JP3768560B2 - 画像処理装置および方法 - Google Patents

画像処理装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3768560B2
JP3768560B2 JP08152695A JP8152695A JP3768560B2 JP 3768560 B2 JP3768560 B2 JP 3768560B2 JP 08152695 A JP08152695 A JP 08152695A JP 8152695 A JP8152695 A JP 8152695A JP 3768560 B2 JP3768560 B2 JP 3768560B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
pixel
image data
extraction
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08152695A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08278876A (ja
Inventor
健一 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP08152695A priority Critical patent/JP3768560B2/ja
Priority to US08/627,567 priority patent/US6549657B2/en
Publication of JPH08278876A publication Critical patent/JPH08278876A/ja
Priority to US10/291,496 priority patent/US7103221B2/en
Priority to US11/227,148 priority patent/US7424152B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3768560B2 publication Critical patent/JP3768560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はハードコピー画像等を出力するための画像処理装置及び方法に関し、例えば画像を再現するコマンド群が予め決められており、決められたコマンドの組み合わせで出力画像を再生し出力して出力画像品位の向上を可能とした画像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、コンピュータ等から文書をハードコピーとして紙などに出力しようとする場合、一旦文書情報を画像情報を記述するコマンド群に置き換え、そのコマンドを、コマンドインタプリタと呼ばれるコマンド解釈部に転送し、インタプリタがこのコマンドを解釈してビットマップイメージに展開し、展開された画像をハードコピー装置に送り、最終的なハードコピー出力を得るという方式が取られることが多い。
【0003】
このようなコマンド体系はページ記述言語(PDL)と呼ばれ、代表的なものとしてはPostScript(登録商標)やCapsl(登録商標)といったものが広く利用されている。
この従来のシステムの構成例を図9に示す。図9において、801はハードコピー出力を指定するホストコンピュータ、802はPDLインタプリタ部、803はビットマップメモリ、804は 二値化回路、805はプリンタ、806は全体制御を司るコントローラ部である。
【0004】
ホストコンピュータ801は出力するべきデータをPDLのコマンドとして802のインタプリタ部802へ転送する。PDLインタプリタ部802はホストコンピュータ801より受け取ったコマンド群を解釈してビットマップイメージに展開して、展開したラスタイメージデータをビットマップメモリ803に書き込む。
【0005】
インタプリタ部802はホストコンピュータ801から送られてきたすべてのコマンドについてのラスタ展開が終了するとコントローラ部806に処理の終了を通知する。コントローラ部806はその処理の終了通知を受け取ると、ビットマップメモリ803に記憶されているビットマップデータをプリンタ部805へ転送し、ハードコピー画像の出力を行う。
【0006】
ここで、ビットマップメモリ803のデータは一般的に1画素当たり8ビット(256階調)程度の情報を持っているため、プリンタ部805がインクジェット方式のような一画素について白か黒かの二値しか表現できないようなものであった場合には上記動作を行うわけにはいかず、二値化回路804で二値の1ビット情報に変換した後にプリンタ部805に出力することになる。
【0007】
従来のこのような構成において、例えば図10に示すような画像を出力する場合を考える。
図10中、901は銀塩写真をスキャナで読み取ったような連続階調画像、902はワードプロセッサ等で入力された文字情報、903、904は表計算ソフト等で作られる円グラフや折れ線グラフである。
【0008】
これらの異なる特性を持つ画像が一枚の画面中に混在している場合には、図8に示す二値化回路804で8ビットデータを1ビットデータに変換する時の処理方法により以下のような不都合が生じる。
(1)256階調のうち128以上を「1」とし、127以下を「0」というように単純に二値化してしまうと連続階調画像部が持つ階調性が失われ、また円グラフ等でパターンを256階調の中の異なるレベルで塗り分けている場合にも「0」か「1」のどちらかに振り分けられてしまい、情報が失われてしまう。
【0009】
(2)誤差拡散法のような疑似中間調再現方式で二値化を行うと、(1)のような不都合はなくなるが逆に文字や線グラフの細い線パターンの周りに黒ドットが生じ、ぎざぎざなパターンが再現され見苦しくなってしまう。
ここでは二値のインクジェットプリンタで出力する例を示したが、このような不都合は他の方式のプリンタや、二値以上の再現能力のプリンタを用いた場合でも程度の差はあるが、同じように生じる問題である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような不都合を解消するための方法として、従来以下のようなものがあった。
(A)ビットマップメモリを二値画像用と連続階調用の二通り用意し、単純二値化に適した文字、線パターンデータを二値画像用メモリに書込み、疑似中間調二値化に適した連続階調データを連続階調用メモリに書き込む。
【0011】
出力時にはそれぞれのメモリの内容をそれぞれに適した方法で二値化した後、合成してプリンタ部より出力させる。
(B)二値化回路の前段に像域判定を設け、出力しようとしているデータが連続階調画像か文字・線パターン画増加を画素ごとに判定し、その判定結果に従って二値化回路の二値化方式を画素単位で切り替えて出力する。
【0012】
しかしこのような従来例において、
(A)の場合には、展開の対象となっているPDLコマンドを参照すれば対象画像データの種別(文字か線パターンか連続階調画像か、など)がわかるので、それに従って、ラスタイメージの格納場所を切り替えることが可能であるが、PDLインタプリタにその様な機能を持たせる必要があるので、インタプリタ部を改造しなければならなくなる。
【0013】
また(B)の場合には、ラスタイメージに展開された後の画像データに対し、ヒストグラムや近傍画素間の濃度勾配などを参照する周知の像域判別処理を行うため判定エラーが生じやすく、例えば連続階調画像部であるのに文字部であるという誤判定をしてしまうとその部分だけ単純二値化され不自然な画像が出力されてしまう。
【0014】
【課題を解決しようとする手段】
本発明は上述した課題を解決することを目的としてなされたもので、PDLインタプリタで展開されたビットマップイメージの特徴を考慮して上記目的を達成する一手段として以下の構成を備える。
即ち、予め決められた規則に従って記述された一連の命令コードを受け取り受け取った命令コードに従って画素毎のイメージデータを生成するラスタイメージ生成手段と、該ラスタイメージ生成手段で生成された画素毎のイメージデータを2次元情報として記憶するイメージ記憶手段と、1画面分の前記ラスタイメージ生成手段による画素毎のイメージデータ生成が終了した後、前記イメージ記憶手段に記憶されたイメージデータを参照して画像の種別を表わすコード情報を画素毎に抽出する抽出手段と、前記イメージ記憶手段に蓄えられたイメージデータ及び前記抽出手段により抽出されたコード情報を出力する出力手段とを備え、前記抽出手段は、複数の画素からなる領域における、値が異なるイメージデータの数、および、注目画素の値と前記注目画素周辺の画素の値との差の最大値から前記抽出を行うことを特徴とする。
【0015】
また、予め決められた規則に従って記述された一連の命令コードを受け取り受け取った命令コードに従って画素毎のイメージデータを生成するラスタイメージ生成工程と、該ラスタイメージ生成工程において生成された画素毎のイメージデータを2次元情報としてイメージ記憶手段に記憶する記憶工程と、1画面分の前記ラスタイメージ生成工程において画素毎のイメージデータ生成が終了した後、前記イメージ記憶手段に記憶されたイメージデータを参照して画像の種別を表わすコード情報を画素毎に抽出する抽出工程と、前記イメージ記憶手段に蓄えられたイメージデータ及び前記抽出工程において抽出されたコード情報を出力する出力工程とを備え、前記抽出工程では、複数の画素からなる領域における、値が異なるイメージデータの数、および、注目画素の値と前記注目画素周辺の画素の値との差の最大値から前記抽出が行われることを特徴とする。
【0016】
【作用】
以上の構成において、文字、線パターン、連続階調画像等の混在した文書中から精度良く画像種別を検出して高品位な出力画像が得られる。
【0017】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に説明する。
(第1の実施例)
図1は本発明に係る一実施例の構成の概略を示すブロック図である。図中101はホストコンピュータであり出力文書を構成するPDLコマンドを発生させる。102はホストコンピュータ101から送られたPDLコマンドを解釈してビットマップイメージに展開するPDLインタプリタ、103は展開された画像データを記憶するビットマップメモリである。104はCPUであり、インタプリタの処理が終了した時点でビットマップメモリの内容を参照し、画素単位で注目画素が文字部か線パターン部か連続階調画像部か等を判定し判定結果として生じるコード情報をコードメモリ105に画素単位で書き込む。
【0018】
106、107は展開されたビットマップイメージをプリンタ部109から出力するための二値化回路であり、二値回路106は所定のしきい値との大小関係だけで二値化を行う単純二値化回路、二値化回路107は連続階調データを疑似中間調処理して二値化する周知の誤差拡散処理回路である。
108は2つの二値化回路106、107の出力のうちどちらか一方を選択するセレクタであり、選択はコードメモリ105の内容を用いて画素単位で行われる。
【0019】
以上の構成を備える本実施例のCPU104の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。本実施例においては、ビットマップメモリ103に書き込まれているデータは1画素当たり8ビット(0〜255)で表現されているものとする。
まずステップS1でビットマップメモリ103より注目画素と注目画素近傍3×3画素の画像データを読み出す。この読み出し画像データの例を図3に示す。図3に示す様にこの画像データをa1〜a9とする。注目画素はここではa5ということになるので、ステップS2で注目画素データac にa5を代入する。
【0020】
次にステップS3で作業用変数の初期化を行う。即ち、まず3×3画素中に含まれる異なるレベルのデータの数をカウントするためのヒストグラム領域hist(j)(j=0〜255)を「0」にクリアする。続いて3×3画素領域のデータの変化量(iedg)の最大値を得るための変数iemaxを「0」にクリアする。
【0021】
続いてステップS4で(ai−ac)を計算してこの絶対値を求め、(iedg)にセットし、この(iedg)の値が(iemax)と等しいかあるいは大きい場合にはhist(ai)に1を代入する。以上の処理をi=1〜9について順次行う。以上の処理をすべて実行すると中心画素と近傍3×3画素間の差の絶対値の最大値が求められる。このため、次のステップS5でhist(j)中に含まれる1の数の総和を求める。これにより3×3画素領域に出現する異なるデータの数(inct)が求められる。
【0022】
このため、続くステップS6で得られた特徴量iemax,icntをもとにした文字・線画領域かあるいは連続階調画像領域かの判定処理を行う。例えば次の条件が当てはまる場合には注目画素は文字・線画領域であるとしてステップS6よりステップS7に進み、コード「1」を発生させる。(icode=1)そしてステップS9に進む。
【0023】
icnt<4 and iemax>128 …(1)
一方、ステップS6でicnt<4 and iemax>128でない場合には注目画素は連続階調画像部であるとしてステップS8に進み、コード「0」を発生させる。(icode=0)そしてステップS9に進む。なお、ステップS7及びステップS8のコード情報icodeは、コードメモリ105の対応する位置に書き込まれる。
【0024】
ステップS9ではすべての画素に以上の処理を実行したか否かを調べる。すべての画素に対して行っていない場合にはステップS1に戻り、次の画素を注目画素として以上の処理を行う。ステップS9でビットマップメモリ103中のすべての画素について行なった場合には、各画素に対応するコード情報をコードメモリ105に書き込み終わったことになりCPUの処理は終了する。
【0025】
以上の処理を実行することにより、コード情報及び画像データの両のデータがそろったことになりコードメモリ105に格納されたコード情報に従って画素毎にセレクタ108を制御して単純二値化回路106又は誤差拡散二値化回路107かのいずれかの出力を選択してプリンタ109に送り、コード情報に従った画像出力を行う。以上の処理の概要を以下に説明すると、ビットマップメモリ103のデータは先頭から順次読み出され、2通りの二値化回路106、107の両方で並列に二値化される。一方コードメモリ105の内容も同時に読み出されセレクタ108のセレクト信号入力に与えられる。そしてコード情報が1の場合は単純二値化回路106の出力がプリンタ109へ送られ、コード情報が0の場合は誤差拡散二値化回路107の処理の出力がプリンタ109へ送られる。
【0026】
このようにして文書画像中に混在する種々の画像の特性に合わせた高品位な出力画像が得られることになる。本実施例の以上の処理による種々の画像の混在する画像データの例を図4に示し図4における各領域の判定の行われる様子の具体例を図5に示す。即ち、図4に示す301から305の各注目画素に対し、その近傍3×3画素の画像データの実例が図5に夫々示す。
【0027】
図示の如く、305に示す連続階調画像部では、3×3画素内で異なるデータの出現する確率が高く、かつ注目画素と周辺画素間のデータの差は小さいため(1)式に当てはまらず連続階調領域と判定される。一方、302、303、305のような文字、線画領域では出現するデータはほぼ同じ値で占められ、かつ注目画素と周辺画素の間のデータ差は非常に大きいために(1)式が成立し文字・線画領域と判定される。また、304の様に出現するデータは80のみで少ないが注目画素と周辺画素のデータの差が小さい場合には連続画像領域と判定され疑似中間調処理が行われる。
【0028】
以上説明したように本実施例によれば、PDLで記述された画像をハードコピー出力する場合に従来よりも高品位な画像出力を得ることができるようになる。また以上の実施例においては画像の種別判別を文字・線画領域かまたは連続階調領域かの2通りに分離するようにしてあるが、さらに多数通りに分類して出力方式を細かく制御することも可能である。またビットマップイメージ中の画像種別判定をCPUでソフトウェアにより実行するように説明してあるが、同様の機能を実現するハードウェアを用いても同じ効果を得ることができる。
(第2の実施例)
図6に本発明に係る第2の実施例の構成をブロック図で示す。
【0029】
第2の実施例ではプリンタ部413として、画像データで変調されたレーザビームを高速回転するポリゴンミラーに照射し感光ドラム上を走査してトナーを付着させて可視画像を形成するレーザビームプリンタを用いている。図6において、上述した図1に示す第1実施例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。
【0030】
図1に示す第1の実施例と同様101〜105でビットマップイメージからコード情報を発生させコードメモリ105に書き込むと、CPUはビットマップメモリ103から順次画像データを読み出す。読み出された画像データはDA変換器406で対応するアナログ信号に変換される。一方、2つの基準三角波形発生器407、408が図7に示すような異なる周期の三角波状パルス列(501、502)を発生させる。コードメモリ105の内容はやはり同時に読み出され、読み出されたコード情報に従って2つの基準三角波(501、502)の一方をセレクタ409により選択する。コード情報が「1」の場合は三角波501が選択され、「0」の場合は三角波502が選択される。
【0031】
セレクタ409により選択された三角波はコンパレータ410の一方入力端子に入力され、コンパレータ410の他方端子に入力されているDA変換器406によりアナログ変換されたアナログ画像信号(図7に示す503)と画素毎に比較される。その結果、画像信号の大きさと基準三角波の周期によって決まるパルス幅変調信号(図7に示す504)が得られる。このコンパレータ410よりのパルス幅変調信号をレーザドライバ411に入力し、半導体レーザ412の発光時間を変調する。変調された半導体レーザよりのレーザ光は、プリンタエンジン部413の不図示の感光ドラム上に照射されて静電潜像が形成され周知の電子写真プロセスを経て可視画像出力を形成する。
【0032】
以上述べたように第2実施例によれば、文字・線画領域では短い周期の三角波を用いて半導体レーザ412よりのレーザ発光パルス幅を制御し、連続階調画像領域では長い周期の三角波を用いてレーザ発光パルス幅を制御する構成としている。これは一般にレーザ変調のパルス幅の周期が短い程、出力画像の解像度が高くなるが中間調の階調再現力は低下し、逆にパルス幅の周期が長い程出力解像度は下がるが中間調の階調再現力が高くなるという特性を利用して高品位な画像出力を得ようとしているためである。
(第3の実施例)
図8に本発明に係る第3の実施例のブロック構成図を示す。
第3の実施例においてもプリンタ部413としてレーザビームプリンタを用いている。図8において、上述した図1及び図6に示す構成と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。ただし本実施例のレーザビームプリンタはカラー画像の出力が可能であり、ビットマップメモリ103にはカラーのイメージデータ(R,G,B3面のビットマップデータ)が格納され、また半導体レーザ412による画像形成をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色分を面順次で実行してカラーハードコピー画像を出力する。
【0033】
図8において601〜604はR,G,BのビットマップデータからY、M、C、Kデータを生成する色処理回路であり、601はR,G,B輝度信号を濃度信号C、M、Yに変換する対数変換回路であり以下の変換を行う。
c=−Log10R
m=−Log10G …(2)
y=−Log10B
602は3つの濃度信号の最小値を抽出して黒信号Kとするための黒信号抽出回路で次式を実行する。
【0034】
k=Min(c,m,y) …(3)
603、604は以上で得られたc,m,y,k信号を次のマトリックス変換により画像出力のためのC、M、Y、K信号に変換する。いわゆるマスキング変換回路である。
Figure 0003768560
マスキング回路が2つあるのは両者で異なる変換係数bijを設定し、後述する方法で両者の出力信号をセレクタ605で切り替えて画像出力するためである。
【0035】
以下、以上の構成を備える第3本実施例の詳細動作について説明する。
まず第1の実施例と同様にしてホストコンピュータ101〜コードメモリ105でビットマップイメージからコード情報を発生させコードメモリ105に書き込む。このとき文字領域か連続階調領域かの判定はビットマップメモリ103中のG(グリーン)のイメージデータに対し第1実施例と同様の処理を行うことにより実行でき、「0」または「1」のコード情報がコードメモリ105に書き込まれる。
【0036】
次にCPU104は、文字領域と判定された画素(コード=1)について、さらに注目画素のR,G,B3面のイメージデータを読み込み、次式のWを求める。
W=|R−G|+|G−B|+|B−R| …(5)
Wが予め決められたしきい値TH以下の場合、当該画素のコード値「1」を「2」に書き換える。これは、WがTH以下ということは注目画素のR,G,Bデータが互いに近い値になっているということであり、無彩色に近いということを表わしているからである。この結果、コード「2」が書き込まれた画素は無彩色(黒)の文字領域になっているということになる。
【0037】
そこでマスキング回路603、604に設定する係数として、マスキング回路A603には再現される画像の色再現性を重視した係数を設定し、マスキング回路B604には出力Y、M、C信号が常に0となり黒信号Kのみが値を持つような係数を設定する。そしてセレクタ409によりコード情報が「2」の場合にはマスキング回路B604の出力を選択し、それ以外の場合はマスキング回路A603の出力を選択するように構成する。これにより黒文字領域の画素は黒単色で出力され、それ以外の部分はもとのイメージデータの色に忠実な色再現性をもって出力されることになる。
【0038】
セレクタ605よりの出力信号は、以下第2実施例と同様にしてDA変換回路406に送られ、ここで対応するアナログ信号に変換され、コンパレータ410の一方入力端子に入力される。コンパレータ410の他方入力端子には第2の実施例と同様にして転送され出力画像を形成するセレクタ409よりの画像領域に従った基準三角波が入力されている。ただし、第3実施例ではコードメモリ105のコード情報が黒文字領域のみ「2」に書き変わっているのでセレクタ409による三角波発生器の選択はコード値が「1」または「2」の時は三角波501を選択し、「0」のときは三角波502を選択するように制御すればよい。
【0039】
以上説明した様に第3実施例によれば、カラープリンタにおいても文字、線パターン、連続階調画像等の混在した文書中から精度良く画像種別を検出して高品位な出力画像が得られる。
以上説明したように各実施例によれば、PDLで記述された画像をハードコピー出力する場合に高品位な画像出力を得ることができるようになる。
【0040】
なお、実施例中でプリンタとしてインクジェット方式、LBP方式の2とおりについて説明したが、他の出力方式であっても同様に適用することが可能である。また、画像の種別判別も文字・線画かまたは連続階調領域かの2通りに分離する例について説明したが本発明は以上の例に限定されるものではなくさらに多数の種別に分類して出力方式を細かく制御することも当然に発明の範囲に含まれる。
【0041】
またビットマップイメージ中の画像種別判定をCPU104でソフトウェアにより実行する例について説明したが、同様の機能を実現するハードウェアを用いても同じ効果を得ることができことはもちろんである。
なお、本発明は、ホストコンピュータ、インターフェース、プリンタなど複数の機器から構成されるシステムに適用しても複写システムなど1つの機器から成る装置に適用しても良い。
【0042】
また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、PDLで記述された画像をハードコピー出力する場合文字、線パターン、連続階調画像等の混在した文書中から精度良く画像種別を検出して高品位な出力画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の図1に示すCPUの動作フローチャートである。
【図3】本実施例の画素抽出例を示す図である。
【図4】本実施例の処理による画像領域判定を説明するための図である。
【図5】本実施例における図4の画像領域判定処理の具体例を説明するための図である。
【図6】本発明に係る第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】第2実施例における三角波発生器による発生三角波を説明するための図である。
【図8】本発明にに係る第3の実施例の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の構成の一例を示すブロック図である。
【図10】各種画像種別の混在する文書を説明する図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ
102 PDLインタプリタ
103 ビットマップメモリ
104 CPU
105 コードメモリ
106、107 二値化回路
108、409、605 セレクタ
406 DA変換器
407、408 基準三角波形発生器
410 コンパレータ
411 レーザドライバ
412 半導体レーザ
413 プリンタエンジン
601 対数変換回路
602 黒信号抽出回路
603、604 マスキング変換回路

Claims (2)

  1. 予め決められた規則に従って記述された一連の命令コードを受け取り受け取った命令コードに従って画素毎のイメージデータを生成するラスタイメージ生成手段と、
    該ラスタイメージ生成手段で生成された画素毎のイメージデータを2次元情報として記憶するイメージ記憶手段と、
    1画面分の前記ラスタイメージ生成手段による画素毎のイメージデータ生成が終了した後、前記イメージ記憶手段に記憶されたイメージデータを参照して画像の種別を表わすコード情報を画素毎に抽出する抽出手段と、
    前記イメージ記憶手段に蓄えられたイメージデータ及び前記抽出手段により抽出されたコード情報を出力する出力手段とを備え、
    前記抽出手段は、複数の画素からなる領域における、値が異なるイメージデータの数、および、注目画素の値と前記注目画素周辺の画素の値との差の最大値から前記抽出を行うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 予め決められた規則に従って記述された一連の命令コードを受け取り受け取った命令コードに従って画素毎のイメージデータを生成するラスタイメージ生成工程と、
    該ラスタイメージ生成工程において生成された画素毎のイメージデータを2次元情報としてイメージ記憶手段に記憶する記憶工程と、
    1画面分の前記ラスタイメージ生成工程において画素毎のイメージデータ生成が終了した後、前記イメージ記憶手段に記憶されたイメージデータを参照して画像の種別を表わすコード情報を画素毎に抽出する抽出工程と、
    前記イメージ記憶手段に蓄えられたイメージデータ及び前記抽出工程において抽出されたコード情報を出力する出力工程とを備え、
    前記抽出工程では、複数の画素からなる領域における、値が異なるイメージデータの数、および、注目画素の値と前記注目画素周辺の画素の値との差の最大値から前記抽出が行われることを特徴とする画像処理方法。
JP08152695A 1995-04-06 1995-04-06 画像処理装置および方法 Expired - Fee Related JP3768560B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08152695A JP3768560B2 (ja) 1995-04-06 1995-04-06 画像処理装置および方法
US08/627,567 US6549657B2 (en) 1995-04-06 1996-04-04 Image processing apparatus and method
