JP3311723B2 - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP3311723B2 JP2000036213A JP2000036213A JP3311723B2 JP 3311723 B2 JP3311723 B2 JP 3311723B2 JP 2000036213 A JP2000036213 A JP 2000036213A JP 2000036213 A JP2000036213 A JP 2000036213A JP 3311723 B2 JP3311723 B2 JP 3311723B2
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正治 増尾
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル家電機器
等において光ファイバを接続するためのプラグ等の光コ
ネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、図2に示すようなものがあった。図2は、従来
の光コネクタの一つであるプラグの一構成例を示す縦断
面図である。この光コネクタの一つであるプラグ10
は、光ファイバ20の端部に取り付けられ、例えば、図
示しないレセプタクルに着脱自在に嵌合して該光ファイ
バ20とレセプタクルとを光結合するものである。光フ
ァイバ20は、光を伝送するファイバ心線21を有し、
このファイバ心線21の周りを保護するために外被22
等で被覆されている。プラグ10は、光ファイバ20の
端部を保持するためのフェルール11を有し、このフェ
ルール11の後端側に把持部12が取り付けられてい
る。
【0003】フェルール11には、後端側から光ファイ
バ20を受け入れて保持するファイバ挿入孔11aが形
成され、さらにこのフェルール11の先端側に円筒状の
心線保持部11bが突設されている。心線保持部11b
は、この端面11b−1がレセプタクルの光学的基準面
PSに当接するものであり、この心線保持部11bの中
心に心線挿入孔11cが形成されている。心線挿入孔1
1cは、ファイバ挿入孔11aに連通しており、該ファ
イバ挿入孔11aに挿入された光ファイバ20の端面か
ら露出させたファイバ心線21を受け入れて保持するも
のである。心線保持部11bの外周には、レセプタクル
と嵌合するための環状の嵌合凹部11dが形成され、こ
の嵌合凹部11dの底部の嵌合突当面11d−1が、レ
セプタクルの嵌合凸部の先端の嵌合突当面と当接するよ
うになっている。フェルール11の後端側に取り付けら
れた把持部12は、該フェルール11の後端側から突出
する光ファイバ20部分を覆い、レセプタクルへの着脱
時に把持されるものである。
【0004】このような光コネクタのプラグ10は、使
用時に、図示しないレセプタクルに挿入すると、該レセ
プタクルの嵌合凸部が該プラグ10の嵌合凹部11d内
に嵌合し、該嵌合凸部の先端の嵌合突当面が該嵌合凹部
11dの底部の嵌合突当面11d−1に当接し、心線保
持部11bの端面11b−1がレセプタクルの光学的基
準面PSに接触する。これにより、心線保持部11bの
端面11b−1と同一面に位置するファイバ心線21の
端面21aが、例えば、レセプタクル内に設けられた発
光素子あるいは受光素子と光結合される。このため、光
ファイバ20のファイバ心線21内を伝送されてきた光
は、該ファイバ心線21の端面21aから出射され、レ
セプタクル内の受光素子で受光される。あるいは、レセ
プタクル内の発光素子から出射された光は、ファイバ心
線21の端面21aに入射し、該ファイバ心線21で伝
送される。また、このような光コネクタのプラグ10
は、使用時に、図示しないレセプタクルを介して他の光
コネクタと接続され、各々別の光ファイバに低損失で光
結合される。
【0005】この種の光コネクタのプラグ10は、通
常、低損失接続と再現性の要求を満たすために、ファイ
バ心線21の端面21aが光学的に研磨される。さら
に、光結合効率を向上させるために、例えば、特開平5
−2111号公報に記載された発明では、図3に示すよ
うな工夫をしている。
【0006】図3は、図2のプラグ端部附近を示す縦断
面拡大図である。この図3のプラグ10では、ファイバ
心線21の端部に、レセプタクルの光学的基準面PSに
位置する球面を有する凸レンズ部21bが形成されてい
る。このような凸レンズ部21bを形成すると、一点鎖
線で示すように光が集束され、この光集束機能によって
レセプタクルとの光結合効率が向上する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示す光コネクタのプラグ10では、次の(1)及び
(2)のような課題があった。 (1) 図3の実線及び一点鎖線で示すように、ファイ
バ心線21の端面の出射口面積及び入射口面積を実質的
に広くするために、ファイバ心線21の端部に形成され
た凸レンズ部21bの球面を、心線保持部11bの端面
11b−1から突出させている。このため、プラグ10
の保管時等において、凸レンズ部21bの球面に傷が付
きやすいので、心線保持部11bの端面11b−1に保
護キャップ等を被せて凸レンズ21bの球面を保護しな
ければならず、取り扱いに手数を要する。また、凸レン
ズ部21bの球面が端面11b−1から突出しているの
で、プラグ10をレセプタクルに挿入した時、凸レンズ
部21bの球面の頂点がレセプタクルの光学的基準面P
Sに当接して該頂点に全荷重が加わり、その球面に傷が
付きやすい。 (2) 前記(1)の問題を解決するため、図3の二点
鎖線で示すように、凸レンズ部21bを端面11b−1
の内側(即ち、心線挿入孔11cの開口端面より内側)
に後退させることが考えられる。しかし、このような構
造にすると、ファイバ心線21の端面の出射口面積及び
入射口面積が実質的に狭くなるので、ファイバ心線端面
での光軸ずれや角度ずれが生じやすくなり、製造や組立
てに手数を要する。
【0008】本発明は、前記従来技術が持っていた課題
を解決し、光結合効率が高く、ファイバ心線端面に傷が
付きにくく、製造や組立てが容易で、取り扱いやすい光
コネクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明では、光を伝送するファ
イバ心線の周りが外被で被覆された光ファイバの、端部
に取り付けられるフェルールを備えた光コネクタにおい
て、前記フェルールは、前記光ファイバを受け入れて保
持するファイバ挿入孔と、端面がレセプタクルの光学的
基準面に当接する筒状の心線保持部と、前記ファイバ挿
入孔に連通して前記心線保持部に形成され、該ファイバ
挿入孔内の前記光ファイバの端面から露出させた前記フ
ァイバ心線を受け入れて保持する心線挿入孔と、前記心
線挿入孔の端部に形成され、内側から外側の前記心線保
持部の端面に向かって口径を大きくした凹面状の開口部
、前記開口部の表面に形成された光反射抑制面とを有
し、前記光反射抑制面から露出する前記ファイバ心線の
端部に、前記心線保持部の端面と同一面または該端面よ
りも内側に位置する球面の頂点を有する凸レンズ部を形
成している。
【0010】このような構成を採用したことにより、例
えば、光ファイバの端部に取り付けられたフェルールの
心線保持部を、レセプタクルに挿入すると、この心線保
持部の端面がレセプタクルの光学的基準面に当接し、心
線挿入孔内に保持されたファイバ心線端部の凸レンズ部
の光軸と、該レセプタクルの光軸とが一致する。ファイ
バ心線によって伝送されてきた光は、該ファイバ心線の
端部の凸レンズ部で集束され、レセプタクル側へ送られ
る。また、レセプタクル側から出射された光は、心線保
持部の開口部表面に形成された光反射抑制面で心線挿入
孔の中心方向に集束されると共に、ファイバ心線の凸レ
ンズ部で該ファイバ心線の中心方向に集束される。この
ように、心線保持部の光反射抑制面及びファイバ心線の
凸レンズ部によって該ファイバ心線の中心方向に集束さ
れた光は、該ファイバ心線によって伝送されていく。
【0011】第2の発明では、第1の発明の光コネクタ
において、ファイバ心線の端部に形成される凸レンズ部
は、該ファイバ心線の外径とほぼ同一の口径を有する形
状にしている。第3の発明では、第2の発明の光コネク
タにおいて、光ファイバの端部の外被を所定の長さだけ
剥離してファイバ心線を露出させてこのファイバ心線の
端部に凸レンズ部を形成し、前記ファイバ心線の凸レン
ズ部をフェルールのファイバ挿入孔から心線挿入孔へ挿
入して、該凸レンズ部を該フェルールの開口部内の所定
位置に固定する構造にしている。このような構成を採用
したことにより、光ファイバの端部にフェルールを取り
付ける場合、例えば、光ファイバの端部の外被を剥離し
てファイバ心線を露出させ、このファイバ心線の端部に
凸レンズ部を形成しておく。そして、ファイバ心線の凸
レンズ部をフェルールのファイバ挿入孔から心線挿入孔
へ挿入し、該凸レンズ部をフェルールの開口部内の所定
位置に固定すれば、該光ファイバの端部にフェルールが
取り付けられる。
【0012】第4の発明では、第1の発明の光コネクタ
において、ファイバ心線の端部に形成される凸レンズ部
は、該ファイバ心線の外径よりも大きな口径を有する形
状にしている。これにより、ファイバ心線端部の出射口
面積及び入射口面積が広くなり、例えば、レセプタクル
側からの出射光が広がっても、これらが効率良くファイ
バ心線の中心に集束される。
【0013】第5の発明では、第4の発明の光コネクタ
において、光ファイバの端部の外被を所定の長さだけ剥
離してファイバ心線を露出させ、前記ファイバ心線の端
部をフェルールのファイバ挿入孔から心線挿入孔へ貫通
させて該ファイバ心線の端部に凸レンズ部を形成し、前
記ファイバ心線の凸レンズ部を前記心線挿入孔の端部側
に引き戻して、該凸レンズ部を前記フェルールの開口部
内の所定位置に固定する構造にしている。これにより、
光ファイバの端部にフェルールを取り付ける場合、例え
ば、光ファイバの端部の外被を剥離してファイバ心線を
露出させ、このファイバ心線の端部をフェルールのファ
イバ挿入孔から心線挿入孔へ貫通させる。そして、心線
挿入孔から突出しているファイバ心線の端部に凸レンズ
部を形成し、このファイバ心線の凸レンズ部を心線挿入
孔の端部側に引き戻して該凸レンズ部をフェルールの開
口部内の所定位置に固定すれば、光ファイバの端部にフ
ェルールが取り付けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1(1)〜
(3)は本発明の第1の実施形態を示す角形光コネクタ
の構成図であり、同図(1)はプラグの縦断面図、同図
(2)は同図(1)のプラグをレセプタクルへ挿入した
状態を示す図、及び同図(3)は同図(1)のプラグ端
部附近の縦断面拡大図である。この角形光コネクタは、
角形プラグ30を有し、この角形プラグ30に光ファイ
バ40が接続されている。そして、角形プラグ30を角
形レセプタクル50に着脱自在に嵌合すると、光ファイ
バ40と該レセプタクル50とが光結合するようになっ
ている。
【0015】プラグ30は、光ファイバ40の端部に取
り付けられるフェルール31と、該フェルール31と光
ファイバ40との接続附近を覆う把持部32とで、構成
されている。フェルール31は、合成樹脂等で形成され
ており、後端側から光ファイバ40を受け入れて保持す
るファイバ挿入孔31aを有している。フェルール31
の先端側には、筒状の心線保持部31bが突設されてい
る。心線保持部31bは、レセプタクル50への挿入時
にこの端面31b−1が該レセプタクル50の光学的基
準面PSに当接するものであり、この中心に心線挿入孔
31cが形成されている。心線挿入孔31cは、一端が
ファイバ挿入孔31aに連通し、他端が心線保持部31
bの端面31b−1で開口しており、光ファイバ40の
ファイバ心線41を受け入れて保持するものである。
【0016】心線挿入孔31cの開口側には、内側から
端面31b−1に向かって口径を大きくした凹面状の開
口部31b−2が形成されている。開口部31b−2の
表面には、光結合効率を低下させるような過剰な光反射
を抑制するために、この開口部表面を粗い面にしたり、
該開口部表面にめっきや被膜等を形成して反射抑制用の
処理を施すことにより、光反射抑制面が形成されてい
る。心線保持部31bの外周には、レセプタクル50と
嵌合するための環状の嵌合凹部31dが形成され、この
嵌合凹部31dの底部の嵌合突当面31d−1に、レセ
プタクル50の先端部分が当接するようになっている。
フェルール31の外周の機械的基準面MSの位置には、
上下にロック用突起31e,31fがそれぞれ形成され
ている。また、フェルール31の後端側の外周には、光
ファイバ40を固定するためのファイバストッパ31g
が設けられている。フェルール31の後端側を覆う把持
部32は、合成樹脂等で形成されており、該フェルール
31と光ファイバ40との接続箇所附近を固定して保護
するものである。
【0017】光ファイバ40としてはプラスチック系フ
ァイバ、ガラス系ファイバ等の種々のファイバが使用さ
れる。光ファイバ40は、光伝送領域であるコア、及び
それを取り巻くクラッド等で形成されたファイバ心線4
1と、このファイバ心線41の周りを保護するプラスチ
ック系樹脂製等の外被42とを有している。光ファイバ
40の端部はファイバ挿入孔31aに挿入され、この光
ファイバ40の外被42が所定の長さだけ剥離して露出
されたファイバ心線41が、心線挿入孔31cに挿入さ
れている。ファイバ心線41の端部には、心線保持部3
1bの端面31b−1と同一面または該端面31b−1
よりも内側に位置する球面を有する凸レンズ部41aが
形成されている。凸レンズ部41aは、ファイバ心線4
1の外径とほぼ同一の口径を有している。
【0018】プラグ30が挿入されるレセプタクル50
は、合成樹脂等で形成されて有底筒状の形状をしてい
る。この筒状の先端側の環状の突出部51の上下には、
ロック用突起31e,31fと係合するためのロック用
切欠部52,53が形成されている。レセプタクル50
の底部54には、筒状の嵌合凸部55が突設され、この
嵌合凸部55の先端側の嵌合突当面55aが、プラグ3
0側の嵌合突当面31d−1と当接するようになってい
る。筒状の嵌合凸部55内には貫通孔56が形成され、
この貫通孔56内にプラグ30側の心線保持部31bが
挿入されるようになっている。レセプタクル50の光学
的基準面PSには、発光素子や受光素子が設けられた
り、あるいは他の光ファイバと光結合するための光学系
等が設けられている。
【0019】次に、図1に示すプラグ30の製造、組立
ての例を説明する。まず、光ファイバ40の端部の外被
42を所定の長さだけ剥離してファイバ心線41を露出
させ、このファイバ心線41の端部に、該ファイバ心線
41の外径とほぼ同一の口径を有する凸レンズ部41a
を形成する。凸レンズ部41aの形成方法としては、例
えば、光ファイバ40がプラスチック系ファイバの場
合、加熱した凹レンズ状の金型にファイバ心線41の端
部を押し当てて、その端部を熱変形させ、凸レンズ部4
1aを形成する。このプラスチック系ファイバの凸レン
ズ部41aは、研磨機等でファイバ心線41の端部を研
磨することにより、形成してもよい。同様に、ガラス系
ファイバ等の場合、研磨機等を用い、ファイバ心線41
の端部を光学的に研磨して凸レンズ部41aを形成す
る。
【0020】ファイバ心線41の凸レンズ部41aを形
成した後、該凸レンズ部41a側をフェルール31のフ
ァイバ挿入孔31aから心線挿入孔31cへ挿入し、該
凸レンズ部41aの頂点を、心線保持部31bの端面3
1b−1と同一面または該端面31b−1よりも内側に
位置させる。そして、フェルール31の後端側に設けら
れたファイバストッパ31gにより、光ファイバ40の
外周を固定する。その後、フェルール31の後端側にイ
ンサート成形等によって把持部32を被せれば、該フェ
ルール31と光ファイバ40との接続箇所附近が該把持
部32で覆われて保護され、光ファイバ40付きのプラ
グ30が完成する。
【0021】このようにして製造、組立てられたプラグ
30の使用方法の一例を、以下説明する。プラグ30の
把持部32を手で持ち、フェルール31の外周面をレセ
プタクル50の環状の突出部51の内周面に当てがい、
該フェルール31をレセプタクル50へ挿入する。する
と、プラグ30の心線保持部31bがレセプタクル50
の貫通孔56へ挿入されていくと共に、該レセプタクル
50の筒状の嵌合凸部55が該プラグ30の環状の嵌合
凹部31d内へ挿入されていき、該プラグ30の嵌合突
当面31d−1と該レセプタクル50の嵌合突当面55
aとが当接する。嵌合突当面31d−1と55aが当接
すると、プラグ30のロック用突起31e,31fがレ
セプタクル50のロック用切欠部52,53内に嵌入す
る。これにより、プラグ30がレセプタクル50に嵌合
し、該プラグ30の心線保持部31bの端面31b−1
が、レセプタクル50の光学的基準面PSに位置する。
【0022】プラグ30をレセプタクル50に挿入した
状態で、例えば、図1の光ファイバ40の左側から右側
へ送られてきた光は、ファイバ心線41の中心のコアと
周辺のクラッドとの界面で、全反射を繰り返しながら、
コア内部に閉じ込められてプラグ30の端面31b−1
方向へ伝送されていく。プラグ30の端部まで伝送され
てきた光は、ファイバ心線41の端部の凸レンズ部41
aで集束され、レセプタクル50の光学的基準面PSへ
送られる。光学的基準面PSに送られてきた光は、例え
ば、受光素子で受光されたり、あるいは光学系等に入射
されて他の光ファイバへ伝送される。
【0023】また、レセプタクル50内の発光素子から
出射された光、あるいは光学系等から出射された光は、
図1(3)の一点鎖線で示すように、プラグ30側の凹
面状の開口部31b−2の表面に形成された光反射抑制
で心線挿入孔31cの中心方向に集束されると共に、
さらに凸レンズ部41aによってファイバ心線41の中
心方向に集束され、該ファイバ心線41の中心のコアに
入射する。ファイバ心線41の中心のコアに入射した光
は、周辺のクラッドとの界面で、全反射を繰り返しなが
ら、コア内部に閉じ込められて伝送されていく。
【0024】この第1の実施形態では、次の(a)〜
(c)のような効果がある。 (a) ファイバ心線41の端部に凸レンズ部41aを
形成したので、この凸レンズ部41aの光集束機能によ
って光結合効率が向上する。しかも、心線保持部31b
の端部に凹面状の開口部31b−2を形成したので、レ
セプタクル50との嵌合時において、該レセプタクル5
0からの出射光が心線挿入孔31cの中心方向に集束す
る。この際、開口部31b−2の表面に光反射抑制面が
形成されているので、光結合効率を低下させるような過
剰な光反射が抑制される。これにより、凸レンズ部41
aの光集束機能と相俟って光結合効率がより向上する。
また、凹面状の開口部31b−2を形成したので、ファ
イバ心線41の端面の出射口面積及び入射口面積が実質
的に広くなる。これにより、ファイバ心線端面での光軸
ずれや角度ずれが生じにくくなり、製造や組立てが容易
になる。
【0025】(b) 凸レンズ部41aの球面の頂点が
心線保持部31bの端面31b−1と同一面、またはそ
れよりも内側に位置し、該凸レンズ部41aが端面31
b−1から露出していないので(即ち、突出していない
ので)、プラグ30の保管時や、レセプタクル50への
挿入、嵌合時等に、該凸レンズ部41aに傷が付きにく
い。これにより、傷付き防止の対策が不要になって取り
扱いが容易になる。 (c) プラグ30をレセプタクル50へ挿入して嵌合
した時、該レセプタクル50の光学的基準面PSにおい
て、心線保持部31bの端面31b−1が凸レンズ部4
1aの周りを覆っているので、ノイズの原因となる外部
からの光の侵入を防止でき、遮光効果が得られる。
【0026】(第2の実施形態)図4は本発明の第2の
実施形態を示す丸形光コネクタの構成図であり、第1の
実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符
号が付されている。この図4では、プラグとレセプタク
ルの嵌合状態の縦断面図が示されている。本実施形態の
丸形光コネクタは、実線で示された丸形プラグ30A
と、二点鎖線で示された丸形レセプタクル50Aとで構
成されている。
【0027】プラグ30Aは、光ファイバ40の端部に
取り付けられた金属製等のフェルール31Aと、このフ
ェルール31Aの後端側の周りに取り付けられた合成樹
脂製等の把持部32Aとで構成されている。フェルール
31Aは、ほぼ円筒状を成し、この中心には、図1と同
様にファイバ挿入孔31a及び心線挿入孔31cが形成
されている。心線保持部31bの端面31b−1には、
図1と同様に凹面状の開口部31b−2が形成されると
共に、この開口部表面に光反射抑制面が形成され、この
光反射抑制面内に、ファイバ心線41の端部に形成され
た凸レンズ部41aが挿入されている。心線保持部31
bの外周には、図1のロック用突起31e,31fに対
応するロック用の環状凹部31hが形成されている。さ
らに、フェルール31Aの後端側の外周には、機械的基
準面MSとなる鍔部31iが設けられている。フェルー
ル31Aの後端側を覆う把持部32Aの先端側には、レ
セプタクル50Aの先端側を受け入れる円筒状の突出部
32aが設けられている。
【0028】レセプタクル50Aは、例えば、パネル外
面70に取り付けられ、フェルール31Aを受け入れる
ための貫通孔56を有している。レセプタクル50Aの
先端側には、円筒状の突出部57が設けられ、この突出
部57が把持部52Aの突出部32a内に挿入されるよ
うになっている。貫通孔56内には、図1のロック用切
欠部52,53に対応するロック用係合部58が設けら
れている。係合部58は、接触片等で形成され、フェル
ール31Aの環状凹部31hに係合するようになってい
る。
【0029】このような構造の光コネクタは、第1の実
施形態とほぼ同様にして製造、組立てられる。製造、組
立てられた光コネクタを使用する場合、例えば、光ファ
イバ40付きのプラグ30Aの心線保持部31bを、レ
セプタクル50Aの貫通孔56へ挿入すると、該プラグ
30Aの突出部32a内にレセプタクル50Aの突出部
57が挿入されて突き当たる。そして、フェルール31
Aの環状凹部31h内にレセプタクル50Aの係合部5
8が係合し、該フェルール31Aの心線保持部31bが
レセプタクル50Aの貫通孔56内に保持され、該心線
保持部31bの端面31b−1がレセプタクル50Aの
光学的基準面PSに位置する。これにより、第1の実施
形態と同様に、プラグ30Aとレセプタクル50Aとが
光結合し、光ファイバ40からレセプタクル50Aの光
学的基準面PSへ光が伝送され、あるいは該光学的基準
面PSから光ファイバ40へ光が伝送される。この第2
の実施形態の光コネクタでは、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0030】(第3の実施形態)図5は、本発明の第3
の実施形態を示す丸形光コネクタの構成図であり、第1
の実施形態を示す図1あるいは第2の実施形態を示す図
4中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この図5では、プラグとレセプタクルの嵌合状態の
縦断面図が示されている。本実施形態の丸形光コネクタ
は、実線で示された丸形プラグ30Bと、二点鎖線で示
された丸形レセプタクル50Bとで構成されている。
【0031】プラグ30Bは、金属製等のフェルール3
1Bと、このフェルール31Bの後端側を覆う合成樹脂
製等の把持部32Bとで構成されている。フェルール3
1Bは、図4のフェルール31Aとほぼ同様の形状をし
ている。即ち、フェルール31Bは、ほぼ円筒状を成
し、この先端側の心線保持部31bの外周に、図4のロ
ック用環状凹部31hとは異なる形状のロック用係合部
31jが形成されている。係合部31jは、段差状に口
径が狭くなっており、心線保持部31bの端面31b−
1に向かって口径が徐々に広くなっている。フェルール
31Bの後端側を覆う把持部32Bは、先端面が機械的
基準面MSに位置し、レセプタクル50Bの先端部と当
接するようになっている。レセプタクル50Bは、フェ
ルール31Bを受け入れるための円筒状のプラグ保持部
59を有し、このプラグ保持部59の先端面が、把持部
32Bの先端面の機械的基準面MSに当接するようにな
っている。プラグ保持部59内には、フェルール31B
の係合部31jと係合するためのロック用係合部60が
設けられている。
【0032】このような構造の光コネクタは、図1ある
いは図4の光コネクタとほぼ同様にして製造、組立てら
れる。製造、組立てられた光コネクタを使用する場合、
例えば、プラグ30Bのフェルール31Bをレセプタク
ル50Bのプラグ保持部59内へ挿入する。すると、把
持部32Bの機械的基準面MSがプラグ保持部59に突
き当たり、フェルール31Bの係合部31jがレセプタ
クル50Bの係合部60と係合し、心線保持部31bの
端面31b−1がレセプタクル50Bの光学的基準面P
Sに位置し、この位置で該心線保持部31bが保持され
る。これにより、プラグ30Bとレセプタクル50Bと
が光結合し、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0033】(第4の実施形態)図6は、本発明の第4
の実施形態を示すプラグ端部附近の縦断面拡大図であ
り、第1、第2、第3の実施形態を示す図1、図4、図
5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本実施形態では、フェルール31,31A,31B
の先端側の心線保持部31bの形状、及びファイバ心線
40の端部に形成される凸レンズ41bの形状が第1、
第2、第3の実施形態のものと異なっている。
【0034】即ち、心線保持部31bの端面31b−1
の中心には、図1、図4、図5の凹面状の開口部31b
−2よりも口径の大きな、あるいはその開口部31b−
2と同一口径の凹面状の開口部31b−3が形成されて
いる。凹面状の開口部31b−3は、心線挿入孔31c
の端部に形成されており、内側から外側の心線保持部の
端面31b−1に向かって口径が大きくなっている。
口部31b−3の表面には、第1の実施形態と同様に、
光反射抑制面が形成されている。心線挿入孔31cに挿
入されるファイバ心線41の端部には、該ファイバ心線
41の外径よりも大きな口径を有する凸レンズ部41b
が形成され、この凸レンズ部41bの球面が、心線保持
部31bの端面31b−1と同一面または該端面31b
−1よりも内側に位置している。凸レンズ部41bの外
周部41b−1は、ファイバ心線41の外径よりも大き
な口径を有するので、開口部31b−3に係合する形で
該開口部31b−3内に装着されている。
【0035】このような構造のプラグ30,30A,3
0Bを製造、組立てるには、例えば、光ファイバ40の
端部の外被42を所定の長さだけ剥離してファイバ心線
41を露出させ、該ファイバ心線41の端部をフェルー
ル31,31A,31Bのファイバ挿入孔31aから心
線挿入孔31cへ貫通させる。そして、第1の実施形態
と同様の方法で、ファイバ心線41の端部に凸レンズ部
41bを形成した後、この凸レンズ部41bを心線挿入
孔31cの端部側に引き戻して、該凸レンズ部41bの
外周部41b−1を凹面状の開口部31b−3に係合さ
せれば、該凸レンズ部41bが所定位置に固定される。
【0036】この第4の実施形態では、第1の実施形態
とほぼ同様の効果が得られる上に、次の(i)、(ii)
のような効果もある。 (i) ファイバ心線41の端部の凸レンズ部41b
は、該ファイバ心線41の外径よりも大きな口径を有す
るので、光集束機能が大きくなって光結合効率がより向
上する。しかも、ファイバ心線41の出射口面積及び入
射口面積が実質的により広くなるので、ファイバ心線端
面での光軸ずれや角度ずれが生じにくくなり、製造や組
立てがより容易になる。 (ii) 凸レンズ部41bの外周部41b−1が凹面状
の開口部31b−3に係合しているので、ファイバ心線
41に対する引張り強度が大きくなり、該凸レンズ部4
1bをより強固に開口部31b−3内に固定できる。
【0037】(第5の実施形態)図7は、本発明の第5
の実施形態を示すプラグ端部附近の縦断面拡大図であ
り、第4の実施形態を示す図6中の要素と共通の要素に
は共通の符号が付されている。本実施形態では、心線保
持部31bの端面31b−1に形成される開口部31b
−4の形状と、この開口部31b−4内に収容される凸
レンズ部41cの形状とが、図6のものと異なってい
る。
【0038】即ち、開口部31b−4は、内側から外側
の心線保持部31bの端面31b−1に向かって口径を
大きくした凹面状の部分を有するが、この凹面状の部分
から端面31b−1へ向かってほぼ同一口径の孔が形成
されている。開口部31b−4の表面には、第1の実施
形態と同様に、光反射抑制面が形成されている。この開
口部31b−4内に収容される凸レンズ部41cは、フ
ァイバ心線41の外径よりも大きな口径を有し、該凸レ
ンズ部41cの外周部41c−1が開口部31b−4に
係合している。この第5の実施形態では、図6に示され
る第4の実施形態とほぼ同様の作用及び効果を奏する
が、開口部31b−4の口径が図6のものよりも少し小
さくなっているので、保管時等において凸レンズ部41
cに傷が付きにくいという効果がある。
【0039】(変形例) 本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可
能である。この変形例としては、例えば、次の(1)〜
(4)のようなものがある。(1) 光コネクタの寸法ばらつきを吸収するため、把
持部32,32A,32Bとフェルール31,31A,
31Bとの間に、ばね等の弾性部材を装着し、フェルー
ル端面31b−1を所定の押圧力でレセプタクル50,
50A,50Bの光学的基準面PSに接触させるような
構造にしてもよい。また、ばね等の弾性部材は、レセプ
タクル50,50A,50B側に装着してもよい。
【0040】(2) プラグ30,30A,30B及び
レセプタクル50,50A,50Bは、図示の形状や構
造に限定されず、図示以外の他の形状や構造に変更する
ことも可能である。例えば、把持部32,32A,32
Bに2つまたは3つ以上のフェルール31,31A,3
1Bを取り付けて多極式構造にしてもよい。図8は、本
発明の他の実施形態における2極式の角形光コネクタの
一構成例を示す平面図である。この角形光コネクタのプ
ラグ30Cでは、送光用と受光用の2個の円筒状心線保
持部を有するフェルール31Cに、把持部32Cが装着
されている。これに対応して、レセプタクル50C側に
も、2個の円筒状の嵌合凸部55−1,55−2が設け
られ、これらの嵌合凸部55−1,55−2内に、プラ
グ30C側の2個の心線保持部が挿入されるようになっ
ている。このような構造の光コネクタでは、全体を小型
化できる。
【0041】(3) フェルール31,31A,31B
は、導電性部材で構成し、このフェルール31,31
A,31Bを介してレセプタクル50,50A,50B
との間で電気信号の伝送を行えるような構造にしてもよ
い。これにより、光と電気の伝送が可能になり、使い勝
手がより向上する。(4) 図9は、本発明の他の実施形態を示す光コネク
タにおけるプラグの側面図である。この光コネクタのプ
ラグ30Dでは、図5とほぼ同様のフェルール31Dを
有し、このフェルール31Dに、電気信号接続用の雄形
端子部33が固着されている。雄形端子部33は、例え
ば、長方形の板状をなし、この側面に1個または複数個
のコンタクトが装着されている。これに対応して、図示
しないレセプタクル側にも、雄形端子部33を受け入れ
るための雌形端子部が設けられている。このような光コ
ネクタでは、光と電気の伝送が可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、心線挿入孔の端部に凹面状の開口部を形成
ると共に、この開口部表面に光反射抑制面を形成したの
で、レセプタクルからの出射光が、該光反射抑制面によ
り過剰な光反射が抑制されつつ中心方向に集束される。
しかも、ファイバ心線の端部に凸レンズ部を形成したの
で、この凸レンズ部の光集束機能と開口部表面の光反射
抑制面の光集束機能との相乗効果によって光結合効率が
より向上する。その上、ファイバ心線端部の出射口面積
及び入射口面積が実質的に広くなるので、ファイバ心線
端面での光軸ずれや角度ずれが生じにくくなり、製造や
組立てが容易になる。凸レンズ部の球面は、心線保持部
の端面と同一面または該端面よりも内側に位置するの
で、プラグの保管時や、レセプタクルへの挿入、嵌合時
等に、凸レンズ部に傷が付きにくく、傷付き防止のため
に保護キャップ等を被せる手数が省け、取り扱いが容易
である。さらに、プラグをレセプタクルへ挿入して嵌合
した時、心線保持部の端面が凸レンズ部の周りを覆って
いるので、ノイズの原因となる外部からの光の侵入を防
止できる。
【0043】第2及び第3の発明によれば、凸レンズ部
はファイバ心線の外径とほぼ同一の口径を有するので、
例えば、製造や組立て時において、予めファイバ心線の
端部に凸レンズ部を形成しておき、このファイバ心線を
フェルール内へ挿入して所定位置に固定すれば、簡単に
製造や組立てができる。
【0044】第4の発明によれば、凸レンズ部はファイ
バ心線の外径より大きな口径を有する形状にしたので、
第1の発明よりも光集束機能が大きくなって光結合効率
がより向上する。しかも、ファイバ心線端部の出射口面
積及び入射口面積が実質的により広くなるので、製造や
組立てがより容易になる。第5の発明によれば、ファイ
バ心線をフェルール内に貫通させて、該ファイバ心線の
外径より大きな口径を有する凸レンズ部を形成し、この
凸レンズ部を心線挿入孔の端部側に引き戻してフェルー
ルの開口部内の所定位置に固定する構造にしたので、凸
レンズ部がフェルールの開口部内に係合し、ファイバ心
線に対する引張り強度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す角形光コネクタ
の構成図である。
【図2】従来の光コネクタの一つであるプラグの縦断面
図である。
【図3】図2のプラグ端部附近を示す縦断面拡大図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す丸形光コネクタ
の構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す丸形光コネクタ
の構成図である。
【図6】本発明の第4の実施形態を示すプラグ端部附近
の縦断面拡大図である。
【図7】本発明の第5の実施形態を示すプラグ端部附近
の縦断面拡大図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す角形光コネクタの
平面図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示すプラグの側面図で
ある。
【符号の説明】
30,30A,30B,30C,30D プラグ 31,31A,31B,31C,31D フェルール 31a ファイバ挿入孔 31b 心線保持部 31b−1 心線保持部の端面 31b−2,31b−3,31b−4 凹面状の開口
部 31c 心線挿入孔 32,32A,32B,32C 把持部 40 光ファイバ 41 ファイバ心線 41a,41b,41c 凸レンズ部 42 外被 50,50A,50B,50C レセプタクル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/42 G02B 6/36

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を伝送するファイバ心線の周りが外被
    で被覆された光ファイバの、端部に取り付けられるフェ
    ルールを備えた光コネクタにおいて、 前記フェルールは、 前記光ファイバを受け入れて保持するファイバ挿入孔
    と、 端面がレセプタクルの光学的基準面に当接する筒状の心
    線保持部と、 前記ファイバ挿入孔に連通して前記心線保持部に形成さ
    れ、該ファイバ挿入孔内の前記光ファイバの端面から露
    出させた前記ファイバ心線を受け入れて保持する心線挿
    入孔と、 前記心線挿入孔の端部に形成され、内側から外側の前記
    心線保持部の端面に向かって口径を大きくした凹面状の
    開口部と 前記開口部の表面に形成された光反射抑制面と を有し、 前記光反射抑制面から露出する前記ファイバ心線の端部
    に、前記心線保持部の端面と同一面または該端面よりも
    内側に位置する球面の頂点を有する凸レンズ部を形成し
    たことを特徴とする光コネクタ。
  2. 【請求項2】 ファイバ心線の端部に形成される凸レン
    ズ部は、該ファイバ心線の外径とほぼ同一の口径を有す
    る形状にしたことを特徴とする請求項1記載の光コネク
    タ。
  3. 【請求項3】 光ファイバの端部の外被を所定の長さだ
    け剥離してファイバ心線を露出させてこのファイバ心線
    の端部に凸レンズ部を形成し、前記ファイバ心線の凸レ
    ンズ部をフェルールのファイバ挿入孔から心線挿入孔へ
    挿入して、該凸レンズ部を該フェルールの開口部内の所
    定位置に固定する構造にしたことを特徴とする請求項2
    記載の光コネクタ。
  4. 【請求項4】 ファイバ心線の端部に形成される凸レン
    ズ部は、該ファイバ心線の外径よりも大きな口径を有す
    る形状にしたことを特徴とする請求項1記載の光コネク
    タ。
  5. 【請求項5】 光ファイバの端部の外被を所定の長さだ
    け剥離してファイバ心線を露出させ、前記ファイバ心線
    の端部をフェルールのファイバ挿入孔から心線挿入孔へ
    貫通させて該ファイバ心線の端部に凸レンズ部を形成
    し、前記ファイバ心線の凸レンズ部を前記心線挿入孔の
    端部側に引き戻して、該凸レンズ部を前記フェルールの
    開口部内の所定位置に固定する構造にしたことを特徴と
    する請求項4記載の光コネクタ。
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