの最小の間隔が設けられている。
【0026】
このとき観察者側から最前面に配置されたブラックストライプタイプ拡散パネル326をみるとブラックストライプ322間の間隔は全体面積に対し非常に小さい面積であることから実施の形態1と同様に観察者側から強い外光が入射してもほとんどブラックストライプ322で反射される上、ブラックストライプ322間の間隔を抜けた光は筐体内に入射するが、再度このブラックストライプ322間の間隔に戻って観察者に観察されることはないことから環境に左右されることなく、常に締まった黒を提要する事が出来る。もちろんブラックストライプタイプ拡散パネル326に入射する各色光ともおよそ主光線は平行になっているので射出される光の角度分布も同じになることから観察者にはカラーシェーディングのない均一な色を再現した画像を提供できる。
【0027】
以上に述べた構成にあるカラーシェーディング除去手段であるレンチキュラーシート319は照明レンズ304、305、306の出射瞳像をシリンドリカルレンズ312によりシリンドリカルレンズ313上の異なる位置に形成するが、このときの光源像(出射瞳像)はシリンドリカルレンズ313の幅(1ピッチ)内に収まるようにその厚みが決定されている。ちなみにレンズのピッチが一定で厚みが薄くなれば各シリンドリカルレンズの焦点距離は短くなり、シリンドリカルレンズ313上に形成される像は小さくできるが出射光の広がり角が大きくなるのでブラックストライプタイプ拡散パネル326でブラックストライプ322間の間隔に集光しきれない光が損失となる可能性もある。一方レンズのピッチが一定で厚みが厚くなれば各シリンドリカルレンズの焦点距離は長くなり、シリンドリカルレンズ313上に形成される像が大きくなり、1つのシリンドリカルレンズ313に入らずにとなりレンズに入射すれば迷光となり光損失となる。よって照明レンズ304、305、306の出射瞳像の大きさとそれぞれの間隔とカラーシェーディング除去手段であるレンチキュラーシート319までの距離、シリンドリカルレンズ312、313のピッチと焦点距離、ブラックストライプタイプ拡散パネル326の入射角に対する光透過率特性を把握して最も光利用特性の優れた構成を取ることが望ましい。
【0028】
さらにはシリンドリカルレンズ313に十分小さく光源像を形成できればシリンドリカルレンズ313の隣り合うレンズ間に光吸収層であるブラックストライプを形成すれば迷光による混色など画質劣化要因を確実に除くことが出来る。
【0029】
上記実施の形態2ではブラックストライプタイプ拡散パネル326においてブラックストライプ322が接着剤323により光拡散層321と密着していたがここを密着せずに空気層としても画像表示装置からの光はほとんど損失無く利用できる。但し外光が拡散層において屈折せしめられ大きな入射角で入射すると空気層で反射されて黒浮きを生じることになるので密着することが望ましい。
【0030】
ここに示したブラックストライプタイプ拡散パネル326は実施の形態1の構成と比較して水平と垂直の視野角を独立して設定することが出来、実施の形態3の構成と比較して外光に強いという特徴を有しているのでこの構成によれば特に画像表示装置に明るさ余裕がない場合でも高画質化を実現できる。
(実施の形態3)
図5は実施の形態3の概略構成図であり、図6はスクリーン部周辺の拡大図である。本例の投写型画像表示装置400は水平方向に一列に配置された赤色用CRT401、緑色用CRT402、青色用CRT403とそれぞれのCRTの前部に配置され、各色光を所望の位置に導く照明レンズ404、405、406からなる画像表示装置407と、前記照明レンズ404、405、406の出射瞳まで距離とおよそ等しい焦点距離を持つフレネルレンズ411が各色について画像表示装置407からの光を各色光の主光線408、409、410に対して略平行光に変換するコリメート手段として配置され、その出射側にはそれぞれ同ピッチで同じ方向に配列されたシリンドリカルレンズ412を入射面に備えた第一のレンチキュラーシート413が配されている。シリンドリカルレンズ412は第2レンチキュラーシート414の出射面側に備えられたシリンドリカルレンズ415間での距離に等しい焦点距離を持ち、シリンドリカルレンズ415はおよそシリンドリカルレンズ412間との距離に等しい焦点距離を持つ。このように構成されることで図からも分かるようにシリンドリカルレンズ412の中央部に入射した各色光の主光線408,409,410についてみるとこれらの光はシリンドリカルレンズ415の入射側焦点位置にあるのでおよそ平行光としてシリンドリカルレンズ415から互いに平行な主光線416、417、418として出射される。また、シリンドリカルレンズ412におよそ平行光として入射した緑光419、409、420についてみればシリンドリカルレンズ412は焦点位置をシリンドリカルレンズ415の位置に持つことからシリンドリカルレンズ415の中心部に集光せしめられる。赤光、青光はそれぞれ主光線408,410について平行な光として入射することからシリンドリカルレンズ415上緑光と隣り合う位置に集光せしめられる。このような作用を果たすカラーシェーディング除去手段である第一のレンチキュラーシート413、第2のレンチキュラーシート414と、その出射側には入射側にシリンドリカルレンズ421を配し、他面は平面からなり、シリンドリカルレンズ421の入射側には着色層422が設けられてなる第3のレンチキュラーシート423が配置されている。シリンドリカルレンズ421のピッチはシリンドリカルレンズ412、415に必ずしも一対一に対応する必要はなく、ここではシリンドリカルレンズ412,415のピッチに対して十分小さく構成する。
【0031】
このとき観察者側から最前面に配置された第3のレンチキュラーシート423をみると実施の形態1、2と同様に観察者側から強い外光が入射しても着色層422に小さな入射角で入射下光は筐体内で吸収され、大きな入射角で入射した光は着色層422内で全反射角により長い光路経て再度観察者側に射出されるが、着色層422の光路中でほとんどの光は吸収されるため再度戻る光はごくわずかとなる。従って環境に左右されることなく、常に締まった黒を提要する事が出来る。もちろん第3のレンチキュラーシート423に入射する各色光ともおよそ主光線は平行になっているので射出される光の角度分布も同じになることから観察者にはカラーシェーディングのない均一な色を再現した画像を提供できる。
【0032】
以上に述べた構成にあるカラーシェーディング除去手段である第一のレンチキュラーシート413、第2のレンチキュラーシート414は照明レンズ404、405、406の出射瞳像をシリンドリカルレンズ412によりシリンドリカルレンズ415上の異なる位置に形成するが、このときの光源像(出射瞳像)はシリンドリカルレンズ415の幅(1ピッチ)内に収まるようにその厚みが決定されている。ちなみにレンズのピッチが一定で厚みが薄くなれば各シリンドリカルレンズの焦点距離は短くなり、シリンドリカルレンズ415上に形成される像は小さくできるが出射光の広がり角が大きくなるので第3のレンチキュラーシート423でシリンドリカルレンズ421で全反射されたり、希望する視野角よりも角度が大きくなりすぎることから観察者は所望の明るさを得られなくなってしまう。
【0033】
一方レンズのピッチが一定で厚みが厚くなれば各シリンドリカルレンズの焦点距離は長くなり、シリンドリカルレンズ415上に形成される像が大きくなり、1つのシリンドリカルレンズ415に入らずにとなりレンズに入射すれば迷光となり光損失となる。よって照明レンズ404、405、406の出射瞳像の大きさとそれぞれの間隔とカラーシェーディング除去手段であるレンチキュラーシート413までの距離、シリンドリカルレンズ412、415のピッチと焦点距離、
第3のレンチキュラーシート423の入射角に対する光透過率特性を把握して最も光利用特性の優れた構成を取ることが望ましい。
【0034】
さらにはシリンドリカルレンズ415に十分小さく光源像を形成できればシリンドリカルレンズ415の隣り合うレンズ間に光吸収層であるブラックストライプを形成すれば迷光による混色など画質劣化要因を確実に除くことが出来る。
【0035】
ここに示した第3のレンチキュラーシート423は実施の形態1、2の構成と比べ比較的外光に対してやや弱くなるが、実施の形態1の構成と比較して水平と垂直の視野角を独立して設定することが出来る。またこの構成では押し出し成形等で安価に製造できることが最大の長所である。よってこの構成によれば特に画像表示装置に明るさ余裕がない場合でも高画質化を比較的安価に実現できる。
【0036】
