JP3755939B2 - 通信回線の割当て配置決定支援システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信回線の割当て配置決定支援システムに係り、特に、コンピュータネットワークシステムのホストコンピュータに直結された通信制御装置に対する通信回線の割当て配置決定支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータネットワークシステムに関する技術の発展は著しく、ホストコンピュータと端末装置の接続形態についても、それぞれのユーザごとに多種多様な接続形態が採用されている。このような接続形態の多くは、ホストコンピュータ側に1台以上の通信制御装置を設置することにより、それぞれ回線種別や回線速度などが個別に規定されているデータ伝送用の複数の通信回線を経由した様々な端末装置との同時通信を可能にしている。
【0003】
ところで、ホストコンピュータと端末装置とを接続させたコンピュータネットワークシステムを新規に構築しようとする場合、上述した通信制御装置に対して接続させる通信回線の割当て配置を決定する作業が必然的に発生する。また、既設のコンピュータネットワークシステムについても、通信トラフィックの増大などに対処するために新たな通信回線を増設するなどの場合、既設の通信回線の割当て配置の状況を事前に調査し、増設回線の種別や規模に応じて既設回線の割当て配置を変更し、追加する増設回線の割当て配置を決定する作業が必然的に発生する。
【0004】
従来、このような通信制御装置に対する通信回線の割当て配置の決定は、通信制御装置の管理者が、対象とするコンピュータネットワークシステムにおける通信制御装置に対する現在の回線割当て配置の状況を表す管理資料,それぞれの通信制御装置に固有の性能条件,システムを運用するユーザごとに定められた配置ルール(設備の搭載状況,危険分散,管理効率などに関するルール)などに基づいて手作業で行うのが一般的であった。
【0005】
図7〜図9は、通信制御装置に対する回線割当て配置の状況を表す管理資料の一例を示す図であり、図7は現在の回線割当て配置の状況を、図8および図9は新たに増設しようとする回線について考慮した目的の回線割当て配置の状況を、それぞれ示す。
【0006】
図7において、ホストコンピュータであるCPU70には、それぞれ“1”〜“4”の4種類のアドレスを有する3台の通信制御装置71,72,73が接続されている。そして、通信制御装置71のアドレス“1”に対して高速デジタル回線用の制御パッケージ“a”が、通信制御装置71のアドレス“2”に対してISDN回線用の制御パッケージ“b”が、通信制御装置71のアドレス“3”に対してDDX回線用の制御パッケージ“c”が、通信制御装置72のアドレス“1”に対して制御パッケージ“a”が、通信制御装置72のアドレス“2”に対して制御パッケージ“c”が、通信制御装置72のアドレス“3”に対して制御パッケージ“b”が、通信制御装置73のアドレス“1”に対して制御パッケージ“b”が、通信制御装置73のアドレス“2”に対して制御パッケージ“a”が、通信制御装置73のアドレス“3”に対して制御パッケージ“c”が、それぞれ搭載された状態となっており、通信制御装置71,72,73のアドレス“4”に対してはいずれのパッケージも未搭載の状態となっている。
【0007】
上述した各制御パッケージを介して、通信制御装置71のアドレス“1”には高速デジタル回線用の回線終端装置71t1が、通信制御装置71のアドレス“2”にはISDN回線用のターミナルアダプタ71a2および回線終端装置71t2が、通信制御装置72のアドレス“1”には高速デジタル回線用の回線終端装置72t1が、通信制御装置72のアドレス“2”にはDDX回線用の回線終端装置72t2が、通信制御装置73のアドレス“3”にはDDX回線用の回線終端装置73t3が、それぞれ接続されている。さらに、回線終端装置71t1と72t1には64Kbpsの回線速度を有するA社用の高速デジタル回線が、回線終端装置71t2には128Kbpsの回線速度を有するB社用のISDN回線が、回線終端装置72t2と73t3には48Kbpsの回線速度を有するC社用のDDX回線が、それぞれ接続されている。
