JP3762294B2 - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3762294B2
JP3762294B2 JP2001388677A JP2001388677A JP3762294B2 JP 3762294 B2 JP3762294 B2 JP 3762294B2 JP 2001388677 A JP2001388677 A JP 2001388677A JP 2001388677 A JP2001388677 A JP 2001388677A JP 3762294 B2 JP3762294 B2 JP 3762294B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motors
image
motor
cleaning device
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001388677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003186363A (ja
Inventor
岡樹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001388677A priority Critical patent/JP3762294B2/ja
Publication of JP2003186363A publication Critical patent/JP2003186363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3762294B2 publication Critical patent/JP3762294B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning In Electrography (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真感光体などの像担持体表面に残留した残留現像剤を除去するクリーニング装置、及び該クリーニング装置を備え電子写真方式や静電記録方式によって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光ドラム表面に形成したトナー像を、紙などの転写紙に転写する工程を繰り返す周知の電子写真方式の画像形成装置においては、次の画像形成に備えて転写ごとに転写紙に転写されず感光ドラムに残る転写残トナー(残留現像剤)を除去することが必要である。
【0003】
感光ドラムに残る転写残トナーを除去するクリーニング部材としては、従来から種々提案がなされている。例えば、図9に示すように、ウレタンゴム等の弾性材料からなるクリーニング部材としてのクリーニングブレード101によって感光ドラム100上の転写残トナーを掻き落すものが、その構成が簡単でコンパクト、低コストであり、しかも、トナー除去機能も優れていることから、一般に広く利用されている。
【0004】
ところで、上記クリーニングブレード101の当接によって感光ドラム100表面の転写残トナーを機械的に除去している際に、感光ドラム100に当接しているクリーニングブレード101のエッジ部Aに対して感光ドラム100の回転方向上流側には、感光ドラム100表面より掻き落した転写残トナーtが凝集している。従来、この凝集した転写残トナーtはある程度の大きさになると重力により落下して、下方に設けたクリーニング容器(不図示)に回収される。
【0005】
しかしながら、近年、画像形成装置(複写機、プリンタなど)の高速出力化にともなって感光ドラム100の周速が上昇した影響によって、クリーニングブレード101のエッジ部Aと感光ドラム100との間のニップ部を、前記凝集した転写残トナーtの一部がすり抜ける現象が発生するおそれがあった。
【0006】
また、環境条件によっては、前記凝集した転写残トナーtが重力で落下せずに成長を続け、成長して大きくなった凝集した転写残トナーtの一部が、クリーニングブレード101のエッジ部Aと感光ドラム100との間のニップ部をすり抜ける現象が発生するおそれがあった。
【0007】
クリーニングブレード101のエッジ部Aと感光ドラム100との間のニップ部をすり抜けた転写残トナーは、感光ドラム100表面に付着した状態で次の転写時に転写紙に筋状に転写されるため、画像不良となる。
【0008】
このような画像不良を防止するために、従来では、例えば特開平6−4014号公報や特開平11−174922号公報には、クリーニングブレードに圧電素子を固着して圧電素子による振動を印加して、クリーニングブレードのエッジ部の上流側に転写残トナーが大量に凝集することなく落下させるようにした構成が開示されている。
【0009】
また、特開平9−160455号公報には、クリーニングブレードに衝突振動を加えて、クリーニングブレードのエッジ部の上流側に転写残トナーが大量に凝集することなく落下させるようにした構成が開示されている。
