JP3763560B2 - 受信機 - Google Patents

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送関連情報を多重した多重放送波を受信可能な受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
放送局の放送の際にその番組内容に関連する情報等の放送関連情報をデータとして多重変調にて送信し、受信側にてこれを復調し、復調したデータに基づいて所望の番組内容を選択できるようにしてラジオ聴取者に対してそのサービスを提供できるようにしたラジオデータシステム(RDS)がある。
【0003】
このラジオデータシステムにおいては、FM変調波の周波数帯域外で19KHz のステレオパイロット信号の3次高調波である57KHz を副搬送波とし、この副搬送波をフィルタリングされかつバイフェーズ(Biphase)コード化された番組内容等の放送に関連する情報を示すデータ信号により振幅変調してラジオデータ信号とし、この振幅変調された副搬送波を主搬送波に周波数変調して放送するようになされている。
【0004】
ラジオデータ信号は、そのベースバンドコーディング構造を示す図1から明らかなように、104ビットを1グループとして繰り返し多重伝送される。1つのグループは各々26ビット構成の4ブロックからなり、また各ブロックは16ビットの情報ワードと10ビットのチェックワードとからなっている。タイプ0Aを例にとれば、図2に示すように、ブロック1にはネットワークを表わす番組識別(PI)コードが、ブロック2には交通番組識別(TP)コードや交通アナウンス識別(TA)コードが、ブロック3には同一番組を放送しているネットワーク局群の周波数(AF)データが、ブロック4には放送局名やネットワーク名等の番組サービス名情報(PS)データがそれぞれ配置される。また、各グループはその内容に応じて4ビットにてタイプ0〜15の16通りに区別され、さらに各タイプ(0〜15)に対しそれぞれA,Bの2つのバージョンが定義されており、これらの識別コードはブロック2に配置されている。なお、ネットワーク局のAFデータはタイプ0Aグループのみで伝送され、PSデータはタイプ0A及び0Bグループで伝送されるようになっている。
【0005】
また、PIコードは、16進表記で4桁からなり、国名を示す1桁の国コード、国内における放送番組の地域を示す1桁のエリアコード及びネットワークの識別を示す2桁のネットワークコードからなる。エリアコードはREGコードと呼ばれ、0〜Fのいずれか1に定められる。REGコード=0は放送局が1局のみの場合を示し、1は国をまたがって同一放送する場合を示し、2は国全体で同一放送をする場合を示し、3は州のように国の中でも広い範囲で同一放送をする場合を示している。4〜Fは同一ネットワークの中で放送局毎に個別のローカル放送ほ行なう場合を示している。例えば、同一ネットワークに属する3局があった場合に、3局ともに同一番組で広域向けの放送を行っているときには3局各々のREGコードは全て3になっていたとすると、3局各々が個別のローカル向けの放送を行なうときにはREGコードは4以上の4,5,6のように局毎に異なるものとなる。通常、REGコード=1〜3では同一ネットワーク局は全て同一番組を広域向けに放送し、REGコード=4〜Fでは同一ネットワーク局各々で個別の番組をローカル向けに放送していると判断することができる。REGコード=1〜Fをとる放送局のREGコードは放送番組が広域向け或いはローカル向けのように変化することによって変化し、一定していない。REGコード=0では単一の放送局であり、ネットワークを形成していないので、そのような放送局は常にREGコード=0である。
【0006】
受信機のプリセットチャンネルの例えば、第1チャンネルにネットワークNWに属する放送局aがセットされていた場合に、ネットワークNWの放送番組を聴取するために第1チャンネルのチャンネル選択ボタンが操作されると、チャンネルリコール動作が開始される。チャンネルリコール動作においては、放送局aの送信周波数が受信され、受信した放送波からラジオデータ信号が抽出されて、そのラジオデータ信号中のPIコードが読み取られる。読取PIコードの4桁全てがメモリに記憶されている放送局aのPIコードの全てと一致するならば、そのままの周波数での受信状態が継続される。この受信状態では、放送局aが属するネットワークNWでしかも放送局aと同一国内及び同一エリアの放送局の放送波が受信される。
【0007】
