JP3761403B2 - 光コネクタの嵌合構造、電気コネクタの嵌合構造、ハイブリッドコネクタの嵌合構造 - Google Patents

光コネクタの嵌合構造、電気コネクタの嵌合構造、ハイブリッドコネクタの嵌合構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方の光コネクタと他方の光コネクタとによる光コネクタの嵌合構造に関する。また、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタとによる電気コネクタの嵌合構造に関する。さらに、一方のハイブリッドコネクタと他方のハイブリッドコネクタとによるハイブリッドコネクタ(光コネクタと電気コネクタの機能を兼ね備えたコネクタ)の嵌合構造に関する。
【0002 】
【従来の技術】
従来、光ファイバと光素子モジュール(受送信デバイス、光デバイス、FOT等で呼ばれることもある)とを光学的に結合するための光コネクタとしては、特開昭59−204017号公報に開示されたものが知られている。
【0003 】
しかしながら、上記公報における光コネクタは、フェルールを押圧するためのコイルスプリングを使用していることから、部品点数の増加と、これに伴う光ファイバ側の光コネクタ(光プラグ)内への挿着工程(すなわち、光ファイバへのコイルスプリング先嵌め工程)とが必要になるという問題点があった。
【0004 】
そこで、本願出願人は、特願平8−298937号(特開平10−142451号公報参照)において上記問題点を解消する光コネクタの提案を行った。以下、その提案について簡単に説明する(引用符号は上記公報に示された符号に100をプラスして示すことにする)。
【0005 】
図10において、上記問題点を解消する光コネクタは、光ファイバ102を挿着した光プラグ110Cと、その光プラグ110Cが嵌合するレセプタクル130C(機器側の光コネクタ)と、光プラグ110Cに挿入された光ファイバ102を固定する固定部材107とを備えて構成されている。そして、上記光コネクタは、次のようにして組み立てられている。
【0006 】
すなわち、先ず第一に、図10に示される如く、光プラグ110Cに収容されたフェルール108へ光ファイバ102が挿入される。また、固定部材107が上壁面111c側の係止孔123aから下壁面111d側の係止孔123bへ挿入されると、固定部材107がガイド溝109に係合し、光ファイバ102が固定部材107によってフェルール108に固定される。この時、固定部材107と係止孔123a(123b)との間には、間隙(間隙の距離A)が形成される。
【0007 】
第二に、上記状態で光プラグ110Cがレセプタクル130Cに向けて(X方向へ)押されると、図11に示される如く、フェルール108の小径部108aが挿入ガイド134によって案内され、フェルール108の周壁部106が挿入ガイド134の先端134aに当接する。この時、固定部材107と係止孔123a(123b)との間隙は上記状態と同じ距離Aを保っている。
【0008 】
最後に、図12に示される如く、距離B(A≧B)だけ光プラグ110CをX方向へ押し込むと、作用・反作用によってフェルール108の周壁部106が挿入ガイド134の先端134aによって押圧され、フェルール収容室116の内壁面116aに密着し段差116bに引っ掛けられた弾性部材119がX′方向へ撓み、フェルール108が距離C(C≧0)ほど後退する。言い換えれば、フェルール108の位置はそのままでハウジング111のみがX方向へ前進する。そして、それと共に、ロッキングアーム117がロック室136に挿入され、ロック突起118とロック孔137とが係合(嵌合)する。
【0009 】
この時、レセプタクル130Cに設けられた光素子モジュール132とフェルール108の小径部108aの先端108cとが挿入ガイド134によって位置決めされるとともに、弾性部材119の撓みによる弾性力によってフェルール108が確実にフェルール収容室116内に保持される。また、弾性部材119の撓みによる弾性力によってロック突起118とロック孔137とが隙間なく密着した状態に保持される(ロック突起118をロック孔137に嵌合させるためには、ロック突起118の移動軌跡Lとロック孔137の位置とがラップしないようにしなければならず、通常、図13に示されるような嵌合ガタDが生じてしまうが、図12のように撓ませた弾性部材119が復元しようと作用していることから、ロック突起118とロック孔137とがその嵌合直後に隙間なく密着するようになる)。
【0010 】
尚、以上において説明のない引用符号108bはフェルール108の大径部を示している。また、引用符号31はレセプタクル130Cのハウジングを、引用符号33はハウジング31に形成された格納室を示している。
【0011 】
【発明が解決しようとする課題】
