JP3756081B2 - アレンジボール機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機では、例えば図柄表示手段に変動表示される遊技図柄が「7・7・7」等の特定態様で停止するなど、所定条件の成立により可変入賞手段を開放し、その可変入賞手段に入賞した遊技球がその内部の特定領域を通過することを条件に、作動口手段を開放させるための所定の作動手段を有効化する等の遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるようになっている。
【0003】
この種の弾球遊技機は、可変入賞手段に特定領域を通過した遊技球を検出する検出スイッチを備えており、その検出スイッチから検出信号が出力されたときに特別遊技状態発生手段が作動するようになっている。この検出スイッチとしては、例えば磁気型の近接スイッチ等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機では、特定領域を通過した遊技球を検出する検出スイッチから検出信号が出力されたときに特別遊技状態発生手段を作動させるようになっているため、例えば可変入賞手段が開放していないにも拘わらず不正行為等による検出スイッチの誤動作によって検出信号が出力されたような場合であっても、特別遊技状態が作動して遊技者に有利な特別遊技状態を発生させてしまう問題があった。
【0005】
特に、弾球遊技機に広く用いられている磁気型等の近接スイッチは、磁気や電磁波等によって誤動作を起こしやすいため、不正行為等によって検出スイッチが誤動作を起こした場合の被害を未然に防止できる、或いはその被害を最小限に食い止めることができる対策が望まれていた。
【0006】
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、特定領域を通過する遊技球の検出信号を不正に出力させるなどの不正行為を効果的に防止できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、単位ゲーム毎に所定数の遊技球を発射させる発射手段9と、所定条件の成立により遊技球の入賞が可能な状態に開放又は拡大させる可変入賞手段143と、遊技球を検出可能な作動手段23,24と、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに変化可能な作動口手段21と、前記可変入賞手段143内の特定領域153を遊技球が通過することを条件に前記作動手段23,24を有効化する特別遊技状態発生手段115とを備え、該特別遊技状態発生手段115の作動中に前記作動手段23,24が遊技球を検出することを条件に前記作動口手段21を開放するようにしたアレンジボール機において、特定条件下で前記特定領域153の遊技球の通過による遊技制御の少なくとも一部を無効にする特定領域通過無効化手段174を備え、該特定領域通過無効化手段174により前記特定領域153の遊技球の通過が無効化された場合でも、前記可変入賞手段143への入賞の事実については有効として取り扱うように構成されているものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図11は本発明をアレンジボール機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3を有する。前枠3には、遊技盤4が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開閉自在に配置されている。前面板6には、発射用の遊技球を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の下部には、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが夫々設けられている。
【0009】
発射手段9は、発射レール11と、上皿7から発射レール11上に1個ずつ供給される遊技球を打撃する打撃槌12と、遊技者が発射ハンドル10を操作したときに打撃槌12を駆動する発射モータ13とを備え、単位ゲーム毎に所定数(例えば16個)の遊技球を遊技盤4側へと発射させるようになっている。
【0010】
遊技盤4の前面には、図2に示すように、ガイドレール14が環状に装着されると共に、ガイドレール14の内側の遊技領域15の下部側に入賞口手段16と入賞表示手段17と得点表示手段18とが配置され、また入賞口手段16の上側に図柄表示手段19、可変入賞手段20、得点増加手段(作動口手段)21、始動手段22、作動手段23,24、普通入賞手段25,26等の各遊技部品が配置されている。
【0011】
入賞口手段16は、図3及び図4に示すように、後部側が嵌合孔31に嵌合して遊技盤4の前側に着脱自在に装着された入賞ケース32を備え、この入賞ケース32に遊技盤4の前側で左右方向に略一列状に並設された複数個(例えば16個)の入賞口33と、各入賞口33に入賞した遊技球を遊技盤4の前側から裏側へと誘導して排出する複数個(例えば16個)の誘導通路34と、各入賞口33に入賞した遊技球を検出する複数個(例えば16個)の入賞検出スイッチ35とが設けられている。
【0012】
入賞ケース32は、入賞口手段16を前側から覆うカバー36に装着され、またカバー36は入賞口手段16の左右両側、下側等の適当箇所に設けられた複数個(例えば3個)の圧入ピン37等を介して遊技盤4の前側に着脱自在に装着されている。入賞ケース32には、各入賞口33に対応してスイッチ装着部38が左右方向に上下交互に千鳥配置状に形成され、その各スイッチ装着部38に入賞検出スイッチ35が前側から着脱自在に挿入されている。各入賞検出スイッチ35は、遊技盤4の前側で入賞口33から誘導通路34へと落下する遊技球を検出するようになっている。
【0013】
入賞表示手段17は、各入賞口33に対応する複数個(例えば16個)の表示部39を含み、入賞口33に遊技球が入賞したときに、その入賞口33に対応する表示部39の表示が遊技球の入賞前と異なる特定表示に変化するようになっている。表示部39は入賞口手段16の各入賞口33と上下に対応してその下側近傍に左右方向に略一列状に配置されており、図4に示すようにカバー36側に設けられた表示レンズ部40と、この表示レンズ部40の裏側で入賞ケース32側に設けられたLED等の入賞表示ランプ41とを備え、入賞口33に入賞した遊技球を入賞検出スイッチ35が検出したときに、入賞表示ランプ41が点灯して表示レンズ部40が発光するように構成されている。入賞表示ランプ41は基板42に装着され、また基板42は入賞ケース32の下側の取り付け板43に前側から着脱自在に固定されている。
【0014】
