JP4196495B2 - 作業状況情報俯瞰装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作業状況情報俯瞰装置に関し、詳しくは、種々のワークプロセスにおける作業の進捗状況等の情報を俯瞰する作業状況情報俯瞰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のワークフロー管理システムでは、ワークプロセス管理装置が、ワークプロセス毎の進捗状況を把握しており、ユーザはワークプロセス毎に進捗状況情報を参照することができた。なぜなら、実際の仕事の程では、作業者の作業遅延、書類の不備などの不測の事態が生じるため、当初の計画通りにワークフローが流れない事がたびたび発生する。よって、このようなアクシデントを把握する事で、先に作業進捗状況を予測しワークフロー定義を再定義する方法がとられる。このために作業の進捗状況情報を管理・問い合わせ可能にする仕組みが設けられる。
【0003】
例えば、特開平9−305659号公報に示されるワークフロー管理システムでは、作業量収集手段と作業者の処理能力を収集する手段により作成される作業量テーブルとユーザ活動状況管理テーブルによって作業者の作業状況を把握する事で作業者の負荷を平準化する事で仕事の流れが滞る事をなくす仕組みを設けている。
【0004】
また、特開平10−320456号公報には、、ワークフロー定義情報記憶装置に各業務毎の細分化された業務単位の流れと担当すべき実行者とを定義した状態遷移表が記憶されており、業務状態記憶装置に個々の業務単位の現在の状態を記憶して業務単位の進捗状況を把握しているものが記載されている。この装置では、状態遷移決定装置により個々の業務単位の状態を調べている。そして、この結果を反映して、業務状態記憶装置に業務状態を記憶し、状態遷移表に基づいてワークフローを流す仕組みを設けている。
【0005】
さらに、特開平8−190584号公報には、ワークフロー業務の運用状況をワークフロー運用・管理手段により把握しているものが記載されている。この装置では、この取得された運用状況の情報と個人情報管理手段から取得される各作業担当者の業務の課題や時間の拘束といった各作業担当者の個人情報とを利用し、ワークフロー評価・予測手段がワークフローの進捗状況を予測している。
【0006】
米国特許第5414843号には、プロセス毎にプロセスの始まりの時刻と終わりの時刻の情報と他の業務との関係情報を保持する事でワークフローシステムの業務スケジュール作成を支援するものが記載されている。
【0007】
しかし、いずれの技術も、作業者個人の情報として作業の進捗状況情報と共に関係するワークプロセス情報を含めた作業者の各種情報を横断的に見るためのシステムを提供するものではない。また、実際の作業者は、複数のワークプロセスを抱えていると考えられるが、作業者の関わりのある複数のワークプロセス情報を見ることができるものは存在しない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
作業者が複数のワークプロセス毎に作業提供者として割り当てられており、その各々のワークプロセスが、異なるワークフロー管理装置で管理されている場合、従来の技術ではその作業者の関わっている全ワークプロセス上での作業状況情報を把握する事ができない。なぜなら、いずれの発明でも単体のワークフロー管理装置によるワークプロセス管理を想定しており、複数のワークフロー管理装置でそれぞれワークプロセスを管理する場合、作業者の作業状況情報を収集する手段が無い。よって、作業者を新たなワークプロセスに割り当てる時、その作業者自身の作業状況情報の取得やその作業者をとりまく状況を把握する事が困難であり、ワークプロセス編成上の阻害要因となっていた。
【0009】
たとえば、特開平9−305659号公報記載の装置では、作業量テーブルとユーザ状況管理テーブルによって作業者の作業量と処理能力を把握することが可能であるが、注目している作業者がどのワークプロセスで作業をしているかという情報は無く、作業者の関係するワークプロセスを把握することができない。
【0010】
また、特開平10−320456号公報記載の装置では、状態遷移表により、業務状態記憶装置に個々の業務単位ごとの現在の状態を記憶し、この情報を参照することで業務単位の進捗状況を把握することが可能であるが、業務を基点とした情報であり、ある作業者がどの業務プロセス上で作業をしているかなどの、作業者を基点とした情報を得ることができない。
【0011】
さらに、特開平8−190584号公報記載の装置では、ワークフロー運用管理手段がワークフロー業務の実行進捗状況を管理し、また、個人情報管理手段が各作業者が実行すべき単位業務の一覧表と各作業者がスケジュール上拘束されている時間帯を示すアポイントメント表とで構成される個人情報を管理しているが、作業者が作業すべき単位作業の進捗状況を把握するには、ワークフロー運用管理手段から、その単位業務がどのワークフロー内の作業かを把握し、ワークフローの実行進捗状況情報から作業者の作業負荷を想像しなくてはならない。
【0012】
また、米国特許第5414843号記載の装置では、プロセスに関連した情報を保持するのみで、作業を行う作業者に注目したものではない。
【0013】
しかし、これらの場合はいずれも、作業者を新たなワークプロセスに割り当てようとする時、作業者に関わる情報を収集する手段がないため、その作業者の作業進捗情報や作業に余裕があるかなどの状況情報を把握することは困難である。
【0014】
本発明の作業状況情報俯瞰装置は、作業者を基点として、作業者の複数のワークプロセス毎での作業状況情報を管理し、その情報を俯瞰する装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の作業状況情報俯瞰装置は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