本願出願人が先に提案した上記従来技術の光コネクタにあっては、特開昭59−204017号公報に開示された光コネクタに対して、部品点数を削減し製造コストを低減することができるという効果と、製造工程を簡素化し生産性を著しく向上させることができるという効果を奏するようになる。また、本願出願人が先に提案した上記従来技術の光コネクタにあっては、弾性部材119の撓みによる弾性力によって、フェルール108を確実にフェルール収容室116内に保持し、また、ロック突起118とロック孔137とを隙間なく密着させた状態に保持することから、フェルール108の小径部108aの先端108cと光素子モジュール132との間隔を正確に保って光素子モジュール132と光ファイバ102との間に生じる間隙損失を低減することができるという効果も奏するようになる。
【0012 】
従って、本願出願人が先に提案した上記従来技術の光コネクタは、有用なものであることが十分に理解できる。ただ、欲を言えば、光プラグ110Cとレセプタクル130Cとが完全嵌合しているか、或いは半嵌合しているかが即座に分からないので、この点を含めて上記効果を奏するように改善すれば、上記間隙損失の低減に寄与する、より有用な光コネクタになると考えられる。さらに欲を言えば、ハウジング111と弾性部材119とフェルール108とが確実に一体化されていないと、弾性部材119の撓みによる弾性力を長期に渡り確保することができないので、この点を含めて上記効果を奏するように改善すれば、上記間隙損失の低減に寄与する、より有用な光コネクタになると考えられる。
【0013】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされるもので、光ファイバと光素子モジュールとの間に生じる間隙損失を確実に低減することができる光コネクタの嵌合構造を提供することを課題とする。また、本発明は、光コネクタの嵌合構造の特徴を電気コネクタの嵌合構造、ハイブリッドコネクタの嵌合構造へも適用する。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の本発明の光コネクタの嵌合構造は、可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方の光コネクタと、前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方の光コネクタと、前記一方の光コネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方の光コネクタと前記他方の光コネクタとの嵌合状態を自身の前進可否によって検知する嵌合状態検知部材と、を備えるとともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成したことを特徴としている。
【0015 】
請求項2記載の本発明の光コネクタの嵌合構造は、請求項1に記載の光コネクタの嵌合構造において、前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか一方に形成されるフェルール収容室に、該フェルール収容室に収容されるフェルールの抜けを防止する係止突起を形成するとともに、前記フェルールを前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか他方に対する突き当て部材とし、さらには、前記フェルールを前記係止突起と前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか他方とで挟み込んだ状態で前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合がなされるように前記一方の光コネクタ及び前記他方の光コネクタを形成したことを特徴としている。
【0016】
上記課題を解決するためなされた請求項3記載の本発明の電気コネクタの嵌合構造は、可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方の電気コネクタと、前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方の電気コネクタと、前記一方の電気コネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方の電気コネクタと前記他方の電気コネクタとの嵌合状態を自身の前進可否によって検知する嵌合状態検知部材と、を備えるとともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成したことを特徴としている。
上記課題を解決するためなされた請求項4記載の本発明のハイブリッドコネクタの嵌合構造は、可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方のハイブリッドコネクタと、前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方のハイブリッドコネクタと、前記一方のハイブリッドコネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方のハイブリッドコネクタと前記他方のハイブリッドコネクタとの嵌合状態を自身の前進可否によって検知する嵌合状態検知部材と、を備えるとともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成したことを特徴としている。
【0017 】