【0010】
更に、近年では、クリーニング装置内に振動を発生させる振動発生部材を回転軸に取り付けた複数個のモータを設けて、各モータの回転駆動による振動発生部材の回転によって発生する振動をクリーニングブレードに直接あるいは間接的に印加して、クリーニングブレードのエッジ部の上流側に転写残トナーが大量に凝集することなく落下させる方法が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したクリーニングブレードに圧電素子による振動を印加する従来の構成では、耐久による劣化によってクリーニングブレードを交換する毎に圧電素子も同時に交換されるので、コストアップにつながり、また、圧電素子の微小振動では、凝集・成長した転写残トナーに対して十分な振動を与えることができない場合があった。
【0012】
また、上記したクリーニングブレードに衝突振動を印加する従来の構成では、凝集・成長した転写残トナーに対して十分な振動を与えることができるが、衝突振動が入力されたときのクリーニングブレードの挙動によっては、前記凝集した転写残トナーの一部がクリーニングブレードのエッジ部と感光ドラムとの間のニップ部をすり抜ける場合があった。
【0013】
また、上記した複数個のモータの回転駆動による振動発生部材の回転によって発生する振動をクリーニングブレードに印加する従来の構成では、各モータがその回転駆動による回転方向がそれぞれ同一方向となるように配置されているので、凝集・成長した転写残トナーに対して効果的な振動を与えることができなかった。また、効果的な振動を与えるためには大型のモータが必要となるが、大型のモータでは稼動音が大きくなるなどの弊害がある。
【0014】
そこで本発明は、クリーニングブレードの挙動を乱すことなく、凝集・成長した転写残トナーに対して効果的な振動を与えて、転写残トナーのすり抜けによる画像不良を防止することができるクリーニング装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、現像剤画像が担持される移動自在な像担持体の長手方向に沿って当接し、前記現像剤画像を前記像担持体から転写体へ転写した後に前記像担持体表面に残留した残留現像剤を除去する弾性ブレードを有するクリーニング装置において、回転方向がそれぞれ制御されて回転駆動される複数個のモータと、揺動自在に支持され、前記複数個の各モータの各出力軸が前記弾性ブレードの長手方向に沿って向くようにして前記各モータを配置したモータ取付けフレームと、前記各モータの前記各出力軸に取り付けられ、前記各出力軸の回転中心に対して重心がずれるように形成された振動発生部材と、を備え、前記各モータのうちの少なくとも1個のモータの回転駆動の回転方向を、他のモータの回転駆動の回転方向に対して逆方向となるようにして前記各モータを回転駆動し、前記各モータの回転駆動による前記各出力軸の回転にともなって前記各振動発生部材が回転することにより発生する一定周期の振動を、前記モータ取付けフレームを介して前記弾性ブレードに印加することを特徴としている。
【0016】
また、前記モータの数が偶数個であることを特徴としている。
【0017】
また、前記偶数個の各モータは、正方向とその逆方向に回転駆動されるモータの数がそれぞれ同じ個数であることを特徴としている。
【0018】
また、前記偶数個の各モータを、前記モータ取付けフレームの長手方向の中央部に対して略対称な位置にそれぞれ配置することを特徴としている。
【0019】
また、2個の前記モータを、前記モータ取付けフレームの長手方向の両端近傍にそれぞれ配置し、前記各モータを正方向とその逆方向にそれぞれ回転駆動することを特徴としている。
【0020】
また、前記2個のモータを、各出力軸がそれぞれ一方向に向くようにして前記モータ取付けフレームに配置することを特徴としている。
【0021】
また、前記2個のモータを、各出力軸がそれぞれ向き合うようにして前記モータ取付けフレームに配置することを特徴としている。
【0022】
また、前記各モータを、非画像形成時にそれぞれ回転駆動することを特徴としている。
【0023】
また、前記各モータを、前記像担持体の移動動作が停止している時にそれぞれ回転駆動することを特徴としている。
【0024】
また、現像剤画像が担持される移動自在な像担持体と、前記像担持体の長手方向に沿って当接し、前記現像剤画像を転写体へ転写した後に前記像担持体表面に残留した残留現像剤を除去する弾性ブレードを有するクリーニング装置と、を少なくとも具備した画像形成装置において、前記クリーニング装置が、請求項1乃至9のいずれかに記載のクリーニング装置であることを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
【0026】
〈実施の形態1〉
図1は、本発明の実施の形態に係るクリーニング装置を備えた画像形成装置(本実施の形態では、電子写真方式のレーザビームプリンタ)20を示す概略構成図ある。
【0027】