【0016】
本発明の作業状況情報俯瞰装置は、ワークプロセスに関する情報であるワークプロセス情報を記憶する複数のワークプロセス管理装置と、作業者名と、該作業者の提供するサービスの名称と、該提供サービスが関係する前記ワークプロセスを特定する情報と、当該作業の進捗状況と、を含む作業状況情報の入力と変更との少なくとも一つである入力処理を受け付ける作業状況情報入力変更手段と、該入力された作業状況情報を記憶する作業状況情報記憶手段と、ユーザから作業者を指定した問い合わせ要求を受け付ける問い合わせ要求受理手段と、該受け付けた問い合わせ要求に対応する作業状況情報を前記作業状況情報記憶手段から収集すると共に前記問い合わせ要求に対応するワークプロセスに関する業務の情報と作業者の情報とを前記ワークプロセス管理装置から検索し、前記検索したワークプロセス情報のうちのワークプロセスおよびワークプロセスのリストの一覧と、前記検索した作業状況情報のうちの該ワークプロセスにおける作業者の作業状況とを関連付けて構成する作業状況情報構成手段と、該構成された作業状況情報とワークプロセス情報とを表示する作業状況情報表示手段と、を備え、前記作業状況情報表示手段は、前記作業状況情報構成手段により前記関連付けられて構成されたワークプロセスとワークプロセスのリストの一覧と、該ワークプロセスにおける作業者の作業状況と、に基づいて、リストからワークプロセスを選択することにより、選択したワークプロセスを表示し、ワークプロセスの作業者であるノードを選択することにより、そのノードの作業状況を表示する手段であることを要旨とする。
【0017】
この作業状況情報俯瞰装置では、作業状況情報構成手段が、問い合わせ要求受理手段により受け付けた問い合わせ要求に対応する作業状況情報を作業状況情報記憶手段から収集すると共にこの問い合わせ要求に対応するワークプロセスに関する情報をワークプロセス管理装置から収集し、この収集した作業状況情報とワークプロセスに関する情報とを所定の形態に構成する。作業状況情報表示手段は、この構成された作業状況情報とワークプロセスに関する情報とを表示する。したがって、ユーザは、従来技術では不可能であった作業者の関係する複数のワークプロセス上での作業者の現在の作業状況情報の把握を行なうことができる。
【0018】
こうした本発明の作業状況情報俯瞰装置において、前記問い合わせ要求受理手段と前記作業状況情報表示手段とが一つのインタフェースを介してマンマシン対話的に構成されているものとすることもできる。こうすれば、ユーザは対話的に作業状況情報の問い合わせを行なうことができると共に作業状況情報を把握することができる。
【0019】
また、本発明の作業状況情報俯瞰装置において、前記ワークプロセスに関する情報は、ワークプロセスとワークプロセスのリストとを含む情報であるものとすることもできる。この態様の本発明の作業状況情報俯瞰装置において、前記作業状況情報構成手段は、前記収集したワークプロセスに関する情報のうちのワークプロセスおよびワークプロセスのリストの一覧と、前記収集した作業状況情報のうちの該ワークプロセスにおける作業者の作業状況とを関連付けて構成する手段であり、前記作業状況情報表示手段は、前記作業状況情報構成手段により前記関連付けられて構成されたワークプロセスとワークプロセスのリストの一覧と該ワークプロセスにおける作業者の作業状況とを所定の様式で表示する手段であるものとすることもできる。こうすれば、ユーザは、ワークプロセスのリストを概観できると共にワークプロセスのリストからの選択により各ワークプロセスにおける作業状況情報を横断的に見ることができる。
【0020】
さらに、本発明の作業状況情報俯瞰装置において、作業状況の履歴を記憶する作業履歴情報記憶手段と、前記作業状況情報入力変更手段により作業状況情報の入力および/または変更が行なわれたとき、前記作業履歴情報記憶手段により記憶されている履歴のうち該入力および/または変更が行なわれた作業状況情報に含まれる作業者に対応する作業状況の履歴を更新する作業履歴更新手段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、作業者を軸にした作業状況を現在の状況のみならず過去に渡っても俯瞰できるようになり、個々の作業者の作業状況の変遷を調べることができる。また、複数の作業者による共同作業の集合/離散の状況の変遷をも把握することができる。この態様の本発明の作業状況情報俯瞰装置において、前記作業状況の履歴は、作業状況情報と該作業状況情報に対応するワークプロセスに関する情報とを時刻との関連において構成されてなる情報であるものとすることもできる。
【0021】
こうした作業履歴情報記憶手段と作業履歴更新手段とを備える態様の本発明の作業状況情報俯瞰装置において、前記作業状況情報構成手段は、問い合わせ要求受理手段により受け付けた問い合わせ要求に関連する作業状況の履歴をも前記作業履歴情報記憶手段から収集すると共に該収集した作業状況の履歴を前記収集した作業状況情報およびワークプロセスに関する情報と共に所定の形態に構成する手段であり、前記作業状況情報表示手段は、前記作業状況情報構成手段により所定の形態に構成された作業状況情報とワークプロセスに関する情報と作業状況の履歴とを表示する手段であるものとすることもできる。
【0022】
また、作業履歴情報記憶手段と作業履歴更新手段とを備える態様の本発明の作業状況情報俯瞰装置において、前記作業履歴更新手段は、前記作業状況情報入力変更手段により入力および/または変更された作業状況情報に対応する作業状況の履歴を前記作業履歴情報記憶手段から検索する作業状況検索手段と、該検索された作業状況の履歴のうち最新の作業状況に対して前記入力および/または変更された作業状況情報に含まれる作業状況に作業状況変化が生じているかを判定する作業状況変化判定手段とを備え、該作業状況変化が生じていると判定されたとき、前記作業状況情報に基づいて該作業状況情報に対応する作業状況の履歴を更新する手段であるものとすることもできる。こうすれば、作業状況に変化が起こったときのみ作業状況の履歴を更新することが可能となり、作業状況の履歴の記憶領域を節約することができる。この態様の本発明の作業状況情報俯瞰装置において、作業状況情報の通知先を記憶する作業状況情報通知先記憶手段と、前記作業状況変化判定手段により作業状況変化が生じていると判定されたとき、前記入力および/または変更された作業状況情報を前記作業状況情報通知先記憶手段に記憶されている通知先に通知する作業状況情報通知手段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、作業状況に変化が生じたときに、ユーザはそのような変化を早期に知ることができる。
【0023】
さらに、作業履歴情報記憶手段と作業履歴更新手段とを備える態様の本発明の作業状況情報俯瞰装置において、前記作業状況情報表示手段は、前記作業状況情報構成手段により所定の形態に構成された作業状況の履歴を時刻に沿った形式で表示する手段であり、前記問い合わせ要求受理手段は、前記作業状況情報表示手段により表示された作業状況の履歴を用いて作業状況情報に関する問い合わせ要求を受理する手段であるものとすることもできる。ユーザは作業状況の履歴を用いて対話的に作業状況情報を問い合わせすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である作業状況情報俯瞰装置5の構成の概略を示す構成図である。実施例の作業状況情報俯瞰装置5は、図示するように、通信ネットワーク50に通信ネットワーク装置52〜54を介して接続された複数のワークフロー管理装置200,210,220と、同じく通信ネットワーク50に通信ネットワーク装置51を介して接続された作業状況問い合わせ・表示手段130と、通信ネットワーク50にそれぞれ通信ネットワーク装置55,56を介して接続された作業状況情報把握通知手段110と作業状況情報通知手段120とからなる作業状況管理手段115と、通信ネットワーク50に通信ネットワーク装置57を介して接続された作業状況情報記憶・検索手段100とを備える。
【0025】
ワークフロー管理装置200,210,220は、ワークプロセス定義データを元にワークフローを管理するワークフローエンジン201,211,221と、ワークフロー定義データを記憶するワークプロセス定義データ記憶手段202,212,222と、ワークフロー定義データを検索するワークプロセス定義データ検索手段203,213,223とを備える。ワークフローエンジン201、211,221は、ワークプロセス定義データ検索手段203,213,223においてワークプロセス定義データの参照要求が受理されたときには、検索されたデータを検索の要求を行った装置または手段に返す。
【0026】
ワークフロー管理装置200,210,220におけるワークプロセス定義データ記憶手段202,212,222に記憶されているワークプロセス情報をグラフ構造で表現したものを図2に例示する。ノードはワークプロセス中、作業実行主体であり、リンクは作業実行主体と他の作業実行主体との業務フローのパスを表している。図2に例示するワークプロセス情報のノードの情報、即ち作業者リストデータの一例を図3に示す。作業者リストは、作業者名、作業内容などで構成されている。なお、こうしたワークプロセス情報は、各ワークフロー管理装置200,210,220等が備える図示しない入力手段により入力するものとしてもよく、あるいは、通信ネットワーク50を介して各ワークフロー管理装置200,210,220に入力するものとしてもよい。実施例では、ワークフロー管理装置として200,210,220の三つを記載したが、少なくとも一つ存在すればよく、その数は幾つであってもよい。
【0027】
作業状況情報通知手段120は、作業状況情報を入力する作業状況情報入力手段121と、入力された作業状況情報を通信ネットワーク装置56を介して通信ネットワーク50に通知する作業状況情報通知手段122とを備える。作業状況情報把握通知手段110も作業状況情報通知手段120と同様な構成をしており、作業状況情報を把握するための入力が可能な作業状況情報把握手段111と、この入力を通信ネットワーク装置55を介して通信ネットワーク50に通知する作業状況情報通知手段112とを備える。作業状況情報入力手段121や作業状況情報把握手段111において入力される作業者の作業状況情報の一例を図4に示す。実施例では、作業状況情報として、例えば、通知する作業者名、作業者の提供するサービスの名称、その提供サービスが関係するワークプロセス番号、現在の作業の進捗状況、作業能力の余力(遊休能力)、作業状況情報を通知した時刻のデータなどが含まれる。こうして入力された作業状況情報は、ワークプロセス番号により各ワークフロー管理装置200,210,220のワークプロセス定義データ記憶手段202,212,222に記憶されているワークプロセス情報とリンクされる。ここで、進捗状況は、作業者が現在そのワークプロセス中で作業している作業量を作業終了時の作業量で割ったもので表したもので表現したり、作業能力の余力(遊休能力)は、作業者が作業している作業量を作業者の全作業量で割ったもので表現することができる。
【0028】
作業状況情報記憶・検索手段100は、通信ネットワーク50および通信ネットワーク装置57を介して通知された作業状況情報を受け付ける作業状況情報通知受付手段101と、この受け付けた作業状況情報を記憶する作業状況情報記憶手段103と、問い合わせ要求などに基づいて対応する作業状況情報を作業状況情報記憶手段103から検索する作業状況情報検索手段102とを備える。作業状況情報記憶手段103に記憶される作業状況情報のデータ構造の一例を図5に示す。図示するように、実施例では、作業状況情報記憶手段103に記憶される作業状況情報は作業者毎に管理されている。
【0029】
作業状況問い合わせ・表示手段130は、ユーザからの入力に基づいて作成される作業状況の問い合わせ要求を受け付ける作業状況問い合わせ要求受理手段131と、通信ネットワーク装置51および通信ネットワーク50を介して問い合わせ要求の問い合わせを行なう作業状況問い合わせ手段133と、問い合わせにより収集された作業状況情報などを所定の様式に構成して表示する作業状況表示構成手段132とを備える。作業状況問い合わせ要求受理手段131により問い合わせをする際の入力画面の一例を図6に示す。実施例では、図6に示す入力画面25により作業者名を入力すると、問い合わせ要求として作業状況問い合わせ要求受理手段131により受理され、作業状況問い合わせ手段133によって問い合わせされる。作業状況表示構成手段132により問い合わせ結果を表示する画面の一例を図7に示す。この表示画面10は、図示するように、ワークプロセスリストを一覧表示するワークプロセスリスト11と、ワークプロセスリスト11により指定されたワークプロセスを表示するワークプロセス表示部12と、ワークプロセス表示部12で指定されたノードの作業状況情報を一覧表示する作業状況情報表示部20とから構成されている。したがって、ワークプロセスリスト11でワークプロセス表示指定を変更すると、ワークプロセス表示部12に表示されるワークプロセスが変更される。また、ワークプロセス表示部12に表示されているワークプロセスのノードを変更すると、作業状況情報表示部20で表示される作業状況情報もノードの表示指定の変更に伴って変更される。
【0030】
次に、こうして構成された実施例の作業状況情報俯瞰装置5の動作について説明する。図8は、作業状況管理手段115における作業状況情報通知手段120の処理内容を例示するフローチャートである。作業状況情報通知手段120は、作業状況情報入力手段121によって、図4に例示する作業状況情報の入力を受理する(ステップS100)。作業状況情報の入力を受理すると、作業状況情報通知手段122が、作業状況情報入力手段121で受理した作業状況情報を受け取って通信ネットワーク装置56および通信ネットワーク50を介して作業状況情報記憶・検索手段100へ送信し(ステップS102)、処理を終了する。
【0031】
図9は、作業状況情報記憶・検索手段100における作業状況情報通知受付手段101の処理内容を例示するフローチャートである。図8のフローチャートに基づいて作業状況情報通知手段120から作業状況情報が通信ネットワーク50を介して送信されると、作業状況情報通知受付手段101は、通信ネットワーク装置57を介して送信された作業状況情報を受信する(ステップS110)。そして、受信した作業状況情報の作業者名を元に作業状況情報記憶手段103からその作業者の作業状況情報を検索し、検索した作業状況情報に受信した作業状況情報を加えて作業状況情報記憶手段103に記憶させて(ステップS112)、処理を終了する。こうして作業状況情報通知手段120により入力された作業状況情報は作業状況情報記憶手段103に記憶されるのである。
【0032】
図10は、作業状況管理手段115における作業状況情報把握通知手段110の処理内容を例示するフローチャートである。作業状況情報把握通知手段110は、作業状況情報把握手段111により、図4に例示する作業状況情報を検知する(ステップS120)。作業状況情報を検知すると、作業状況情報通知手段112が、作業状況情報把握手段111で検知した作業状況情報を受け取って通信ネットワーク装置55および通信ネットワーク50を介して作業状況情報記憶・検索手段100へ送信し(ステップS122)、処理を終了する。作業状況情報把握通知手段110から送信された作業状況情報は、図9に例示したフローチャートに基づいて作業状況情報通知手段120から送信された作業状況情報と同様に扱われる。
【0033】
図11は、作業状況問い合わせ・表示手段130の処理内容を示すフローチャートである。作業状況問い合わせ・表示手段130は、作業状況問い合わせ要求受理手段131によって、ユーザにより入力された作業状況情報問い合わせ希望の作業者名を作業状況情報問い合わせ要求(Q)として受け付け、受け付けた問い合わせ要求(Q)を作業状況問い合わせ手段133に送る(ステップS130)。作業状況問い合わせ手段133は、受け取った作業状況情報問い合わせ要求(Q)を検索クエリーとして通信ネットワーク装置51および通信ネットワーク50を介してワークフロー管理装置200,210,220に問い合わせる(ステップS132)。この問い合わせに対して、ワークフロー管理装置200,210,220は、ワークフローエンジン201,211,221の管理の元にワークプロセス定義データ検索手段203,213,223により問い合わせ要求(Q)の対象となっている作業者名が含まれるワークプロセスとそのリスト(図2および図3に例示するワークプロセス情報)をワークプロセス定義データ記憶手段202,212,222から検索し、その検索結果をワークフローエンジン201,211,221が通信ネットワーク装置52〜54を介して作業状況問い合わせ・表示手段130に返信する。作業状況問い合わせ・表示手段130は、ワークフロー管理装置200,210,220から返信されたワークプロセス情報を受け取って作業状況表示構成手段132に渡す(ステップS134)。
【0034】
続いて、作業状況問い合わせ手段133は、作業状況情報問い合わせ要求(Q)を検索クエリーとして通信ネットワーク装置51および通信ネットワーク50を介して作業状況情報記憶・検索手段100に問い合わせる(ステップS136)。作業状況情報記憶・検索手段100は、この問い合わせに対して図12に例示するフローチャートに基づいて検索した作業状況情報を返信する。即ち、作業状況情報記憶・検索手段100の作業状況情報検索手段102は、通信ネットワーク装置57を介して問い合わせ要求(Q)を受け取り(ステップS140)、受けとった問い合わせ要求(Q)に記述されている作業者名に該当する作業状況情報を作業状況情報記憶手段103から検索する(ステップS142)。そして、作業状況情報検索手段102は、検索結果を通信ネットワーク装置57および通信ネットワーク50を介して作業状況問い合わせ・表示手段130に返信する(ステップS144)。
【0035】
こうして作業状況情報記憶・検索手段100の作業状況情報検索手段102から検索結果が返信されると、作業状況問い合わせ手段133は、通信ネットワーク装置51を介して検索結果としての作業状況情報を受け取って作業状況表示構成手段132に渡す(ステップS138)。
【0036】
作業状況表示構成手段132は、ステップS134で作業状況問い合わせ手段133から渡されたワークプロセス情報と、ステップS138で作業状況問い合わせ手段133から渡された検索結果としての作業状況情報とを、図7の表示画面10に例示するように、所定の様式に合成して問い合わせ要求(Q)の結果として表示する(ステップS139)。
【0037】
以上説明した実施例の作業状況情報俯瞰装置5によれば、作業者名を用いてこの作業者名を含む複数のワークプロセスや現在の作業状況を検索して表示することができる。しかも、問い合わせや結果の表示がマンマシン対話的に行なうことができるから、簡易な操作で知りたい作業状況を表示させることができる。
【0038】
次に、本発明の第2の実施例としての作業状況情報俯瞰装置5Bについて説明する。図13は、第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bの構成の概略を示す構成図である。図示するように、第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bは、作業状況情報記憶・検索手段100Bの構成を除いて第1実施例の作業状況情報俯瞰装置5と同一の構成をしている。したがって、第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bの構成のうち第1実施例の作業状況情報俯瞰装置5の構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0039】
第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bが備える作業状況情報記憶・検索手段100Bは、第1実施例の作業状況情報俯瞰装置5が備える作業状況情報記憶・検索手段100と同様の作業状況情報通知受付手段101Bと作業状況情報検索手段102Bと作業状況情報記憶手段103Bとを備える。これらの構成のうち作業状況情報通知受付手段101Bは、作業状況情報を受理すると、受理した作業状況情報を作業履歴管理手段105Bに渡す機能が付加されている。第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bの作業状況情報記憶・検索手段100Bは、この他、作業履歴情報を記憶する作業履歴情報記憶手段104Bと、作業状況情報通知受付手段101Bから作業状況情報を受け付けて必要に応じてワークフロー管理装置200,210,220からワークプロセスを収集すると共に受け付けた作業状況情報と収集したワークプロセスを作業履歴情報を受け付けて作業履歴情報記憶手段104Bに記憶させる作業履歴管理手段105Bと、作業状況問い合わせ・表示手段130からの問い合わせ要求に対して作業履歴情報記憶手段104Bに記憶されている作業履歴情報を検索しその結果を返信する作業履歴検索手段106Bとを備える。
【0040】
図14は、作業履歴情報記憶手段104Bに記憶されている作業履歴情報のデータ構造の一例を示す説明図である。作業履歴情報記憶手段104Bに記憶される作業履歴情報のデータは、図示するように、時刻情報と、その時刻における作業状況情報と作業状況情報から参照されるワークプロセスへのポインタ対から構成されている。このようなデータ構造をとることにより、各時刻における作業状況をワークプロセスと関連付けて蓄積していくことができるのである。なお、第2実施例では、これらの各情報は単一の作業履歴情報記憶手段104に集中的に記憶される構成をとっているが、もちろん、ネットワーク上に分散した複数の作業履歴情報記憶手段にこれらの各情報を分散して記憶する構成をとっても構わない。
【0041】
次に、こうして構成された第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bの動作、特に作業履歴情報を用いた動作について説明する。図15は、第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bの作業状況情報記憶・検索手段100Bにおける作業履歴管理手段105Bの処理内容の一例を示すフローチャートである。作業履歴管理手段105Bは、作業状況情報通知受付手段101Bから作業状況情報が渡されると、これを受理し、変数Xに格納する(ステップS200)。続いて、変数Xに格納された作業状況情報に関連付けられている作業者と同一の作業者について作業履歴情報記憶手段104Bを検索し、この作業者に関連付けられている作業状況情報のうちで最も新しい作業状況情報を作業履歴情報記憶手段104Bから取り出して変数Yに格納する(ステップS202)。
【0042】
このように、変数Xと変数Yに作業状況情報を格納すると、この変数Xと変数Yとを比較し、変数Xが変数Yに対してある変化基準を満たしているかどうか判断する。即ち、受理した作業状況情報が作業履歴情報として記憶されている最新の作業状況情報から変化しているかを判定するのである。判断基準としては、変数Xの作業状況情報を作業履歴情報記憶手段104Bに追記する必要があるだけの変化があった情報であるかどうかであり、例えば、新たなワークプロセスの追加または削除があった場合や作業状況や遊休能力に所定の値以上の変化があった場合など、様々な単一の基準およびそれらの基準を合成したものを用いることができる。こうした変化基準が満たされないときには、ステップS200の処理に戻る。
【0043】
一方、変化基準が満たされたときには、変数Xに格納されている作業状況情報が参照しているワークプロセスを各ワークフロー管理装置200,210,220から収集して変数Zに格納し(ステップS206)、現在時刻と変数X、変数Zの内容を関連付けて、即ち新たな作業状況情報とこれに関連するワークプロセスとを関連付けて作業履歴情報記憶手段104Bの作業履歴情報に追加する(ステップS208)。作業履歴情報記憶手段104Bでは、図14に例示するデータ構造に則って新たな作業状況情報とワークプロセスとが時系列に記憶される。なお、変化基準が満たされたときには、あらかじめ作業履歴管理手段105Bに通知先を記憶させておき、作業状況に変化が生じた旨または作業状況情報を通知先に通知するようにしてもよい。
【0044】
こうして作業履歴情報記憶手段104Bに記憶された作業履歴情報は、作業履歴情報の俯瞰処理に用いられる。図16は、作業履歴情報の俯瞰処理の概念を例示する説明図である。作業状況情報は作業者毎に時刻に沿って様々に変遷する。図16に例示する概念図では、これを作業者毎に水平方向に時刻に沿って並べて示しており、ある作業者の作業状況がどのような変遷を経てきたかをたどることができるようになっている。例えば、作業者Bが時刻t1→時刻t3→時刻t5と経る間にどのようなワークプロセスで作業を行っており、また、それぞれの時点で作業状況はどのようであったかが俯瞰可能である。さらに、作業履歴情報は、時刻の各時点において、参照しているワークプロセス情報を持つ場合があるが、ワークプロセス情報には、そのワークプロセスに関係する複数の作業者が記述されており、これを通して他の作業者の作業情報履歴をたどることができるようになっている。例えば、作業者Bの時刻t3から同じワークプロセスで作業している別の作業者Cの前後の時刻t2,t4での作業状況をたどることができるのである。したがって、複数の作業者による立体的な作業状況の変遷記録の俯瞰が可能となるのである。
【0045】
以下に、こうした作業履歴情報の俯瞰処理の実際について説明する。図17は、作業状況問い合わせ手段133における作業履歴情報の問い合わせ要求に対する処理内容の一例を示すフローチャートである。作業状況問い合わせ手段133は、ユーザによる入力操作として、作業者名, 検索時刻範囲:開始, 検索時刻範囲:終了が入力されると、入力された各値を変数N,T1、T2に格納する(ステップS210)。こうして入力され作業状況問い合わせ手段133で受け付けられた作業履歴情報検索要求のデータ構造の一例を図18に示す。
【0046】
このように作業履歴情報検索要求が受け付けられると、変数N,T1,T2をを引数として図19に例示するサブルーチンを呼び出し、時刻範囲T1〜T2で作業者名Nに合致する検索履歴情報を取得し、これを変数Hに格納する(ステップS212)。
【0047】
図19のサブルーチンでは、作業状況問い合わせ手段133は、変数N,T1,T2に対して、作業状況問い合わせ手段133を要求発信元として図18に例示した作業履歴情報検索要求を生成し、これを変数Rに格納し(ステップS230)、格納した作業履歴情報検索要求を作業状況情報記憶・検索手段100Bの作業履歴検索手段106Bに向けて通信ネットワーク装置51を介して通信ネットワーク50に送信し、この検索要求に対して作業履歴検索手段106Bから返信される作業履歴検索応答を受け取り、これを変数Hに格納して、メインルーチン(図17のルーチン)へ復帰する。
【0048】
図20は、作業履歴検索手段106Bにおける処理内容を例示するフローチャートである。作業履歴検索手段106Bは、図19のサブルーチンにより作業状況問い合わせ手段133から作業履歴情報検索要求Rを受理すると(ステップS240)、作業履歴情報検索要求Rについて作業履歴情報記憶手段104Bを検索し、作業履歴情報検索要求Rに指定された時刻範囲の作業履歴情報の中で作業履歴情報検索要求Rに指定された作業者名と関連付けられている作業履歴情報と作業状況情報およびワークプロセスとを取り出して作業履歴情報検索応答を構成して変数Hに格納する(ステップS242)。図21に作業履歴情報検索応答のデータ構造の一例を示す。こうして作業履歴情報検索応答を構成すると、作業履歴検索手段106Bは、変数Hに格納した作業履歴情報検索応答を、作業履歴情報検索要求Rに指定された検索要求発行元に送り返して(ステップS244)、一連の処理を終了する。
【0049】
図17の処理に戻って、こうして作業履歴情報検索応答が返信されると、作業状況問い合わせ手段133は、変数Hに格納されている作業履歴情報を可視化するよう後述する「フォーカス履歴表示」の表示域に表示する処理を作業状況表示構成手段132に行なわせる(ステップS214)。そして、ユーザからの操作を受けて、フォーカス時刻とワークプロセス識別子とをそれぞれ変数Tと変数IDとに格納する(ステップS216)。フォーカス時刻Tとワークプロセス識別子IDとの入力が行なわれると、作業状況問い合わせ手段133は、変数Hに格納されている作業履歴情報検索応答に含まれる時刻Tに対応するワークプロセス(一般に複数個存在する)のうち、変数IDに格納されているワークプロセスについて変数Nに格納されている作業者に該当しない作業者を取り出してリストLに格納する(ステップS218)。
【0050】
リストLを作成すると、作業状況問い合わせ手段133は、リストLが空か否かを判断し、空であれば処理を終了する。一方、リストLが空でなければ、リストLの先頭の作業者名を変数N0に代入し、その名前をリストLの先頭から消去する(ステップS222)。次に、N0,T1,T2を引数としてステップS212の処理で呼び出した図19のサブルーチンを呼び出して、時刻範囲T1〜T2で作業者名N0に合致する検索履歴情報を取得し、これを変数Hに格納する(ステップS224)。そして、変数Hに格納されている作業履歴情報を可視化するよう後述する「非フォーカス履歴表示」の表示域に表示する処理を作業状況表示構成手段132に行なわせて(ステップS226)、ステップS220に戻る。
【0051】
図22は、作業状況表示構成手段132により作業履歴情報検索要求に対する結果を表示する画面の一例を示す説明図である。第2実施例の作業状況表示構成手段132では、図示するように、第1実施例の作業状況表示構成手段132が表示する図7に例示する表示画面10に作業履歴状況情報表示部22を付加した表示画面10Bを用いる。この表示画面10Bにおける作業履歴状況情報表示部22は、図16で例示した概念を可視化したものであり、各行は、作業者の時刻に沿った作業状況の変遷を表している。各時刻の作業状況情報は、ワークプロセスのアイコンの集積により表示されるようになっている。ユーザは、このアイコンの集積をフォーカス状態にすることにより、即ちマウスなどで指定することにより、第1実施例の作業状況情報俯瞰装置5で説明した処理と同様な処理により、その時刻での作業状況情報を「ワークプロセスリスト」を経て辿ることができるようになっている。
【0052】
なお、作業履歴状況情報表示部22においてハッチングが施されている行は、前述した「フォーカス履歴表示」の表示域である。これは、ユーザが着目する作業者の作業履歴情報を表示する場所である。また、作業履歴状況情報表示部22においてハッチングが施されていない行は、前述した「非フォーカス履歴表示」の表示域である。この被フォーカス履歴表示は、「フォーカス履歴表示」に表示された作業者とワークプロセスを共有することで関係している他の作業者の作業履歴情報を表示する場所である。ユーザは、この作業履歴状況情報表示部22の特定の行をマウスでクリックするなどの所定の操作を行うことにより、「フォーカス履歴表示」とされる行を変更することができる。この変更が行なわれる毎に、図17に示した処理が起動され、ステップS210〜S214の処理により、フォーカス履歴表示となった作業者の作業履歴情報が可視化されて表示される。さらに、ユーザは、そのフォーカス履歴表示の特定時刻に表示されているワークプロセスのアイコンの集積をマウスでクリックするなどの所定の操作を行うことにより、ワークプロセスリスト11にそのアイコンの集積が示しているワークプロセスの一覧が表示されるようになっている。そして、ユーザは、ワークプロセスリスト11から特定のワークプロセスを選択することにより、図17に示した処理のステップS216〜S226の処理が実行され、そのワークプロセスを共有することで関係する作業者の作業履歴情報が「非フォーカス履歴表示」に表示されるようになる。
【0053】
以上説明した第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bによれば、作業者名を元にその作業履歴を表示することができる。しかも、表示した作業履歴の他に、関連する作業者の作業履歴も表示されるから、関連する作業者の作業履歴をも辿ることができる。もとより、作業履歴情報検索要求応答の結果の表示がマンマシン対話的に行なうことができるから、簡易な操作で知りたい作業状況およびその履歴を表示させることができる。
【0054】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である作業状況情報俯瞰装置5の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 ワークプロセス定義データ記憶手段202,212,222に記憶されているワークプロセス情報をグラフ構造で表現した一例を示す説明図である。
【図3】 図2に例示するワークプロセス情報のノードにおける作業者リストデータの一例を示す説明図である。
【図4】 作業状況情報入力手段121や作業状況情報把握手段111において入力される作業者の作業状況情報の一例を示す説明図である。
【図5】 作業状況情報記憶手段103に記憶される作業状況情報のデータ構造の一例を示す説明図である。
【図6】 作業状況問い合わせ要求受理手段131により問い合わせをする際の入力画面の一例を示す説明図である。
【図7】 作業状況表示構成手段132により問い合わせ結果を表示する画面の一例を示す説明図である。
【図8】 作業状況管理手段115における作業状況情報通知手段120の処理内容を例示するフローチャートである。
【図9】 作業状況情報記憶・検索手段100における作業状況情報通知受付手段101の処理内容を例示するフローチャートである。
【図10】 作業状況管理手段115における作業状況情報把握通知手段110の処理内容を例示するフローチャートである。
【図11】 作業状況問い合わせ・表示手段130の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】 作業状況情報記憶・検索手段100における作業状況情報検索手段102)の処理内容を例示するフローチャートである。
【図13】 第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bの構成の概略を示す構成図である。
【図14】 作業履歴情報記憶手段104Bに記憶されている作業履歴情報のデータ構造の一例を示す説明図である。
【図15】 第2実施例の作業状況情報俯瞰装置5Bにおける作業履歴管理手段105Bの処理内容の一例を示すフローチャートである。
【図16】 作業履歴情報の俯瞰処理の概念を例示する説明図である。
【図17】 作業状況問い合わせ手段133における作業履歴情報の問い合わせ要求に対する処理内容の一例を示すフローチャートである。
【図18】 作業状況問い合わせ手段133で受け付けられた作業履歴情報検索要求のデータ構造の一例を示す説明図である。
【図19】 図17の処理で用いられるサブルーチンの一例を示すフローチャートである。
【図20】 作業履歴検索手段106Bにおける処理内容を例示するフローチャートである。
【図21】 作業履歴情報検索応答のデータ構造の一例を示す説明図である。
【図22】 作業状況表示構成手段132により作業履歴情報検索要求に対する結果を表示する画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
5,5B 作業状況情報俯瞰装置、10,10B 表示画面、11 ワークプロセスリスト、12 ワークプロセス表示部、20 作業状況情報表示部、22作業履歴状況情報表示部、25 入力画面、50 通信ネットワーク、51〜57 通信ネットワーク装置、100,100B 作業状況情報記憶・検索手段、101,101B 作業状況情報通知受付手段、102,102B 作業状況情報検索手段、103,103B 作業状況情報記憶手段、104B 作業履歴情報記憶手段、105B 作業履歴管理手段、106B 作業履歴検索手段、110 作業状況情報把握通知手段、111 作業状況情報把握手段、112 作業状況情報通知手段、120 作業状況情報通知手段、121 作業状況情報入力手段、122 作業状況情報通知手段、130 作業状況問い合わせ・表示手段、131 作業状況問い合わせ要求受理手段、132 作業状況表示構成手段、133 作業状況問い合わせ手段、200,210,220 ワークフロー管理装置、201,211,221 ワークフローエンジン、202,212,222 ワークプロセス定義データ記憶手段、203,213,223 ワークプロセス定義データ検索手段。

Claims (3)

  1. ワークプロセスに関する情報であるワークプロセス情報を記憶する複数のワークプロセス管理装置と、
    作業者名と、該作業者の提供するサービスの名称と、該提供サービスが関係する前記ワークプロセスを特定する情報と、当該作業の進捗状況と、を含む作業状況情報の入力と変更との少なくとも一つである入力処理を受け付ける作業状況情報入力変更手段と、
    該入力された作業状況情報を記憶する作業状況情報記憶手段と、
    ユーザから作業者を指定した問い合わせ要求を受け付ける問い合わせ要求受理手段と、
    該受け付けた問い合わせ要求に対応する作業状況情報を前記作業状況情報記憶手段から収集すると共に前記問い合わせ要求に対応するワークプロセスに関する業務の情報と作業者の情報とを前記ワークプロセス管理装置から検索し、前記検索したワークプロセス情報のうちのワークプロセスおよびワークプロセスのリストの一覧と、前記検索した作業状況情報のうちの該ワークプロセスにおける作業者の作業状況とを関連付けて構成する作業状況情報構成手段と、
    該構成された作業状況情報とワークプロセス情報とを表示する作業状況情報表示手段と
    を備え
    前記作業状況情報表示手段は、前記作業状況情報構成手段により前記関連付けられて構成されたワークプロセスとワークプロセスのリストの一覧と、該ワークプロセスにおける作業者の作業状況と、に基づいて、リストからワークプロセスを選択することにより、選択したワークプロセスを表示し、ワークプロセスの作業者であるノードを選択することにより、そのノードの作業状況を表示する手段である
    作業状況情報俯瞰装置。
  2. 請求項1に記載の作業状況情報俯瞰装置であって、
    作業状況の履歴を記憶する作業履歴情報記憶手段と、
    前記作業状況情報入力変更手段により作業状況情報の入力が行なわれたとき、前記作業履歴情報記憶手段により記憶されている履歴のうち該入力が行なわれた作業状況情報に含まれる作業者に対応する作業状況の履歴を更新する作業履歴更新手段と、
    を備え、
    前記作業状況の履歴は、作業状況情報と該作業状況情報に対応するワークプロセス情報とを時刻との関連において構成されてなる情報であり、
    前記作業状況情報構成手段は、問い合わせ要求受理手段により受け付けた問い合わせ要求に関連する作業状況の履歴をも前記作業履歴情報記憶手段から収集すると共に、該検索した作業状況の履歴を前記検索した作業状況情報およびワークプロセス情報と共に所定の形態に構成する手段であり、
    前記作業状況情報表示手段は、前記作業状況情報構成手段により所定の形態に構成された作業状況情報とワークプロセス情報と作業状況の履歴とを表示する手段であり、
    前記作業履歴更新手段は、前記作業状況情報入力変更手段により入力と変更との少なくとも一つが実行された作業状況情報に対応する作業状況の履歴を前記作業履歴情報記憶手段から検索する作業状況検索手段と、
    該検索された作業状況の履歴のうち最新の作業状況に対して前記入力と変更との少なくとも一つが実行された作業状況情報に含まれる作業状況に作業状況変化が生じているかを判定する作業状況変化判定手段と、を備え、
    該作業状況変化が生じていると判定されたとき、前記作業状況情報に基づいて該作業状況情報に対応する作業状況の履歴を更新する手段である
    作業状況情報俯瞰装置。
  3. 請求項1又は2に記載の作業状況情報俯瞰装置であって、
    前記作業状況情報表示手段は、前記作業状況情報構成手段により所定の形態に構成された作業状況の履歴を時刻に沿った形式で表示する手段であり、
    前記問い合わせ要求受理手段は、前記作業状況情報表示手段により表示された作業状況 の履歴を用いて作業者を指定した問い合わせ要求を受理する手段である
    作業状況情報俯瞰装置。
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