請求項1に記載された本発明によれば、一方の光コネクタと他方の光コネクタとの嵌合状態が嵌合状態検知部材によって検知される。また、一方の光コネクタのロッキングアームの嵌合部と、他方の光コネクタのロック部とが完全嵌合すると、嵌合状態検知部材がロッキングアームを押し上げる。ロッキングアームが押し上げられると、そのロッキングアームに形成した嵌合ガタ吸収部がロック部に当接し、嵌合部及びロック部間に生じる嵌合ガタが嵌合ガタ吸収部によって吸収される。これにより、一方の光コネクタと他方の光コネクタとが嵌合部及びロック部においてガタ付きなく嵌合する。また、嵌合ガタが嵌合ガタ吸収部により吸収されると、光ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔が正確に保たれる。
【0018 】
請求項2に記載された本発明によれば、一方の光コネクタと他方の光コネクタとが嵌合部及びロック部においてガタ付きなく完全嵌合した状態では、フェルールが一方側ハウジング又は他方側ハウジングのいずれか一方に形成された係止突起と、一方側ハウジング又は他方側ハウジングのいずれか他方との間に挟み込まれることから、フェルールの位置がフェルール収容室において位置決めされる。これにより、光ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔がより正確に保たれる。
【0019】
請求項3に記載された本発明によれば、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタとの嵌合状態が嵌合状態検知部材によって検知される。また、一方の電気コネクタのロッキングアームの嵌合部と、他方の電気コネクタのロック部とが完全嵌合すると、嵌合状態検知部材がロッキングアームを押し上げる。ロッキングアームが押し上げられると、そのロッキングアームに形成した嵌合ガタ吸収部がロック部に当接し、嵌合部及びロック部間に生じる嵌合ガタが嵌合ガタ吸収部によって吸収される。これにより、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタとが嵌合部及びロック部においてガタ付きなく嵌合する。
請求項4に記載された本発明によれば、一方のハイブリッドコネクタと他方のハイブリッドコネクタとの嵌合状態が嵌合状態検知部材によって検知される。また、一方のハイブリッドコネクタのロッキングアームの嵌合部と、他方のハイブリッドコネクタのロック部とが完全嵌合すると、嵌合状態検知部材がロッキングアームを押し上げる。ロッキングアームが押し上げられると、そのロッキングアームに形成した嵌合ガタ吸収部がロック部に当接し、嵌合部及びロック部間に生じる嵌合ガタが嵌合ガタ吸収部によって吸収される。これにより、一方のハイブリッドコネクタと他方のハイブリッドコネクタとが嵌合部及びロック部においてガタ付きなく嵌合する。また、嵌合ガタが嵌合ガタ吸収部により吸収されると、光ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔が正確に保たれる。
【0020 】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の光コネクタの嵌合構造の一実施の形態を示す光コネクタの分解斜視図である。また、図2は図1の光コネクタの正面図、図3は図1の光コネクタの底面図、図4は図2のA−A線断面図、図5は図2のB−B線断面図、図6は光プラグ及び嵌合状態検知部材の拡大斜視図である。
【0021 】
図1において、本発明に係る光コネクタは、一方の光コネクタとしての光プラグ1と、他方の光コネクタとしてのレセプタクル2と、これらの嵌合状態を検知する嵌合状態検知部材3とを備えて構成されている。光プラグ1には、一対の光ファイバ4、4が挿着されている。また、レセプタクル2には、一対の光ファイバ4、4と所定の間隔(ゼロ又は限りなくゼロに近い間隔が好ましい)を有するように配置される一対の光素子モジュール5、5が挿着されている。尚、後述するが、上記構成の光コネクタは、光ファイバ4、4の先端と光素子モジュール5、5との間隔を正確に保ち、これらの間に生じる間隙損失を従来よりも確実に低減することができるようにした嵌合構造を有している。
【0022 】
以下、図1ないし図6のいずれかを参照しながら上記各構成部材について詳細に説明する。
【0023 】
上記光プラグ1は、合成樹脂製のハウジング6(特許請求の範囲に記載した一方側ハウジングに相当)と、端末にフェルール7、7を挿着した一対の光ファイバ4、4とを備えて構成されている。また。光プラグ1は、ハウジング6に形成した一対のフェルール収容室8、8に光ファイバ4、4の端末、すなわちフェルール7、7を収容して形成されている。
【0024 】
ハウジング6についてもう少し詳しく説明すると、上記フェルール収容室8、8がハウジング6の内部に形成されている。また、ハウジング6の外部には、可撓性を有するロッキングアーム9が一体に形成されている。
【0025 】
フェルール収容室8は、ハウジング6の前後方向に貫通する略筒状の空間であって、フェルール7の後述する小径部26を収容するフード部10と、そのフード部10に連続しフェルール7の後述する大径部27を収容するフェルール保持部11とを備えて構成されている。そのフード部10は、ハウジング6の前部に形成されている。また、フード部10は、フェルール保持部11よりも大きな空間として形成されている。さらに、フード部10は、フェルール7の後述する小径部26を確実に保護することができるように、フード部10内に突出した小径部26よりもレセプタクル2側に長く形成されている。
【0026 】
尚、このようにフード部10を長く形成することにより、光ファイバ4の先端における光学的結合面が確実に保護されるのは言うまでもない。また、フード部10の長さは、光素子モジュール5の後述するリード端子43の位置までのばすことが好ましいものとする。本形態において、フード部10の先端部には、複数のリード端子43を各々挿し込むことができる凹部12が複数形成されている。すなわち、本形態において、フード部10は、光素子モジュール5の後述するリード端子43の位置まで長くのびて、上記光学的結合面を確実に保護することができるように形成されている。
【0027 】
フェルール保持部11は、フード部10内に突出するような小径の第一保持部13と、フェルール7の挿入口14及び収容されたフェルール7の抜けを防止する係止突起15を有する大径の第二保持部16と、これらの間に形成される段部17とを備えて構成されている。係止突起15は、可撓性を有しており、第二保持部16の中間に形成されている。また、係止突起15は、収容されたフェルール7の後述するフランジ部28に係合する凸部18を有している。尚、凸部18と段部17との間隔は後述するフランジ部28の厚みよりも大きく形成されている(凸部18とフランジ部28とを係合させるために必要となるガタを持たせるためである)。
【0028 】
ロッキングアーム9は、ハウジング6の上面に形成されている。また、ロッキングアーム9は、不用意に撓んでしまわないようにするためにハウジング6の上面に形成された一対の保護壁19、19によって保護されている。その保護壁19、19には、これらを跨ぐようなコ字状の保護バー20が一体に形成されている。保護バー20は、ハウジング6の後部側に形成されており、ロッキングアーム9の自由端部分が不用意に押下されてしまわないように、その自由端部分を保護するようになっている。
【0029 】
ロッキングアーム9についてもう少し詳しく説明すると、ハウジング6の前端上面に連成される基端部分と、その基端部分に連成され且つハウジング6の上面に沿ってハウジング6の後部側に伸びる中間部分と、その中間部分に連成される自由端部分とで構成されており、自由端部分をハウジング6の上面に向けて押下することができるように形成されている。また、ロッキングアーム9は、ハウジング6の上面とともに、これらの間に上記嵌合状態検知部材3を挿し込むことができるように形成されている。尚、ハウジング6の上面には、嵌合状態検知部材3を仮及び本係止するための突起21が形成されている。また、ハウジング6の上面は、嵌合状態検知部材3をスムーズに摺動させることができるように平坦に形成されている。
【0030 】
ロッキングアーム9の中間部分には、嵌合部22とその嵌合部22の前後に位置する二つの開口部23、24とが形成されている。また、その後部側の開口部24には、嵌合部22に連続する一対の嵌合ガタ吸収部25、25が形成されている。嵌合部22は、レセプタクル2の後述するロック部38に嵌合する部分であって、その嵌合部22の後部側には、後述するロック部38に対する嵌合用の平坦な面が形成されている。また、嵌合部22の前部側には、テーパ面が形成されており、レセプタクル2の後述するロック部38が当接するようになっている。
【0031 】
嵌合ガタ吸収部25、25は、上記嵌合用の平坦な面と後述するロック部38との間に生じる嵌合ガタを吸収するために形成されている。また、嵌合ガタ吸収部25、25は、上記テーパ面とは向きが反対になる傾斜面を有している、その傾斜面の上端は、上記嵌合用の平坦な面の中間に連続するように形成されている。尚、傾斜面の傾斜角度は、上記嵌合用の平坦な面と後述するロック部38との間に生じる嵌合ガタに応じて適宜設定されるものとする。
【0032 】
光ファイバ4は、例えば既知のプラスチック光ファイバであって、コア及びそのコアよりも屈折率の小さいクラッドからなる芯線と、その芯線を被覆する合成樹脂製の一次シースと、一次シースを被覆する合成樹脂製の二次シースとを備えて構成されている。また、光ファイバ4は、その端末が皮剥されて芯線及び一次シースがそれぞれ所定長さで露出するように端末加工されている。芯線及び一次シースが露出する端末には、フェルール7が挿着されるようになっている。端末とフェルール7とは接着剤により固定されるようになっている。
【0033 】
フェルール7は、合成樹脂製であって、小径部26と大径部27とを有して段付きの略円筒状に形成されている。また、小径部26内には光ファイバ4の上記芯線が、大径部27には光ファイバ4の上記一次シースがそれぞれ挿着されるようになっている。さらに、小径部26の先端面と上記光学的結合面は、同一平面上で一致するように形成されている。さらにまた、大径部27の外周面には、二つのフランジ部28、28が周設されている。小径部26側のフランジ部28には、係止突起15と段部17とがそれぞれ係合するようになっている。
【0034 】
上記レセプタクル2は、合成樹脂製のハウジング29(特許請求の範囲に記載した他方側ハウジングに相当)と、そのハウジング29の格納室30、30に挿着される光素子モジュール5、5と、光素子モジュール5、5に対するキャップ31とを備えて構成されている。尚、ハウジング29に光素子モジュール5、5に対するシールド性を持たせる場合には、カーボン等を含ませて形成することができるものとする(光素子モジュール5、5に金属製のカバーを設けてもよい)。
【0035 】
ハウジング29は、図示しない配線基板上に実装されるようになっており、ハウジング29の側部及び下面には、上記配線基板に対する取り付け部32、32及び33、33が形成されている。また、ハウジング29の光プラグ1側には、その光プラグ1のフード部10及びロッキングアーム9を受け入れる嵌合部34及びロッキングアーム収容部35が形成されている。さらに、ハウジング29における光プラグ1の反対側には、キャップ嵌合部36と、上記格納室30、30と、受承筒37、37とが連続するように形成されている。
【0036 】
ロッキングアーム収容部35には、ロッキングアーム9の嵌合部22と嵌合するロック部38が形成されている。そのロック部38は、突起状に形成されており、ロッキングアーム収容部35の内方側には、嵌合部22の上記嵌合用の平坦な面に対面するこれと同様の平坦な面が形成されている。また、ロック部38におけるロッキングアーム収容部35の外方側には、嵌合部22の上記テーパ面に当接するこれと同様のテーパ面が形成されている。尚、ロック部38は、嵌合部22との完全嵌合時にロッキングアーム9の開口部24に係入するようになっている。また、ロッキングアーム収容部35は、ロッキングアーム9の上記基端部分及びハウジング6の前端が突き当たってしまわないだけの長さを有するように形成されている(光プラグ1のレセプタクル2に対する突き当て部材をフェルール7、7にするため)。
【0037 】
キャップ嵌合部36は、ハウジング29の光プラグ1側を前端とすると、その反対側になる後端に形成されている。また、キャップ嵌合部36には、ハウジング29の上記側部側に、キャップ31の後述する係合突起47に対する複数の係合部39が形成されている。
【0038 】
格納室30は、キャップ嵌合部36に連続するとともに、光素子モジュール5をガタ付きなく収容することができるように形成されている。また、格納室30に連続する受承筒37は、格納室30と嵌合部34とを連通するように形成されている。その受承筒37には、フェルール7の小径部26が挿し込まれるようになっている。また、受承筒37の先端部40には、フェルール7の小径部26の外径と大径部27の外径とで形成される段差41が当接するようになっている。
【0039 】
光素子モジュール5、5は、その一方が発光素子を有する発光素子モジュールとして、他方が受光素子を有する受光素子モジュールとして構成されている。また、上記発光素子及び上記受光素子は、光を伝搬することが可能な合成樹脂製のモールド部42内にそれぞれ埋設されており、上記発光素子及び上記受光素子がそれぞれモールド部42内において、そのモールド部42から導出される複数のリード端子43に接続されるようになっている。複数のリード端子43は、本形態においてモールド部42から千鳥状に導出されている(リード端子43のピッチを狭くすることができる。また、上記フード部10の上記長さを長くすることができる)。
【0040 】
尚、上記発光素子としては、例えば発光ダイオード(LED)を挙げることができるものとする。また、受光素子としては、例えばフォトダイオード(PD)を挙げることができるものとする。さらに、光素子モジュール5、5は、受送信デバイス、光デバイス、FOT(Fiber Optic Transceiver の略)等で呼ばれることもあるものとする。
【0041 】
キャップ31は、板状の本体部44と、光素子モジュール5、5に当接してこれらを各々、格納室30、30内に確実に保持する押圧突起45、45と、リード端子43に向けて伸びる保護壁部46と、キャップ嵌合部36の係合部39に係合する複数の係合突起47とを備えて構成されている。また、押圧突起45、45と保護壁部46は、本体部44の一方の面に一体に形成されている。さらに、複数の係合突起47は、本体部44の側部に一体に形成されている。
【0042 】
上記嵌合状態検知部材3は、合成樹脂製であって、ロッキングアーム9及びハウジング6の上面間を摺動する本体部48と、その本体部48に連成される操作部49と、嵌合状態を検知するアーム状の嵌合検知部50と、ロッキングアーム9に接触してこれを持ち上げる一対のロッキングアーム押し上げ部51、51とを備えて構成されている。
【0043 】
本体部48の上面には、図示しない中心軸に沿って嵌合検知部50と操作部49とがそれぞれ突出するように形成されている。また、本体部48の下面には、ハウジング6の上面の突起21に係合する仮係止部52と本係止部53とが形成されている。
【0044 】
嵌合検知部50は、その先端が本体部48の上面に対して斜め上方に位置するように形成されている。また、嵌合検知部50は、その先端がハウジング6の上面に向けて撓むことができるような可撓性を有している。すなわち、嵌合検知部50は、嵌合状態検知部材3のプリセットの状態において、嵌合検知部50の先端に形成された側面視略L字状の係止部54がロッキングアーム9の嵌合部22に当接するように形成されている。また、嵌合検知部50は、嵌合状態検知部材3のセットの状態において、先端が嵌合部22の下側を潜ってロッキングアーム9の開口部23から突出するように形成されている。
【0045 】
ロッキングアーム押し上げ部51、51は、嵌合検知部50を挟んだ両側に形成されている。また、ロッキングアーム押し上げ部51、51は、側面視略三角形状に形成されている(それぞれ斜面55を有している)。さらに、ロッキングアーム押し上げ部51、51は、嵌合状態検知部材3のセットの状態において、斜面55、55がロッキングアーム9の中間部分の下面に接触して、これを上方に持ち上げることができるように形成されている。
【0046 】
次に、図7ないし図9を参照しながら光プラグ1とレセプタクル2の嵌合について説明する(その説明は嵌合状態検知部材3の作用を含めて説明する)。尚、図7は光プラグとレセプタクルの嵌合前の状態を示す断面図、図8は光プラグとレセプタクルの嵌合途中の状態を示す断面図、図9は光プラグとレセプタクルの嵌合後の状態を示す断面図である。尚、必要に応じて図1ないし図6を参照するものとする。
【0047 】
先ず第一に、図7に示されるように光プラグ1及びレセプタクル2を組み立てる。すなわち、ハウジング6のフェルール収容室8に、フェルール7を挿着した光ファイバ4をそれぞれ収容して光プラグ1を組み立てる。
【0048 】
この時、フェルール7を挿着した光ファイバ4がフェルール収容室8の挿入口14を介してその内部に収容される。また、フェルール7がフェルール収容室8の第二保持部16に挿入されると、係止突起15が小径部26側のフランジ部28によって一旦外方に撓まされた後に復元し、そのフランジ部28に係合可能となってフェルール7の抜けを規制する(フェルール7の挿入方向の移動規制は、小径部26側のフランジ部28と段部17とによって行われる)。
【0049 】
以上のように組み立てられた光プラグ1には、嵌合状態検知部材3が取り付けられる(プリセットの状態)。この時、嵌合検知部50の先端の係止部54がロッキングアーム9の嵌合部22に当接する。また、本体部48の仮係止部52がハウジング6の突起21に係合する。
【0050 】
レセプタクル2は、ハウジング29の格納室30に光素子モジュール5を挿入しキャップ31をキャップ嵌合部36に係合させて組み立てられる。この時、光素子モジュール5が格納室30において保持されるとともにキャップ31の押圧突起45により押圧されて位置決めされる。
【0051 】
第二に、図8に示されるように嵌合状態検知部材3を取り付けた光プラグ1とレセプタクル2との嵌合を開始する。嵌合途中においては、レセプタクル2の嵌合部34に光プラグ1のフード部10が、また、レセプタクル2のロッキングアーム収容部35に光プラグ1のロッキングアーム9が収容される。この時、受承筒37にフェルール7の小径部26が収容される。また、受承筒37の先端部40とフェルール7の段差41とが当接し(フェルール7がレセプタクル2に対する突き当て部材になる)、フェルール7が先端部40と係止突起15との間に挟まれ保持される。すなわち、フェルール7が光素子モジュール5に対して所定の間隔を有するように位置決めされる。
【0052 】
また、これと同時に、ロッキングアーム収容部35のロック部38とロッキングアーム9の嵌合部22とが当接し、その後、ロッキングアーム9がハウジング6の上面側に一旦撓むと、光プラグ1がレセプタクル2内にさらに押し込まれ、ロック部38が嵌合部22の上側を通過する。そして、ロック部38が嵌合部22を通過するとそれまで撓んでいたロッキングアーム9が復元するとともに嵌合部22を通過したロック部38が嵌合状態検知部材3の嵌合検知部50の先端における係止状態を解除する。これにより、ロック部38と嵌合部22とが嵌合するとともに、嵌合状態検知部材3の前進が可能になる(嵌合検知部50の先端における係止状態が解除されない場合には半嵌合の状態にある)。
【0053 】
最後に、図9に示されるように嵌合状態検知部材3を前進させる。この時、嵌合検知部50の先端が嵌合部22の下側を潜ってロッキングアーム9の開口部23から突出する。また、本体部48の本係止部53がハウジング6の突起21に係合する。さらに、ロッキングアーム押し上げ部51の斜面55がロッキングアーム9の中間部分の下面に接触して、これを上方に持ち上げる。これにより、完全嵌合が検知されるとともに、ロッキングアーム9の嵌合ガタ吸収部25がロック部38に当接する。そして、嵌合ガタが吸収される(嵌合部22に連続する嵌合ガタ吸収部25のテーパ面がロック部38に当接することから嵌合ガタが吸収される)。
【0054 】
以上の状態において、光プラグ1のレセプタクル2に対する嵌合方向及び抜け方向の移動が規制される。すなわち、光プラグ1がレセプタクル2に対して移動不能となる。
【0055 】
以上、図1ないし図9までを参照しながら説明してきたように、光プラグ1とレセプタクル2との嵌合状態を検知することができるとともに、光ファイバ4の先端と光素子モジュール5との間隔を正確に保つことができる。従って、光ファイバ4と光素子モジュール5との間に生じる間隙損失を確実に低減することができる。また、特開昭59−204017号公報に開示された従来の光コネクタのようにフェルールを押圧するためのコイルスプリングを用いていないことから、当然にコスト低減及び生産性の向上を図ることができる。
【0056 】
その他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。すなわち、光プラグ1を一方の光コネクタ、レセプタクル2を他方の光コネクタとして構成し説明してきたが、光プラグ1を他方の光コネクタ、レセプタクル2を一方の光コネクタとして構成することも可能である。
【0057 】
尚、本発明の特徴を電気コネクタやハイブリッドコネクタ(電気コネクタと光コネクタの機能を兼ね備えたコネクタ)に適用することも可能である。
【0058 】
すなわち、電気コネクタの場合には、可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方の電気コネクタと、前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方の電気コネクタと、前記一方の電気コネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方の電気コネクタと前記他方の電気コネクタとの嵌合状態を検知する嵌合状態検知部材と、を備えるとともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成したことを特徴にすることができる。
【0059 】
また、ハイブリッドコネクタの場合には、可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方のハイブリッドコネクタと、前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方のハイブリッドコネクタと、前記一方のハイブリッドコネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方のハイブリッドコネクタと前記他方のハイブリッドコネクタとの嵌合状態を検知する嵌合状態検知部材と、を備えるとともに、前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成したことを特徴にすることができる。
【0060 】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載された本発明によれば、一方の光コネクタと他方の光コネクタとの嵌合状態を検知することができるとともに、光ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔を正確に保つことができる。従って、光ファイバと光素子モジュールとの間に生じる間隙損失を確実に低減することができる。
【0061 】
請求項2に記載された本発明によれば、フェルールの位置をフェルール収容室において位置決めすることができる。これにより、光ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔をより正確に保つことができる。従って、光ファイバと光素子モジュールとの間に生じる間隙損失をより確実に低減することができる。
【0062】
請求項3に記載された本発明によれば、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタとの嵌合状態を検知することができるとともに、嵌合部及びロック部間に生じる嵌合ガタを嵌合ガタ吸収部によって吸収することができる。従って、一方の電気コネクタと他方の電気コネクタとを嵌合部及びロック部においてガタ付きなく嵌合させることができる。
請求項4に記載された本発明によれば、一方のハイブリッドコネクタと他方のハイブリッドコネクタとの嵌合状態を検知することができるとともに、光ファイバの先端と光素子モジュールとの間隔を正確に保つことができる。従って、光ファイバと光素子モジュールとの間に生じる間隙損失を確実に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光コネクタの嵌合構造の一実施の形態を示す光コネクタの分解斜視図である。
【図2】図1の光コネクタの正面図である。
【図3】図1の光コネクタの底面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2のB−B線断面図である。
【図6】光プラグ及び嵌合状態検知部材の拡大斜視図である。
【図7】光プラグとレセプタクルの嵌合前の状態を示す断面図である。
【図8】光プラグとレセプタクルの嵌合途中の状態を示す断面図である。
【図9】光プラグとレセプタクルの嵌合後の状態を示す断面図である。
【図10】従来例における光プラグとレセプタクルの嵌合前の状態を示す断面図である。
【図11】従来例における光プラグとレセプタクルの嵌合途中の状態を示す断面図である。
【図12】従来例における光プラグとレセプタクルの嵌合後の状態を示す断面図である。
【図13】従来例のロック突起とロック孔との嵌合、及び嵌合ガタを説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 光プラグ(一方の光コネクタ)
2 レセプタクル(他方の光コネクタ)
3 嵌合状態検知部材
4 光ファイバ
5 光素子モジュール
6 ハウジング(一方側ハウジング)
7 フェルール
8 フェルール収容室
9 ロッキングアーム
10 フード部
11 フェルール保持部
12 凹部
13 第一保持部
14 挿入口
15 係止突起
16 第二保持部
17 段部
18 凸部
19 保護壁
20 保護バー
21 突起
22 嵌合部
23、24 開口部
25 嵌合ガタ吸収部
26 小径部
27 大径部
28 フランジ部
29 ハウジング(他方側ハウジング)
30 格納室
31 キャップ
32、33 取り付け部
34 嵌合部
35 ロッキングアーム収容部
36 キャップ嵌合部
37 受承筒
38 ロック部
39 係合部
40 先端部
41 段差
42 モールド部
43 リード端子
44 本体部
45 押圧突起
46 保護壁部
47 係合突起
48 本体部
49 操作部
50 嵌合検知部
51 ロッキングアーム押し上げ部
52 仮係止部
53 本係止部
54 係止部
55 斜面

Claims (4)

  1. 可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方の光コネクタと、
    前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方の光コネクタと、
    前記一方の光コネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方の光コネクタと前記他方の光コネクタとの嵌合状態を自身の前進可否によって検知する嵌合状態検知部材と、
    を備えるとともに、
    前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、
    且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成した
    ことを特徴とする光コネクタの嵌合構造。
  2. 請求項1に記載の光コネクタの嵌合構造において、
    前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか一方に形成されるフェルール収容室に、該フェルール収容室に収容されるフェルールの抜けを防止する係止突起を形成するとともに、
    前記フェルールを前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか他方に対する突き当て部材とし、
    さらには、前記フェルールを前記係止突起と前記一方側ハウジング又は前記他方側ハウジングのいずれか他方とで挟み込んだ状態で前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合がなされるように前記一方の光コネクタ及び前記他方の光コネクタを形成した
    ことを特徴とする光コネクタの嵌合構造。
  3. 可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方の電気コネクタと、
    前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方の電気コネクタと、
    前記一方の電気コネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方の電気コネクタと前記他方の電気コネクタとの嵌合状態を自身の前進可否によって検知する嵌合状態検知部材と、
    を備えるとともに、
    前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、
    且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成した
    ことを特徴とする電気コネクタの嵌合構造。
  4. 可撓性のあるロッキングアームを形成した一方側ハウジングを有する一方のハイブリッドコネクタと、
    前記ロッキングアームに対するロック部を形成した他方側ハウジングを有する他方のハイブリッドコネクタと、
    前記一方のハイブリッドコネクタの前記一方側ハウジング及び前記ロッキングアーム間に挿し込まれて前記一方のハイブリッドコネクタと前記他方のハイブリッドコネクタとの嵌合状態を自身の前進可否によって検知する嵌合状態検知部材と、
    を備えるとともに、
    前記ロッキングアームに、前記ロック部に嵌合する嵌合部と前記ロック部及び前記嵌合部間に生じる嵌合ガタを吸収する嵌合ガタ吸収部とを形成し、
    且つ、前記嵌合状態検知部材には、前記ロック部と前記嵌合部との完全嵌合時に前記ロ ッキングアームを押し上げて前記嵌合ガタ吸収部を前記ロック部に当接させるロッキングアーム押し上げ部を形成した
    ことを特徴とするハイブリッドコネクタの嵌合構造。
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