この画像形成装置(レーザビームプリンタ)20は、電子写真画像形成プロセスによって像担持体としての感光ドラム1上に形成されたトナー像(現像剤画像)を転写体としての転写紙Pに転写して画像形成を行う。
【0028】
詳しくは、帯電ローラ2によって矢印a方向(時計方向)に回転している感光ドラム1に帯電を行ない、次いでこの感光ドラム1に露光装置6から反射ミラー11を介して入力される画像情報に応じたレーザ光Lを照射して静電潜像を形成する。そして、この静電潜像を現像装置3の現像ローラ10によって現像してトナー像を形成する。
【0029】
現像装置3は、トナーTの薄層を現像ローラ10表面に形成し、そのトナーを感光ドラム1の現像領域へ供給して、感光ドラム1上の静電潜像へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。
【0030】
そして、トナー像の形成と同期して、給紙カセット12にセットした所定サイズの転写紙Pを、ピックアップローラ13、搬送ローラ対(不図示)及びレジストローラ対(不図示)などによって、感光ドラム1と転写ローラ4間の転写ニップ部Nに搬送する。
【0031】
そして、感光ドラム1上に形成されたトナー像を、転写バイアスが印加された転写ローラ4によって転写紙Pに転写する。その後、トナー像の転写を受けた転写紙Pは搬送ガイド7を通して定着装置8へと搬送される。定着装置8は、定着ローラ8aと加圧ローラ8bを有しており、トナー像が転写された転写紙Pを定着ローラ8aと加圧ローラ8b間の定着ニップ部で挟持搬送して、通過する転写紙Pに熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。そして、トナー像が定着された転写紙Pを、排紙ローラ対14で画像形成装置本体21の外に排紙する。
【0032】
また、前記転写後に感光ドラム1上に残留している転写残トナー(残留現像剤)は、クリーニング装置5のクリーニングブレード22によって掻き取って除去され、次の画像形成動作に備える(クリーニング装置5の詳細については後述する)。
【0033】
次に、本発明の実施の形態に係るクリーニング装置5について説明する。
【0034】
図2に示すように、本実施の形態におけるクリーニング装置5は、弾性体からなるクリーニングブレード22を保持したホルダー28が、ボルト25によってフレーム27に保持されている。クリーニングブレード22は、その先端のエッジ部Aが感光ドラム1に当接している。クリーニングブレード22は、感光ドラム1の長手方向に沿って形成されている。
【0035】
フレーム27は、クリーニング容器23との間に設けたシャフト24とバネ26によって揺動自在にクリーニング容器23に支持されている。また、フレーム27には、2個のモータユニット40が保持されている(モータユニット40の構成については後述する)。
【0036】
クリーニング容器23内の感光ドラム1の回転方向に対してクリーニングブレード22のエッジ部Aの上流側には、感光ドラム1の長手方向に沿って回転自在なマグネットローラ29が感光ドラム1表面に近接して設けられている。マグネットローラ29には、マグネットローラ29表面に保持される転写残トナーtの層厚を所定の厚さに規制するシャフト30が近接してその長手方向に設けられており、シャフト30により回転するマグネットローラ29で感光ドラム1の長手方向に対して均一に層厚規制された感光ドラム1表面の転写残トナーtをクリーニングブレード22側に移動する。
【0037】
これは、層厚規制せずに転写残トナーtをクリーニングブレード22によって掻き取ると、転写残トナーtのある部分とない部分でクリーニングブレード22と感光ドラム1の摩擦が異なり、クリーニングブレード22にビビリが発生するためである。このため、上記のように転写残トナーtを感光ドラム1の長手方向に層厚規制して再コートすることで、クリーニングブレード22と感光ドラム1の摩擦がその長手方向で安定するため、クリーニングブレード22のビビリを防止できる。
【0038】
均一に層厚規制された転写残トナーtは、感光ドラム1の回転にともなってクリーニングブレード22側に移動してクリーニングブレード22で掻き取られる。この際、感光ドラム1の回転方向に対してクリーニングブレード22のエッジ部Aの上流側に凝集することなく落下した転写残トナーtは、マグネットローラ29表面に保持される。
【0039】
そして、マグネットローラ29の回転方向(反時計方向)に対してシャフト30の上流側に当接しているシート31によって、マグネットローラ29表面に層厚規制されずに残っている転写残トナーtをマグネットローラ29の下方に設けている回転自在な搬送スクリュー32に送る。搬送スクリュー32は送られてきた転写残トナーtをトナー回収容器(不図示)に搬送する。
【0040】