以上に述べた実施の形態ではCRTを用いて画像表示を行っているが必ずしもこれにとらわれることはなく、液晶等のライトバルブを用いた構成においても応用可能であることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば現在市場で主流である3管式リアプロジェクターにおいて、カラーシェーディング除去手段により異なる角度から光拡散手段に入射してくる各色光を主光線がおよそ平行な光とし、外光の影響を受けにくい光拡散手段に入射せしめることにより、光利用効率を落とすことなく外光に強いプロジェクターを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の全体構成図
【図2】実施の形態1のスクリーン周辺拡大図
【図3】実施の形態2の全体構成図
【図4】実施の形態2のスクリーン周辺拡大図
【図5】実施の形態3の全体構成図
【図6】実施の形態3のスクリーン周辺拡大図
【図7】従来の3管式プロジェクターの全体構成図
【図8】従来の3管式プロジェクターのスクリーン周辺拡大図
【図9】従来のビーズタイプ拡散手段説明図
【図10】従来のブラックストライプ拡散手段説明図
【図11】従来の着色層拡散手段説明図
【符号の説明】
100、200、300、400、500、600 投写型画像表示装置
101、201、301、401 赤色用CRT
102、202、302、402 緑色用CRT
103、203、303、403 青色用CRT
104、105、106、204、205、206、304、305、306、 404、405、406 照明レンズ
207、307、407 画像表示装置
208、308、214、314、408、416 赤光主光線
209、309、215、315、409、417 緑光主光線
210、310、216、316、410、418 青光主光線
107、211、311、411 フレネルレンズ
117、212、213、312、313、324、412、415、421シリンドリカルレンズ
217、218、317、318、419、420 緑光
108、118、113、219、319、325、423 レンチキュラーシート
110 基板パネル
114 前面パネル
220、320 透明パネル
112、221 光吸収作用のある黒色の接着剤
111、222 ビーズ
223 開口部
224 ビーズタイプ拡散パネル
116、321 光拡散層
109、115、322 ブラックストライプ
323 接着剤
326 ブラックストライプタイプ拡散パネル
413 第一のレンチキュラーシート
414 第2のレンチキュラーシート
119、422 着色層

Claims (11)

  1. 入力信号に応じて画像表示を行う画像表示装置と前記画像表示装置上の画像を拡大投写する照明レンズとを有する画像投射部を、赤、緑、青の各色に対応して3組有し、これらが水平方向に配置された3原色画像投写部と、
    前記3原色画像投写部によって投写される各色光による画像を映す透過型スクリーンとを備えてなり、
    前記透過型スクリーンは、前記3原色画像投写部の側から順に、
    前記3原色画像投写部からの角度を持った前記各色光が入射し、前記各色光をそれぞれテレセントリックな光に変換可能なコリメート手段と、
    前記コリメート手段からの各色光が入射する入射面に設けられ水平方向の光を収束する第1のレンチキュラーレンズと、出射面に設けられ前記収束光に対応した第2のレンチキュラーレンズとを有し、前記各色光の主光線を互いに平行にして出射するカラーシェーディング除去手段と、
    透明な材料からなる微小ビーズが透明な材料からなる基盤シートの入射面上に配置され、前記基盤シートと前記微小ビーズとので光を透過する光透過部が形成され、前記光透過部以外の基盤シートの入射面上不透明な結合剤で覆われてなる光拡散手段と、
    を備える背面投写型画像表示装置。
  2. 入力信号に応じて画像表示を行う画像表示装置と前記画像表示装置上の画像を拡大投写する照明レンズとを有する画像投射部を、赤、緑、青の各色に対応して3組有し、これらが水平方向に配置された3原色画像投写部と、
    前記3原色画像投写部によって投写される各色光による画像を映す透過型スクリーンとを備えてなり、
    前記透過型スクリーンは、前記3原色画像投写部の側から順に、
    前記3原色画像投写部からの角度を持った前記各色光が入射し、前記各色光をそれぞれテレセントリックな光に変換可能なコリメート手段と、
    前記コリメート手段からの各色光が入射する入射面に設けられ水平方向の光を収束する第1のレンチキュラーレンズと、出射面に設けられ前記収束光に対応した第2のレンチキュラーレンズとを有し、前記各色光の主光線を互いに平行にして出射するカラーシェーディング除去手段と、
    前記カラーシェーディング除去手段からの各色光が入射する入射面に設けられ、水平方向の光を収束する第3のレンチキュラーレンズ前記入射した光の結像位置あるいはその近傍以外の部分に設けられ、光を吸収する特性を備えた材料からなるブラックストライプ層と、拡散材料を含む材料からなる拡散パネルとを有する光拡散手段と、
    を備える背面投写型画像表示装置。
  3. 入力信号に応じて画像表示を行う画像表示装置と前記画像表示装置上の画像を拡大投写する照明レンズとを有する画像投射部を、赤、緑、青の各色に対応して3組有し、これらが水平方向に配置された3原色画像投写部と、
    前記3原色画像投写部によって投写される各色光による画像を映す透過型スクリーンとを備えてなり、
    前記透過型スクリーンは、前記3原色画像投写部の側から順に、
    前記3原色画像投写部からの角度を持った前記各色光が入射し、前記各色光をそれぞれテレセントリックな光に変換可能なコリメート手段と、
    前記コリメート手段からの各色光が入射する入射面に設けられ水平方向の光を収束する第1のレンチキュラーレンズと、出射面に設けられ前記収束光に対応した第2のレンチキュラーレンズとを有し、前記各色光の主光線を互いに平行にして出射するカラーシェーディング除去手段と、
    前記カラーシェーディング除去手段からの各色光が入射する入射面に設けられ水平方向の光を収束する第3のレンチキュラーレンズ、前記第3のレンチキュラーレンズの少なくとも入射面の近傍に形成され前記第3のレンチキュラーレンズよりも濃く着色された着色層とを有する光拡散手段と、
    を備える背面投写型画像表示装置。
  4. 前記透過型スクリーンのコリメート手段は透過型スクリーンから画像投写部までの距離におよそ等しい焦点距離のフレネルレンズシートであることを特徴とする請求項1、2または3記載の背面投写型画像表示装置。
  5. 前記透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の入射側レンチキュラーレンズは3原色画像投写部の像を水平方向についておよそその水平方向のピッチ同等あるいは水平方向のピッチより小さく形成するような焦点距離の設定であり、出射レンチキュラーレンズはこの結像範囲を包括する水平方向の幅を有することを特徴とする請求項1、2または3記載の背面投写型画像表示装置。
  6. 前記透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の出射レンチキュラーレンズはおよそ入射側レンチキュラーレンズの結像位置に配置されていることを特徴とする請求項1、2、3記載の背面投写型画像表示装置。
  7. 前記透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の出射レンチキュラーレンズはおよそ入射側レンチキュラーレンズまでの距離を焦点距離とするレンチキュラーレンズであることを特徴とする請求項1、2または3記載の背面投写型画像表示装置。
  8. 前記透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段の入射側レンチキュラーレンズは3原色画像投写部の像を水平方向についておよそその水平方向のピッチより小さく形成するような焦点距離の設定であり、出射レンチキュラーレンズはこの結像範囲を包括しながらも入射側レンチキュラーレンズの水平方向の幅より狭い構成であり、隣り合う出射レンチキュラーレンズ間には光吸収剤が備えられていることを特徴とする請求項1、2または3記載の背面投写型画像表示装置。
  9. 前記透過型スクリーンのカラーシェーディング除去手段は片面に前記入射側レンチキュラーレンズ、反対面には前記出射レンチキュラーレンズを備えたレンチキュラーシートであることを特徴とする請求項1、2または3記載の背面投写型画像表示装置。
  10. 前記光拡散手段の拡散パネルは透明な材料からなる平面パネルと入射面側に備えられた拡散層からなることを特徴とする請求項2記載の背面投写型画像表示装置。
  11. 前記光拡散手段のブラックストライプ層、拡散パネル間が密着されてなることを特徴とする請求項2記載の背面投写型画像表示装置。
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