PIコードの4桁全ての一致が検出されない場合にはその読取PIコードのREGコードを除いたPIコードが放送局aのPIコードと一致するか否かが判別される。REGコードを除いたPIコードも一致しないならば、シーク動作或いはメモりに記憶されている他の周波数データを利用して受信周波数を変化させて新たな放送波を検索する放送波検索動作が行なわれ、検索した放送波について上記のようにPIコードの4桁全ての一致が判別される。
【0008】
一方、REGコードを除いたPIコードが一致している場合には、受信機に設けられているREGスイッチがオフならば、現受信周波数での受信状態が継続される。REGスイッチはREGコードを無視する場合にはオフ、REGコードを考慮する場合にはオンにユーザによって操作されるようになっている。REGコードを除いたPIコードが一致してREGスイッチがオンならば、上記の放送波検索動作が行なわれ、検索した放送波についてPIコードの4桁全ての一致が判別される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかるチャンネルリコール動作においては、REGスイッチがオンである場合には受信放送波からの読取PIコードの4桁全てがメモリに記憶されている放送局aのPIコードの全てと一致しなければ、その放送波の受信状態が継続されないことが生じる。
【0010】
例えば、図3に示すように、地域A内の地点PAにおいて受信機の第1チャンネルにネットワークNWに属する放送局a(周波数90MHz)をセットしたとする。また、そのときの放送局aのPIコードがメモリに記憶されているとする。放送局aのPIコードは広域向け番組ではC312、ローカル向け番組ではC412になるとする。その後、地域B内の地点PBにおいて、ネットワークNWの放送番組を聴取するために受信機の第1チャンネルのチャンネル選択ボタンが操作されると、放送局aの放送波を受信することができないので、放送波検索動作が開始される。地域B内にはネットワークNWに属する放送局b(周波数100MHz)が存在するならば、その放送波検索動作により放送局bの放送波がPIコードチェックのために受信される。放送局bのPIコードは広域向け番組ではC312、ローカル向け番組ではC512になるとする。
【0011】
メモリに記憶された放送局aのPIコードがC312で、放送局bのPIコードがC312ならば、受信機では受信周波数が100MHzが維持され、放送局bの放送波が継続受信される。一方、メモリに記憶された放送局aのPIコードがC312で、放送局bのPIコードがC512の場合、或いはメモリに記憶された放送局aのPIコードがC412で、放送局bのPIコードがC312の場合には受信機では放送局bの放送波は無視され、地点PBでは放送波を受信することができない放送局aに対応する90MHzに受信周波数が維持される。
【0012】
また、REGスイッチがオフである場合には、記憶した放送局aがとり得るエリアコード(REGコード)と異なるエリアコードを有する同一ネットワークの放送局の放送波も受信してしまうという問題が生じる。上述の例で補足すると、PIコードがC312のネットワーク局は、PIコードをC412又はC512に変化可能であり、C412,C512は、C312にしか変化し得ない。しかしながら、REGスイッチがオフの場合には記憶しているPIコード(C412)とは変化し得ない関係のPIコード(C512)を有する放送局の放送波を受信した場合でもその受信が維持されてしまう。
【0013】
そこで、本発明の目的は、記憶しているPIコードとはエリアコード(REGコード)のみが異なる放送局を選局受信した場合に、その選局受信した放送局の放送波から得られるエリアコードと記憶しているPIコード中のエリアコードとが所定の関係にあるときにはその受信を維持することができる受信機を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の受信機は、国を識別するための国コード、広域向け番組と地域向け番組とのいずれか一方を示すエリアコード及びネットワークを識別するためのネットワークコードを含む放送関連情報を多重した多重放送波を受信可能な受信機であって、放送波を受信するために受信周波数を可変可能な受信手段と、受信手段にて受信された放送波から放送関連情報の復調を行なう復調手段と、復調手段において得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードを記憶指令に応じて記憶するメモリと、受信手段にて新たに受信された放送波からの放送関連情報の復調によって復調手段において新たに得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードとメモリに記憶された国コード、エリアコード及びネットワークコードを比較する比較手段と、を含み、比較手段の比較結果が復調手段において新たに得られた国コード及びネットワークコードとメモリに記憶された国コード及びネットワークコードとが一致し、メモリに記憶されたエリアコードが地域向け番組を示しかつ復調手段において新たに得られたエリアコードが広域向け番組を示すならば、受信手段はその新たに受信された放送波を継続して受信することを特徴としている。
【0015】
かかる本発明の受信機によれば、新たに受信した放送波に含まれるエリアコードとメモリに記憶されているエリアコードとが、広域と地域との関係にある場合にはその放送波の受信を継続するので、記憶した放送局のPIコードの変化を適切に反映させた受信が可能となる。
また、本発明の受信機は、国を識別するための国コード、広域向け番組と地域向け番組とのいずれか一方を示すエリアコード及びネットワークを識別するためのネットワークコードを含む放送関連情報を多重した多重放送波を受信可能な受信機であって、放送波を受信するために受信周波数を可変可能な受信手段と、受信手段にて受信された放送波から放送関連情報の復調を行なう復調手段と、復調手段において得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードを記憶指令に応じて記憶するメモリと、受信手段にて新たに受信された放送波からの放送関連情報の復調によって復調手段において新たに得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードとメモリに記憶された国コード、エリアコード及びネットワークコードを比較する比較手段と、を含み、比較手段の比較結果が復調手段において新たに得られた国コード及びネットワークコードと、メモリに記憶された国コード及びネットワークコードとが一致し、メモリに記憶されたエリアコードが広域向け番組を示しかつ復調手段において新たに得られたエリアコードが地域向け番組を示すならば、受信手段はその新たに受信された放送波を継続して受信することを特徴としている。
【0016】
かかる本発明の受信機によれば、新たに受信した放送波に含まれるエリアコードとメモリに記憶されているエリアコードとが、地域と広域との関係にある場合にはその放送波の受信を継続するので、記憶した放送局のPIコードの変化を適切に反映させた受信が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。
図4は本発明が適用されたRDS受信機の構成を示している。この受信機において、アンテナ1で受信されたFM多重放送波はフロントエンド2で希望の局が選択され、中間周波数(IF)に変換された後、IFアンプ3を介してFM検波器4に供給される。フロントエンド2は、例えば、プログラマブル分周器を含むPLL回路を用いたPLLシンセサイザー方式を採り、プログラマブル分周器の分周比が後述するコントローラ14によって制御されることにより選局動作を行なう構成となっている。FM検波器4の検波出力はMPX(マルチプレクス)復調回路5に供給され、ステレオ放送の場合にはL(左),R(右)チャンネルのオーディオ信号に分離される。
【0019】
また、FM検波器4の検波出力がフィルタ6を通過することにより、バイフェーズコード化されたデータ信号によって振幅変調された57KHz の副搬送波、すなわちラジオデータ信号が抽出されPLL回路7で復調される。この復調出力はディジタル(D)PLL回路8及びデコーダ9に供給される。D‐PLL回路8では、PLL回路7の復調出力に基づいてデータ復調用のクロックが生成される。生成されたクロックはゲート回路10に供給される。ロック検出回路11はD‐PLL回路8がロックしたことを検出してロック検出信号を発生し、これをゲート回路10に供給して当該回路10を開(オープン)状態とすべく制御する。デコーダ9では、PLL回路7の復調出力であるバイフェーズコード化されたデータ信号がD‐PLL回路8で生成されたクロックに同期してデコードされる。
【0020】
デコーダ9の出力データは、図1に示す如く、26ビット構成の4ブロックからなる104ビットのグループ単位となっており、順次グループ,ブロック同期&エラー検出回路12に供給される。グループ,ブロック同期&エラー検出回路12では、各ブロックの10ビットのチェックワードにそれぞれ割り当てられた10ビットのオフセットワードに基づいてグループとブロック同期がとられると共に、チェックワードに基づいて16ビットの情報ワードのエラー検出が行なわれる。そして、エラー検出されたデータは次段のエラー訂正回路13でエラー訂正された後コントローラ14に供給される。