得点表示手段18は、入賞表示手段17の下側の例えば左右方向中央に配置されており、図3及び図4に示すように、カバー36側の表示窓44に対応する表示レンズ部45と、この表示レンズ部45の裏側で入賞ケース32側に設けられたセグメント式、その他の表示素子46とを備えている。表示レンズ部45、表示素子46は基板47に装着され、その基板47は入賞ケース32の下側の取り付け板43に前側から着脱自在に固定されている。
【0015】
得点表示手段18は、ゲーム中に獲得した得点を表示するためのもので、入賞表示手段17の隣り合う4個の表示部39が特定表示となる等、特定表示状態の表示部39が特定の組み合わせとなって入賞役が成立した場合に、その特定の組み合わせの種類、例えば入賞役の成立の難易度に応じて付与される得点を数字で表示するようになっている。
【0016】
なお、入賞表示手段17の表示レンズ部40又はその上側近傍には、各入賞口33に対応して左右方向の一端側から他端側へと連続する番号1〜16等の符号が付されている。また入賞口手段16の上側近傍には、入賞口33によって遊技球が入賞し易い箇所と入賞し難い箇所とができるように、多数の遊技釘が設けられている。なお、入賞表示手段17、得点表示手段18は、カバー36側に設けても良いし、入賞ケース32側に設けても良い。
【0017】
図柄表示手段19は、1個又は複数個、例えば3個の遊技図柄19a〜19cを変動表示するためのものである。遊技図柄19a〜19cには、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を使用可能であり、この実施形態では0〜9までの10種類の数字図柄が使用されている。そして、各遊技図柄19a〜19cは、始動手段22が遊技球を検出することを条件に、その10種類の数字図柄の中で順次スクロール等により変動するようになっている。
【0018】
可変入賞手段20は、図5〜図7に示すように、後部側が嵌合孔61に嵌合して遊技盤4の前側に着脱自在に装着された可変入賞ケース50と、遊技盤4の前側で可変入賞ケース50の上側に開口し且つ所定条件で遊技球が入賞可能に開放される可変入賞口51と、可変入賞口51を開閉し且つ開放状態のときに可変入賞口51に入賞した遊技球を停留させる開閉停留手段52と、可変入賞ケース50の下部で遊技盤4の裏側に開口し且つ可変入賞口51に入賞した遊技球を遊技盤4の裏側へと排出する通常排出口53及び特定排出口(特定領域)54と、可変入賞口51の開口側近傍で可変入賞ケース50に設けられ且つ可変入賞口51への遊技球の入賞を検出する可変入賞検出スイッチ55と、通常排出口53からの遊技球の排出を検出する通常排出検出スイッチ56と、特定排出口54からの遊技球の排出を検出する特定排出検出スイッチ57と、可変入賞口51から入賞した遊技球を通常排出口53及び特定排出口54の何れかに振り分ける振り分け手段58とを備えている。
【0019】
そして、この可変入賞手段20は、例えば図柄表示手段19の変動後の遊技図柄19a〜19cが特定態様(全てが「7・7・7」等のように同種図柄となる等の特定図柄の組み合わせ)となったときに、当該単位ゲーム及び次の単位ゲームにおいて遊技球が1個入賞するまで開閉停留手段52が可変入賞口51を開放し、また可変入賞口51から入賞した遊技球を振り分け手段58により通常排出口53と特定排出口54との何れかに振り分けるようになっている。なお、遊技図柄が1個の場合には、変動後の1個の遊技図柄が特定図柄となることにより特定態様となる。
【0020】
可変入賞ケース50は、遊技盤4の前面に着脱自在に装着された中間ケース体59と、この中間ケース体59の前側に装着された前ケース体60と、中間ケース体59の裏側に装着され且つ遊技盤4の嵌合孔61に前側から着脱自在に嵌合する裏ケース体62とを備えている。可変入賞口51は中間ケース体59と前ケース体60との間に上向きに開口するように上下方向に設けられ、下端が振り分け手段58の振り分け室63の上側に連通している。可変入賞検出スイッチ55は、通過孔55aが可変入賞口51と一致するように、可変入賞口51の上部側に前後方向に配置され、中間ケース体59の裏側から挿脱自在に挿入されている。
【0021】
開閉停留手段52は、可変入賞検出スイッチ55の上側で可変入賞口51に対して裏側から出退して可変入賞口51を開閉する開閉体64と、可変入賞検出スイッチ55の下側で可変入賞口51に対して裏側から出退して突出状態のときに可変入賞検出スイッチ55の通過孔55a内に遊技球を停留させる停留体65と、可変入賞検出スイッチ55の左右両側から上下両側に跨がって形成され且つ開閉体64及び停留体65を一体に支持する支持体66と、支持体66を中間ケース体59に対して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支する左右一対の枢軸67と、支持体66を枢軸67廻りに往復駆動するソレノイド等の開閉駆動手段68とを備えている。
【0022】
開閉駆動手段68は取り付け板69等を介して裏ケース体62側に固定されると共に、上下方向に移動可能な連動アーム70を有し、その連動アーム70の先端が一方の枢軸67の近傍の係合ピン71に係合している。開閉体64と停留体65は、可変入賞検出スイッチ55の上下両側にあり、開閉駆動手段68の駆動により可変入賞口51に対して逆方向に出退可能である。
【0023】
通常排出口53及び特定排出口54は、振り分け室63の裏側に連通して中間ケース体59の裏側に左右に設けられ、振り分け手段58からの遊技球を遊技盤4の裏側に誘導して落下させるように樋状に構成されている。通常排出検出スイッチ56及び特定排出検出スイッチ57は、通常排出口53及び特定排出口54の縦通路部分を通過する遊技球を検出するように、中間ケース体59等に対して裏側から挿脱自在に挿入されている。
【0024】
振り分け手段58は、振り分け室63内に配置された回転体72と、回転体72から裏側に突出し且つ回転体72を前後方向の軸心廻りに回転自在に支持する回転軸73と、回転軸73を介して回転体72を駆動するステッピングモータ等の回転駆動手段74とを備えている。回転体72には可変入賞口51からの遊技球を下側から受ける受け部75が外周側に略同心状に形成されると共に、可変入賞口51からの遊技球を受け入れて保持し且つ回転体72の回転により通常排出口53、特定排出口54へと案内する保持凹部76,77が周方向に略等間隔をおいて複数個(例えば3個)形成されている。保持凹部76,77は、2個の保持凹部76が通常排出口53へ、1個の保持凹部77が特定排出口54へと夫々遊技球を案内するように異なる形状になっている。回転駆動手段74は裏ケース体62に取り付けられている。
【0025】