【0008】
図7の管理資料で示すシステムの場合、これらの通信制御装置71,72,73の性能条件データとして、▲1▼1台の通信制御装置に接続し得る回線数の上限は4本、▲2▼1台の通信制御装置で処理可能な回線速度の総和の上限は192Kbps、▲3▼各々の通信制御装置に搭載可能な制御パッケージの種別は高速デジタル回線用の制御パッケージ“a”,ISDN回線用の制御パッケージ“b”,DDX回線用の制御パッケージ“c”のいずれか、という3種類の条件を同時に満たすべきことが定められている。また、上述した必須の性能条件データに加えてさらに、システムを運用するユーザが個別に定めた配置ルールデータとして、▲1▼A社の高速デジタル回線を少なくとも2台の通信制御装置に分散するように配置する、▲2▼B社のISDN回線を通信制御装置71のみに配置する、▲3▼該当する制御パッケージがすでに搭載されている通信制御装置から優先的に新たな増設回線を配置する、というルールを満たすべきことが定められている。
【0009】
したがって、図7のコンピュータネットワークシステムに対して、64Kbpsの回線速度を有するA社用の高速デジタル回線を新たに2回線分増設しようとする場合、上述した性能条件データおよび配置ルールに基づいて、図8および図9に示した回線割当て配置のいずれかに変更すればよいことがわかる。すなわち、一方の増設回線については、配置ルールデータ▲3▼に基づき、該当する制御パッケージ“a”がすでに搭載されている通信制御装置73のアドレス“2”に対して割当て配置すればよいので、通信制御装置73のアドレス“2”に新たな回線終端装置73t2を接続し、さらに64Kbpsの回線速度を有する高速デジタル回線を接続すべきことが必然的に決定される(図8および図9中の「決定」)。
【0010】
これに対し、他方の増設回線については、該当する制御パッケージがすでに搭載されている通信制御装置は存在しないため、性能条件データのみに基づいて割当て配置を行う。すなわち、通信制御装置71,72,73の各々について接続回線数,回線速度の総和,搭載されている制御パッケージの種類を確認すると、通信制御装置71における回線速度の総和はすでに性能条件データ▲2▼で指定された上限に達しているので、通信制御装置71は割当て配置対象から除外される。また、通信制御装置72および73は、いずれも性能条件データの範囲内にある同等の割当て配置候補なので、これら2通りのうちのどちらかを選択することが必要となる。そこで、通信制御装置72を選択した場合には、制御パッケージが未搭載のアドレス“4”に制御パッケージ“a”を搭載するとともに回線終端装置72t4を接続し、さらに64Kbpsの回線速度を有する高速デジタル回線を接続する(図8中の「選択▲1▼」)。また、通信制御装置73を選択した場合には、制御パッケージが未搭載のアドレス“4”に制御パッケージ“a”を搭載するとともに回線終端装置73t4を接続し、さらに64Kbpsの回線速度を有する高速デジタル回線を接続する(図9中の「選択▲2▼」)。以上によって、A社用の高速デジタル回線を2回線分増設するときの割当て配置がすべて決定される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来、コンピュータネットワークシステムにおける通信環境などの激変に対応して特定の現場管理者が通信回線の割当て配置を随時変更しているような場合、変更作業の実施が優先されて作業完了後の通信回線の割当て配置の状況が逐一記録されないことも少なくないことから、保管中の管理資料で示される通信回線の割当て配置の状況と実際の通信回線の割当て配置の状況とが遊離し、事実上、上記現場管理者以外の者による実際の通信回線の割当て配置の状況の把握が不可能となってしまうことがある。このような場合には必然的に、通信回線の割当て配置の決定作業の大部分を上記現場管理者が担当せざるを得なくなって作業工数の多くが上記現場管理者ばかりに集中しやすくなることから、複数の管理者間における作業の平準化などが困難となってしまうという問題点があった。
【0012】
また、コンピュータネットワークシステムの巨大化・多様化の過程で通信制御装置の設置台数,接続される通信回線数,通信回線の種別数などが著しく増大した結果、通信制御装置に対する通信回線の割当て配置の決定をすべて手作業で行うのはもはや非現実的となりつつある。すなわち、大規模なシステムの場合、通信回線の割当て配置を決定する際に生ずる図8および図9に示したような選択の数は膨大であり、これら選択枝のすべてについて逐次手作業で正確かつ迅速な決定を行っていくのは困難であるため、全体的な作業工数および作業コストが増大するとともに、ホストコンピュータの利用不可や通信制御装置の全体的な処理性能の劣化などの作業ミスに起因する不都合が発生しやすくなってしまうという問題点があった。
【0013】
また、特開平3−58155号公報記載の「ネットワーク構成情報変更方式」のように、これまでもゲートウェイ装置に対する端末専用の通信回線の接続状況を自動的に変更して回線使用効率の向上を図る技術の発明があったが、多種多様な通信回線の接続が可能な上位の通信制御装置に対し、ユーザごとに定められた配置ルールに基づいて個々の通信回線の割当て配置を決定する作業の改善に関する従来技術はなかった。特に、障害発生時の影響範囲を縮小することを意図した危険分散は、使用効率を向上させることと相反する場合が多いことから、対象とするコンピュータネットワークシステムにかなり精通した熟練度の高い管理者であっても、あらゆる配置ルールを満足し得る通信回線の割当て配置を決定できるとは限らないという問題点があった。すなわち、通信回線の割当て配置の決定は作業を担当する管理者の価値観やこれまでの経験などに左右されやすく、必ずしも最適な割当て配置が得られるとは限らないという問題点があった。
【0014】
したがって本発明の目的は、どの管理者でも通信制御装置に対する通信回線の割当て配置の決定作業を担当可能として複数の管理者間の全体的な作業の平準化を図り、こうした割当て配置の決定に関わる作業工数および作業コストの低減によって運用上の不都合に直結する作業ミスを防止し、担当した管理者に関わらず一定水準以上に最適化された通信回線の割当て配置を確実に決定することが可能な通信回線の割当て配置決定支援システムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の通信回線の割当て配置決定支援システムの請求項1に係る発明は、コンピュータネットワークシステムのホストコンピュータに直結された通信制御装置における複数のアドレスの各々に対し、それぞれ別種のデータ伝送に使用される複数の通信回線の割当て配置を行うとき、その具体的な割当て配置を決定する作業を支援するための通信回線の割当て配置決定支援システムにおいて、前記アドレスの各々に対する複数の前記通信回線の具体的な割当て配置状況を保持させておく割当て配置状況データベースと、それぞれの前記通信制御装置ごとにあらかじめ規定された性能についての性能条件データを保持させておく性能条件テーブルと、前記通信回線に関する所定の運用指針を表す配置ルールデータを保持させておく配置ルールテーブルと、前記通信回線の割当て配置の変更要件を表す回線変更情報,前記割当て配置状況データベース,前記性能条件テーブル,前記配置ルールテーブルのそれぞれの内容に基づいて、変更後における新たな割当て配置候補の検索を行う割当て配置候補検索処理部と、前記割当て配置候補検索処理部によって検索された前記割当て配置候補の出力処理を行う割当て配置候補出力処理部とを具備したものである。これにより、通信制御装置の性能条件や通信回線の配置ルールなどについて熟知していない管理者であっても通信制御装置に対する通信回線の割当て配置の決定作業を担当することが可能となるので、複数の管理者間の全体的な作業の平準化を図ることができる。
【0016】
また、請求項2に係る発明は、上記請求項1において、前記割当て配置候補検索処理部によって同等の前記割当て配置候補が複数通り検索されたとき、いずれかひとつの前記割当て配置候補のみを決定させる割当て配置決定指示部と、前記割当て配置決定指示部により決定された唯一の前記割当て配置候補の内容が反映されるように前記割当て配置状況データベースの更新を行う割当て配置状況データベース更新処理部とを具備したものである。これにより、割当て配置の決定作業を担当した管理者が配置決定指示部の誘導にしたがって所定の決定指示を行っていくことで特定の割当て配置候補が半自動的に決定されるので、従来よりも作業工数および作業コストを低減させて、運用上の不都合に直結する作業ミスを防止するとともに一定水準以上に最適化された通信回線の割当て配置を確実に決定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の通信回線の割当て配置決定支援システムの実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の通信回線の割当て配置決定支援システムの一実施形態を示すブロック図である。同図中、1は図7に示したような通信制御装置の各アドレスに対する複数の通信回線の具体的な割当て配置状況を保持させておく割当て配置状況データベース(以後、“割当て配置状況DB”と略記する)、2はそれぞれの通信制御装置ごとにあらかじめ規定された性能についての性能条件データを保持させておく性能条件テーブル、3は通信回線に関する所定の運用指針を表す配置ルールデータを保持させておく配置ルールテーブル、10は通信制御装置の各アドレスに対する通信回線の割当て配置の変更要件を表す回線変更情報、11は回線変更情報10を入力するための回線変更情報入力処理部、12は回線変更情報10,割当て配置状況DB1,性能条件テーブル2,配置ルールテーブル3のそれぞれの内容に基づいて変更後における新たな割当て配置候補の検索を行う割当て配置候補検索処理部、13は割当て配置候補検索処理部12によって検索された上記割当て配置候補の出力処理を行う割当て配置候補出力処理部、13aは上記割当て配置候補の情報を含む配置決定作業データ、13bは配置決定作業データ13aを表示させるための表示手段、14は割当て配置候補検索処理部12によって同等の割当て配置候補が複数通り検索されたときにいずれかひとつの割当て配置候補のみを決定させるための割当て配置決定指示部、15は割当て配置決定指示部14により決定された唯一の割当て配置候補の内容が反映されるよう割当て配置状況DB1の更新を行う割当て配置状況データベース更新処理部(以後、“割当て配置状況DB更新処理部”と略記する)である。
【0019】
図2は、図1中の割当て配置状況データベースの内容の一例を示す図であり、具体的な内容は図7に示した管理資料における回線割当て配置の内容と同一である。同図中、横1行に記載したデータレコードは、通信制御装置における1つのアドレスについてのレコードか、または、1つの通信制御装置全体についてのレコードのいずれかである。前者のデータレコードは、通信制御装置No21,アドレス22,搭載パッケージ23,顧客名称24,回線種別25,回線速度26,ターミナルアダプタの使用有無27,回線使用数28などの各種データを含む。一方、後者のデータレコードは、通信制御装置No21と回線速度26の総和と、回線速度26の総和および性能条件テーブル2から算出される回線速度残29を含む。そして、通信制御装置No21=“1”のデータレコードは図7中の通信制御装置71における具体的な通信回線の割当て配置を、通信制御装置No21=“2”のデータレコードは図7中の通信制御装置72における具体的な通信回線の割当て配置を、通信制御装置No21=“3”のデータレコードは図7中の通信制御装置73における具体的な通信回線の割当て配置を、それぞれ表す。例えば、図2中のデータレコード20を参照すると、通信制御装置No21=“3”(図7中の通信制御装置73)におけるアドレス22=“3”には搭載パッケージ23=“c”が設けられ、顧客名称24=“C(社)”向けに回線速度24=“48000(BPS)”の回線種別25=“DDX(回線)”が割当て配置されていることがわかる。通信制御装置No21=“3”には、このDDX回線のみが割当て配置されているので、回線速度26の総和は“48000(BPS)”、回線速度残29は“ 144000(BPS)”となる。
【0020】
図3は、図1中の回線変更情報,性能条件テーブルおよび配置ルールテーブルの内容の一例を示す図であり、図3(a)は回線変更情報10を、図3(b)および(c)は性能条件テーブル2を、図3(d)は配置ルールテーブル3を、それぞれ示す。図3(a)の回線変更情報10は、A社向けに回線速度64000(BPS)の高速デジタル回線を1回線ずつ合計2回線だけ増設する予定を表す。性能条件テーブル2のうち、図3(b)は上述した通信制御装置No21=“1”,“2”,“3”に許容される回線速度総数および回線総本数の上限値が“ 192000(BPS)”および“4(本)”であることを表し、図3(c)は回線種別と搭載パッケージとの対応関係が▲1▼高速デジタル回線用の制御パッケージ“a”,▲2▼ISDN回線用の制御パッケージ“b”,▲3▼DDX回線用の制御パッケージ“c”の3種類であることを表す。図3(d)の配置ルールテーブル3は、▲1▼A社の高速デジタル回線を少なくとも2台の通信制御装置に分散するように配置する、▲2▼B社のISDN回線を通信制御装置71のみに配置する、▲3▼C社については特に指定なし、という具体的な割当て配置を行う上で考慮すべき条件を表す。
【0021】
図1において、回線変更情報入力処理部11は、予定中の増設回線についての回線変更情報10を読み込む。割当て配置候補検索処理部12は、読み込んだ回線変更情報10に基づいて、割当て配置状況DB1,性能条件テーブル2,配置ルールテーブル3のそれぞれの内容に適合する増設回線の割当て配置候補を検索し、割当て配置候補出力処理部13に渡す。割当て配置候補出力処理部13は、割当て配置候補検索処理部12から渡された具体的な割当て配置候補についての情報を含む配置決定作業データ13aを生成し、これを表示手段13bに出力するとともに処理を割当て配置決定指示部14に渡す。割当て配置候補検索処理部12により検索された割当て配置候補の中に同等のものが複数通りあった場合、表示手段13には、検索されたすべての割当て配置候補に関する情報とともに、同等の割当て配置候補のうちの1つを選択するための選択ボタンが表示される。操作中の管理者は、表示されている複数の割当て配置候補に関する情報の内容を検討した後、選択ボタンの1つに対する決定指示を行う。割当て配置決定指示部14は、この決定指示にしたがって同等の割当て配置候補のうちの1つを選択・確定して、再び割当て配置候補検索処理部12に処理を渡す。上述した検索→表示→選択→検索→……の過程を割当て配置候補が1つに絞り込まれるまで繰り返した後、割当て配置決定指示部14は割当て配置状況DB更新処理部15に処理を渡す。これに応じて割当て配置状況DB更新処理部15は、最終的に確定した唯一の割当て配置候補に関する情報を含む配置決定作業データ13aにしたがって、割当て配置状況DB1に保持されている最新の通信回線の割当て配置状況を更新する。
【0022】
次に、図1のシステムにより実行される上述した一連の処理の流れについて、通信回線の割当て配置を表す具体的なデータに基づく説明を行う。ここで、図4は図1中の回線変更情報に基づいて検索した割当て配置候補を含む新たな割当て配置状況データベースの内容の一例を示す図、図5は図1中の回線変更情報に基づいて検索した2通りの割当て配置候補の表示出力の一例を示す図、図6は図1中の割当て配置決定指示部により確定させた新たな割当て配置状況データベースの内容の一例を示す図であり、「従来の技術」中に引用した図7の割当て配置のコンピュータネットワークシステムに対して64Kbpsの回線速度を有するA社用の高速デジタル回線を新たに2回線分増設しようとするとき、本実施形態により図8の割当て配置が半自動的に決定される場合の説明を行うものとする。
【0023】
最初に、回線変更情報入力処理部11は、A社向けに回線速度64000(BPS)の高速デジタル回線を1回線ずつ合計2回線だけ増設する予定を表す回線変更情報10を読み込む。割当て配置候補検索処理部12は、読み込んだ回線変更情報10に基づいて、図2に示した割当て配置状況DB1,図3(b)および(c)に示した性能条件テーブル2,図3(d)に示した配置ルールテーブル3のそれぞれの内容に適合する増設回線の割当て配置候補を検索する。この場合、一方の増設回線については、すでに搭載パッケージ23=“a”を有する通信制御装置No21=“3”におけるアドレス22=“2”が、すべての条件に適合する唯一の割当て配置候補として検索される(図4中のデータレコード41)。また、他方の増設回線については、該当する制御パッケージ“a”を新たに追加搭載する必要が生じることから、▲1▼通信制御装置No21=“2”におけるアドレス22=“4”と、▲2▼通信制御装置No21=“3”におけるアドレス22=“4”の2通りが、すべての条件に適合する同等の割当て配置候補として検索される(図4中のデータレコード42aおよび42b)。割当て配置候補出力処理部13は、割当て配置候補検索処理部12から渡された上記3種類の割当て配置候補についての情報を含む配置決定作業データ13aを生成し、表示手段13bに出力する。
【0024】
表示手段13bは、配置決定作業データ13aにしたがって、変更条件を示す「A社が高速デジタル回線を2本増設」というメッセージ50と、自動的に決定された一方の増設回線を示す「高速デジタル回線1本は、通信制御装置“3”のアドレス“2”に配置可能」というメッセージ51と、2者択一が必要となった他方の増設回線を示す「高速デジタル回線1本は、通信制御装置“2”のアドレス“4”にパッケージ“a”を搭載後配置可能」というメッセージ52aおよび「高速デジタル回線1本は、通信制御装置“3”のアドレス“4”にパッケージ“a”を搭載後配置可能」というメッセージ52bと、2者択一を指示するための選択ボタン53aおよび53bとを、それぞれ表示させる(図5)。そして、操作中の管理者が、図4中のデータレコード42aおよび42bに相当するメッセージ52aおよび52bの内容を検討して、メッセージ52aに対応する選択ボタン53aに対する決定指示を行うと、割当て配置候補検索処理部12から処理を渡された配置決定指示部14は、この決定指示にしたがってメッセージ52aに相当する通信制御装置No21=“2”におけるアドレス22=“4”を選択・確定して、再び割当て配置候補検索処理部12に処理を渡す。本実施形態の場合には、上述した1度の選択によって同等の割当て配置候補が1つに絞り込まれるため、割当て配置候補検索処理部12は新たな検索を行うことなく、すぐに処理を割当て配置候補出力処理部13に渡す。そこで、割当て配置候補出力処理部13は、上述した選択ボタン53aに対する決定指示のみが反映された新たな配置決定作業データ13aを生成した後、割当て配置状況DB更新処理部15に処理を渡す。これに応じて割当て配置状況DB更新処理部15は、唯一の割当て配置候補が確定した配置決定作業データ13aにしたがって、割当て配置状況DB1に保持されている最新の通信回線の割当て配置状況の内容を更新する。この結果、図4に示したデータレコード41および42aとともに、通信制御装置“2”および“3”全体についてのデータレコード61および62も、図6に示すように更新されるので、「従来の技術」中に引用した図8の割当て配置が半自動的に決定される。
【0025】
以上のように本実施形態によれば、表示手段13bに表示されるメッセージにしたがって決定指示を繰り返し行うことにより、通信制御装置の性能条件や通信回線の配置ルールなどについて熟知していない管理者であっても通信制御装置に対する通信回線の割当て配置の決定作業を担当することが可能となるので、複数の管理者間の全体的な作業の平準化を図ることができる。また、請求項2に係る発明によれば、割当て配置の決定作業を担当した管理者が配置決定指示部の誘導にしたがって所定の指示を行っていくことで特定の割当て配置候補が半自動的に決定されるので、作業工数および作業コストを低減させて、運用上の不都合に直結する作業ミスを防止するとともに一定水準以上に最適化された通信回線の割当て配置を確実に決定することができる。さらに、詳細な説明については省略するが、割当て配置状況データベースの内容が常に最新に維持されるため、これを利用して最新の各種管理資料を随時作成することが可能となる。
【0026】
なお、本実施形態の説明中に記載した「顧客」は、コンピュータネットワークシステムの端末装置を利用するユーザを指すものとする。また、上述した回線変更情報10,割当て配置状況DB1,性能条件テーブル2,配置ルールテーブル3などのデータ構成や内容は上述した具体例のみに限定されるものではなく、適用対象となるシステム構成,各個の機器仕様,ユーザ側の条件などに応じたものとして構わない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る発明によれば、通信制御装置の性能条件や通信回線の配置ルールなどについて熟知していない管理者であっても通信制御装置に対する通信回線の割当て配置の決定作業を担当することが可能となるので、複数の管理者間の全体的な作業の平準化を図ることができる。また、請求項2に係る発明によれば、割当て配置の決定作業を担当した管理者が配置決定指示部の誘導にしたがって所定の指示を行っていくことで特定の割当て配置候補が半自動的に決定されるので、作業工数および作業コストを低減させて、運用上の不都合に直結する作業ミスを防止するとともに一定水準以上に最適化された通信回線の割当て配置を確実に決定することができる。特に、請求項2に係る発明によれば、割当て配置状況データベースの内容が常に最新に維持されるため、これを利用して最新の各種管理資料を随時作成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信回線の割当て配置決定支援システムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1中の割当て配置状況データベースの内容の一例を示す図である。
【図3】図1中の回線変更情報,性能条件テーブルおよび配置ルールテーブルの内容の一例を示す図である。
【図4】図1中の回線変更情報に基づいて検索した割当て配置候補を含む新たな割当て配置状況データベースの内容の一例を示す図である。
【図5】図1中の回線変更情報に基づいて検索した2通りの割当て配置候補の表示出力の一例を示す図である。
【図6】図1中の割当て配置決定指示部により確定させた新たな割当て配置状況データベースの内容の一例を示す図である。
【図7】通信制御装置に対する現在の回線割当て配置の状況を表す管理資料の一例を示す図である。
【図8】通信制御装置に対する目的の回線割当て配置の状況を表す管理資料の一例を示す図である。
【図9】通信制御装置に対する目的の回線割当て配置の状況を表す管理資料の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 割当て配置状況データベース
2 性能条件テーブル
3 配置ルールテーブル
10 回線変更情報
11 回線変更情報入力処理部
12 割当て配置候補検索処理部
13 割当て配置候補出力処理部
13a 配置決定作業データ
13b 表示手段
14 割当て配置決定指示部
15 割当て配置状況データベース更新処理部

Claims (2)

  1. コンピュータネットワークシステムのホストコンピュータに直結された通信制御装置における複数のアドレスの各々に対し、それぞれ別種のデータ伝送に使用される複数の通信回線の割当て配置を行うとき、その具体的な割当て配置を決定する作業を支援するための通信回線の割当て配置決定支援システムにおいて、
    前記アドレスの各々に対する複数の前記通信回線の具体的な割当て配置状況を保持させておく割当て配置状況データベースと、
    それぞれの前記通信制御装置ごとにあらかじめ規定された性能についての性能条件データを保持させておく性能条件テーブルと、
    前記通信回線に関する所定の運用指針を表す配置ルールデータを保持させておく配置ルールテーブルと、
    前記通信回線の割当て配置の変更要件を表す回線変更情報,前記割当て配置状況データベース,前記性能条件テーブル,前記配置ルールテーブルのそれぞれの内容に基づいて、変更後における新たな割当て配置候補の検索を行う割当て配置候補検索処理部と、
    前記割当て配置候補検索処理部によって検索された前記割当て配置候補の出力処理を行う割当て配置候補出力処理部とを具備したことを特徴とする通信回線の割当て配置決定支援システム。
  2. 前記割当て配置候補検索処理部によって同等の前記割当て配置候補が複数通り検索されたとき、いずれかひとつの前記割当て配置候補のみを決定させる割当て配置決定指示部と、
    前記割当て配置決定指示部により決定された唯一の前記割当て配置候補の内容が反映されるように前記割当て配置状況データベースの更新を行う割当て配置状況データベース更新処理部とを具備したことを特徴とする請求項1記載の通信回線の割当て配置決定支援システム。
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