【0021】
コントローラ14はマイクロコンピュータによって構成され、グループ単位で順次入力されるラジオデータ中の各ブロックのコード情報、すなわち現在受信中の放送局の番組内容に関連するラジオデータ情報(上記したTAコード、TPコード、PIコード、AFデータ、PSデータ等)を取り込んでメモリ15に記憶しておき、操作部16からの選局指令に基づいてフロントエンド2の一部を構成するPLL回路のプログラマブル分周器(図示せず)の分周比を定める受信周波数データ値を制御することによって選局動作を行なう。受信周波数データ値は例えば、カウンタの計数値である。
【0022】
また、IFアンプ3におけるIF信号レベルに基づいて受信信号レベル(電界強度)を検出するレベル検出回路17と、IFアンプ3におけるIF信号レベルが所定レベル以上でかつFM検波器4におけるいわゆるSカーブ特性の検波出力が所定レベル範囲内にあるとき受信局を検出して局検出信号を出力する局検出回路18とが設けられており、レベル検出回路17によって検出された受信信号レベル及び局検出回路18から出力される局検出信号はコントローラ14に供給される。
【0023】
次に、コントローラ14のプロセッサによって実行されるチャンネルリコール動作について図5に示したフローチャートに従って説明する。ここでは、受信機のプリセットチャンネルの第1チャンネルにネットワークNWに属するRDS放送局aの周波数が既にセットされており、ネットワークNWの放送番組を聴取するために操作部16の第1チャンネルのチャンネル選択ボタンがユーザによって操作され、それによってチャンネルリコール動作が開始されたとする。また、メモリ15には放送局aのPIコード(国コード、REGコード及びネットワークコード)及び周波数データが記憶されているとする。
【0024】
チャンネルリコール動作において、プロセッサは先ず、メモリ15に記憶された周波数データに応じた周波数への同調動作を行なう(ステップS1)。これにより、第1チャンネルにプリセットされた周波数における受信状態となる。そして、現受信周波数にて受信信号からラジオデータ信号が抽出されたか否かを判別する(ステップS2)。ラジオデータ信号が抽出されないならば、後述のステップS7に進んで新たな放送波を検索する。
【0025】
ラジオデータ信号が抽出されたならば、ラジオデータ信号中のPIコードを読み取り(ステップS3)、読取PIコードの4桁全てがメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードの全てと一致するか否かを判別する(ステップS4)。読取PIコードの4桁全てがメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードの全てと一致する場合には、現受信周波数での受信状態を継続する(ステップS5)。すなわち、現受信周波数で受信している放送波から得られたPIコードの4桁全てがメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードの全てと一致したので、受信機はネットワークNWに属する放送局からの放送波を受信したことになる。
【0026】
ステップS4において、読取PIコードの4桁全てがメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードの全てと一致しない場合には、読取PIコードのREGコード以外の3桁はメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードと一致するか否かを判別する(ステップS6)。読取PIコードのREGコード以外の3桁がメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードと一致しない場合には、新たな放送波を検索する放送波検索動作を行なう(ステップS7)。放送波検索動作においては、例えば、メモリ15に予め記憶されたネットワークNWのAFデータリストを用いて選局しても良いし、シーク動作によって受信機の受信周波数帯を走査しつつ局検出回路18の出力を監視し、局検出回路18の出力から局検出信号が発生したときシーク動作を停止させるようにしても良い。
【0027】
ステップS7の実行後、新たな放送波を受信したか否かを判別する(ステップS8)。新たな放送波を受信したならば、ステップS2に戻って現受信周波数にて受信信号からラジオデータ信号が抽出されたか否かを判別し、上記した動作を繰り返す。
