JP3767465B2

JP3767465B2 - Method for producing thin-walled molded product and molding die apparatus used therefor

Info

Publication number: JP3767465B2
Application number: JP2001361597A
Authority: JP
Inventors: 豊平田; 忠夫阪田
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2001-11-27
Filing date: 2001-11-27
Publication date: 2006-04-19
Anticipated expiration: 2021-11-27
Also published as: JP2003159735A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、形状の一部または全体に肉厚の薄い部分を有する樹脂の薄肉成形品の製造方法及びそれに用いる成形金型装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
通常の射出成形では、１ｍｍ以下の薄肉形状を持つ樹脂の薄肉成形品を射出成形により製造する場合、射出中に樹脂が金型で冷却されて樹脂の流動性が低下し、キャビティ内への樹脂の充填が困難になる。
【０００３】
これを解消するため、キャビティ内で樹脂が高速で流動するように高射出圧力で射出する方法、また金型及び樹脂温度を上げるなど、金型のキャビティ内で樹脂の粘度が上昇しないようにすることが必要となるが、成形時の樹脂圧力を過大にする必要がある、樹脂の断熱圧縮による発熱によって熱分解したり、成形サイクルが長くなったりする等の問題が生じる。
【０００４】
また、他の対応策として、金型のキャビティ空間を所定厚さ以上に設定しておき、溶融樹脂を射出しながら型締めをして、所定のキャビティ空間に戻す工程をとる射出圧縮成形の応用も考えられる。このような例として、例えば特開昭６０−１１０４１９号公報に開示される射出圧縮成形法がある。しかしかかる従来例では、特に肉厚が１ｍｍ以下のような薄肉成形品の成形においては、充填の最終段階で発生するキャビティ内圧により型締めが阻害され、必要以上の型締め力が必要になることから、所定の肉厚を得ることが困難となる。また薄肉成形品においては、射出工程時のゲート側、反ゲート側（ゲート側と反対の側のゲートから最も離れた部分）の圧力差は圧縮工程中に完全に解消されないため、ゲート側、反ゲート側において、溶融樹脂の流動による分子配向及び密度の差により内部応力を生じ、成形品に反り、未充填といった成形トラブルを生じやすいという問題がある。
【０００５】
本発明は叙述の点に鑑みてなされたものであって、成形加工時における過大な射出圧力をかけることなく、密度が均一で成形トラブルのない薄肉成形品を得ることができる薄肉成形品の製造方法及びそれに用いる成形金型装置を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の請求項１の薄肉成形品の製造方法は、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、一対の金型を合致させて一対の金型間に薄肉のキャビティを形成するとき一方の金型の複数の分割駆動型にてキャビティのゲート側の流路断面積をキャビティの反ゲート側の流路断面積より大きく設定しておき、この状態で溶融樹脂をゲートを介してキャビティ内に射出し、溶融樹脂が固化する前に上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成することを特徴とする。ゲートからキャビティに樹脂を射出してキャビティに樹脂を充填するときゲート側の流路断面積が大きいために樹脂の流動抵抗を減らすことができ、過大な射出圧力をかけることなくキャビティの隅々まで樹脂を充填することができる。溶融樹脂をキャビティに充填した状態で分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成していることにより、全体に樹脂が行き亙った薄肉の樹脂成形品を得ることができるのは勿論、溶融樹脂を圧縮するときに余分な樹脂がゲート側にスムーズに移動することにより、樹脂の射出時に偏って分布している樹脂圧力を均等にすることができ、薄肉成形品の品質を向上させることができる。さらに複数の分割駆動型を別々に駆動して圧縮するために一層樹脂圧力を均等にできて薄肉成形品の品質を向上できる。従って成形加工時における過大な射出圧力、速度をかけることなく、密度が均一で成形トラブルのない薄肉成形品を得ることができる。
【０００７】
また本発明の請求項２の薄肉成形品の製造方法は、請求項１において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に配置した圧力センサーにて成形中の樹脂圧力をモニタリングすることにより、樹脂の状況に合わせて分割駆動型の作動量を制御することを特徴とする。この場合、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力を検知しながら分割駆動型の駆動速度を調整できるため、キャビティ内の樹脂圧力を急激に上昇させることなく、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能である。これによりより品質のよい薄肉成形品を得ることができる。
【０００８】
また本発明の請求項３の薄肉成形品の製造方法は、請求項２において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも３点に点在させた圧力センサーで樹脂圧力をモニタリングするようにしたことを特徴とする。この場合、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力をさらに正確に検知しながら分割駆動型の駆動を制御でき、一層所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することができる。
【０００９】
また本発明の請求項４の薄肉成形品の成形金型装置は、互いに合致させることにより間に薄肉のキャビティを形成する一対の金型を具備し、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、これら分割駆動型を夫々独立に駆動されるように設け、溶融樹脂の射出を開始するときはキャビティのゲート側の流路断面積を反ゲート側の流路断面積より大きくなるように分割駆動型を駆動するようにすると共にキャビティに射出した溶融樹脂が固化する前には所定の肉厚の成形品を得るために上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように駆動することを特徴とする。分割駆動型の駆動を制御することにより、請求項１の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できる。
【００１０】
また請求項５の薄肉成形品の成形金型装置は、請求項４において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に樹脂の圧力を検出する圧力センサーを設けたことを特徴とし、請求項６の薄肉成形品の成形金型装置は、請求項５において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも３点に圧力センサーを点在させたことを特徴とし、請求項７の薄肉成形品の成形金型装置は請求項５または請求項６において、分割駆動型には圧力センサーからの信号により分割駆動型の作動量を制御する駆動装置を設けたことを特徴とする。このようにすることで請求項２や請求項３の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
成形金型装置は一対の金型にて主体が構成されている。本例の場合、一対の金型は図１のように本図上方向の固定金型１と本図下方向の可動金型２とで構成されている。下の可動金型２は本図において上下方向に駆動されるものであり、可動金型２を上に上昇するように駆動して固定金型１に合致させることにより固定金型１と可動金型２との間にキャビティ３を形成し、可動金型２を下に下降させるように駆動して固定金型１から離間させることによりキャビティ３から成形品４を取り出すことができるようになっている。なお、固定金型１と可動金型２とは固定金型１が上に位置し、可動金型２が下に位置するように図示しているが、固定金型１と可動金型２とは図示のように上下に位置するものでも、左右方向に位置して可動金型２が左右方向に移動するものでもよい。キャビティ３の一端にはゲート５が設けられており、このゲート５と反対のゲート５から最も離れた位置である反ゲート側にはエアベント６が設けられている。
【００１２】
上記可動金型２のキャビティ３やゲート５に対応する部分は複数の分割駆動型７で構成してあり、各分割駆動型７が夫々独立して上下に駆動されるようになっている。上記分割駆動型は少なくとも２つ以上あればよいが、図示の例の場合、符号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅで示す５個の分割駆動型７で構成してある。各分割駆動型７にはこの分割駆動型７を駆動する駆動装置として夫々型部駆動装置８が設けてあり、符号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅに示す５個の型部駆動装置８がある。この型部駆動装置８は例えば、図２に示すような油圧―サーボのハイブリッド駆動機構を用いており、シリンダ９、ピストン１０、ピストンロッド１１、可変油圧ポンプ１２、サーボモータ１３、サーボコントローラ１４等で構成されている。入力信号にてサーボコントローラ１４でサーボモータ１３が制御され、このサーボモータ１３で可変油圧ポンプ１２が駆動されてシリンダ９に送る油圧が制御され、ピストンロッド１１が上下に駆動されるようになっている。このときシリンダ９にはピストン１０の位置を検出するリニアセンサー１６が設けられており、これにより検出した位置情報がサーボコントローラ１４にフィードバックされるようになっている。ピストンロッド１１は上記分割駆動型７に連結してあり、分割駆動型７を上下に駆動できるようになっている。
【００１３】
次に上記のように構成せる成形金型装置にて薄肉成形品を成形する動作を説明する。先ず、図１（ａ）に示すように可動金型２を上昇させて固定金型１と可動金型２とを型締めして固定金型１と可動金型２との間にキャビティ３を形成する。このときゲート側の流路断面積が反ゲート側の流路断面積より大きくなるように各分割駆動型７を駆動しておく。本例の場合、符号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅに示す分割駆動型７をこの順に固定金型１に対して大きく離間するように駆動しておく。このようにキャビティ３内の肉厚を段階的に変化させることにより、製品となる成形品４の本来の肉厚より厚く且つ滑らかに変化させることができる。次に図１（ｂ）に示すようにゲート５からキャビティ３内に矢印ａのように溶融樹脂１５の射出を開始してキャビティ３に溶融樹脂１５を充填する。このとき、反ゲート側からゲート側に向けて漸次流路断面積を大きくしているために射出工程中に樹脂の流動抵抗を減らすことができ、過大な射出圧力をかけることなく薄肉部分への樹脂の充填が可能となる。また溶融樹脂１５の射出工程中は分割駆動型７に樹脂圧を支える駆動力を与え続ける。次に、射出を完了すると、溶融樹脂１５を圧縮するように（矢印ｂのように）分割駆動型７を駆動する。このとき反ゲート側からゲート側に向かって順に所定肉厚になるまで圧縮を行う動作を行う。この分割駆動型７の圧縮動作工程中には矢印ｃのように樹脂がゲート５に向かって移動することにより、射出時に偏って分布している樹脂圧力を均等にすることができ、成形される成形品４の品質を向上することができる。次に図１（ｄ）に示すように分割駆動型７の移動を完了して成形品４を成形した後、可動金型２を下降させて型開きを行い、図１（ｅ）に示すように成形品４を取り出す。
【００１４】
上記のように成形を行うとき、分割駆動型７の駆動を行うが、上記符号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅに示す分割駆動型７の駆動のシーケンスを示すと図３の通りとなる。図３で縦軸に成形の時間経過を示し、横軸に型部駆動装置８の駆動ストロークを示す。
【００１５】
また図４に示す成形金型装置では分割駆動型７の溶融樹脂１５に接触する部位に圧力センサー１７を設置してある。これにより成形中の樹脂圧力をモニタリングし、樹脂の状況に合わせて分割駆動型７の作動量を制御するようになっている。図５は圧力センサー１７が検出する樹脂圧力の一例を示し、図６に示すように圧力センサー１７の圧力情報をサーボコントローラ１４に入力して分割駆動型７の作動量を制御するようになっている。つまり、射出成形後の分割駆動型７の駆動時にキャビティ３内に発生する圧力を圧力センサー１７で検出し、閾値を越えないように分割駆動型７の移動速度のフィードバック制御を行う。このように成形を行うと、射出工程終了後の樹脂圧縮時に、キャビティ３内の樹脂圧力を検知しながら分割駆動型７の駆動速度を調整できるため、キャビティ３内の樹脂圧力を急激に上昇させることなく、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能になる。
【００１６】
また上記圧力センサー１７は、キャビティ３のゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも３点に点在させてある。本例の場合、符号Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅに示す５個の分割駆動型７に夫々圧力センサー１７を設けてある。このように３点以上の圧力センサー１７を設けてあると、キャビティ３内の各部の樹脂圧力を正確に検出でき、より適切に分割駆動型７を駆動し、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能になる。
【００１７】
【発明の効果】
本発明の請求項１の発明は、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、一対の金型を合致させて一対の金型間に薄肉のキャビティを形成するとき一方の金型の複数の分割駆動型にてキャビティのゲート側の流路断面積をキャビティの反ゲート側の流路断面積より大きく設定しておき、この状態で溶融樹脂をゲートを介してキャビティ内に射出し、溶融樹脂が固化する前に上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成するものであって、ゲートからキャビティに溶融樹脂を射出してキャビティに樹脂を充填するときゲート側の流路断面積が大きいために樹脂の流動抵抗を減らすことができ、過大な射出圧力をかけることなくキャビティの隅々まで樹脂を充填することができるものであり、しかも溶融樹脂をキャビティに充填した状態で分割駆動型を順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成していることにより、全体に樹脂が行き亙った薄肉の樹脂成形品を得ることができるのは勿論、溶融樹脂を圧縮するときに余分な樹脂がゲート側にスムーズに移動することにより、樹脂の射出時に偏って分布している樹脂圧力を均等にすることができ、薄肉成形品の品質を向上させることができるものであり、さらに複数の分割駆動型を別々に駆動して圧縮するために一層樹脂圧力を均等にできて薄肉成形品の品質を向上できるものである。従って成形加工時における過大な射出圧力、速度をかけることなく、密度が均一で成形トラブルのない薄肉成形品を得ることができるものである。
【００１８】
また本発明の請求項２の発明は、請求項１において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に配置した圧力センサーにて成形中の樹脂圧力をモニタリングすることにより、樹脂の状況に合わせて分割駆動型の作動量を制御するので、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力を検知しながら分割駆動型の駆動速度を調整できるため、キャビティ内の樹脂圧力を急激に上昇させることなく、所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することが可能であり、従って品質のよい薄肉成形品を得ることができるものである。
【００１９】
また本発明の請求項３の発明は、請求項２において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも３点に点在させた圧力センサーで樹脂圧力をモニタリングするようにしたので、溶融樹脂を圧縮するときキャビティ内の樹脂圧力をさらに正確に検知しながら分割駆動型の駆動を制御でき、一層所定の肉厚まで均一な樹脂圧力分布で圧縮することができるものである。
【００２０】
また本発明の請求項４の発明は、互いに合致させることにより間に薄肉のキャビティを形成する一対の金型を具備し、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、これら分割駆動型を夫々独立に駆動されるように設け、溶融樹脂の射出を開始するときはキャビティのゲート側の流路断面積を反ゲート側の流路断面積より大きくなるように分割駆動型を駆動するようにすると共にキャビティに射出した溶融樹脂が固化する前には所定の肉厚の成形品を得るために上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように駆動するので、分割駆動型の駆動を制御することにより、請求項１の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できるものである。
【００２１】
また本発明の請求項５の発明は、請求項４において、一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に樹脂の圧力を検出する圧力センサーを設けものであり、請求項６の発明は、請求項５において、ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも３点に圧力センサーを点在させたものであり、請求項７の発明は請求項５または請求項６において、分割駆動型には圧力センサーからの信号により分割駆動型の作動量を制御する駆動装置を設けたものであり、このようにすることで請求項２や請求項３の薄肉成形品の製造方法を容易に実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の薄肉成形品の製造方法及び成形金型装置の一例を示す断面図であって、（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）（ｅ）は各工程を示す。
【図２】同上の型部駆動装置の構造を説明する説明図である。
【図３】同上の分割駆動型の駆動のシーケンスを示す図である。
【図４】同上の他の例の成形金型装置を示し、（ａ）は平面図、（ｂ）は断面図である。
【図５】同上の圧力センサーの検出する圧力の一例を示す説明図である。
【図６】同上の型部駆動装置の構造を説明する説明図である。
【符号の説明】
１固定金型
２可動金型
３キャビティ
４成形品
５ゲート
６エアベント
７分割駆動型
８型部駆動装置
１５溶融樹脂
１７圧力センサー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a thin resin molded product having a thin part in a part or the whole of a shape, and a molding die apparatus used therefor.
[0002]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
In normal injection molding, when a thin resin molded product having a thin shape of 1 mm or less is manufactured by injection molding, the resin is cooled by a mold during injection, so that the fluidity of the resin is lowered, and the resin into the cavity Filling becomes difficult.
[0003]
In order to eliminate this, the viscosity of the resin does not increase in the mold cavity, such as by injection at a high injection pressure so that the resin flows at high speed in the cavity, or by increasing the mold and resin temperature. However, there are problems that the resin pressure at the time of molding needs to be excessive, that heat is decomposed by heat generated by adiabatic compression of the resin, and that the molding cycle becomes long.
[0004]
In addition, as another countermeasure, the application of injection compression molding, in which the cavity space of the mold is set to a predetermined thickness or more, the mold is clamped while injecting molten resin, and returned to the predetermined cavity space. Is also possible. As an example of this, there is an injection compression molding method disclosed in, for example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-110419. However, in such a conventional example, especially in the molding of a thin molded product having a wall thickness of 1 mm or less, the mold clamping is hindered by the cavity internal pressure generated at the final stage of filling, and an excessive clamping force is necessary. Therefore, it becomes difficult to obtain a predetermined thickness. In thin-walled molded products, the pressure difference between the gate side and the counter-gate side (the part farthest from the gate opposite to the gate side) during the injection process is not completely eliminated during the compression process. On the gate side, there is a problem that internal stress is generated due to the difference in molecular orientation and density due to the flow of the molten resin, warping the molded product, and forming trouble such as unfilling.
[0005]
The present invention has been made in view of the description, and it is possible to produce a thin molded product that can obtain a thin molded product with a uniform density and no molding trouble without applying an excessive injection pressure during the molding process. It is an object of the present invention to provide a method and a molding die apparatus used therefor.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention for solving the above-described problem, the thin-walled molded article manufacturing method includes providing a plurality of portions corresponding to the cavities of one of the pair of molds from the gate side toward the opposite gate side. When a thin-walled cavity is formed between a pair of molds by matching a pair of molds, the cross-sectional area of the channel on the gate side of the cavity is divided into a plurality of split drive molds of one mold. Is set to be larger than the cross-sectional area of the channel on the side opposite to the gate of the cavity, and in this state, the molten resin is injected into the cavity through the gate, and before the molten resin is solidified, the split drive mold of the above one mold is used. Is operated so as to compress the molten resin in order from the side opposite to the gate to the side of the gate to form a molded product having a predetermined thickness. When the resin is injected from the gate into the cavity and the resin is filled into the cavity, the flow resistance of the resin on the gate side is large, so that the flow resistance of the resin can be reduced. Resin can be filled. By operating the split drive mold to compress the molten resin in order from the gate side to the gate side with the molten resin filled in the cavity, a molded product with a predetermined thickness is formed on the whole. Of course, it is possible to obtain a thin resin molded product where the resin is distributed, and when the molten resin is compressed, the excess resin moves smoothly to the gate side, so that it is unevenly distributed when the resin is injected. The resin pressure can be made uniform, and the quality of the thin molded product can be improved. Furthermore, since the plurality of split drive dies are driven and compressed separately, the resin pressure can be made even more and the quality of the thin molded product can be improved. Therefore, a thin molded product having a uniform density and no molding trouble can be obtained without applying excessive injection pressure and speed during molding.
[0007]
The method for producing a thin molded article according to claim 2 of the present invention is the method for producing a thin molded article according to claim 1 by monitoring the resin pressure during molding with a pressure sensor disposed at a site in contact with the molten resin of one mold. The operation amount of the split drive type is controlled in accordance with the state of the resin. In this case, when compressing the molten resin, the drive speed of the split drive type can be adjusted while detecting the resin pressure in the cavity, so that a uniform resin up to a predetermined thickness can be obtained without suddenly increasing the resin pressure in the cavity. It is possible to compress with pressure distribution. Thereby, a thin-walled molded article with better quality can be obtained.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a method for producing a thin-walled molded article according to the second aspect, wherein at least three points in the direction in which the resin flows are substantially at the center in the direction orthogonal to the direction in which the resin flows from the gate to the anti-gate direction. The resin pressure is monitored with a pressure sensor. In this case, when the molten resin is compressed, the drive of the split drive type can be controlled while more accurately detecting the resin pressure in the cavity, and the resin can be compressed with a uniform resin pressure distribution up to a predetermined thickness.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a molding tool device for a thin-walled molded article comprising a pair of molds which form a thin-walled cavity therebetween by being matched with each other . A part corresponding to the cavity is composed of a split drive type that is provided in plural from the gate side to the non-gate side, and these split drive types are provided so as to be driven independently, and when the injection of molten resin is started, the cavity The split drive mold is driven so that the cross-sectional area of the flow path on the gate side is larger than the cross-sectional area of the flow path on the anti-gate side, and molding is performed to a predetermined thickness before the molten resin injected into the cavity is solidified. and drives so as to compress the molten resin in order to split-driven one of the mold above toward the gate side from the anti gate side in order to obtain goods. By controlling the drive of the split drive type, the manufacturing method of the thin molded product of claim 1 can be easily realized.
[0010]
Further, the molding die device for a thin molded product according to claim 5 is characterized in that, in claim 4, a pressure sensor for detecting the pressure of the resin is provided at a portion of the mold that contacts the molten resin. 6. The molding tool device for thin molded products according to claim 5 is characterized in that, in claim 5, pressure sensors are scattered at at least three points in the direction of flow of the resin at the approximate center in the direction perpendicular to the direction of flow of the resin from the gate to the anti-gate direction. According to a seventh aspect of the present invention, there is provided the molding device for thin-walled molded products according to the fifth or sixth aspect, wherein the split drive type is a drive that controls the operation amount of the split drive type by a signal from a pressure sensor. A device is provided. By doing in this way, the manufacturing method of the thin molded product of Claim 2 and Claim 3 is easily realizable.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The main body of the molding die apparatus is composed of a pair of molds. In the case of this example, the pair of molds is composed of a fixed mold 1 in the upper direction of the figure and a movable mold 2 in the lower direction of the figure as shown in FIG. The lower movable mold 2 is driven in the vertical direction in the figure, and the movable mold 2 and the movable mold 1 are moved by moving the movable mold 2 upward to match the fixed mold 1. A cavity 3 is formed between the mold 2 and the movable mold 2 is driven downward to be separated from the fixed mold 1 so that the molded product 4 can be taken out from the cavity 3. Yes. The fixed mold 1 and the movable mold 2 are illustrated such that the fixed mold 1 is positioned on the upper side and the movable mold 2 is positioned on the lower side. May be positioned vertically as shown in the figure, or may be positioned in the left-right direction and the movable mold 2 moves in the left-right direction. A gate 5 is provided at one end of the cavity 3, and an air vent 6 is provided on the side opposite to the gate 5 opposite to the gate 5.
[0012]
The portion of the movable mold 2 corresponding to the cavity 3 and the gate 5 is composed of a plurality of divided drive dies 7, and each of the divided drive dies 7 is independently driven up and down. There may be at least two divided drive types, but in the case of the example shown in the figure, the divided drive type is composed of five divided drive types 7 indicated by reference signs A, B, C, D, and E. Each of the divided drive molds 7 is provided with a mold part drive device 8 as a drive device for driving the divided drive mold 7, and five mold part drive devices 8 denoted by reference numerals A, B, C, D, and E are provided. is there. The mold part drive device 8 uses, for example, a hydraulic-servo hybrid drive mechanism as shown in FIG. 2, and includes a cylinder 9, a piston 10, a piston rod 11, a variable hydraulic pump 12, a servo motor 13, a servo controller 14, and the like. It consists of Servo motor 13 is controlled by servo controller 14 in accordance with the input signal, variable hydraulic pump 12 is driven by this servo motor 13 to control the hydraulic pressure sent to cylinder 9, and piston rod 11 is driven up and down. Yes. At this time, the cylinder 9 is provided with a linear sensor 16 for detecting the position of the piston 10, and position information detected thereby is fed back to the servo controller 14. The piston rod 11 is connected to the split drive mold 7 so that the split drive mold 7 can be driven up and down.
[0013]
Next, the operation of molding a thin molded product with the molding die apparatus configured as described above will be described. First, as shown in FIG. 1 (a), the movable mold 2 is raised and the fixed mold 1 and the movable mold 2 are clamped to form a cavity 3 between the fixed mold 1 and the movable mold 2. Form. At this time, each divided drive type 7 is driven so that the cross-sectional area on the gate side is larger than the cross-sectional area on the opposite gate side. In the case of this example, the divided drive molds 7 indicated by symbols A, B, C, D, and E are driven so as to be largely separated from the fixed mold 1 in this order. Thus, by changing the thickness in the cavity 3 stepwise, the thickness can be changed smoothly and thicker than the original thickness of the molded product 4 as a product. Next, as shown in FIG. 1B, injection of the molten resin 15 is started from the gate 5 into the cavity 3 as indicated by an arrow a, and the cavity 3 is filled with the molten resin 15. At this time, since the cross-sectional area of the flow passage is gradually increased from the opposite gate side to the gate side, the flow resistance of the resin can be reduced during the injection process, and the thin portion can be applied without applying excessive injection pressure. Resin filling is possible. Further, during the injection process of the molten resin 15, a driving force that supports the resin pressure is continuously applied to the split driving mold 7. Next, when the injection is completed, the split drive die 7 is driven so as to compress the molten resin 15 (as indicated by an arrow b). At this time, the compression operation is performed in order from the counter-gate side toward the gate side until a predetermined thickness is reached. During the compression operation process of the split drive mold 7, the resin moves toward the gate 5 as indicated by the arrow c, so that the resin pressure distributed unevenly at the time of injection can be made uniform and molded. The quality of the molded product 4 can be improved. Next, after the movement of the split drive die 7 is completed as shown in FIG. 1 (d) and the molded product 4 is formed, the movable mold 2 is lowered to open the mold, as shown in FIG. 1 (e). The molded product 4 is taken out.
[0014]
When the molding is performed as described above, the divided drive die 7 is driven. The drive sequence of the divided drive die 7 indicated by the symbols A, B, C, D, and E is as shown in FIG. In FIG. 3, the vertical axis shows the molding time, and the horizontal axis shows the driving stroke of the mold unit driving device 8.
[0015]
Further, in the molding die apparatus shown in FIG. 4, a pressure sensor 17 is installed at a portion that contacts the molten resin 15 of the split drive die 7. Thus, the resin pressure during molding is monitored, and the operation amount of the split drive die 7 is controlled in accordance with the state of the resin. FIG. 5 shows an example of the resin pressure detected by the pressure sensor 17. As shown in FIG. 6, the pressure information of the pressure sensor 17 is inputted to the servo controller 14 to control the operation amount of the divided drive type 7. Yes. That is, the pressure sensor 17 detects the pressure generated in the cavity 3 when driving the divided drive mold 7 after injection molding, and performs feedback control of the moving speed of the divided drive mold 7 so as not to exceed the threshold value. When molding is performed in this manner, the resin pressure in the cavity 3 can be rapidly increased because the drive speed of the split drive mold 7 can be adjusted while detecting the resin pressure in the cavity 3 when the resin is compressed after the end of the injection process. Without compression, it becomes possible to compress with a uniform resin pressure distribution up to a predetermined thickness.
[0016]
The pressure sensors 17 are scattered at least at three points in the direction in which the resin flows in the approximate center in the direction perpendicular to the direction in which the resin flows in the opposite gate direction from the gate of the cavity 3. In the case of this example, the pressure sensor 17 is provided in each of the five divided drive molds 7 indicated by reference signs A, B, C, D, and E. When three or more pressure sensors 17 are provided in this way, the resin pressure at each part in the cavity 3 can be accurately detected, and the divided drive die 7 is driven more appropriately, and the resin pressure is uniform up to a predetermined thickness. It becomes possible to compress by distribution.
[0017]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, a part of the pair of molds corresponding to the cavity of one mold is constituted by a divided drive mold in which a plurality of parts are provided from the gate side to the opposite gate side, and the pair of molds When a thin cavity is formed between a pair of molds by matching the flow path cross-sectional area on the gate side of the cavity with the flow cross-sectional area on the opposite gate side of the cavity In this state, the molten resin is injected into the cavity through the gate, and before the molten resin solidifies, the split drive mold of the one mold is melted in order from the opposite gate side to the gate side. It is operated to compress the resin to form a molded product with a predetermined thickness, and when the molten resin is injected from the gate into the cavity and filled with the resin, the flow passage cross-sectional area on the gate side is large. Resin flow resistance The resin can be filled to every corner of the cavity without applying excessive injection pressure, and the molten resin is sequentially compressed with the split drive type in a state where the cavity is filled with the molten resin. By forming the molded product with a predetermined thickness by operating as described above, it is possible to obtain a thin-walled resin molded product in which the resin is spread over the whole. Smooth movement of the resin to the gate side makes it possible to equalize the resin pressure that is unevenly distributed during the injection of the resin, and to improve the quality of the thin molded product. Since the divided drive molds are separately driven and compressed, the resin pressure can be made even more uniform and the quality of the thin molded product can be improved. Therefore, a thin molded product having a uniform density and no molding trouble can be obtained without applying excessive injection pressure and speed during molding.
[0018]
Further, the invention of claim 2 of the present invention is that, in accordance with claim 1, the resin pressure during molding is monitored by a pressure sensor arranged at a portion in contact with the molten resin of one mold so as to match the situation of the resin. Since the operation amount of the split drive type is controlled, the drive speed of the split drive type can be adjusted while detecting the resin pressure in the cavity when compressing the molten resin, so that the resin pressure in the cavity does not rise rapidly. It is possible to compress with a uniform resin pressure distribution up to a predetermined thickness, and thus a thin molded product with good quality can be obtained.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, the pressure sensor according to the second aspect is dotted with at least three points in the flow direction of the resin at a substantially center in a direction orthogonal to the flow direction of the resin from the gate to the anti-gate direction. Since the resin pressure is monitored at the time, when the molten resin is compressed, the drive of the split drive type can be controlled while more accurately detecting the resin pressure in the cavity, and the resin pressure distribution can be evenly distributed to a predetermined thickness. It can be compressed.
[0020]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a pair of molds that form a thin cavity therebetween by being matched with each other, and a portion corresponding to the cavity of one of the pair of molds is gated. A plurality of split drive types are provided from the side toward the opposite gate side, and these split drive types are provided so as to be driven independently of each other. The split drive mold is driven so that the area is larger than the cross-sectional area of the flow path on the opposite gate side, and before the molten resin injected into the cavity is solidified , the above-mentioned one is obtained. since driving the mold split driven to compress the molten resin in order toward the gate side from the anti gate side, by controlling the driving of the split-driven method according to claim 1 of the thin molded product Easily It is those that can be current.
[0021]
Further, the invention of claim 5 of the present invention is that, in claim 4, a pressure sensor for detecting the pressure of the resin is provided at a portion of the mold that contacts the molten resin. Item 5. The pressure sensor according to item 7, wherein pressure sensors are scattered at at least three points in the direction in which the resin flows at a substantially center in a direction orthogonal to the direction in which the resin flows from the gate to the anti-gate direction. In the fifth or sixth aspect, the split drive type is provided with a drive device that controls the operation amount of the split drive type based on a signal from the pressure sensor. The method for producing a thin molded article can be easily realized.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of a method for producing a thin molded product and a molding die apparatus of the present invention, wherein (a), (b), (c), (d), and (e) show each step.
FIG. 2 is an explanatory view for explaining the structure of the mold part drive device according to the embodiment;
FIG. 3 is a diagram showing a split drive type drive sequence same as above.
4A and 4B show another example of the molding die apparatus, wherein FIG. 4A is a plan view and FIG. 4B is a cross-sectional view.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of pressure detected by the pressure sensor.
FIG. 6 is an explanatory view for explaining the structure of the mold part drive device according to the embodiment;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Fixed mold 2 Movable mold 3 Cavity 4 Molded product 5 Gate 6 Air vent 7 Split drive type 8 Mold part drive device 15 Molten resin 17 Pressure sensor

Claims

一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、一対の金型を合致させて一対の金型間に薄肉のキャビティを形成するとき一方の金型の複数の分割駆動型にてキャビティのゲート側の流路断面積をキャビティの反ゲート側の流路断面積より大きく設定しておき、この状態で溶融樹脂をゲートを介してキャビティ内に射出し、溶融樹脂が固化する前に上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように動作させて所定の肉厚の成形品を形成することを特徴とする薄肉成形品の製造方法。 A part of the pair of molds corresponding to the cavity of one mold is constituted by a divided drive mold provided in plural from the gate side to the opposite gate side, and the pair of molds are matched to each other between the pair of molds. When forming a thin-walled cavity, the flow path cross-sectional area on the gate side of the cavity is set to be larger than the flow cross-sectional area on the opposite gate side of the cavity in a plurality of split drive molds of one mold. Resin is injected into the cavity through the gate, and before the molten resin solidifies, the split drive mold of the one mold is operated so as to compress the molten resin in order from the opposite gate side to the gate side. A method for producing a thin-walled molded product, comprising forming a molded product having a thickness of 5 mm.

上記一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に配置した圧力センサーにて成形中の樹脂圧力をモニタリングすることにより、樹脂の状況に合わせて分割駆動型の作動量を制御することを特徴とする請求項１記載の薄肉成形品の製造方法。The operation amount of the split drive type is controlled in accordance with the state of the resin by monitoring the resin pressure during molding by a pressure sensor arranged at a position in contact with the molten resin of the one mold. The manufacturing method of the thin molded article of Claim 1.

ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも３点に点在させた圧力センサーで樹脂圧力をモニタリングするようにしたことを特徴とする請求項２記載の薄肉成形品の製造方法。The resin pressure is monitored by pressure sensors that are scattered at least at three points in the direction in which the resin flows at the approximate center in the direction orthogonal to the direction in which the resin flows from the gate to the anti-gate direction. 2. A method for producing a thin molded article according to 2.

互いに合致させることにより間に薄肉のキャビティを形成する一対の金型を具備し、一対の金型のうち一方の金型のキャビティに対応する部分をゲート側から反ゲート側に向かって複数設けた分割駆動型で構成し、これら分割駆動型を夫々独立に駆動されるように設け、溶融樹脂の射出を開始するときはキャビティのゲート側の流路断面積を反ゲート側の流路断面積より大きくなるように分割駆動型を駆動するようにすると共にキャビティに射出した溶融樹脂が固化する前には所定の肉厚の成形品を得るために上記一方の金型の分割駆動型を反ゲート側からゲート側に向かって順に溶融樹脂を圧縮するように駆動することを特徴とする薄肉成形品の成形金型装置。Provided with a pair of molds that form a thin cavity between them by matching each other , a plurality of portions corresponding to the cavity of one mold of the pair of molds were provided from the gate side to the opposite gate side The split drive type is configured so that each of these split drive types is driven independently, and when the injection of the molten resin is started, the flow path cross-sectional area on the gate side of the cavity is determined from the flow cross-sectional area on the anti-gate side. The split drive mold is driven so that it becomes large, and before the molten resin injected into the cavity is solidified , the split drive mold of the one mold is placed on the side opposite to the gate side in order to obtain a molded product having a predetermined thickness. thin molded article of the molding die apparatus and drives so as to compress the molten resin in order toward the gate side from.

上記一方の金型の溶融樹脂に接触する部位に樹脂の圧力を検出する圧力センサーを設けたことを特徴とする請求項４記載の成形金型装置。5. The molding die apparatus according to claim 4, wherein a pressure sensor for detecting the pressure of the resin is provided at a portion of the one die that contacts the molten resin.

ゲートから反ゲート方向に樹脂が流れる方向と直交する方向の略中央で上記樹脂が流れる方向の少なくとも３点に圧力センサーを点在させたことを特徴とする請求項５記載の成形金型装置。6. The molding die apparatus according to claim 5, wherein pressure sensors are scattered at at least three points in the direction in which the resin flows at a substantially center in a direction orthogonal to the direction in which the resin flows from the gate to the opposite gate direction.

分割駆動型には圧力センサーからの信号により分割駆動型の作動量を制御する駆動装置を設けたことを特徴とする請求項４または請求項５記載の成形金型装置。6. The molding die apparatus according to claim 4, wherein the split drive type is provided with a drive device that controls an operation amount of the split drive type based on a signal from a pressure sensor.