JP3767465B2 - 薄肉成形品の製造方法及びそれに用いる成形金型装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、形状の一部または全体に肉厚の薄い部分を有する樹脂の薄肉成形品の製造方法及びそれに用いる成形金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
通常の射出成形では、1mm以下の薄肉形状を持つ樹脂の薄肉成形品を射出成形により製造する場合、射出中に樹脂が金型で冷却されて樹脂の流動性が低下し、キャビティ内への樹脂の充填が困難になる。
【0003】
これを解消するため、キャビティ内で樹脂が高速で流動するように高射出圧力で射出する方法、また金型及び樹脂温度を上げるなど、金型のキャビティ内で樹脂の粘度が上昇しないようにすることが必要となるが、成形時の樹脂圧力を過大にする必要がある、樹脂の断熱圧縮による発熱によって熱分解したり、成形サイクルが長くなったりする等の問題が生じる。
【0004】
また、他の対応策として、金型のキャビティ空間を所定厚さ以上に設定しておき、溶融樹脂を射出しながら型締めをして、所定のキャビティ空間に戻す工程をとる射出圧縮成形の応用も考えられる。このような例として、例えば特開昭60−110419号公報に開示される射出圧縮成形法がある。しかしかかる従来例では、特に肉厚が1mm以下のような薄肉成形品の成形においては、充填の最終段階で発生するキャビティ内圧により型締めが阻害され、必要以上の型締め力が必要になることから、所定の肉厚を得ることが困難となる。また薄肉成形品においては、射出工程時のゲート側、反ゲート側(ゲート側と反対の側のゲートから最も離れた部分)の圧力差は圧縮工程中に完全に解消されないため、ゲート側、反ゲート側において、溶融樹脂の流動による分子配向及び密度の差により内部応力を生じ、成形品に反り、未充填といった成形トラブルを生じやすいという問題がある。
【0005】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、成形加工時における過大な射出圧力をかけることなく、密度が均一で成形トラブルのない薄肉成形品を得ることができる薄肉成形品の製造方法及びそれに用いる成形金型装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項1の薄肉成形品の製造方法は、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、一対の金型を合致させて一対の金型間に薄肉のキャビティを形成するとき一方の金型の複数の分割駆動型にてキャビティのゲート側の流路断面積をキャビティの反ゲート側の流路断面積より大きく設定しておき、この状態で溶融樹脂をゲートを介してキャビティ内に射出し、溶融樹脂が固化する前に上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成することを特徴とする。ゲートからキャビティに樹脂を射出してキャビティに樹脂を充填するときゲート側の流路断面積が大きいために樹脂の流動抵抗を減らすことができ、過大な射出圧力をかけることなくキャビティの隅々まで樹脂を充填することができる。溶融樹脂をキャビティに充填した状態で分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成していることにより、全体に樹脂が行き亙った薄肉の樹脂成形品を得ることができるのは勿論、溶融樹脂を圧縮するときに余分な樹脂がゲート側にスムーズに移動することにより、樹脂の射出時に偏って分布している樹脂圧力を均等にすることができ、薄肉成形品の品質を向上させることができる。さらに複数の分割駆動型を別々に駆動して圧縮するために一層樹脂圧力を均等にできて薄肉成形品の品質を向上できる。従って成形加工時における過大な射出圧力、速度をかけることなく、密度が均一で成形トラブルのない薄肉成形品を得ることができる。
【0007】
また本発明の請求項2の薄肉成形品の製造方法は、請求項1において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に配置した圧力センサーにて成形中の樹脂圧力をモニタリングすることにより、樹脂の状況に合わせて分割駆動型の作動量を制御することを特徴とする。この場合、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力を検知しながら分割駆動型の駆動速度を調整できるため、キャビティ内の樹脂圧力を急激に上昇させることなく、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能である。これによりより品質のよい薄肉成形品を得ることができる。
【0008】
また本発明の請求項3の薄肉成形品の製造方法は、請求項2において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも3点に点在させた圧力センサーで樹脂圧力をモニタリングするようにしたことを特徴とする。この場合、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力をさらに正確に検知しながら分割駆動型の駆動を制御でき、一層所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することができる。
【0009】
また本発明の請求項4の薄肉成形品の成形金型装置は、互いに合致させることにより間に薄肉のキャビティを形成する一対の金型を具備し、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、これら分割駆動型を夫々独立に駆動されるように設け、溶融樹脂の射出を開始するときはキャビティのゲート側の流路断面積を反ゲート側の流路断面積より大きくなるように分割駆動型を駆動するようにすると共にキャビティに射出した溶融樹脂が固化する前には所定の肉厚の成形品を得るために上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように駆動することを特徴とする。分割駆動型の駆動を制御することにより、請求項1の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できる。
【0010】
また請求項5の薄肉成形品の成形金型装置は、請求項4において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に樹脂の圧力を検出する圧力センサーを設けたことを特徴とし、請求項6の薄肉成形品の成形金型装置は、請求項5において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも3点に圧力センサーを点在させたことを特徴とし、請求項7の薄肉成形品の成形金型装置は請求項5または請求項6において、分割駆動型には圧力センサーからの信号により分割駆動型の作動量を制御する駆動装置を設けたことを特徴とする。このようにすることで請求項2や請求項3の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
成形金型装置は一対の金型にて主体が構成されている。本例の場合、一対の金型は図1のように本図上方向の固定金型1と本図下方向の可動金型2とで構成されている。下の可動金型2は本図において上下方向に駆動されるものであり、可動金型2を上に上昇するように駆動して固定金型1に合致させることにより固定金型1と可動金型2との間にキャビティ3を形成し、可動金型2を下に下降させるように駆動して固定金型1から離間させることによりキャビティ3から成形品4を取り出すことができるようになっている。なお、固定金型1と可動金型2とは固定金型1が上に位置し、可動金型2が下に位置するように図示しているが、固定金型1と可動金型2とは図示のように上下に位置するものでも、左右方向に位置して可動金型2が左右方向に移動するものでもよい。キャビティ3の一端にはゲート5が設けられており、このゲート5と反対のゲート5から最も離れた位置である反ゲート側にはエアベント6が設けられている。
【0012】
上記可動金型2のキャビティ3やゲート5に対応する部分は複数の分割駆動型7で構成してあり、各分割駆動型7が夫々独立して上下に駆動されるようになっている。上記分割駆動型は少なくとも2つ以上あればよいが、図示の例の場合、符号A,B,C,D,Eで示す5個の分割駆動型7で構成してある。各分割駆動型7にはこの分割駆動型7を駆動する駆動装置として夫々型部駆動装置8が設けてあり、符号A,B,C,D,Eに示す5個の型部駆動装置8がある。この型部駆動装置8は例えば、図2に示すような油圧―サーボのハイブリッド駆動機構を用いており、シリンダ9、ピストン10、ピストンロッド11、可変油圧ポンプ12、サーボモータ13、サーボコントローラ14等で構成されている。入力信号にてサーボコントローラ14でサーボモータ13が制御され、このサーボモータ13で可変油圧ポンプ12が駆動されてシリンダ9に送る油圧が制御され、ピストンロッド11が上下に駆動されるようになっている。このときシリンダ9にはピストン10の位置を検出するリニアセンサー16が設けられており、これにより検出した位置情報がサーボコントローラ14にフィードバックされるようになっている。ピストンロッド11は上記分割駆動型7に連結してあり、分割駆動型7を上下に駆動できるようになっている。
【0013】
次に上記のように構成せる成形金型装置にて薄肉成形品を成形する動作を説明する。先ず、図1(a)に示すように可動金型2を上昇させて固定金型1と可動金型2とを型締めして固定金型1と可動金型2との間にキャビティ3を形成する。このときゲート側の流路断面積が反ゲート側の流路断面積より大きくなるように各分割駆動型7を駆動しておく。本例の場合、符号A,B,C,D,Eに示す分割駆動型7をこの順に固定金型1に対して大きく離間するように駆動しておく。このようにキャビティ3内の肉厚を段階的に変化させることにより、製品となる成形品4の本来の肉厚より厚く且つ滑らかに変化させることができる。次に図1(b)に示すようにゲート5からキャビティ3内に矢印aのように溶融樹脂15の射出を開始してキャビティ3に溶融樹脂15を充填する。このとき、反ゲート側からゲート側に向けて漸次流路断面積を大きくしているために射出工程中に樹脂の流動抵抗を減らすことができ、過大な射出圧力をかけることなく薄肉部分への樹脂の充填が可能となる。また溶融樹脂15の射出工程中は分割駆動型7に樹脂圧を支える駆動力を与え続ける。次に、射出を完了すると、溶融樹脂15を圧縮するように(矢印bのように)分割駆動型7を駆動する。このとき反ゲート側からゲート側に向かって順に所定肉厚になるまで圧縮を行う動作を行う。この分割駆動型7の圧縮動作工程中には矢印cのように樹脂がゲート5に向かって移動することにより、射出時に偏って分布している樹脂圧力を均等にすることができ、成形される成形品4の品質を向上することができる。次に図1(d)に示すように分割駆動型7の移動を完了して成形品4を成形した後、可動金型2を下降させて型開きを行い、図1(e)に示すように成形品4を取り出す。
【0014】
上記のように成形を行うとき、分割駆動型7の駆動を行うが、上記符号A,B,C,D,Eに示す分割駆動型7の駆動のシーケンスを示すと図3の通りとなる。図3で縦軸に成形の時間経過を示し、横軸に型部駆動装置8の駆動ストロークを示す。
【0015】
また図4に示す成形金型装置では分割駆動型7の溶融樹脂15に接触する部位に圧力センサー17を設置してある。これにより成形中の樹脂圧力をモニタリングし、樹脂の状況に合わせて分割駆動型7の作動量を制御するようになっている。図5は圧力センサー17が検出する樹脂圧力の一例を示し、図6に示すように圧力センサー17の圧力情報をサーボコントローラ14に入力して分割駆動型7の作動量を制御するようになっている。つまり、射出成形後の分割駆動型7の駆動時にキャビティ3内に発生する圧力を圧力センサー17で検出し、閾値を越えないように分割駆動型7の移動速度のフィードバック制御を行う。このように成形を行うと、射出工程終了後の樹脂圧縮時に、キャビティ3内の樹脂圧力を検知しながら分割駆動型7の駆動速度を調整できるため、キャビティ3内の樹脂圧力を急激に上昇させることなく、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能になる。
【0016】
また上記圧力センサー17は、キャビティ3のゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも3点に点在させてある。本例の場合、符号A,B,C,D,Eに示す5個の分割駆動型7に夫々圧力センサー17を設けてある。このように3点以上の圧力センサー17を設けてあると、キャビティ3内の各部の樹脂圧力を正確に検出でき、より適切に分割駆動型7を駆動し、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能になる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、一対の金型を合致させて一対の金型間に薄肉のキャビティを形成するとき一方の金型の複数の分割駆動型にてキャビティのゲート側の流路断面積をキャビティの反ゲート側の流路断面積より大きく設定しておき、この状態で溶融樹脂をゲートを介してキャビティ内に射出し、溶融樹脂が固化する前に上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成するものであって、ゲートからキャビティに溶融樹脂を射出してキャビティに樹脂を充填するときゲート側の流路断面積が大きいために樹脂の流動抵抗を減らすことができ、過大な射出圧力をかけることなくキャビティの隅々まで樹脂を充填することができるものであり、しかも溶融樹脂をキャビティに充填した状態で分割駆動型を順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成していることにより、全体に樹脂が行き亙った薄肉の樹脂成形品を得ることができるのは勿論、溶融樹脂を圧縮するときに余分な樹脂がゲート側にスムーズに移動することにより、樹脂の射出時に偏って分布している樹脂圧力を均等にすることができ、薄肉成形品の品質を向上させることができるものであり、さらに複数の分割駆動型を別々に駆動して圧縮するために一層樹脂圧力を均等にできて薄肉成形品の品質を向上できるものである。従って成形加工時における過大な射出圧力、速度をかけることなく、密度が均一で成形トラブルのない薄肉成形品を得ることができるものである。
【0018】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に配置した圧力センサーにて成形中の樹脂圧力をモニタリングすることにより、樹脂の状況に合わせて分割駆動型の作動量を制御するので、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力を検知しながら分割駆動型の駆動速度を調整できるため、キャビティ内の樹脂圧力を急激に上昇させることなく、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能であり、従って品質のよい薄肉成形品を得ることができるものである。
【0019】
また本発明の請求項3の発明は、請求項2において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも3点に点在させた圧力センサーで樹脂圧力をモニタリングするようにしたので、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力をさらに正確に検知しながら分割駆動型の駆動を制御でき、一層所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することができるものである。
【0020】
また本発明の請求項4の発明は、互いに合致させることにより間に薄肉のキャビティを形成する一対の金型を具備し、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、これら分割駆動型を夫々独立に駆動されるように設け、溶融樹脂の射出を開始するときはキャビティのゲート側の流路断面積を反ゲート側の流路断面積より大きくなるように分割駆動型を駆動するようにすると共にキャビティに射出した溶融樹脂が固化する前には所定の肉厚の成形品を得るために上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように駆動するので、分割駆動型の駆動を制御することにより、請求項1の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できるものである。
【0021】
また本発明の請求項5の発明は、請求項4において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に樹脂の圧力を検出する圧力センサーを設けものであり、請求項6の発明は、請求項5において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも3点に圧力センサーを点在させたものであり、請求項7の発明は請求項5または請求項6において、分割駆動型には圧力センサーからの信号により分割駆動型の作動量を制御する駆動装置を設けたものであり、このようにすることで請求項2や請求項3の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄肉成形品の製造方法及び成形金型装置の一例を示す断面図であって、(a)(b)(c)(d)(e)は各工程を示す。
【図2】同上の型部駆動装置の構造を説明する説明図である。
【図3】同上の分割駆動型の駆動のシーケンスを示す図である。
【図4】同上の他の例の成形金型装置を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】同上の圧力センサーの検出する圧力の一例を示す説明図である。
【図6】同上の型部駆動装置の構造を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 固定金型
2 可動金型
3 キャビティ
4 成形品
5 ゲート
6 エアベント
7 分割駆動型
8 型部駆動装置
15 溶融樹脂
17 圧力センサー

Claims (7)

  1. 一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、一対の金型を合致させて一対の金型間に薄肉のキャビティを形成するとき一方の金型の複数の分割駆動型にてキャビティのゲート側の流路断面積をキャビティの反ゲート側の流路断面積より大きく設定しておき、この状態で溶融樹脂をゲートを介してキャビティ内に射出し、溶融樹脂が固化する前に上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成することを特徴とする薄肉成形品の製造方法。
  2. 上記一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に配置した圧力センサーにて成形中の樹脂圧力をモニタリングすることにより、樹脂の状況に合わせて分割駆動型の作動量を制御することを特徴とする請求項1記載の薄肉成形品の製造方法。
  3. ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも3点に点在させた圧力センサーで樹脂圧力をモニタリングするようにしたことを特徴とする請求項2記載の薄肉成形品の製造方法。
  4. 互いに合致させることにより間に薄肉のキャビティを形成する一対の金型を具備し、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、これら分割駆動型を夫々独立に駆動されるように設け、溶融樹脂の射出を開始するときはキャビティのゲート側の流路断面積を反ゲート側の流路断面積より大きくなるように分割駆動型を駆動するようにすると共にキャビティに射出した溶融樹脂が固化する前には所定の肉厚の成形品を得るために上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように駆動することを特徴とする薄肉成形品の成形金型装置。
  5. 上記一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に樹脂の圧力を検出する圧力センサーを設けたことを特徴とする請求項4記載の成形金型装置。
  6. ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも3点に圧力センサーを点在させたことを特徴とする請求項5記載の成形金型装置。
  7. 分割駆動型には圧力センサーからの信号により分割駆動型の作動量を制御する駆動装置を設けたことを特徴とする請求項4または請求項5記載の成形金型装置。
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