ステップS6において、読取PIコードのREGコード以外の3桁はメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードと一致すると判別した場合には、操作部16に設けられているREGスイッチ(図示せず)がオンか否かを判別する(ステップS9)。REGスイッチはREGコードを無視する場合にはオフ、REGコードを考慮する場合にはオンにユーザによって操作されるようになっている。REGスイッチがオフならば、ステップS5に進んで現受信周波数での受信状態を継続する。REGスイッチがオンならば、メモリ15に記憶されている放送局aのPIコード中のREGコードを判別する(ステップS10)。ステップS10の判別の結果、REGコードが0〜3である場合にはメモリに記憶された放送局aのPIコードは放送局aが広域向け放送をしていたときのものであるので、ステップS5に進んで現受信周波数での受信状態を継続する。ステップS10の判別の結果、REGコードが4〜Fである場合にはメモリに記憶された放送局aのPIコードは放送局aがローカル向け放送をしていたときのものであるので、更に、読取PIコード中のREGコードを判別する(ステップS11)。
【0028】
ステップS11の判別の結果、REGコードが0〜3である場合には受信中の放送波では広域向け放送をしており、メモリに記憶された放送局aのPIコードは放送局aはローカル向け放送をしていたときのものであるので、ステップS5に進んで現受信周波数での受信状態を継続する。ステップS11の判別の結果、REGコードが4〜Fである場合には受信中の放送波ではローカル向け放送をしており、メモリに記憶された放送局aのPIコードは放送局aがローカル向け放送をしていたときのものであり、その互いのREGコードが一致していないので、ステップS7に進んで新たな放送波を検索する放送波検索動作を行なう。
【0029】
ステップS8において新たな放送波を受信し得なかった場合には、第1チャンネルにセットされているネットワークNWに属する放送局の放送波を新たに受信することができなかったので、その受信できなかったことを図示しないディスプレイに表示する(ステップS12)。
かかるチャンネルリコール動作においては、例えば、上記した図3に示すように、地域A内の地点PAにおいて受信機の第1チャンネルにネットワークNWに属する放送局a(周波数90MHz)をセットしたとする。また、そのときの放送局aのPIコードがメモリ15に記憶されているとする。放送局aのPIコードは広域向け番組ではC312、ローカル向け番組ではC412になるとする。その後、地域B内の地点PBにおいて、ネットワークNWの放送番組を聴取するために受信機の第1チャンネルのチャンネル選択ボタンが操作されると、放送局aの放送波を受信することができないので、ステップS7により放送波検索動作が開始される。地域B内にはネットワークNWに属する放送局b(周波数100MHz)が存在するならば、その放送波検索動作により放送局bの放送波がPIコードチェックのために受信される。放送局bのPIコードは広域向け番組ではC312、ローカル向け番組ではC512になるとする。
【0030】
メモリ15に記憶された放送局aのPIコードがC312で、移動してきた地域B内の地点PBにおいて受信機で現在得られた放送局bのPIコードがC312ならば、受信機では受信周波数が100MHzが維持され、放送局bの放送波が継続受信される。一方、メモリ15に記憶された放送局aのPIコードがC312で、移動してきた地域B内の地点PBにおいて受信機で現在得られた放送局bのPIコードがC512の場合にはステップS10において、メモリ15に記憶されている放送局aのPIコード中のREGコードは広域向け放送中を示す0〜3と判別されるので、ステップS5に進んで受信機では受信周波数が100MHzが維持され、放送局bの放送波が継続受信される。また、メモリ15に記憶された放送局aのPIコードがC412で、移動してきた地域B内の地点PBにおいて受信機で現在得られた放送局bのPIコードがC312の場合には、ステップS11において、受信した放送波から得たPIコード中のREGコードは広域向け放送中を示す0〜3と判別されるので、ステップS5に進んで受信機では受信周波数が100MHzが維持され、放送局bの放送波が継続受信される。
【0031】
しかしながら、メモリ15に記憶されている放送局aのPIコードがC412で、移動して来た地域B内の地点PBにおいて受信機で現在得られた放送局bのPIコードがC512の場合には、ステップS11において受信した放送波から得たPIコード中のREGコードは地域向け放送中を示す4〜Fと判断されるので、ステップS7に進んで新たな放送波を検索する放送波検索動作を行なう。
【0032】