上述したように均一に層厚規制された転写残トナーtは、感光ドラム1の回転にともなってクリーニングブレード22側に移動してクリーニングブレード22で掻き取られる。そして、図3(a)、(b)に示すように、画像形成動作の回数が増えるにつれて、クリーニングブレード22のエッジ部Aの上流側に凝集した転写残トナーtが成長していく。凝集した転写残トナーtが成長し続けると、上述したようにクリーニングブレード22のエッジ部Aの感光ドラム1との間のニップ部を転写残トナーtがすり抜けて画像不良が発生するため、クリーニングブレード22のエッジ部Aの上流側で成長して凝集塊となった転写残トナーtを除去する必要がある。
【0041】
そこで、本発明の実施の形態1では、図3(c)、(d)に示すように、フレーム27に設けた複数のモータユニット40によって発生される振動Bを、フレーム27、ホルダー28を介してクリーニングブレード22に印加して、凝集塊となった転写残トナーtを落下させて除去ようにした。
【0042】
更に具体的に説明すると、図4、図5、図6に示すように、各モータ41a,41bをそれぞれ内部に設けた偶数個、本実施の形態では2個のモータユニット40をフレーム27内に配置している。
【0043】
各モータユニット40は、図4、図5に示すように、フレーム27に取り付けられるモータ収容ケース43と、モータ収容ケース43内に配置された各モータ41a,41bと、各モータ41a,41bの各出力軸45a,45bにそれぞれ取り付けた振動発生部材としての扇形状の回転部材42とで構成されており、各モータ41a,41bの回転・停止、及び回転方向は電気的に接続されている制御回路(不図示)によって制御される。
【0044】
各モータユニット40は、図6に示すように、フレーム27内の長手方向に対して両端近傍に配置されている。この際、各モータユニット40のフレーム27内の長手方向での配置は、長手中央部から対称な位置に配置して、クリーニングブレード22の感光ドラム1への当接圧のバラツキが小さくなるようにすることが望ましい。このような構成により、比較的小さな振動でクリーニングブレード22全体にムラなく振動を伝えることができる。
【0045】
回転部材42は扇形状に形成されているので、各モータ41a,41bの各出力軸45a,45bの回転中心に対して重心がずれている。よって、各モータ41a,41bの回転駆動による各出力軸45a,45bの回転によって回転部材42が回転すると一定周期の振動が発生する。発生した振動は各モータ41a,41bからモータ収容ケース43に伝わり、更にモータ収容ケース43からフレーム27、ホルダー28を介してクリーニングブレード22に伝わる。
【0046】
また、モータ収容ケース43は、フレーム27へ振動を効率的に伝播する機能とともに、内側に設けた各モータ41a,41bにトナーが進入するのを防止する役目も有している。また、モータ収容ケース43とフレーム27との間に、発砲ウレタンなどのシール材(不図示)を設けることにより、内側に設けた各モータ41a,41bにトナーが進入するのをさらに防止することができる。
【0047】
そして、本実施の形態では、フレーム27の長手方向両端側に設けた各モータ収容ケース43内の各モータ41a,41bは、図7に示すように、それぞれの出力軸45a,45bが一方向(本実施の形態では、図1に示した画像形成装置本体21の長手方向奥側(紙面に対して直交方向奥側))を向くように、各モータ収容ケース43内に配置されている。この場合、モータ41aが画像形成装置本体21の前側に位置し、モータ41bが画像形成装置本体21の奥側に位置している。
【0048】
各モータ41a,41bの各出力軸45a,45bは、画像形成装置本体21の前面側から見たときに、図7に示すように、出力軸45aは反時計方向に回転し、出力軸45bは時計方向に回転する。各モータ41a,41bは電気的に接続されている制御回路(不図示)によって、各出力軸45a,45bの回転方向がそれぞれ逆方向となるように制御されて回転される。このように本実施の形態では、各モータ41a,41bの各出力軸45a,45b(回転部材42)がそれぞれ逆方向に回転することにより、クリーニングブレード22に対して振動を与えるタイミングがずれることによって、クリーニングブレード22に効率良く振動を付加することができる。
【0049】
本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置5は上記のように構成されており、非画像形成時において、画像形成枚数が所定枚数に達する毎に、制御回路(不図示)による制御によって2個のモータ41a,41bをそれぞれ逆方向に所定時間(0.5秒程度から数秒間)回転駆動して、各回転部材42をそれぞれ逆方向に回転させ、一定周期の振動を発生させる。
【0050】
発生した振動は各モータ41a,41bからモータ収容ケース43に伝わり、更にモータ収容ケース43からフレーム27、ホルダー28を介してクリーニングブレード22に伝わることによって、クリーニングブレード22が微小振動する。クリーニングブレード22の微小振動によって、図3(c)、(d)に示したように、画像形成回数の増加によってクリーニングブレード22のエッジ部Aの上流側に凝集している転写残トナーtを落下させる。落下した転写残トナーtは、上記したようにマグネットローラ29と搬送スクリュー32を介してトナー回収容器(不図示)に搬送され、回収される。
【0051】
このように本実施の形態では、非画像形成時において、画像形成枚数が所定枚数に達する毎に、2個のモータ41a,41bをそれぞれ逆方向に回転駆動して、各回転部材42をそれぞれ逆方向に回転させることにより、クリーニングブレード22に対して振動を与えるタイミングがずれるので、クリーニングブレード22に効率良く振動を付加することができる。
【0052】
従って、画像形成回数の増加によってクリーニングブレード22のエッジ部Aの上流側に凝集している転写残トナーtを効果的に落下させることができるので、クリーニングブレード22のエッジ部Aと感光ドラム1との間のニップ部から転写残トナーのすり抜けを防止して、画像不良の発生を防止することができる。
【0053】
また、本実施の形態では、小型のモータを用いることができるので、モータ回転時の稼動音が大きくなることはない。
【0054】
また、本実施の形態では、上述した従来例のようにクリーニングブレード22に衝突振動が印加されるようなことはないので、クリーニングブレード22に挙動を乱すことはない。
【0055】
また、本実施の形態では、上記した各モータ41a,41bの回転駆動によるクリーニングブレード22への振動印加を非画像形成時に行う構成であったが、画像形成時に感光ドラム1の回転が停止している短時間の間に行うようにしてもよい。
【0056】
また、本実施の形態では、各モータ41a,41bをそれぞれ内蔵した2個のモータユニット40をフレーム27に設けた構成であったが、2個以上の偶数個(例えば4個)のモータユニット40をフレーム27に設け、各モータユニット40内にそれぞれモータを内蔵する構成でもよい。この場合、フレーム27の長手方向の中心に対して対称な位置に各モータユニット40をそれぞれ配置し、一方の側と他方の側にそれぞれ配置した各モータユニット40をそれぞれ逆方向に回転させる。
【0057】
また、本実施の形態では、2個の各モータ41a,41bをそれぞれ逆方向に回転駆動する構成であったが、モータを偶数個以外の複数個設けて、そのうちの少なくとも1個のモータの回転駆動の回転方向を、他のモータの回転駆動の回転方向に対して逆方向となるように回転駆動してもよい。
【0058】
〈実施の形態2〉
実施の形態1では、フレーム27の長手方向両端側に設けた各モータユニット40内の各モータ41a,41bを、図7に示したように、それぞれの出力軸45a,45bが一方向(本実施の形態では、図1に示した画像形成装置本体21の長手方向奥側(紙面に対して直交方向奥側))を向くように、各モータ収容ケース43内に配置したが、本実施の形態では、図8に示したように、各モータ41a,41bのそれぞれの出力軸45a,45bが、それぞれフレーム27の長手方向中央側を向くようにして、各モータ収容ケース内に配置するようにした。
【0059】
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に各モータ41a,41bがそれぞれ逆方向に回転駆動され、各出力軸45a,45bをそれぞれ逆方向に回転させる。他の構成及び動作は、上記した実施の形態1のクリーニング装置及び画像形成装置と同様であり、これらの説明は省略する。
【0060】
このように本実施の形態においても、実施の形態1と同様にクリーニングブレードに効率良く振動を付加することができるので、画像形成回数の増加によってクリーニングブレードのエッジ部の上流側に凝集している転写残トナーを効果的に落下させ、画像不良の発生を防止することができる。
【0061】
また、上述した実施の形態1,2では、感光ドラム表面の転写残トナーを除去するクリーニング装置に本発明を適用した例であったが、これ以外にも、画像形成装置の感光体としてのベルト状の感光ベルト、中間転写方式で用いられる中間転写体(ドラム状の中間転写ドラム、無端ベルト状の中間転写ベルト)などのクリーニング装置にも同様に本発明を適用することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、弾性ブレードに効率良く振動を付加することが可能となるので、像担持体に当接する弾性ブレードの先端近傍に堆積する凝集した残留現像剤を効果的に落下させて除去することができるので、弾性ブレードと像担持体との間のニップ部から残留現像剤のすり抜けを防止して、画像不良の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1,2に係るクリーニング装置を備えた画像形成装置を示す概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態1,2に係るクリーニング装置を示す概略断面図。
【図3】(a)、(b)、(c)、(d)は、本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置のクリーニングブレードの振動による凝集した転写残トナーの除去を説明するための図。
【図4】本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置のモータユニットのモータとモータ収容ケースを示す分解斜視図。
【図5】本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置のモータユニットを示す概略断面図。
【図6】本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置のフレームに設置した各モータユニットを示す斜視図。
【図7】本発明の実施の形態1におけるクリーニング装置の各モータの回転軸の回転方向を示す斜視図。
【図8】本発明の実施の形態2におけるクリーニング装置の各モータの回転軸の回転方向を示す斜視図。
【図9】従来例におけるクリーニング装置のクリーニングブレードのエッジ部に堆積した凝集した転写残トナーを示す図。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体)
2 帯電ローラ
3 現像装置
4 転写ローラ
5 クリーニング装置
6 露光装置
8 定着装置
10 現像ローラ
20 画像形成装置
21 画像形成装置本体
22 クリーニングブレード(弾性ブレード)
23 クリーニング容器
27 フレーム(モータ取付けフレーム)
29 マグネットローラ
32 搬送スクリュー
40 モータユニット
41a,41b モータ
42 回転部材(振動発生部材)
43 モータ収容ケース
45a,45b 出力軸
P 転写紙(転写体)
A エッジ部

Claims (10)

  1. 現像剤画像が担持される移動自在な像担持体の長手方向に沿って当接し、前記現像剤画像を前記像担持体から転写体へ転写した後に前記像担持体表面に残留した残留現像剤を除去する弾性ブレードを有するクリーニング装置において、
    回転方向がそれぞれ制御されて回転駆動される複数個のモータと、
    揺動自在に支持され、前記複数個の各モータの各出力軸が前記弾性ブレードの長手方向に沿って向くようにして前記各モータを配置したモータ取付けフレームと、
    前記各モータの前記各出力軸に取り付けられ、前記各出力軸の回転中心に対して重心がずれるように形成された振動発生部材と、を備え、
    前記各モータのうちの少なくとも1個のモータの回転駆動の回転方向を、他のモータの回転駆動の回転方向に対して逆方向となるようにして前記各モータを回転駆動し、
    前記各モータの回転駆動による前記各出力軸の回転にともなって前記各振動発生部材が回転することにより発生する一定周期の振動を、前記モータ取付けフレームを介して前記弾性ブレードに印加する、
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記モータの数が偶数個である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記偶数個の各モータは、正方向とその逆方向に回転駆動されるモータの数がそれぞれ同じ個数である、
    ことを特徴とする請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記偶数個の各モータを、前記モータ取付けフレームの長手方向の中央部に対して略対称な位置にそれぞれ配置する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のクリーニング装置。
  5. 2個の前記モータを、前記モータ取付けフレームの長手方向の両端近傍にそれぞれ配置し、前記各モータを正方向とその逆方向にそれぞれ回転駆動する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のクリーニング装置。
  6. 前記2個のモータを、各出力軸がそれぞれ一方向に向くようにして前記モータ取付けフレームに配置する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のクリーニング装置。
  7. 前記2個のモータを、各出力軸がそれぞれ向き合うようにして前記モータ取付けフレームに配置する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のクリーニング装置。
  8. 前記各モータを、非画像形成時にそれぞれ回転駆動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  9. 前記各モータを、前記像担持体の移動動作が停止している時にそれぞれ回転駆動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  10. 現像剤画像が担持される移動自在な像担持体と、前記像担持体の長手方向に沿って当接し、前記現像剤画像を転写体へ転写した後に前記像担持体表面に残留した残留現像剤を除去する弾性ブレードを有するクリーニング装置と、を少なくとも具備した画像形成装置において、
    前記クリーニング装置が、請求項1乃至9のいずれかに記載のクリーニング装置である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
JP2001388677A 2001-12-21 2001-12-21 クリーニング装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP3762294B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001388677A JP3762294B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 クリーニング装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001388677A JP3762294B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 クリーニング装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003186363A JP2003186363A (ja) 2003-07-04
JP3762294B2 true JP3762294B2 (ja) 2006-04-05

Family

ID=27597109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001388677A Expired - Fee Related JP3762294B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 クリーニング装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3762294B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6743397B2 (ja) * 2016-01-26 2020-08-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003186363A (ja) 2003-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3870045B2 (ja) 画像形成装置
JP2003005581A (ja) カラー画像形成装置及び該装置の制御方法
JP3762294B2 (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JPH11327397A (ja) 画像形成装置
JP3744272B2 (ja) 画像形成装置
KR20070011746A (ko) 전사벨트방식 화상형성장치
JP2004109495A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP3673735B2 (ja) クリーニング装置
JP3689652B2 (ja) クリーニング装置
JP3695238B2 (ja) 画像形成装置
JP2000010445A (ja) 画像形成装置
JP3780110B2 (ja) 当接装置及び画像形成装置
JP3692232B2 (ja) 画像形成装置におけるクリーニング装置、及び、該クリーニング装置を備えた画像形成装置
JPH10232556A (ja) 画像形成装置
JP3673720B2 (ja) クリーニング装置
JP2002162813A (ja) 画像形成装置
JPH05323835A (ja) 画像形成装置のクリーニング装置
JP2003241605A (ja) 画像形成装置及びクリーニング方法
JP3809352B2 (ja) クリーニング装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2001042722A (ja) 画像形成装置
JP2003043880A (ja) 画像形成装置
JP3334839B2 (ja) 画像形成装置
JP2003043872A (ja) クリーニング装置及び画像形成装置
JP2001042738A (ja) 画像形成装置
JP2002311778A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100120

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110120

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120120

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130120

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees