JP3768767B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、版胴上において製版を行う製版機構付きの印刷機に関し、特に1つの版胴上において2色分以上の画像を有する印刷装置に関する。
【従来の技術およびその課題】
図10は、2色刷りのオフセット印刷機による印刷作業を示す模式図である。オフセット印刷は主に、版胴とブラン胴、圧胴により行われる。版胴の周囲には、色版A、色版Bに対応する2色分の印刷版が装着されている。なお、色版Aと色版Bとは、版胴の回転軸に関し互いに対称である。また、圧胴周りには印刷用紙が保持されている。版胴とブラン胴とは同一径であり、圧胴は版胴およびブラン胴の1/2径である。
【0002】
版胴上の色版A、Bに、対応する色のインキが供給されると、インキは、まずブラン胴に転写され、次に互いに押圧された圧胴とブラン胴間を印刷用紙が通過する際に印刷用紙に刷られる。
【0003】
圧胴はブラン胴の1/2径であるので、ブラン胴が1回転する間に圧胴は2回転する。したがって、ブラン胴表面の2色分のインキが圧胴上の印刷用紙に刷り重ねられ、該印刷用紙には2色刷りが遂行される。
【0004】
版胴に装着される複数の色版が版胴の回転軸に関し対称となっていない場合、印刷用に形成される印刷画像には見当ずれが生じる。従来は、色版の位置を版胴表面で機械的に調整することにより、この見当ずれを解消していた。
【0005】
しかし、見当ずれを機械的調整により解消しようとすると、長時間で複雑な作業が必要になるという問題があった。
【0006】
本発明は、機械的な調整によらずに、見当ずれのない高品質な印刷画像を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
【0007】
複数色分の画像を周方向に並んだ状態で形成可能な印刷面を有する版胴と、前記版胴を回転駆動する回転駆動手段とを備え、複数色分の画像の画像データに基づいて版胴上の印刷面に複数の画像を周方向に並んだ状態で形成し、形成した画像上に供給したインキを被印刷物に対して順次重ねて転写することで多色印刷を行う印刷装置であって、前記版胴を回転させつつ、画像データに基づいて前記版胴上の印刷面を選択的にレーザ照射しまたは加熱することによって、前記版胴上の印刷面に複数色分の画像を版胴の周方向を向く走査方向に配列させて形成する画像形成手段と、前記印刷物に対して重畳転写された複数の画像間の版胴の周方向を向く主走査方向のずれ量を入力する手段と、特定の色の画像の画像データに基づく、前記印刷面における画像形成位置を、前記入力されたずれ量に応じて調整する調整手段とをさらに有し、前記調整手段は、予め入力されたダミーデータ設定情報に基づいて前記レーザ照射または加熱を選択的に行うためのダミーデータを前記ずれ量に応じた長さに調整して作成し、前記周方向に並んだ状態で作成される各画像データの前後に挟入するダミーデータ生成・挟入手段を含むことを特徴とする印刷装置である。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ダミーデータ設定情報は、印刷版のタイプ、画像形成禁止領域の位置、焼き飛ばし領域の位置、画像形成領域の位置のいずれかを含み、前記ダミーデータ生成・挟入手段は、ダミーデータ設定情報に基づいて前記レーザ照射または加熱による画像の記録のONかOFFかの信号をダミーデータとして生成・挟込する印刷装置
【0009】
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の印刷装置において、前記調整手段が、複数色の画像の画像データが展開される画像メモリと、前記ずれ量に応じて、該画像メモリにおける、特定の色の画像の画像データの配置を変更する変更手段とを含むものであることを特徴とする印刷装置である。
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る印刷装置の一例を示す図であり、図2は同印刷装置の主要部のブロック図である。図1において、本実施の形態における印刷装置は、各々2色ずつの多色印刷を行える第1印刷ユニット1および第2印刷ユニット2と、第1印刷ユニットに印刷用紙を供給する給紙部3と、第1印刷ユニット1から第2印刷ユニット2へ印刷用紙を搬送する中間搬送部4と、第2印刷ユニット2から印刷用紙を排出する排紙部5とを備える。
【0010】
また図2に示すように、印刷装置の各部は制御手段6と電気的に接続されている。この制御手段6は、図示しない入力手段や記憶手段などを備えたマイクロコンピュータであり、操作者の指示に従って予め定めた手順に基づき印刷装置を制御するものである。一方、制御手段6は、LAN等を通じてDTP(Desk-Top-Publishing)装置等からなる外部の画像データ作成装置7、条件入力部8、ずれ量入力部9とも接続されている。なお、条件入力部8およびずれ量入力部9は制御手段6に含まれることでもよい。画像データ作成装置7からはRIP(Raster-Image-Processing)処理済みの画像データ(ランレングスデータ)が制御手段6に送られる。制御手段6は画像データを受け取ると、後述する条件入力部8やずれ量入力部9から入力されるデータを参照してダミーデータを作成し、該ダミーデータと画像データとをビーム照射手段23に対して選択的に供給する。
【0011】
図1に戻って、第1印刷ユニット1は、その周面に2つの印刷領域に対応する印刷版を保持可能な版胴10と、前記印刷版に対し製版を行う製版手段11と、対応する各印刷領域に湿し水を供給する2つの湿し水供給手段12a、12bと、対応する各印刷領域にインキを供給する2つのインキ供給手段13a、13bと、前記版胴と同じ径を有し前記版胴に当接するブランケット胴14と、前記版胴の1/2の径を有し、その周面に1枚の印刷用紙を保持可能であり、前記ブランケット胴に当接する圧胴15と、この圧胴15に対し印刷用紙を供給および排出するための給紙胴16および排紙胴17とからなる。
【0012】
図4は、版胴10の模式的断面図である。この図に示すように、版胴10周面には、回転軸に関して互いに対称な関係で配置された1組の胴溝(第1胴溝110、第2胴溝120)が形成されている。各胴溝110、120内には、くわえ手段112、114、122、124が、版胴10の周面方向および軸方向に関して位置調整可能に設置される。くわえ手段112、124により1枚目の印刷版(印刷版Pk)がその印刷面が外側を向いた状態で保持され、くわえ手段122、114によって2枚目の印刷版(印刷版Pc)が同様にその印刷面が外側を向いた状態で保持される。なお、これら2枚の印刷版Pk、Pcは異なる色の印刷領域に対応している。すなわち、印刷版Pkはブラック(K)の印刷領域に、印刷版Pcはシアン(C)の印刷領域に対応している。なお、異なる色の2つの印刷領域を有する1枚の印刷版を保持することで、実質的に1つの版胴上に2つの印刷領域を設けるようにしてもよい。また、この印刷装置の版胴10は、印刷版を固定することにより画像が形成可能な印刷面を有しているが、版胴10の外周面自体を画像形成が可能な印刷面としてもよい。
【0013】
再び図1に戻って、製版手段11は、前記版胴10へ未露光印刷版を供給するとともに前記版胴10から使用済みの印刷版を回収する給排版手段20と、版胴10上の未露光印刷版に対しon/off制御したビームにより走査して画像を形成する画像形成手段21と、前記画像形成手段21により画像が形成された印刷版を現像処理する現像手段22とからなる。
【0014】
前記給排版手段20は、シート状の未露光印刷版と使用済み印刷版とを各々格納可能なカセットを有し、複数の搬送ローラやガイド部材等からなる搬送手段により当該カセットと前記版胴10との間で印刷版を搬送するものである。
【0015】
図3は前記画像形成手段21の概要を示す図である。図3に示すように、前記画像形成手段21は、画像データに応じてビームをon/off制御し、前記版胴10上の印刷版Pに対し照射可能なビーム照射手段23と、ビーム照射手段23を前記版胴10の回転軸に沿う副走査方向に平行移動させるボールネジ手段24と、プーリ及びベルトを介して前記ボールネジを回転駆動させるボールネジ駆動手段25とからなる。一方版胴10は、版胴10の一端に設けられたプーリ26をベルトにより回転駆動する回転駆動手段27により回転駆動されることにより回転する。そして回転駆動手段27の回転軸には、回転を非伝達にすることが選択可能なクラッチ28が備えられている。この実施の形態では、前記版胴10を回転させるとともに前記ビーム照射手段23を副走査方向に連続的に移動させることで、前記版胴10上をスパイラル状に走査することができる。また、照射手段23を副走査方向にステップ送りさせて、版胴10上を輪切り状に走査することもできる。
【0016】
ビーム照射手段23の主走査位置は、版胴10の回転軸に取り付けられた図示しないロータリーエンコーダからの信号によって生成される画素クロックによって検出される。第1胴溝110(図4)の中央位置がビーム照射手段23に対向したときに版胴10が主走査位置の原点にあるとする。
【0017】
また、ビーム照射手段23の副走査位置は、ボールネジ手段24を回転駆動するボールネジ駆動手段25のパルス信号によって検出される。
【0018】
なお、主走査位置の原点および副走査位置の原点が上記位置に限定されないことは言までもない。
【0019】
なお、版胴10を印刷時に回転させる場合は、前記クラッチ28により前記版胴10と回転駆動手段27との連結を切り離し、前記版胴10を図示しない印刷用駆動手段により他の胴と同期して回転させる。
【0020】
前記ビーム照射手段23は、副走査方向に直列した120個のLED素子を各々個別に発光制御することで同時に120ラインのビームにより走査可能なマルチチャンネル構成である。なお本実施の形態では、LED素子の発光制御により画像を形成するが、半導体レーザやガスレーザ等のレーザビームを変調器によりon/off変調して画像を形成するようにしてもよい。なお、熱感応型の印刷版に対しては、所望の加熱手段により画像を形成することも可能である。
【0021】
図1に戻って、現像手段22は、処理液を貯留した処理液槽と当該処理液内に一部が浸漬した状態で配置した塗布ローラとからなり、塗布ローラを版胴10に当接させることで前記処理液を汲み上げて前記印刷版面に供給するものである。この実施の形態では、各処理液槽および塗布ローラは現像および定着のために2組を有し、各々が独立して前記版胴10に対し接離するように昇降機構が設けられている。なお印刷版の種類によっては現像手段が不要な場合も考えられる。
【0022】
湿し水供給手段12a、12bは、前記版胴10上の異なる印刷領域に対しそれぞれ選択的に湿し水を供給するための手段であり、湿し水を貯えた水舟と、この水舟から湿し水を汲み上げて前記印刷版面上に供給する複数の湿し水ローラとからなる。この湿し水ローラのうち少なくとも前記印刷版面と当接するローラは、カム機構等により前記版胴10に対し当接または離間するように構成されており、前記版胴10上の対応する印刷領域にのみ選択的に湿し水を供給することができる。この実施の形態のように、湿し水供給手段12a、12bは各印刷色毎に個別に設けるのが好ましいが、これは湿し水に対するインキの混入を考慮するためである。なお版面と非接触な噴霧式等の湿し水供給手段を採用して各版胴10毎に湿し水供給装置を1個で兼用するようにしてもよい。
【0023】
インキ供給手段13a、13bは、前記湿し水供給手段12a、12bにて湿し水が供給された版胴10上の異なる印刷領域に対しそれぞれ選択的にインキを供給するための手段であり、インキを貯えたインキ壺と、このインキ壺からインキを取り出して前記印刷版面上に供給する複数のインキローラとからなる。このインキローラのうち少なくとも前記印刷版と当接するローラは、カム機構等により前記版胴10に対し当接または離間するように構成されており、前記版胴10上の対応する印刷領域に対し選択的にインキを供給することができる。なお、この実施の形態におけるインキ供給手段13a、13bのインキの色は、K(ブラック)およびC(シアン)である。
【0024】
ブランケット胴14は前記版胴10と同じ径であり、その周面にインキ画像を転写するためのブランケット面を備える。このブランケット面には前記版胴10上の印刷版からK色およびC色に対応するインキ画像が転写される。なお、ブランケット胴14の周囲には当該ブランケット面を洗浄するためのブランケット洗浄手段29も備えられている。
【0025】
圧胴15は、前記版胴10の1/2の径を有しており、その周面に図示しない1組の咥え手段が設けられている。従って圧胴15の周面には、前記版胴の1印刷領域に対応する大きさの印刷用紙を1枚保持することができる。なお、この圧胴15の咥え手段は、後述する給紙胴16から印刷用紙を隔回転毎に受け取り、後述する排紙胴17に対し印刷用紙を隔回転毎に受け渡すように開閉動作する。 給紙胴16および排紙胴17は、圧胴15と同径で、各々その周面に印刷用紙を保持するための図示しない1組の咥え手段を備えている。給紙胴16および排紙胴17はいずれも圧胴15と同期して回転しており、各胴の咥え手段と圧胴15の咥え手段とが対向するよう位相が設定されている。この給紙胴16および排紙胴17の咥え手段も前記圧胴15が2回転する毎に印刷用紙の供給および排出を行えるように開閉動作する。
【0026】
上記第1印刷ユニット1では、前記ブランケット胴14の径と圧胴15の径との差異に基づいて、圧胴の1回転毎にK色またはC色の印刷が交互に行われる。従って、圧胴15が印刷用紙を保持したまま2回転すると、印刷用紙上に2色印刷が行える。なお、ここで言う「圧胴が印刷用紙を保持したまま2回転する」とは、圧胴15上の印刷用紙がブランケット胴14から2色分のインキ画像を順次連続して転写するような回転動作を表すものであり、印刷用紙を保持した状態で厳密に360度×2の角度の回転をすることを意味するものではない。例えば本実施の形態では圧胴15に対する給紙胴16および排紙胴17の配置角度が約120度離れているので、圧胴15が給紙胴16から印刷用紙を受け取った瞬間から、360度+240度回転した時点で圧胴15から印刷用紙が排出される。
【0027】
第2印刷ユニット2についても基本的に第1印刷ユニットと同じ構成なので、図1には同じ符号をつけておいて説明を省略する。ただし第2印刷ユニット2の湿し水供給手段は12c、12d、インキ供給手段は13c、13dとする。なお本実施の形態では、インキ供給手段13c、13dの供給するインキの色は、M(マゼンタ)およびY(イエロー)である。
【0028】
給紙部3は、未印刷の印刷用紙を積載する給紙台30と、給紙台30上に積載された印刷用紙の最上部の印刷用紙を1枚だけ分離して取り出す分離手段31と、分離手段31により分離された印刷用紙を搬送する搬送コンベア32とからなる。
【0029】
給紙台30は、シート状の印刷用紙を積み上げて載置可能な台状の部材であり、積載された印刷用紙の最上部位置が常に一定になるように、印刷用紙の減少とともに上方へ上昇するように構成されている。分離手段31は、最上部の印刷用紙を図示しない吸着盤にて吸着保持し、圧縮空気を吹きつけて印刷用紙をさばいて分離するよう構成されており、前記吸着盤が受け取った印刷用紙は前記搬送コンベア32を介して前記給紙胴16に供給される。なお、この分離手段31の印刷用紙の分離供給動作は、前記給紙胴16の隔回転毎に行われる。
【0030】
中間搬送部4は、第1印刷ユニット1の圧胴15と第2印刷ユニットの圧胴15との間で印刷用紙を受け渡すものであって、前記第1印刷ユニット1の排紙胴17と第2印刷ユニット2の給紙胴16と3つの渡し胴40とから構成されている。各渡し胴40は各々圧胴の2倍の径を有しており、その周面には180度対向した位置に2組の図示しない咥え装置が備えられている。そして各渡し胴40の咥え手段と前記排紙胴17および給紙胴16の咥え手段とは、印刷用紙を受け渡せるように互いに対向する位相にあって同期して開閉するように構成されている。
【0031】
なお、前述のように圧胴15は2回転するごとに2色の多色刷り印刷を行うため、圧胴の2倍の径の渡し胴40を用いる場合は、その周面には1組の咥え手段のみを設けるようにしてもよい。すなわち、この場合は各渡し胴40はその周面の半分だけを印刷用紙の搬送に用いることになる。ただし、本実施の形態における印刷装置では、各圧胴が1回転するだけの片面2色印刷機能を備えるため、各渡し胴40には咥え手段を各々2組設けてある。
【0032】
排紙部5は、前記第2印刷ユニット2の排紙胴17から印刷用紙を受け取るチェーン排出手段50と、前記チェーン排出部50で取り出され、排出された印刷用紙を積載する排出台51とからなる。
【0033】
チェーン排出手段50は、複数のプーリ間に掛け渡され同期して回転する2組の無端状チェーンと、このチェーン間に渡された複数の咥え手段とからなる。前記無端状チェーンは前記排出胴17と同期して回転し、チェーン排出手段50に設けられた咥え手段は前記排出胴17の咥え手段と対向する位置で開閉して前記排出胴から印刷用紙を受け取るように構成されている。またチェーン排出手段50の咥え手段は、排出台51の上方にて印刷用紙を解放することで印刷用紙を排出台51上に排出することができる。排出台51は、印刷の終了した印刷用紙を積載するための台状部材であって、印刷用紙の排出量に従って昇降手段により順次下降するように構成されている。
【0034】
以下、本発明の主題たる印刷版に対する画像形成について説明する。ここでは、第1印刷ユニット1の版胴に装着されたK版、C版に対する画像形成に関してのみ説明する。第2印刷ユニットの版胴に装着されたY版(マゼンタ)、M版(マゼンタ)についても同様の手段で同様の手順を踏んで画像形成が行われるのでこれらの版については説明を省略する。
【0035】
図5は、先に図4を用いて説明した版胴10の表面100の展開図である。くわえ手段112、114、122、124等、細かい構成については図示していない。版胴10の表面11は大きく分けて5つの領域からなっている。すなわち、光ビームを照射して画像形成を行うことが可能な2個の領域(第1、第2画像形成可能領域103、105)と、光ビームを照射すること自体が禁止される3個の領域(第1、第2、第3画像形成禁止領域102、104、106)からなっている。
【0036】
第1画像形成禁止領域102は、第1胴溝110の半分とくわえ手段112が位置する領域である。第2画像形成禁止領域104は、第2胴溝120の全部と、くわえ手段124、122が位置する領域である。第3画像形成禁止領域106は、第1胴溝110の残り半分とくわえ手段114とが位置する領域である。なお、画像形成禁止領域には印刷版のくわえ端もかかっている。仮に、ビーム照射手段23によってこれらの画像形成禁止領域102、104、106に向けて光ビームが照射されると、胴溝110、120に設置されたくわえ手段等の構造物によって乱反射が起こる。乱反射した光ビームが印刷版に当たるとその印刷版上に形成される画像の品質が低下するので、本印刷装置では、ビーム照射手段23がこれらの禁止領域102、104、106に対向するときには、レーザビームの照射を禁止する制御が行われる。
【0037】
画像形成可能領域103、105はビーム照射手段23によるビーム照射し、これらの領域に装着された印刷版Pk、Pcに対し画像形成を行うことが可能な領域である。なお、図5に示すように、第1画像形成可能領域103に装着される印刷版Pkに対しては、画像データに基づいてK版の画像(第1画像103a)が形成される。同様に、第2画像形成可能領域105に装着される印刷版Pcに対しては画像データに基づいてC版の画像(第2画像105a)が形成される。第1画像103aと第2画像105aとは、印刷版Pk、Pcが版胴10上に装着されたとき回転軸に関して対称となるように振り分けられて画像形成される。画像データに基づく画像形成が行われない画像形成可能領域(第1画像103a以外の第1画像形成可能領域103、第2画像105a以外の第2画像形成可能領域105)に対しては、印刷版Pk、Pcがポジタイプであるときには焼き飛ばしが行われる。焼き飛ばしが行われた領域は全面がインクをはじく性質(撥油性)を持つようになるので、印刷工程において余分なインキが付着することがない。なお、ネガタイプである場合には焼き飛ばしは行われない。
【0038】
この印刷装置では、画像データ作成装置7からのデータ転送とビーム照射手段23による画像形成とが並行して行われる。すなわち、画像データ作成装置7からは第1、第2画像103a、105aに相当する画像データのみが転送されてくるだけで、図5に示したような、版胴10表面の所望位置に割り付けられた画像データが送られてくるわけではない。この印刷装置では、転送制御手段60が、第1画像103aと第2画像105aの画像データをビーム照射手段23に転送する間に、適切なタイミングでダミーデータを混入させることにより、印刷版Pk、Pc上の正確な位置に第1、第2画像103a、105aがそれぞれ画像形成されるようにしている。
【0039】
これを図6を併用して説明する。図6は、画像形成に関する機能的ブロック図である。転送制御部60は、制御手段6の画像データ転送に関わる機能のみを抽出したものである。転送制御部60は、転送メモリ61、ダミーデータ設定部62、ダミーデータ入力部63からなり、画像データ作成装置7から供給される画像データと、ダミーデータ入力部63から供給されるダミーデータとを選択的にビーム照射手段23に送出する手段である。
【0040】
転送メモリ61は先入れ先出しメモリであり、画像データ作成装置7によって書き込まれる画像データを、書き込まれた順番で順次読み出して、ビーム照射手段23に供給する手段である。なお、転送メモリ61からの画像データの読みだしは、ダミーデータ入力部63からの画像データ開始/停止信号に基づいて制御される。
【0041】
ダミーデータ設定部62は、条件入力部8から与えられる設定データ(印刷版がネガタイプかポジタイプかを示す情報、画像データ作成装置7から供給される画像データの画像サイズなど)やずれ量入力部9から与えられる調整データ(第2画像105aのずれ量を示す情報など)、内部メモリ62aが記憶するこの印刷装置に固有の固有データ(版胴10の周方向長さ、画像形成禁止領域102、104、106の座標、画像形成可能領域103、105の座標など)に基づいてダミーデータ設定情報を作成し、ダミーデータ入力部63に設定する手段である。
【0042】
ダミーデータ入力部63は、ダミーデータ設定部62によって設定されたダミーデータ設定情報に基づいて、ビーム照射手段23の現在走査位置に応じたダミーデータを作成してビーム照射手段23に供給する。なお、この現在走査位置は、主走査位置については主走査原点からの画素数を単位としており、副走査位置については副走査原点からの走査線数が単位である。ダミーデータを供給するときは、転送メモリ61からの画像データの読みだしを停止させる必要があるので、この時は画像データ停止信号を転送メモリ61に供給する。また、ダミーデータの供給を停止するときは、画像データ開始信号を転送メモリ61に供給し転送メモリ61からの画像データの読みだしを再開させる。
【0043】
ダミーデータ設定部62がダミーデータ入力部63に設定するダミーデータ設定情報について説明する。該情報は、走査線毎に、画像形成禁止領域の開始/終了位置、焼き飛ばし領域の開始/終了位置、画像形成領域の開始/終了位置、を指定するための情報である。
【0044】
図5の走査線L1を例にとって説明する。走査線L1では、主走査原点Y0からY11までの領域、Y14からY15までの領域、Y18から主走査原点Y0までの領域が画像形成禁止領域であるので、ダミーデータ設定部62は、これらY0、Y11、Y14、Y15、Y18の座標か、あるいは各画像形成禁止領域102、104,106の長さに相当する画素数のいずれかをこの走査線L1についての画像形成禁止領域に関するダミーデータ設定情報として、ダミーデータ入力部63に設定する。同様に、Y11からY12までの領域と、Y13からY14までの領域、Y15からY16までの領域、Y17からY18までの領域が焼き飛ばし領域とされ、これらY11、Y12、Y13、Y14、Y15、Y16、Y17、Y18の座標か、あるいは各焼き飛ばし領域の長さに相当する画素数のいずれかがこの走査線L1についての焼き飛ばし領域に関するダミーデータ設定情報としてダミーデータ入力部63に設定される。また、Y12からY13までの領域と、Y16からY17までの領域が画像形成領域とされる。
【0045】
ダミーデータ入力部63は、ダミーデータ設定部62によって設定されたダミーデータ設定情報とビーム照射手段23の現在走査位置とを比較して画像データ開始/停止信号とダミーデータとを送出する。
【0046】
すなわち、処理対象の走査線の現在走査位置が画像形成禁止領域に含まれるようになったときに、画像データ停止信号を転送メモリ61に送るとともに、OFFの信号をダミーデータとして、その領域が走査されている間、連続してビーム照射手段23に送出する。
【0047】
また、現在走査位置が焼き飛ばし領域に含まれるようになったときに、画像データ停止信号を転送メモリ61に送るとともに、印刷版がポジタイプであるかネガタイプであるかに応じてONかOFFの信号をダミーデータとして、その領域が走査されている間、連続してビーム照射手段23に送出する。
【0048】
現在走査位置が画像領域に入ったら画像データ開始信号を転送メモリ61に送り、転送メモリ61からの画像データの転送を開始させる。このときダミーデータは送出されない。
【0049】
図7に本印刷装置による印刷作業の流れを示す。
【0050】
本印刷装置の特徴は、出力した印刷物に見当ずれが生じていても、調整により容易にそれを解消できる点にある。
【0051】
最初に、設定データが条件入力部8からダミーデータ設定部62に対して入力される(ステップS.10)。設定データは、版胴10に装着される印刷版Pk、Pcのネガ/ポジの別を示す情報、印刷版に形成する画像(第1画像103a、第2画像105a)のサイズなどを含んでいる。
【0052】
ダミーデータ設定部62は、その内部メモリ62aに固有データとして版胴10の周長や画像形成禁止領域102、104、106の座標、画像形成可能領域103、105の座標などを記憶しており、これらの固有情報と条件入力部8からの設定情報とに基づいて、先述のダミーデータ設定情報を生成する(S.20)。
【0053】
具体的には、まず、第1画像103aと第2画像105aが版胴10の回転軸を中心に対称に形成されるように、版胴表面11における第1画像103aと第2画像105aの配置位置を定める。これにより、各走査線において画像記録の開始座標と終了座標が定まる。たとえば、走査線L1についてはY12、Y13、Y16、Y17の座標が定まる。
【0054】
次に、焼き飛ばし領域についてのダミーデータ設定情報を作成する。焼き飛ばし領域は画像形成領域以外の画像形成可能領域である。画像形成可能領域の座標はダミーデータ設定部62の内部メモリ62aが予め記憶している。したがって、画像形成領域が定まることにより、焼き飛ばし領域は決定される。これにより、焼き飛ばし領域についてのダミーデータ設定情報(たとえば走査線L1おけるY11、Y14、Y15、Y18の座標またはY11からY12までの領域の長さに相当する画素数、Y13からY14までの領域の長さに相当する画素数、Y15からY16までの領域の長さに相当する画素数、Y17からY18までの領域の長さに相当する画素数)が決定される。あとは、装着される印刷版のタイプに応じて、この焼き飛ばし領域をすべてONあるいはOFFとする。
【0055】
このようにして作成されたダミーデータ設定情報をダミーデータ入力部63に設定することによって、初期設定が完了する。
【0056】
次に、試し刷りが行われる(ステップS.30)。
【0057】
印刷装置は、初期設定にしたがって版胴10上の印刷版に画像形成を行い、該印刷版を用いて印刷用紙に印刷を行う。
【0058】
次に、印刷物に刷り重ねられる各色版の画像に付されたレジスターマークの間隔を測定することにより、印刷物の見当ずれの量を測定する(ステップS.40)。見当ずれの量の測定は、作業者によって行われる。作業者は、見当ずれの量を調整データとしてずれ量入力部9に入力する(ステップS.50)。
【0059】
なお、光学的読取装置を、排紙部5の排紙台51近傍に、印刷物の印刷面に対向させて配置し、該光学的読取装置を用いて、印刷物上各色画像間のレジスターマークの間隔を測定することにより印刷物の見当ずれの量を自動的に測定するようにしてもよい。この場合、光学的読取装置がずれ量入力部9として作用する。 なお、ずれ量は第1画像103aに対する第2画像105aのずれ量として規定される。したがって、第2画像105aが第1画像103aに対して主走査方向(Y方向)にずれている場合にはその補正量を「−y」(yは必要な補正量)と入力し、反対に主走査方向と逆方向(−Y方向)にずれている場合には「+y」(yは必要な補正量)と入力する。
【0060】
次に、ダミーデータ設定部62は、ずれ量入力部9から入力された調整データに基づいてすべての走査線についてのダミーデータ設定情報を修正し、該修正したダミーデータ設定情報をダミーデータ入力部63に再設定する(ステップS.60)。走査線L1を例にとると、第2画像105aが主走査方向の逆方向にずれていて補正量として「+Δy」が入力されていた場合には第2画像105aの画像形成開始座標Y16、画像形成終了座標Y17のそれぞれにΔyを加算した座標を新たなY16、Y17とする。走査線L1以外の走査線についても同様の処理が行われる。このようにして、すべての走査線についてダミーデータ設定情報を修正し、該修正した情報をダミーデータ入力部63に再設定する。
【0061】
なお、ここでは、第2画像105aの画像形成位置を調整したが、第1画像103aの画像形成位置を調整することにより見当ずれを解消しても良い。この場合には、第1画像103aの画像形成開始座標Y12、画像形成終了座標Y13のそれぞれに補正量が加算され、ダミーデータ設定情報が修正される。
【0062】
つぎに本刷りが行われる(ステップS.70)。版胴10に対して新しい印刷版Pk、Pcが装着され、画像形成手段は修正設定されたダミーデータ設定情報に基づき新しい印刷版Pk、Pcに対して画像形成を行う。印刷版Pcに対し主走査方向位置が修正された第2画像105aが形成される。新たに画像形成された印刷版Pk、Pcを用いて印刷用紙に印刷する。今度は見当ずれのない高品質な印刷画像を得ることができる。
【0063】
なお、通常、先述の内部メモリ62aが記憶する固有データは変更されることがない。しかし、使用する印刷版のサイズを変更するような場合には、くわえ手段112、114、122、124(図4)の位置を主走査方向または副走査方向に移動させる必要がある。これにより画像形成禁止領域の位置および/または大きさが変化する。したがって、このような場合には、図示しない入力手段を用いて内部メモリ62aの記憶内容を書替える。
(変形例)
【0064】
先述した実施の形態では、印刷版に対する画像形成が画像データ作成装置7からの画像データ供給と並行して行われた。このようにすれば、画像データを供給する側は、印刷装置固有のデータを意識せずに画像データを供給することができる。
【0065】
しかし、本発明はそれに限定されるものではない。ビーム照射手段への画像データ供給は、たとえば、図8に示すような形態で行ってもよい。この場合には、画像データ作成装置7からの画像データの供給と印刷版への画像形成とを別々に行うことができる。
【0066】
第8図は本発明に係る印刷装置の制御部6の画像転送に関わる部分のみを抽出し、周辺手段との関連を示すものである。
【0067】
画像データ供給部64は、第2図に示す制御手段6のうちの画像転送に関わる部分であり、画像メモリ65と、画像データ配置部66と、データ記憶部67とからなっている。
【0068】
画像メモリ65は、複数色分の画像データを記憶できるだけの容量を少なくとも有する。この画像メモリ65には、ビーム照射手段23による画像形成が開始される前に、画像データ作成装置7から複数色分の画像データが予め送り込まれている。
【0069】
画像メモリ65に記憶される複数色分の画像データは、まだ適正に割り付けられていない。画像データ配置部66は、画像メモリ65内の画像データにダミーデータを付加して適切に割り付ける。
【0070】
データ記憶部67は、画像データ配置部66が画像メモリ65内の画像データを適切に割り付けるために必要な情報を画像データ配置部66に供給する手段である。
【0071】
データ記憶部67は、機能的に3つのブロック(固有データ保持部67a、設定データ保持部67b、調整データ保持部67c)からなる。
【0072】
固有データ保持部67aは、本印刷装置に固有のデータ(版胴10の周方向長さ、画像形成禁止領域12、14、16の座標、画像形成可能領域13、15の座標など)を保持する手段である。
【0073】
設定データ保持部67bは、条件入力部8から供給される設定データ(印刷版がネガタイプかポジタイプかを示す情報、画像データ作成装置7から供給される画像データの画像サイズなど)を保持する手段である。
【0074】
調整データ保持部67cは、調整データ(第2画像105aのずれ量を示す情報など)を保持する手段である。
【0075】
版胴10には、2枚の印刷版Pk、Pcが固定され、印刷版PkにはK版の画像に対応する第1画像103aが形成され、印刷版Pcには第2画像105aが形成されるとする。
【0076】
この変形例を用いる印刷作業手順について図9を用いて説明する。
【0077】
最初に、条件入力部8から、設定データ保持部67bに設定データを入力する(ステップS.110)。
【0078】
次に、複数色分の画像データを画像データ作成装置7から画像メモリ65に読み出す(ステップS.120)。
【0079】
次に、画像データ配置部66は、固有データ保持部67aが記憶する固有データと設定データ保持部67bが記憶する設定データとに基づいて、刷り重ねが行えるように第1画像103aと第2画像105aの画像データを適切に配置するとともに、焼き飛ばしと強制消灯が行えるように画像メモリ65内の画像データにダミーデータを付加する(ステップS.130)。
【0080】
このようにして、画像データの配置とダミーデータの付加が行われた後、ビーム照射手段23は、画像メモリ65から画像データおよびダミーデータを走査線順位で読みだし、図5に示すような配置で版胴10上の印刷版Pk、印刷版Pcに第1画像103aと第2画像105aを形成する。印刷装置はこれらの印刷版Pk、印刷版Pcを用いて印刷用紙に試みの印刷を行う(ステップS.140)。
【0081】
印刷用紙に対する印刷が完了したら、印刷物の測定が行われる。すなわち、印刷用紙上の第1画像103aに対する第2画像105aのずれ量が測定され(ステップS.150)、調整データとしてずれ量入力部9から調整データ保持部67cに入力される(ステップS.160)。
【0082】
次にステップS.170に進む。
【0083】
画像データ配置部66は、固有データ保持部67aが記憶する固有データに基づいて画像形成禁止領域102、104、106に相当する画素の画像データをoffにする。調整データ保持部67cが記憶する調整データに基づいて第2画像105aの位置を配置し直す。また、第1画像103aも第2画像105aも配置されない画像形成可能領域に相当する画素の画素データを、焼き飛ばし領域として、使用される印刷版のタイプに応じてonまたはoffにする。
【0084】
版胴10に新しい印刷版を装着する。そして、ステップS.70で再配置された画像データとダミーデータとに基づいて、ビーム照射手段23による画像形成を行う。また、新たに画像形成された印刷版を用いて印刷用紙に本印刷をする(ステップS.180)。
【発明の効果】
本発明による印刷装置では、入力手段によって入力されたずれ量に基づいて、特定の色の画像形成位置のみを調整することができるので、複数色の画像が適正に刷り重ねられないことにより生じる見当ずれが印刷物に発生していても、容易に解消することができる。
【0085】
また、予め入力されたダミーデータ設定情報に基づいてレーザ照射または加熱を選択的に行うためのダミーデータをずれ量に応じた長さに調整して作成し、前記周方向に並んだ状態で作成される各画像データの前後に挟入することで主走査方向のずれを解消した印刷物を作成しているので、簡単な装置構成により印刷物の見当ずれを解消できる。
【0086】
請求項3の発明では、簡易な構成により、特定の色の画像の印刷面に対する形成位置を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に用いる印刷装置の一例を示す図。
【図2】 前記印刷装置のブロック構成を示す図。
【図3】 前記印刷装置におけるける画像形成手段の概要を示す図。
【図4】 版胴断面の模式図。
【図5】 版胴表面の展開図。
【図6】 画像形成に関わる手段のブロック図。
【図7】 印刷作業を示すためのフローチャート。
【図8】 変形例に係る画像形成に関わる手段のブロック図。
【図9】 変形例に係る印刷作業を示すためのフローチャート。
【図10】 印刷工程を示すための模式図。
【符号の説明】
1 第1印刷ユニット
2 第2印刷ユニット
3 給紙部
4 中間搬送部
5 排紙部
6 制御手段
7 画像データ作成装置
8 条件入力部
9 ずれ量入力部
10 版胴
11 製版手段
20 給排手段
21 画像形成手段
23 ビーム照射手段
24 ボールネジ手段
25 ボールネジ駆動手段
27 回転駆動手段
60 転送制御部
61 転送メモリ
62 ダミーデータ設定部
63 ダミーデータ入力部
64 画像データ供給部
65 画像メモリ
66 画像データ配置部
67 データ記憶部
100 版胴10の表面
102 第1画像形成禁止領域
103 第1画像形成可能領域
103a第1画像
104 第2画像形成禁止領域
105 第2画像形成可能領域
105a第2画像
106 第3画像形成禁止領域
110 第1胴溝
120 第2胴溝
Pk 印刷版
Pc 印刷版

Claims (3)

  1. 複数色分の画像を周方向に並んだ状態で形成可能な印刷面を有する版胴と、
    前記版胴を回転駆動する回転駆動手段とを備え
    複数色分の画像の画像データに基づいて版胴上の印刷面に複数の画像を周方向に並んだ状態で形成し、形成した画像上に供給したインキを被印刷物に対して順次重ねて転写することで多色印刷を行う印刷装置であって、
    前記版胴を回転させつつ、画像データに基づいて前記版胴上の印刷面を選択的にレーザ照射しまたは加熱することによって、前記版胴上の印刷面に複数色分の画像を版胴の周方向を向く走査方向に配列させて形成する画像形成手段と、
    前記印刷物に対して重畳転写された複数の画像間の版胴の周方向を向く主走査方向のずれ量を入力する手段と、
    特定の色の画像の画像データに基づく、前記印刷面における画像形成位置を、前記入力されたずれ量に応じて調整する調整手段とをさらに有し、
    前記調整手段は、予め入力されたダミーデータ設定情報に基づいて前記レーザ照射または加熱を選択的に行うためのダミーデータを前記ずれ量に応じた長さに調整して作成し、前記周方向に並んだ状態で作成される各画像データの前後に挟入するダミーデータ生成・挟入手段を含むことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ダミーデータ設定情報は、印刷版のタイプ、画像形成禁止領域の位置、焼き飛ばし領域の位置、画像形成領域の位置のいずれかを含み、前記ダミーデータ生成・挟入手段は、ダミーデータ設定情報に基づいて前記レーザ照射または加熱による画像の記録のONかOFFかの信号をダミーデータとして生成・挟込する請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記調整手段は、複数色の画像の画像データが展開される画像メモリと、前記ずれ量に応じて、該画像メモリにおける、特定の色の画像の画像データの配置を変更する変更手段とを含むものであることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
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