なお、上記各実施例では、REGスイッチが設けられているが、REGスイッチを設けない受信機にも本発明を適用することができる。このREGスイッチを設けない受信機では、上記のステップS6において、読取PIコードのREGコード以外の3桁はメモリ15に記憶されている放送局aのPIコードと一致すると判別した場合には、直ちにステップS10に進むことになる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、新たに受信した放送波に含まれるエリアコードとメモリに記憶されているエリアコードとが、広域と地域との関係にある場合にはその放送波の受信を継続するので、記憶した放送局のPIコードの変化を適切に反映させた受信が可能となる。特に、本発明は、REGスイッチを排した受信機を構成する際のプリセットリコール及びAFコードを利用したネットワークフォロー処理実行時などの選局処理において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラジオデータ信号のベースバンドコーディング構造を示す図である。
【図2】タイプ0Aグループのフォーマットを示す図である。
【図3】地域A内の地点PAから地域B内の地点PBに移動した場合の受信機の動作を説明するための図である。
【図4】本発明が適用されたRDS受信機の構成を示すブロック図である。
【図5】受信機中のコントローラ内のプロセッサによって実行されるチャンネルリコール動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 フロントエンド
4 FM検波器
5 マルチプレクス復調回路
8 ディジタルPLL回路
9 デコーダ
14 コントローラ

Claims (2)

  1. 国を識別するための国コード、広域向け番組と地域向け番組とのいずれか一方を示すエリアコード及びネットワークを識別するためのネットワークコードを含む放送関連情報を多重した多重放送波を受信可能な受信機であって、
    放送波を受信するために受信周波数を可変可能な受信手段と、
    前記受信手段にて受信された放送波から前記放送関連情報の復調を行なう復調手段と、
    前記復調手段において得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードを記憶指令に応じて記憶するメモリと、
    前記受信手段にて新たに受信された放送波からの前記放送関連情報の復調によって前記復調手段において新たに得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードと前記メモリに記憶された国コード、エリアコード及びネットワークコードを比較する比較手段と、を含み、
    前記比較手段の比較結果が前記復調手段において新たに得られた国コード及びネットワークコードと前記メモリに記憶された国コード及びネットワークコードとが一致し、前記メモリに記憶されたエリアコードが地域向け番組を示しかつ前記復調手段において新たに得られたエリアコードが広域向け番組を示すならば、前記受信手段は前記新たに受信された放送波を継続して受信することを特徴とする受信機。
  2. 国を識別するための国コード、広域向け番組と地域向け番組とのいずれか一方を示すエリアコード及びネットワークを識別するためのネットワークコードを含む放送関連情報を多重した多重放送波を受信可能な受信機であって、
    放送波を受信するために受信周波数を可変可能な受信手段と、
    前記受信手段にて受信された放送波から前記放送関連情報の復調を行なう復調手段と、
    前記復調手段において得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードを記憶指令に応じて記憶するメモリと、
    前記受信手段にて新たに受信された放送波からの前記放送関連情報の復調によって前記復調手段において新たに得られた国コード、エリアコード及びネットワークコードと前記メモリに記憶された国コード、エリアコード及びネットワークコードを比較する比較手段と、を含み、
    前記比較手段の比較結果が前記復調手段において新たに得られた国コード及びネットワークコードと、前記メモリに記憶された国コード及びネットワークコードとが一致し、前記メモリに記憶されたエリアコードが広域向け番組を示しかつ前記復調手段において新たに得られたエリアコードが地域向け番組を示すならば、前記受信手段は前記新たに受信された放送波を継続して受信することを特徴とする受信機。
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