得点増加手段21は、遊技球が入賞したときに入賞役の成立による賞球の払い出し個数(又は得点)を増加させるためのもので、図8〜図10に示すように構成されている。即ち、この得点増加手段21は、後部側が嵌合孔87に嵌合して遊技盤4の前側に着脱自在に装着された増加入賞ケース80と、遊技盤4の前側で増加入賞ケース80の上側に開口し且つ所定条件で遊技球が入賞可能に開放される増加入賞口81と、増加入賞口81を開閉し且つ開放状態のときに増加入賞口81に入賞した遊技球を停留させる開閉停留手段82と、増加入賞ケース80の下部で遊技盤4の裏側に開口し且つ増加入賞口81に入賞した遊技球を遊技盤4の裏側へと排出する排出口83と、増加入賞口81の開口側近傍で増加入賞ケース80に設けられ且つ増加入賞口81への遊技球の入賞を検出する増加入賞検出スイッチ84とを備えている。
【0026】
そして、この得点増加手段21は、例えば後述の特別遊技状態が発生した場合に作動手段23,24が遊技球を検出することを条件に、増加入賞口81に遊技球が1個入賞するまで開閉停留手段82が増加入賞口81を開放し、増加入賞検出スイッチ84が遊技球の入賞を検出したときに、当該ゲームでの入賞役による賞球の払い出し個数(又は得点)を増加(例えば2倍)させるようになっている。
【0027】
増加入賞ケース80は、遊技盤4の前面に着脱自在に装着された中間ケース体85と、この中間ケース体85の前側に装着された前ケース体86と、中間ケース体85の裏側に装着され且つ遊技盤4の嵌合孔87に前側から着脱自在に嵌合する裏ケース体88とを備えている。増加入賞口81は中間ケース体85と前ケース体86との間に上向きに開口するように上下方向に設けられ、下側が中間ケース体85の開口を介してその裏側の排出口83に連通している。増加入賞検出スイッチ84は、通過孔84aが増加入賞口81と一致するように、増加入賞口81の上部側に前後方向に配置され、中間ケース体85の裏側から挿脱自在に挿入されている。
【0028】
開閉停留手段82は、増加入賞検出スイッチ84の上側で増加入賞口81に対して裏側から出退して増加入賞口81を開閉する開閉体89と、増加入賞検出スイッチ84の下側で増加入賞口81に対して裏側から出退して突出状態のときに増加入賞検出スイッチ84の通過孔84a内で遊技球を停留させる停留体90と、増加入賞検出スイッチ84の左右両側から上下両側に跨がって形成され且つ開閉体89及び停留体90を一体に支持する支持体91と、支持体91を中間ケース体85に対して左右方向の軸心廻りに回動自在に枢支する左右一対の枢軸92と、支持体91を枢軸92廻りに往復駆動するソレノイド等の開閉駆動手段93とを備えている。
【0029】
開閉駆動手段93は取り付け板94等を介して裏ケース体88側に固定されると共に、上下方向に移動可能な連動アーム95を有し、その連動アーム95の先端が一方の枢軸92の近傍の係合ピン96に係合している。開閉体89と停留体90は、増加入賞検出スイッチ84の上下両側にあり、開閉駆動手段93の駆動により増加入賞口81に対して逆方向に出退可能である。排出口83は裏ケース体88に形成され、増加入賞口81からの遊技球を遊技盤4の裏側に誘導して落下させるように樋状に構成されている。
【0030】
なお、可変入賞手段20、得点増加手段21、普通入賞手段25,26は、遊技盤4の前側で入賞した遊技球を遊技盤4の裏側に誘導するように構成され、これらに遊技球が入賞したときに、それに対応する1個又は複数個の入賞口33への遊技球の入賞と同等に取り扱われるようになっている。
【0031】
図11はアレンジボール機の制御系のブロック図である。制御系は、図11に示すように基板の単機能化を図るべく複数種類の制御機能別に分けられ、その各制御機能別に、主制御基板101と、表示制御基板102、払い出し制御基板103、音声制御基板104、ランプ制御基板105、発射制御基板106等の副制御基板とに分けて実装されている。なお、各基板101〜106は、遊技機本体1の裏側の適宜個所に、それぞれ基板ケースに格納された状態で装着されている。
【0032】
主制御基板101は、主として遊技盤4側の遊技動作の制御を行うためのもので、入賞処理手段111、乱数発生手段112、判定手段113、特定領域通過無効化手段114、特別遊技状態発生手段115、精算処理手段116、制御コマンド送信手段117等を備え、CPU、ROM、RAM等の電子部品により構成されている。
【0033】
乱数発生手段112は、所定の乱数を繰り返し発生するようになっている。判定手段113は、乱数発生手段112からの抽出乱数値に基づいて遊技者に有利な特定遊技状態(第1遊技状態)と不利な非特定遊技状態(第2遊技状態)との何れにするかを択一的に選択し判定するためのもので、始動手段22が遊技球を検出することを条件に乱数発生手段112の発生乱数値を抽出して、その抽出乱数値が特定遊技判定乱数値のときに特定遊技状態とする旨を判定するようになっている。
【0034】
判定手段113が特定遊技状態と判定したとき(所定条件が成立したとき)には、図柄表示手段19の変動後の遊技図柄19a〜19cが「7・7・7」等の特定態様で停止した後に、可変入賞手段20の開閉停留手段52が可変入賞口51を開放するようになっている。
【0035】
特別遊技状態発生手段115は、可変入賞手段20に入賞した遊技球が振り分け手段58により特定排出口54へと振り分けられて、その特定排出口54の特定排出検出スイッチ57が遊技球を検出することを条件に遊技者に有利な特別遊技状態を発生し、その後に最大所定ゲーム数(例えば14ゲーム等の複数ゲーム)の結果が得られるまで特別遊技状態を継続的に発生するようになっている。また、特別遊技状態発生手段115は、その作動中に再度特定排出検出スイッチ57によって遊技球が検出されたときにその作動を終了するようになっている。
【0036】
特別遊技状態では作動手段23,24が有効になり、この作動手段23,24に遊技球が入賞すれば得点増加手段21の開閉停留手段82が増加入賞口81を開放して、この得点増加手段21に入賞した遊技球を増加入賞検出スイッチ84が検出することを条件に、そのゲームで獲得した得点を増加させるようになっている。
【0037】
特定領域通過無効化手段114は、特定条件下で特定排出口54の遊技球の通過による遊技制御の少なくとも一部を無効化するもので、第1無効化手段118と第2無効化手段119とを備えている。
【0038】
第1無効化手段118は、特定排出検出スイッチ57による遊技球の検出が可変入賞手段20への遊技球の入賞から所定時間内でない場合にその特定排出検出スイッチ57による遊技球の検出を無効化するもので、特定排出検出スイッチ57によって遊技球の通過が検出されたときに、その検出が可変入賞検出スイッチ55が遊技球を検出してから所定時間(例えば20秒)経過前であるか否かを判断し、所定時間経過後である場合には、特別遊技状態発生手段115を作動させないようになっている。
【0039】
第2無効化手段119は、特別遊技状態発生手段115の作動中に特定排出口54の遊技球の通過を無効化するもので、可変入賞手段20に入賞した遊技球が特定排出口54の特定排出検出スイッチ57で検出されて特別遊技状態発生手段115が作動した後、所定ゲーム数(例えば14ゲーム等の複数ゲーム)の結果が得られて特別遊技状態発生手段115の作動が終了するまでの間、可変入賞検出スイッチ55が遊技球を検出しても特別遊技状態発生手段115の作動を終了させないようになっている。
【0040】
この第2無効化手段119により、特定排出口54を遊技球が通過して特別遊技状態発生手段115の作動が開始すれば、最大所定ゲーム数(例えば14ゲーム等の複数ゲーム)にわたる特別遊技状態発生手段115の作動の継続が保証され、遊技者に多大な利益が還元されることになる。
【0041】
特別遊技状態発生手段115の作動中に作動手段23,24に遊技球が入賞すれば、得点増加手段21の開閉停留手段82が増加入賞口81を開放し、この得点増加手段21に入賞した遊技球を増加入賞検出スイッチ84が検出することを条件に、そのゲームで獲得した得点を増加(例えば2倍)させるようになっている。
【0042】
入賞処理手段111は、入賞口手段16の入賞口33等に遊技球が入賞したときに入賞検出スイッチ35からの入賞信号等に基づいて所定の入賞処理を行うためのもので、遊技球が入賞した入賞口33に対応する表示部39を特定表示に変化させる機能と、例えば連続する4つの入賞口33への入賞等の所定の入賞役の成否を判定する機能とを有する。
【0043】
精算処理手段116は、発射手段9により遊技領域15へと所定数(例えば16個)の遊技球を順次発射して単位ゲームが成立する毎に所定の精算処理を行うためのもので、入賞処理手段111が入賞役の成立と判定したときに、その入賞役の成立の難易度に応じて得点を付与する機能、特別遊技状態の発生中に得点増加手段21に遊技球が入賞したときに、そのゲームでの得点を例えば2倍に増加させる機能等を備えている。なお、単位ゲーム当たりの得点は、例えば最高10点までとなっている。
【0044】
制御コマンド送信手段117は、各制御基板102〜106に制御コマンドを一方向通信により送信するためのもので、判定手段113の判定結果に基づいて表示制御基板102側に図柄制御コマンドを送信する機能、精算処理手段116の得点に基づいて表示制御基板102側に得点表示制御コマンドを送信する機能、入賞処理手段111の入賞処理に基づいて表示制御基板102側に入賞表示制御コマンドを送信する機能、精算処理手段116の得点に基づいて払い出し制御基板103に賞球の払い出し制御コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生等の遊技状態に基づいて音声制御基板104側に音声制御コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生等の遊技状態に基づいてランプ制御基板105側にランプ表示制御コマンドを送信する機能等を有する。
【0045】
表示制御基板102は、入賞表示制御手段121、得点表示制御手段122、図柄表示制御手段123等を備え、CPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0046】
入賞表示制御手段121は、入賞表示手段17の表示制御を行うためのもので、遊技球が何れかの入賞口33に入賞して入賞表示制御コマンドがあったときに、その入賞口33に対応する表示部39を特定表示、例えば発光状態に変化させるようになっている。
【0047】
得点表示制御手段122は、得点表示手段18の得点の表示制御を行うためのもので、得点表示制御コマンドがあったときに、得点表示手段18にそのコマンドに応じた得点を表示させるようになっている。
【0048】
図柄表示制御手段123は、判定手段113の判定結果に応じて図柄表示手段19の遊技図柄19a〜19cの変動制御を行うためのもので、始動手段22の遊技球の検出により遊技図柄19a〜19cが変動を開始し、判定手段113の判定結果が特定遊技判定のときに「7・7・7」等の特定態様で、非特定遊技判定のときに非特定態様で夫々停止すべく、所定時間変動後の遊技図柄19a〜19cを判定結果に基づいて特定態様又は非特定態様で停止させるようになっている。
【0049】
払い出し制御基板103は、主制御基板101側から払い出し制御コマンドがあったときに、遊技機本体1の裏側に設けられた払い出し手段131を作動させて、所定数の賞球を払い出させるようになっている。音声制御基板104は、主制御基板101側からの音声制御コマンドがあったときに、スピーカ等の音声発生手段132から所定の音声を発生させるようになっている。ランプ制御基板105は、主制御基板101側からのランプ表示制御コマンドがあったときに、前枠3、遊技盤4等の遊技機本体1の前面側の表示ランプ133を発光又は点滅発光させるようになっている。
【0050】
発射制御基板106は、単位ゲームの終了毎に所定の休止時間をおいて発射手段9の発射制御を行うためのもので、遊技者が発射手段9の発射ハンドル10を操作することを条件に発射手段9を作動させて、その発射手段9が単位ゲーム毎に所定数(16個)の遊技球を遊技領域15へと打ち込むまでその作動を継続させるようになっている。
【0051】
次に上記構成のアレンジボール機における動作を説明する。ゲームに際して遊技者が発射ハンドル10を把持して操作すると、発射制御基板106の制御により発射手段9が作動して、上皿7から発射レール11上に順次供給される遊技球をガイドレール14を経て遊技領域15へと打ち込んで行く。
【0052】
遊技領域15に打ち込まれた遊技球は、入賞口手段16の何れかの入賞口33に入賞するか、又は普通入賞手段25,26等に入賞してから、遊技盤4の裏側へと案内されて行く。遊技球が入賞口33に順次入賞すると、その入賞検出スイッチ35がその遊技球を検出し、入賞表示制御手段121の制御によってその入賞口33に対応する表示部39が発光して入賞を表示すると共に、入賞処理手段111が入賞役の成否を判定する。
【0053】
例えば、入賞口手段16の入賞口33の内、左側の1番目から4番目までの入賞口33に遊技球が入賞すると、それに対応して入賞表示手段17の左側の1番目から4番目までの表示部39が発光し、入賞役が成立する。そして、4個目の遊技球が入賞した時点で入賞処理手段111が入賞役の成立を判定し、精算処理手段116が得点を付与する。一方、精算処理手段116により得点が付与されると、得点表示制御手段122の制御により得点表示手段18が「1」等の得点を表示すると共に、払い出し制御基板103の制御により払い出し手段131が作動して、その得点に応じて賞球を上皿7へと払い出す。
【0054】
始動手段22に遊技球が入賞すると、判定手段113が乱数発生手段112の発生乱数値を抽出して、その抽出乱数値から特定遊技状態とするか否かを判定し、その判定結果に基づいて図柄表示制御手段123の制御により図柄表示手段19の遊技図柄19a〜19cが変動を開始する。遊技図柄19a〜19cは、変動開始から所定時間経過した後、判定手段113の判定結果に基づいて、その判定結果が特定遊技判定のときに特定態様となり、非特定遊技判定のときに非特定態様となるように、図柄表示制御手段123の制御により所定の変動パターンで変動して、所定種類の特定態様又は非特定態様で停止する。
【0055】
可変入賞手段20は通常、図6に示すように開閉停留手段52の開閉体が突出して可変入賞口51を閉じた状態にある。そして、遊技図柄19a〜19cが特定態様で停止し確定すると、可変入賞手段20の開閉駆動手段68が連動アーム70を介して開閉体64をa矢示方向へと回動させる。これによって図7に示すように開閉体64が後退して可変入賞口51を開放し、上方から落下する遊技球が可変入賞口51に入賞可能な状態になる。また停留体65が開閉体64と逆方向に回動して可変入賞検出スイッチ55の通過孔55a側に突出し、可変入賞検出スイッチ55の通過孔55a内で遊技球を停留可能な状態になる。
【0056】
このため可変入賞口51に落下する遊技球があれば、その遊技球は可変入賞口51へと入賞し、可変入賞検出スイッチ55の通過孔55aに嵌合した状態で一旦停留されるので、可変入賞検出スイッチ55により遊技球を確実に検出できる。そして、可変入賞検出スイッチ55が遊技球を検出すると、入賞表示手段17の特定の複数個の表示部39が入賞を表示する。
【0057】
可変入賞検出スイッチ55が遊技球を検出すると、開閉駆動手段68により開閉体64が反a矢示方向に回動して可変入賞口51を閉じると共に、停留体65が後退して遊技球の停留を解除し、その遊技球が振り分け手段58側へと落下する。振り分け手段58では、常時、回転体72がb矢示方向に回転しており、この回転体72の回転により1/3の可能性で遊技球を特定排出口54へと振り分ける。
【0058】
即ち、可変入賞口51から落下した遊技球は、回転体72の外周側の何れかの受け部75上で受けられるか、又は保持凹部76,77に入る。例えば保持凹部77の回転方向前側の受け部75で遊技球を受けた場合には、回転体72が可変入賞口51側まで回転したときに遊技球が保持凹部77に入り、回転体72の回転によりb矢示方向へと送られる。そして、保持凹部77が特定排出口54に対応したときに、その保持凹部77内の遊技球が特定排出口54へと案内され、この特定排出口54を経て遊技盤4の裏側へと誘導されて排出される。また特定排出口54を通過する間に特定排出検出スイッチ57が、その遊技球の通過を検出する。
【0059】
特定排出検出スイッチ57から検出信号が出力されると、特定領域通過無効化手段114が作動する。即ち、まず第1無効化手段118が、その特定排出検出スイッチ57による遊技球の検出が、可変入賞検出スイッチ55による遊技球の検出から所定時間(例えば20秒)経過する前であるか否かを判断し、所定時間経過後である場合にはその特定排出検出スイッチ57による検出を無効化し、特別遊技状態発生手段115を作動させないようにする。これにより、例えば不正行為によって特定排出検出スイッチ57から検出信号を出力させたような場合には特別遊技状態発生手段115を作動させないようにすることができ、不正行為を効果的に防止できると共に、不正行為による被害を最小限に食い止めることができる。
【0060】
また、第2無効化手段119が、特別遊技状態発生手段115の作動中であるか否かを判断し、特別遊技状態発生手段115の作動中である場合には、その特定排出検出スイッチ57による遊技球の検出を無効化する。これにより、特定排出口54を遊技球が通過して特別遊技状態発生手段115の作動が開始すれば、最大所定ゲーム数(例えば14ゲーム等の複数ゲーム)にわたる特別遊技状態発生手段115の作動の継続が保証されるため、遊技者はいわゆるパンクの発生を恐れることなくゲームを行うことができる。
【0061】
特定領域通過無効化手段114によって特定排出検出スイッチ57による遊技球の検出が無効化されなかった場合には、特別遊技状態発生手段115の作動によって所定ゲーム数に亘って継続的に特別遊技状態が発生する。
【0062】
特別遊技状態の発生中は作動手段23,24が有効になり、この作動手段23,24に遊技球が入賞すれば、得点増加手段21の開閉停留手段82が増加入賞口81を開放する。このとき得点増加手段21の開閉停留手段82は、可変入賞手段20の開閉停留手段52と同様に作動する。
【0063】
増加入賞口81に遊技球が入賞すると、停留体90が増加入賞検出スイッチ84の通過孔84aに嵌合した状態で遊技球を停留させた後、その停留を解除する。これによって遊技球は、排出口83を経て遊技盤4の裏側へと誘導されて排出されて行く。また増加入賞検出スイッチ84の遊技球の検出によって、精算処理手段116がそのゲーム中に獲得した得点を例えば2倍に増加させる処理を行い、得点表示手段18の得点が2倍になり、払い出し手段131がその得点に応じて賞球を払い出す。
【0064】
以上説明したように、本実施形態では、特定条件下で特定排出口54の遊技球の通過による遊技制御の少なくとも一部を無効にする特定領域通過無効化手段114を備えているため、特定排出口54を通過する遊技球の検出信号を不正に出力させるなどの不正行為を効果的に防止できる。
【0065】
特定領域通過無効化手段114は、可変入賞手段20への遊技球の入賞から所定時間経過することを条件に特定排出口54の遊技球の通過を無効化する第1無効化手段118を備えているため、不正行為等による誤動作を確実に防止できる。
【0066】
また、特定領域通過無効化手段114は、特別遊技状態発生手段115の作動中に特定排出口54の遊技球の通過を無効化する第2無効化手段119を備えているため、遊技者はいわゆるパンクの発生を恐れることなくゲームを行うことができる。
【0067】
図12及び図13は本発明を第3種パチンコ機に採用した第2の実施形態を例示している。遊技機本体1の遊技盤4以外の装置構成については図1に示す第1の実施形態と略同様であるため、その説明は省略する。
【0068】
図12に示すように、遊技盤4には、発射手段9から発射された遊技球を案内するガイドレール14が環状に装着されると共に、そのガイドレール14の内側の遊技領域15に図柄表示手段141、始動手段142、可変入賞手段143、作動手段144,145、大入賞手段(作動口手段)146、普通入賞手段147〜151等が配置されている。
【0069】
図柄表示手段141は、例えば液晶式の表示手段により構成されており、始動手段142が遊技球を検出することを条件に、1個又は複数個、例えば左右方向に3個の遊技図柄141a〜141cが所定時間変動して停止するようになっている。なお、遊技図柄141a〜141cには、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を使用可能であり、この実施形態では0〜9までの10種類の数字図柄が使用されている。また、遊技図柄141a〜141cは、変動時には上下方向、左右方向にスクロールする等、所定の変動パターンで変動する。
【0070】
可変入賞手段143は、図柄表示手段141の変動後の遊技図柄141a〜141cが特定態様(例えば全てが「7・7・7」等のように同種図柄となる等の特定図柄の組み合わせ)となった場合に所定時間開放する開閉板152を備え、その内部が3個の通路に区画されており、その中央の通路が特定領域153に設定されている。特定領域153を遊技球が通過すると、作動手段144,145が有効となる。
【0071】
なお、可変入賞手段143には、特定領域153を通過した遊技球を検出する特定領域通過検出スイッチ154と、特定領域153以外の通路を通過した遊技球を検出する入賞検出スイッチ155とが設けられており、可変入賞手段143に入賞した遊技球は特定領域通過検出スイッチ154と入賞検出スイッチ155の何れか一方の検出スイッチで検出されるようになっている。
【0072】
大入賞手段146は、有効状態にある作動手段144,145が遊技球を検出することを条件に開放する開閉爪156を備え、開放から所定時間(例えば9.5秒)が経過するか、又は所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞することを条件に開閉爪156を閉じるようになっている。
【0073】
図13は第3種パチンコ機の制御系のブロック図である。制御系は、図13に示すように基板の単機能化を図るべく複数種類の制御機能別に分けられ、その各制御機能別に主制御基板161と、図柄制御基板162、払い出し制御基板163、音声制御基板164、ランプ制御基板165等の副制御基板とに分けて実装されている。なお、各基板161〜165は、遊技機本体1の裏側の適宜個所に、それぞれ基板ケースに格納された状態で装着されている。
【0074】
主制御基板161は、主として遊技盤4側の遊技動作の制御を行うためのもので、乱数発生手段171、判定手段172、特別遊技状態発生手段173、特定領域通過無効化手段174、制御コマンド送信手段175等を備え、CPU、ROM、RAM等の電子部品により構成されている。
【0075】
乱数発生手段171は、所定の乱数を繰り返し発生するようになっている。判定手段172は、乱数発生手段171からの抽出乱数値に基づいて遊技者に有利な特定遊技状態(第1遊技状態)と不利な非特定遊技状態(第2遊技状態)との何れにするかを択一的に選択し判定するためのもので、始動手段142が遊技球を検出することを条件に乱数発生手段171の発生乱数値を抽出して、その抽出乱数値が特定遊技判定乱数値のときに特定遊技状態とする旨を判定するようになっている。
【0076】
判定手段172が特定遊技状態と判定したとき(所定条件が成立したとき)には、図柄表示手段141の変動後の遊技図柄141a〜141cが「7・7・7」等の特定態様で停止した後に、可変入賞手段143の開閉板152が開放するようになっている。
【0077】
特別遊技状態発生手段173は、可変入賞手段143に入賞した遊技球が特定領域153を通過して特定領域通過検出スイッチ154が遊技球を検出することを条件に遊技者に有利な特別遊技状態を発生するようになっている。特別遊技状態では作動手段144,145が有効になり、この作動手段144,145に遊技球が入賞すれば、大入賞手段146の開閉爪156が開放して遊技球が入賞しやすくなり、遊技者に多大な利益が還元される。大入賞手段146は、所定時間(例えば9.5秒間)経過するか、或いは所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞したときに開放を終了するようになっている。
【0078】
なお、特別遊技状態発生手段173の作動は、作動手段144,145に所定個数(例えば16個)の遊技球が入賞するか、或いは特定領域153を遊技球が再度通過したときに終了するようになっている。
【0079】
特定領域通過無効化手段174は、特定条件下で特定領域153の遊技球の通過による遊技制御の少なくとも一部を無効化するもので、第1無効化手段176と第2無効化手段177とを備えている。
【0080】
第1無効化手段176は、判定手段172による判定結果が特定遊技判定でない場合に特定領域153の遊技球の通過を無効化し、特別遊技状態発生手段173を作動させないようになっている。
【0081】
第2無効化手段177は、特別遊技状態発生手段173の作動中に特定領域153の遊技球の通過を無効化するもので、可変入賞手段143に入賞した遊技球が特定領域153の特定領域通過検出スイッチ154で検出されて特別遊技状態発生手段173が作動した後、作動手段144,145に所定個数(例えば16個)の遊技球が入賞して特別遊技状態発生手段173の作動が終了するまでの間、特定領域通過検出スイッチ154が遊技球を検出しても特別遊技状態発生手段173の作動を終了させないようになっている。
【0082】
この第2無効化手段177により、特定領域153を遊技球が通過して特別遊技状態発生手段173の作動が開始すれば、作動手段144,145に所定個数(例えば16個)の遊技球が入賞するまで特別遊技状態発生手段173の作動の継続が保証され、遊技者に多大な利益が還元されることになる。
【0083】
制御コマンド送信手段175は、各制御基板162〜165に制御コマンドを一方向通信により送信するためのもので、判定手段172の判定結果に基づいて図柄制御基板162に図柄制御コマンドを送信する機能、可変入賞手段143等への遊技球の入賞に基づいて払い出し制御基板163に賞球の払い出し制御コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生等の遊技状態に基づいて音声制御基板164側に音声制御コマンドを送信する機能、特別遊技状態の発生等の遊技状態に基づいてランプ制御基板165側にランプ表示制御コマンドを送信する機能等を有する。
【0084】
図柄制御基板162は、判定手段172の判定結果に応じて図柄表示手段141の遊技図柄141a〜141cの変動制御を行うためのもので、始動手段142の遊技球の検出により遊技図柄141a〜141cの変動を開始させ、判定手段172の判定結果が特定態様判定のときに「7・7・7」等の特定態様で、非特定態様判定のときに非特定態様で夫々停止させるようになっている。
【0085】
払い出し制御基板163は、主制御基板161側から払い出し制御コマンドがあったときに、遊技機本体1の裏側に設けられた払い出し手段181を作動させて、所定数の賞球を払い出させるようになっている。音声制御基板164は、主制御基板161側からの音声制御コマンドがあったときに、スピーカ等の音声発生手段182から所定の音声を発生させるようになっている。ランプ制御基板165は、主制御基板161側からのランプ表示制御コマンドがあったときに、前枠3、遊技盤4等の遊技機本体1の前面側の表示ランプ183を発光又は点滅発光させるようになっている。
【0086】
次に上記構成の第3種パチンコ機における動作を説明する。ゲームに際して遊技者が発射ハンドル10を把持して操作すると、発射手段9が作動して、上皿7から発射レール11上に順次供給される遊技球をガイドレール14を経て遊技領域15へと打ち込んで行く。発射された遊技球は、遊技領域15内を落下する間に普通入賞手段147〜151等に入賞するか、始動手段142を通過しながら下方へと落下する。
【0087】
始動手段142に遊技球が入賞すると、判定手段172が乱数発生手段171の発生乱数値を抽出して、その抽出乱数値から特定遊技状態とするか否かを判定し、その判定結果に基づいて図柄制御基板162の制御により図柄表示手段141の遊技図柄141a〜141cが変動を開始する。遊技図柄141a〜141cは、変動開始から所定時間経過した後、判定手段172の判定結果に基づいて、その判定結果が特定遊技判定のときに特定態様となり、非特定遊技判定のときに非特定態様となるように、図柄制御基板162の制御により所定の変動パターンで変動して、所定種類の特定態様又は非特定態様で停止する。
【0088】
遊技図柄141a〜141cが特定態様で停止し確定すると、可変入賞手段143の開閉板152が開放して、上方から落下する遊技球を作動口内へと誘導する。可変入賞手段143に入賞した遊技球が特定領域153を通過すれば、特定領域通過検出スイッチ154がその遊技球の通過を検出する。
【0089】
特定領域通過検出スイッチ154によって遊技球の通過が検出されると、特定領域通過無効化手段174が作動する。即ち、まず第1無効化手段176が、判定手段172による判定結果が特定遊技判定となっているか否かを判断し、特定遊技判定でない場合に特定領域通過検出スイッチ154の遊技球の検出を無効化し、特別遊技状態発生手段173を作動させないようにする。これにより、例えば不正行為によって特定領域通過検出スイッチ154から検出信号を出力させたような場合には特別遊技状態発生手段173を作動させないようにすることができ、不正行為を効果的に防止できると共に、不正行為による被害を最小限に食い止めることができる。
【0090】
また、第2無効化手段177が、特別遊技状態発生手段173の作動中であるか否かを判断し、特別遊技状態発生手段173の作動中である場合には、その特定領域通過検出スイッチ154による遊技球の検出を無効化する。これにより、特定領域153を遊技球が通過して特別遊技状態発生手段173の作動が開始すれば、作動手段144,145に所定個数(例えば16個)の遊技球が入賞するまで特別遊技状態発生手段173の作動の継続が保証されるため、遊技者はいわゆるパンクの発生を恐れることなくゲームを行うことができる。
【0091】
なお、本実施形態では、特定領域通過検出スイッチ154の検出信号は、特定領域153の通過の判断だけでなく、特定領域153を通過した遊技球についての可変入賞手段143への入賞の検出の判断にも用いられるようになっているため、特定領域通過無効化手段174により特定領域通過検出スイッチ154による遊技球の検出が無効化された場合でも、可変入賞手段143への入賞の事実については有効として、その入賞に応じた賞球の払い出しを行うようにしてもよい。
【0092】
特別遊技状態の発生中は作動手段144,145が有効になり、この作動手段144,145に遊技球が入賞すれば、大入賞手段146の開閉爪156が開放して遊技球が入賞しやすくなり、遊技者に多大な利益が還元される。
【0093】
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、この実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。例えば、第1の実施形態で例示した振り分け式の可変入賞手段20を第2の実施形態に示した第3種パチンコ機に用いてもよいし、第2の実施形態で例示した可変入賞手段143を第1の実施形態に示したアレンジボール機に用いてもよい。
【0094】
第2の実施形態で例示した可変入賞手段143を第1の実施形態に示したアレンジボール機に用いる場合、特定領域通過無効化手段174により特定領域通過検出スイッチ154による遊技球の検出が無効化された場合でも、可変入賞手段143への入賞の事実については有効として、入賞表示手段17の複数の表示部39の発光を行うようにしてもよい。
【0095】
特定領域通過無効化手段114,174には、第1無効化手段118,176と第2無効化手段119,177との何れか一方のみを搭載してもよい。
【0096】
第1の実施形態の第1無効化手段118は、可変入賞手段20への入賞(可変入賞検出スイッチ55による検出)から所定時間経過したか否かではなく、図柄表示手段19の変動後の遊技図柄19a〜19cが「7・7・7」等の特定態様で停止したか否か、可変入賞手段20が開放状態か否か、可変入賞手段20の開放開始又は開放終了から所定時間内であるか否か等について判断し、それらの条件が満たされていない場合に特定排出検出スイッチ57からの検出信号を無効化するように構成してもよい。また、それらの条件を複数組み合わせて判断するようにしてもよい。
【0097】
同様に、第2の実施形態の第1無効化手段176は、判定手段172による判定結果が特定遊技判定であるか否かではなく、図柄表示手段141の変動後の遊技図柄141a〜141cが「7・7・7」等の特定態様で停止したか否か、可変入賞手段143が開放状態か否か、可変入賞手段143の開放開始又は開放終了から所定時間内であるか否か等について判断し、それらの条件が満たされていない場合に特定領域通過検出スイッチ154からの検出信号を無効化するように構成してもよい。また、それらの条件を複数組み合わせて判断するようにしてもよい。
【0098】
特定領域通過無効化手段114,174は、特定条件下で特定排出口54、特定領域153の遊技球の通過を無効化するものであるが、言いかえれば、上記特定条件を満たさない場合に遊技球の通過を有効化するものであり、このようなものも当然に本発明の技術範囲に含まれる。
【0099】
なお、実施形態ではアレンジボール機、パチンコ機について例示しているが、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機でも同様に実施できることは言うまでもない。また遊技媒体としてメダルを用いるメダル投入式、発射手段9と遊技盤4側との間で遊技球を循環させる循環式等でもよい。
【0100】
【発明の効果】
本発明では、単位ゲーム毎に所定数の遊技球を発射させる発射手段9と、所定条件の成立により遊技球の入賞が可能な状態に開放又は拡大させる可変入賞手段143と、遊技球を検出可能な作動手段23,24と、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに変化可能な作動口手段21と、可変入賞手段143内の特定領域153を遊技球が通過することを条件に作動手段23,24を有効化する特別遊技状態発生手段115とを備え、該特別遊技状態発生手段115の作動中に作動手段23,24が遊技球を検出することを条件に作動口手段21を開放するようにしたアレンジボール機において、特定条件下で特定領域153の遊技球の通過による遊技制御の少なくとも一部を無効にする特定領域通過無効化手段174を備え、該特定領域通過無効化手段174により特定領域153の遊技球の通過が無効化された場合でも、可変入賞手段143への入賞の事実については有効として取り扱うように構成されているため、特定領域を通過する遊技球の検出信号を不正に出力させるなどの不正行為を効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すアレンジボール機の遊技盤の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す入賞口手段側の一部破断正面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す入賞口手段側の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す可変入賞手段の一部断面正面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す可変入賞手段の閉状態の断面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す可変入賞手段の開状態の断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す得点増加手段の一部断面正面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す得点増加手段の閉状態の断面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す得点増加手段の開状態の断面図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【図12】本発明の第2の実施形態を示す第3種パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を示す制御系のブロック図である。
【符号の説明】
19 図柄表示手段
19a〜19c 遊技図柄
20 可変入賞手段
21 得点増加手段(作動口手段)
22 始動手段
23,24 作動手段
54 特定排出口(特定領域)
101 主制御基板
102 表示制御基板
103 払い出し制御基板
104 音声制御基板
105 ランプ制御基板
106 発射制御基板
114 特定領域通過無効化手段
115 特別遊技状態発生手段
141 図柄表示手段
141a〜141c 遊技図柄
142 始動手段
143 可変入賞手段
144,145 作動手段
146 大入賞手段(作動口手段)
153 特定領域
161 主制御基板
162 図柄制御基板
163 払い出し制御基板
164 音声制御基板
165 ランプ制御基板
173 特別遊技状態発生手段
174 特定領域通過無効化手段

Claims (5)

  1. 単位ゲーム毎に所定数の遊技球を発射させる発射手段 (9) と、所定条件の成立により遊技球の入賞が可能な状態に開放又は拡大させる可変入賞手段(143) と、遊技球を検出可能な作動手段(23)(24)と、遊技球が入賞可能な開状態と入賞不可能な閉状態とに変化可能な作動口手段(21)と、前記可変入賞手段(143) 内の特定領域(153) を遊技球が通過することを条件に前記作動手段(23)(24)を有効化する特別遊技状態発生手段(115) とを備え、該特別遊技状態発生手段(115) の作動中に前記作動手段(23)(24)が遊技球を検出することを条件に前記作動口手段(21)を開放するようにしたアレンジボール機において、特定条件下で前記特定領域(153) の遊技球の通過による遊技制御の少なくとも一部を無効にする特定領域通過無効化手段(174) を備え、該特定領域通過無効化手段 (174) により前記特定領域 (153) の遊技球の通過が無効化された場合でも、前記可変入賞手段 (143) への入賞の事実については有効として取り扱うように構成されていることを特徴とするアレンジボール機。
  2. 前記可変入賞手段(143) が作動していない場合、前記可変入賞手段 (143) の作動の開始から所定時間経過した場合、前記可変入賞手段 (143) の作動の終了から所定時間経過した場合の少なくとも1つの条件が満たされたときに前記特定領域通過無効化手段 (174) が作動するものであることを特徴とする請求項1に記載のアレンジボール機。
  3. 前記特別遊技状態発生手段 (115) の作動中に前記特定領域通過無効化手段 (174) が作動するものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアレンジボール機。
  4. 遊技球を検出可能な始動手段 (22) と、該始動手段 (22) が遊技球を検出することを条件に1又は複数の図柄 (19a) (19c) を変動表示する図柄表示手段 (19) とを備え、前記可変入賞手段 (143) は、前記図柄表示手段 (19) の変動後の停止図柄が特定態様となることを条件に開放するものであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のアレンジボール機。
  5. 複数種類の制御機能別に複数個の制御基板 (101) (106) を備え、該複数個の制御基板 (101) (106) は、乱数抽出の結果に応じて遊技者に有利な第1遊技状態と遊技者に不利な第2遊技状態とを択一的に選択可能な主制御基板 (101) と、該主制御基板 (101) で選択された遊技内容に基づいて所要手段の制御を行う副制御基板 (102) (106) とを含むことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のアレンジボール機。
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