US10/291,496 US7103221B2 (en) 1995-04-06 2002-11-12 Image processing apparatus and method
US11/227,148 US7424152B2 (en) 1995-04-06 2005-09-16 Image processing apparatus and method based on feature of a color image

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08152695A JP3768560B2 (ja) 1995-04-06 1995-04-06 画像処理装置および方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08278876A JPH08278876A (ja) 1996-10-22
JP3768560B2 true JP3768560B2 (ja) 2006-04-19

Family

ID=13748781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08152695A Expired - Fee Related JP3768560B2 (ja) 1995-04-06 1995-04-06 画像処理装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3768560B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6582046B1 (en) * 1998-12-25 2003-06-24 Copyer Co., Ltd. Method and device for image processing
JP2002157108A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Canon Inc 画像処理方法、記録媒体および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08278876A (ja) 1996-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6549657B2 (en) Image processing apparatus and method
US6504949B2 (en) Image processing apparatus and method
JP4045015B2 (ja) ラスタ画像の解像度向上方法
US7164493B1 (en) Image processing method, system and apparatus, and storage medium
JPH06115164A (ja) 装置と独立した数値サンプル出力による忠実度の向上したイメージ再生方法
JP4386216B2 (ja) カラープリントシステム及びその制御方法
JP4894488B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
US6674547B1 (en) Image processing apparatus for performing image formation using signals obtained by pulse-width modulating an image signal by a plurality of modulating methods
JP3768560B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP3796985B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記憶媒体
JP4356953B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理装置及びその制御方法及び記憶媒体
JP4050382B2 (ja) 多値画像のスムージング装置及び画像形成装置
JP4525916B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法、画像処理装置、画像処理方法
JP4109785B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP4514168B2 (ja) 画像処理システム及び画像処理方法
EP0786895B1 (en) Image processing system and method
JP4217302B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP4217332B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JP4306841B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、コンピュータ可読メモリ
JPH09284548A (ja) 画像処理装置およびその方法
JP4137067B2 (ja) 画像処理方法及びその装置
JP2001105670A (ja) 画像形成装置
JPH1127531A (ja) 画像処理装置および方法並びに記憶媒体
JPH1044532A (ja) 印刷方法と印刷システム
JP2010187177A (ja) 画像形成装置および制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees